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笹波雲明

登録日:2025/11/29 Sat 16:41:24
更新日:2026/07/26 Sun 13:25:29
所要時間:約 4 分で読める




笹波(ささなみ)雲明(うんめい)とはイナズマイレブンシリーズの登場人物。
イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロードのストーリーモードにおける主人公である。
CV:小村将


【概要】

長崎県にある南雲原中学校に通う中学1年生。
青と緑のグラデーションめいた髪色に、太い眉毛、少し赤くなっている鼻に小柄な背格好…と、一見すると少女にも見えかねない。
だが、その内面は「レスバモンスター」と呼ばれるほど口に長け、情報収集能力もずば抜けた参謀タイプ。

かつてはサッカーを楽しんでいたが、ある日の試合の最中に倒れてしまう。
そのまま運ばれた病院にて心臓の病気が告げられ「サッカー等の激しくぶつかりあうスポーツは出来ない」「でも安心して欲しい。日常生活には問題はない」と告げられる。
こうして大好きなサッカーは彼の前から突如消え去った。…サッカーだけがすっぽり消え去ったのだ。
以降も文献やインターネットを漁り、どうにかして病気を克服もしくはこの病気を持ちながらサッカーをする手段を探すが、調べれば調べるほどサッカーが出来ないという現実を突きつけられる。
かつてのライバルの呼びかけにも答えないなど、1人で抱え込む毎日であった。

そして中学生となった雲明は南雲原中に入学する。
この学校に入学した理由は色々とあるが、一番の理由は「サッカー部がないから」である。
あの楽しいサッカーが出来ないのであれば、「サッカーにはこの世界から消えてほしい」とすら考えていた。

しかしサッカーは彼を離さない。
サッカーボールの幻や、自らを「サッカー」と名乗るイマジナリーフレンドが見えてしまう程であり、振り切ることが出来ない。*1
友達を作ろうともせず何処か投げやりな態度は、同級生の木曽路が「攻略しがいのある陰キャ」という印象を抱くほどであった。
そんな中で、不良と呼ばれ、南雲原中の汚点と呼ばれる桜咲丈二が天性の脚を持ち「サッカーの才能を無駄遣いしている」事に気づき…燻っていた情熱が沸々と蘇って行くこととなる。



【性格】

上記の概要からさぞかし暗い性格…かと思いきやそうではなく、言いたいことははっきりというタイプ。
普段は大人しいが、間違っていると思ったことにははっきりと物申す。
先輩や先生には敬語で接するものの、どこか慇懃無礼な態度となっている。
…というか発言がかなり毒舌であり、冗談とは思えないほどキツイ事を言うのも多々。特に桜咲の喧嘩については雲明的にはかなりアウトらしくいじる事も多い。
とはいえ流石に年寄りや動物には優しく、子供に対しても柔らかい態度を取る。
また良く言えば素直なところがウケるのか、意外と色々な人物と仲良くなるし、初対面の人間にも好まれやすい。その為、仲良くしているのを見られて別の人間に嫉妬されることもある。
他方で町の人の頼み事を聞いたり、喧嘩している際は仲裁に入ったりとお人好しな一面もある。

と同時に、いくら憎んでも捨て切れなかったほどにサッカー大好き少年
サッカーを穢すことは彼にとってはご法度であり、それらが絡むと普段の冷静さはどこへやら、後先考えずに行動してしまう。
だからこそ「消えてほしい」とまで望んでいたのだろう。存在すらしなければ不平を呪わなくてもよくなるのだから。

ちなみに趣味がサッカーだけのサッカーバカというわけではない。
どうにも甘いものが大好きであり、とある喫茶店ではカステラパフェを3つも平らげたりすることも。
またライトノベルも好きらしく「シグド戦記」シリーズを愛好する「シグラー」でもある。
住んでいる長崎の事も好きらしく、とあるキャラが旅行に来た際は様々な観光名所を案内した。


【サッカーの実力】

選手としては出場できず、監督としてチームを率いることとなる。
仲間には「特訓」と称した練習をさせる。この特訓はチームメイトの話からかなりキツい事がうかがえる。
育成方針としては、まずは弱点をある程度克服させる事から始まり、以降は長所を磨くというやり方。
選手達にはそんな猛特訓ノルマを課しながら、自らは監督して作戦を考える。
町中の噂話やSNS、ネットの記事から情報を得るのも得意としており、情報収集には特に力を入れている。
その内容だが、良くも悪くも手段を選ばない。特に序盤ではサッカーメンバーを集めるのが急務だったとは言え相手の感情すら利用した策略を涼しい顔で熟す。
仲間のことは信じてはいるものの、並み居る強豪達相手には「今の時点では勝てない」と仲間に告げるなど、現実を直視し情に絆されす、とにかく監督としてやれることを徹底しているのだ。
やがてその知略は全国に知られることとなり、多方面から警戒されることとなる。

しかし基本的に作戦をその時にならないと説明しないという悪癖があるため、疑問を持たせたまま平気でプレイさせることも多々。要するにいつものイナイレ監督である
仲間達も「雲明の作戦なら間違いない」と信頼してはいても流石に思うところはあり、ひときわ雲明に甘いところがある桜咲でさえしょっちゅう「雲明…何を考えてやがる」といったニュアンスの言葉を吐く程。
プレイヤーも彼の作戦に振り回されることなる、チャンポンスパイクとか。サ・プ・ラ・イ・ズとか…。
しかしそう言いながらも南雲原中の一番の武器はチームワークと言うなど、サッカー部の事は非常に大切に思っている。

何もかもを見通すような知略を持ち、監督としてのメンタル面は並外れており、人間性の面でもサッカーとの向き合い方を乗り越えて以降は非常に安定しているが、
一方で全国大会の行進中に派手に転び、メディア取材を受けた際にはガチガチだったらしいなど意外と緊張に弱い一面や、稀に予想外の流れに直面して素直に驚くこともあったりと、平時では中学生相応の可愛い反応をすることもあったり。

サッカーから離れて久しいものの運動神経自体は衰えていないようで、ダンス部の忍原来夏とダンス対決をする際はフリースタイルフットボールをベースにした華麗なリフティングを披露し、ダンス部メンバーのサポートもあったとはいえ未経験のニワカ仕込みながらダンス日本一の彼女に引けを取らなかった。(流石に勝てなかったが)
この時は心臓の負担がそれほどない踊り方を心がけていたらしい。

※ネタバレ注意
+ ...
ラストバトルの最中、選手として出場する
「中学生なので登録上は選手ということになっている」点は何度か言及されており、ルール的に問題はないと思われる。
ポジションはMF。固定枠以外から自動交代されるため、主力として使っていたアバターキャラやスカウトキャラが強制退場させられた話も多々。
ラストバトルなのもあって作中で事情は語られず、元々わずかな時間限りならプレーできる見込みがあったのか、何らかの克服を行ったのか、どのくらいのリスクを負っているのか等は不明。

だが、流石にブランク明けの為か技が1つもない
戦術上の目的も、選手としての価値は横に置いて「より細かい指示を出すため」というもので、半ば苦肉の策とも思える。
しかしそうして繰り出された究極のタクティクス「天空のタクト」は南雲原に劇的な強化をもたらす。

一方で、ムービーでは二度の目配せで円堂ハルが自身の視界にいないこと、古道飼亀雄がフリーになっていることを瞬時に確認しつつ、死角からのスライディングを他の選手の視線の動き一つで見切り、そのままディフェンスをいなしてすぐさま味方の裏抜けを察知して完璧なキラーパスを通すという必殺技に頼るまでもない純粋な超絶技巧を見せつけている。おい、超次元サッカーしろよ。
用意されているステータスを見ても、ピーキーだがMFとしての能力はかなり高い。*2
これにマトモな身体状態があった全盛期の実力は如何ほどのものだったのだろうか。
ただし空宮征曰く、頭脳明晰ではあるがフィジカルは他の選手程ではないとのこと。
なおボールを受け取っても歩くことしかできないので、さっさとほかの選手に渡してしまいたい。フォーカスで走ったりパワーチャージしたり合体技に参加してるって?一瞬なら大丈夫なんでしょ多分。

また、基本的にこのゲームは条件を満たせば監督やマネージャー…
それこそサッカーやったことない少女や死人ですらも試合に出せるのだが、雲明だけは選手にすることが出来ずスフィア盤アビボードも監督の物しかないという特殊な扱いになっている。
今後の追加要素で使えるようになるのか、今はまだわからない。


なお、このラストバトルは敵である雷門の立場で戦うことも出来る。
ここまでに雷門視点から雲明がラスボスのように扱われ始め、円堂ハルが一種の主人公じみた雰囲気を醸し出す中、立場が逆転して本当にラスボスとなりえるのだ
雲明と彼が率いる南雲原の得体の知れない強さを敵視点から体験することができる。
南雲原は育成状態やメンバーが最終局面前の状態そのままで適応されるため、一種の縛りプレイである。
…なのだが、やはりほぼ動けない雲明や、理由があるとは言えぐちゃぐちゃになるポジションなど付け入る隙はある。
しかしそれでも強敵なのは変わらない。思う存分彼の強さを楽しもう。



【余談】

やぶのてんや氏の手掛けた漫画版では満面の笑みやギャグ顔を見せたりコロコロコミックらしいアレンジがされている。それと木曽路と最初から仲が良い。
一方で設定自体はそう変わっておらず、策略や無茶を駆使するのは変わらず。
ある意味では新鮮な雲明像が見られるので必見と言える。




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最終更新:2026年07月26日 13:25

*1 そのサッカーボールの幻は蹴ることも可能。演出などではなく本当に蹴っているらしく、ボールの幻が見えない仲間たちにも「雲明の癖」等と言われるようになっている。

*2 鬼道有人等と同じステータステーブルである