ジャック・ルピーノ(レメディー社作品)

登録日:2025/03/23 (日曜日) 17:02:00
更新日:2025/08/27 Wed 22:41:39NEW!
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堕天使の肉!!

ジャック・ルピーノは、レメディー社開発、ロックスターゲームズ発売のゲーム『MAX PAYNE』シリーズのキャラクター。

Part1~3に分かれている『MAX PAYNE』において、Part1の主要な敵対者かつ章ボスとしてマックス・ペインの前に立ちはだかり、プレイヤーに絶大なインパクトを残した。


  • 演者
    • ラミ・レティマキ
    • ジェフ・ガーナー
  • 日本語吹き替え
    • 中田譲治
  • 登場作品

🔫概要🔫

ニューヨーク州ニューヨークシティで最有力のマフィア「パンチネロ・ファミリー」のアンダーボス(副ボス)。
新型違法薬物「ヴァルキア」の売買を任されており、麻薬取引に用いるホテルとナイトクラブ「ラグナロック」を所有していた。

🔫人物像🔫

名前からわかる通りイタリア系の白人男性。淡褐色の瞳で坊主頭、小太り。左目の周りに炎のタトゥーを彫っている。
そのファミリー内での地位から有能な人物だったことがうかがえるが、1998年~2001までの間にヴァルキア中毒の狂人と成り果てており、「ルピーノ(イタリア語で"小さな狼")」という自分の名前に因んでフェンリル*1を自称し、北欧神話と悪魔崇拝にのめり込んでいた。

🔫ルピーノの武器🔫

  • ウージー・マシンピストル
グラフィックノベルパートでのみ手にしていた。
  • ソードオフ・ショットガン
銃身を短くして片手で扱えるようにした散弾銃。
装填数2発。
ボス戦で使用した。
  • 火炎瓶
別名はモロトフカクテル。
可燃性の高い蒸留酒で作った火炎瓶。
ボス戦で使用した。

🔫ルピーノの手下🔫

  • モブスター
パンチネロ・ファミリーのモブスター達。
ルピーノのホテルには「チンピラ」と訳された能力の低いモブスターしかいないが、ルピーノの居城であるラグナロックには黒いコートを着た射撃の腕が良い経験豊富なモブスターが多くいる。

🔫ルピーノが所有する物件🔫

  • ホテル
ヴァルキアの取引に使われる古びたホテル。
パンチネロ・ファミリーのアジトの一つ。

  • ラグナロック
ルピーノが運営するナイトクラブ。
同じくパンチネロ・ファミリーのアジトの一つにしてルピーノの居城。

🔫作中の活躍🔫

  • Part1:アメリカン・ドリーム
2001年2月、この時点でルピーノはヴァルキア中毒により狂気に陥り、部下のディノを「脳みそが見たいから」という理由だけで殺害するほどの狂人と成り果てていた。
パンチネロのドン・アンジェロ・パンチネロからも警察の目を引くような行動を咎められており、ヒットマンである「トリオ」を差し向けることを匂わせられるも、全く堪えていなかった。
しかし、それでも最低限の仕事はこなしており、アンジェロからリコ・ムエルテをホテルに泊めるよう命じられた際は、自身の右腕ヴィンセント・ゴニッチを介してホテルオーナーを任せていたフィニート兄弟に「ムエルテを丁重にもてなせ」と指示を出していた。

一方でパンチネロ・ファミリーに潜入していたマックス・ペインは同僚のアレックス・ボルダーをニコール・ホーンの陰謀により亡くした上、警官殺しの罪を着せられ、更にパンチネロ・ファミリーからも素性がバレて命を狙われる四面楚歌状態となっていた。
マックスは黒幕がルピーノだと考え、ゴニッチを追い詰めて尋問し、ルピーノが「ラグナロック」にいることを突き止めていた。

ルピーノはその間に更に三人の部下を殺害して怪しげな儀式を行い、自分を「フェンリル」と思い込んで狼の鳴き真似を叫んでいた。
やがて「ラグナロック」の儀式の間に乗り込んできたマックスに対し大量のヒットマンを差し向けるが殲滅され、最後は支離滅裂なことを叫びながら二人のボディガードと共に現れてマックスに襲い掛かるが倒され、ベレッタの弾倉が空になるまで撃たれてとどめを刺された。

🔫ルピーノとのボス戦🔫

ルピーノは強力なソードオフショットガンと火炎瓶を装備しており、二人のヒットマンを連れて現れる。
部下の一人はソードオフショットガン、もう一人はイングラムを装備している。

ルピーノはヴァルキアにより肉体が強化されベレッタの9mm弾約60発分の体力を持っており、人間とは思えないしぶとさを誇る。
さらに、頻繁にドッジロールで回避行動を取る。
また、射撃の精度も高い。

ただし二発打つ度にリロードが挟まる弱点がある。

余談

  • グラフィックノベルでルピーノはウージーサブマシンガンを持っているが、何故かボス戦ではソードオフショットガンになっている。
  • ルピーノの「支離滅裂なことを叫びながら襲ってくる」という点は『Alan Wake』シリーズの闇に支配された者に受け継がれた。
  • ルピーノにとどめを刺した時、マックスは「宇宙から来たゾンビの悪魔(Freaking zombie demons from outer space)」という台詞を言うが『MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE』の作中作『キャプテン・ベースボール・バットボーイの冒険』では「Freaking zombie demons from outer space」というクソ長い名前のキャラクターが登場する。
  • ルピーノのホテルは敵対するロシアン・マフィアのボス、ウラジミール・レムにより爆破された。
  • 彼が所有していた「ラグナロック」は後にウラジミールが経営するレストラン「ウォッカ」に改装された。
  • ルピーノは『Alan Wake』シリーズに登場するマリガンとソーントンにより「新型化学薬品を売り捌くマフィア」として間接的に言及されたことがある。
  • MAX PAYNE 3』のオンラインモードのDLCにルピーノのスキンがある。
  • クソ映画と名高い実写版『マックス・ペイン』では前半の大ボスとして登場した。

追記、修正は狼の遠吠えをしてからお願いします。
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最終更新:2025年08月27日 22:41

*1 北欧神話で神々の戦い「ラグナロク」を起こした狼