ファウンデーション王国(SEED FREEDOM)

登録日:2024/02/19 Mon 10:56:00
更新日:2024/04/20 Sat 09:07:20
所要時間:約 55 分で読めます


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※この記事は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の重大なネタバレを一切隠していません。
まだ映画未視聴の方はご注意ください。


























ファウンデーション王国とは、映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する架空の国家である。


【概要】

ザフトからの支援を受けてユーラシア連邦から最近独立し、C.E.75年の段階で目覚ましい復興と発展を遂げた新興国家。女王の声のせいで通称「ゆかり王国
国際的にはまだ認められておらず、ユーラシア連邦とも休戦状態と表立って喧嘩はしていないが良くもない関係。
首都名はイシュタリア。
作中に登場した地図からして現実のカザフスタンのアティラウ州辺りに位置すると思われる。


その実態は本作で起きた事件全ての黒幕であり敵役。
ミケール大佐逮捕作戦を囮にユーラシア連邦から核ミサイルを王国首都に撃ち込ませて15万人もの死者行方不明者を出し*1、更にその報復を名目に密かに修復したレクイエムでユーラシア連邦首都を攻撃するという壮大なマッチポンプ作戦を展開。
「能力に嫉妬したナチュラルのせいで地球を追われた」というオルフェが掲げた大義名分の下ザフト軍のクーデターを煽動。
そしてレクイエムによる砲撃を盾に「地球の全国家のデスティニープランの導入及び即時実行」を全世界に向けて通告し、その際一切の市民避難も許さない事実上の完全無条件降伏を要求する暴虐を尽くしたが、キラアークエンジェルクルーを始末し損ねた事で全ての計画が崩壊。キラ達との決戦に敗れて首脳部は全滅、国家としても滅亡したと思われる。


身も蓋もない言い方をしてしまえば、「世界征服を企むコッテコテの悪の組織」。
ガンダムシリーズの敵役には、
  • 何かしらの信念や革新的な思想を正義と仰ぎ、膨大な犠牲も構わず世界の変革を目指している
  • 人類や世界に絶望し、死なば諸共の感覚で破滅を引き起こそうとしている
  • 宿敵との決着や戦いそのもの、自分の才覚を発揮する場など、個人的な目的に固執している
といったパターンが多く、こいつらのように「自分達が世界を支配する」ことを最終目的にしているのは割と珍しい。Gガンダムのウォン・ユンファやウルベ・イシカワくらいか。
一応「優れた自分達が頂点に立ち、改めてデスティニープランを実行に移すことで争いも格差もない世界を作る」という大義名分がなくはないのだが、そんなもんで核攻撃とレクイエムによる自国民を含む一般市民の大量虐殺&世界への脅迫という超ド級の蛮行を正当化できる筈がない。
序盤におけるブラックナイトスコードの面々のチンピラじみた不遜な振る舞いや、キザ野郎を通り越してNTR同人の間男そのものとしか表現しようのないオルフェのラクスやキラへの言動、それらの傲慢さを裏打ちするには十分なだけの実力と凶悪な特殊能力、
そしてそういった序盤の鬱憤をまとめて晴らしてくれるカタルシスたっぷりの散り様と、お祭り映画色の強い本作を象徴するような敵役となっている。
反面、トップにして全ての元凶のアウラを除けば「親のエゴに振り回され、『与えられた役割が全て』という価値観以外を知らずに育ってしまった体が大きいだけの子供」と考えられる一面もある。
そうはいってもやらかした事が事なので、まとめて爆発四散させられたのは、まあ残念でもないし当然なのだが。


「青き清浄なる世界の為に」というお題目を掲げ、コーディネイター殲滅の為には核兵器を始めとした大量破壊兵器の使用に一切躊躇いの無いブルーコスモスでさえ、地球では核兵器を使用した事は今まで一度も無かった。
とはいえ同じく放射能汚染からマリューが使用を禁じたローエングリンを、連合は種運命でガルナハンに据えてザフト相手にぶっ放している。
その理由の一端が「『青き清浄なる世界』を自ら放射能汚染するなど言語道断」である事は想像に難くなく、そんな過激派ではあっても最低限の理性はあったと言えるブルーコスモスと比べ、
敵の殲滅どころか自作自演の生け贄として地上で核を使い、平気で自国民15万人を葬り去った上、ユーラシア連邦にレクイエムを発射するなどブルーコスモスからしても狂気の沙汰。
彼らの思考はガンダムシリーズきっての過激派連中を更に上回る、最悪を超えた最悪と言っても過言ではない。
というか「我々は通常のコーディネーターの上位種で管理する立場だ」というスタンスはプラント全域を敵に回すものであり*2、連合にとっても言わずもがなな上、仮にも環境保護団体であるブルーコスモスとしても地球に核とレクイエムを打った時点でブチ切れ確定と地球圏全域が反アコードで結束してもおかしくない振る舞いであった。
仮にキラやコンパスを倒せていたとしても今度は「ファウンデーションvsザフト&地球連合」等のカオス染みた争いに繋がることは想像に難くなく、簡単に目的を達成できるかは微妙なところ。
まあレクイエムを用いた脅迫はそれを見越した上での行動だった可能性もあるが。
そんなわけで、こいつらに比べれば曲りなりに人類の未来のために行動していたデュランダルは勿論、アズラエルもパトリックもジブリールもそれぞれが自分の中にある正義のために行動していたと評価が回復し、挙句の果てに「アウラに比べればユーレン(キラの父親)は子の未来を真摯に思っていた」とか言われる始末


【内政】

ギルバート・デュランダルが提唱したデスティニープランを導入することで人種も年齢もナチュラルもコーディネイターも関係無く、優秀な人間を登用する方針を国策として取り入れており、短期間で国を豊かにした。
女王アウラや宰相オルフェは「誰もが相応しい役割を果たせる、万人に平等で幸福な理想国家」を称しているが、一方で首都の近郊には荒れたスラム街もあり裏表のギャップが極めて極端。

ファウンデーション王国の実情とは対外的に立派に見えるだけのハリボテのような国。
その名の通り、化粧下地(ファンデーション)を厚く塗りたくって粗を隠しただけの国家である。

独立戦争で痛手を受けた後、極短時間で急速な復興・発展を成し遂げたのは間違いない。
だが、小説版によると実情はデスティニープランによる恩恵を受けられるコーディネイターが優遇され、逆にナチュラルは冷遇されてしまう不平等な国だった模様。
またデスティニープランによる適性は需給が噛み合っている間は良いのだが、現実には(例えば特定職種の求人数とその適性を持った労働者数が)ピッタリ合致するわけがなく、結果あぶれた人間が大量に発生しスラムに押し込まれるハメになる。
これによって当然不満も生じ、国内ではデスティニープラン反対のデモ活動も発生していた。もちろん国内の武装警察によって即座に弾圧され、参加者は逮捕されるだけでなく容赦なく射殺される
映画序盤で一瞬描かれた「スラムの人間の銃殺・逮捕の描写」はこの反対運動参加者への弾圧の光景であり、デモ隊はコンパスが国にやってくるタイミングでデモを狙ったが即座に弾圧され、コンパスにこの実情が伝わることはなかった。


そもそも『ファウンデーション王国』とは、アウラ主導の下でデスティニープランを再開させ、世界を支配する計画の第一段階を果たすための隠れ蓑兼生け贄に過ぎない。
首脳部にとっての本命足りえる「国民」はプラント本国のコーディネイター達であり、コンパスの主戦力を罠に嵌めて葬り去り、ラクス・クラインを掌中に収めた時点でファウンデーション王国にいた国民は存在が不要になったと考えられる。



【アコード】

アウラがデュランダルと共にスペースコロニー『メンデル』の研究所にて、「コーディネイターを越える種を生み出す」という研究テーマの末に開発した、デスティニープラン施行後に世界を支配するための特別なコーディネイター。
オルフェ、イングリット、ブラックナイトスコードの隊員達は全員がこのアコードであり、その点では全員が兄妹にして家族である。
ブラックナイトスコード各人に武器の名前が付いているのも、もしかしたら各々がデスティニープラン遂行のための武器という事を示すものなのであろうか。
彼らもまた運命に全てを縛られた計画の駒だったのだろうが、自分達こそ愚民共を支配する上位種という自負を持つ彼らに自分の境遇を儚む者など居なかった。
また『SEED DESTINY』漫画版では、キラは「デスティニープランが実行されれば、結局それに合わせて遺伝子調整された人間が作られる生命倫理ゼロの世界になるだけ」と批判したが、
彼らはその懸念通りどころか世界を思い通りにするのに都合の良い調整を施すという、このキラの懸念に於ける最悪のケースと言える。


Accord(アコード)”とは「調和、協定、一致」といった意味の英単語だが、Advanced Coordinator(進歩したコーディネイター)にもかけているのかもしれない。
キラ(吉良)の敵だからアコー(赤穂)ドではないと思いたい。


《精神感応能力》

アコード達が有する超能力。
  • アコード同士でテレパシーのような思考共有を行う
  • 近くにいる人間の心を読み戦闘のアドバンテージを取る
  • 対象に自身の思念を送り込み通信手段を用いずとも自身の声を聴かせる
  • 精神を汚染する
といった驚異の効果を持つ。キラが協定違反を犯す事になったのも、彼やアスラン、シンといったスーパーエースさえもが手玉に取られたのはこの能力のためであった。
特にアコード同士のテレパシーは非常に強力で、首都イシュタリアの地下指令室からエルドア地区までの長距離をタイムラグ無く自由に会話できる優れた射程距離を有する。
またテレパシーによる会話には一切の特殊装備や電子機器を介さないため、強力なジャミング下であろうとアコード側の通信と連携は一切悪影響を受けず、隠密性も非常に優れている。

またオルフェがラクスの手に触れると二人の間に不思議なイメージが発生し、言葉を交わす事なく互いに意思疎通するかのような不可思議な現象が発生していたが、この時SEEDが発動した目になっているようにも見えるが詳細は不明。
監督のコメントによると「共鳴」とのことで、アムロとララァのシーンの現代アレンジという事らしい。


小説版では、映画本編では割とざっくりとした感じで流されていた超能力の掘り下げもなされており、
まず精神干渉に関しては
操りたい標的の精神波動を探る

補足した標的の精神波動をロックオンする

碇を打ち込むように標的との精神リンクを確立させる

「闇に堕ちろ」というワードを囁いて精神に干渉実行。
心の闇やトラウマを刺激して標的にありもしない幻覚を見せたり極度の譫妄状態に陥れる。
というかなり悪質な原理が描かれている。
そして読心術の応用により、銃を突き付けて知りたい用語を投げかけることで隠されたパスコード情報を脳内に想起させる手段を保持していたことも描かれていた。
ブラックナイツがユーラシア側が有していた核ミサイルシステムを、いとも簡単に掌握できたのもこれが原因。心の中に正解のパスコードが浮かび上がればその時点でアウトなのだから、初見であればどうしようもない。


アコード達全員に言えるが、彼らの読心や精神共有、精神汚染攻撃は、「言わねば伝わらぬ、言えば望もうが望むまいが伝わる」というSEEDシリーズの根底のテーマに真っ向から立ち向かう一種のアンチテーゼである。
だが便利そうに見えて実際有利に働かせもしたが、最後はアコード全員それが仇となる形で死亡し、一方キラは弱音を全て吐き出した事で周囲に支えられて立ち直り、そしてキラとラクスは不和に陥りかけたのを言葉による気持ちの伝え合いで克服して見せたのは、結局「直接言葉で伝え合うに勝るものなし」という事なのだろう。


【ブラックナイトスコード(ブラックナイツ)】

ファウンデーション王国の近衛師団でアウラの親衛隊。
コンパス側からは「ブラックナイツ」と呼称され、ファウンデーション軍はこの下部に位置している。
オルフェは彼らの上官であり、「黒騎士部隊」の通り黒色を基調とした専用の制服を着用している。
また彼らが乗る専用MSを指して呼ばれる事もあり、やはり何れも黒系の塗装が施されている。

国王の親衛隊というだけあって構成員の戦闘能力も搭乗MSも凄まじい強さを誇る。
しかしその一方で隊員はその若さ、そして何よりアウラとの母親と子というには歪すぎる関係ゆえか、どれも傲慢不遜な性格で、ラクス以外の他人は極端に見下している(例外扱いのラクスに対しては年相応の子供のように憧れを見せる)。
劇中ではムウ・ラ・フラガ「まともな軍隊には見えない」と言われたが*3
  • 恐らく上官に当たるであろうイングリットに「やめろ」と再三言われても聞かない
  • そもそも貴賓が来訪して見学しているにもかかわらず無視して鍛錬している
  • おまけに貴賓に剣が(恐らく故意に)刺さりかけても、なんとも思わないどころかニヤニヤ笑っている
  • 貴賓の中で重要ポストの隊長であるキラに剣を向ける
  • シンを剣で打ち負かしたら隠そうともせず、嬉々として嘲笑する
と正規軍としてはあり得ないことをしている。
他国の来賓にも本音はどうあれ敬礼自体はするので、まともな軍隊なら来賓が来た時点で整列して敬礼する。だがそれすらされてないということは訓練がそこまでされてないのだろか?
階級のない時代のザフトでもこのあたりのことは出来ていたため、階級のある連合にいたムウからしてみると余計におかしいと見えるだろう。
まともとは思えないで済ませたのは招かれた先だからだろうか。

実態は裏で謀略や汚れ仕事を実行するオルフェ直属の特殊作戦部隊の側面も強く、ファントムペインに近しい部分もあり、合同作戦からその側面を露わにし始める。
ミケール大佐逮捕作戦では陰謀の第一段階としてキラに精神汚染攻撃を仕掛け、彼の暴走とそれによるユーラシア連邦の刺激を行う。
キラが動けなくなっている隙に更にユーラシア連邦の核をファウンデーション首都に撃たせ、その様子を見てしまったアークエンジェルやマーズ、ヘルベルトを撃ち落とし、
シンのイモータルジャスティスも撃破し墜落寸前に脱出したシンを仕留めようとするも、駆け付けたヒルダによってシンとヒルダは取り逃がしてしまった。

宇宙に合流した後、シン達の迎撃の為にリデラード、ダニエル、リュー、グリフィンは一度は負かした相手が旧式機に乗って挑んで来たと侮りながら出撃するも、シンの
  • SEEDを発動したことによる思考を介さない反射と感覚による戦闘
  • 逆に自分を飲み込み返そうとするほどの深い闇
の前では読心が何一つ通じず、最後はシンが仕掛けた「本物の分身」こと無数に殺到するデスティニーの幻影を前に取り乱した隙を突かれ、分身に紛れたヒルダがリデラードを撃墜。
その結果全員の精神がリンクしていたのが災いしリデラードの死に際の恐怖や絶望が他3人にも伝搬。もはや完全に恐慌状態と化して迎撃どころではなくなってしまい、直後に残り3人もシンによって次々に粉砕され間も無くその後を追わされる事となった。
その今までの態度が嘘のように錯乱する姿は、薬や装置がないと生きていけない人間達を思わせる物であったのは何の皮肉だろうか…


結局終わってみれば格下であるはずのデスティニーに終始圧倒され続け、一太刀も浴びせられず、最後は正しく怯え、竦み、MSの性能を活かせないまま自分たちの能力がすべて裏目に出た末に全滅した訳であり、
リデラードこそヒルダが撃墜したものの、あの戦いぶりを見るにおそらくヒルダがあの場にいなくとも一方的に全滅させられる結末は変わらなかったと思われる。

そもそも、「一度敗れた者が次は対策を取ってくる」などというのは常識的に考えれば想定できる事であり、翻ってそこに思い至らず無警戒にシンを侮った彼らは、「敗北」「挫折」といった、誰もが人生の中で体験する失敗や理不尽を殆ど知らないまま育って来た事が見て取れる。
例えるなら「切れ味は良いが硬い物にぶつかれば簡単に破損してしまうガラスのナイフ」。格下相手にブイブイ言わせていられる内はいいが、一度格上と相対したり大きな絶望を味わえば、温室育ちの心は容易に折れ、怯えて震える事しか出来なくなってしまう。

この顛末は、所詮、失敗から学んだり何か得る事もできない者は、失敗を反省しそれを糧としてより強くなる者には敵わないという、
失敗する可能性を奪われたアコードとデスティニープランの脆さを身をもって示したと言えよう。


【人物】

国王

アウラ・マハ・ハイバル


参ろう、子供たちよ……新たなる未来へ


ファウンデーション王国女王。
コンパスに対しミケール大佐の逮捕に協力の申し出を届け、ミレニアムとアークエンジェルをファウンデーションに呼び寄せた。
見た目と声は幼女そのものだが、女王に相応しく振る舞いは高貴。だがその正体は本作における全ての黒幕にして元凶。

実はこう見えて実年齢は50歳
そして19年前はあのコロニー・メンデルの遺伝子研究者でもあった。
映画ではかつては年相応の大人の外見だった程度しか明かされていないが、小説版で「メンデル襲撃事件*4にて、アコードについての研究と並行していたアンチエイジング*5に関わる開発中の薬剤を大量に浴びてしまった結果、数か月で幼女のような容姿に変貌した」と明かされている。
その際に凄まじい恐怖と苦痛を味わったこともあり、彼女自身は若返ったことを全く快く思っていなかった様子。
むしろ無力な子供の体について「自らの失敗を着て歩いているようなもの」と非常に深いコンプレックスを感じていたらしく、それが思想や人格の歪みを加速させていたようでもある。

外見については小説版で明かされる前に視聴者からは、
などの説が挙げられていた。

デスティニープランの賛同者でもあり、デスティニープラン施行後の世界を支配すべくアコードを創造し、その母として振舞っているが、デュランダルの理想とはかけ離れた世界の支配を企み、思い通りに行かない事態を前に激しく取り乱して激怒するなど、本質的には傲慢で狭量な人物*6
オルフェがラクスに出自を明かす際に「アコードはデュランダルとの共同で生み出された」と語るなど、少なくともメンデル時代のデュランダルとは交流があった事がうかがえるが、デュランダルがプラントの最高権力者となった『DESTINY』の頃の関係は不明瞭。
しかしデュランダルが『DESTINY』作中で、彼女の計画に必要不可欠なラクスの暗殺(≒アウラの計画のとん挫)を目論んだ事を踏まえると、既に肝心のデュランダルにも相手にされてなかった疑惑がある。小説版においてはデュランダルとは盟友関係であったとされているがラクス暗殺に関してだけはラクスが自らの最高傑作であると自負していたのもあり反対していた。
メンデル時代当時のものと見られる写真にはラクスとそっくりな女性が写っており、ラクスの母とも同志だったらしいが、ラクスを出産後に彼女を連れて行方を眩ました事を考えると、彼女とも決裂した模様。
またキラとカガリの実父であるユーレン・ヒビキとも同僚だが、自らの研究や計画を「遺伝子を操るだけじゃ満足できずに、他人すべてを操ろうなんて、君はとことん傲岸だね」と言われたことで、その一件以来彼(とその子供たち)を激しく憎悪していた。

アルテミスを襲撃された後はオルフェに代わり旗艦グルヴェイグで指揮を執るが、オルフェとは異なりただの元研究者だった人間に軍の指揮がまともにできる筈もなく、ミレニアムの突撃に慌てふためいている内にラムアタックの衝撃で重傷を負い、
意識が朦朧とするなかミレニアムの追加砲撃を叩き込まれ、そのままグルヴェイグと運命を共にした。
終盤は余裕を失って醜態ばかり晒してしまっていた彼女だったが、今際の際には「やっとこの体から逃れられる」と感じており、さらにレクイエムの再発射でキラ達を道連れにできると確信していたためか、穏やかな微笑みを浮かべていた。
が、その直後にはシンのゼウスシルエットが火を噴き、再発射を待たずしてレクイエムも後を追った。


小説版ではアスランとメイリンによって素性が調べられているが、
それによるとハイバル家自体はキプチャク・ハン国時代(西暦1242〜1502年)から続く由緒ある家柄とされる。
アウラの実家カイドゥ家はハイバル家の遠縁にあたり、C.E.72年に先帝の養子となり王位を継承した…ということらしい。
ハイバル家はアウラとデュランダルの計画(後のデスティニープランと思われる)に賛同しており、資金などを援助していた。

ただ、戸籍の改竄などは行わなかったらしく、「カイドゥ家に該当する年齢の女児はいない」、「記録上のアウラはC.E.25年生まれ」であることが暴かれている。
この時は流石に「戸籍上50歳のアウラ」と「ファウンデーションの女王アウラ」が同一人物とは気付いていなかった。


所謂「ロリババア」である事と劇中の態度や言動から、視聴者からは粛清!!ロリ神レクイエム☆の通称で呼ばれる事もある。*7


余談だが、アウラという名前、幼いルックスのロリババア、大量虐殺した報いで無様で悲惨な末路を遂げる等といった共通点から、同時期にブームになっていた別の作品アウラとやたら絡めてネタにされることも多い。
ただしロリババアとしての格は向こうの方が10倍ほど上なのでその辺りからもネタにされていたりする。


閣僚

オルフェ・ラム・タオ


私ならできる。彼女の望む世界───戦いの連鎖もない、安定と調和の世界を創り出すことが。私には

CV:下野紘

20歳。
ファウンデーション王国宰相であると同時にブラックナイツの管理者的存在でもあり、独立後間もないファウンデーションを短期間で急成長させたのは彼の政治手腕による。

一人称は「私」
ラクスの前では温和で美麗な貴公子然とした振る舞いを取っていたが、本性は非常に冷徹かつ高慢。
ナチュラルを「野蛮な旧人類」と見下す生粋のコーディネイター優生思想者で、役割や義務とは無関係の感情論から来る愛の概念を心底侮蔑している。
ラクスと結ばれること事に酷く執心する一方でラクスの傍に立つキラの存在は露骨に見下しながら強烈に敵視。
キラの出生や戦歴を把握した上で「その血塗られた手で彼女の手を取るつもりか?」と語りキラを糾弾するなど、デスティニープランを否定しながらも未だ世界の混乱を解決できていないキラを見下す態度を取り続けた。
10万人単位の虐殺の首謀者がよく言えたもんである。

彼もアコードであるが、彼に課せられたアコードとしての役割は「デスティニープランが導入された世界でラクスと夫婦となり、世界を導く事」
ラクスへの執着の強さも、そのラクスもオルフェに本能的に惹かれかけていたのも、早い話、この二人は人為的にそのように設計された「運命の人同士」だったのである。
上で軽く触れた通りNTR同人の間男じみた言動を取っていた彼だが、キラをやたら敵視していたのもむべなるかな。
彼からすればキラの方こそ、アコードですらない「失敗作」の分際でありながら、生まれる前から決まっていた運命の相手を簒奪した間男に見えたのであった。

その一方で自身の右腕とも言える立場にあるイングリットの胸に秘めた想いにはまったく気付いておらず、彼女がラクスを奪還されたことに激昂して平手打ちを喰らわせたり、サブパイロットとして共に出撃した際にも労いの言葉ひとつかけていなかったりと、ほぼ終始冷淡な扱いをしている。
両者の生い立ちを考えるとしょうがない部分もあるとはいえ、その他諸々の所業も含め、これには「オルフェなんかに惚れてしまったイングリットが可哀想」という声も多い。

宰相としての政治手腕もさることながら、MSのパイロットとしても指揮官としても能力は一流。
艦隊旗艦グルヴェイグを的確に指揮してミレニアムを苦しめた他、最終決戦では専用機のカルラに乗り、最前線でストライクフリーダムガンダム弐式を一時は敗北寸前まで追い込んだ実力は紛れもなく本物である。
視聴者からは乗機が2人乗り前提であることを弄られたりもしているが。

劇中では歯の浮くような言葉の数々でラクスに言い寄る一方でキラを敵視。
  • キラに心無い言葉をぶつけて動揺を誘う
  • キラとのすれ違いに悩んでいる所に付け込んでラクスを何度も誘惑しその様をキラに見せ付ける
  • キラを精神汚染し軍事協定違反をさせることでラクスにキラへの攻撃許可を了承させる
などして仲を引き裂こうと目論んでいた。

だがラクスは決められた運命より自身の「愛」に従い、ラクスという存在ではなく「ラクスという器に与えられた必要性や役割」にしか興味を示さないオルフェを頑として拒絶する。
「待ち望むキラはもう死んだ、あなたが討っていいと許可した」と動揺を誘うも(流石に膝を折って泣き崩れたが)全く屈さず、遂には衝動的にラクスを強引に犯そうとするが「例え何をされても自分の中のキラを消すことは出来ない」と跳ね除けられてしまい、手を出せないまま一時退散を余儀なくされてしまう。

キラによってラクスを奪還された後は、それを阻止できなかったイングリットを殴りつけ「アコードの定められた役割の意味と価値」を説くというラクスと真逆の精神性をこれでもかと見せ付け、自らキラを討つべく彼女と共に専用機カルラで出撃する。
シュラと共に圧倒的なスペックによってキラをエネルギー切れまで追い詰めるが、ラクスと合流したキラに逆転を許してしまう。
彼が叫ぶ「愛する資格」も「愛される資格」も、キラの胸には些かも届かず、「愛に資格は要らない」という彼の信念を前に敗北、
瀕死の重傷を負って尚、自分が「ラクス」から愛されない事への疑問と自身の「役割」を果たせていないことに固執するが、イングリットに抱き締められ、彼女からの想いを告白されながら共に機体の爆炎に飲み込まれたのだった。

私には……使命が……

もういいのよ、オルフェ…

…イングリット…

私は知っているから…


劇中における立ち回りや金髪の美男子である事からあの調律者を彷彿とさせる面が多いが、
  • 歪んでいたとはいえラクスにはただ只管に一途
  • 一時はラクスを押し倒そうとするも拒絶されると狼狽し、何もできずに立ち去る
など人間性はオルフェの方が遥かにマシと言える。このためスパロボでの共演をいち早く見たいという人もしばしば見かけられる
やらかした所業は決して許されるものではないが、彼もまたアコードとして定められた役割以外の生き方や振る舞いを知らなかったことがうかがえる。
そして、それゆえに「条件付きの愛は本物の愛ではない」ことに気が付けないまま死んでしまった事は、彼にとって最大の不幸だったと言えよう。

また「C.E.世界の支配者に立つ」という自身に課せられた役割に関しても内心かなり不満があったような様子が見受けられる。
憎しみの輪から逃れられず延々と憎み合いと殺し合いを続けるC.E.の人類全員に対する深い失望と絶望、怒りを抱いており、それでも彼らを支配者として統治しないといけない事への激しいストレスを最終決戦では爆発させてキラとラクスにぶつけていた。

ちなみに、オルフェが「何度も過ちを繰り返す人間の愚かさ」をなじる幾つかのイメージシーンにて、タリア・グラディスレイ・ザ・バレルを抱きしめてギルバート・デュランダルと共に心中する事を選ぶシーンがある。
「役割」を果たせなければラクスどころか「母上」であるアウラにも見放されてしまうとプレッシャーを感じていたであろうオルフェには、中々因果なシーンのチョイスである。


イングリット・トラドール


歌えなくなったこの人を、それでも貴方は愛してると言えるの!?


20歳。
ファウンデーション国務秘書官で、宰相オルフェの行政面の補佐を行っている美女。

高慢な者ばかりなアコード達の中では珍しく礼儀正しい性格で、コンパス一行を挑発するブラックナイツを窘めている。
実はイングリットはオルフェの事を恋慕しており、その一方でオルフェはラクスと結ばれるよう設定されているため最初からそれが叶わない恋である事も自覚しており、そのジレンマに深く悩み苦しんでいた事が度々描写されている。
「能力」と「それに見合った価値」を絶対視するアコードの思想に恭順し「人に必要とされて生きるのが私たちの幸せ」というアコードの在り方に拘泥していたが、ラクスやその後に現れたキラの「能力」も「価値」も関係なく愛する者を、愛したいから愛するという意思に動揺するなど、アウラのデスティニープランの思想を信望し、アコード以外に強い蔑視感情を持つ他の兄弟達とは少し異質な精神の持ち主である。
イングリットはアコードとしてはある意味持つはずのない心を持ってしまった失敗作でもあったのだろう。
この立ち位置から本作の裏ヒロインと評す声も多い。

小説版では、実の妹であるリデラードのみならず他のアコードの面々も家族として何より大切に想いながらも、実は他のアコード達に自分の恋心を悟られないよう心を必死に閉ざしていた事実が判明。
自国の自作自演による核攻撃で滅んでしまった首都イシュタリアの有様を見て、内心本気で嘆き悲しんでいたことも描かれたりと、ただでさえ痛ましかったのにより悲劇性が増してしまった。


宇宙に上がった後は宇宙要塞アルテミスでラクスの監視を兼ねた世話係を任されていたが、頑なにオルフェを拒絶するラクスから「価値で人を愛するのではない」と説かれ動揺し始める。
ラクス奪還のため侵入して来たキラに、「ラクスの目を潰し喉を切る」と脅しつつ上記の台詞で問いただすが、即座に答えた「例え目が見えなかろうが歌えなかろうが、自分はラクスという存在を愛する」という二人の一途な愛を見て否定できずに美しいと感じてしまい、
思わず彼らを逃がしてしまった際はオルフェから厳しく叱責され、共にカルラで出撃するもキラとラクスに敗北、最後の最後にようやく自身の本心をオルフェに打ち明けながら彼と共に戦死した。


ちなみに彼女の名前「イングリット」は実は由来を調べるとそのものズバリ北欧神話のフレイ神に由来する名前であったりする。
SEEDにおいての「フレイ」はつまるところ彼女であり、その作中の役回りが最後に死亡することこそ同じだが鏡映しな如く対のような役回りなので意識されていた可能性が高い。
なお、福田監督からは「イングリットの救済はスパロボやってくれると信じてる」とコメントされており、まさかの原作公認のスパロボ救済対象者となった。
そして「イングリット救うにはまずオルフェをどうにか改心させないといけないんじゃね?」と言われた
あとミーアの存在ガン無視ですかね…ややこしくなりそうだけど…

余談だが、オルフェ役の下野氏とイングリット役の上坂氏は、福田氏が総監督を務める『グレンダイザーU』でもカップル役として共演予定だったりする。
グレンダイザーである以上、あっちもを巡った三角関係になる事が予想される。四角関係にならないだけマシなんだろうか


シュラ・サーペンタイン


我らに劣る貴様が勝つことはない!


18歳。
ファウンデーション王国国防長官兼近衛師団長で、ブラックナイツを束ねるリーダー格。
薄く青みがかった白い髪が特徴の、刃物のように鋭い相貌を持つ美青年。

名前の「サーペンタイン」は、火縄銃の前世代型に当たる点火方式の銃の名前。

詳細は個別項目にて。


ブラックナイトスコード

リデラード・トラドール


ゴメンネーッ!ラクス姫は、もうアンタいらないってさぁ!


15歳。
オレンジ色の髪色を持つブラックナイツ最年少にして紅一点。小説版によると、仲間内では「リデル」の愛称で呼ばれている模様。
名字からも分かる通りイングリットの妹だが、性格は姉とは逆に直感的かつ衝動的。
ひたすら他人を小馬鹿にして見下す生意気な態度が目立ち、遊び感覚で人を殺す残忍さを持つ。
身も蓋もなく言えばメスガキの四文字で片付く人物。
一方で椅子に座るアウラの足にダニエル共々擦り寄ってリラックスしたり、小説版ではラクスに対して「綺麗」と評して純粋に心酔するなど、年相応の幼さも垣間見える。

最終決戦でも他人を舐め腐った態度は相変わらずだったが、精神攻撃時にシンの深すぎる心の闇を垣間見た動揺の隙を突かれ、
追い討ちに繰り出された膨大な数のデスティニーの分身で混乱するなか、分身の影に隠れたヒルダの駆るゲルググメナースの奇襲を受け撃沈。ブラックナイツ最初の戦死者と相成った。
死の間際は凄まじいまでの恐怖を感じていたのか、彼女の心境を読み取った他の3人が激しく動揺する原因にもなっている。
呆気ない最期だったが、断末魔と死亡時のカットインがあっただけ後の3人よりはマシであろう。

ヘルメットにマーキングされたデザインは「炎」。
名前の「トラドール」は、16世紀頃にインドで使われていた銃のこと。



グリフィン・アルバレスト


学習能力ねえなあ。おまえごとき相手にならんと証明してやっただろうがァッ!!

CV:森崎ウィン

シュラと同率でブラックナイツ最年長の18歳。
緑の髪色をしたツーブロック+丸刈りヘアの浅黒い肌の少年。今回はガンダムで行く事はなかった
年齢に反してかなり粗暴な性格で、「バカ」「学習しない」と真っ向から相手を虚仮にする挑発的な発言が非常に多い。
一方で、市民と自国兵士を諸共巻き込む自爆テロに対して「なんて事しやがる!」とドン引きするなど良識らしいものが一応ある反応を見せてはいる。*9
対象の精神を暴走させる「闇落ち」は彼が繰り出している。

最終決戦でも他人を舐め腐った態度は相変わらず。
特にシンに対しては初戦で完勝したこともあって、宇宙に上がったデスティニーSpecIIを一般兵の練習相手程度としか考えておらず侮蔑は人一倍に強かったが、初戦とは打って変わって完全に苦戦。
精神攻撃時にシンの深すぎる心の闇を垣間見てダニエルと一緒に「コイツの闇は、深すぎる!」という迷言を遺したが、デスティニーSpecIIの分身に紛れたヒルダの奇襲で真っ先に戦死したリテラードの死のイメージにより混乱。
最期は混乱から立ち直る間もなく膨大な分身に翻弄され続け、機体をフラッシュエッジⅡでバラバラにされた挙句、長射程ビーム砲でコックピットをゼロ距離から撃ち抜くダメ押しを受けて爆散。
ブラックナイツ4人組の中では最後の戦死者だったが、最初に戦死したリデラードと異なり断末魔はおろか死亡時のカットインすらない有様だった。
アストレイ三人娘ですら(断末魔はジュリのみだが)カットインはあったし、かませ扱いのネーナ(00)やマジシャンズ8(AGE)辺りでも両方あったというのに…
小説版でもリュー・ダニエル共々たった2行の間にまとめて落とされるという扱いで、同様にあっけない死に様を晒すことになってしまった。
結果的には、何度も「学習能力がない」と過小評価したシンにまんまと返り討ちに遭う形で命を散らすことになった。

ヘルメットにマーキングされたデザインは「2匹の蛇」。
名前の「アルバレスト」は、クロスボウや大型弩砲(バリスタ)のフランス語表記を意味する単語。


リュー・シェンチアン


やれやれ、シュラには勝てませんねぇ……


赤紫色の髪色をした東洋系の顔立ちの少年。成人っぽい風貌だが齢は17歳。
不良グループ同然なブラックナイツの中では比較的温和だが、表面的な物腰と言葉遣いが丁寧なだけで本性は慇懃無礼な皮肉屋。
殺人を「処理」と言い切る冷酷さを持ち、他人を小馬鹿にしたような態度は他メンバーと大差ない。
カガリの軽い言及とシンの回想のみでの登場となった『フリーダム強奪事件』においてストライクフリーダムを撃破したのは彼と思われる*10

初戦のブルーコスモス壊滅作戦ではダニエルと共に核ミサイルの発射設定を実行。
隠密行動に徹し、ダニエルと共に核ミサイルを管理していたユーラシア軍の軍人を皆殺しにし、パスコードを奪ったら躊躇いなく射殺する非道な作戦に従事。その現場を発見したアークエンジェルを攻撃し、迎撃してきたヘルベルト・フォン・ラインハルトを撃墜する。

最終決戦では、シンの深すぎる心の闇を垣間見た動揺の隙を突かれて繰り出された超高速移動の前に、「奴が消えた!?ありえない!!」と吐露。
最期はデスティニーSpecIIの膨大な分身とリテラードの死のイメージにより混乱がピークに達する中、コックピットをアロンダイトで串刺しにされて戦死した。グリフィン同様、断末魔や死亡時のカットインはなかった。
ちなみにシンへ精神汚染を仕掛けることや、4人がかりでの同時攻撃(曰く「シンクロアタック」)を提示したのは彼の判断。
「4人がかりで精神攻撃を行い、ルドラ4機で袋叩きにして確実に仕留める」という選択は、あの状況において間違いなく万全を期した最善手と言えたかもしれないが、結果として完全に裏目に出てしまった。
そもそも心を覗いたら心の闇を飛び越えて死者の霊が襲い掛かって来るとか誰も予想付かない。

ヘルメットにマーキングされたデザインは「赤い雷」。
名前の「シェンチアン」は、明時代の中国で使用されていた銃器「神槍」の中国語読みである。


ダニエル・ハルパー


……それはこないだ実証したし


16歳。
灰色の短髪をした、常に口元を覆う厳つい黒マスクを身に付けたダウナーな少年。
常にやる気を感じさせない気怠げな言動・態度を取っているが本性は残忍。ダウナーな態度も他人を見下し過ぎてもはや馬鹿にするだけの興味すら無いことの表れかもしれない。
しかしながら、小説版では子供らしさを残しているかのような側面も見せており、ラクスを「やさしそうだった。まるで女神みたいだ」と心酔していた。

初戦のブルーコスモス壊滅作戦ではリューと共に核ミサイルの発射を実行。
迎撃してきたマーズ・シメオンを撃墜し、最終的にアークエンジェルの艦橋をビームで撃ち抜きアークエンジェルにトドメを刺した。

最終決戦でも気怠げな態度は相変わらずだったが、SEEDに覚醒した結果心を読めなくなり「こいつ何も考えていないのか!?」という迷言を遺すなど打って変わって苦戦を強いられ、
シンの深すぎる心の闇を垣間見た動揺の隙を突かれて繰り出された超高速移動の前に、「知らないよこんな武器!?」と絶叫する歳相応の心の弱さを暴かれてしまう。このあとシリーズ視聴者すら知らないスパロボ殺法を目の当たりにした彼の胸中やいかに*11
そしてデスティニーSpecIIの膨大な分身と超高速移動で混乱するなか、戦死したリテラードの死のイメージにより発狂。最期は精神を立て直す間もなく、ゼロ距離パルマフィオキーナ*12で機体ごと惨めに爆散した。グリフィン同様、断末魔(以下略)

ヘルメットにマーキングされたデザインは「髑髏」。
名前の「ハルパー」は、古代ギリシャで使われていた刀剣の一種を指す言葉。ブラックナイトスコードのメンバーの中では唯一銃に関係のない言葉だったりする*13
その雰囲気や口調などから一部のファンからは「シャニに似てる」「アコードのシャニ」などと呼ばれたりもしてる。


その他人物

アグネス・ギーベンラート


私には、愛される資格があるのよ!!


私情からファウンデーション陣営に鞍替えしたコンパスのMSパイロット。
詳細は個別項目を参照。


ハリ・ジャガンナート

CV:江頭宏哉

現プラント国防委員長。ザフト軍中佐の地位を持つ。
二度の大戦を経ながらイザークに「時代錯誤」と揶揄されたかなりのタカ派。
ナチュラルへの憎悪も強く、ブルーコスモスのテロに明確な打開策を撃てていないコンパス総裁としてのラクスに対しても高圧的に接していた。

序盤シュラと極秘で面会している場面があったため不安視されたが、案の定ファウンデーション王国の武力蜂起に呼応してプラント内のシンパと結託してクーデターを実行。
多くの兵士や艦艇を巻き込んでファウンデーション王国の声明に同調し、コーディネイターが世界の支配者に立つ世界の実現を目論んだが、クーデターはバルトフェルド率いる軍に鎮圧され失敗。
イザークの数回にも及ぶ投降の呼びかけにも応じず、最後は半ばやけっぱち同然に乗艦していたナスカ級高速戦闘艦をミレニアムへ突っ込ませ死なば諸共の特攻を目論んだが、ライトニングバスターガンダムにスラスターを破壊された後、デュエルブリッツガンダムのランサーダートに艦橋を破壊され戦死した。


【保有兵器】

コンパスの面々や地球の国家相手に堂々と宣戦布告をかましただけあり、保有兵器はどれも凶悪。
C.E.75年の蜂起までに起きたSEEDシリーズで起きた全ての戦争を安全地帯から静観して力を蓄え続けただけあり、独自兵器であるブラックナイトスコードやリモートMS群、旗艦グルヴェイグなど高い技術力を持つ。

とはいえ戦力の大半は地球連合軍やザフト軍が持っていた旧世代兵器をそのまま流用或いは改造したものばかり。想定では蜂起したザフトのクーデター勢力と合流することで更なる戦力拡充を狙っていたのかもしれない。


ブラックナイトスコードシリーズ



これが噂のフェムテク装甲って奴か!

その通り、見たら死ね!


ファウンデーション王国が独自開発したC.E.75年時点での最新鋭MS群。
共通して「ブラックナイトスコード〇〇」という名前で統一されている。
シヴァの解説書によると、ブラックナイトスコードという機体群そのものがザフトの技術を取り入れて製作されたものであったようだ。

親衛隊であるブラックナイトスコード専用の主力機体で、共通してコックピットには最新鋭の全天周モニターを採用。
そして遠距離からのビーム兵器を一方的に無効化する強力なビーム耐性を持つ新世代装甲「フェムテク装甲(FT装甲)」を持つのが最大の特徴。
ビームが命中すると細かい正六角形が集まったような薄紫色の膜が生じビームを弾く仕組みとなる。
HGの取説の解説によると、原理としてはフェムトメートルの領域を支配する技術を使用したことで電力消費無しで半永久的に防御力を維持し続けるとされ、「PS装甲の次世代型」とも形容される恐るべき代物。
おまけに、通常装甲なら突破できるアークエンジェルのイーゲルシュテルンの直撃を受けてもまともなダメージにすらならないほどで、実弾に対しても通常装甲以上の防御力を持つ。

効果的なダメージを与えるには実体剣といった物理的な近接武器で攻撃するか、レールガンのような高速実弾銃器での攻撃が必要。
ビーム兵器でも有効打を与える事は出来なくはないが、ビームサーベル、および高出力ビームの接射に限られる。
並のパイロットでは地力が上の機体相手に近接武器を1発当てる事も、ましてやビーム砲接射なんて芸当が出来るわけもなく、相手機体の武装によっては圧倒的に優位に立てる。
このせいでドラグーン・システムに対してはガンメタと言って差し支えない強固な耐性を誇っている。
同じC.E世界に存在しており、アークエンジェルといった艦船に主に使用されているラミネート装甲をMS用の装甲材として使用できるようにしたといった印象で、別のガンダム作品では「鉄血のオルフェンズ」のMSに施されているナノラミネートアーマーに似た性質である。
また耐久性能的には実弾耐性とビーム耐性を入れ替えたフェイズシフト装甲とも言えるが、あちらはビーム兵器の普及以降は些か過剰とも言える実弾耐性となってしまっているため、必要十分な実弾耐性と優秀なビーム耐性を合わせ持つ本装甲がC.E.において最も耐性のバランスが良いモビルスーツ用装甲と言える。

作品世界内での耐ビーム性能に着目すると、
  • 戦艦が有する「ラミネート装甲」
  • デストロイやレクイエムが持つ「陽電子リフレクター」
  • アカツキが持つビームを跳ね返す「ヤタノカガミ」
といった超技術がありフェムテク装甲は些か地味な印象も持たれるが、ラミネート装甲は原理上MSサイズでは気休め程度の耐ビーム性能*14しか持たせられず、陽電子リフレクターは小型化が難しく外伝作品も含めてMSサイズの機体への搭載事例がない。
そしてヤタノカガミはコストが高すぎて量産には向かない&実弾の防御能力は低いという事情から、一般的なビームライフル程度なら問題なく無効化でき、MSサイズでも全身に採用できて量産も可能、そして実弾防御も並以上というフェムテク装甲の総合性能の高さが分かる。

統一感のある外見や各機のカラーリング、リーダーの差し色が赤であること、6機目だけ例外的な要素を多めに備えていること、「黒騎士戦隊」とも訳せるネーミング等から別の戦隊がモチーフなのではという声も。やってることは悪の組織そのものだが。


ブラックナイトスコード ルドラ


二分で片付ける!
キャハハハ!死んじゃえー!
問題ありませんよ。こちらも処理(・・)するだけです。
どーせ同じじゃん(・・・・・・・・)。めんどくせー……

型式番号:NOG-M4F1(ガーネット)
     NOG-M4F2(エメラルド)
     NOG-M4F3(スピネル)
     NOG-M4F4(サファイア)
全高:19.42m
重量:81.30t
装甲材質:フェムテク装甲

リデラードらブラックナイツ隊員4名が搭乗するMS。「ロア」という略称を持つとされる。
その名の通り全身黒と濃灰で塗装されており、どことなく西洋甲冑にも見える悪役感満点デザインがなされている。ちなみにカメラアイは赤色のスリッド状のモノアイとこちらも悪役らしさ全開。
パイロットによって差し色が異なっており、それによって宝石に因む個別のコードネームを持つ。具体的には
  • リデラード機:橙で通称「ガーネット」
  • グリフィン機:緑で通称「エメラルド」
  • リュー機:赤紫で通称「スピネル」
  • ダニエル機:青で通称「サファイア」
となっており、事実上の専用機である。

武装構成はビームライフル、ビームソード、物理シールド、ビームマントのみと極めてシンプル過ぎるレベルでオーソドックスな汎用機。
だが前述した通り、フェムテク装甲によるビーム耐性抜きにしてもイーゲルシュテルンの直撃に全く動じないため素の耐久力も尋常でないほど高く、これにアコードの精神感応能力やフェムテク装甲のビーム耐性が合わさり、中遠距離攻撃に対してはほぼ無敵ともいえる理不尽なまでの防御性能を発揮する。
加えてルドラとシヴァにはデスティニーガンダムのミラージュコロイドのように飛行中に紅い残像を生み出して敵機を幻惑する機能を有しており、シンプルながらトリッキーさも併せ持っている。この幻惑能力によって近接戦でも強気で相手を圧する事が可能。
また頭部にはレーザーポインターを照射する機能があり、これで無人機に攻撃目標を指定させることができる。
敢えて弱点を挙げれば強力な大火力兵装の類が無い事だが、この点は無人型ジンもしくはディンを常に随伴させる事で補っている。
そもそもそれが弱点というのも「敢えて言えば」程度のもので、パイロットの非常に高い能力と連携の前ではほぼ問題とはなっていない。
寧ろ突出し過ぎた兵器が無い分、苦手分野や隙を減らしていることにも繋がり、ビーム火器を封殺しながらの中距離戦や機動力を生かした接近戦などパイロットと機体の性能で堅実に撃破する運用は理に適っている。*15
……問題は、最終決戦で相対した相手が「読心能力や精神干渉が一切効かないパイロット」が搭乗する、「超高機動と数々の高火力武装、そして規格外の攪乱兵装を用いた一撃離脱戦法を最も得意とするMS」という、凶悪なまでのメタキャラだった事なのだが。

遠近揃った武装と大型刀、分身能力を搭載している点から、一部ではデスティニーガンダムに似た機体という声もある。

名前の由来はインド神話の暴風神「ルドラ(Rudra)」と思われるが、綴りはRud-ro.Aとなっている。


ブラックナイトスコード シヴァ


貴様は勝てない。それがおまえの運命(さだめ)だからだ!

型式番号:NOG-M1A1
全高:19.27m
重量:74.87t
装甲材質:フェムテク装甲

ブラックナイツ団長シュラの愛機。差し色は真紅
ルドラのカスタム機と思われ、黒基調のカラーリングと甲冑めいたデザイン、ビームマント、フェムテク装甲、分身機能はルドラと共通だが、頭部形状の変更や暗い金色となった関節部、装甲の増設・形状変更など随所にアレンジが施されている。

その他武装に関する情報は該当項目にて。


ブラックナイトスコード カルラ


ならば、その愚鈍な愛と共に滅びるがいい!

型式番号:NOG-M2D1/E
全高:???m
重量:???t
装甲材質:フェムテク装甲

『SEED FREEDOM』のラスボス機体でオルフェ専用機。
タンデム式の二人乗りであり、前部座席はオルフェが操縦、後部座席ではイングリットが乗り、ジグラートの火器管制を担う。
名称こそ「ブラックナイト」だがこちらは一転して純白であり、こちらも西洋甲冑風のデザインに加えて全身の各部に金色のエングレービングが施された豪奢な外見で、さながら王国のフラッグシップ機とも呼べる機体。
プラントの技術が取り込まれているとされ、実際よく見れば各部にザフト系MSの影響が見て取れる。

ルドラ・シヴァ同様フェムテク装甲と全天周モニターを採用。全体的にストライクフリーダムガンダムを彷彿とさせる武装構成となっている。
支援機のジグラートとの連携を含めたオールレンジ攻撃によりシヴァを凌駕する圧倒的な攻撃力を持つ反面、ビームマントはオミットされており分身発生機能も備えていない。

名前の由来はインド神話の神鳥「ガルダ」から転じた仏教の守護神「迦楼羅(かるら)天」と思われる。綴りはCal-re.A
またデザインが『コードギアス』のナイトメアフレームや、『機動戦士ガンダムF91』に登場するコスモ・バビロニア系MSっぽいという声もある。


その他MS

ファウンデーション軍の一般兵に供与されている機体。カラーリングは後述のR型と同じく青系になっている。
旧式となったザフトのかつての主力機を安く買い取ったもの。これまたガンダムでは珍しいが現実では先進国で一線を退いた中古兵器が中小国に安価で払い下げられるというのはよくある事である。

武装はザフトの頃から特に変化は無く、中にはD型装備(拠点攻撃型重武装)が施されたものもある。
なお、ザフトではジンにしか施されていなかったD型装備だが、ファウンデーション軍ではディンに装備されたものもある。
またセットで購入したのか、一部のジンはグゥルに乗っている。
グゥルに装備されているミサイルランチャーはザフト機は滅多に使用しなかったがこちらは積極的に撃ちまくっている。

名称の末尾にある「F」はファウンデーションの意味で、「ファウンデーション軍仕様」を意味する。
よく見るとF型は型番の末尾の数字が1増えている。
なお、ダガーのような連合製MSは見受けられない。

  • ZGMF-1017Q ジン-R
  • AMF-101Q/4 ディン-R
ブラックナイトスコードルドラの随伴機として運用される無人機群
無人機化に対応するためか共に頭部とコクピット部の形状が変更されている以外はカラーリングも装備も含めてF型と同様。
MSとしては余りに心もとないのだが、大量に配備された無人MS群が繰り出す飽和射撃は馬鹿にできず、実際純粋な数の暴力から繰り出される遠距離からの弾幕は旧式でもコンパスの面々を大いに苦しめた。

名称の末尾にある「R」はリモートを意味し、「親機に随伴する無人機」を意味する。


艦艇

  • ヴァナヘイム級惑星間航宙戦艦 グルヴェイグ
型番:BCI-183

ファウンデーション軍の旗艦で、女王のアウラ、宰相のオルフェらが搭乗する。
ミレニアムと同等かそれ以上のサイズを持つ巨大な二又状の構造で、黒を基調としたカラーリングと前方に伸びる電磁レールカタパルト、王宮のような艦橋デザインが特徴的な戦艦。
船体各部にはゴッドフリートに似た複数の連装ビーム砲や超高速誘導弾を発射するミサイルハッチ、船体中央には「12連陽電子砲」というこれまた凄まじい武装を持つ。
MSの発着艦も可能で、ブラックナイトスコードルドラ・カルラを艦内に搭載し出撃させることもできる。

名前の由来は恐らく北欧神話に登場する黄金を擬人化させた女神「グルヴェイグ」。
また「ヴァナヘイム」とは、北欧神話に登場する9つの世界の1つ「ヴァン神族の国」の事を指す。

  • バルドル級惑星間航宙戦艦
ファウンデーション軍の主力宇宙戦艦。
グルヴェイグ同様どの陣営の艦艇にも属さない黒のカラーリングを施された独自デザインが特徴。
MS格納庫と兵装庫は中央船体と分離した構造になっており、中央部が被弾した場合でも人的損害を最小限に抑えることができる。
船体中央には三連装の陽電子砲を持つ。

名前の由来は恐らく北欧神話に登場する光を司る女神「バルドル」。

ファウンデーション軍の主力宇宙戦艦。
ジンやディン同様ザフトから安価に買い取ったもの。
こちらはカラーリングの変更等は無くザフト仕様そのままで運用されている。


その他兵器関連

元々は地球連合軍の、後にザフトが接収した戦略巨大ビーム砲。
月の裏面のダイダロス基地に設置されており、複数の中継器によってビームの軌道を自在に曲げ、地球を含む射程内のどこでも砲撃する事ができる。

第2次大戦の後に解体された筈だったらしいが、ジャガンナートによって秘密裏に修復された後ファウンデーションが接収し、デスティニープランを実行させるべく地球国家をこれで脅迫した。
差し当たり、ファウンデーションへの「核攻撃」に対する報復と称してユーラシア連邦首都モスクワを砲撃、無数の無辜の一般市民を一瞬で炭化させてそのまま首都もろとも消し飛ばした。
その後はレクイエムを攻撃しようとした地球軍艦隊にも砲撃、艦隊を全滅させている。
連射性能が向上したのかはたまた単に演出上のものかは不明だが、実質2発しか放たれていなかった前作と違い今作ではレクイエム祭りと言わんばかりに撃ちまくる。

中継ステーションは、前作までは巨大な廃棄コロニーを使用していたのに対して今回はリング状になっている。しかも発射直前以外はミラージュコロイドで姿を消すことができるようになっており、隠密性が大きく向上している。
その代わりに自航できないため移動させる際は別の宇宙艦で曳航する必要があり、また大幅に小型化した分強度も落ちている。


  • ファウンデーション衛星基地ステーション
ファウンデーション王国が宇宙での活動拠点として利用している衛星基地。
その正体はかつてユーラシア連邦が保有していた宇宙要塞アルテミス
全方位光波防御帯、通称「アルテミスの傘」による鉄壁の防御を誇ったが、『SEED』序盤には傘の存在による慢心もあってニコルのブリッツの侵入を許し陥落。
その後は外伝で登場し、海賊に乗っ取られたり、ユーラシアが奪還し特務部隊Xを運用したり、破棄されてから地球連合商業組合に買い上げられたり……持ち主を変え続けていたが、今作ではいつの間にかファウンデーションが確保し彼らの真の本拠地となっていた。
かつてガルシアが居た基地司令用の個室は本作でも当時とほぼ同じ間取り、同じ構造のままである。
TV本編と全く同じ画角で外観が描かれる場面もあるため、勘の良い人やこの機に本編をおさらいしていた人なら名前が明かされる前に勘付いていたかもしれない。

サプライズ気味の登場ではあったものの、鉄壁の防御力は健在だが欠点もそのままだったのが災いし、ニコルがアルテミス要塞を攻略したのと同じ手口でズゴックの侵入を許し、そのままメイリンのハッキングで全セキュリティを掌握された挙句そのままコンパスの突入部隊に制圧された。

なお、『SEED』ではヘリオポリスと同じラグランジュ3=月から地球を挟んで反対側に設置されていたが、本作ではラグランジュ1=月の真正面近くに移設されている。


【余談】

王国名であるファウンデーションとは、英語で「土台」「礎」「基盤」「財団」を指す言葉である。
ある界隈に立ち寄る人にとっては「財団」の印象が強い言葉であるため、
「ファウンデーション」とだけ呼ばれるシーンが多いこともあって国名であることを飲み込むのに時間がかかった人も多いとか……。

上記の通り「ゆかり王国」という通称が付いているが、そのおかげでGoogleサジェスト検索に「ゆかり王国 核ミサイル」「ゆかり王国 崩壊」など物騒なワードも並ぶという風評被害も発生している。因みにゆかり王国の建国宣言が成されたのは2004年……つまり映画公開年は建国20周年となる。とんだ衝突事故である。


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最終更新:2024年04月20日 09:07

*1 核攻撃から数日後の時点での報道発表によるもので、内訳は死者が5万人と負傷者・行方不明者の合計が10万人とされる。

*2 プラント内部に広げていた勢力は早い段階に対応されている

*3 小説版では「不良少年の集まり」と評され、ルナマリアに至っては「自分が彼等を指揮する立場じゃなくてよかった」と内心安堵までしていた

*4 C.E.68に起きたコロニー・メンデルにおけるバイオハザード事件のことを指していると思われる

*5 研究資金獲得とプラントの住人の若さの維持による出生率低下の抑制のため。

*6 ユーレンに自らの成果を否定され、若返ったことで周りから侮りの目で見られていると思い込んだことも影響している。

*7 元ネタはVtuber兼イラストレーターであるしぐれういの持ち歌『粛聖!!ロリ神レクイエム☆』。こっちは粛清ではなく粛聖。なお、しぐれういはこの連想ネタがきっかけとなりSEEDシリーズの視聴を始めたとの事。

*8 ポプ子とピピ美の声優は回によって変わる

*9 後の行動を見る限りコンパスの面々に本心を見せないための演技だった可能性もあり、実際小説版ではブルーコスモスのテロはエルドア地区介入の口実作りのためのファウンデーションの差し金である。しかし明確に「自爆テロをせよ」とまでは指示しなかったため、シュラでさえ「ここまでするとは」と内心驚いていたので素のリアクションの可能性もある。

*10 交戦していたルドラのカラーが彼のものである

*11 よくシンが「本物の分身」を披露した際のリアクションと勘違いされがちだが、実際はリューと同じく直前の超高速移動に対しての発言である。ヴォワチュール・リュミエールの推力で目にも映らぬ速さで動いたのならば、この反応も頷けるだろうか。

*12 小説版ではレールガン

*13 因みにファーストネームも、彼とリデラード以外は神や幻獣にまつわるものが多く(オルフェ→ギリシャ神話に登場する吟遊詩人 イングリット→北欧神話のフレイ神の別名 シュラ→インド神話の鬼もしくは仏教の守護神 グリフィン→鷲とライオンが合体した幻獣 リュー→龍?)、その面でもダニエルは少し浮いている。

*14 実際本作にも出てくる105ダガーは胴体にラミネート装甲があるがその防御性能はお察しである

*15 前述したFT装甲の省エネ性能が判明するまでは、装甲に安定したエネルギー供給を行う為にシンプルな装備で纏めているという考察も出ていた。