サイバトロン/オートボット(トランスフォーマー)

登録日:2021/03/01 Mon 19:50:00
更新日:2021/04/02 Fri 20:19:29
所要時間:約 5 分で読めます




サイバトロン戦士、突撃!

Autobots, roll-out!

サイバトロン/オートボット(Autobots)とは、変形玩具シリーズ「トランスフォーマー」における正義の軍団である。

以下の作品は個別記事もあるのでそちらも参照。


概要

トランスフォーマーシリーズでは、一部を除き善悪二元論である作品が多い。
そのうちの善側にあたるのがサイバトロン/オートボットである。悪側はデストロン/ディセプティコン

シリーズによって結成理由などは様々だが、デストロン/ディセプティコンの破壊活動などによる被害者が結成した自警団だったり母星の正式な軍隊、警察組織という設定が多い。

サイバトロン/オートボットのリーダーが大半の作品で「リーダーのマトリクス」を保有するためほぼイコールでその者がセイバートロン星/サイバトロン星の正統な指導者ということになっている。

オートボット(Autobots)は「自動車ロボット」という意味であり、実際に車に変形するトランスフォーマーが多いが、エアーボット(全員飛行機に変形)のように車でないものに変形するキャラも結構存在する。

初期作品では、「君が選ぶ、君のヒーロー!」というコンセプトがあり、サイバトロンはもちろんデストロンも活躍させるというスタンスだったが、実際にはデストロンが敗北する勧善懲悪型のストーリーも多かったりする。
以降の作品でも基本的に最終的にこちらが勝つストーリーが基本であり、またサイバトロン/オートボットのみがキービジュアルなどにうつる事も少なくない。


名称について

名称が「サイバトロン」「オートボット」と二つあるのは、海外ではAutobotsと呼ばれていた組織を、初期からしばらくの間は原語版における母星の名である*1「サイバトロン」という名称で呼んでいたことに由来する。
ディセプティコン(デストロン)と異なり、何故変更されたのかに関しては今のところ分かっていない。
原語版の母星の名前と同一であることを考えると、母星の名前を軍団名と勘違いして、気づいたときには後の祭りになったのかもしれない。

実写版の時に字幕版で違和感*2が出るのを防ぐために、「コンボイ」→「オプティマスプライム」などのようにキャラクター名と共に海外名である「オートボット」に統一された。
実写版後に初めて行われたアニメ作品である「トランスフォーマー アニメイテッド」は実写版人気にあやかるため実写版の前日譚という日本独自の設定が追加され*3、それに伴い「オートボット」など海外名が続けて使われている。ついでにバルクヘッドの名称がアイアンハイドになって本来のアイアンハイドがアーマーハイドにされた。
そして特に実写版との関連がない「トランスフォーマープライム」以降でも実写版により名称が定着したためか、「オートボット」などの名称が完全に定着している。

玩具展開における古い商品のリメイクでは、「サイバトロン」の名称が使われることもあったが、海外の商品と仕様統一した現在においては、日本独自の名前が使われることはごく僅かだろう*4

代表的な作品における活躍

いくつかの作品におけるサイバトロン/オートボットの活躍を記述する。

初代~2010におけるサイバトロン

初代アニメ、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」におけるサイバトロンは、デストロンによる非道(笑)な破壊行為により被害を受けた*5トランスフォーマーの集まりである。要は義勇軍である。
そのためかデストロンに対する憎悪はすさまじく、中にはデストロンに悪役と大差ないセリフを吐き捨てるものもいる。
大抵、体色が赤いことから、「サイバトロン赤組」と呼称される。
一方地球人に対しては友好的な態度をとるトランスフォーマーが多く、また人類側もサイバトロンの護衛を要請したり、協力したり、像を建設するなど関係は良好。一度デストロンに騙されたとはいえ追い出したけど。
リーダーは「私にいい考えがある」で有名なコンボイ司令官

続編の「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」では映画版にて多くの死者を出したからか、メンバーが大きく変更。
リーダーはひよっ子野郎若き戦士であるロディマスコンボイ
また今作において、トランスフォーマーの原型がクインテッサ星人の製造していた奴隷ロボットであり、そのうちの民間用ロボットがサイバトロンである事が判明した。

CGビーストウォーズシリーズにおけるサイバトロン

今作におけるサイバトロンは、海外では「オートボット」ではなく「マクシマルズ」と呼称されている。
リーダーはいずれもゴリラに変身するイボンコビーストコンボイ

惑星探査船「アクサロン号」に乗る隊員を中心に構成され、追跡部隊として唯一アドリブ芸人軍団デストロンとともに「惑星エネルゴア」に墜落そこでコント激しい戦いを繰り広げる。

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」の終盤、千葉トロンの罠で一度は死亡したコンボイだったが、「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」で新たな体を得て復活。
一部キャラ達を除き強力な「トランスメタルスボディ」を手に入れ再度デストロンとコント戦いを繰り広げることとなる。
ビーストウォーズリターンズ」ではセイバートロン星に戻るも、捕らわれの身から脱出した千葉トロンによりセイバートロン星が侵略され、取り戻すこととなる。
その際にトランスメタルスボディに続く新しいボディ「テクノオーガニックボディ」を獲得しパワーアップするが代償でキモくなる
新たな敵、「ヴィーコンズ」及び千葉トロンとのパワーアップしたコント三度の戦いを繰り広げることとなる。

実写版におけるオートボット

言語が統一され、名称が「オートボット」となる。
リーダーはこれまたコンボイから名称が変更されたオプティマスプライム
シリーズの途中からは人類に危険視され、敵対することになってしまう…

プライムにおけるオートボット

超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」ではひろし声メガトロンの武装蜂起に立ち向かうために結成された。リーダーはやはりオプティマスプライム
余談だが、今作のオプティマスの声優も後にひろしを演じており、プライムは「ひろしvsひろし」という作品だったりする。
今作でのオートボットは比較的穏健派である。

日本限定の続編である「参乗合体 トランスフォーマーGo!」では「ソードボット」というサブチームが2人の少年と共に新たなる敵「プレダコン」に挑む。

アドベンチャーにおけるオートボット

プライムの英語版に続く続編「トランスフォーマーアドベンチャー」では警察組織「チーム・バンブルビー」をメインに描いている。
リーダーはチーム名からわかるようにプライムから大きく成長したあげく見た目も別人っぽくなったバンブルビー。

今作のディセプティコンは従来とは全く異なり、単独あるいは徒党を組んだ犯罪者という設定であり、それに伴いオートボットも警察のような役割になっている。

シャッタード・グラスにおけるオートボット

G1をモチーフに善悪が逆転した世界を描いた「シャッタード・グラス」では悪のオートボットが登場。
テロリスト集団として結成されており本家のデストロン以上に悪者してる。不思議と違和感はない。
リーダーは死体をコレクションするのが趣味なオプティマスプライム。


追記・修正はサイバトロン/オートボット派にお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年04月02日 20:19

*1 「サイバトロン」が軍団名として使われていた時は「セイバートロン星」と呼ばれていた。

*2 言葉ではオートボットと呼ばれているのに字幕でサイバトロンと書かれてしまう。

*3 あの映画がアニメになった、などの宣伝が行われていた。流石に無理がありすぎるため設定としては後になかったことになったが。

*4 2021年現在は一部のジェネレーションズセレクトやマスターピースくらいのもの。

*5 住んでいた町や職場を破壊される、家族や友人を傷つけられるか洗脳される、自分が襲われたなど。中には「エンブレムが気に入らない」なんてのもいるが。