アットウィキロゴ

アランシア(ファイティング・ファンタジー世界)

登録日:2026/02/27 Fri 20:41:18
更新日:2026/08/19 Wed 15:36:16
所要時間:約 60 分で読めます




アランシアとは、ゲームブック(以下GB)及びTRPGシリーズ『ファイティング・ファンタジー』(以下FF)に登場する架空の地名である。


【概要】


FFシリーズの殆どの作品で舞台となっているファンタジー世界「タイタン」を構成する3つの大陸のうち、北西に位置する大陸であり、最も多くの作品で舞台となっている大陸でもある。
古代エルフ語で「騒乱の平地」を意味しており、タイタンで最も悪名高い地とされ、勇敢な冒険者に大きな報償をもたらすが、同時に悪の勢力が集結して力を強めている危難の地でもある。
現在では大陸全体の名前になっているが、かつては北西部、北の氷指山脈から南の髑髏砂漠北端までの土地を示す言葉であり、その地域を支配していた国の名前でもあった。
かつてはアランシア国やゴールドラン国といった、大きな王国も存在していたが、全世界の邪悪と混沌の勢力が侵略の猛威を振るった「魔法大戦」による甚大な被害により、これらの旧王国は存在できなくなった。


【地名】


ここでは、文庫本として出版されたGBや『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』(以下AFF)『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』(以下AFF2e)等のTRPGルール用シナリオの他に、『ウォーロック』等のアナログゲーム雑誌に掲載されたミニGB及びミニシナリオ、ソロアドベンチャー(以下ソロアド)の情報も反映する。
また日本では未訳の作品からの情報や、日本オリジナル(以下和製)作品からの情報も反映するものとし、未訳作品のタイトルは英語表記とする。
このシリーズは、同じ名称や肩書でも翻訳者によって異なる例が多いため、言葉によっては複数の呼び方を記載したり、原語版での表記を参考に、漢字表記にカタカタのルビを振る等して記載する(例:「太古の森」と「ヨーレの森」→太古(ヨーレ)の森)。


●氷原地帯

アランシア北部に広がる、雪と氷に閉ざされた地域。アランシア北西部にそびえる氷指山脈と、北東部にそびえる氷血山脈によって他の地域から区切られている。

+ ...

氷結台地

『Tower of Destruction』の主舞台。氷原地帯の中心部を構成する、氷に閉ざされた台地。アランシアの遥か北から永久に凍った海を越えて、タイタンの遠く離れた北極まで広がっている。

  • 氷の神殿
現在では絶滅した氷原(アイス)エルフの魂が眠る大霊廟。氷結台地のどこかにあるとされている。氷原エルフは氷と冷気の神ファジリスと「白い君(ホワイトロード)」の異名を持つ半神(デミゴッド)テーラ・オリエンスを崇拝していて、族長、大魔導師(アーキメイジ)、建築家の3人の高位エルフに治められており、宮殿の製作者であるエロキナンは、3つの役割全てを担った、種族最後の1人であったという。

  • 頭蓋岩(スカルクラッグ)
小説『Skullcrag』に登場。氷結台地南部の巨大なクレーターの中央に存在する、6本の氷の尖塔に支えられた、髑髏の形をした巨大な氷。その下には邪悪な魔法使い(ウォーロック)オルドラン・ザゴールの生誕地である地下洞窟が存在する。月岩山地に存在する同名の地名との関係は不明。

竜の半島(ドラゴンリーチ)

『Night Dragon』の主舞台。アランシア北西部、氷結台地の西に突き出た、龍の頭のような形の荒涼たる半島。この半島のどこか地下深くで、かつて善の神々と悪の神々との間で行われた「最初の戦い」において、悪の軍団に加わったとされる先史時代の黒き龍ナイトドラゴンが、覚醒のために魔力を蓄え続けており、ナイトドラゴンを狂信する教団が邪悪な魔法によって龍の雛を人型に変異させた「ストーカー」達が徘徊している。

  • 竜の中央会議会場(コンクラーベ)
竜の半島の、どこかの火山の中に隠されている、龍達が会合を行うための大洞窟。この会合は、世界が大いなる危険に脅かされた時のみ行われる事であり、滅多に行われる事も無いし、そこに人間等の他種族が招かれる例は、タイタン全土でも一握りしかいないとされる。ナイトドラゴンの覚醒が近付いた際には、「いかなる龍も、龍の神である龍王キラニラックスの生み出した先史時代の龍を攻撃してはならない」という古代の誓約*1により、龍達にはナイトドラゴンを直接止められない事から、とある人間の冒険者がナイトドラゴンと戦う戦士として会合に招かれている。

  • スレート高峰
竜の半島の北西部にそびえ立つ、灰色の高山。その地下には、ドワーフの歴史上最も偉大な職人の氏族が住んでいたが、現在では姿を消している。

  • カーネックス
竜の半島の西部に位置する、壁と弩で護られた街。ナイトドラゴンを狂信する教団に支配された邪悪な街であり、教団は街の北部にある「賢者(セージ)の塔」を拠点として活動している。教団の信者以外の住人の出入りは厳しく制限されている。

  • 霧の地下聖堂
竜の半島の南西部に位置する、黄鉄鉱の鉱山内部にある聖堂。入口はその頂上近くにある。とある部族の族長が埋葬されている。

  • ストームドレイク峠
竜の半島とアランシア本土の境界付近から北北西に伸びている、狭い峠。通行量が少なく、生息している動植物も少ない、不毛の地である。

  • イスマタール
ストームドレイク峠の北東、北と東へ伸びる山々の麓に位置する街。竜の半島へ行くまでに通れる文明最後の砦とも呼ばれ、山岳地の遊牧民(ノーマッド)や商人、蛮人(バーバリアン)達が居留地としている。

  • 屍入江(コープスベイ)
竜の半島の南東、竜の顎部分に位置する入江。

  • レンターン港
アランシア本土と竜の半島の境界の南端、屍入江沿岸に作られた港街。毛皮取りや狩人が、舟で入江を通って来る漁師及び剣海岸(ソードコースト)(所在地は不明)の海賊と入り混じる交易地である。大ウナギの一種であるグリールの漁の拠点でもある。

  • 竜の目
雑誌掲載和製AFFソロアド『太陽神の宝玉』の主舞台。龍の半島の中心に位置する山。神聖な地とされ、そこを守るために太陽神グランタンカの僧侶達が麓に村を作り、信者以外を寄せ付けないようにしていたが、突然の地震と大水で村が潰れ、住人の殆どが去って行った。今での周囲の森には先祖がかけた妖の魔法が残っているらしい。山には岩窟の神殿が存在し、その中には太陽神の封印がなされた迷宮があり、その奥にはかつての「最初の戦い」において、善の軍団に味方したとされる金龍(ゴールドドラゴン)の1匹が眠っていると言われている。

氷指山脈

『雪の魔女の洞窟』『Tower of Destruction』等に登場。アランシア北西部、氷結台地から南に100リーグほど離れた地に広がる山脈。氷結台地から吹き降ろす突風を遮る役目を果たしている。雪男(イエテイ)や亜人種のトア・スオ、名誉を重んじる首長に率いられた、火酒を好む巨人(フロストジャイアント)のジャブル族等が生息する、人間に見捨てられた場所とされているが、東側には天馬(ペガサス)に騎乗する霜風(フロストウィンド)族や、死者の霊を信仰し、余所者を好まない血染め鷲(ブラッディイーグル)族といった蛮族も住んでいる。南東部には、山脈を南に下った先にあるゼンギスと交流を持つ村が存在するが、夜魔人(ナイトデーモン)レレムを崇める魔術師(ウィザード)ゼヴェリンが飛行要塞「破壊の塔」の試作品として製作した巨大飛行球体の襲撃により、壊滅的被害を受けてしまう。
資料集『タイタン』では、老魔術師(ウィザード)「癒し手」の住む洞窟が氷指山脈にあると記載されているが、『雪の魔女の洞窟』『蘇る妖術使い』ではいずれも南東の月岩山地とされており、『タイタン』の記述は編集ミスと思われる。

  • 水晶洞窟
『雪の魔女の洞窟』の主舞台。氷指山脈のどこかの氷河を断ち切って作られた迷宮であり、氷魔人(アイスデーモン)ターメルを崇め、タイタンに新たな氷河期をもたらそうと企む雪の魔女(スノーウィッチ)シャリーラの本拠地でもある。その入口は幻の氷壁によって隠されており、内部ではシャリーラに仕えるゴブリンオーク等の兵士が常駐し、主人に逆らう者を自由に絞殺できる「服従の首輪」をはめられた人間や(マウンテン)エルフ、ドワーフや原始人(ネアンデルタール)等の奴隷達が働かされている。

  • コムラクの目
氷指山脈に存在するとされる、高さ40メートルほどの細長い岩。頂に幅3メートルの穴が空いている。トア・スオは毎年、冬至になるとこの周囲に集まり、部族の呪術師(シャーマン)が儀式を行う。太陽がその日の一番高い位置に来ると、穴を通った光線が低い石の祭壇に注ぎ、そこへ山羊や鹿の生贄を捧げるのである。コムラクとは、かつて氷の神殿を追放された氷原エルフの貴族シムラクリオンであり、復讐のためにトア・スオやその他の非人間種族の軍隊を招集するも、呪術師の弟子に裏切られて殺されたとされている。

  • エリムの修道院
AFFシナリオ『A Darkness Over Kaad』に登場。氷指山脈のどこかの切り立った崖の上に建てられている、闇の神エリムを崇める修道院。エリムは現在タイタンで崇拝されている神々を作り出したとされながら、現在では崇拝されていない3つの「原初の存在」の1つである。300年の時を経て復活したエリムの高司祭と、彼が新たに集めた信者達によって、この場所は活動拠点として利用される事になる。

氷血山脈

『Siege of Sardath』の主舞台。氷指山脈の東に続いている、アランシアで最も高い山脈。ドワーフからは「神々の障壁」を意味する「カラクール」と呼ばれている。多くの犠牲を強いる厳しい土地とされるが、裾野は木々や山の動物が豊富で、ドワーフが金の鉱脈を掘り抜いている等、生き残った者には報酬も大きいとされている。また、山脈のどこかに(ダーク)エルフの地下都市が隠されており、そこでは妖術使い(ソーサラー)(本名は不明)に率いられた闇エルフ達が、地上世界を闇で覆わんと活動を進めている。

  • 藩雲(ハーンクラウド)
氷血山脈のどこかにあるとされる山。その頂上には北東アランシア一の学者と言われる嵐巨人(ストームジャイアント)コリアンサスの住む城があるとされるが、その山に登った者はいないらしい。

  • 嵐の山
氷血山脈西部に位置する、尖形の山。嵐の神スークの塔の侍女と名乗る半神サイラ・ミガーンが住んでいる。彼女は血に潜みし魔の眷属である闇エルフを憎んでいるが、山々の秘密を掘り下げるドワーフ達の事も嫌っており、氷血山脈のドワーフ達の鉱山採掘を妨害した事もあったが、ドワーフ達は掘ったトンネルをいずれ埋め戻すと約束する事で宥めた。それでもドワーフ達は定期的に話をつけるために使者を送っており、使者の多くは癇癪持ちなサイラの起こす雷に打たれて帰って来るという。

●チァンマイ

アランシア北西部の国。氷指山脈の麓から南のコク川まで、東のチャラバスク山脈から西のカロング沼地までの地域を境界とした地域である。

+ ...

ファング

『死の罠の地下迷宮』『迷宮探検競技』等に登場。チァンマイの中部、コク川の支流との合流点付近のほとりに位置する、人口15万5千人のチァンマイの首都。魔法大戦以前は古代カーセポリス王国の小さな領地であった。水上交易が盛んで、かつては小さな街であったが、悪魔的頭脳の持ち主とされる街の支配者・サカムビット・チャラバスク公によって、命を懸けた年に一度の競技「迷宮探検競技」が開催されるようになった事で、繁栄するようになった。街の寺院地区には、タイタンのほぼ全ての神に向けられた無数の教会が存在し、世界の父タイタン、幸運と運命の女神シンドラ、正義と真実の女神リーブラの寺院は、ファングで最も大きな建物のうちの3つとされている。

  • 死の罠の地下迷宮
『死の罠の地下迷宮』『迷宮探検競技』の主舞台。サカムビット公が「迷宮探検競技」のために設計した地下迷宮。危険な罠と怪物に満ちたこの迷宮を生還したただ1人の勝者には、金貨1万枚*2とチァンマイでの永久自由特権*3が与えられる。この迷宮は、本来はハーフリング(ホビット)の私有地だったものを、サカムビットが彼らを追い立てて作ったという噂があり、迷宮の奥には原始的部族の穴居人(ケイブマン)やゴブリンの親戚の穴小人(トログロダイト)、半人半蟻のゾロアといった人型地下種族も出没する。

バデダスの塔

雑誌掲載TRPGシナリオ『死のワナの旅』に登場。ファングの北東、松の森の奥に建てられている、高さ6メートルほどの塔。優しいが間の抜けた性格の魔術師(ウィザード)である青のバデダスが住んでいる。

コクブリッジ

雑誌掲載ミニGB『アナケンディスの暗黒の歴史書』に登場。コク川付近のどこかにある村。邪悪な魔術師(ウィザード)アナケンディスから「毎週2人ずつ娘を差し出さなければ悪魔犬(デビルハウンド)に村を襲わせる」と脅迫されている。

アナケンディスの地下迷宮

『アナケンディスの暗黒の歴史書』に登場。コクブリッジから徒歩1日程度の場所に位置する洞窟にして、アナケンディスの本拠地。内部に広がる地下迷宮の奥には「底なし穴」が存在し、それを越えた先にアナケンディスが住んでいる。

チャラバスク山脈

d20システムTRPG版『死の罠の地下迷宮』に掲載。ファングの東側から氷指山脈まで、北東向きに連なっている山脈。

クロー

『Armies of Death』に登場。チャラバスク山脈の北東部の南側の麓、コク川の西から2番目の支流の上流付近に位置する村。1つの大きな小屋の周囲を30の小屋が囲んでいる。あまり文明化されていない山の民が住んでおり、族長は「ヴァイン」と呼ばれている。

コク川

『死の罠の地下迷宮』『Armies of Death』等に登場。氷指山脈の麓から南、東西に流れる広大な川。本流は山脈南東部から南南西に流れ、東南東に分流を作りながら西南西へ流れを変え、異教の国ケイ・ポン内で東南東に再び分流を作りながら、西の海へと西に流れ込む。西への流れの途中で、2つの支流と合流する。船による長距離移動にも利用されているが、連絡船を狙う河賊や魚人(フィッシュマン)の野盗、毒リンゴの入った樽を流す老魔女(ハグ)等、危険も多い。

カロング沼地

AFFシナリオ『A Darkness Over Kaad』に登場。コク川の河口から南北に大きく広がる塩性の沼地。海からの靄が霧となって漂っている。人間の身長よりも高く伸びた葦が至る所に生えている。湿気と北方の気候により、夏でも寒く保たれており、蚊の大群や沼霊(マーシュレイス)が出没する。

  • エカァド
カロング沼地の奥深くに存在する、外界から切り離された人口500人ほどの原始的な村。その名は「流浪のカァド」という意味であり、大昔、南の都市国家カァドに住んでいた人々が、魔法大戦で混沌の軍勢から沼地へと逃れ、作られた村である。テラド村長に統治されている。村の戦士達は沼地戦士(スワンプウォリアー)と呼ばれ、沼地での戦いに長けている。かつてのカァドの住民達は、現在では崇拝されていない3つの「原初の存在」の2つである光のアシュラと命のヴーを崇拝しており、闇のエリムの信者とは敵対していた。エカァドは外界から切り離され続けていたため、現在でもその信仰は変わっていない。村人の中には外の世界に帰る事を望む者も多いが、現在のカァドの住民から歓迎されないのではと恐れてもいる。

スカー

『The Dungeon on Blood Island』に登場。カロング沼地の北西の海沿いに位置する港街。南のブラッド島の地下迷宮に挑戦する競技の参加者を募る船が出ていた。

海岸通り

『Night Dragon』に登場。アランシア北西部の西海岸沿いに伸びる道。北のレンターン港から、南のポートブラックサンドまで続いている。

マーザイル

『Night Dragon』に登場。海岸通りの中間地点、コク川付近に存在する小さな村。

シャンデイル

『Night Dragon』に登場。マーザイルの北東、森を抜けた先に存在する、狩人や罠師等が生活している平和な村。

トゥックの酒場

雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『宵の宴』に登場。ファングの北西の森のどこかにある、醸造家トゥックが経営する酒場。今は亡き職人が作った名酒ドリゥミョンの醸造法を知る流れ者らしい。

ノーテル

雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『戦いを以て争いを制す』の舞台。ファングの北東へ徒歩1日、氷指山脈の麓に位置する村。付近には勇気の神テラクの神殿があり、呪われた「争いの剣」が封印されているが、テラクの戦士に恨みを持つオークの一団に汚され、封印が弱まりつつある。

●カーディガル王国

AFF2eシナリオ『古王国の宝物庫』の舞台。チァンマイ北西の海岸付近、氷指山脈の麓に沿って存在する、広さ50マイルほどの小王国。森に囲まれ、景観は荒々しく、耕作に適した土地に頑健な人々が暮らしている。年間を通じて寒くて湿気も多い。何千年前の古王国首都の遺跡の上に建国されており、遺跡には財宝に満ちた隠し部屋が点在しているとされる。国王は「強盗王」の名で知られるハイウェイン3世で、彼の権威はアランシアの他の地域では認められていない。旅人も多く、外の者達を歓迎するも、王や諸侯は、冒険者達が富を持ち去る前に何とか自分でそれを手に入れようとしている。

+ ...

ヒルズフォールズ交易所

カーディガル王国の西側に位置する、王国の入口となる集落。いくつもの大きなテントと小さな建物の集合に毛が生えた程度のものであり、あらゆる種族の交易商人や探索者や冒険者で溢れている。大きなテントを利用した酒場兼宿屋の主人であるアルドラスが数年前から交易所を経営しているが、南東のヴァンス湖の湖畔にある洞窟に住み着いた変異(ミュータントオーガー)が王国へ行く商人達を襲撃するようになり、商売に影響が出て困っている。

(トムブズ)の森、(ピラー)の森

カーディガル王国の北西部の森と、その東隣に広がる森。

ピラーツリー

柱の森を北西に抜けた先に位置する街。西側には氷指山脈から流れる川がある。

古き者達の森

カーディガル王国の北東部を占める広い森。

ハーフパス

ヒルズフォールズ交易所の北東、徒歩半日ほどの位置にある峠。氷指山脈への近道であり、ここから南へと街道が伸びている。北の「ブロークンクロー」(詳細不明)から毎年、オークが王国を襲撃してきており、その都度、王の軍隊が退けている。峠の入口には盾と折れた剣を持った巨大な兵士の石像が存在し、付近にはオークと戦う軍隊や隊商(キャラバン)のキャンプが存在する。また峠のどこかに、古王国の隠し宝物庫の1つが存在するらしい。

(ドリームス)の森

カーディガル王国の南側に広がる森。

  • フィンドン湖
夢の森の北側、カーディガル王国北部から中部へと流れる川の先にある湖。更に南西と東に川が続いており、それぞれ夢の森の中に入り、別の湖へと続いている。

  • ヴァンス湖
夢の森の西側、フィンドン湖から南西に流れる川の先にある湖。湖畔に洞窟が存在する。潮が満ちると海藻が大量に湖畔に流れ着く。

  • 首都(キャピタル)
夢の森の東側、フィンドン湖から東へ流れる川の先にある、小さな湖。更に東に川が続いている。

  • ヴァンス
ヴァンス湖の南沿岸に位置する街。

  • ウルダム
フィンドン湖の北の河口の、西沿岸に位置する街。西のヒルズフォールズ交易所や東のカーティスとは街道で繋がっている。

  • 首都カーディガル
キャピタル湖の北の沿岸に位置する、カーディガル王国の首都。

カーティス

ウルダムの東、首都カーディガルの北西、古き者達の森と夢の森に挟まれた場所に位置する街。

●カァド、異教平原周辺


+ ...

死魎城

雑誌付録の和製GB『凶兆の九星座』に登場。カロング沼地の南側の只中に位置する石の城。古い民の砦を土台に征服者が建てたもので、相次ぐ反乱で廃墟と化し、平和の女神ウスレルの修道院になるも、院長が死魎(デスヘッド)と化して、周囲に呪いを広めた事から、南のカァドの人々から「死魎城」と呼ばれるようになった。死魎は都市国家サラモニスの遍歴騎士バーグに倒され、残された城はゴブリンの小部族が棲み着いていたが、やがて邪術師ルドウィカスの居城となり、蜘蛛男や花蟷螂人等の様々な種族で構成された彼の9人の手下「九星座」共々、周囲から恐れられるようになった。

簫殺の沼

『凶兆の九星座』に登場。死魎城の南東に位置する古戦場。死魎が倒された後も根絶されなかった呪いの影響で、不死の兵達が徘徊し続ける沼地と化している。

悪鬼(フィーンド)の森

『アランシアの暗殺者』に登場。カロング沼地の南、西海岸からやや離れた位置にある、ねじ曲がった古木が並ぶ森。大ナメクジ虫等の危険な生物が生息している。小柄な人間型種族の森人(ウッドリング)も住んでいるが、怪物を恐れて木の上で暮らしている。東の国ケイ・ポンに存在する同名の森との関係は不明。

カァド

『火吹山の魔法使いふたたび』『アランシアの暗殺者』等に登場。悪鬼の森の東に位置する都市国家。あまり特徴が無い貧しい田舎町で、中央に排水渠が設けられているが、汚水と排泄物に溢れている。市長は元魚屋のハブール・モルゲント。学問と妖術の神ハマスキスの寺院が存在する。南東の都市国家ストーンブリッジとは「カァド街道」で繋がっている。エカァドの民の先祖が闇の神エリムの信者達と対立していたことがきっかけで、この街は300年の時を経て復活したエリムの高司祭に狙われ、疫病の蔓延*4やオークの軍隊の襲撃という脅威にされされてしまう。
AFFルールブック『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』(英名『Dungeoneer』)では「カァン」と誤植されている。

絡み(タングルウッド)森(絡巻の森)

AFFシナリオ『A Darkness Over Kaad』に登場。カァドの北東から東にかけて広がる陰鬱な森。人の手が入っており、比較的安全とされているが、くびり草(ストラングルウィード)等の食肉植物や狼といった危険は存在する。奥には骨砕きのグロリック・ファットノーズを族長とする200人ほどのゴブリンの部族が住んでおり、地元のオークの部族と敵対している。
『A Darkness Over Kaad』及び『凶兆の九星座』では、前述の「悪鬼の森」がこの名前で記載されており、この森は『A Darkness Over Kaad』では名前は無く、『凶兆の九星座』では「蒼楢(グリーンオークス)の森」とされていたが、『巨人の影』『サラモニスの秘密』以降に記載されている地図では現在の地名になっている。

黒ヶ丘(ブラックヒルズ)

カァドの南東、絡み森の南に位置する丘。『凶兆の九星座』では、人の脳を食べるナンディ(ベア)が出没するという噂があるとされている。

背たかトムの宿

『アランシアの暗殺者』に登場。カァドの南西、赤水川北河岸に位置する宿。

ボッグの農場

『アランシアの暗殺者』に登場。カァドの南に存在する、双子のドワーフであるビリーとボビーのボッグ兄弟が経営する農場。だが畑の野菜は腐っており、表札には「さっさと失せろ」と書かれている等、客人を歓迎していない。

異教平原

『雪の魔女の洞窟』『アランシアの暗殺者』等に登場。カロング沼地の東、コク川から南の赤水川と南東の月岩山地を境界とする範囲に広がる平原。素朴な農民達の小さな居留地が点在する。川や湖等の水源に乏しく、人間や半人半馬のセントール(ケンタウロス)の山賊、南東の月岩山地から飛来する鳥人(バードマン)といった人型種族の略奪集団も出没している。

  • 火吹山
『火吹山の魔法使い』『火吹山の魔法使いふたたび』等の舞台。異教平原の南東部、更に東のケイ・ポン国や南の月岩山地との境界付近に位置する*5、孤高の山。炎のように赤い植物・眠り草が山頂に多く生えており、山頂を赤く見せる事がその名の由来である。かつてはドワーフのレッドウィード族に開拓された山だったが、そこに邪悪な魔法使いオルドラン・ザゴール現れ、オークやトロールからなる軍勢を率いてドワーフ達を追放した。そして火吹山の君主となり、高祖父ガラン・ザゴールの時代から受け継いできた遺産に、ドワーフ達から奪った財宝を加え、山の洞窟住居の奥深くに隠したのである。それ以来、火吹山の周辺で暮らす人々はザゴールに脅かされている*6
ちなみに『火吹山の魔法使いふたたび』は『火吹山の魔法使い』の10年後という設定である。また小説『Skullcrag』はザゴールが倒されてから10年以上後という設定だが、これが前述の2作品のうちどちらを指しているのかは不明*7

  • ヒナゲシ(レッドウィード)廃墟
d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に登場。火吹山の南東の麓に位置する集落跡。火吹山を開拓したドワーフのレッドウィード族が住んでいたが、ザゴールによって滅ぼされた。

  • 緑の深淵(グリーンデプス)の森
d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に登場。火吹山の西の麓から広がる森林地帯。

  • ヒナゲシ(レッドウィード)の谷
d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に登場。レッドウィード廃墟の南西、グリーンデプスの森の南南東に位置する峡谷。レッドウィード族の鉱山の跡地である。

  • ヘイヴン
AFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に登場。グリーンデプスの森の東縁に位置する、人口148人の貧しい村。森の収穫物に頼って生活している。村長のヘルヴトードは、代々尊敬されてきた血筋という理由だけで村長を続けている無能な指導者である。火吹山から徒歩2日ほどの場所である事から、火吹山に挑戦する冒険者の拠点として利用されている。

  • 鉄床(アンヴィル)
『火吹山の魔法使いふたたび』『巨人の影』等に登場。異教平原中部、火吹山から北東へ徒歩1日にも満たない*8場所に位置する、人口498人の村。郊外に勇気の神テラクの小さな寺院が存在する。南のストーンブリッジとは「アンヴィル街道」で繋がっている。火吹山に挑戦する冒険者の拠点として利用されている。ザゴールが火吹山の君主になってから、村の作物が火吹山からの邪悪な力の影響で不作となり、村人達はザゴールを倒すために名だたる戦士達を火吹山に送り込むも、生きて帰って来たのは一人だけで、しかも抜け殻のような状態になってしまった事から、ザゴールの報復に怯えて暮らすようになった。ザゴールがとある冒険者に倒された後も、10年後に怪物達によって村人を誘拐される事件に見舞われるという災難はあったが、『巨人の影』の時期には付近の洞窟から黄金が発見され、活気溢れる鉱山街へと速やかな発展を遂げた。街の男性は金鉱労働者が殆どだが、女性は執政官であり、町長も女性である。特に大した名所も名物も無いため、ストーンブリッジ出身のドワーフの鉱夫以外には訪問者は少ないが、市場ではカァドの商人との取引が盛んである。

  • ギルフォード
d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に登場。異教平原北東部、コク川の南西へ流れる支流の河岸にある、人口330人の静かな村。農夫や漁師、狩人の村である。村長はアエデム。幸運の女神シンドラの寺院が存在し、毎年11月1日に幸運の祭典を行う風習がある。火吹山から徒歩2日ほどの場所である事から、火吹山に挑戦する冒険者の拠点として利用されている。

  • オットーの基地
『アランシアの暗殺者』に登場。異教平原西部に建てられている、丸太小屋の宿屋。

古代寺院

異教平原の中央辺りに位置する、古代寺院の廃墟。若かりし頃の善の魔術師(ウィザード)アラコール・ニコデマスが探検し、地下室で黒い魔法の箱を発見したが、それは邪悪な3人の「闇の民」の亡霊が仕掛けた罠であり、ここでニコデマスは「死の呪文」をかけられて死の危機に見舞われる事となった。

●ケイ・ポン

『Armies of Death』の主舞台。チァンマイと異教平原の東、北の氷指山脈と南の月岩山地の間に広がる国。氷指山脈の麓にある、雪に覆われた草原地帯には、蛮族の嵐童子(ストームチャイルド)族が住んでいる。チァンマイとは15年間、戦争状態にあったが、ファングの統治者となったサカムビット公がその戦争や外交の技術を駆使して終結させた。

+ ...

ゼンギス

ファングの北北東300キロ先、コク川の本流を20日遡った先の北河岸に位置する、ケイ・ポンの首都。古い建物が立ち並び、通りの狭い街である。コグノイ男爵に統治されている。アランシアで最も多くの寺院が存在し、美と愛の女神アスレルの寺院「天の広間」が最大とされる。男性は兵士や商人に、女性は魔術師も含めた社会的・宗教的な役割を担う風習がある。下水道に下水ゴブリンが住み着いており、街でよく事件を起こしている。はるか東の都市国家サルダスとは「ゼンギス通り」で繋がっており、この通りのどこかに、オークのレストラン「骨切り(ボーンスライス)洞窟」があるらしい。

ガル・ゴールドラン

かつてコク川の北と東に広がっていたが、魔法大戦で滅びた王国「ゴールドラン」の首都。ゼンギスの付近に位置していた。ゼンギスの付近で古代の寺院の遺跡が発見され、そこで発見された魔法の壺を墓荒らしのドレッグが破壊した事で、封印されていた影魔人(シャドウデーモン)アグラックスが解放されてしまったが、これがガル・ゴールドランの寺院であるかどうかは不明。

悪鬼(フィーンド)の森

ゼンギスの東、コク川の分流店を越えた先にある、広大な森。暗く、ねじくれた気に満ちており、人狼(ワーウルフ)が住み着ている事から「狼の森」とも呼ばれている。他にも侵入者を問答無用で襲う樹人(ツリーマン)や、吹き矢で仕留めた相手を大釜に入れて食べる事を好む犬人(ドッグマン)ことブログといった、様々な危険な種族も生息している。中心部に女神の寺院が存在する。アランシアに解放された影魔人アグラックスはこの森を拠点として、オークやゴブリン、丘トロール、混沌戦士(カオスウォリアー)火の小鬼(ファイアインプ)等からなる侵略軍を集結させ、周囲の村々を襲撃するようになった。カァド周辺に存在する同名の森との関係は不明。

カーン

ケイ・ポン南部、ゼンギスの南、コク川の南東の支流を進んだ先に位置する、50ほどの建物からなる小さな村。酒場、雑貨屋、賭博場が多く、冒険者や隊商の旅の中継点として利用されている。

星彩石(スターストーン)

カーン南東、悪鬼の森の南に位置する洞窟。星彩石が採掘されるのが名前の由来。大賢(オラクル)が1人で住んでいるが、彼は他者との接触を極度に拒んでいるのか、洞窟内に訪問者の命取りになる危険な罠を何重にも張り巡している上に、訪問者からの質問にはいくつもの支払いや無茶な試練を課してくる。

ウルフブリッジ

小説『Skullcrag』に登場。ゼンギスとカーンの南東、月岩山地の北東の境界辺りに位置する小さな街。木の小屋が多い。住民の多くが剣と弓の扱いに長けており、悪鬼の森に住む人狼を警戒している。

ブラスウッド

グループSNEのホームページ掲載の和製AFF2eミニシナリオ『呪われしは仮面か人か』に登場。ゼンギスとファングの間に位置する街。ヨセフ家に統治されているが、現在のイゼリックの代になり、領内で先代である父の亡霊の呪いとされる不可解な事故が多発するようになった。

仮面呪術師の家

『呪われしは仮面か人か』に登場。ブラスウッドから北にある、(ウッド)エルフの集落のある森を2日ほど行った先にある、エルフの呪術師キヅタの家。病死したブラスウッドの先代領主に不気味な仮面を与えたらしい。小高い岩山の上にあり、そこの階段には奇妙な仕掛けが施されている。

●ポートブラックサンド、ダークウッドの森周辺


+ ...

赤水川

『運命の森』『アランシアの暗殺者』等に登場。異教平原の南を東西に流れる川。東の月岩山地にある水源から、赤土を含んだ水を流しているのがその名の由来である。月岩山地を下って少し進んだ先で南西に分流のナマズ川を作り、本流は途中で南東に短い分流を作ったり、カァドの南から流れる支流と合流したりしながら「西の海」へと流れて行く。流血ウナギやカミソリ魚等、危険な肉食魚が生息している。河口の北河岸には、造船所とハロルド・コーンペッパーが経営する雑貨屋が存在する。また川の北のどこかに、幸運と運命の女神シンドラの小さな礼拝堂が存在するが、南のダークウッドの森に住む洞窟(ケイヴ)トロールのレタークに真鍮のベルを盗まれてしまい、老托鉢修道士(フライアー)である谷間のアダムが捜索している。

ポートブラックサンド

『盗賊都市』『真夜中の盗賊』等の主舞台。ボードゲーム『メイヘム市場』を始めとする雑誌掲載作品の舞台となる例も複数見られる。アランシア西部沿岸に位置し、赤水川の南に流れるナマズ川の河口にまたがる港街にして都市国家。あらゆる盗賊や殺し屋らの巣窟となっており、「盗賊都市」の異名を持ったアランシアを代表する犯罪都市でもある。非情な暴君ヴァレック・アズール卿に統治されている。街には強力な通行許可制度が敷かれており、高価な通行許可証を入手しなければ街に入れない上に、許可証は商業用等、街で何をするかによって様々な種類がある。街の衛兵は黒い制服を着た人間やトロールを中心に構成されており、住人や訪問者に難癖を付けたり、賄賂を受け入れたりと、堕落した者達が殆どである。またこの街には、善の老魔術師アラコール・ニコデマスが隠居しており、彼が何故このような悪の巣窟に住んでいるのかは不明。街の寺院地区には、太陽の女神グランタンカ、水夫の神ソリンザール、誇りの神フォーガ、嵐の神スーク、嵐の神ククラーク*9、闇の神エリム*10等の寺院が存在する。また平和の女神ウスレルの聖堂は、街のどこかの地下に隠されているらしい。この街ではスポーツも盛んに行われており、小型人型生物ベイが好んでプレイする野球「ベイズボール」のような比較的平和なものもあるが、トロールがドワーフ囚人をボールに見立ててプレイするラグビー「ドワーフ投げ」、射的のウィリアム・テル「ゴブリン頭からリンゴを撃ち落とせ*11」のような残虐なものが多い。街自体が危険地帯ではあるものの、悪夢が実体化して人を害する事件が頻発する、闇の教団が全長15メートルの真鍮(ブラス)ゴーレムによる街の破壊を目論む等、街自体が危機に見舞われる事も少なくない。

  • カーセポリス
AFFシナリオ『魔術師の逆襲』等に登場。大昔、北のコク川から南の白水川までの範囲に広がっていた「アランシア国」の首都。魔法大戦における最後の戦場となって廃墟と化した。この廃墟に、隠れ家を求める無法者達が集まるようになり、50年以上の歳月の間に「ブラックサンズタウン」という街が作られたのを経て完成したのがポートブラックサンドである。ブラックサンドはカーセポリスの廃墟の上に作られており、その一部は下水道として利用されているが、残りの大部分は実質的な地下迷宮と化している。また水の神ハイダナの古代神殿も存在し、下水道に住み着く魚人達に祀られている。ここは「自分をカーセポリスの王族の子孫と信じる妖術使いが住み着いている」「闇の神エリムの高司祭(ハイプリースト)サルゴンの幽霊が出る」等の様々な噂が飛び交い、冒険や財宝を求める冒険者や、隠れ家や移動手段として利用しようとする犯罪者達の興味を引いている。ちなみに地上にもカーセポリスの遺跡は存在するが、その殆どは建物造りの資材用に荒らされている。
雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』では、カーセポリスの偉大な魔法使いミッドウッド・ワンローが魔法大戦末期に生み出すも、制御できずに未使用に終わった最終兵器「鋼鉄ゴーレム」が眠っており、暗黒神を崇拝する魔女ミューマ・バジオがそれを狙っている。

闇の塔(ダークタワー)

『盗賊都市』に登場。ポートブラックサンドから北へ徒歩1日ほどの位置にある丘の上に建てられた、6階建ての塔。「闇の王者」の異名を持つ死霊王(リッチロード)ザンバー・ボーンの居城として利用されている。

バロウの丘

『真夜中の盗賊』に登場。ポートブラックサンドの東側にあるフィールド門から出た先にある丘。百年以上前には立派な館があったが、住人達に次々と不幸が訪れた事から打ち捨てられ、その後すぐに焼け落ち、現在では荒れ果てた大庭園と塚だけが残されている。

シルバートン

『盗賊都市』等に登場。ポートブラックサンドから西南西、平野や丘を越えて10キロ以上先に位置する商業都市。市長のオウエン・カラリフは魔術師ニコデマスの友人である。この地方の主要商業ルートの交差する地点であり、遠くの市場へ行く途中で立ち寄る商人や仲買業者のおかげで繁栄した、裕福な街だったが、闇の王者ザンバー・ボーンから「市長の娘ミレルを差し出さなければ月の犬(ムーンドッグ)(死の犬(デスドッグ))に街を襲わせる」と脅迫されてしまう。

ウェアーウェスト

AFF2eシナリオ『タスクマスターの塔』の舞台。シルバートンのやや東に存在すると噂される小さな街。街の中央には統治者である魔術師(ウィザード)マーカス・タスクマスターの住居である塔がそびえている。年に一度、塔の建立を祝って「石の祭典」が行われる。タスクマスターは転移の呪文を研究しており、その影響で塔の頂上から青い光が常に放たれていて、遠方からの旅人にとっては目印になっている。正義と真実の女神リーブラの神殿も存在する。外界への守りの硬さで知られた街であるが、奈落の魔王(デーモンロード)グレイヴァ―に狙われているらしい。

フラックス

『危難の港』に登場。ポートブラックサンドの東に作られた村。12軒にも満たない茅葺き屋根の小屋が集まって構成されている。

コザメ島、蛇島、幽霊島

『アランシアの暗殺者』に登場。赤水川の河口付近の海に東西に並んでいる、3つの小島。これらのうち、蛇島は岩だらけである上に、ウジ犬(ワームドッグ)肉頭(フレッシュヘッド)のような怪物が住み着いており、上陸した者の姿は再び見られないと言われる島であり、とある冒険者が1ヶ月のサバイバルに挑戦しようと訪れたが、とある事情により、アズール卿の雇った暗殺者集団「サソリ会」が送り込まれてしまう。

メーラハム

AFFシナリオ『A Shadow Over Blacksand』に登場。ポートブラックサンドの南東35キロに位置する、家28つ、人口196人の小さな村。農場や鍛冶屋、大工、工場が存在する。ブラックサンドの商人ブラスと取引をする事になった商人ウォルドが、この村で商談を行う約束を交わしたが、これがきっかけで、彼らはブラックサンドで暗躍する闇の教団の陰謀に巻き込まれてしまう。

幻影の城

雑誌掲載TRPGシナリオ『夢見る砂』に登場。ポートブラックサンドから数リーグ南の平原のどこかにあるとされる、謎の城。具体的な位置は不明で、平原を探索し続けていると突如として出現するらしい。さほど大きくはないが、華麗で、壁や柱には身もだえする姿が彫られ、門の上には双頭の矢の彫刻があるという。ブラックサンドで発生した、夢が実体を持って襲ってくる謎の現象の元凶と言われている。またこの平原のどこかに、悪戯者の小人ニクラコーン(ニクレチャウン)達の住む小屋や、セントールが馬の神フニンハアに祈りを捧げる、聖なる木が存在するらしい。

ストーンブリッジ

『運命の森』『恐怖の神殿』等に登場。異教平原の南、赤水川の北河岸に位置する、ドワーフの都市国家。当初は村だったが、後に街へと発展した。異教平原を渡る冒険者や商人の定期的な立ち寄り地である。かつて魔法使いザゴールによって火吹山周辺から追放されたドワーフ族の1つであるストーンハロウ氏族によって建設され、付近に架かっている古代の石橋からその名が付けられた。街中心部のストーンハロウ要塞に住むジリブラン・アイアンヘルム王に統治されている。彼の持つ魔法の戦槌(ハンマー)は、ドワーフの士気を高める街の宝である。この街はオークや(ヒル)トロールの部族に度々襲撃されており、連中と戦う冒険者を歓迎する。小さな一戸建てと木造小屋が多く、石の建物はごくわずかしかない。ドワーフを生み出したとされる大地の女神スロッフの神殿が存在する。街の東西には畑が広がっている。4つの主要な街道が走っており、1つは西のカァド街道、1つは北のアンヴィル街道、1つは赤水川に沿って東へ伸びる街道、1つは前述の石橋を渡って南のダークウッドの森へ伸びる街道である。魔法の戦槌の盗難事件、丘トロールの侵略軍との戦争、4体の鉄の巨人の襲撃による破壊といった数々の災難を乗り越え、大都市として復興した。

(アイアン)丘陵

d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『運命の森』に登場。ストーンブリッジの北西に位置する丘陵。金、銀、ダイヤモンド等、様々な鉱山が存在し、ストーンブリッジに豊富な宝石や貴金属をもたらしているが、オークや丘トロールらにも狙われている。小さいながらも険しく、いくつかのトロール部族が、不毛な領土でなけなしの食料を巡って、争いながら生活していた。悪名高いトロールの将軍ヌルム王がトロール達をまとめ上げ、ストーンブリッジを襲撃するも失敗、丘陵からも追放されてドワーフの領土となった。クールに存在する同名の地名とは無関係である。

  • 鉄急流(アイアン・ラピッズ)
d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『運命の森』に登場。アイアン丘陵から南に流れ、赤水川に合流する川。アイアン丘陵のトロール達がここを渡ってストーンブリッジ周辺の農場を襲撃する事もあるが、計画性が無いので返り討ちにされている。

石切り場の道(クウォーリーパス)

d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『運命の森』に登場。ストーンブリッジの西、アイアン急流の東、赤水川の北の土手沿いに位置する村。アイアン丘陵を併合したドワーフが、鉱夫の住処として用意した入植地である。

音無の森(サイレントウッド)

d20システムTRPG版及びAFF2eシナリオ版『運命の森』に登場。ストーンブリッジの北東に位置する、小さな森。大昔は南のダークウッドの森の一部だった。不気味な静けさが名前の由来であり、数多くの鳥達の住処でありながら、ここで鳥の鳴き声を聞いた者はいないとされている。

ハーメリン

『巨人の影』に登場。火吹山の南東*12、月岩山地の北、赤水川の南河岸に位置する、曲者揃いの街。半年に一度、関の月の一日に祭りが行われる。

ンヤダクの地下都市遺跡

雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『古の意志を継いで』の舞台。ストーンブリッジのドワーフの考古学者である赤髭が発見した、かつて人型地下種族スコーンを奴隷化して地下に一大帝国を築いていたが、ドワーフとの数世紀にわたる戦争中に、スコーンに反乱を起こされて帝国を滅ぼされたとされる、邪悪な人型地下種族ンヤダクの地下都市遺跡。赤髭はここの研究に向かって以来、半年近く帰ってきていない。

闇生(ダークウッド)の森

『運命の森』『蘇る妖術使い』等の舞台。和製小説『ロガーンの子、ガラナの子』を始めとする雑誌掲載和製作品の舞台となる例も複数見られる。ストーンブリッジの南、赤水川を越えた先に広がる、未開の危険に満ちた森。かつてタイタンの大陸が、イリタリアと呼ばれる1つの巨大な大陸だった頃に存在していた「一の森」の一部でもある。粗暴な森巨人(フォレストジャイアント)猫人(キャットピープル)等のたくさんの邪悪な生物が生息し、人間の盗賊団や、黒妖精(ブラックフェアリー)やチャンピーのような小型人型生物の盗賊も出没する。赤水川から分流するナマズ川によって、東西と南東の2つに分けられている。森の中には森エルフの集落が存在し、ストーンブリッジのドワーフ達とは協力関係にある。森の地下には半神である赤のサグラルを崇拝するグレムリンの巣や、キノコから作られた人型生物クローンが魔界の住人の好むキノコを育てている農園等が存在する他、より地下深くには邪悪な闇エルフの都市が存在し、闇エルフが奴隷調達等の邪悪な目的のために地上に現れては、森エルフ達と戦いを繰り広げている。1世紀以上前には、悪名高いエルフの妖術女王(ソーサレスクイーン)アエレニス・イリディルが支配しており、現在でも彼女の所有していた魔法の品々が森の中に散らばっていて、魔女(ウィッチ)エヴェリナが集めているらしい。また、この森のどこかに元財宝狩人(トレジャーハンター)で絡繰細工師のガーナード・ジャグルが住んでいるらしい。

  • ナマズ川
『運命の森』『恐怖の神殿』等に登場。赤水川の分流から始まる川。ダークウッドの森を2分するように南西に流れ、森を抜けた先で、東から流れるシルバー川と合流、そのまま西に流れを変え、メーラハムの南から流れる川と合流して、「西の海」へと流れ込む。赤水川との分岐点には「十字の交差」と呼ばれるドワーフの渡し船のサービスが存在する。ナマズ川とシルバー川の合流地点よりもやや東側には、幅の狭い木造の「ブラック橋」が架けられており、そこでは手すりに付けられた料金箱に金貨1枚を払って渡らなければ、罠が作動する。

  • サイ男の道
AFF2eシナリオ版『運命の森』に記載。ダークウッドの森の東端近くに存在する、旅人が滅多に通らない道。この道沿いに、今にも崩れそうなオークやトロールや堕落した人間の村「シュッガー」があるらしい。

  • ケラノス
AFF2eシナリオ版『運命の森』に登場。ダークウッドの森に隠されている森エルフの集落のうちの1つ。闇エルフの魔術の秘儀を極めんとする9歳の「嵐の子」エーレン・ティンタテル(後に「闇の童(マルボルダス)」と名乗るようになる)によって、自分の価値を示す第一の試練の実験台として選ばれ、炎の魔術で焼き尽くされた。廃墟には10年以上が経過した現在でも、くすぶり続ける木材の燃えさしがあちこちに残り、森エルフの亡霊達がさまよっている。

  • ティランデュイル・ケルサス
小説『Skullcrag』に登場。ダークウッドの森の地下深くにある天然洞窟「暗黒領(ダークサイド)」に作られた、闇エルフの都市。大昔、エルフが全ての種族の王となるべきと主張し、非干渉的な姿勢を通す他のエルフ達に反乱を起こしたヴィライデル・ケリスリオン王子の一族が、敗戦によりかつてドワーフが住んでいた地下都市へと避難し、そこから地下世界を探索して洞窟にたどり着き、この都市を建設して繁栄するうちに闇エルフという種族が産まれたのである。魔界の魔王子である蛇魔人(スネークデーモン)マイユールの侍僧(アコライト)であるアイルドン・ケリスリオン王を指導者とする5人の評議会「シェルン・ケリスリオン」によって支配されている。この都市の陰湿な繁殖場では、戦力になり得る交配種を生み出す実験が行われており、ゴブリンと闇エルフの交配種である闇狩人(トラッカー)もその成果の一つである。

  • 黄金龍の地下迷宮
『Eye of the Dragon』の舞台。ダークウッドの森のどこかに入口があるとされる、宝石の瞳を持つ龍の黄金像が隠されている地下迷宮。不潔なウグルクオークや醜い小型略奪種族ニブリック、双頭トロール等の醜く歪んだ怪物達が生息している。冒険者ヘンリー・デレイカーに発見されるも、発見した龍は両目が失われており、両目の無い龍に触れると即死すると言われていたために、ヘンリーは入手を断念、迷宮を脱出した。ヘンリーはエメラルドの瞳の片方は入手しており、自分の代わりに探索を完遂させてくれる冒険者を探しているという。

  • 亡霊の出る墓場
『蘇る妖術使い』に登場。ダークウッドの森の北西部に位置する空き地に作られた墓地。長く放置されており、骸骨男(スケルトン)が出没すると言われている。邪悪な妖術使い(ソーサラー)ラザックの父タマルの墓があるらしい。

  • ヤズトロモの塔
『運命の森』『恐怖の神殿』等に登場。ダークウッドの森の南に位置する、9階建ての白い塔。善の老魔術師(ウィザード)ゲレス・ヤズトロモが住んでおり、様々な魔法の品物を販売している。塔の壁はポートブラックサンドで最も優秀な盗賊でも登れないほど切り立っており、扉にはヤズトロモが許可した者しか通り抜けられない魔法がかかっている。最上階には望遠鏡が設置されており、ガラス張りの天文台になっているが、それ故に空からの襲撃には弱く、死霊術師(ネクロマンサー)アラケルにその弱点を突かれて、魔人(デーモン)リヴェルを封印するために使用された(そして封印の解除にも使用できる)呪文の書かれた巻物を盗まれてしまっている*13

澱み川(マイアウォーター)

『運命の森』『蘇る妖術使い』等に登場。ダークウッドの森の東、赤水川の南東に流れる支流の付近に位置する、ドワーフの村。ジリブラン王の双子の弟でありながら、兄の知恵と知性を妬むサーリ・ウジェンター率いるウジェンター氏族が作った村である。邪悪で閉鎖的なドワーフ達が住んでおり、ストーンブリッジとはアイアン丘陵の鉱山の所有権をめぐって何十年も敵対している。村周辺の地面は泥水が多く、でこぼこで農業に適さない。ストーンブリッジから魔法の戦槌を強奪しようと企み、村の鷹匠トランブルが鷲を用いてそれを実行するも、帰路の途中で鷲が死鷹(デスホーク)に襲われて戦槌を森に落とすという事態に見舞われてしまう。

(シルバー)

『蘇る妖術使い』『危難の港』に登場。ヤズトロモの塔の南を東西に流れる川。東の月岩山地を下って南東から流れるディードル川と合流し、蛇行しながら西へと流れ、流れの先でナマズ川と合流する。

ラルゴ

『危難の港』に登場。ヤズトロモの塔の西、ナマズ川の河岸付近に位置する小さな村。平底船による人や物資の輸送で生計を立てている。

ブラックヒル領

AFF2eシナリオ版『運命の森』に名前のみ登場。ダークウッドの森の西にある、小さな領地。ブラックヒル卿によって治められているが、彼の遠い先祖と思しき死霊女王(リッチクイーン)亡者(アンデッド)達に館を支配されて悩んでいるらしい。

スロッグの城(塔)

AFFシナリオ『魔術師の塔』の舞台。ダークウッドの森の南東の端辺りに位置する、岩山の上に建てられた城。邪悪な妖術使い(ソーサラー)ゾルタン・スロッグが20年間住み続けている。
雑誌付録の和製GB『凶兆の九星座』では、元は悪の女魔術師である紫の瞳メーヴの居城だったとされている。

チャリス

『蘇る妖術使い』『危難の港』等に登場。ヤズトロモの塔の南東、シルバー川の土手に位置する、小さな都市国家。元々は数件の掘っ立て小屋の集まりだったが、東の月岩山地から出る黄金目当ての者達が集まるようになり、交易で栄えて大きくなった。住人の殆どは人間だが、エルフやノーム、(マン)オークや一つ目巨人(サイクロプス)の鍛冶屋等、様々な種族が住んでいる。老王ピンダーに統治されている。王は国家安泰のため、南のより大きな都市国家サラモニスとの同盟を画策し、息子のバリンジャー王子とサラモニスの王女サリッサの婚礼が行われる事になったが、王女をチャリスに迎える途中で、王女が妖術使いゾルタンに誘拐されてしまう。

マーシュフェルド

AFF2eシナリオ『歪んだ王の杯』の主舞台。チャリスからシルバー川に沿って東へ半日ほど進んだ先に位置する、城壁に囲まれた人口112人の小さな街。シルバー川から流れ出る渦巻きを囲うように作られており、主に農業や銅鉱採掘で生活している。大渦の水は常に新鮮で飲用に適しているが、渦に巻き込まれた者は行方不明になるらしい。女町長ヴィリアン・ポリンヌスは、かつてこの地を恐怖と黒魔術で支配していた「歪んだ王」から魔法の杯を奪って死に追いやり、王に呪いをかけられた廷臣達の最後の子孫であり、一族にかけられた呪いを打ち消すために人々を公平に扱っているが、銅山の閉鎖、「歪んだ王の杯」を狙う人オークのグリンバル・ズル率いる傭兵団ブラッドフォール団の襲撃と、不運は未だに続いている。

  • マーシュフェルドの銅山
マーシュフェルドから東へ徒歩30分の場所にある銅山。街の繁栄の源となったが、何年も前に大ムカデと闇エルフの奴隷商人の出現によって閉鎖に追い込まれた。その地下には「歪んだ王」の墓が隠されているらしい。

低地峡谷(ローランドギャップ)

小説『Shadowmaster』に登場。チャリスの東に位置する、木々に覆われた広大な谷。

  • ドライストーン
小説『Shadowmaster』に登場。低地峡谷の中央にある低い丘の上に位置する、人間とドワーフが共存する村。村長は(ハーフ)ドワーフのアーラン・チョン。太古の昔に肉体を5つに分割されて封印された恐怖の君主(ドレッドロード)アクシオンの肉体の1つが隠されており、アクシオン復活を企む変化(変身怪獣)(シェイプチェンジャー)の悪魔学者にして魔術師(ウィザード)カルウィスの率いる山賊団に襲撃される。

オールドキャッスル

『Shadowmaster』に登場。ドライストーンの周囲に存在する4つの村のうちの1つ。村の名前の由来である、古い石造りの城が存在し、それは数世紀前、壮大な城の中心となる建物として建設されたが、貴族とその一族が敵対する王子に殺された事から、半分も完成しないまま工事が中断されたものである。村長である鍛冶屋ノルスカ・ヴァルは元冒険者で、ヤズトロモの旧友である。村にはアクシオンの頭蓋骨が隠されており、カルウィスの率いる山賊団に襲撃され、頭蓋骨を奪われる。その際にノルスカとその戦友である赤毛のコルミスが戦死し、ノルスカの息子ジェマーが村長を継いだ。

キアデール、オークウォール、テグリス

『Shadowmaster』に登場。ドライストーンの周囲に存在する4つの村のうちの3つ。いずれもアクシオンの分割された肉体が隠されており、カルウィスの率いる山賊団に襲撃される。具体的な位置は不明だが、テグリスとキアデール、オールドキャッスルとオークウォールの地図上の位置をそれぞれ線で結ぶと、線の交差する位置にドライストーンがあるとされ、そのうちテグリスは南側、キアデールは北側にあるとされているが、一部のファンからは、その配置を疑問視されている。

ハロン

小説『Shadowmaster』に登場。チャリスとドライストーンの間のどこかに存在する村。主にチャリスへ向かう旅人の中継点として利用される。

勇敢なるレオリックの塔

AFF2eシナリオ『The Tower of Leorik the Bold』の舞台。チャリスの東の丘陵地帯で最も高い岩山に築かれた塔。北方で大いなる地龍(グレートウォーム)5つの主(ファイブマスターズ)と戦って戦死した英雄レオリックの遺産が納められているが、荒廃したまま放置されている。レオリックの富と魔法の大剣「地龍砕き(ウォームクラッシャー)」は地元の伝説となり、塔へ入ろうとする訪問者が後を絶たないが、地元の人々は冒険者が塔に近付く事さえ拒んでおり、塔の守護者であるエルフのエルスマは、その状態が保たれるように尽力している。だがある日、塔の最上階の窓に明かりが灯り、地元の人々が不安に駆られる事となった。

逆風平原

『モンスター誕生』『蘇る妖術使い』等に登場。シルバー川と白水川の間、シルバートンと東のトロール牙峠の間に広がる、風の吹きすさぶ荒涼たる平原。東アランシアと西アランシアを行き来する多くの隊商の通り道となっている。

●月岩山地

『雪の魔女の洞窟』『蘇る妖術使い』等、様々な作品に登場。ケイ・ポンの南、ダークウッドの森の東に広がる、人里離れた山地。アランシアの定住地と、東のフラットランドを分断している。高い絶壁が至る所にあり、峡谷と高地が入り組んで曲がりくねり、深い霧が立ち込め、不毛な大地が風に晒され、死亡した者達のさまよう霊が出没する危険地帯だが、人間、(マウンテン)エルフ、ハキム族長率いるトルンヘルム族等のドワーフ、アーガリ族長率いる爪目族等のオークといった種族の集落も点在する他、いくつかの街道が山地を横断するように伸びている。山賤(山男)(ワイルドヒルマン)、カメレオン人間のようなカメレオナイト、荒野での生活で野蛮な種族と化した人肉食主義の野生(ワイルド)エルフといった粗暴な原始的種族も出没する。また古代遺跡も複数存在し、学者や冒険者の興味を引いている。

+ ...
  • 「闇の民」の谷
月岩山地北東部に存在する、数世紀前に2人のエルフの妖術使い(ソーサラー)に倒された3人の死霊術師(ネクロマンサー)「闇の民」が埋葬された谷。後に小さな村が作られるも、邪悪な呪術師(シャーマン)がオークとゴブリンの軍隊を率いて村人達を脅迫し、追放してしまう。そして呪術師は闇の民復活の儀式を行うも、若かりし頃の魔術師ニコデマスによって阻止された。上記の古代寺院でニコデマスが「死の呪文」をかけられたのは、この出来事から1年後であり、この件を恨んだ闇の民からの復讐である。

  • 癒し手(ヒーラー)の洞窟
『雪の魔女の洞窟』に登場。治癒の魔法を専門とする老魔術師(ウィザード)ペン・ティ・コーラ、通称「癒し手」が1人で住んでいる洞窟。入口の外壁には不死鳥の頭部の絵が刻まれている。癒し手はヤズトロモやニコデマスとは魔法学校時代の同期だが、「闇の民」の霊がニコデマスにかけた「死の呪文」を解除した際、自身がその影響を受けて病気と苦痛で醜い姿にされたため、世捨て人となり、治療を必要とする者としか会わなくなった。
資料集『タイタン』では、癒し手の洞窟は氷指山脈にあると記載されているが、『雪の魔女の洞窟』『蘇る妖術使い』ではいずれも月岩山地とされており、『タイタン』の記述は編集ミスと思われる。

  • ジョピック(ピーク)
d20システムTRPG版『雪の魔女の洞窟』に登場。月岩山地南部、癒し手の洞窟の側にある峰。

  • ラザックの納骨堂
『蘇る妖術使い』に登場。月岩山地南部の丘の地中深くに存在する、かつてアランシア征服を企んだ妖術使い(ソーサラー)ラザックが埋葬された納骨堂。ラザックの死体を納めた石棺は正しき妖術使いに封印され、110年間開いてはならないとされていた。だが100年目になり*14、どこかの墓泥棒が石棺を暴いてしまったのか、ラザックは復活し、地上に裂け目を作り出すと、そこから周囲に疫病や災害をばら撒きつつ、野望達成を狙っている。

  • 失われた湖
『蘇る妖術使い』に登場。月岩山地の高みにある、霧深き湖。かつて魔剣を用いて妖術使いラザックを倒した戦士クルが、その魔剣を発見した場所である。この魔剣は、本来はラザックの私物であったが、彼が魔神(デモニックディティーズ)と最後の契約する際、奉納する儀式用のナイフ以外の全ての武器を捨てる事を要求され、魔剣だけはラザックの力でも破壊できず、湖に捨てたのであり、それが骸骨の手に受け取られ、浮かび上がってきたのである。クルはこの魔剣でラザックを倒したものの、最期の呪いをかけられて骸骨人間にされ、魔剣を持ったまま湖に戻り、いかだで湖の上をさまよっている。彼が呪いから解放されるのは、誰かが彼の手から魔剣を取り上げた時のみである。

  • 骨の谷間
『蘇る妖術使い』に登場。月岩山地の西側に位置する、周囲一面に珍しい生物の大きな骨が散らばっている谷。「骨の守り人」と呼ばれる小男が住んでおり、彼は谷にある骨を選り分け、その一部から魔法の指輪を作っている。

  • ブレイクボーン
AFF2eシナリオ『邪悪なるものに休息なし』に登場。月岩山地の、木々の生い茂る丘の端にある小さな村。中央の塔に住む女(ブラック)エルフのアマラーに統治されている。悪の妖術師将軍(デミ・ソーサラー)バルサス・ダイアと死霊術師(ネクロマンサー)ザラダン・マーが、長年この村を巡って争ってきたため、村は何度も支配者が変わっており、住人の中に双方の工作員が紛れ込んでいる他、住人にとっては魔人(デーモン)が村を訪れる事も珍しくなくなっている。

  • 古の悪の神殿
『邪悪なるものに休息なし』に登場。ブレイクボーンの南、森の中の空き地に位置する、風化し倒壊しかけた神殿の廃墟。何百年も前に「(デス)」の神の司祭ルラルドが創立したものであり、死者の怨念や死の神の力が今でも残っているらしい。神殿の周囲には、塔の廃墟や古代墓地、人型両棲類スリックの集落等が存在する。

  • グラスマウンド
『邪悪なるものに休息なし』に登場。ブレイクボーンから北へ徒歩1日の場所に位置する、約4キロ四方に広がる丘。野営地として利用される事もあるらしい。

  • 石ゴーレムの王座
『巨人の影』に登場。月岩山地北部に存在する、岩を粗く削った石で作られた背もたれの高い王座。石を並べた輪の中央にあり、輪の内部には対称形の太陽の炎の形に小石が敷き詰められている。座る者には力が与えられると言われているが、魔法の罠も仕掛けられているらしい。

  • コーダーストーン
『巨人の影』に登場。月岩山地北部に位置する、円形に配置された4メートルの石柱。何百年も前に古代戦士が2つの洞窟の入口の前に置いたものらしい。洞窟の片方は、何年も前にゴルゴンが住み着いたとされる「ゴルゴンの墓所」へと通じているが、そこには死の罠やゴルゴンの守護者達が未だに存在するらしい。

  • グランタンカ信者の村
雑誌掲載和製AFFソロアド『太陽神の宝玉』に登場。月岩山地北部、獣も通らぬ荒れた高地に存在する、太陽の女神グランタンカを崇拝する一族の村。太陽神は滅多な事では信者に声をかけなくなったが、それでも住人は信仰を保ってひっそりと暮らしている。その一方で、かつて神々による「最初の戦い」において、太陽神に生み出されて善の神々に味方したとされる金龍の一族が戦後に忽然と姿を消した事や、その理由を示す記録が残されていない事に疑問を抱く者達もいる。そんな僧侶の1人に「未だ存在せぬ者」ズィーと名乗る者が接触し、「真実を知りたければ竜の半島に眠る金龍の持つ宝玉を手に入れろ」と促した。

  • グレイロック
イギリスの雑誌掲載TRPGシナリオ『Battle of Grey Rock』の舞台。月岩山地の奥に隠されている金鉱。ドワーフが砦を作り、100年間住み着いて採掘を行っている。その地下深くには、古代の強力な魔法に使われる真実の石(トゥルーストーン)の鉱床が存在するが、ドワーフ達にはまだ発見されていない。だがこの事実は邪悪な妖術使い(ソーサラー)マナドラックスの知るところとなり、彼は自ら生み出した骸骨男と地元のオークの骨砕き(ボーンブレイカー)族との混成軍を結成し、砦に攻め込もうと企んでいる。

  • 頭蓋岩(スカルクラッグ)
『危難の港』に登場。月岩山地で最も高いとされる頂の1つ。頂上が髑髏に似た、丸い形状をしており、眼孔のような2つの窪みと鼻のように突き出た大岩、口のような洞窟の入口が名前の由来である。洞窟(ケイヴ)トロールによって多数の罠が仕掛けられた洞窟が存在し、その先にある「水晶の洞窟」には宝の入った鉄箱が隠されているとされる。氷原地帯に存在する同名の地名との関係は不明。

  • 地獄門(ヘルズゲート)(ヘルスガルス)
小説『Shadowmaster』に登場。月岩山地北東部に位置する、大きな山の上に存在する、恐怖の王アクシオンの帝国首都の遺跡。ドワーフ語では「ヘルスガルス」と呼ばれる。かつてはドワーフの居留地であり、ドワーフが今より多く、人間との関わりが少なかった時代から存在していたとされ、その中心には若さをもたらす魔法の泉が存在していたが、古代に滅びた秘密結社「真紅の帳を掲げる者」の生命創造の魔術を研究する魔術師(ウィザード)だったアクシオン*15が、永遠の命を狙ってそこを襲撃、ドワーフ達を追放して、自らの帝国を築き上げた。ここで追放されたドワーフの一部が火吹山を開拓したレッドウィード族であり、残りの一部は南のワープストーンへと逃れた。その後、アクシオンとその妻アブラシアは、泉の水から抽出した不老不死の霊薬で若返り、それを他国の王や商人らと取引する事で帝国は栄えたが、数十年後に水の副作用によってアクシオンは身も心も怪物と化し*16、同様に怪物化した者達の多くが、アブラシアも含めて自殺してしまう。やがて反乱が起きてアクシオンは滅ぼされ、肉体を5つに分割されて封印された。それ以降は何世紀も放置されていたが、アクシオンの魂が封じられた生命石(ブラッドストーン)の入手に成功し、彼を復活させて彼の力の秘密を手に入れよう企む、魔人(デーモン)に憑依されし魔術師カルウィス*17に利用される事になる。

  • 灰色小道(グレイパス)
小説『Shadowmaster』に登場。月岩山地を通り、地獄門へと通じる道。苔むした灰色の砂利道であり、何週間も迷い続けるような迷路のような場所とされている。道の付近のどこかに、他人を騙して利用しては金を持ち逃げする小悪党ウィーゼルの住む洞窟がある。

  • エルンバーの小屋
小説『Shadowmaster』に登場。月岩山地のどこかの森の空き地に建てられている、まるで後から思い付きで継ぎ足したかのように、いくつもの階層が寄せ集められた、木造のあばら家。各部が強烈な対比を成す色で塗り分けられている。風変わりなエルフの気球職人エルンバーが住んでいる。

  • 真紅の洞窟
『サラモニスの秘密』に登場。月岩山地南端部、上が雑木林になった崖の下に存在する鍾乳洞。地盤が弱く、床が崩れやすい。

  • 太古の地下遺跡
小説『Skullcrag』に登場。月岩山地の地下に存在する遺跡。闇エルフの都市ティランデュイル・ケルサスよりも古いものであり、魔法使いザゴールの像が存在する事から、かつてザゴールが支配していた領域と思われる*18

  • マッドソックス農場
AFF2eルールブック『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。月岩山地のどこかにある、家庭経営の農場。経営主のビッテルン・マッドソックスと2人の労働者が働いており、石壁で囲まれた小さな畑をいくつか所有している。

  • アングリム
小説『Shadowmaster』に名前のみ登場。月岩山地のどこかにあると思われる街。小悪党ウィーゼルが悪党仲間達と共に、ここの町長の馬を売り飛ばした後、金を一人で持ち逃げしようとしたらしい。

  • ウィンターミア
小説『Shadowmaster』に名前のみ登場。月岩山地のどこかにあると思われる地名。小悪党ウィーゼルが悪党仲間達を(オーガー)の洞窟へと連れて行き、自分だけ逃げた事があるらしい。

  • ノールの森(ウッド)
小説『Shadowmaster』に名前のみ登場。月岩山地のどこかにあると思われる森。邪悪な人型生物ノールの群れが住んでいたが、冒険者エリック・ホワイトハンドによって掃討された。小悪党ウィーゼルがエリックとその仲間達に、自分の悪党仲間達の事を「エリックを狙う賞金稼ぎだ」と嘘をついたために、悪党仲間達が叩きのめされたらしい。

  • 桜谷
雑誌掲載和製AFF2eソロアド『桜谷の呪法使い』の舞台。月岩山地西部、ナマズ川と赤水川の交わる地点から上流へ徒歩半日の場所に位置する谷。冬以外はずっと桜が咲く谷である。呪法使いエスタト・ゼザールが地下城砦を作って住み着き、近隣の村々から略奪を繰り返している。

  • マジオ
雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『ドラゴンが訪れたときのために』に登場。月岩山地の中、ゼンギスから南に徒歩3日、火吹山から東に徒歩4日の場所にある、人口2~3千人ほどの小さな都市。領主の先祖が元冒険者だった事から、旅の冒険者を城に招待する伝統がある。ジュールス・ディマジオの代になり、緑龍(グリーンドラゴン)テオドルクスが、はるか昔にジョールスの先祖ジョルテン・ディマジオと結んだ魔法の契約の解除を求めて押しかける事件が起きてしまう。

  • 忘れられし地下迷宮
ボードゲーム『ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー』の体験会限定シナリオ『ルキスの宝珠』の舞台。月岩山地の奥深く、秘密の谷の奥深くに隠された地下迷宮。見つければ富と名声が必ず手に入るとされる神秘の遺物「ルキスの宝珠」が隠されており、それは恐るべき守護者(ガーディアン)に守られているらしい。

●白水川周辺


+ ...

牡蠣湾(オイスターベイ)

『トカゲ王の島』に登場。ブラックサンドから西海岸線を約100キロ南に下った場所に位置する、静かな漁村。険しく曲がりくねった岸道の先にあり、豊かな産物があるわけでもないため、侵略とは無縁の平和な村であったが、西にある火山島から、奴隷調達のために上陸してくるトカゲ兵(リザードマン)達に住民が誘拐される事件が頻発するようになった。

髑髏海岸

オイスター湾の南西に続いている海岸。荒れやすい天候や海賊の被害、海岸付近の海面から見えない岩の多さ等で知られており、この海岸に村を作る者はいないとされる。だがトカゲ兵達は、この海岸にそって南西の海賊海岸の北の荒れ地までの地域に、前哨基地を点在させている。

バルカッシュ

大昔、オイスター湾付近の海岸に存在していた城砦都市。魔法大戦で廃墟と化した。若かりし頃の魔術師ヤズトロモがここの遺跡を訪れた事がある。

火山島

『トカゲ王の島』の舞台。オイスター湾の西、髑髏海岸を通り過ぎた先の海に位置する島。かつてポートブラックサンドが「ブラックサンズタウン」だった頃の初代統治者オラフ・ツーホース王子によって囚人の流刑地として利用されており、先代のトカゲ兵達が看守として雇われていたが、囚人が増え過ぎた事から、王子は火山島を放置するようになり、6年間給料が支払われなかったトカゲ兵は島を占領し、トカゲ王の支配する島となった。トカゲ兵は囚人を金鉱の奴隷として使ってきたが、やがて人手不足になり、アランシア本土に兵を送って誘拐を始めた。トカゲ王は頭部に邪悪な寄生生物ゴンチョンを寄生させる事で、不死身に近い力を手に入れている。またトカゲ王は強い兵士を作るために遺伝的な実験を試み、それによって生じた毒素が島の動植物に危険な進化をもたらしている。現在では囚人以外の人間は住んでいないと言われているが、首狩り族や密林小人(ピグミー)といった原始的部族が存在している他、善の呪術師(シャーマン)も1人で洞窟に住み着いている。

白水川

オイスター湾やメーラハムの南を南東に流れる川。東南東にあるぎざ岩高地から東へ流れ、途中で南からのねじれ川と合流しながら北へ流れ、流れを下った先にあるヨーレの森を2分しながら西へ流れを変え、3つの支流と合流しながら(そのうち西側のものはメーラハムの南から流れている)「西の海」へと流れてく行く。

願いの井戸

TRPGルールブック『スティーブ・ジャクソンのファイティング・ファンタジー』掲載のシナリオ『願いの井戸』の舞台。白水川付近のどこかに存在する*19、かつて貴族や王子が金貨を投げ入れては願い事を唱えたと言われる井戸。現在では井戸は干上がっているが、井戸の底は「クモの王」が領有する、小さな地下迷宮になっている。
AFF2eルールブック『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』掲載の同名のシナリオに登場するものとは別物である。

タンティール領

AFF2eルールブック『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。サイゼネットル家が長年領有してきた、白水川沿岸地域のタンティールの小さな村を含めた領地。広大な耕作地と立派な邸宅が存在する。現在の領主バジル・サイゼネットルは「バジルの狂気」として知られており、領地の多くで作れるものなら何でも作らせようと、借地として貸し出してきた。

南部平原

『サラモニスの秘密』に登場。白水川の南河岸から、さらに南の髑髏砂漠の手前まで広がる平原。乾燥した不能の地であり、蜃気楼が出やすい。遊牧民のホースファング族やホブゴブリンのホワイトフレーム族といった部族や、サイ男(ライノマン)、長弓の達人である人型種族「ザンスの弓兵」、人型肉食爬虫類グレッチ等の危険な生物も生息している。かつてこの周辺の地域は「シアレンシア」と呼ばれる地域であった。

  • シャザール
『サラモニスの秘密』、小説『トロール牙峠戦争』等に登場。南部平原北部に位置する街。かつてのシアレンシア時代の首都だったとされている。オアシスの街と呼ばれ、美しい外観で知られているが、狂気の都としても知られており、奇怪な形状の建造物が多く、病を売る者や胸に引っ掻き傷を付ける者、夜通し同じ場所を歩き回る者等、奇行に走る住人が多数見られる。これは、街に存在する100以上の宗派の、独自の宗教儀礼に加え、そういった行為に興味を惹かれた来訪者達が住み着いて独自の奇行を提唱し出した事の影響らしい。
和製GB『四人のキング』ではナルニダス王に統治されているとされており、最愛の娘ビュブリス姫がコルマ山中の要塞を拠点とするトカゲ兵の軍に誘拐され、兄のディラナン王子も妹の救助に向かったきり行方不明となった事から、病の床についてしまう。

  • カットシルバー
大昔、南部平原中央部に存在していた都市国家。魔法大戦で廃墟と化した。

太古(ヨーレ)の森

『バルサスの要塞』『サラモニスの秘密』等に登場。逆風平原の南、白水川周辺に広がる森。白水川によって北東と南西に分けられている。その奥には大魔術師(グランドウィザード)ヴァーミスラックスが(ハーフ)エルフの部族と共に住んでいる。魔力を持たぬ者は、ヴァーミスラックスと謁見する用があるか、通り抜ける許可を得ている者しか森の中へ入れず、それ以外の来訪者は半エルフ達に監視され、引き返すように警告される。それを無視すれば毒の吹き矢で殺される。ヴァーミスラックスは魔法で伸ばしてきた寿命が尽きかけているため*20、森の外に出る事は無い。森の王と呼ばれる黒ユニコーンが存在し、銀の池で水を飲むと言われている。

  • 太古(ヨーレ)魔法学校
ヨーレの森奥深くに存在する魔法学校。ヴァーミスラックスによって150年前に創立された。魔術師ニコデマス、ヤズトロモ、癒し手はこの学校の同期であり、「魔法の新生」と呼ばれている。また闇の王者ザンバー・ボーンも彼らの同期である。

サラモニス

『バルサスの要塞』『サラモニスの秘密』等に登場。チャリスの南、ヨーレの森の東に位置する、アランシアで最も豊かとされる都市国家。魔法大戦以前から存在する都市でもある。完全に地下に隠された地下道、太古の蔵書が保管されている大図書館「学問の殿堂」、優れた魔法学校が存在する。寺院地区には美と愛の女神アスレルの大聖堂を始めとして、平和の女神ウスレル、勇気の神テラク、学問と妖術の神ハマスキス、慈悲と優雅さの神クーガ、策略の神ロガーン等、様々な神の寺院がある他、「白き女神(ザ・ホワイトゴッデス)」の異名を持つ癒しと加護の神イアトロに捧げられた癒しの井戸も存在する。この都市の上流階級は財力や血縁よりも名声を重視しており、街での社会的地位は自身で勝ち取った名声「栄誉(アモノール)」で決まるとされる。莫大な富を持つとされる事から、人生で一か八かの機会を求める連中を引き込み、地元民と仕事の競い合いになるが、この街では何をするにもギルドの許可が必要で、それには金貨がかかる。また金貨の十分の一の価値がある銀貨のサラコインが流通している。サラモン王の一族が代々統治しており、現在の王はサラモン57世*21であり、王の教化により街内部での種族間の争いが根絶され、多くの交易商が訪れるようになったが、街の内政に目を向けすぎて、南のぎざ岩高地や北東のトロール牙峠方面に邪悪な勢力をはびこらせた手ぬるさでも知られている。王には3人の優秀な執政官が仕えており、彼らは王の不徳となる決定を下した事がなく、妖術師将軍バルサス・ダイアと死霊術師ザラダン・マーの間でトロール牙峠戦争が勃発した際に、事態の収拾に英雄チャッダ・ダークメインを推薦したのも彼らである。街のどこかで、ジン枢機卿(カーディナル)率いるカルト教団「兄弟団の姉妹達(シスターズオブブラザーフッド)」が暗躍しているらしい。

サラモン王の鉱山

『サラモニスの秘密』に登場。サラモニスの北に位置する銀山。岩ウジやグラニット等の害獣に悩まされている。責任者は半鬼(ハーフオーガー)で鉱夫はドワーフである。100年前のサラモン53世の頃、採掘師ゲリック・クィッチが鉱脈を見つけてシルバーラッシュが起こり、サラモニスは採掘師に税をかけてアランシア最大の銀山に発展し、サラモニスも繁栄した。

レオナール

『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。サラモニス北西に位置する小さな都市。古老のアウスタス伯爵に統治されている。この地域には際立った特色は少なく、時々、盗賊や怪物が出没する危険がある程度である。

柳谷

『バルサスの要塞』『トロール牙峠戦争』に登場。サラモニスと、南のぎざ岩高地との間に位置する谷。白水川のおかげで土壌が豊かであり、主産物は小麦と、強力な治療効果を持つシャッグルの実である。住人は偏屈で余所者嫌いであり、渋々サラモニスの市場を介してアランシア各地と交易している。妖術師将軍バルサス・ダイアによって、世界征服のための最初の侵略予定地として狙われてしまう。

願いの井戸

AFF2eルールブック『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』掲載のシナリオ『願いの井戸』の舞台。サラモニスとチャリスの街道近くで発見された古井戸。かつて貴族や王子が金貨を投げ入れては願い事を唱えたと言われる井戸で、現在では干上がっているが、井戸の底は小さな地下迷宮になっている。
前述のTRPGルールブック『スティーブ・ジャクソンのファイティング・ファンタジー』掲載の同名のシナリオに登場するものとは別物である。

●トロール牙峠周辺


+ ...

トロール牙峠

『モンスター誕生』『サラモニスの秘密』等の主舞台。月岩山地と南のぎざ岩高地の間に位置する、逆風平原と東のフラットランドを隔てる峠。最も狭い場所は3リーグの幅しかない。峠の全長に沿って、何世紀もの間に数々の地方領主が建てた防衛用の砦や物見の塔の廃墟が存在する。

  • ザラダン・マーの地下迷宮
トロール牙峠の地下に建設された、トロール牙峠一帯の領主であり、世界征服を企む死霊術師ザラダン・マーの本拠地である地下迷宮。迷宮は研究所も兼ねており、吸血(ブラッド)オークを始めとする、生物の器官を他の生物に移植する魔法であるマランハの実験で生まれた怪物達が放り込まれている。迷宮の出口はどこかの墓場に繋がっているらしい。

  • ディードル川
東のクモの森北東部から西へと流れる川。途中で南東から流れるクモの川と合流し、やがてシルバー川と合流する。

  • クモの川
東のクモの森東部から北西へと少しずつ曲がりながら流れ、森の外でディードル川と合流する川。森の中で南東からの2本の短い支流と合流する。

  • ドリー
ディードル川とクモの川の間にできる三角州の奥深くに位置する、魔女の村。生物の器官を他の生物に移植する魔法であるマランハの研究に没頭してサラモニスを追放された魔女(ハグウィッチ)ロミーナ・ドリーが建設した村であり、村の中は黒魔術を実験する魔女や、彼女らと取引を行う商人、マランハによって作られた怪物達で溢れかえっている。

  • コーブン
トロール牙峠の西部、ドリーから南南東へ徒歩半日の場所に位置する村。住人達はザラダン・マーやドリーの魔女達への恐怖に怯えながら細々と生活しているが、以前は野盗達の度重なる襲撃に悩まされており、ザラダンが領主となってからは、野盗がザラダンを恐れて襲撃を行わなくなって平穏が訪れたという一面もある。それでも、強大な力を持った爬虫類のような人型生物アクサズが迷い込んだり、骨の魚のような飛行怪物シュリーカーが数匹飛来したりと、怪物絡みの事件に遭遇する事も多い。

  • カエル沼(ブ・フォン・フェン)
コーブンの北、ディードル川の南河岸に広がる沼地。人間の背丈よりも高い草が至る所に生え、奥の川辺は貴重な薬草が数種類生えた薬草園になっているが、この沼はカエル人(トードマン)の縄張りであり、沼へ入った者は問答無用で殺される。

  • ロシーナの小屋
コーブンの西の丘に立つ、占い師ロシーナ・ドリーの住む小屋。ロシーナはドリー出身の魔女だが、邪悪な存在ではなく、料金を払えば誰であろうと占ってくれる。

  • イエローストーン金山
コーブン周辺一帯の地下に存在する、金の鉱脈。これはザラダン・マーが、地下に自身の居城を築こうとしていた時に偶然、掘り当てたものであり、ザラダンの財源となっている。また彼の地下迷宮とも繋がっている。現在ではザラダンの部下である半エルフの死者(ゾンビー)ダラマスが管理している。

  • 破壊されし女神の砦(ブロークン・ゴッデス・フォート)
『The Gates of Death』に登場。トロール牙峠に存在する砦の廃墟の1つで、サラモニスの東に位置する。サラモニスの軍隊は、峠の防衛のためにここを始めとした砦の廃墟を改修している。周囲は未だに盗賊やゴブリンの巣窟と化している。北側に幸運の女神シンドラの巨像が立っている。

  • 埋葬地(ブリアル・グラウンズ)
『The Gates of Death』に登場。破壊されし女神の砦の北東に位置する古代の墓地。そこへ続く道は「死者の道(コープスロード)」と、墓地にある巨大な環状列石は「神聖なる石(サークレッド・ストーンズ)」と呼ばれる。小型人型種族である墓場の小鬼(グレイブヤードインプ)が死者の世話をしている。

フルフ

AFF2eシナリオ『ヴァラック・アスールの空飛ぶダンジョン』に登場。月岩山地の南の丘陵地帯にあり、東のトロール牙峠と逆風平原が交わる場所にある村。農場に囲まれた小さな村で、峠から来るオークやゴブリンを防ぐためにサラモニス王から贈られた、厚い石壁で守られている。チャリス出身の女魔術師(ウィザード)アルフスによって、「ヴァラック・アスールの空飛ぶ地下迷宮(ダンジョン)」の出現が報じられる。

ヴァラック・アスールの空飛ぶ地下迷宮(ダンジョン)

『ヴァラック・アスールの空飛ぶダンジョン』の舞台。かつてチャリスの魔術師(ウィザード)ギリオールに倒された、トロール牙峠北部出身の邪悪な死霊術師(ネクロマンサー)ヴァラック・アスールが作り出した地下迷宮。100年が経ち、迷宮に仕掛けられた魔法の仕掛けが作動して浮上し、チャリスを目指して動き始め、街に瓦礫と亡者達を降り注がせようとしている。

クモの森

『モンスター誕生』『蘇る妖術使い』等に登場。月岩山地の南、ドリーやコーブンの東に広がる森。北部の奥地は白髪の森エルフの部族に治められている。南東部は「お化け森」と呼ばれ、邪悪ではないが無許可で立ち入った者を容赦なく殺す樹人達の住処となっている。南西部は「よじれ樫の森」と呼ばれ、森小鬼(フォレストインプ)が住んでいる。

  • 虹の池
『モンスター誕生』『サラモニスの秘密』に登場。クモの森の奥深く、群生する槍穂木(スピアティップ)に隠された魔法の湿原にいくつも存在するという美しい池。池の水は小川から運び込まれており、それぞれの池が虹のように様々な色を持ち、水浴する事で何らかの魔法の力を得られる。ただし水には鉱物が含まれており、飲用には適さない。池の周囲は極彩色の花で彩られ、四季を通じて枯れない。エルフ以外でこの池を見た者はいないとされており、エルフの間でも女王の領域とされている。

  • エレン・ダーディナス(スティトル・ウォード)
『モンスター誕生』『サラモニスの秘密』に登場。クモの森の奥、虹の池付近に隠されている森エルフの村。強力な魔法で守られており、エルフの望まぬ部外者は決して入れない。村では代々、美しくて機知に富んだ女性を「神々へと嫁ぐ女王」に任命する風習がある。女王は18歳になると神々と霊的に交わりを持ち、大いなる力と知恵、指導力を得た上で、1年後には神の力を持った精霊である「煙」を出産する。交わった神によって「煙」の力は異なり、また女王の美しさによっては複数の神と交わる事も可能で、現在の女王エレシスは言葉の神ユーシアル、理性の神イシシア、エルフの魔術の神アライアリアンの3つの「煙」を出産している。村の正式名は「エレン・ダーディナス」だが、酒場で酔った勢いで村の存在を人間に明かしてしまったエルフのリーハ・フォールスホープが、咄嗟の判断で青い染料の名前「スティトル・ウォード」を村の名前だと偽って伝えた事から、人間の間ではその名前で伝わっている。

  • ザラダン軍の訓練所
『モンスター誕生』『サラモニスの秘密』に登場。よじれ樫の森の北側に位置する、ザラダン・マーの軍隊を訓練する要塞。ザラダン軍の指揮官である(ハーフ)トロールのサグラフが管理している。ここは本来、ザラダンに協力していた中立の魔術師(ウィザード)ハニカスの家が存在していたが、ザラダンはハニカスを地下迷宮内の研究室に招き入れ、情報を全て引き出してから監禁した。そして森に派遣されたサグラフが、ハニカスの家を訓練所に改造したのである。ザラダン軍にはオークやトロール、トカゲ兵、サイ男等、様々な種族がおり、それぞれが番号の付いたメダルと堅くなめした黒い革鎧を身に着けている。

  • ドブドロ川
『モンスター誕生』に登場。クモの森西部にある洞窟から南西へと流れ、小さな湖に注ぎ込む川。洞窟の先はザラダン・マーの地下迷宮へと繋がっており、下水道として使われているのか、汚物や排泄物で汚染されている。

竜金の洞窟

雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『巨人の眠る洞窟』の舞台。トロール牙峠周辺のどこかにある、かつて財宝の隠し場所として使われていたとされる洞窟。サラモニスの冒険者ギルド・ツェッペリンの中堅ドワーフであるリンドグレンに発見された。

●ぎざ岩高地

『バルサスの要塞』『サラモニスの秘密』等に登場。サラモニスとトロール牙峠の南から東のニコサ川まで広がる、岩だらけの高地。あらゆる種類の危険で不可思議な存在が住み着く地域であり、山々の岩自体が根幹的に混沌に汚染されている。風は絶えず吹き抜け、満からわずかな水は不味く、育つ植物も少なく、街道はわずかしか通っていない。至る所に野生の山羊が見られる。いくつかの小さな地方に分かれており、最大のものは「黒い塔」に住む妖術師将軍バルサス・ダイアに支配されている。その他の地域は、文明の外れで生きる事を余儀なくされている邪悪な人々の支配されているが、土地は小さく資源も乏しく、バルサスの支配に何の影響力も持たない。獰猛な丘ゴブリンの部族が40近く住み着いており、ゴブリンの親戚とされる目無し射手と共に、バルサスの軍隊の主力となっている。

+ ...

黒い塔

『バルサスの要塞』の舞台。ぎざ岩高地の南西部に位置するぎざ岩山に建てられた、混沌の要塞。かつて悪魔学に心惹かれたが故に故郷の街ワープストーンを家族と共に追われた妖術使い(ソーサラー)ガンドール・ダイアが新居として建てたものだが、混沌に汚染されたぎざ岩高地の石を建材に使用したため、そこに住む一家の心は歪み、さらに混沌の怪物達を塔内に住まわせるようになった。現在では二代目領主クラゲンを殺した妖術師将軍バルサス・ダイアと、その妻である炎の女妖術使い(ソーサレス)ルクレチアが統治している。ぎざ岩高地に住むゴブリン達からは「黒い指」と呼ばれている。地下には人型生物クラッゲラックや穴小人が崇拝する謎の神ダクティリの偶像が祀られている他、緑金属(グリーンメタル)の鉱脈があり、ダイア族の富の助けとなっていたが、こちらは現在では放棄されている。要塞内は円盤に顔と4本の手が付いたような円盤人(ホイーリー)や頭部を2つ持ったトカゲ人間のカラコルムといった、様々な種族の衛兵が警備しており、ヒドラや霊体怪物ガンジーのような強力な怪物も住み着いているが、中には金貨に目が無い変身種族のミクや、旅人に親切な斥候人(付人)(スカウト)といった、対応次第では友好的になる種族も存在する。

ねじれ川

AFF2eシナリオ版『バルサスの要塞』に記載。ぎざ岩高地南部から、蛇行しながら北西へと流れ、黒い塔の西で北に流れを変え、白水川に合流する川。

ウルフフォード

AFF2eシナリオ版『バルサスの要塞』に記載。ぎざ岩高地北西部の低地。かつて冷酷な商売で悪評をもたらしたが故に街の中に定住できなくなり、バルサスの申し出を受けて半ば荒廃した城を購入したエドマール・ジンリック卿に支配されている。エドマールはその見返りとして、黒い塔と外界に取引上の繋がりを確立した。現在では晩年期に入って痴呆が進んでいる。かつて英雄チャッダ・ダークメインが(オーガー)呪術師(シャーマン)と戦った場所でもある。この低地の南東には「針山」と呼ばれる鋭い石柱が多数生えた地域が存在するが、詳細は不明。

ヘスペロス庄

AFF2eシナリオ版『バルサスの要塞』に記載。ぎざ岩高地北部、ウルフフォードの東に建てられている邸宅。サラモニスで裕福な男性と結婚しては毒殺して財産を奪い続け、それが発覚して亡命した魔女グリゼルダ・ヘスペルスが住んでいる。現在でも無力な貴婦人を装って旅人を邸宅に誘っては、付近の山頂に出没する有翼人型生物の殺生怪(ライフスティーラー)に生贄として捧げているらしい。邸宅とウルフフォードの間の山の中には「岩グモ(クラッグスパイダー)の洞窟」が存在する。

セッグタウン

AFF2eシナリオ版『バルサスの要塞』に記載。ぎざ岩高地北東部に位置する、小さな区画の街。岩の混沌の影響が少ないとされるクラゲン丘陵地帯の部族から追放された蛮人セッグ・ジャイアントストライド卿が統治している。力を通貨、暴力を言葉とし、獣のような連中を誰でも迎え入れる。

巨人塚(ジャイアントマウンズ)

AFF2eシナリオ版『バルサスの要塞』に記載。ぎざ岩高地南部、黒い塔の東に位置する丘。巨人、龍、ゴブリン等の危険生物が多く住んでいる。南部には「大焦土」と呼ばれる地が、南東部には「毒蛇山」と呼ばれるとぐろを巻いた蛇のような形状の岩山が存在するが、それらの詳細は不明。

ワープストーン

小説『トロール牙峠戦争』、小説『Shadowmaster』等に名前のみ登場。ぎざ岩高地の南東端*22に位置する、一風変わった石の街。高さ約1キロメートルの崖の中腹に作られ、崖の洞窟と街が繋がっている。人口は約55000人で、そのうちの多くはドワーフである。ドワーフ王クラッド・ドラゴンヘルムが統治している。邪悪なトロール王ヌルムがゴブリンやトロールからなる軍隊を率いてこの街を狙い、付近の平原で英雄ガスリック・ウルフハートの率いる善の種族の軍隊と戦争を繰り広げたという話もあるが、このヌルム王がストーンブリッジを狙ったヌルム王と同一人物かどうかは不明。

地平線の宿(ホライゾンイン)

雑誌掲載TRPGシナリオ『地獄の塔』の舞台。ワープストーンとサラモニスの中間地帯のどこかにある宿屋*23。藁吹き屋根の横長の部屋で、丘の頂に建てられている。

  • 地獄の塔
ホライゾンイン周辺の地下洞窟の中に建てられている、3階建ての岩の塔。邪悪な魔術師(ウィザード)アル・ガディオンの居城であり、彼はここで彼を崇拝する教団と共に異形(ミュータント)の軍団を作り、周辺地域を征服しようと企んでいる。

●サルダス周辺


+ ...

サルダス

『Siege of Sardath』に登場。氷血山脈の南西側の麓に位置する都市。切り立った2つの山頂(北の山は氷血岩壁、南の山は南防護壁(サウスガードマウンテン)と呼ばれる)の間に存在するサルドムア湖の水上に、いくつもの支柱で支えられて作られた都市である。数世紀前に資源開発のためにこの地を訪れた人間とドワーフに建設され、この地域の交易の中心地として、北アランシア文明化の進展に重要な役割を果たしてきた。氷血山脈の闇エルフ達に狙われており、背中にコウモリの翼を生やす等の特殊能力を持った「黒の飛び手(ブラックフライヤー)」に変異する混合薬を始めとする、新たなる力を手に入れた彼らによって包囲され、孤立状態に追い込まれてしまう。
資料集『タイタン』の挿絵では、都市の下を船で通れるほどの高さに建てられており、雑誌掲載和製ミニGB『大陸の追跡者』でも、都市から下げられるゴンドラを使用して都市に入るとされているが、『Siege of Sardath』の描写ではさほど高くなく、都市には湖岸に架けられた橋で入る設定になっている。

夜の森

『Siege of Sardath』の主舞台。氷血山脈とサルダスの南に広がる、広大な森。人間、森エルフ、人型両棲類スリックと言った人型種族と、様々な大グモを始めとする自然の生物が、危うくも均衡を保ち共存している森である。かつてタイタンの大陸がイリタリア大陸だった頃に存在していた「一の森」の一部でもある。氷血山脈から流れるサルダス川によって東西に分けられている。森の内部には人間やエルフが開いた林道が存在し、主要な林道は「エルフの道」と呼ばれ、北東の吊り橋を渡った先から北に伸びる道は、付近に住む人間の森番の名にちなんで「カルフーンの道」と、南東の吊り橋を渡った先から南に伸びる道は、その先にある街グリムンドの名から取って「グリムの道」と呼ばれている。また森のどこかに、予言者(シーア)にして先見者(ヴィジョナリー)であったコーヌ・ワイチの墓があるらしい。氷血山脈に潜む闇エルフ達の暗躍により、エルフの道が封鎖されたり、恐ろしい怪物達が森を闊歩する等、自然のバランスが脅かされている。

  • サルダス川
氷血山脈から南方へと流れる川。本流は山脈中部から西に流れ、山脈内の北からの支流と合流して、南南西へと流れを変え、サルダスのあるサルドムア湖からの支流と合流しつつ、大きく蛇行しながら夜の森を東西に分けるように進んでいき、最終的に東の「真珠海」へと流れ込む。サルダスと西のファングセインとはファングセイン街道で繋がっており、街道の途中にはこの川を渡るための「クィニール橋」が架かっている。

  • アッシュクリーブ
夜の森の中央部に位置する森エルフの村。エルフの村は木の上に板を張って建てられた小屋で構成されたものが多く、エルフ以外には見えなくなる特殊な魔法で守られ、住人に認められなければ入れない。闇エルフの策謀により森の中を乱され、対処に追われている。

  • グリムンド
夜の森の、南の外れに位置する街。街の活動はグリッサ議長が率いる評議会によって決定されている。夜の森が危険地帯となり始め、サルダスと連絡が取れなくなった事から、対策を練り始める。

●フロストホルム

アランシア北東部、夜の森の東に位置する、氷に閉ざされた地域。肩幅の広い剛健な人間とドワーフが、木と石でできた居留地で暮らしている、山とフィヨルドの地である。またこの地方では暦が使用されておらず、住人は誕生日の概念さえ知らず、気にもかけない。
未発売GB『Saga of the Stormchaser』の舞台となる予定であった地域であり、現時点でこの地域を主舞台としている作品は、雑誌掲載和製AFF2eソロアド『ヴィンハイムの最も長い冬』『銀蛇の魔女』のみである。

+ ...

ヴィンハイム

フロストホルム北東の沿岸に位置する港街で、フロストホルムでは唯一の大きな居留地。ヴィンフィヨルドを見下ろす高台の上にある。英雄ビヨルングリム・ビヨルングリムセンの父が建設した漁村から発展した。
雑誌掲載和製AFF2eソロアド『ヴィンハイムの最も長い冬』では、領主イェルドが魔女の呪いで牡牛に変えられる、西の荒野から来たオークの部隊が辺境を略奪する、大寒波の襲来という三重苦に苦しめられ、冒険者として活動していたイェルドの弟が、街の女役人ロイネに呼び戻されて対応する事態となっている。

ビヨルングリム海

フロストホルム東部の、フィヨルドと列島に挟まれた範囲の海。北西にはヴィンハイムへと通じる「ヴィンハイム湾」が、西にはより大きな湾「ジャールホフ湾」が存在する。海の入江毎に農場と小さな村落が点在している。この海は、大昔は「魔女海(ザ・ウィッチズシー)」と呼ばれ、通る船を沈める海巨人(シージャイアント)が住んでいたが、ヴィンハイムの英雄ビヨルングリムがそれを退治した事をきっかけに改名された。

  • 氷山海峡
ビヨルングリム海の北東に位置する海峡。外海への出口であるが、その名の通り氷山が浮かんでおり、吹雪も多い。

  • 巨人の牙
ビヨルングリム海の南東部に並んでいる、北東の方角へと連なる列島。10以上の島が存在し、未発売GB『Saga of the Stormchaser』でそれぞれの島の名前が設定される予定だった。

ファングセイン

サルダスの東、ヴィンハイムの南西、ジャールホフ湾沿岸に位置する、ドワーフの聖都。太古の昔、「黄金を探す者」の異名を持つドワーフの族長ハンガールが発見した、純金を頂にかぶった山の内部をくり抜いて作られた地下城砦と、山の周囲に立ち並ぶ住居で構成されており、人口は城砦内部は約35万人、外部は6千人以上。ナムルキル王に統治されている。サルダスやヴィンハイムとの交易もあるが、城砦内部へはドワーフ以外の立ち入りは禁止されている。

オルンガルド

AFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』に掲載。ヴィンハイムの東、ヴィンフィヨルドの北に位置する集落。冒険者ハルダール・エリクソンの故郷である。

七曲谷

『銀蛇の魔女』の舞台。フロストホルムのどこかにある小さな谷。かつては地下迷宮に住む邪悪な妖術師ロベールが支配していたが、ふらりと現れた銀蛇の魔女に倒され、現在では彼女が谷を支配し、周辺の村から貢物を取り立てている。

●フラットランド周辺


+ ...

平地(フラットランド)

『蘇る妖術使い』等に登場。アランシア中部、トロール牙峠の東に広がる平原。その広大さから、途方もない大きな物事を表現する表現として「フラットランドくらいでっかい」という言葉がアランシア人の間で用いられている。文明の空白地帯とも言われる。緩やかに起伏しており、東部の真珠海の海岸へと、次第に低く傾斜していく。ここを旅するには何週間もの騎乗を要する。銅や青銅の延べ棒を通貨として使用する遊牧民の小部隊がいくつも荒れ野をさまよっており、それには人間の他にも、セントール、「同族殺しのアーガー」率いる約三千人の「ヴァシャンキの呪い」族を始めとするオーク、獅子の神クラウ(ロガール)を崇拝する半人半獅子のフェリノール、ホブゴブリンの山賊のような他種族も存在する。地下には盗賊魔導師(ローグメイジ)ガルザゼスの地下要塞から脱走した、蟻の女神ゾロミクを崇拝する蟻人(アントマン)の集団が巣を作っているらしい。またこの地は、魔術師の修行地として利用される事も多く、妖術使いラザックが40年間独学で黒魔術を身に着けた地であり、邪悪な老魔術師(ウィザード)ヴォルゲラ・ダークストームが「悪魔の三人」と呼ばれたザゴール、バルサス、ザラダンの3人を教育し、最終的に弟子達に殺害された地でもある*24
雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』では、この地在住の善の魔法使いケマンダーが死去し、彼がかつて3つの大陸で封印した3体の強大な怪物「鋼鉄ゴーレム」「闇の精」「魔女ヴァンデミア」が復活しつつある事から、彼の弟子がその怪物達の討伐を託されている。

  • ほえる通路
『蘇る妖術使い』に登場。フラットランド北部のどこかに存在する、地下へ進む洞窟。その奥には伝説の魔獣ガーガンティスが住むとされているが、そこへ至る通路には、吠え声を上げながら生者に襲い掛かる氷幽霊(アイスゴースト)が出没し、それが通路の名の由来になっている。

  • ウルフタウン
雑誌掲載ミニGB『魔術師の地下要塞』に登場。サラモニスのはるか東、フラットランドの南東部に位置する街。行政官と術者(マジシャン)ギルドによって統治されている。フラットランドとトロール牙峠を通る交易路により、西のサラモニスやチャリスと交易している。またワープストーンとの間にも、あまり使われていない道が存在し、その道沿いにわずかに村が点在している。

  • ガルザゼスの地下要塞
『魔術師の地下要塞』の主舞台。ウルフタウンから徒歩数日の場所にある*25、山脈地帯の外れの廃鉱を改造して作られた地下要塞。一世紀ほど前、混血動物の研究で混沌を招き寄せた事でウルフタウンの術者ギルドを追放された盗賊魔導師ガルザゼスの本拠地であり、彼はここで怪物の軍隊を編成し、地上を征服してギルドに復讐しようと企んでいる。

  • ニコサ湖
小説『Skullcrag』に登場。フラットランドの東、ウルフタウンの南東に位置する、幅8リーグ近くある、アランシア最大の淡水湖。周囲の湿原には葦が生い茂り、塩床が存在し、人間やその他の種族が採取に訪れている。湖と東の真珠海との間の湿地には底なし沼が点在するため、案内人無しで横断するのは危険である。西、北西、北東の3つ方向から短い川が注ぎ込んでおり、南東から東の真珠海へと流れる川が続いている。東湖岸の湿原帯は、魔法の薬草カネルウォートが生育する唯一の場所であり、現地の沼ゴブリンのクァムールが聖なる薬草として保護している。湖の中央には小さな島があり、かつて魔法使いオルドラン・ザゴールの父ガーレクス・ザゴールが、魔人(デーモン)カ・シェネス召喚の儀式に使用した3つの品物の1つである穢れし聖杯をその島付近に沈めたとされており、その影響なのか、湖水は腐敗して毒されている。

  • ニコサ川
ニコサ湖に注ぎ込む3つの川のうち、西からの川。ぎざ岩高地の東側から南東向きに流れている。

  • デュラング砦
かつてフラットランドの外れにあった砦。魔法大戦の際、混沌の軍勢によって木端微塵にされ、廃墟と化している。

  • ハドナー
AFF2eルールブック『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。ウルフタウンから東に100キロメートルの場所に位置する、人口1500人の街。この地域で最も生産量の多い水源を持ち、高い泥レンガの壁に守られている。何百年もアプン家に支配されており、現在の統治者はアプン24世である。フラットランドを行き交う隊商に依存している。

  • 白き砦
雑誌掲載和製AFFミニシナリオ『闇のサルゴン』に名前のみ登場。フラットランドの東端、真珠海のほとりの位置する砦の廃墟。3つの「原初の存在」の1つである光のアシュラの寺院の名残が存在する。

真珠海

フラットランドの東、北のフロストホルムと南のシャバクに挟まれた範囲に広がる湾。その名とは裏腹に、誰もこの荒々しい嵐の湾に牡蠣貝を取りに潜った事は無いとされるが、それは北部沿岸のみであり、南のシャバク半島に守られた辺りでは真珠漁が行われている。

●髑髏砂漠周辺


+ ...

髑髏砂漠

『恐怖の神殿』『Curse of the Mummy』等に登場。南部平原やぎざ岩高地の南、差し渡し100キロメートルの土地に広がる砂漠。現在ではほとんど忘れ去られた砂漠の神アッサマラを崇拝する遊牧民は存在するものの、人間の居留地は砂漠の端の方に点在する程度しか無いが、冷血動物である邪悪な蛇人カァス(カールス)と、彼らが蛇と人型種族の合成実験で生み出した蛇人である蛇衛兵(サーペントガード)ジャストラーリ及びコブラ人カシストラは好んで砂漠に住み着いている。この地の只中には、古代都市の廃墟や王の墳墓があり、莫大な財宝が眠っていると噂される。また西境の岩がちな荒野のどこかには骸骨龍(スケルタルドラゴン)の非情なるクトゥリアクスが棲んでおり、オイスター湾と南のサファイアシティの間にある、人里離れた道を行く者達を襲っては、ねぐらに宝石や黄金を蓄えているという。

  • ヴァトス
『恐怖の神殿』の主舞台。髑髏砂漠のどこかにある、失われた都。何年も無人であったが、雨風をしのぐ場所として利用する人間やその他の生物が迷い込み、そのまま住人になった者もいる。現在では残忍な女教皇(ハイプリエテス)リーシャが実質的な支配者となっており、砂漠に隊商が通りかかると食料を狙って襲撃を計画している。リーシャの住む神殿は、彼女の奴隷や闇の使徒(ダークディサイプル)悪鬼(フィーンド)ネズミ男(ラットマン)等の様々な怪物達、そして危険な罠に満ちている。そしてこの都には、闇エルフの魔術の秘儀によって実体化して悪の僕となる5つの龍の飾りが隠されており、秘儀の後継者となってアランシア支配を企むマルボルダスに狙われている。

  • シュクティス
ヴァトスの南南東に位置するカァスの首都。宝を散りばめたオアシスとされる石造都市である。街の東と南西にはそれぞれ要塞が存在し、さらにこれらを囲うように、10ほどの小さな砦が楕円形に並んでいる。

  • クルスタル
シュクティスの南西に位置する、輝く石の心臓とされる要塞。

  • ストゥルラク
シュクティスの東に位置する、影の冷たい領域とされる要塞。砂漠表面から数百メートル隆起し、差し渡し数リーグもあろうかという巨大な台地の側面に建てられている。何十もの塔や入り組んだ壁を持ち、その間を螺旋階段や傾斜路が走っており、砂漠に接する部分に壁や門を建設して重層構造にしている。一番高い塔からは陽光に煌めくシュクティスの塔が何リーグも彼方から見えるとされ、カァスは回光通信を通信手段として用いている。かつてカァスに捕らえられ、12年の奴隷生活の末に脱出に成功した旅商人ヴォロイドン・カルサックが奴隷時代に住んでいた場所である。またここでは、人間と蛇を掛け合わせて新種を作る実験も行われているが、多くは人間の体に大蛇の頭が乗った蛇女王(サーペントクイーン)のような失敗作を生み出す結果になっているという。

  • ジャラットの神殿
『Curse of the Mummy』に登場。かつてタイタンの大陸がイリタリア大陸だった頃、現在の髑髏砂漠南部に存在していた王国ジャラットの神殿の廃墟。髑髏砂漠の南東に広がる丘陵地帯に存在する。現在では砕けた石壁の断片や円柱の柱廊、ジャラットの民が崇拝していた動物の頭を持つ神々*26の壊れた像ばかりだが、一部の建物は残っている。ここには、ジャラット最後の王アクハリスの失われた陵墓の位置を示した碑文が存在する。ジャラットには「テズラ」と呼ばれる都市や、「アンテップの柱」と呼ばれる2本の石柱が存在していたとされるが、これらが遺跡として今も残っているかどうかは不明。

  • アクハリスの陵墓
『Curse of the Mummy』の主舞台。ジャラット最後の王にして悪の女神シセラ(正体は魔界の魔王子である蛇魔人シス)の信者でもある、王国史上最も残酷な暴君アクハリスの陵墓。彼は毒殺される際にシセラを呼び、いつか自分が蘇った際には全てが呪いに苦しめられると予言した。恐るべき死の罠を備えた、王国最大の陵墓に、宝の山と共に埋葬されたと言われているが、その陵墓は地中の裂け目に隠されており、その場所はジャラットの神殿の碑文にのみ記されている。ここ10年の間に、シセラを崇拝する秘密結社コブラ教が復活し、アクハリスの陵墓の発見に成功し、彼を復活させてジャラットを再生しようと活動を始めている。

  • 砂漠の居留地
雑誌掲載和製AFFミニシナリオ『闇のサルゴン』に登場。柳谷から西へ徒歩5日の場所にある、髑髏砂漠北部の居留地。魔術師ニコデマスの友人で元冒険者のオリバー・ヘンデルが商人として住んでいる。

  • ヴー寺院
『闇のサルゴン』に登場。砂漠の居留地から南へ徒歩1日の場所にある、3つの「原初の存在」の1つである命のヴーの寺院の廃墟。現在では荒らされ尽くしており、宝目当ての者は近付こうとしない。

魂岩(スピリットロック)

『Curse of the Mummy』に登場。髑髏砂漠の南西の丘陵地帯東部に位置する、頂上が平らな高峰と巨大な丸岩で構成された丘。2つの砂丘の間に岩の高峰がそびえ立ち、側面はほぼ垂直で、平らな頂上に、水晶のような物質の縞でできた渦模様に覆われた丸岩が乗っている。丸岩には洞窟があり、善の呪術師(シャーマン)ロパールが住んでいるが、彼の協力を求める者は、自力で洞窟まで登った上で、彼の謎かけを解かなければならない。

神々の劇場

『Curse of the Mummy』に登場。髑髏砂漠の南西の丘陵地帯に存在する、石で作られた劇場の廃墟。舞台の付近には、長方形の低い石の建物が存在し、そこにはアランシア史上最も偉大な役者の1人とされてきたクランノが隠居している。

サファイアシティ

雑誌掲載ミニGB『運命のダンジョン』に登場。髑髏砂漠の南の外れにある、華やかで大きな街。サファイアの鉱脈で栄えた。街の南西に広がる森にはエルフの村が存在する。

正義の地下迷宮(ダンジョン・オブ・ジャスティス)(運命のダンジョン)

『運命のダンジョン』の舞台。髑髏砂漠周辺の荒れ地のどこかにある、古代の地下墓地を転用した地下迷宮。とある巨木の峰の一部が入口に改造されている。付近に住む砂漠(デザート)エルフ達が罪人の裁判のために使用している。これは、容疑者を迷宮に閉じ込め、迷宮内に隠された小さな黄金の偶像を入手して迷宮の奥にたどりつければ無罪となり、迷宮内で入手した物を全て自分の物にして解放されるが、入手せずに奥にたどり着くと有罪として処刑されるという理不尽なものであり、何年も迷宮に閉じ込められたままの者も存在するという。

コルマ山

和製GB『四人のキング』の舞台。シャザールから徒歩数日の距離に位置する山。見捨てられて久しい地下都市の廃墟があったが、邪悪な蛇魔人シスを崇めるトカゲ兵の軍が住み着き、要塞に改造して、人間の領土の侵略を企んでいる。

ブラッド島

『迷宮探検競技』『The Dungeon on Blood Island』の主舞台。火山島の南西、髑髏海岸から75マイル沖合に位置する小さな島。「西の海」南部にある同名の島とは無関係。「マラク湾」を挟んだ2つの陸地で成り立っており、中央北部の「悪魔入江(デビルズコーブ)」で繋がっている。島の大部分は無人であり、ここで育つ果実や木の実の殆どが人間にとって有毒である。

チャラバスク西島(ウェスタンアイランド)
d20システムTRPG版『迷宮探検競技』に掲載。ブラッド島の陸地のうち、南西部の島。中央北部には、かつてカーセポリス海軍を率いて海賊の脅威をほぼ完全に一掃したチャラッド・デュラン大佐が本拠地としていた冬中州港(ウィンタースホルム)の廃墟が、中央南部には沈黙入江(サイレントコーブ)がある。

  • カーナス卿の城
チャラバスク西島中央部に位置する、かつてファングの支配者サカムビット公の暗殺を企てて失敗、逃亡した弟であるカーナス卿の城。冬中州港の廃墟の中から再建したものである。城の下からは「チャラド川」が滝となって西へと流れ出ており、これはブラッド島唯一の飲料水利用できる淡水川である。兄への復讐を企むカーナスは、ファングの「死の罠の地下迷宮」がとある冒険者によって突破され、再設計されて新たな「迷宮探検競技」が行われると知ると、それが開催される数週間前に自身の設計した地下迷宮で「迷宮探検競技」を開催したり、自ら選別した戦士をファングの「迷宮探検競技」に送り込む等して、兄の失墜を狙っている。

  • 死の闘技場
カーナス卿の城の東隣に建設されている、全長300フィート以上の大きさを誇る2階建ての石造りの闘技場。これも廃墟の中から再建されたものである。ブラッド島での「迷宮探検競技」に挑戦する参加者を6人に絞るため、また海賊のバーテラ船長が集めた奴隷からファングの「迷宮探検競技」に挑戦させるただ1人の戦士を選別するために、命を懸けた数々の競技が行われる。

  • ブラッド島の地下迷宮
『The Dungeon on Blood Island』に登場。カーナス卿がファングの「死の罠の地下迷宮」に対抗して、島の地下洞窟を地下トンネルで繋ぎ、600人近い奴隷を犠牲にして建設した地下迷宮。奥に隠された「ファングの黄金宝珠」を持ち帰って生還した者が勝者となり、その宝珠を贈呈される。

デュラン東島(イースタンアイランド)
d20システムTRPG版『迷宮探検競技』に掲載。ブラッド島の陸地のうち、北東部の島。北には「海賊海峡」が、東には「黒檀海岸(エボニービーチ)」が、南には「海亀湾(タートルベイ)」が存在し、黒檀海岸と海亀湾では多くの大海亀が見られるが、年々減少しているらしい。

  • 死鷹島(デスホークアイランド)
d20システムTRPG版『迷宮探検競技』に掲載。海亀湾の南東部に位置する2つの島。その名の通り死鷹が生息しており、ブラッド島のウサギや鳥が激減する原因となっている。

●アランティス、蛇国


+ ...

アランティス

『Curse of the Mummy』、小説『Demonstealer』に登場。アランシア南西部、「西の海」に面した地域に位置する国。熱帯平野と密林の土地と呼ばれる。人間やエルフを始めとして、首狩り族や密林小人といった原始的部族やトカゲ兵、小人族チェルヴァー等の種族が存在する。また国境付近の密林には、森エルフの親戚の密林(ジャングル)エルフが住んでいる。

  • 海賊海岸
『Demonstealer』に登場。アランティス北西部一帯の海岸。その名の通り、港街ハラック出身のガリアス船長を始めとする多くの海賊が出没する事で知られている。中部には東西に並ぶ双子の峰の間を入口とする「エルカー湾」が存在し、湾内の多くの入江の間に海賊の隠れ家が存在する。

  • ハラック
『Demonstealer』に登場。エルカー湾入口にある双子の峰のうち、南西側の麓に位置する港街。守りの硬い砦や住宅や寺院が並び、その間に曲がりくねった路地と階段がクモの巣状に広がっている。普段は賑わっているが、濃霧の日は静かである。海賊海岸で最も恐ろしいとされる海賊ガリアス船長の出身地であり、彼は普段はここの港湾地区の酒場にいる事が多い。ハラックと後述のライモンは犯罪都市ではないが、多くの海賊がこの2つの都市を避難所として利用している。

  • ライモン
『Curse of the Mummy』『Demonstealer』に登場。エルカー湾入口にある双子の峰のうち、「ユーロン高地」と呼ばれる北東側の麓に位置する港街。ハラックが創設されてから200年後にハラックの人工余剰によって創設された街である。現在の街は古い建物の上に新しい建物が建てられる形で作られており、地下には昔の街の一部が半分近く水に浸かった状態で下水道として利用されていて、一部の犯罪者に利用されている他、大量のネズミや、鮫の半獣人シャーキンの戦士種族カルカラスの巣窟と化している。街にはチェルヴァーの故郷が存在し、彼らのうち1人は港長を務めている。年に一度「海の祝祭」が行われる。

  • ぺロッド
AFF2eルールブック『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。ライモンの北に位置する、人口約5千人の小都市。街の東には髑髏砂漠が広がっているため、食料や物資は海路で届き、市民の大多数は船舶や海、旅人へのもてなしで生計を立てている。上納を行っていない独立都市で、数年毎に統治者が交代している。現在の統治者である、太った野心家クリプト男爵は、今は男爵監視塔(バロンズタワー)の責任者だが、いつまで権力を維持できるか誰にも分からないらしい。

  • グリーンホーム(レルミリエル)
『Demonstealer』に登場。ハラックの東に位置する、住人の大部分が森エルフの羊飼いで構成された村。エルフ語では「レルミリエル」と呼ばれる。訪問者が砂漠エルフのような、自分達とは違うエルフであっても温かく迎え入れる優しく礼儀正しい住人達が住んでいたが、死霊術師アラケルと、魔人リヴェルの4人の僕達の襲撃を受けて、多くの民が殺されてしまう。

  • 不死鳥の指(フェニックスフィンガー)
『Demonstealer』に登場。ハラックの南東、人里離れた高地に存在する陸標。風化した石の小尖塔であり、エルフはここを「無の心」を意味する「ウリムス」と呼び、不浄の地として避けていた。かつては豊かな農作物に恵まれ、多くの人々が暮らしていたらしいが、50年前にアランシアに君臨しようとした魔人リヴェルの肉体が封印された際、その戦いで使用された大量の魔法の痕跡が残ってしまい、現在では周辺には熱が感じられず、生物は枯れかけた茨くらいしか存在しない。

  • 太陽の溜まり場(ザ・サンプ―ル)
『Demonstealer』に登場。不死鳥の指から徒歩1日の距離に位置する、地下に美しい滝と水溜まりのある場所。何世紀も生きるとされる人型種族ハマカイの盲目の賢者バルパ・ハーツファイアの家がある。また池の周辺は地下室が作られている。

  • エルタス川
アランティス南西部、ハラックと海賊海岸の南の地域を東西に流れる、広く穏やかな川。東側から流れ、途中で南からの支流と合流しながら「西の海」へと流れて行く。アランティスの農家の多くは、この川で定期的に発生する洪水が運んでくる、肥沃な土壌に頼っているため、川を神のように崇拝している。

  • ケインレッシュ・マ(ケインレシ・マー)
エルタス川の河口付近、西海岸側に位置する、アランティスの首都。かつては小さな港街だったが、アランティスの奥地にある「アラナスの寺院」で、当時の人間達にはほとんど知られていなかった「魔術」が発見された事をきっかけに、たくさんの魔法使いが住むようになり、魔法使いの都として知られるようになった。住人達は信心深く、勤勉で働き者である。大地の女神スロッフや植物と生産の女神ガラナ等の寺院が存在し、王ではなく大司祭(オーバープリースト)によって統治されている。4年前にトカゲ兵を捕らえ、様々な催眠魔法をかける事で、トカゲ兵の文化についての知識を人間にもたらした偉大な神秘家(ミスティック)アル・カラゴンの出身地でもある。
現時点でこの街を主舞台としている作品は、雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『空の冒涜者』のみであり、その作品では、科学や知識を信奉する秘密結社アペリオクロースの幹部である涜神者ネイロが首謀者と見られる、盗難事件や女子供の誘拐事件が頻発している。

  • アラナスの寺院
アランティスの奥地にある、歴史の始まった頃からのものと推定される寺院。発見当初は廃寺院であったが、古代の3人の妖術使い(ソーサラー)の霊によって守られていた。そして5人の学者によって再建され、彼らによって魔術が世界に広められていった。

  • トラスク川
アランティス南東部の密林内を南へ大きく蛇行していき、海へと流れ出る川。途中で北西からの短い支流と合流する。隣の蛇国との境界線にもなっている。

  • 運命の神殿
TRPGシナリオ『謎かけ盗賊』に登場。アランティス南東部の密林の奥地に隠されている、白大理石で作られた神殿。その内部には、善悪を操る力がある「運命の振り子」が隠されているとされる。

  • 謎かけ盗賊の隠れ家
『謎かけ盗賊』に登場。アランティス南東部の密林のどこかの高地に建てられている、策略の神(運と偶然の神とも呼ばれている)ロガーンの従者「謎かけ盗賊(リドリング・リーバー)」の住居。この隠れ家の周囲一帯は、通常では有り得ないような奇妙な植物が多数生え、滝が低地から高地へと流れる等、あらゆる普通の法則が無視されている。隠れ家内部もまた、骨とゼリー状物質から大量生産される合成人間(レプリカンス)を始めとする、運と偶然から生まれた様々な仕掛けや怪物で満ちており、魔神(ジニー)や悪戯好きな小人のレプリコーンといった、中立の神に仕える種族も住み着いている。隠れ家周辺では、謎かけ盗賊やロガーンに仕える変異トカゲ兵(ミュータント・リザードマン)達が活動しているが、彼らは密林に住む土着のトカゲ兵達とは敵対している。

  • 猿の神の神殿
『Curse of the Mummy』(Wizard Books第2版)に名前のみ登場。アランティス南東部の密林のどこかにある神殿。伝説の宝である「心炎のルビー」が存在していたが、冒険者サルトラ・ラックスによって持ち出されたらしい。

  • トルック
雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『失われたメダリオンの追跡』『空の冒涜者』に登場。ケインレッシュ・マから馬車で2日ほどの、比較的治安の良い地域にある小都市。領主マユール*27の財宝コレクションから黄金のメダリオンが盗まれる事件が発生しており、これには秘密結社アペリオクロースが絡んでいるらしい。

蛇国(スネークランズ)

『最後の戦士』に登場。髑髏砂漠の南、アランティスの東に位置する、邪悪な蛇人カァスが支配する国。温暖な荒れ地からなる。近年、東の密林や湿原帯を支配するトカゲ兵が国の東端に迫っており、いずれ対立するのではないかと言われている。

●ヴィモーナ周辺

『最後の戦士』の舞台。

+ ...

国境丘陵

髑髏砂漠の南東から東に連なる丘陵。髑髏砂漠と南東の斧頭平原を隔てている。

斧頭平原

蛇国の東、国境丘陵の南に広がる平原。街や集落が点在しているが、オークの集落も存在し、恐竜や成仏できない戦士の亡霊が出る等、危険も多い、また近年では、南西のトカゲ兵の領地から進軍してきた侵略軍によって街や集落が攻撃を受けている。

  • ヴィモーナ
斧頭平原南部、北東から流れるヴィモーン川の河口に位置する都市国家。交易で栄えた港街であったが、現在ではトカゲ兵の軍に包囲され、6年もの間、ヴィモーナ包囲戦に苦しめられ、その間に人口も約10万人から2万人に縮小している。現在は戦死した王アレキサンドロス2世の妻ペリエル女王が統治している。

  • カプラ
斧頭平原南部、ヴィモーナの北に位置する小さな交易所。現在では木の防護柵に囲まれ、トカゲ兵帝国の襲撃から逃れる放浪者や農夫で溢れんばかりとなっている。

  • カッパータウン
斧頭平原北部、国境丘陵の麓に位置する街。トカゲ兵と丘トロールの舞台から攻撃を受けている。

夜騒の密林(ジャングル)

斧頭平原の東から南東にかけて広がる、広大な密林。東のライオン高地から流れるヴィモーン川によって北西と南東に分けられている。野生動物や巨大な食肉植物の他、豹の神スク・ラチを崇める原始的種族の豹闘族(パンサーウォリアー)が生息しており、彼らの族長は人豹(ワーパンサー)だという噂がある。

ヴィモーン川

ヴィモーナの北東から流れる、幅が広く流れの緩やかな川。夜騒の密林の東にあるライオン高地から、途中で北からの支流と合流しながら密林の中を南西へと流れて行き、密林を出た辺りで南から流れるトカゲ川と合流し、最終的に南西のシャマズ湾へと流れ込む。その名は「黒い流れ」という意味であり、ライオン高地から黒い沈泥を運んでくる事が名の由来である。近年ではトカゲ兵帝国のガレー船が行来しており、また沼オークや沼ゴブリンの船も出没している。

ライオン高地

国境丘陵の東部から、斧頭平原と夜騒の密林の東まで連なっている山脈。この地域と東の青銅平原を隔てている。北東部には、剣と勇気の神テラクの山と言われる「デュルケラキン」が存在する。またその付近には、獅子の神ロガールの要塞もある。

  • カーネク
テラク神の山デュルケラキンの隣の峡谷に収まっている、戦士王の街の廃墟。現在では呪われた街となっており、戦士王を始めとする眠りを妨げられた不死の戦士達や、邪悪な怪物達の巣窟となっている。ここにはテラク神の力が込められた武器が隠されているとされ、老冒険者ラスカルは、この街の秘密を調べる事に一生をかけてきたが、前述の怪物達のために、何度挑んでも失敗しているという。

シルアー・チャ湿原帯

夜騒の密林の南に広がる、広大な湿原帯。外側にはマングローブが生えた密林が生い茂り、この湿原帯と密林は全て邪悪なトカゲ兵帝国の領土となっている。1日に2度浸水し、蚊が大量発生する。あらゆる種類の奇妙な生物が生息し、その多くは致命的とされ、ここへ冒険に入って生きて物語を語った冒険者はいないとされる。

  • シルアー・チャ
シルアー・チャ湿原帯の中心部の長い川沿いに位置する、トカゲ兵帝国の首都。その名はトカゲ兵の言葉で「全トカゲ族の支配者たる王の故郷」を意味する。沼の上にあるため、街の大部分はこの板を差し渡した上に乗っており、重要な建物だけが石の基盤で組み立てられている。中央の巨大な宮殿に住む覇王(ハイキング)ルク・テン・チャの率いる「13人の評議会」に統治されており、トカゲ兵の各部隊を率いるトカゲ王は評議会に忠誠を誓っている。

  • トカゲ川
シルアー・チャ湿原帯北部を東西に流れる川。夜騒の密林南東付近から西に流れ、途中で北に流れを変えてヴィモーン川に合流する。

  • イシュトラ神殿
シルアー・チャから約15リーグ離れた場所に建てられている、トカゲ兵が崇める魔界の魔王子である蛇魔人イシュトラの神殿。一部が修道院、一部が天文観測所であり、数千の双頭トカゲ兵の司祭(プリースト)リアシュ・チャとその僕達が住んでいる。

シャマズ湾

アランティスの南東、蛇国やヴィモーナの南、シルアー・チャの東に位置する、広大な湾。東端にはトカゲ兵の巨大な奴隷動力のガレー船が出没している。

●青銅平原

『蘇る妖術使い』『The Gates of Death』に登場。フラットランドの南東に広がる灼熱の平原。北部には遊牧民や商人の小さな居留地が点在している。ゴリアンやストライダーといった、傭兵や暗殺者に適した強靭な肉体を持った遊牧人型生物も見られる。はるか昔は肥沃で美しい土地であったが、現在では大部分が荒れた平地と大草原と温暖な低木林地である。古代文明の遺跡も点在し、そこには亡霊がいるという。時々、フラットランドの遊牧民や髑髏砂漠の砂漠エルフが商品取引や飼料の調達のために訪れる。

+ ...

見えざる都市(インビンシブルシティ)

『The Gates of Death』に登場。青銅平原中心部に存在するも、魔法の力で外部からは見えない都市。街の全ての道が、街の中心にある大地の女神スロッフの寺院に通じている。代々スロッフの司祭(プリースト)が統治しており、現在の統治者は女教皇(ハイプリエテス)アレスティス。

  • 輝ける都市(グルーミングシティ)
かつて青銅平原が美しい土地だった頃に平原中央部に存在した、美しい都市。魔法大戦の際に都市の付近に次元の門が出現し、そこから魔人(デーモン)の群れが押し寄せて窮地に陥った。これに対し、街の魔導師(メイジ)は最後の手段として、魔法の炎の嵐で街ごと魔人達を焼き払い、生き残りの群れを一部の街の住人もろとも、魔界の一部である「死の領域」へと追放した。その後、廃墟と化した都市の生存者達によって廃墟の上に建てられたのが「見えざる都市」である。

  • 死の門扉
見えざる都市の地下に存在する、巨大な魔法の門。「死の領域」に追放された魔人達が戻って来るのを防ぐ役割を果たしている。見えざる都市はこの門を守るために建てられた。200年前、見えざる都市を統治していた女教皇(ハイプリエテス)ウラカーが、自身の美貌と権力に驕って闇の魔術で怪物と化し、世界征服を企むも、当時のスロッフの司祭(プリースト)達によって彼女自身が「死の領域」に追放された。だが彼女は「死の領域」の魔人達のエネルギーを食べて「悪魔の母」となり、生物を悪魔化させる「悪魔病」と、それに感染した魔人をアランシアへ送る小さな次元の門を生み出す魔術を編み出して、見えざる都市やサラモニスを始めとするアランシア中に被害をもたらそうとしている。

三匹の虎(スリータイガー)山脈

青銅平原のどこかにある、三本の巨大な石柱。それぞれ色が異なり、赤の柱には獅子の神ロガール、砂色の柱には虎の神マギール、灰色の柱には猫の神ミーラールの名が付けられている。通常では発見できない、見えざる都市を発見するための手がかりになっているらしい。

ベリサリア国

はるか昔、青銅平原北端にあったとされる、小さな国。輝ける都市と関係あるかどうかは不明。

●白骨平原周辺


+ ...

白骨平原

青銅平原の南に広がる、荒涼たる吹きさらしの土地。大部分が草原と低木で占められ、恐竜(ダイナソア)が住み着いている。シルアー・チャ湿原帯のトカゲ兵達は、この平原から戦争用の騎乗動物として恐竜を手に入れている。

  • セレナシア帝国
はるか昔、白骨平原で栄えていた帝国。強くて勇敢な貴族達の国だったが、500年前のセレナシア戦争によって崩壊し、その際に次元の門が開いて、別世界から平原に恐竜達が流れ込んだ。現在では帝国のものと思われる小さな居留地や要塞の廃墟が点在している。

シャバク

アランシア東部、白骨平原の北東に突き出た半島に位置する小公国。この地についてはあまり知られておらず、都市国家バクーラン以外には、見るべきものはないとされている。「聖なる守備隊」と呼ばれる部隊が存在し、かつてバクーランの城壁を襲撃してきた、混沌の王者(カオスチャンピオン)不浄の(ザ・アンクリーン)アギッシウスが率いる獣人(ビーストマン)変異体(ミュータント)の軍勢を滅ぼした。ゴブリンと岩食い(ロックイーター)の交配により人型種族グレフを生み出し、鉱山奴隷として利用するも、反乱を起こされて殺されたという妖術使い(ソーサラー)オメロンや、妖術使い(ソーサラー)にしてオーク専門研究家エンスタフィリス・アナレンの出身地でもある。

  • バクーラン
シャバクの首都にして、半島の西側に隠れるように存在する都市国家。ここの商人の一部は、白骨平原に住む亜人種と交易している。蚕の餌となる桑の木が、個々の文化の重要な一部分となっている。ここの地下下水道には、盗賊魔術師ガルザゼスの地下要塞から脱走した人間蛸(マンオクトパス)の集団が住み着いているらしい。

強風湾

シャバクの南に位置する湾。この地域は疾風が東から海を渡って吹き寄せ、竜巻や台風を運んでくる。北東部には、外の「嵐の海」に出る「台風海峡」が存在し、その海峡の南には「暴風海岸」として酷く恐れられる海岸線がある。

悲嘆山脈

『The Gates of Death』に名前のみ登場。白骨平原の南に位置する、超える事ができないとされる険しい山脈。ここからは多くの川が南の点滅海へと流れ込んでおり、南の土地に湿潤な気候を与えている。山脈のどこかに、策謀の神ロガーンの寺院の廃墟があるらしい。その稀少さから伝説の生物と言われる、人間の頭と黒い雄牛の体、大きな翼を持った知的生物ラマッスが生息している。またここには、トンボのような羽の生えた虹色の鱗の大蛇(サーペント)*28が生息するとされている。

●点滅海周辺


+ ...

点滅海

アランシア南部、悲嘆山脈の南に広がる、比較的狭い範囲の海。この周辺の海岸には、小さな共同体がいくつか存在するが、山脈と平原で他のアランシアの文明地域から隔てられ、はるか北からわずかに商人がやって来るだけのため、小さな都市国家止まりであり、それぞれ王に統治され、交易や戦争を行うものの、アランシアの他の部分に影響を与えない。この周辺には、沼に住む野蛮な肉食人型生物ココモコアや、主に冒険者として活動する銀の肌を持った種族マークロン、肉食アリと共生関係にあるアリ共生者(シンバイオト)、前進に棘を生やした棘悪鬼(スパイクフィーンド)といった、珍しい人型生物がいくらか見られる。

アグラ

『蘇る妖術使い』に名前のみ登場。悲嘆山脈の南、シルアー・チャのはるか南東、点滅海沿岸に位置する街。かつては高司祭(ハイプリースト)に支配されており、彼らは収穫の時に生贄に「死の仮面」を被せ、仮面の魔力で生贄を自殺させ、生贄が自ら望んで死んだと思わせる事で住人を支配していた。現在の統治者は絶対的権力者(アウターチ)と呼ばれ、自宅に戦利品を飾る部屋がある事で知られている。郊外には街ほどもあるクリムゾン砦が存在する。

アルケミス

アグラの南西、点滅海沿岸に位置する都市国家。点滅海を東に越えた先にある都市国家カラメールと敵対しており、海戦を行うも、敗北している。

ベイ・ハン

アグラから点滅海を東に越えた先の沿岸に位置する都市国家。南東の都市国家カラメールとは友好的とは言えず、南の国境付近に侵略軍を集結させ始めている。

カラメール

『奈落の帝王』『Magehunter』等に登場。アルケミスから点滅海を越えた東の半島沿岸に位置する都市国家。ねじくれたような建築様式の建物が特徴で、肌の黒い人々が多く住んでいる。名望家ランゴ―ル一族に統治されており、一族の住居であるランゴ―ルの塔は灯台としても使用されている。北部には両手に剣を持った女性の巨大な大理石像「正義の像」が存在し、その付近に建てられているカラメール宮殿が政治の拠点となっている。この街及びその周辺では、主に「ハザー」と呼ばれる神が崇拝されている他、幸運と運命の女神キャスティス(シンドラ)も崇拝されている。この地方でも特に繁栄している街だが、支配者のブルーストーン男爵が謎かけ盗賊に襲われる、東方からの謎の侵略者に狙われる、魔導狩人(メイジハンター)に追われて異世界からタイタンへ逃げ込んだ混沌魔導師(カオスメイジ)メンシアスに潜伏されると、世界規模の危機に度々巻き込まれている。

ブリオン岬

TRPGシナリオ『謎かけ盗賊』に登場。カラメールの西、半島の端の岬。

ゲバーン

『奈落の帝王』に登場。カラメールの東に存在する村の1つ。カラメールの北や東には、複数の街や村が点在しており、それらの村の1つには、善の法術師(エンチャンター)エンシメシスが住んでいる。

ハスラー、カマダン

『奈落の帝王』に登場。カラメールの東に存在する街のうち2つ。ハスラーは誇りの神フォーガの寺院が存在し、カマダンは活気のある市場街で、名剣士バロロが住んでいる。

国境の山脈

『奈落の帝王』『Magehunter』に登場。カラメール北の国境に連なる山脈。名前は特にない。カラメールを守る自然の要塞の役割を果たしている。この山脈のどこかに、善の老妖術使い(ソーサラー)カシムの住む洞窟がある。また、奈落の帝王バイソスの支配する世界へと通じる入口も、どこかに隠されているらしい。

  • 変幻の森
国境の山脈にある、不思議な森。キツネノテブクロ(ジギタリス)が多く群生している。森の奥には賢者(セージ)アレセアが住むとされているが、森の道筋は変幻自在で、不幸な冒険者がここに迷い込み、同じ所を何度も回ってやがて力尽きるという言い伝えがある。

●クラック島周辺


+ ...

クラック島

ベイ・ハンやカラメールのはるか東に位置する、大きな島。蛮人達が住んでいる他、沿岸地域には山岳部族の略奪者が出没する。

  • メルラック
クラック島の西側に位置する港街で、クラック島唯一の居留地。過去に海賊ガレー船「混沌の顔」号を率いる海賊から略奪を受けた事がある。この海賊船長は、後にポートブラックサンドの支配者となるヴァレック・アズールである。

クラック湾

暴風海岸の南、ベイ・ハンのはるか東、クラック島の北西に広がる広大な湾。

ナイフ海峡

『Island of the Undead』に登場。クラック島と、南東に並んでいるジタール島、ソラニ島の2つの島との間の海峡。海峡に沿って漁村が点在している。個々の海岸の土壌は痩せており、猛暑と干ばつで作物は余り収穫できない。かつては絶えず暴風と渦潮の発生する海域であったが、数年前からソラニ島に移住した、水の主(マスターオブウォーター)モランダーを指導者とする4人の魔術師(ウィザード)達が、海峡周辺の漁村から生活用品や実験材料を提供される代わりに、海の暴風を精霊魔法で沈めるという契約を交わした事により、暴風の被害を受けずに漁業ができるようになり、村々は漁業と貿易で栄えた。だがある日を境に再び海が荒れ始め、さらに海岸に(シー)ゾンビが漂着して周辺に被害をもたらす事件が発生した。

ジタール島

『Deathmoor』に名前のみ登場。クラック島の南東に並んでいる2つの島のうち、西側のやや小さい島。優秀な水夫達が住んでいる。クールのアリオン周辺で活動している、評判の悪い冒険者ファング・ゼンの故郷でもある。

ソラニ島

『Island of the Undead』の舞台。クラック島の南東に並んでいる2つの島のうち、東側の大きな島。神父(ファザー)オノートン率いる学問と妖術の神ハマスキスの修道士(モンク)達と、数年前から移住してきた4人の魔術師が住み着いている。南西部の海岸には人間に有効的な人魚(マーマン)達が住んでおり、邪悪な鮫の半獣人シャーキン達と争いを繰り広げている。中部から南部にかけては沼地があり、トカゲ兵や人型両棲類グルップラーが住んでいる。魔術師達は海の暴風を鎮めて村々の発展に貢献した一方で、様々な危険な実験に手を染めており、モランダーは変異生物を生み出す非人道的な実験を繰り返して沼に変異生物をばら撒き、彼の補佐である火の主(マスターオブファイア)ジラフェリスは、自身の力を超えた召喚術に手を出して異世界から不滅の精神体ダイア・スペクターを召喚する実験を行ったらしい。ちなみに地の主(マスターオブアース)カルターレイアは、彼らほどの悪事は行わなかったものの、海から集めた死体をゾンビ化させて労働力にしつつ、地から亡者に命を与える研究をしていた。また風の主(マスターオブエア)レミシャズは悪人ではなかったが、エーテル界の精神体や亡者の研究に少し手を出していたらしい。

  • 魔法の灯台
ソラニ島北東部に建てられている、古い灯台。4人の魔術師によって魔法の光源が設置されている。その付近にはハマスキスの修道士達が生活している修道院がある。

  • 召喚の輪
ソラニ島北西部の落葉樹林の中に存在する、謎の円形の空き地。中央には石のアーチが存在するが、そこを通っても何も起こらない。魔術師達が精霊の力の一部を引き出すために使用している。その付近には隠者(ハーミット)ラルスティーンが住んでいる。

  • 剣荒野(プレインオブソーズ)
ソラニ島南部に広がる荒野。数十年前に争いがあり、戦死者の骨や錆び付いた武具、墓標が至る所に存在する。地中には2つ首のヒドラ蛇が生息している。

  • 破壊された聖堂
ソラニ島南西端に位置する、ハマスキス、幸運と運命の女神チーラー(シンドラ)、勇気の神テラク、植物と生産の女神ガラナが祀られている聖堂。現在では何者かによって破壊されている。

  • 黒い塔
ソラニ島南東部に建てられている黒い塔。上の階にはロック鳥の巣が作られている。地下には4人の魔術師達の住居兼実験室である地下迷宮が広がっている。

●所在地不明


シャグラッドの危険な迷路

TRPGシナリオ『シャグラッドの危険な迷路』の舞台*29。オークの巨木の地下に広がる迷宮。黒エルフの老婆シャグラッドがこの迷路を発見し、そこに財宝が隠されている事を知り、10年前に周囲一帯の土地を買い取った。だが彼女には迷宮探検を行うだけの力は無く、自分の代わりに迷宮探検を行う冒険者を募り、見つけた財宝の一割を支払う条件で、迷路に入る事を許可したのである。財宝を守る緑龍(グリーンドラゴン)や、人虎(ワータイガー)、箱に潜んで不意打ちを狙う箱罠お化け(チェストトラップビースト)、闇の神キャンカー*30を崇拝する邪司祭(エビルプリースト)アナトール・ラーを始めとする、様々な危険な存在が潜んでいる。

奇形の王の墓

雑誌掲載TRPGシナリオ『7つの恐怖の環』の舞台。どこかの丘陵地にあるとされる「奇形の王」と呼ばれる妖術使い(ソーサラー)の墳墓。小さな土墳を中心に、円形に並んだ7つの石柱で構成されており、墓に収められた財宝を狙う者は、7つの恐怖と戦わなければならないと言われている。

アラニアーン

小説『Shadowmaster』に名前のみ登場。古代の碑文が遺されている遺跡。かつて恐怖の君主アクシオンが訪れ、遺されていた象形文字を研究し、奴隷達を実験台にして新たな生物を生み出す研究を行うも、何も得られなかったらしい。

ファルマウス

雑誌掲載和製AFF2eソロアド『荒野の魔女』に登場。アランシアのどこかにある街。領主はスティンソン。クモの怪物に姿を変えられた荒野の魔女エスメラルダが街の付近に出没して人を襲うようになった事により、物資が十分に行き渡らなくなり、活気を失ってしまう。

モンテリオ山

ファルマウスの付近の山。その向こうには森丘があり、そこにはワイバーンが住んでいる。

肋骨平原

ファルマウスの付近の平原。時々、オークの追い剥ぎが出現する。海に面しており、付近にクモの神アーハロゲンを崇拝する呪術師アルネスの住む小島がある。また平原の向こうには湖があり、好奇心の強い湖の乙女や凶暴な触手怪物が住み着いている。



さあ、ページをめくりたまえ項目を追記・修正したまえ

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月19日 15:36

*1 キラニラックスは、強大な力を持つ龍同士が戦う事で、世界に破滅的な被害をもたらす事を恐れていた。ただし、有史以降の龍同士が戦う事は禁じられていない

*2 d20システムTRPG版では金貨2万5千枚。『迷宮探検競技』では、GB版は金貨2万枚、d20システムTRPG版では金貨5万枚

*3 社会思想社版GBでは永久「統治」権という誤訳がされている

*4 これは後述するアンヴィルでの誘拐事件と同時期に発生しており、同一犯によるものと誤解された事がある

*5 『ウォーロック』1号と2号に分割掲載された『火吹山の魔法使い』では「月岩山地にある」とされている

*6 小説『トロール牙峠戦争』では、他作品で語られている設定とは異なり、ザゴールは火吹山に隠居しているものの、ドワーフから山と財宝を奪ったという設定は無く、邪悪な存在として周囲から恐れられてもいない。またGB版『火吹山の魔法使い』では、ザゴールが周囲にもたらした被害については特に語られていなかったが、AFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』及び『ウォーロック』1号と2号に分割掲載された『火吹山の魔法使い』では、アンヴィルの作物が火吹山からの邪悪な力の影響で枯れ始めたとされている

*7 『Skullcrag』のザゴールには他作品での設定との矛盾が存在するため、どちらともパラレルという解釈もできるが

*8 『巨人の影』より。AFF2eシナリオ版『火吹山の魔法使い』及び『ウォーロック』1号と2号に分割掲載された『火吹山の魔法使い』では徒歩2日ほどとされている

*9 本来は嵐の神スークの、クール大陸での呼び名だが、この街にはスークとククラークの寺院が別々に存在する

*10 資料集『ポート・ブラックサンド』では寺院地区にあるとされているが、AFFシナリオ『A Shadow Over Blacksand』では商業地区に存在する

*11 「ゴブリン頭からリンゴを見事に撃ちもらせ」という名前の方が知られている

*12 作中では「南西」と誤植されているが、地図では南東に描かれている

*13 『真・モンスター事典』では「アラケルがヤズトロモの塔を奪い取った」と記載されているが、彼は塔を襲撃して巻物を奪って逃走したのであり、塔を占領したわけではない

*14 GBでは「ラザックは40年間修業した後、100年前にアランシア征服に乗り出した」とされているが、資料集『タイタン』では「100年前に正義の妖術使いだった師匠のもとを去って40年間修業した後、アランシア征服に乗り出した」と記載されており、後者の設定ではラザックが封印されたのが60年前になってしまうため、『タイタン』の記述は編集ミスと思われる

*15 『真・モンスター事典』では「アクシオンが真紅の帳を掲げる者に属していた」と記載されているが、アクシオンはこの秘密結社の遺した古文書を見つけて研究していたのであり、秘密結社の一員だったわけではない。そもそも秘密結社は既に壊滅しており、彼らの記録もアクシオンが見つけた古文書以外は全て破壊されていた

*16 これは、人間とドワーフの肉体が根本的に異なっている事から発生した副作用である

*17 カルウィスというのは魔術師ではなく、彼の肉体を奪った魔人の名前である

*18 この小説では、ザゴールは数千年前に生誕した設定になっており、他作品で描かれた設定とは矛盾している

*19 日本では『ウォーロック』35号の一部のコーナー等、この井戸が旧世界の城塞都市カーレにあると解釈された例があるが、『超・モンスター事典』等に「白水川付近」とする記載が存在する

*20 小説『Shadowmaster』では故人とされている

*21 資料集『タイタン』では62世とされているが、AFFシナリオ『魔術師の塔』以降では57世とされている

*22 AFFルールブック『Allansia』では「北」と記載されているが、他の資料ではいずれも東か南東に描かれている

*23 当初は明確な場所は設定されていなかったが、『超・モンスター事典』で、このシナリオの登場人物が「ワープストーンとサラモニスの間で活動している」とする記載が存在する

*24 小説『トロール牙峠戦争』では、ザゴールは他作品で語られている設定とは異なり、師匠の殺害には加担しておらず、邪悪な存在として扱われてもいない

*25 当初は明確な場所は設定されていなかったが、資料集『The Fighting Fantasy 10th Anniversary Yearbook』で『魔術師の地下要塞』が再版された際に「ウルフタウン近郊」と設定された

*26 雄羊頭の学問の神クナム(ハマスキス)、ワニ頭の川の神クラッカ(アクアリス)、猫頭の幸運の神セケット(猫王ミーラール)等

*27 グループSNEのホームページ掲載の長篇ではオンスロ・ギャレイ

*28 これは、異世界であるジグラッド界の邪悪な支配者グローバスが多数生み出した怪物「シリカ大蛇」に見られる特徴だが、この大蛇とシリカ大蛇との関係は不明

*29 一部では、この迷路は旧世界にあるという説があるが、この迷路に登場する人物がアランシアにいるという記載が『真・モンスター事典』に存在する

*30 旧世界のラドルストーン王国に出現した、同名の腐敗の化身と同一の存在かどうかは不明