登録日:2023/03/21 Tue 00:47:21
更新日:2025/03/29 Sat 12:08:32
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第一外装剥離、減速4マッハ。角度良好。強制冷却停止まで28秒。空力制御開始。
アルファワンより、各機薬室装填を確認。
ブラボーツー。
チャーリースリー。
デルタフォー。
第二外装、剥離。地べたにへばり付いてる奴等に、思いっきりキツいのかましてやれ。
暖流層突破。減速、0コンマ9マッハ。冷却停止。姿勢良好。
我らに天の加護を。降下点、座標追尾固定!
さあ……行くぞ!
ザフトの為に
ザフトの為に……!
ザフトの為に!
【概要】
ザフト(ZAFT)の正式名称は「Zodiac Alliance of Freedom Treaty(自由条約黄道同盟)」である。
このため、「Z.A.F.T.」と表記される事もある。
前身となったのはプラントの自治・独立を目指して結成された政治結社「黄道同盟(Zodiac Alliance)」であり、
これが後に勢力を拡大しプラントの警察保安組織と一体化した事で現在のザフトとなった。
事実上
コーディネイターの国家であるプラントに発祥しそこに帰属する組織であるため、
必然的にザフトの構成員も極少数の例外を除けば全員コーディネイターである。
ザフトは実質的にはプラントの正規軍として機能し、軍事的に敵対していない組織や国家からも「軍人に関する規定の対象になる」と理解されているなど実態通りに認定されているが、
あくまで軍隊ではなく「義勇軍」という事になっている。
このため徴兵や「職業軍人」が存在せず、
隊員は何れも「本業」を持つ。
例えばイザークは青服議員、バルトフェルドは振動工学と広告心理学の学者である。
たださすがに2度も全面戦争があるとこのへんの決まり事は有名無実化しているのか、戦乱が絶えないせいで明らかに専業化している人物は珍しくないし(種フリですら特命部隊の隊長やってたという点ではそもそもイザークが「議員がサブでパイロットが主」と描写されているし、バルドフェルドもほぼ兵士のほうがメインとして良いであろう)、他に職を持つように見えない人物もいる。
仮面の人の項目でもちょっと触れているがクルーゼはまず四六時中素顔を隠している時点で就職困難であろうし、シンたちミネルバ組に「兵士」以外に本業があると描写された作品は今のところ存在しない。
そもそもそれを言い出したらまず一番たくさん画面に映ってそうな
アスランがかなり怪しい。
映画版で正式にオーブ軍に移籍した時の方がよっぽど「カガリの公私にわたる付き人+相談相手」と掛け持ちしてる
こういった出自・性質から、ザフトは簡単に言えば「プラント軍」であるが、
より正確にはプラント軍であり、厳密にはプラント軍ではなく、プラント議会であり、プラント警察でもあるというガンダムシリーズでも稀有な形態を持った組織となっている。
本編でも時々「ザフト軍」と表記される事もあるが、「ザフト」自体がプラントの軍という意味を持ち、その名前であるため、「ザフト軍」というのは少々重複した表現となる。
あくまでプラント議会与党としての「ザフト」と区別するための表記と言ったところか。
一部例外はあるが、ザフトの作戦名は「オペレーション・○○」といったものが多い。
地球軍が「○○作戦」であるものが多いのとは対照的である。
【組織構造】
ザフトの軍事関係部門はプラント最高評議会議員が兼務する「国防委員会」に管理されている。
つまり、この委員会のリーダー、「国防委員長」が事実上のザフト総司令官という事となる。
そして
- 国防委員会の下に来る「国防事務局」
- 更にその下の実働部隊として、指揮官である「隊長」の名前が付けられた「各部隊」
が存在する……という構造。
ラウ・ル・クルーゼが隊長なら「クルーゼ隊」、
アンドリュー・バルトフェルドが隊長なら「バルトフェルド隊」といった具合である。
各部隊の規模は概ね艦船1~3隻といった所であるが、低軌道会戦に際してクルーゼ隊は2つの部隊からローラシア級を2隻借り受けて一時的に4隻編成となっており、他部隊の戦力を一時吸収して普段よりも大規模になる事もある様である。
ちなみにC.E.71時点ではこの各部隊の総数は約100程であったとされている。
また、隊長が(旗艦)艦長を兼ねる場合とパイロットを兼ねる場合はあるが、その三つを兼ねる例はほぼ存在しない。
大抵は部隊を構成する各艦に艦長が存在し、隊長がパイロットである場合は旗艦にも艦長が置かれている。
具体例を挙げると本編序盤のクルーゼ隊は、シグーのパイロットを兼ねる隊長のクルーゼの配下に
ナスカ級ヴェサリウス(艦長:アデス)と
ローラシア級ガモフ(艦長:ゼルマン)がある。
国防事務局の下にはこの各部隊とは別に「補給部隊」があり、通常の軍事行動はこの両者の連携によって行われている。
その他、国防委員会の管轄として兵器開発を行う
「設計局」やメディア関係を担う
「広報局」などがある。 うち「設計局」に関しては複数存在しており、現状MSの開発元設定などで明示されているだけでもハインライン、アジモフ、クラーク、ヴェルヌ、ヴェルズと5つの局の名前が明かされている。
また今のところはっきりとした明示はないが、設定的に『FREEDOM』ハインライン大尉は局名と一致することから
一家代々でのMS技師か、そうでなければ超天才ゆえにあの年で設計局設立者になったと見なされている。この説に沿うなら他の4つもスタッフの人名に由来する可能性が高い。
洋SFファンにはおなじみの姓ばっかりなんであの人抜きでも人名由来だと判断できるが。
基本的に作戦規模にかかわらず各部隊単位で任務にあたっており、「小隊」「大隊」「師団」といった通常の区分が存在しない。
これは、ザフト(というよりプラント)自体の規模が仮想敵である地球軍に比べて極端に小さいため、部隊規模を悟られる事を防ぐという意図がある模様。
またザフトには「陸・海・空・宙」といった区分が無い。全軍が全領域に対応する事が可能な、いわば一同、総海兵隊員といった形式となっている。
もう一つの特徴として、ザフトには
階級制度が存在しない。
上下関係は別途存在するが、
将官・
佐官・尉官といった階級は設定されていない。代わりに軍服の色によって地位や役職を示している。
聖徳太子の冠位十二階かな?
第2次大戦後は大西洋連邦と同様の階級制が導入されており、『DESTINY』直後の時期を描いたドラマCDではイザークが参謀本部所属の少佐と名乗っている。
これについて『FREEDOM』では「世界平和監視機構コンパス」の設立に伴い、連携のため階級制を導入したとされている。
このあたりは連合軍穏健派やオーブ軍のような「終戦して協同関係になった」組織が明確な階級制の軍隊である(例えばアスランは『FREEDOM』時点ではオーブ軍一佐(≒大佐))ことも絡んでいるのだろう。
先述の通り、ザフトはプラントの軍隊であると同時に
プラントの政党でもある。
このため文官も存在しており、評議会にも出席している。
C.E.70年時には既にザフトはプラントの与党勢力であり、最高評議会議員の多くもザフト党員、事実上の最高指導者である最高評議会議長もザフトの議員が歴任する形になっていた。
国防委員長は第1次大戦の
パトリック・ザラの暴走を招いた反省から、以降は評議会議長と兼任する事ができなくなっている。
「21世紀のジオン軍」に当たる組織であるが、ジオン軍が指導者であるザビ家の仲の悪さもあって複数の派閥に分かれていたのに対し、ザフトは穏健派と過激派に分かれている程度で、ジオン程極端には分かれていない。
穏健派と過激派もどちらもかなり尖ってはいるのだが、フィクションの軍隊として見れば穏健・急進の二大対立くらいはままある事である。
元々「自治権の獲得」「貿易自主権の獲得」といった共通の目的から始まったこともあり、基本的な行動目的は共有されており、第1次大戦中においても(少なくとも序盤は)プラント防衛という指針は同じであった。
しかし、過激派の筆頭であったザラ派は大戦後半には反ナチュラル思想に先鋭化していき、穏健派を議会から実力排除、終盤には穏健派による反感がピークに達してしまいクーデターを招くなどの内紛を引き起こした。
C.E.73年時には評議会はザフト穏健派が掌握し、第2次大戦中までその体制を維持されたが、ナチュラルへの報復心から講和を認められず、一部が脱走してテロリストへと変化。
大規模テロ「
ブレイク・ザ・ワールド事件」を引き起こす事となる。
特務隊/FAITH
国防委員会及び評議会議長に戦績・人格ともに優秀だとと認められた隊員が任命される国防委員会直属の精鋭部隊。
C.E.73年時には「FAITH」と呼ばれる特務隊が登場している。
FAITHは略称でもあり、正式名称は「Fast Acting Integrate Tactical Headquarters(戦術統合即応本部)」となる。
FAITHに任命された場合にはその証として白い翼を模したような徽章が与えられ、徽章を左襟元に付けることで身分を示す。
彼等は
通常の指揮系統から独立しているのが最大の特徴。
部隊に配属されてもその隊長の指揮下には無く、ある程度の独断行動・作戦立案・他部隊の隊員への指揮権などの特権が認められた
極一握りのトップエリートの称号である。
後の作品の
ライセンサーなどに近い。
該当人物は以下の通り
ハイネの台詞によると、中盤のグラディス隊(ミネルバ)の様にFAITHの隊員が1つの部隊に3名以上存在する事は異例とされる。
一つの部隊に隊長が2人も3人も居るようなもので、指揮系統の重複どころの話ではない。
ミネルバという特殊な役割が与えられた艦……ということもあるが、どちらかといえばデュランダルの思惑による特別な措置と言えるだろう。
アカデミー
ザフト軍部に所属するための軍教育を施す機関。
設立時期は不明だが、プラント理事国や
地球連合との戦争が現実となったC.E.70年代以前には既に存在し機能しており、既に卒業生がザフトに在籍していた。
軍部への入隊は基本志願制であり、志願者はこのアカデミーを経て配属されるのが基本的な流れになっている。
詳細な描写は無いが、本編やドラマCDなどで断片的に描かれており、教育課程には射撃やナイフ格闘、情報処理、MS操縦訓練などが盛り込まれている。
また、在学中は寮生活になる模様。
入学から卒業までの期間はまちまちだが、アスランたちの場合は7か月ほどで卒業している。
このアカデミーでの成績評価は配属先での任務にも影響するのは勿論、卒業時の成績上位者には後述の赤服が授与され一目置かれる存在になれたりする。
制服
制服のデザインは青緑服を除いて基本的に共通しているが、地上部隊が着用する半袖仕様の制服は若干デザインが異なる。
地球軍の軍服を着用した際にトールが「ザフトの方が格好良い」などと言っている辺り、デザイン性も重視しているのかもしれない。
また緑服とアカデミー制服を除いてデザインは男女共用である。
パイロットスーツの色も制服に準じるが、『SEED』時代は全て統一されていたのに対し、『DESTINY』では新しいデザインのパイロットスーツも登場している。
『DESTINY』で旧デザインのパイロットスーツを着ていたのは
イザーク・ジュールや赤服のモブパイロットなど
第1次連合・プラント大戦を生き残ったパイロットに限定されている。
『FREEDOM』ではそのイザークも新デザインのパイロットスーツを着ていた。
制服の色については以下の通り。
いわゆる一般兵。
但し、緑服が全員下っ端の三下という訳ではなく、隊長クラスに準じる地位の者も居る様子。
また赤服との違いはあくまでアカデミー卒業時の成績であるため、緑服の中にもエースや部隊長・副官も存在する。
どういう訳か、緑服のみ制服の上着の裾が短い。
また軍服として唯一女性用制服のデザインが異なり、ボトムスは膝丈のタイトスカートである。
「赤福」と変換されがち
アカデミー卒業順位上位20名(資料によっては10名とも)、つまり成績優秀者の証。「赤(アカ)」「ザフトレッド」とも。
制服自体は単なる「赤」というより「深紅」「ワインレッド」に近い暗い色合いである。
誤解されやすいがあくまで「アカデミー成績優秀者の一般兵」であり、緑服の上官という訳ではない。
それ自体がエースの証という訳ではないが、早くに優れた能力を証明した事は間違いないため、結果としてザフトの精鋭の意味を持っており、
「赤」は本人にとっても他人にとっても誇りを以て用いられている。
副官・艦長・基地司令官クラス。赤・緑の上官に当たる。
「副官クラス」と紹介される事が多いが、要塞ボアズやマハムール基地の司令の様に基地司令を務める黒服も存在する。
このため必ずしも白服より下級とは限らないと見られる。
また、各部隊の随伴艦艦長を務めている例も散見される他、白服が最前線に出ている例はまま見られる一方、黒服のパイロットは妙に少なく『FREEDOM』でのディアッカくらいしかいない。
隊長・艦長クラス。赤・緑・黒の上官に当たる。
白服着用者は各部隊の「隊長」と呼ばれる指揮官であり、この服を着る者が同一部隊に2名以上在籍する事は無い。
逆に、必ずしも隊長は白服という訳でもないようで、モラシム隊長は緑服、アスランや『SEED』時点でのイザークは急造部隊ということもあって赤服、バルトフェルド隊長に至ってはいずれにも該当しない黄色の軍服であった。
最高評議会の文官、つまりザフトの指揮権が無い議員。
唯一これのみデザインが異なる。
最高評議会の武官、つまり国防委員会に所属する議員の制服。
デザインは軍服と同一だが通常ベルトは着用しない。
議長就任時の
パトリック・ザラのみベルトを使用していた。
アカデミー在学時の制服。
男子は薄緑地の学ランに似た長袖長ズボン型、女子は朱地に長袖膝丈タイトスカート型で、どちらもかなりシンプルなデザイン。
赤服授与者には卒業時に地色を赤色に変えた特別制服が支給されており、アスランやシンたちは卒業写真などではこちらを着用している。
【沿革】
前身となる「黄道同盟」の結成まで含めると、その歴史はC.E.50年まで遡る。本編開始の21年前の事である。
ナチュラルとコーディネイターの能力差が顕在化し反発が強まる中、L5の
コロニー群が完成し「プラント」と命名され、
生産力が大きく成長して行き、そして自治権や自衛権を持てない事に不満が溜まって来た頃である。
プラント理事国からの圧力により黄道同盟は結成から間もなく一旦地下に潜るが活動は続け、徐々にその勢力を伸ばして行く。
転機となったのは約10年が経過したC.E.60年代である。
ジョージ・グレン暗殺やS2
インフルエンザの流行を経た後のC.E.63年、相変わらず自衛能力を持たない中で
ブルーコスモスのテロによりプラントのエネルギー部門が破壊され、プラントの申し入れにもかかわらず理事国は生産ノルマを引き下げる事は無かったため、プラントは深刻なエネルギー危機に陥る。
この事件を機にプラントでは独立の機運が一気に高まり、軍用MSの研究が始まる。
そしてC.E.65年、黄道同盟は「自由条約黄道同盟」Z.A.F.T.と改称される。
C.E.68年にはザフトメンバーが評議会の多数派となって行く。
65年には密かに南アメリカ合衆国から食料を輸入しようとした所、その輸送船団が理事国に撃沈され、数百名のコーディネイターが犠牲となる「マンデルブロー号事件」が起きており、これを受けて「自由条約黄道同盟」ザフトはパトリック・ザラの主導で再編成され、ここに至りプラントの警察組織と合併、政治結社と保安組織と軍事組織を兼ねた組織、Z.A.F.T.が結成された。
第1次連合・プラント大戦開戦後は地上に降下、まずカーペンタリア基地を建設し、地球軍を地球に閉じ込める「オペレーション・ウロボロス」の橋頭保とし、次にジブラルタル基地を建設、一度は制圧に失敗したビクトリア基地も制圧するが、「オペレーション・スピットブレイク」で投入戦力の8割を喪失、このダメージが後々の地上作戦にまで大きく響き、最終的にザフトの地上拠点はカーペンタリア基地を除いて全て喪失する。
主戦場が宇宙に移ってからは直後に宇宙要塞ボアズが陥落、終戦間際にはヤキン・ドゥーエも自爆した事で喪失する。
二つの宇宙要塞を失いプラント本国が丸裸状態となってしまったが、この時点で地球軍も核攻撃隊を始め戦力の大半と宇宙の一大拠点を失っており、穏健派議員のクーデターも成功した事で戦闘が停止、引き分けという形でではあるが結果的にプラントを守り切る事に成功する。
ユニウス条約によりMS保有数に制限がかかった後は、ザフトの新兵器は地球軍以上に、
マルチロール性と、「ハイエンド機に高い一対多能力」を持たせる傾向が強まって行く。
また、地上の拠点はカーペンタリア基地とジブラルタル基地を除いて全て放棄する事となったが、第2次大戦開戦後は他にもいくつかの基地を地上に構えており、またいくつかの地域に駐屯する様にもなっている。
なお、月面には地球軍と同数の拠点を置く事が認められたものの、ザフトは月面基地は置かず、本国の防衛線を増強する程度に留まっている。
ブレイク・ザ・ワールド事件の復興への真摯な対応と「ロゴス狩り」による混乱から地球各地域から信頼を獲得して行くが、
デュランダル議長の
デスティニープラン発動後は強硬的な態度を取り始めた事でザフトからも離反者が出始め、
最終的には機動要塞メサイアが陥落、デュランダル議長も戦死した事で戦闘を停止した。
第2次大戦後は大西洋連邦・プラント・オーブが共同で世界平和監視機構コンパスを立ち上げ、ザフトからも人員の出向や装備の提供を行っている。
また経緯に応じてではあるようだが、この時期には連合製のMSを使用している部隊が登場しており、連合の主流となった穏健派とはある程度技術的な交流も設けられているようだ。
【保有設備・拠点】
宇宙設備・拠点
L5宙域に建設されたスペースコロニー群であり、プラント本国。
多くの防衛戦力を配備すると共に、ヤキン・ドゥーエなどによる防衛網が構築されている。
ちなみにザフト軍と最も縁深いのは軍関係部門が置かれているディセンベル市。
ちなみに外壁は自己再生ガラス製で、多少穴が空いても応急処置すれば自然に塞がる。
『SEED』から『DESTINY』にかけて度々登場した宇宙ステーション。本国近郊に存在する。
見た目は一言で言えばメタルちくわ。
ぐるぐる回転しており、おそらく人工重力を生成しているのだろう。
出番の割にどの程度の戦力を有しているのか、どのような役割・設備があるのか、いつ作られたのかについては描写も設定も無く不明。
月方面を守備する宇宙要塞。テンガロンハットかソンブレロのような形をしている。
元々はL4宙域に存在した東アジア共和国の資源衛星「新星」であり、
開戦直後の戦闘で地球軍が放棄したものを奪取、宇宙要塞に改造しつつプラント付近に移動させた。
ボアズ攻防戦にて、数十本もの核ミサイルを浴びた事で一瞬で粉々になり、陥落した。
差し詰め21世紀のソロモンといった所。あちらと違って占領されないまま崩壊したが。
プラント本国を守備する宇宙要塞。アルファベットの「Y」のような細長い形をしている。
元々はプラントの資源衛星だったもので、開戦直後の戦闘の後に軍事衛星に改造された。
『SEED』最終決戦となった第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦はここで指揮を取られる事となった。
最終的に三隻同盟が一時制圧するも、ジェネシス発射と連動した自爆シークエンスが起動した事でスタッフは退去、
衛星としては形は残ったものの要塞施設は破壊され、『DESTINY』でも再利用もされる事なく放棄された模様。
こちらは21世紀の
ア・バオア・クーか。遠目に見ればシルエットは似ているがあちらよりかなりヒョロい。
因みに、ボアズ・ヤキンは紀元前10世紀頃、ソロモン王が建設した「ソロモン神殿」の一対の柱に由来している。
左の柱が「ボアズ(Boaz)」、右の柱が「ヤキン(Jachin)」と命名されていた。
ヤキン・ドゥーエの背後に位置する『SEED』に於けるザフトの最終兵器。
非常に巨大ながら、ミラージュコロイドによりその存在は使用する直前まで秘匿されていた。
元々は外宇宙探査の為のレーザー推進器の点火用設備だったが、γ線レーザー砲として軍事転用される事となる。
詳細は個別項目を参照。
ジェネシスの試作版。
建造後は存在を秘匿されたうえで特殊部隊の拠点として核搭載機の試験運用なども行われていた。
しかし、とあるジャンク屋たちとのいざこざによって放棄され、その後はジャンク屋組合の本部として利用される事となる。
…もっとも、戦間・戦中の混乱から「組合が規定違反してる」という内容のデマが生じてしまい、正規軍からの攻撃目標にされてしまう。結局これで全壊、組合本部として使われたのは短い間ではあった。
『DESTINY』で新たに登場したコロニー群の一基。
プラントのあるL5ではなく、L4宙域に建設されている。
軍事工廠として運営されており、「セカンドステージ」やミネルバが開発されていた他、『DESTINY』一話時点ではミネルバ完成式典の準備が行われていた。
ファントムペインのセカンドステージ強奪作戦に際し、宇宙コロニーにもかかわらず地上用MSのディンが出て来たシーンがあるが、
おそらく工廠である事から製造直後・地上に移送する前の機体を緊急発進させたものと思われる。
この際に工廠設備一帯が破壊された上に外壁に穴まで開けられる被害を被る事になる。
『DESTINY』で新たに登場した宇宙要塞。
比較的小型に見えるが、機動要塞の名の通り、背面のロケット
モーターで自在に移動する。
巻貝を縦にしたような形状をしており、陽電子リフレクターを装備したリングが複数組み合わさっている。
資源採掘後の小惑星の残骸を利用したものらしく製造費は安い模様(兵器類は計上していないと思われるが)。
デスティニープランの為の遺伝子解析設備や、全方位に展開可能な陽電子リフレクター、ジェネシスの小型版・ネオジェネシスを装備している。
最終的に
ストライクフリーダムにより設備を破壊され、月面に墜落した。
最終回であまりにもあっさりとキラが深奥までたどり着いた件に関しては、内部に「順路こちら」とかいう貼り紙があったとか、「議長には付いていけん」と考えた職員がキラに地図を電送したとかよくネタにされる
スパロボに至っては大所帯で最奥部に押しかけた事すらある。なお、脱出路はミーアが案内してくれた
地上設備・拠点
オーストラリア北部、カーペンタリア湾に建設された基地。
エイプリルフールクライシスの翌日に降下し、その後僅か48時間で基礎が建設され、1ヵ月半後に完成した。
元々オーストラリアは親プラント勢力圏だったため、実態としては占領というよりあちらからの提供だった模様。
地上での作戦の橋頭保として建設されたものであり、『SEED』『DESTINY』を通してザフトの地上に於ける最大の拠点の一つ。
第1次大戦終盤には地球軍から大規模攻勢を受けるも守り切り、『DESTINY』でも主に太平洋方面の一大拠点となっている。
大規模なショッピングモールなどもあり、軍事基地としてだけでなく保養の為の設備も充実している。
ジブラルタル海峡に建設された基地。
第一次カサブランカ沖海戦で地球軍を突破しヨーロッパ・アフリカに上陸したザフトが欧州・アフリカ戦の橋頭保として建設した。
低軌道会戦で地球に落下したイザークとディアッカが一時滞在していたのもこの基地である。
大戦終盤の地球軍の攻勢により一度は放棄する事となったが、ユニウス条約締結後は地上のもう一つの拠点として保有が認められる。
ヘブンズベース攻略戦に際しては地上のザフト戦力及び地球軍から離脱した義勇軍が集結していた。
『DESTINY』で新たに登場した地上基地の一つ。
ペルシャ湾の近く、イラク辺りに位置する。
以前ガルナハン基地攻略に失敗しており、ミネルバが一時訪れる事になる。
『DESTINY』で新たに登場した地上基地の一つ。
黒海沿岸に位置する。
ミネルバが一時訪れ、丁度その頃ミーアが慰問ライブを開いていた。
ここの近海でシンとステラが二度目の遭遇を果たしている。
『⊿ASTRAY』で登場した海底基地。
大気圏外から直接降下させた6隻の大型潜水艦や大気圏突入の際に使用したカプセルを基点に建造された極秘基地であり、その存在は秘匿されている。
戦艦を収容できる大型ドックなども併設されており、かなりの規模。
正確は位置は言及されていないが「ジブラルタル基地とカーペンタリア基地の中間にある」とされているのでインド洋周辺と思われる。
元々は連合軍の施設だったが、『SEED』本編開始の数日前にザフトが制圧。
貴重なマスドライバー施設が存在しており、物質や艦船の打ち上げる等で戦略的価値が高かったが、ユニウス条約によりジブラルタル基地と交換で返還された。
立地的にオーブがすぐ隣にある。
【所属人物】
ここでは主要登場人物以外で、個別項目が無い者を挙げる。
CV:川津泰彦
クルーゼ隊副官にしてヴェサリウス艦長。黒服。
クルーゼ隊旗艦艦長として職務を全うし、長きに渡ってアークエンジェルを追撃し続けた。
AA地球降下後はしばらく出番が無くなるが、AAがクサナギと共に宇宙に上がってから再登場。
ナスカ級ヘルダーリン・ホイジンガーと共にメンデルにて補給中の三隻同盟を攻撃するが、強行突破を試みた三隻同盟の攻撃でヴェサリウスを撃沈され戦死。
最期は艦橋で仲間達に敬礼を送っており、ザフトを裏切った格好となったアスラン・ディアッカもまた、一時は彼の部下だった事からか去り際に敬礼を捧げていた。
CV:菅原淳一
ガモフ艦長。黒服。
ヴェサリウスと共に、AAを長らく追いかけ回した。
低軌道会戦にて、AAを何としても沈めんと高度を下げ過ぎた事で地球の重力に捕まり、大気圏突入能力を持たないガモフが空中分解して行くのに伴い、同じくAAを守ろうと限界以上に高度を下げたメネラオスと刺し違える形で戦死。
『
第三次SRWα』のザフト黒服モブの顔アイコンはおそらく彼。
CV:笹沼尭羅(テレビ版)、
私市淳(スペシャルエディション)
クルーゼ隊の赤服メンバーの一人。
G兵器強奪作戦に際し、
ストライク強奪を担当するが、地球軍側の抵抗によりヘッドショットを受け戦死。
その際のアスランの反応からして、彼とはまま良好な仲だった模様。
本放送時には素顔は全く描かれておらず、後に番外編やスペシャルエディションで素顔や人となりが公開された。
クルーゼ隊の緑服メンバーの一人。
共にD装備を施したジンでヘリオポリス内に出撃したAAの攻撃に参加するが、共にAAの迎撃で戦死する。
マシューのジンが装備していた大型の
ミサイルは機体を撃墜された際に暴発してヘリオポリスの構造体に直撃、
これがトドメとなってヘリオポリスは崩壊する事となる。
CV:笹沼尭羅
バルトフェルド隊の副官。
上官に振り回されていたりミスしている場面もあるなど視聴者的にはパッとしない感もあるが、バルトフェルドからの信頼は厚く、出撃中の艦の指揮を任されている。
バルトフェルドのザフト離反時には共に離反しており、『DESTINY』本編最後までバルトフェルドの副官でありつづけた。
CV:竹村拓
「紅海の鯱」と異名を取り、大戦初期から地上で主に活動していた。
モラシム隊隊長であるが、制服は何故か緑服。
クルーゼの通信を
通信機へのパンチで切断するなど、彼の事をとてつもなく嫌っていた。
インド洋でアークエンジェルを二度に渡って攻撃し、一度目はディン、二度目はゾノに搭乗し前線で戦うが、二度目の出撃でソードストライクに敗れ戦死した。
彼を
ライバル視していた地球軍のジェーン・ヒューストンは、宿敵との決着を付けられず仕舞いになってしまった事で、
しばらく宙ぶらりんになった気持ちを抱える事になる。
CV:三戸耕三
特務隊のメンバー。黒服。
アスランの訓練生時代の恩師であり、彼からは「ユウキ隊長」と呼ばれている。
ザラの側近的な立場であるが、ナチュラル殲滅思考に憑りつかれている彼と比べて幾分か冷静であり、射線上の友軍や地球上の全生物を巻き添えにするジェネシス第三射に反対する。
それを鬱陶しがったザラ議長に即銃撃され瀕死の重傷を負うも、息絶える直前に最後の力でザラ議長を撃ち返し、彼の凶行を止めた。
「敵を鏖殺しようとする上官を止めたその味方」という、地球軍に於ける
アズラエルを止めたナタルに相当する人物であり、
また、
殺伐という言葉も生温いC.E.世界も案外捨てたもんじゃない事を示す人物達の一人。
ちなみにコントロールルーム内の他の者もほぼ全員困惑、ユウキの他にも制止する者もいたり、銃撃後にアスランが到着した時には混乱の末に全員撤退。
この流れから性質上ザラ議長が信頼していた面子で構成されていたはずなのに、誰一人としてザラ議長への同意も遺志を継ぐこともしなかったことから
むしろザラ議長の考えは先鋭的過ぎてC.E世界でも少数派であることを示している。
とはいえザラ議長を言葉では止められなかったので、彼が居なければ最悪の事態が起きていた事だろう。
そういう辺りでは、命と引き換えに暴君を倒したC.E.世界の救世主とも言える人物である。
イザークの母親。
SEEDではプラント最高評議会に属し、いわゆるザラ派のNo.2とも言える人物。
ナチュラルを忌み嫌う典型的なザフトの鷹派であり、
パトリック・ザラを補佐していた。
最終決戦ではパトリックに代わってザフト軍の指揮を執っていたが、クライン派のアイリーン・カナーバらによるクーデターによって失脚する。
SEED DESTINYでの詳しい去就は不明。ただデュランダル議長は協力を要請していたらしく、その後の地位を考えても政界と遠くない位置に居たようである。
というのも、根深く存在するザラ派は当然としてナチュラルを快く思っていない議員は未だ多く、その筆頭であったザラ派のNo.2という立場は顔役として、抑えとしても代えがたい存在だったため。
実際戦後は有閑マダムと化していたようで、なんだかんだ影響力は大きかったのだろう。
劇中では息子を溺愛する親バカな一面を持ち、イザークは過剰な母の愛に少々辟易している様子も見られる。
また、ジェネシスの第一射ではあまりの威力に恐怖の入り混じった表情で呆然としつつも、第二射はすんなり実行しているあたり実に鷹派であるが、
この頃は互いにおぞましい兵器の応酬で絶望的状況であり、半ば戦争に疲れ切った様子でもあった。ノリノリだったわけではない
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SEED FREEDOMでは…(ネタバレ注意) |
突如ジャガンナートが起こしたクーデターからワルター議長を守り、エターナルに退避させる。
この時イザークと共に居たシホ・ハーネンフースに意味深な視線を向けていた。(監督のXによればホモ疑惑さえあった息子が初めて女性を連れていた事に興味津々だった様子)
なお政敵であったカナーバと行動を共にしている事から、DESTINYの頃かその前後ではだいぶ軟化していた様子。
これは息子の死で穏健派から過激派に転向したニコルの父、逆に過激派から穏健派に転向したディアッカの父などを鑑みれば、エザリアもまた息子の変化に影響を受けたのだろうと想像出来る。
もっとも、当時ザラ派という超鷹派だったのもCEの歴史を紐解けば無理からぬものであり、増してボアズでの惨劇を経ればコーディネイターとしては普通と言えなくもない。
付け加えるなら味方ごと撃とうとするパトリックが常軌を逸しているだけで、急進派の多くはプラント民を優先して行動しておりサトーのようなテロリズムは容認していないし、終戦協定もきちんと守る側である。
当然ながらファウンデーションと結託してクーデターを起こすジャガンナートなどとは相容れるはずもない。
SEEDでの経緯は状況が状況だったこととパトリックの民意誘導が上手くいっていたためで、平時の急進派の多くも別に好んで絶滅戦争がしたいわけではないのだろう。
あくまで推測の域を出ないが、劇中でのものすごい手際良く議長らを逃がす行動やその後のあまりにスムーズな鎮圧活動を見るに、
エザリアは急進派No.2としてジャガンナートを危険分子としてマークしていた可能性はあり得る。
クーデターへの対処をこなしつつ、冷静に余裕をもって息子の嫁候補ロックオンを同時進行でやってのける姿はまさに女傑と言えよう。
余談だがCVの三石琴乃氏はエザリア役は自分がやると言って譲らなかったとかなんとか。
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CV:山口太郎(テレビ版)、中多和宏(『STARGAZER』・スペシャルエディション)
血のバレンタインで娘を亡くしたパイロット。
その影響でナチュラルへの報復心と憎悪に凝り固まった復讐鬼と化してしまった悲運の男。いわゆる「ザラ派ザフト軍人」の代表的人物。
乗機は黒く塗装されたジンハイマニューバ2型。
その姿勢は終戦後も変わらず、戦後のプラントの地球との融和路線に反対しザフトを脱走。同志と共にテロリストと成り果て、C.E.史に残る大事件「ブレイク・ザ・ワールド事件」を引き起こしてしまう。
テログループとしては最後まで生き延び、ユニウスセブンがいよいよ大気圏に突入し始めた頃にアスランの乗るザクにしがみつき彼を道連れにしようとするも、アスランはシンがザクの脚を切り落とすという形で助け出され、そのままユニウスセブンの地表に蹴り落されるという形で死亡した。
自分を止めようとしたMSパイロット(アスラン)が当のザラ元議長の実の息子とは知らないままぶちまけた、「ナチュラルを全て滅ぼそうとしたザラこそが唯一正しかった」「無下に殺された死者の嘆きを忘れ、偽りの世界で何故敵と馴れ合えるのか」という彼の憎悪は、息子の自分が彼らの暴走を止めるべき責任があったと思い込む形でアスランを激しく動揺させる事となる。
CV:吉田尚記
ラクス暗殺計画の実行部隊「アッシュ隊」隊長。
最新の水陸両用MSアッシュを駆ってラクスとキラが住まうアスハ邸に攻撃を仕掛けたが、復活したフリーダムの攻撃によって作戦は失敗。
最後は証拠隠滅のため部下共々自爆して果てた。
CV:今村直樹
『SEED DESTINY』の時期における国防委員長。
非常に影が薄く主導権は議長に握られており、ベルリンの際は一時撤退を訴えるもデュランダルに押し切られる形でミネルバ隊に委ねることに。
終盤では姿も見せず、かつてとは逆方向にシビリアンコントロールが機能しない形になっていた。
第2次大戦後の動向・生死は不明。少なくとも国防委員長の座にはいない。
CV:藤真秀
『FREEDOM』の時期におけるプラント最高評議会議長。
前任者2名とは比べ物にならないほどの良心的な人物で、コンパス総裁となったラクスを気遣う一面も見せ、キラに対しては「この戦争の矛盾を一人で背負おうとしている」と評していた。
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ネタバレ注意 |
物語の中盤でファウンデーション王国に同調したジャガンナート中佐の起こしたクーデターによって命を狙われるが、事前に情報を掴んでいたイザークらの手によって脱出。
ジャガンナートが前線に出て留守になったプラント評議会へと戻り、クーデター関係者を拘束・逮捕した。
初期設定によるとミレニアム艦長であるアレクセイ・コノエとは旧知の仲とのこと。
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CV:江頭宏哉
『FREEDOM』の時期における国防委員長。階級は中佐。
小説版によるとコーディネイターとナチュラルとの融和を嫌う急進派で、またコンパスについても快く思っていない。冒頭で彼から非難されたラクスはキラの晩御飯の事を考えて[[スルー]]していたが
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ネタバレ注意 |
物語の中盤でファウンデーション王国に同調しクーデターを実行するも、ラメント議長を取り逃してしまう。
その後ナスカ級戦艦に乗りレクイエムの破壊を目指す地球連合軍&オーブ軍艦隊と交戦するが、その間にクーデターを鎮圧されてしまう。
それでも諦めずに抵抗を続け、イザークの説得にも耳を貸さず徹底抗戦の構えを見せつけるも、デュエルブリッツのランサーダートでブリッジを貫かれ戦死。
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【主な部隊】
最初に登場した部隊。
ラウ・ル・クルーゼが指揮を執る。グリマルディ戦線決着後辺りが結成時期と思われる。
ナスカ級ヴェサリウスを旗艦とし、ローラシア級ガモフが随伴する。
多数の赤服やエースが所属する一種のエリート部隊として頭角を現していた部隊であり、クルーゼが独断でG兵器強奪作戦を決行した事で『SEED』の物語は幕を上げる。
後にラコーニ隊・ポルト隊も引き込み地球に降下しようとするアークエンジェルを執拗に追撃するが、最終的には取り逃してしまう。
部隊から分離する形となった
ザラ隊(後述)に追撃任務を譲り、クルーゼ個人は本国や地上での任務にあたり部隊の活動は一時休止。
パナマ攻略戦後クルーゼが宇宙に戻り部隊も通常任務に戻るが、間もなくのメンデル戦でヴェサリウスは撃沈。
更に直後にクルーゼ自身もザラ議長付きの特務隊へと転属したため、残存していた部隊の人員などはジュール隊へと移る形となった。
AAが地上に降りた直後に戦った部隊。「砂漠の虎」
アンドリュー・バルトフェルドが指揮する。
因みにバルトフェルドは、上記の何れにも該当しない黄色の軍服を着用している。これがいわゆる砂漠地帯向けの酷暑対策ありの軍服なのか、それともなんらかの経緯でバルドフェルドの色を変更したいが認められたのかは今でもよくわかっていない。
レセップスを旗艦とし、ピートリー級2隻を随伴艦とする陸上艦隊。バクゥの機動力を生かした戦法を得意とする。
最終的にAAとの戦闘に敗れた事で壊滅するも、後にバルトフェルドやその副官ダコスタらがクライン派として再登場する。
AAが砂漠を抜けた直後、インド洋で二度に渡り戦った部隊。「紅海の鯱」マルコ・モラシムが指揮する。
ボズゴロフ級クストーを母艦としているが、一度目の戦闘ではディン・グーン隊で攻撃するも失敗、
その後はグーン部隊を率い、モラシムもゾノに乗り換え出撃するも、ソードストライクの前に戦死、クストーも撃沈され壊滅した。
ちなみにクストーとはアクアラングを発明したフランスの海洋学者にちなむ。後述する通りザフトの学者好きがうかがえようものである。
地上に降りたアークエンジェルを追撃するため臨時で結成された部隊。
隊長は
アスラン・ザラ、母艦はカーペンタリア基地にて受領したボズゴロフ級潜水艦のネームシップ、ボズゴロフ。
イザーク等は「ザラ隊」と呼んでいたが、書類上はあくまでクルーゼの隊長職を代行しているだけになっているのか、アスランは常に「クルーゼ隊」と名乗っていた。
クルーゼ隊でGAT-Xシリーズを奪取した四人の赤服だけの小部隊で、各地の部隊に協力を求める形で追撃任務を行った。
しかし、ニコルの戦死、ディアッカのMIAに続きアスランの特務隊転属が決まったことで解散となり、残ったイザークはクルーゼ隊に復帰した。
メンデル戦後に本国に戻ったイザークが隊長となった部隊。
上記の通りクルーゼ隊から引き継いだ形で結成されており、同隊に所属していた
シホ・ハーネンフースの他多くの緑服兵士を擁していた。
当初は母エザリアの親心で後方のヤキンに配置されていたが、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦に伴い出撃、核弾頭の迎撃やブーステッドマン部隊との戦闘に尽力した。
『SEED』終盤のイザークはほぼ単独で行動しており、隊長でありながら部下を指揮するようなシーンはほとんど見られなかったが、
誰かしらの副官か部下に指揮を任せたか、元々プラントやザフトの個人の自立性的が高い性質上問題とはならなかったのだろう。
『DESTINY』では白服となったイザークが引き続き運用、旗艦としてナスカ級ボルテールと随伴艦ルソーを与えられている。
隊員には相変わらず在籍しているシホの他、前述の「一度軍籍が無くなったうえで再入隊」という理由で緑服となったディアッカの姿もある。
大戦序盤から終盤にかけて活動し続け、終盤にはレクイエム中継ステーションでの戦いで奮戦、
ステーションを破損させた事でレクイエムの首都直撃だけは回避させた。
指揮官クラスとはいえあくまでザフトの兵士に過ぎない以上ラクス達ほどの情報は持っていなかったはずだが、
デスティニープランの件やデュランダル議長の取る手段があまりに強引になって行った事で強い危機感を抱き、
最終的に「ザフトの船」であるエターナルを援護、強硬手段を止め大戦を終結させた。
その後も部隊として存続しているかは不明だがディアッカは黒服となっていた。
ドラマCDでイザークが参謀本部勤務になっている事を鑑みると解散したのかもしれない。
『FREEDOM』ではイザークの身分は「プラント参謀本部の情報将校」ながら実質的にはMSパイロットとして活動するシーンがあるが、これが「本人の要求からイザーク隊扱いで再創設した」のか「元々参謀本部直轄の部隊の制度がある」のかは不明。
- グラディス隊(他の例と異なり基本的にミネルバ隊、或いは単にミネルバと呼ばれる)
セカンドステージ専用運用母艦であるミネルバを旗艦とする部隊。
タリア・グラディス艦長を隊長とする。
いわば主人公部隊であり、主人公の一人であるシンは最終決戦以外はこのグラディス隊に所属していた。
もう一人の主人公のアスランもザフト復帰からしばらく所属。
所属パイロットの多くが赤服であり、クルーゼ隊に続き精鋭部隊の感が強い。
カーペンタリア出港時にボズゴロフ級ニーラゴンゴを随伴艦として与えられていたり、
ガルナハン基地攻略や
エンジェルダウン作戦で現地のラドル隊・ウィラード隊と協力した事があるが、基本的にミネルバ単独で行動していた。
デュランダル議長の肝煎りの部隊という事で何かと特殊な扱いを受けており、
一時期はグラディス、アスラン、ハイネ(シン)とFAITH隊員が3人も所属するという異色の部隊となっていた。
本来は月軌道に配属される予定との噂も流れていたが、アーモリー・ワン襲撃を機に数奇な運命を辿り始め、
世界中を転戦した末に最終決戦にてミネルバが大破、総員退艦し主なパイロットもほぼ全員撃墜された事で実質的に壊滅した。
メンデルから若い頃のデュランダルのノートを回収して来たダコスタ君を追跡して来たザフト部隊。
ナスカ級3隻、(ナスカ級は1隻にMS6機しか格納出来ないのに)MS30機あまりという大部隊と呼んで差し支えない戦力を有していたが、
ストフリのお披露目の相手として僅か2分で無力化された。
21世紀のコンスコン艦隊といった所。
役割だけ見れば
かませ犬以外の何物でもなかったが、数の利を活かして超エース級パイロットであるキラとバルトフェルドを大苦戦させてラクス達も死を覚悟、(ドラグーン対応の反応の速さから見越していた感もあるが)ストフリを一度捕捉、旧デザインの赤服パイロットが最低でも数名いる、巧みに連携してくるなど…かなりの猛者達で構成されている。
赤服旧デザインが何となくの設定でなければ、実は
ヤキンを生き残ったエースパイロットが複数名以上所属している非常に強力な部隊」だった可能性が高い。
当のグラスゴーは撃退された後茫然としていたが、本来なら盤石な体制だったので無理もない反応である。
【開発兵器】
元々プラントが高い工業力を持っていたこともあり、ザフトでは多くの兵器を独自に開発・運用しており、地球連合との大戦でその性能を発揮した。
中でも独自に実用化した機動兵器「モビルスーツ(MS)」は非常に多くの可能性を示し、連合などの他勢力でも開発が行われるほどになった。
C.E.70の第1次大戦時点ではザフトのMS開発は国防委員会の下、国営の複数の設計局が行っており、必要とされる機能毎に特化した機体を開発していた。
先に「国軍としてのザフトには空陸海や(宇宙世紀作品には登場する)宙域担当の区分けがない」と説明したが、これらのどれかひとつを重視したであるとか、世界観を問わない形でのMS設定の話で「ようするに局地戦タイプ」と表現されるような機種はこの「どういう機材がいるか?」を聞いて手直しや開発を行う仕組みからかまあまあ多い。このあたりを考えると「バルドフェルド隊のような、運用上は陸軍みたいなもの状態の隊」「モラシム隊のような、海軍状態にある隊」になっている部隊は一定数存在すると思われる。
例:汎用・機動性重視→ハインライン設計局
:地上用多脚型→アシモフ設計局
しかし、大戦中期からはより高性能な機体を開発するために、これらを一つにした「統合設計局」での開発が行われるようになった。
大戦終了まではこの体制を維持していたが、その後のC.E.73年時にどういった体制になっているかは不明。
また、MSなどに搭載される武装類を製造する兵器メーカーとして
- 実弾系火器の製造に長けた「マイウス・ミリタリー・インダストリー社」
- 近接武器およびビーム兵器の製造に長けた「マティウス・アーセナリー社」
が設定として存在しており、MSの武装類の型番の頭に「MMI」「MA」といった社名が入ってたりする。
「21世紀のジオン軍」的な組織なので、量産型MSはモノアイセンサーを持ち、命名則もあれらの方向性を引き継いだ「無義なカタカナ2~3音節」が主。
MSの武装類の名前は「ラテン語の動物」に由来するものが多い。
その他、
アクロニムを用いた命名が為されたものも散見される。特に『DESTINY』ニューミレニアムシリーズは「世界観が違うのにジオン軍の機体と同一の名前」なのの理由付けにアクロニムの設定がある機種が多い。
何しろ「プラント」「ザフト」自体がアクロニムである。
艦船は、地球軍が軍人や政治家の名前が主なのに対してこちらは学者が主に用いられている。
例外は文化の名前に由来する「ナスカ」、大陸に因む「ローラシア」「ゴンドワナ」、山が由来と思われるボズゴロフ級の一部、神話に因む「ミネルバ」である。
おそらく、「固有の歴史が無く」、「技術者の研究拠点から始まった国家」という点がこの様な命名法になったと思われる。
●モビルスーツ
●艦船
艦名は不明。
第一話冒頭を始め、軌道上からの降下作戦にて度々使用される宇宙用輸送艦。
降下カプセル(MS4機搭載可能)を11基輸送できるが、火力・防御力は共に貧弱。
「スケイル・モーター」と呼ばれる鱗状の部位を振動させる事で地面や砂を液状化させて推進する「陸上戦艦」。
バルトフェルド隊が旗艦としていたネームシップ、レセップスが代表的。
「21世紀のギャロップ」か。
レセップス級より少し小型の陸上艦。レセップスの子分といった所。
こちらもスケイル・モーター駆動。
出番は少ないとはいえ、何故か公式サイトで全く紹介されていない。
『DESTINY』で新登場した新たな陸上戦艦。こちらは無限軌道駆動。
レセップス級と比べてかなり大型化している。
初出撃時のデストロイにハチの巣にされたり、ウィラード隊が運用している様子が主な出番。
ザフトの主な地上用艦艇。MS数機を運用可能な潜水艦。
ザフトは水上艦を保有しておらず、ザフトの海洋戦力は全てこの潜水艦である。
艦首部分の4本の円筒形部分はドライチューブとなっており、内部に水中用MSを数機格納可能な他、
船体中央部分にもMS発進用カタパルトを備え、ディン等のMSを垂直発進させる事ができる。
なお、カタパルトからのMSの発進は水上でなければ不可能である模様。
通常の地上艦艇として以外に、複数隻を連結させた「海底基地」として運用されているものもあるという。
ボズゴロフ級と比べて簡素な外見の潜水補給艦も存在しており、
こちらは大容量のペイロードから一隻で複数隻のボズゴロフ級を補給する事ができるとされる。
『DESTINY』の時代から運用されている超巨大宇宙用母艦。
全長はなんと1200mという『SEED』シリーズはおろかガンダムシリーズ全体でも類を見ない巨大サイズである。
ザフト最大級の宇宙用艦艇であり、多数のMSに加えてローラシア級等の宇宙用艦艇すら収容できる。
MS用カタパルトは16基を備え、CICルームはちょっとした基地司令部レベルの設備……と、
最早艦艇というより移動要塞に近い代物。ボアズ・ヤキンを失ったプラントの新たな守りの要としての役割が与えられたのだろう。
プラント本国の防衛の為に何度か出撃しており、最終的に目立った損傷も無く第2次大戦を生き延びている。
●その他
地球用MS輸送機。
4枚の主翼とそれに内蔵された4基のローターが特徴的。
機首にMSが歩いて出入りできる大型ハッチを持ち、MS4機を搭載可能。
正式名称不明。
同じく地球用MS輸送機。こちらはジェット機である。
↑より比較的小型であり、MSも寝かせた状態で輸送される。
クルーゼ隊がジブラルタル基地から移動する際に利用したのはこれ。
つまりカガリに撃墜されアスランが
無人島に漂着する前に乗っていた輸送機である。
正式名称不明。MSを運搬できる程のサイズは無く、精々大型トラック程度。
本体の左右のスタブウイングに吊るす様にした2基のローターを備えたヘリ。
本体とローターの下部にはフロートを備え、水上にも離着陸ができる。
無人島に遭難したアスランを捜索していた際にニコルが搭乗していた機種である。
輸送ヘリとは言うが、実際には哨戒、連絡など多目的に使用されている模様。現実のミリタリーにおけるUH-60のように、同じヘリが多少の装備変更でいろんな用途に使える機種なのだろう。
一人乗り戦闘ヘリ。
テールローターが無く、かといって二重反転式でもない2翅ローター1基のみという
反作用の打ち消し方法が謎な構造。
機体中ほどに
ジェットエンジンの様なものがあるが、これで上手く調整しているのだろうか。
作中では主にバルトフェルド隊が数機運用していた。
砂漠に不慣れな降下直後のストライクとAAを翻弄したが、所詮は「ただの小型ヘリ」なのでレジスタンスの粗末な装備でも十分対処可能な戦力。
武装は有線
ミサイル4本と
機関銃。
ちなみに実際の攻撃ヘリは「操縦と射撃を分担したほうが楽」「被弾時のサバイバリティの点」などで2人乗りが主流。所属兵の大半がコーディネイターなのを考えると、ある程度以上に忙しい操作・頭の中での処理ができる者が多いため前者を無視できた可能性がある。
軍用機パイロットを育て上げるのは時間的にも予算的にも大変だからね…
一人乗りVTLO戦闘機。21世紀の
ドップといった所だがあちらとは異なり出番はかなり少ない。
場所を選ばない多用途性を持つとされる。
前後に分かれた双胴式という、ドップに負けず劣らず変態的な構造をしている。
しかも
機首と機体後ろ半分を三つ折りに曲げ更に主翼も畳むという驚愕の折り畳み構造により、かなりコンパクトに格納できる。
コアファイター要素まで入れるとは
その反面、性能は限定的で、地球軍の主力戦闘機スピアヘッドには劣るとの事。
機体名は、
Wikipedia等々では「有害な・危険な」と紹介されている事が多いが、
由来と思われる英単語「Infests」は「(害虫などの有害なものが)蔓延る」といった意味。
これ自体に「有害」という意味は無い。
正式名称「MS支援空中機動飛翔体」。いわゆる
サブフライトシステム(SFS)。
地上での
飛行能力を持たないジン・シグーを乗せ空中・水上戦能力を与える。
重量100t以上のデュエルASも余裕で飛ばすパワフルな機体である。
MSからリモコン操作される
無人機であり、武装として6連装ミサイルランチャーを2基装備している。
またボズゴロフ級のカタパルト等では折り畳まれている。
飛行可能なMSの増えた『DESTINY』の時代でも、空を飛べないザクの為に引き続き運用されている。
因みに、
何故かゲイツ系MSが使用した場面が一度も無い。
本作では
量産機に至るまで
飛行能力を持つ事が多い事から、何気に珍しい「アナザーガンダムのSFS」である。
「Nジャマー」と略される事も多い。
核分裂を抑制させる能力を持ち、数機で地球全土を覆う程の効果範囲を持つ。
副次的に電波障害を起こす能力もあり、これによって地球全土で
核兵器・原子炉・長距離通信が使用不能となったため、
作中で最も多くの死者を出した兵器などと言われたりもする。
これは当時の地球側がかなり原発ありきの電力事情だったため、ザフトがこいつを担ぎこんでスイッチを入れたことで大停電が発生、それによる市民の被害が大きかったことから。
またザフトの宇宙艦艇もECM装置代わりに搭載している。
非常に強力なEMP発生装置。
パナマ基地攻略作戦に際して使用、パナマ基地と迎撃に出撃したストライクダガー部隊を行動不能に至らしめた他、
その強力な電磁気でマスドライバー施設を崩壊させた。
【余談】
フリーダムを強奪され、ジャスティスも持ち逃げされ、エターナルも強奪され、テスタメントも強奪され、
セカンドステージも強奪され、一度は奪還したガイアをまたしても強奪され、量産機のグフも脱走の足として強奪され、後のストライクフリーダムの機体もしくはそのデータも強奪され、連合やオーブと和平を結んだらデスティニーやインパルスがいつの間にかオーブで修理……
と、たった数年間でここまでの被害を受けているというのは異例である。
また強奪とは少し異なるが、連合ではザフトから鹵獲したジンやシグーアサルトも連合軍のコーディネーターによって用いられてた他、ニュートロンジャマーキャンセラーの技術もクルーゼの手によって地球連合に渡され、その結果第一次大戦終盤では核ミサイル弾幕VSジェネシスという最悪な状況に陥った。
一応、国家上層部の手引きであるとか正式に受領した者がクーデター派に寝返ったとか特殊部隊の襲撃被害であるといった理由が主で、
別に警備がザルという訳ではないのだが、
アウトフレーム(正確にはテスタメントの予備パーツ。しかも実際には未完成・不完全な部分も多い)がジャンク屋の手に渡ったのが
放棄した施設に放って置かれていたからというのは流石に問題であろう。
推測が混じるが、前述のように階級制度というものが存在しない義勇兵制度なので、「責任と権限」が曖昧なのも原因の一つであろう。
赤服を着ただけでキラとラクスが誰何されずにスルーされるなど、隊長以外は平等=互いに何かする義務も権限もないのだから。
宇宙世紀の地球連邦軍も複数のガンダムを強奪されているがここまでハイペースではない。
……もっとも、クルーゼ隊によるG兵器の強奪がガンダムSEEDの物語の幕開けだったので、ある意味奪い合う運命かもしれない。
地球住まいのコーディネイターを含め地球が滅亡する事を承知の上でジェネシス第3射を撃とうとしたら直前にレイ・ユウキ隊長に止められた
パトリック・ザラといい、
デスティニープランの強行とレクイエム・メサイアという二大大量破壊兵器で世界がディストピア化する瀬戸際で
レイ・ザ・バレルに撃たれたデュランダルといい、
ザフトの議長は凶行に出ると「レイ」という名前の側近に撃たれるという妙なジンクスがある。
先述の通り、プラントの政党であると同時にプラントの軍という珍しい組織であるが、現実にも似たような例が存在する。
例えば中国の軍、「中国人民解放軍」は中国政府ではなく支配政党である中国共産党の軍隊という事になっている。
一時期は階級制度をなくしてザフト軍同様に単なる命令系統だけだったが、同様に不都合が多発して階級ないし類似制度を復活させている。
作戦開始は定刻の予定。各員は迅速に作業を終了せよ。
書き溜めメモ、配置完了。メモリ使用量オールグリーン。Wi-Fi通信回線、最終チェック。
この編集により、編集合戦が早期終結に向かわんことを切に願う。真の自由と、正義が示されんことを。
追記修正! 開始せよ!
- ↑3 C.E75の劇場版でもジンやザウートを使ってたし余裕がないんだろうな。何かとクーデターが多発する組織だけどこんな兵器事情があるのにそういう事してる場合じゃないと思う -- 名無しさん (2024-02-07 08:34:57)
- グラスゴー隊は随伴艦のローラシア級の艦載機を露天係留なりして無理矢理引っ張ってきたあたりが一番現実的な気がする エターナル相手の追撃戦だとローラシア級は置き去りにするしかないし 多分議長はラクスの関与を確信してただろうから相当な戦力割いてたはず -- 名無しさん (2024-02-07 13:07:27)
- 兵器の強奪被害だけど、元々廃棄予定だったドレッドノートとプロトセイバーに、連合側に流れついて鹵獲されたリジェネレイトは強奪の扱いでいいのか? -- 名無しさん (2024-03-23 13:06:18)
- 議長がデスティニープランを宣言してた時はみんなあぼーんしてなかったかな。何で信者があんなに増えてんの? -- 名無しさん (2024-05-11 21:41:45)
- ↑プラン廃絶後に「あれ実行してればナチュラルを支配できたじゃん」とか考えた奴らが多そう。FREEDOMでもオルフェの宣言を笑顔で聴いてる市民が多かったし。 -- 名無しさん (2024-06-28 15:05:48)
- ↑2オルフェのセリフにもあったけど「デスティニープラン」というものがあるってことを示されたってのが大きいからだと思ってる。宣言時は初めて聞いたから理解できなくてぽかんとしてたけど時間が立ってプランへの理解が進んだことと実際問題ブルコスのテロが続いてる現状もあって賛同者が増えていったんだろうな -- 名無しさん (2024-06-28 15:23:59)
- 小説版ではザフト軍の戦後はクーデター派の処罰でプラント政府も混乱しているらしい。艦隊一つが大被害を受けてユーラシア首都を吹き飛ばされた地球連合と比べて死者数は少ないと思われるが、クーデター派の参加の艦隊がそれなりの損害を被った事、そして反乱加担者の指揮官・隊長クラスは処刑や公職追放が行われると思われるので、確実に相応の弱体化が発生すると思われる。 -- 名無しさん (2024-07-04 17:32:04)
- 戦争に勝ってるのに被害の方は連合よりも深刻だなザフト軍 -- 名無しさん (2024-07-04 17:50:23)
- 第一次大戦前で地球連合加盟国75憶、プラント6000万人らしいからね。連合側がだいぶ人口が減ったとしても単純キルレシオでザフト兵1人の損害カバーには連合兵100人は倒さないとつり合いが取れない感じになっちまう。実際第一次大戦末期は連合有利になったらザフト側の追い詰められる速度は速かったし、国力差が激しいと思う -- 名無しさん (2024-07-04 18:01:50)
- ↑3,4 劇場版後にプランをやろうとする賛同者がザフト内にまた現れるか。成長できなくなってアコードみたいな無様な死を遂げかねないが支配者をやれるって旨味はあるからな -- 名無しさん (2024-07-04 22:21:46)
- ↑2あとレクイエムの被害で最大で300万人位死んでる可能性があるからな。プラント、NJやブレイクザワールド事件で被害受けた連合と同じく組織内や世論内に敵意が渦巻いてても驚かない -- 名無しさん (2024-07-12 16:23:33)
- SEED DESTINYだとザフトが連合を圧倒しているイメージ強いけど、デストロイでユーラシア西側の駐屯部隊を丸ごと殲滅されたり、ヘブンズベース戦のニーベルングで降下部隊のMS100近くが一斉に消滅したり、レクイエムで数百万の市民が虐殺されたり、挙句には味方のネオ・ジェネシスで複数の艦艇が消滅したりと損害も結構大きい。SEED FREEDOMの際にはザフト有利の世界情勢かなーと思っていたら「連合もザフトも損害がデカすぎてもうヤダ」になっていたのはちょっと驚いた。このまま連合が戦力回復したらザフトジリ貧だよね -- 名無しさん (2024-07-29 18:29:16)
- FREEDOMの、ジャガンナートの「死者の流した血を忘れたのか」に対してのディアッカとイザークの「忘れてないからこそもうこんな事はやめないといけない」って、サトーの「無下に殺された死者の嘆きを忘れ~」に対しての意趣返しとか20年ごしの返答だったのかも -- 名無しさん (2024-08-02 14:53:43)
- 考えたらデュランダルの親衛隊ってやべー奴らだよな。味方に向かってジェネシス撃つとかパトリックの部下達でもやらない蛮行をやらかしてしまうとか生え抜きのディステニープラン信者たちで構成される部隊なんだろうか -- 名無しさん (2024-08-02 17:52:54)
- ↑3実は種死の時でシン達以外のザフト軍は連合に勝ててないのよ、連合はMAのザムザザーとダガーによる部隊で大勢で有利だったのよ例えるなら連合が戦車+随伴歩兵でザフトは歩兵だけって戦力差なんよ、だからデュランダルはシン達を過剰に持ち上げてジブリールの暴走を誘発させて民意を味方に付けたわけよ -- 名無しさん (2024-08-13 17:46:24)
- ↑ヘブンズベース戦でもめちゃくちゃ苦戦してたよな -- 名無しさん (2024-08-13 17:51:08)
- クーデターの人的損害の回復大変そう。親プラント国も頼りになりそうなのが大洋州連合しかいないのも痛いんだよね。 -- 名無しさん (2024-08-13 18:13:03)
- ザビ家よりもましというけどクライン派とザラ派の対立が解消したのがFREEDOMでしかもザラ派が分断したのが理由という…あと意外に委員の世襲率がリアル日本をはじめとしたナチュラルよりも高くてなんとも -- 名無しさん (2024-09-23 16:34:33)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2024-11-12 09:11:15)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-11-19 09:45:18
- 陽雄委員長…歴代国防委員長で唯一問題起こさずに勇退しとる… -- (名無しさん) 2024-11-21 18:43:35
- ザフトの正式名称にフリーダムが入っていたこと考えるとフリーダムガンダムはヒロイックさと合わせてフラッグシップ的なものとして作られていたかもしれないだけにパクられたザフトがおいたわしく感じる。ガンダムで例えたら連邦がジオングを使うみたいなものだし(スパロボではたまにある話だが) -- (名無しさん) 2025-01-14 12:19:55
- ↑デスティニープラン主義者たちもデスティニーをコンパスに使われるし、クライン派はサドだらけか? -- (名無しさん) 2025-01-14 16:38:28
- ザラ派にクライン派、あとジャガンナート -- (名無しさん) 2025-01-26 14:14:03
- ミスった、あとジャガンナート派なんてのが今後区分で出てきそうだね。 -- (名無しさん) 2025-01-26 14:15:52
- ジャガンナートはザラ派の亜種じゃないかな? -- (名無しさん) 2025-01-26 15:30:59
- 連合との兵の人数差がめちゃくちゃあるからクーデターに参加した兵をごっそり減らす訳にもいかんし、ハイペースで大戦とクーデターかましてるからザラ派→デュランダル派→ジャガンナート派を経験している将兵も居そうなのが何とも -- (名無しさん) 2025-01-26 17:34:56
- 人的資源の枯渇が深刻過ぎるから、そのうちに外人部隊とか地球の同盟国との合同部隊が発足するかもね -- (名無しさん) 2025-01-31 12:05:50
- ↑×2 小説版でレクイエム解体はプラント政府が担当すると地球連合と協定を結んでいたから「強硬派が勝手に直してました」はプラント側の大失態。アコードが全地球国家の武装解除まで要求したから、地球連合だけじゃなくて中立国まで「お前らグルだったんじゃないのか?」と疑われても不思議じゃない。明確に違いますと示すなら少なくともクーデター派の士官・隊長クラスは軒並み処分するしかないけど、国内の反ナチュラル系が反発するからプラント内は処遇でもめているだろうな。まぁ、一般兵はともかく指揮官は全処分しないと絶対にまずいと思う -- (名無しさん) 2025-02-18 23:45:09
- アウラがパニクったとはいえプラントもレクイエムで撃つとか発言したり、修羅の事ジャガンナートが閣下とへりくだったり、やはりデスティニー主義ではメンデル閥の方がプラント人よりも格上なんだな…完全にただの金ずるにしか見てないような -- (名無しさん) 2025-03-30 07:30:22
最終更新:2025年03月29日 12:08