登録日:2012/02/26(日) 14:21:48
更新日:2026/05/05 Tue 14:20:14
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三杉淳は、サッカー漫画『
キャプテン翼』に登場するキャラクターである。通称はガラスのエース、フィールドの貴公子など。
国籍:日本
生年月日:6月23日
出身地:
東京都
身長:177cm
体重:64kg
ポジション:MF、DF
利き足:右
背番号:14(武蔵FC、武蔵中学)、24(JY編)、6(WY編、五輪代表編)、41(FC東京)等
経歴:武蔵FC - 武蔵中学校 - 武蔵医大付属高校 - ベルマーレ平塚 - FC東京
声優:木藤玲子→溝口綾(初代)、
緒方恵美(J少年期)・太田真一郎(J青年期)、
折笠愛(2001年度版少年期)・宮崎一成(2001年度青年期)、斉藤壮馬(2018年版)
略歴
名士で金持ちの一人息子に生まれ、何をやっても上手な優等生。
容姿も線の細いイケメンで、黄色い声援が飛ぶほどにモテモテ。こういった描写は本作においては三杉が筆頭格だろう。
だが彼は持病として心臓病を患っている。良くも悪くも三杉を象徴するのがこの設定。
小学生編での登場当時はこの大会だけでもと医者に無理を言ってサッカーを続けており、15分のプレーでさえ監督から心配されているような扱い。
だがそれでもピッチに立てば、そんな僅かな時間でさえ武蔵のプレーを激変させ相手を圧倒するほどの天才選手であった。
小学生編では個人能力・指揮能力の両面によって
大空翼をフルボッコにし(「心臓病というハンデを背負いながらそれをこなしている」という事実もあって)戦意喪失に追いやるという格の違いを見せつける。
だが、翼との対決に全力を尽くすため
これが最後の試合になってもいいという覚悟で先発出場した故、後半途中で一度は倒れるほど体調が悪化。
それでも意地でもピッチを去らず、最終盤には満身創痍の体で独走弾を叩き込み、それからは動けなくなりながらもゴール脇からの指揮で南葛の猛攻を迎え撃つが、三杉の想像を超える翼の執念に同点そして逆転を許し敗れる。
中学生編では2年をリハビリに捧げたことで3年時に30分の制限つきで復帰。東京都大会決勝で東邦と対戦、前半残り10分から出場するが終了間際に倒れ、あと一歩及ばず敗北。
彼と直接は関係ないが、「昔のおまえなら三杉の心臓を蹴破ってでもゴールを目指したはずだ」という吉良の大迷言が生まれたのもこの時。
日向小次郎とのやり取りは三杉らしさが出ることが多い。「組織プレイ」は
岬太郎や
松山光なら「チームワーク」、「個人技」の部分は翼や日向なら「男同士の勝負」などと言いそうだが、あくまでクールにサッカー用語を用いるあたりに彼らしさが出ている。
この時も個人の実力としては日向や
若島津健をも圧倒しており、2年のブランクさえも問題にしていなかった。
JY編では当初、片桐宗正の計らいでコーチとして参加。コーチとしてちゃんと仕事をしていたが、その後見上監督の計らいで選手登録。
スーパーサブとしてアルゼンチン戦、フランス戦と途中出場で結果を残す。翼や日向や岬に「心臓病さえなければ日本一になれたかもしれない男」と呼ばれた。
高校進学後は3年間リハビリに専念したため高校サッカーへの試合出場はなかったが、その甲斐もあってWY編では心臓病を克服し、入団テストを経てユース代表に加入する。
この頃には中盤にタレントが揃っているからと、機を見て攻撃にも参加するリベロとしてDFに転向した。激しい運動をキッカケに心臓病の再発リスクがまったくないとは言い切れないからとのことで、センターバックでの起用が主となる。ドライブシュートを習得していて、三杉曰く中学生で習得した翼は凄いが高校生では珍しくないとのこと。
ただしリベロとは言えDFに転向したことで攻撃に参加する場面は少なくなり、キャプ翼ワールドにおけるDFの役割…相手選手の引き立て役を松山とともに強いられる。
その分、一次予選から決勝戦まで全試合フルタイムに出場、不慣れなDFの役割も徐々にモノにしていった。
若林から「三杉 味方ゴール前にへばりついているだけがリベロの仕事じゃないぜ」と発破をかけられた事もあったが…
このあたりからの三杉の扱いは、「『デメリットつき最強キャラ』からデメリットがなくなると、最強でもなくならざるを得ない」という普遍的な作劇上の都合について考えさせられるものがあると言える。
WY編終了後、海南医科大に籍を置きながら、ベルマーレ平塚に所属、後に
FC東京に移籍する。
フライングドライブシュートもマスターし、和製ベッカムなどと呼ばれることも。
五輪代表編でも代表に選ばれ、同じ国内組の岬、松山と揃って「3M」と呼ばれる。顔が同系統なので見分けづらいという欠点のあるこのトリオだが、三杉は茶髪で髪の塗りが違うのでわかりやすい。
ライジングサンのドイツ戦ではドイツの攻撃を再三にわたって阻止するなど活躍するも、シュナイダーのボレーシュートが胸に直撃したことで
心肺停止状態に陥り、
小学校時代から心配されていた最悪の事態がついに現実のものとなる。
幽体離脱して天使に囲まれ、自分の身体を空から眺める姿は衝撃的で、三杉の心肺停止はネット内でもニュースになるほどだった。
だが翼が必死に心臓マッサージによる蘇生措置を行う最中、三杉の魂を天国に誘おうとする天使たちを、スペイン代表の霊能力者ミカエルが
退散させたことで現世に復帰。結局そのまま何事も無かったかのようにプレーを続行したものの、試合後は若干の不整脈があったため、続くスペイン戦では大事を取ってスタメンから外れることになる。
スペイン戦ではその頭脳でベンチから吉良監督を補佐しつつ、終盤に切り札として投入される。
この時、かつて翼と並ぶ天才と称えられたことや、心臓病の治療のために差をつけられてしまったことを振り返りつつ「決して遅くはない」「いつか追い付けるはず」と翼にライバル心を持ち続けていたことをモノローグで語り、「君にできる技は必ず僕にもできるはずだ」と、ドライブシュートやフライングドライブシュート習得の裏にあった思いを吐露した。
実際に披露されることはなかったが、翼と岬の合体技であるハイスピードトルネードスカイアルファを岬の代わりに撃てるほどに成長しているようで、技を磨き続けている様子。
松山と協力してイーグルドライブシュートを放つシーンも描かれた。
ゲーム版での活躍と再現
◆テクモ版1
25分限定で出場が可能。時間が過ぎると、ガッツがいくらあっても、強制的に0になる。
全般的に能力が高いが、特に守備系の能力値が飛びぬけて高いという特徴を持つ。
◆テクモ版2
時間指定は無くなったが、他のキャラより何をやるにしてもガッツ消費量が多い(例えばドリブルでのガッツ消費量が、普通のキャラは3、三杉は5)。
さらにハーフタイムでのガッツ回復も他人の半分。ガッツが0になると顔グラフィックが蒼くなり、次の試合に出場できなくなる。ご利用は計画的に、である。
高校編やジャパンカップ編では敵としてプレイヤーの前に立ちふさがる。
いずれも後半からの出場だがCPU仕様のため心臓病ペナルティが一切なく、難敵となる。
◆テクモ版3
2と同様、ガッツ消費に気を付けて戦うことになる。
翼不在となるアルゼンチン戦でベンチに置いておくと、後半「相手がディアスでは翼のいない中盤は不利だ」と、切り札として投入されるイベントが発生する。ジュニアユース編の再現か。
◆テクモ版4
大学でもサッカーを続けており、所属チームは武蔵ローレルス。
やはりガッツに関する特殊仕様あり。
オープニングでは石崎、森崎、早田らと激闘を繰り広げるも、渾身のオーバーヘッドキックを顔面ブロックに阻まれてしまう。
条件を満たせば新必殺技ムーンスライダーを習得。ただし消費ガッツが大きいため心臓病ペナルティとあわせて扱いの難しい技となっている。
◆テクモ版5
同じくガッツが特殊仕様で消耗しやすく回復しづらい。
だがアジアカップ編では翼、日向、新田といった攻撃面の主力選手のいない日本において、その穴を埋めるべくフル出場を決意。
中心選手として活躍するも体の負担は大きく、準決勝のサウジアラビア戦が終わると同時に倒れてしまう。
システムだけでなくストーリーで心臓病が注目されるという珍しい展開になった。
◆RONC
「出場して30分間(同作は30分ハーフ)は能力上昇、それ以降は激減する」というパッシブスキル「ガラスのエース」を所持する形で心臓病を再現。
時系列が中学~ジュニアユース編相当なので原作再現としても適切な設計か。
ニューヒーローリーグの武蔵中シナリオでは中心選手として登場。中学編の後に持ち直したのか後半限定で出場する仕様。
翼率いる南葛と全勝同士での対決を誓うも、東邦戦の直前に倒れてしまい出場不能となってしまう。
自分抜きで東邦に勝つのは難しい、と全勝対決を諦めかけるも、本間、一ノ瀬、真田ら武蔵トリオの奮起と主人公(プレイヤーキャラ)の活躍により武蔵は東邦に勝利。
全勝対決を実現させてくれた仲間たちの姿に「本当の意味で仲間を信頼する」ことを覚える。
そして最後の南葛戦では小学生編さながらにフル出場で翼と対決することとなる。
感動的なストーリーだが、プレイヤー目線では東邦戦は山場なのに使えず、南葛戦は後半弱体化状態で使うことになる、と悩ましさを出してくる。
あと2Dイラストが心臓を押さえたポーズなので場面転換などで映るたびに心配を誘わされる。
余談
◆名前の元ネタは『赤き血のイレブン』美杉純。細かいキャラ設定は『ナイン』永井和正という、
オマージュの固まり。
◆ポジションごとに尊敬する選手を決めており、その選手を目指す傾向にある。小中学生時代は
ヨハン・クライフ、医者を目指すようになってからはソクラテス、DFに転向してからはフランコ・バレージ、FC東京入団後はデイビッド・ベッカム。
キャプ翼においてゲスト出演案件以外で実在選手に言及したがる珍しいキャラである。
◆オフサイドトラップ…三杉の代名詞。相手が最前線にパスを出す瞬間にDFが飛び出してオフサイドに追いやるという実在の戦術。
これでオフサイドとオフサイドトラップを学んだ読者も多いだろう。
一歩間違えればGKと1対1の大チャンスを献上する絶大なリスクを伴うこの戦術を三杉は小学生の時点で使いこなし、ロベルトをも驚愕させた。もっともこれに関しては指示を出す三杉だけでなく体得した武蔵守備陣も大概凄いと言わざるを得ない。ロベルトもちゃんと武蔵自体を称えている。
◆ファーストブレイク…三杉起点の速攻。ノートラップで早いパス回しをする。
これも速攻を指すスポーツ用語だが「ファースト(first)」ではなく「ファスト(fast)ブレイク」が正しい。後の作品で登場した時には改められたり。
◆オーバーヘッドキック…翼とは違うところを見せ付けるため、身体をひねってカーブをかけてゴールを決めるという、高等テクニックを披露する。
◆アップキックボレー…小学生編の南葛戦で登場。ボールをチップキックで上に上げて、自らはいったん後ろに下がり、その反動でジャンピングボレーを打つ。
テクモ版ではメガCD版のみ
必殺技として登録。他、『たたかえドリームチーム』では「タップダイビングボレー」、『RISE OF NEW CHAMPIONS』にてスーパーシュートの「スカイロケットボレー」として採用されている。
◆ハイパーオーバーヘッド…テクモ版2で登場。通常のオーバーヘッドより消費ガッツが多い。もっとも三杉に通常のオーバーヘッドは無いのだが。
◆ムーンスライダー…テクモ版Wで登場。GKの手元で急激に曲がる。
◆ドライブシュート
◆フライングドライブシュート…いずれも翼が扱うのと同じ技。
◆オーバーヘッドクリア…JY編のフランス戦で登場。ピエールのボレーシュートを若島津が弾き、そのこぼれ球をクリアした。テクモ版では相手のシュートをオーバーヘッドキックでクリアする守備技。
血縁者&関係者
◆両親…東京都武蔵野市に豪華な邸宅を構えている。しかも、メイド付きで。高級車も所有している。
父親は三杉のやる事に全面賛成しており、一度限りのフルタイム出場という無茶も男の意地として肯定したり、自立してる歳ならまだしも小学生の息子に対して冷静に考えると流石にどうなんだという感はある。
母親は少なくとも小学生時には気が気でないように描かれていた。ただ、それでも「サッカーなんていけません」という態度ではなく、あくまで息子の意思を尊重はするが心配であるという形だが。
◆青葉弥生…ガールフレンド。元は翼が南葛小に転校する前の
小学校で同じクラスだった。翼に好意を寄せていた。彼女も転校して、三杉と同じチームのマネージャーに。
偶然知った三杉の心臓病を本人から口止めされつつ陰で支えていたが、三杉への同情のあまり翼に打ち明けてワザと負けるように翼に頼んでいた。
その後、翼のプレーに迷いが見られたことで弥生が吹き込んだと察した三杉は
「勝負に水を差された」「これは男同士の勝負、キミに口を出してほしくない」と怒ってビンタするという現代基準だと黒歴史ものな態度を見せる。
とはいえ献身的に支えてくれた弥生への感謝を忘れる男でもなく、以降も関係は続いて後に恋仲に。三杉が医者を目指すなら私は看護士という事で看護士の資格を得る事になる。
◆武蔵FWトリオ…本間洋、真田信次、一ノ瀬明の三人。武蔵FCの頃から組んでいる。本間はライン際のドリブルが得意なドリブラー。真田は長身を生かしたヘディングが得意なポストプレーヤー。一ノ瀬は、空いたスペースに飛び出して得点を取るのが得意なストライカー。本間のポジションが時々MFになるのは、三杉不在時は、代役としてゲームを組み立て、三杉が投入されると、ポジションチェンジをしてFWになるのだろう。
名言
◆ボクは心臓病なんかには負けない!
◆だいじょうぶだ ボクの心臓はまだ こわれちゃいないんだ
◆もし 1分や2分しかプレイができなくても ボクはかならずグランドにたつ そして いつか この心臓病にも うちかってみせるよ
◆ボクの心臓は試合をするたびに強くなっていくんだ
みえる…みえるぞボクの記事―― ここだ!!
「これは三杉くんの追記・修正が一瞬はやい!!
キーパー森崎くんだから書き込めなーい!!」
- 言い方は不謹慎かもしれないが噛ませ犬にされるくらいなら心臓病というハンデ持ちのままで良かったのに。 -- 名無しさん (2016-01-31 22:41:25)
- さっさと現役に見切りをつけて、ライセンスを取得して指導者になればいいのに、って思うことがある。 -- 名無しさん (2016-05-21 11:39:55)
- うっ!心臓が・・・って真似を昔よくやっていた(笑) -- 名無しさん (2017-02-03 10:27:39)
- アニパロコミックスでは完全に変人扱いだった・・・。 -- 名無しさん (2017-02-03 10:28:16)
- 心臓病の時の方が強かったと読者からよく言われるよね -- 名無しさん (2017-02-03 10:56:23)
- 病弱な彼を支えるために鍛えたのか弥生ちゃんがレスラーばりのガタイに -- 名無しさん (2020-10-24 04:49:48)
- テクモ版Wって何?Ⅳでしょ -- 名無しさん (2024-04-28 17:07:27)
- ゲームでは大人世代でも固有必殺技にされがちなアップキックボレー(タップダイビングボレー(スカイロケットボレー)) -- 名無しさん (2024-08-15 19:20:01)
- 見すぎカンペー君! -- 名無しさん (2024-08-15 20:01:52)
- どんなに才能があっても大事な時期を病気持ちで過ごしたから弱体化は必然か、それでもレギュラー確実レベルにいるから凄いけど -- 名無しさん (2024-08-28 19:00:13)
- 翼へのライバル心も持ち続けていたとわかったのは良かった。あとゲームで高橋先生監修のオリジナルシナリオでオランダに渡ったのは、今後原作で黄金世代それぞれの話を描いていく時間を取るのが難しいからと、ゲームに託すことにした(のでいつものゲームオリジナルではなくほぼ公式)ってことらしいね。 -- 名無しさん (2026-04-26 01:31:12)
最終更新:2026年05月05日 14:20