登録日:2026/02/27 Fri 21:22:46
更新日:2026/08/19 Wed 16:02:44
所要時間:約 30 分で読めます
タイタンとは、
ゲームブック(以下GB)及び
TRPGシリーズ『ファイティング・ファンタジー』(以下FF)に登場する架空のファンタジー世界である。
最初期のFFシリーズでは、特に世界観の繋がりは設定されていなかったが、GB第6作『死の罠の地下迷宮』が前作『盗賊都市』と同一世界として設定された事をきっかけに、作品世界の繋がりが生まれるようになり、やがて「タイタン」が設定されるに至った。
現在では、FFシリーズの殆どの作品における舞台となっている。
【概要】
タイタンは、当初は「イリタリア」と呼ばれる1つの巨大な大陸と、その西に位置する大きな島国「アトランティス」、それに世界を包む広大な海で構成されていた。イリタリアが存在していた時代は「英雄の時代」と呼ばれ、西方の地でオーク王ウルガーの率いるオーク達との戦争に勝利し、タイタン世界における遊牧民の先祖とされる、人間の騎馬民族の族長であるレルックとマイザールのハーフハンド兄弟、北方の山地で地図作りの遠征の末に純金を頂にかぶった山を発見し、そこにドワーフの聖都ファングセインを建設した「黄金を探す者」の異名を持つドワーフの族長ハンガール、大陸を真っすぐに横切って伸びていた大森林地帯「一の森」で、植物と生産の女神ガラナと接触しながら魔法と儀式の基礎的な力を追求してエルフの妖術使いの第一人者となった半神「白い君」ことテーラ・オリエンスといった、タイタン初期の英雄達が活躍する時代だった。一方、アトランティスは豊富な黄金によって裕福で強力な国となり、他国からの侵略を撃退しつつ栄えた。そして国王ファラモス12世が子を残さずに死去した事から、世継ぎの捜索が始められ、4年後に小王国ケリオスにいた16歳の又従弟兄弟が国王ファラモス13世となった。だがファラモス13世の正体は、魔界の魔王子の1人である蛇魔人マイユールであり、彼は手始めとしてイリタリア西部に存在してた、商人が中心のかなり大きな民主主義国家タララクを侵略し、そこからタイタン全土の侵略に向けて活動を進めていった。そして神々の怒りに触れて噴火や大津波が発生し、アトランティスは水没、イリタリア大陸もその煽りを受けて3つの大陸に分割されたのである。
現在のタイタンは、北西の大陸「アランシア」、北東の大陸「旧世界」、南の大陸「クール」の3つの大陸と、海のあちこちに存在する様々な島から成り立っている。大陸の分割後、それぞれの大陸で文明が発達していき、戦争も交えつつ、平和な時代が続いたが、とある冒険者達がクール大陸の「死せる都」に封印されていた「混沌の落とし子」と呼ばれる怪物タンタフレックスの群れを解放した事がきっかけで、全世界の邪悪と混沌の勢力が侵略の猛威を振るう「魔法大戦」が勃発、世界に甚大な被害をもたらしてしまう。最終的には混沌の勢力が倒されて終戦を迎えるも、未だに多くの地域に破壊の跡が残されている。
大陸や島を隔てる海は全部で12つ存在し、そのうち海洋は4つ存在する。
【暦】
タイタン世界では、魔法大戦以前の年号は「旧暦」と呼ばれ、大戦が終結した旧暦1999年以降は「AC」と呼ばれている。タイタン世界を舞台とする作品では、その殆どがAC284年前後を舞台としているが、『火吹山の魔法使い』の10年後を舞台とした『火吹山の魔法使いふたたび』、AC178年を舞台としたパズルGB『魔術師タンタロンの12の難題』といった例外も存在する。
タイタンの暦では、一年を20年周期で数え、それぞれの年に、干支のように以下の20種の動物の名が付けられている。
竜、獅子、蛇、牛、虎、山羊、鼠、鹿、蝙蝠、狼、鷹、犬、蜘蛛、兎、狐、鰐、梟、猫、鮫、馬
ただし、暦や誕生日の概念すら知らず気にもかけないアランシアのフロストホルム地方や、8年の周期で年を数え、年に独自の名前を付けているクールの八幡国といった例外も存在する。
月は基本的に一年12ヶ月365日であるが、アランシアでは一ヶ月の日数は月毎に異なり、一年の合計362日+「新年を祝う三日」なのに対し、クールでは一ヶ月は全て30日、一年の合計360日+「新年を祝う五日」である。旧世界ではアランシアの暦がほぼ採用されている。
また一週間は、アランシア・旧世界では7日なのに対し、クールでは6日である。
月や曜日の名前も、アランシア・旧世界とクールでは以下のように異なる。
アランシアの月:氷、闇、開、種、風、暖、炎、番、刈、隠、閉、籠
クールの月:雪の衣、闇の空、陸の目覚め、天の涙、鳥の囀り、日の伸び、麦の実り、刈り入れ、森の紅葉、天候の乱れ、日の隠れ、陸の眠り
アランシア・旧世界の曜日:嵐曜日、月曜、火曜日、土曜日、風曜日、海曜日、高曜日
クールの曜日:猛烈日、凍結日、恐怖日、生命日、野生日、妖精日
【創世の神話】
神々の領域「天の王宮」で神々がくつろいでいた頃、大地の女神スロッフと、その姉である植物と生産の女神ガラナが、王宮の庭園を掘り返しているうちに、生命を持つ大きな魔法の土塊を発見した。
女神姉妹の父である神々の元老タイタンは、その土塊を2つに分け、その片方を球状に形作った。続いて残る半分を他の神々に分け与え、スロッフは陸を、ガラナは植物を、スロッフの夫である水の神ハイダナは海を作り上げた。神々はそれぞれ土塊で様々な生物達を作って球体の上に置いていき、太陽の女神グランタンカが球体の周囲を踊りながら回って「太陽」となり、彼女の弟がその跡を追って踊る事で「月」となった。そして球体はタイタンの名にちなんで「タイタン」と呼ばれるようになったのである。
一方、「死」を始めとする悪の神々はこの創造に不参加だったが、密かに土塊の一部を盗んでいた。
そんな時、土塊が分配された時に悪の神々に騙されて不在だった、策略の神(運と偶然の神とも呼ばれている)ロガーンがタイタンから土塊を分けてもらう。彼は全く新しい生物を作ろうと考え、それに自分の体の欠片を埋め込む事で、高度な知能を持った生物「人間」を生み出した。神々の多くは「神が体を分割する」行為に嫌悪感を示したが、一部の神々は興味を示してそれを真似るようになり、タイタンは「
巨人」を、スロッフは「
ドワーフ」を、ガラナは「
エルフ」を生み出した。またガラナは、後に第5の人型生物として、半透明な翼の生えた小型人型生物「
妖精」(「
小妖精」や「
小人」とは別の存在)も生み出したと言われている。
その一方で、スロッフに仕える半神ハシャクは、主人の作ったドワーフに嫉妬し、無断で土塊の一部を持ち出して「トロール」を生み出すも、愚かで醜かったが故に扱いに困り、タイタンの山奥に隠した後、もう少し頭の良い「ウーク(ウルク)」を生み出し、遊び相手とする。そのうちにウークの存在がスロッフに発覚し、ハシャクは始末を命じられるも、彼はウークの一部のみを潰して土塊に戻し、残りを暗い片隅に隠した上で、土塊にガラナの庭園の土を混ぜてスロッフに返した後、隠していたウークをタイタン中の暗い片隅に隠した。その直後、それを見ていた悪の神々が、それらに邪悪な精神を吹き込み、ウークは邪悪な「
オーク」となった。また、ハシャクはオーク創造の後、より頭の良い「
ゴブリン」も作り出したと言われている。ちなみにオーク創造を見て親近感を抱いた猪の神グラッシュは、それを真似て猪の頭を持った人型種族である「
牙人」を創造し、オークと同じ場所に隠しており、彼らもまた邪悪な存在と化している。
これらの人型生物の誕生は、海底の大宮殿にいたハイダナの興味を惹く事になり、彼は人間を捕まえて肺にえらを付ける事で「
人魚」を生み出し、そのうちに
海巨人や
海エルフといった他の種族も加えるようになった。
半人半馬の「セントール(
ケンタウロス)」もこの頃に生まれたと思われるが、馬の神フニンハアがこれらの人型種族創造に興味を抱いて生んだのかどうかは不明。
そしてある夜、「死」を始めとする悪の神々が月の神を捕らえ、月に照らされない暗闇の中で自身が生み出した邪悪な怪物達をタイタンにばら撒いた。そして「死」は、ロガーンが異世界の旅の中で発見した新たなる神である「時」こと時の神クロナーダを捕らえ、「タイタンの全てを自分達に渡さなければ「時」を全宇宙に解き放つ。そうなれば全ての者が定命となり、神ですら自分の力に屈する、つまり「死ぬ」事になる」と、他の神々を脅迫した。
それをきっかけとして、善の神々と悪の神々とが軍勢を率いて戦う「最初の戦い」が開戦した。その結果は善の神々の勝利に終わったものの、善の神々の放った稲妻による攻撃が「時」を吹き飛ばし、それによって神々以外の全ての生物に寿命が与えられてしまい、善の神々は悪の神々とその手下達を虚空へと追放した後、後悔しながらタイタンを去ったのである。
ちなみに「最初の戦い」終結前後にも様々な人型種族が誕生している。戦いが最高潮に達している間、俗界へと抜け出していたトカゲの神スシス・チャは、沼地の泥とトカゲの皮で「
トカゲ兵」を作り出してタイタンの沼地に隠している。戦争終結後には、タイタンにはまだ混沌の力が強く残っている場所が存在していたが、ハシャクはそこの1つに新しく作ったオークを何体か置いており、それらが混沌に汚染されて変異し、「
鬼」が生まれている。そして神々がタイタンを去った後、悪の軍勢の司令官だった魔王子は魔界に逃げ込んでいたが、そのうちの1人である蛇魔人シスは、善の勢力に復讐する存在を生み出すために、人間と蛇を用いた実験を繰り返した末に蛇人「カァス(カールス)」を生み出し、タイタンの砂漠に隠している。また風の神パンガラは有翼人型種族「
鳥人」を創造したとされているが、これがどの時期なのかは不明。
【地名】
ここでは、文庫本として出版されたGBや『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』(以下AFF)『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』(以下AFF2e)等のTRPGルール用シナリオの他に、『ウォーロック』等のアナログゲーム雑誌に掲載されたミニGB及びミニシナリオ、ソロアドベンチャー(以下ソロアド)の情報も反映する。
また日本では未訳の作品からの情報や、日本オリジナル(以下和製)作品からの情報も反映するものとし、未訳作品のタイトルは英語表記とする。
このシリーズは、同じ名称や肩書でも翻訳者によって異なる表記が多いため、言葉によっては複数の呼び方を記載したり、原語版での表記を参考に、漢字表記にカタカタのルビを振る等して記載する(例:「
吸血鬼」と「バンパイア」→
吸血鬼)。
12の海については、ここでは4つの海洋のみ紹介する。真珠海、点滅海、ビヨルングリム海についてはアランシアの項目を、オニクス海、ウナギ海、ダイア海、カーカバード海については旧世界の項目を、銀の海についてはクールの項目をそれぞれ参照。
タイタン北西部に位置する大陸。古代エルフ語で「騒乱の平地」を意味しており、タイタンで最も悪名高い地とされ、勇敢な冒険者に大きな報償をもたらすが、同時に悪の勢力が集結して力を強めている危難の地でもある。『火吹山の魔法使い』『バルサスの要塞』『運命の森』を始めとして、FFシリーズで最も多くの作品の舞台となっている。
主な地名:火吹山、ぎざ岩高地、サラモニス、闇生の森、ポートブラックサンド、チァンマイ、氷指山脈、月岩山地、髑髏砂漠、トロール牙峠 等
タイタン北東部に位置する大陸。3つの大陸の中では最も文明化された地とされ、大きく9つの国や地域に分かれている。『ソーサリー』4部作、『魔術師タンタロンの12の難題』『狼男の雄叫び』等の舞台となっている。
主な地名:カーカバード(カクハバード)、アナランド、ガランタリア王国、ラドルストーン王国、モーリステシア 等
タイタン南部に位置する大陸。3つの大陸の中ではあまり研究の進んでいない大陸であり、「魔法大戦」の際に大陸中央部で行われた凄まじい戦争と、大半の地域の岩や地面が黒いという事実から「暗黒大陸」と呼ばれている。『サソリ沼の迷路』『王子の対決』『サムライの剣』等の舞台となっている。
主な地名:サソリ沼、ニューバーグ、アリオン、内海、ゴラク王国、ガンドバッド王国、八幡国 等
●西の海
タイタンの4つの海洋の1つ。アランシアの西に広がる海。旧世界からは東に相当する。
アトランティス
『深海の悪魔』の主舞台。太古の昔、神々の怒りを買って沈められた王国。名前の由来は神の使節アトランである。西の海の海底に横たわり、人魚達と、シーモス国王率いる海トロールこと海底人が、そこに住む権利をかけて争っている。王国に蓄積された宝は未だに眠っている。周辺には人魚、海底人、海小妖精、海鬼といった様々な海底人型種族が住んでいる他、善の魔術師グレイロックや、強欲で気紛れな海龍、海底人型種族の剣豪である剣魚人シラノといった風変わりな住人も見られる。様々な魔法がかけられた建造物も複数存在する。
魚島、髑髏島
『深海の悪魔』に登場。西の海の南部、アランシアの南西、旧世界の南東に、やや離れて南北に並んでいる島。悪名高いブラッドアックス船長を始めとする様々な海賊の停留地として利用されている。
鳥島
西の海の南西部、旧世界の南東、魚島の西に位置する3つの島。この島の住人は、沖の環状サンゴ礁に生息する巨大海鳥の鉤爪を通貨として使用している。
ブラッド島
『The Keep of the Lich Lord』に登場。西の海の南部、魚島や髑髏島の南南西に位置する3つの小島。黒海を荒らす「混沌の海賊団」の拠点である。アランシアに存在する同名の島とは無関係。
●嵐の海
タイタンの4つの海洋の1つ。アランシアの東と南東と南、クールの北西に広がる海。アランシアとクールの間の地域は嵐や怪物の噂が絶えず、通行不能も同然とされている。最大の大嵐は「ゼフュロス」と呼ばれる。
絶望島
『魂を盗むもの』の舞台。嵐の海の東部、アランシアの東に位置する島。北部は山脈や丘陵地が多く、南部には密林や大湿地が存在する。原住民キアラブー族を始めとする様々な種族が生息しているが、邪悪な暗黒魔導師モルドラネスとその手下である闇司祭達に占拠されてしまう。
絶望島北西部に位置する山脈。鳥人達が住んでいるが、モルドラネスの邪悪な魔法の影響により、山から追いやられつつある。付近には山腹が髑髏形になった山があり、そこに地下迷宮「鉄の地下廟」の入口が存在するらしい。
モルドラネスが絶望島の地下に建設した地下迷宮。モルドラネスはここの最奥部である「幻影帝国」で、死者の魂から生み出した幻影怪物の軍隊を作り出し、地上侵略を企んでいる。またここには、モルドラネスの野望を阻止しようと暗躍していた魔術師アルサンダーが捕らえられており、地下廟内部ではモルドラネスとその手下以外の魔法は使えないため、脱出もままならない。また地下廟における邪悪な魔法の影響が、島の地上にも悪影響を与えている。
絶望島の中部に位置する丘陵地帯。
絶望島東部に位置する山脈。青い霧がかかっている。海巨人の住処となる洞窟が存在する。山脈西部にはモルドラネスの手先である大嵐鳥の巣があり、つがいの怪鳥が島の住人や周辺を通る船に被害をもたらしている。
絶望島東部、鉄冠山脈の南に位置する海岸。付近の海中には巨大な髑髏ガニが生息している。
絶望島西部に位置する、銀色に輝く湖。
傷跡島
絶望島の東隣に位置する、やや大きな島。絶望島同様にキアラブー族が住んでいる。
避難群島
嵐の海の南東部、クールの北北西に位置する、3つの島。
スプリングホープ島
避難群島の西、アランシアとクールの間に位置する、3つの島。
るつぼ島
『The Gates of Death』に登場。嵐の海南西部、アランシアの南、クールの西に位置する、三角形に並んだ島。霧に包まれ、危険な岩山に囲まれた、溶岩に焼き焦がされた島である。島を訪れる者は殆どいないが、訪れた者は「るつぼの古の守護者」達に歓迎され、治癒術を伝授され、やがて島の名前の由来となった巨大な石のるつぼで魔法薬の生成を学ぶ。それを習得すれば、るつぼの守護者の地位に就く事もできるらしい。またこの付近には、炎の巨人の集団の、青銅の浮遊城砦が存在するらしい。アランシアで生物が悪魔化する伝染病「悪魔病」が蔓延した際、それを治療する「煙油」の開発に尽力し、それを携えた少数の守護者をアランシアへと派遣したが、激しい嵐と海賊、深海の怪物達に見舞われ、僧侶トビンとその侍僧以外は全滅してしまう。
輝き群島
クールの西、るつぼ島の南東に位置する3つの小島。銀色の砂浜に打ち上げられる、金色の貝殻が名前の由来であり、これらは島の住人の通貨として使用されている。
パンガリア群島
『嵐のクリスタル』の舞台。嵐の海の上空に存在する、浮遊している6つの島。大嵐ゼフュロスによって周囲から隠され、その存在は地上からは秘密とされている。人間、風の精である嵐の申し子、友好的なゴブリンの種族が共存している。ゴブリンは元素魔術と機械工学の融合である魔導工学を開発し、それがパンガリアの空輸を担っている。空の守り人と呼ばれる衛兵達に守られており、彼らはゴブリンが開発した飛行翼や飛空艇を操って島々を移動する。これらの機械は嵐のクリスタルを動力源としており、ボレアスを長老とするストームボーンが各地の嵐から収穫している。6つの島は巨大な嵐のクリスタルで支えられており、機械翼とは違っていつまでも力を蓄えていられる。嵐の海にいる海巨人達は何世代にもわたって、パンガリアの人々とは中立の態度を保っている。地上に比べると平和な地域であるが、その一方で、密かに魔導工学を悪用して戦争の兵器であるゴブリン戦闘ゴーレムの開発を進めている者達もいるらしい。
パンガリアの中心に位置する島。空の守り人の要塞が存在し、魔導工学の主任技師クラジクもここに勤めている。ある日、謎の爆発が発生して島が海に墜落する事件が勃発し、その際に放出された魔法の元素エネルギーが周囲の島の生物達を暴走させてしまう。
漁業の島。他の島よりも低い位置に浮かんでいる。この島の漁師は嵐の海に出る事を許可されており、嵐のクリスタルが埋め込まれた空飛ぶ船で漁業を行う。大嵐ゼフュロスの向こうの海に行く際には、海が荒いので潜水球で水面下に潜って漁を行う。ごく稀に、パンガリアの漁師が難破船の乗組員を助ける事はあるが、パンガリアの秘密を保つために、治療が不要なら家に帰し、治療が必要ならば避難所へ入れて治療を受けさせ、完治した後はパンガリアに永住させる事になる。クールの都市アンヘルム出身の海軍司令官マティアス・タリマンもその一人であったが、行方不明になっているらしい。
魔導工学の島。工房や研究所が乱立しており、魔導工学の長でクラジクの師匠でもあるヴィジックの家も存在する。
農業の島。魔法のかかった作物が栽培され、パンガリアの食を支えている。ニンバス島の墜落で放出されたエネルギーにより、一部の生物が狂暴化してしまう。
水の島。羊のような習性を持つ、雨を食べて育つ雲の生物・群雲羊の牧畜が行われている。他の島からの要請により、群雲羊を送って雨を降らせている。綺麗な水の湧き出す大滝があり、パンガリアの人々から癒しの力があると信じられ、毎年夏になると人々が滝壺で水浴びする。
交易の島。大きな市場で占められている。キルス島とは空橋で繋がっている。
●海蛇海
タイタンの4つの海洋の1つ。旧世界の西から南西、クールの北東に広がる海。比較的安全な海域とされ、航路として使用される。大海蛇が多く見られる。
岩グモ島
海蛇海の最北端、アランシアと旧世界の間に位置する、双子の極寒の島。
コンパス島
海蛇海の西部、岩グモ島の南南西に位置する小島。
イルカ島
コンパス島の南東、絶望島の北東に位置する小島。多くのイルカが餌を求めて集まってくる事が名前の由来とされている。
●黒海
タイタンの4つの海洋の1つ。アランシアと旧世界の南、クールの南東から西に広がる海。海底に巨大な魚の怪物
ビヒモスが潜んでおり、地元の漁師から「デンダン」と呼ばれて恐れられている。
ミシュナ島
黒海の南西部、輝き群島の南に位置する、東西150キロ、南北75キロほどの大きさの最果ての島。アランシアや旧世界の地図製作者や航海士には殆ど知られておらず、クールの船乗りにすら伝説と見なされている。周辺の海流や卓越風が殆どの船を近隣の島に追いやり、何十年もの間、ごくまれにアランシアやクールの船がたどり着く事がある程度である。気候はおおむね温暖だが、いくつかの地域では局地的な天候が見られる。島の西側は平地や湿地、東側は森林や密林、その間には東西を隔てる山脈が存在し、それぞれ人間、オーク、鬼が住んでいる。棘ガエルや溶岩鬼といった、島独自の様々な怪物が生息しており、特に噛み付きバエは熱病感染の原因となっており、毎年夏になると多数の死者を出している。またこの島では、「島の主」と呼ばれる老人の姿をした、強力な力を持った謎の存在が法則性も無く彷徨っており、彼を神と崇める宗派も存在する。
現時点でこの地域を舞台としている作品は、雑誌掲載和製AFF2eソロアド『欲望の旅路』『黄金羊と月下の戦い』のみである。
ミシュナ島西部を流れる川。東の背骨山脈から西へと流れ、途中で南へと流れを変え、やがて再度西に流れを変えて海へと流れ込む。周辺は湿地状になっているが、この地域の水は徐々に引いていっている。
ミシュナ島南西部に位置する港街。東からの鬼による略奪に対抗して建設された要塞都市である。街の北の平地にはいくつもの村々が散らばり、その多くがこの街同様に要塞化している。
ミシュナ島を東西に分ける、南北に連なる山脈。好戦的な鬼の一族が住んでいる。この鬼達は、クール北部から敵の同盟に追われた一族であり、平和に暮らしていた人間やオーク達相手に略奪の限りを尽くしていたが、両種族がそれぞれ組織化し、街や村を要塞化して対抗した結果、山脈へと追いやられたのである。
背骨山脈の南部に位置する高い峰。山を通る道はあるが、人間がそこを通るのはまれである。
ミシュナ島南部、ヴォナ山の南東に位置する港街。島における人間の居住地の東端とされ、島における取引の要所となっている。ホーンズフォートからは20マイル離れている。
ミシュナ島北部に広がる、森深い丘陵地。中心には森オークの粗末な街が存在し、島の北から南の海岸まで古い木製の柵を巡らせ、主要な道を管理している。オークは島に最初に住み着いた種族であり、主に森林や密林に住んでいたため、後から上陸して平地や沿岸に住み着いた人間達とは特に衝突していなかったが、前述の鬼の上陸によって平和が破られ、街を要塞化する事になった。
ミシュナ島北部、オーク門の森の東に位置する丘陵地の地下にある洞窟。入口は多数存在し、全長20メートルのコア大蛇を始めとする様々な生物が生息している。
オーク門の森の東、コア洞窟の南に位置する、冷たく深い、大きな湖。西の背骨山脈から3本の川が流れ込んでおり、東と南東の2箇所から川が流出している。過去にオークと鬼の大規模な戦争があったとされている。
ヴォナ山の東、オーク門の森と失われた湖の南に広がる肥沃な平原。
中央平原の南に位置する、南海岸沿いの砂漠。
失われた湖の東湖岸と南東湖岸から流れる川。2本の川が南方で合流し、西、南、東、南東と流れを直角に変えながら海へと流れ出る。川の分岐により形成された地域や湖岸には、途方もない年月を経た遺跡や不規則に広がっており、建設者については不明である。
ミシュナ島東部に広がる密林。ある時期、西のフォーク川から海岸に続く回廊があったらしい。
大塩砂漠の南の海に広がる礁。
マルペシア島
黒海の南西部、クール南西に位置する大きな島。霧の多い石の島で、海賊の海オークの一族が住んでいる。
カリム島
マルペシア島の南東隣に位置する島。
マルペシアン海峡
マルペシア島とカリム島を、その北東に位置するクールのソールドラガール島とペンドラガール島の双子島から隔てている海峡。
アローヘッド群島
『The Keep of the Lich Lord』の舞台。クールの東、ブラッド島の南西に逆Ⅴ字型に並んでいる、多数の島々。複数の都市国家が建設されており、それらが三執政によって統治された「ヴァラディアン連合」を形成している。老将軍チェイデシュ率いる「白虎連隊」を始めとする連合の海軍は文明の防壁を成しており、「混沌の海賊団」を数百年も抑止している。
ヴァ―ネイル港
ヴァラディアン連合の中心となっている都市国家。アローヘッド群島のどの島にあるのかは不明。
ステイン島
アローヘッド群島最東端の島。200年前に島を支配し、更にヴァラディアン連合の征服を企んで、無数の骸骨戦士からなる「古骨大隊」と250人の死の騎士からなる「アルプトロウム騎士団」を率いた、「疫病」の神を崇拝する死霊王モーティス卿が、英雄カヂャナイに倒されて以降、連合の統治下にあったが、モーティス卿が復活し、混沌の海賊団と同盟を結んだ事により、島民達は亡者と海賊に脅かされている。
ステイン島西部の荒廃した港街。かつては「スペクララ」と呼ばれ、繫栄していたが、時の流れの中で没落した。港は水深が浅く、泥が沈殿しているため、大型船は係留できず、それが現在の街名の由来となっている。街から北西と南に街道が伸びており、それぞれメネラの村とステイン共同墓地に通じているが、墓地への道は険しい丘陵地を抜ける都合、南へ行ってから東、北東と向きを変えながら進んでいる。
ステイン島北西部に位置する村。モーティス卿の亡者への恐怖に加え、付近の山から襲撃してくる野獣スラッシャーの被害に悩まされており、ベラー村長の指揮の下、避難民を受け入れずに自分達だけで村を守る事を余儀なくされている。
メネラの東の丘陵の、曲がりくねった峡谷を抜けた先にある、黒い御影石造りの墳墓。墓までの道は険しくて足場も悪く、案内人がいなければ到着は不可能とされている。入口には幅広い岩盤面に漆黒の両開きの扉が設置されている。200年前に英雄カヂャナイの槍で倒されたモーティス卿の死体が埋葬されていたが、とある墓荒らしが死体に突き刺さっていた槍を引き抜いた事から、モーティス卿が復活してしまう。
シルトポートの南東、ステイン共同墓地への道の途中に存在する、放棄された採石場付近の地中に埋もれている、数百年前の聖堂の遺跡。その祭壇の付近には様々な罠が仕掛けられている。
シルトポートの東、丘陵地を越えた先にある墓地。正門は御影石造り。墓地を見下ろせる高台に宿屋「死人の恨み」が建てられている。墓地にはモーティス卿の妻ロトモーラ夫人も埋葬されていたが、復活したモーティス卿が彼女を吸血鬼として復活させたため、周辺は夫人とその手下の吸血鬼達に荒らされており、宿屋の主人はニンニクを吊るして対処しつつ、近日中の立ち退きを検討している。
共同墓地の南と南東にかけて広がる森林。「白き女神」の異名を持つ癒しと加護の神イアトロを崇拝する森エルフ達が住んでおり、彼らの魔術により、森は亡者を寄せ付けない。森の西側の狭い区域は、共同墓地から南のケラドン村へ通じる街道によって他の区域から区切られており、そこにはエルフの支配が及んでおらず、獰猛な鞭狼が生息している。
シャンダバーグの森のやや南西に位置する、高さ5メートル以上の岩山。昔の物語では、女神リースが作り上げし古代の工芸品「リースの指」と言われている。
ステイン島南端に位置する漁村。女神イアトロの寺院が存在する。モーティス卿の亡者軍団の被害は受けていないものの、そういった地域を恐怖に陥れようとする混沌の海賊団に狙われている。
ケラドンの東に位置する海。バラクーダの最大の群れが確認されている事からその名が付いた。ケラドンの住人達によって木造の埠頭が建設されている。
共同墓地の南東、シャンダバーグの森の北に位置する村。村長は中年男性のモーラク。モーティス卿の亡者軍団に滅ぼされてしまう。
ステイン島北部に位置する港街。モーティス卿の亡者軍団に滅ぼされてしまう。共同墓地とベナリ、ボルゴスは街道で繋がっており、ベナリとボルゴスへの分岐点にはさらし台が設置されている。
ステイン島北東部の丘に建設されている要塞。ヴァラディアン連合の東方への主要防塞となっていた。勇猛な城代ブラクシスが軍の指揮を執っている。彼の母イオラは女神イアトロを崇拝しており、砦内にもイアトロの礼拝堂が作られている。復活したモーティス卿の亡者軍団によって占領されてしまう。
血湧き砦の建てられている丘から北西へと流れ、ボルゴスの側を通って海へと流れ込む小川。砦の濠にも水を提供している。砦を占領したモーティス卿の亡者軍団が骨と死体で堰を建造した事により、川の流れがせき止められ、砦の濠と川との間の流れが滞り、濠が泥沼と化している。
夜鷹見島
クールの南東、アローヘッド群島の南南西に位置する、大小2つの島。
曙群島
『Black Vein Prophecy』『The Crimson Tide』の舞台。クールの東南東、アローヘッド群島の南南東に位置する、5つの島からなる群島。群島そのものが1つの国家を形成しており、神秘の島と呼ばれる。かつては残虐な暴君ベゼンヴィアルの圧政に支配されていたが、3人の魔術師トライアージュが反乱を起こし、暴君を影の領域へと追放した。それからは平和が続いたが、50年後の幼王プー・タの時代になると、ベゼンヴィアルが遺した双子の息子の1人、悪魔の落とし子フェイオールが目覚め、父の遺した「息子の1人が再び曙群島を支配する」という予言を成就するべく、ならず者や怪物で結成された邪悪な軍隊を率いて反乱を起こした。双子のもう1人であるマイオールもどこかで目覚めているらしい。群島には島独自の生物が数多く存在し、オークのような大陸で多く見られる種族はあまりいない。他国との目立った交流は見られなかったが、後にクールの八幡国(群島内では「王神」とも呼ばれている)からの大使が貿易交渉に訪れてくるようになった。
『Black Vein Prophecy』では様々な文化が入り混じったような国だったが、『The Crimson Tide』では地名や人名、住人の服装等に中世中国もどき中華風ファンタジー的な特徴が見られるようになった。
ちなみに『The Crimson Tide』は、開始時点では『Black Vein Prophecy』と同時期を舞台としているが、作中で数年が経過していく。
タキオ島
曙群島最北端の小さな島。かつては暴君ベゼンヴィアルの支配する港湾都市が存在していたが、トライアージュの反乱の際に破壊され、現在では廃墟となっている。島には人間は住んでいないと思われるが、魚人が生息しており、彼らは真紅の真珠を神聖なものとして扱い、盗んだ者はどこまでも追いかけて死刑にするという。
スナーラ島
曙群島中部の島であり、群島で最も大きな島。地域針葉樹林や丘荒地、密林等、様々な地形が存在し、農村も点在している。丘荒地には小型の人型種族クレッセントが存在し、外部から来た奴隷商人達に狩られている。この島の北端部は、かつてタイタンの大陸がイリタリアだった頃に、大陸南東部に存在していた小さな王国ケリオスのほんの一部にして唯一の痕跡である。
スナーラ島のやや南部に位置する、その地域の首都。高価な家々が並ぶ賑やかな街で、ここでは1日で大金を稼げるが、それを1分で失うと言われている。革命を望む過激派が活動しており、龍衛兵と呼ばれる衛兵が治安を守っているが、その横暴さ故に市民から嫌われている。
トラオルの南に位置する、曙群島の首都。広大な赤川のほとりに沿って沿って広がっている。神王の地上の安息地であり、宮殿が存在する。内戦で傷ついている。
スナーラ島中部に位置する密林。危険な怪物が数多く生息している。その奥には、群島の人間に狩られている、蛙人間のような知的生物クリーフルの住処となっている沼が存在し、彼らはそこにある「座る予言者」の像を崇め、守っている。
スナーラ島のやや南部、トラオルの南の丘陵地帯に位置する地方都市。派手に塗られた家々や、傾斜した屋根の寺院が特徴。ここに通じる街道は、常に商人が利用している。
トラオルの北の先にそびえる山脈。天の王宮の神々を創造した大神アーンを崇めるバオチョウ修道院が存在する。また隠者となった妖術使いの姚が隠れ住んでいる。
金鶴山の最高峰の頂上に建てられている、大神アーンの修道院。赤いローブを修道士の目印としており、ドライジェイド修道院長が治めている。入口には呪われた者を遮る見えない障壁が張られている。1人が多人数を負かせる武術を教えているが、その武術に誇りを持っているため、容易には教えない。邪悪な略奪傭兵集団に故郷を荒らされ、般若の面を被った傭兵隊長に父を殺され、母を誘拐されたとある農村の少年が、復讐のために武術を会得しようと、この修道院を目指している。
金鶴山の地下に広がる地下迷宮。古代のアーンの予言者傻子の酒器が隠されており、バオチョウの修道士がそれを取り戻す試練を受けている。
スナーラ島のどこかに存在する修道院。白く塗られた顔を修道士の目印としており、蜘蛛のような動きを特徴とした武術を教えている。バオチョウの修道士が根の国で試練を受ける際には、ここの修道士も競争相手として参加する。
トラオルのはるか東に位置する、湖小屋に住む種族の村。
スナーラ島の有力者クァンゴンが所有する鉱山。刑罰によって奴隷の身分に落とされた人々や、クァンゴンが邪悪な略奪傭兵集団から買い取った奴隷が労働者として利用されている。
エイブン島
曙群島の北東端に位置する小さな島で、他の島よりも離れた位置にある。トライアージュはこの島の出身であり、その生き残りであるクレダスは、スナーラ島のどこかの洞窟で隠居しているらしい。
ソレース島
曙群島北東部に位置する島。
チュラ島
曙群島最南端の島。スナーラ島とは異なる方言が話されている。この島出身の、黒い漆塗りの鎧を着た邪悪な傭兵集団が、スナーラ島で略奪行為を行っている。
サンゴ島
曙群島の北東、ブラッド島の南東に位置する、ヤシの木に覆われ、サンゴ礁に囲まれた大小2つの島。猿人間の部族が生息しており、同じ島のゴブリンの部族や、奴隷狩りに訪れる海賊と敵対している。
鮫島
曙群島の東、サンゴ島の南に位置する、円形に3つ並んだ小島。島の名前の由来は、先住民が鮫の女神カルカラを崇拝している事であり、その巫女は全て人鮫であると噂されている。ここでも猿人間とゴブリンの部族が対立している。
夜鷹見島
クールの南東、曙群島の西に位置する、やや大きな島。その和風の名称から、クールの八幡国と関連があると思われる。
未知の地
タイタンの最南西端に位置する、謎の陸地。
●カラザン王国(現在では存在しない)
『Adventures of Goldhawk』4部作の舞台。当初はタイタン世界との関連は特に設定されていなかったが、現在ではかつてタイタンの大陸がイリタリアだった頃に、どこかにあったとされている。邪悪な混沌魔術師ダークムーンに狙われており、彼が送り込んだオークの軍勢との戦争で国王が戦死し、王家に伝わる古の王冠が奪われ、跡継ぎのゴールドホーク王子が暗殺者に毒を盛られるという、深刻な危機に見舞われる。だが宮廷魔術師マリスによって王子は意識不明ながらも一命を取り留め、マリスが「時空の門」を開いて別世界から召喚した少年が、王子の影武者に仕立て上げられた。そして、影武者の活躍によってダークムーンは力を失ってネズミに変身させられ、王冠は取り戻された。その後も、なおも衰えないオークの軍勢の侵攻、刺客として送り込まれた毒コウモリによるマリスの危機、力を取り戻したダークムーンがゴーストワールドの独裁者ジェット姫と結婚して新たな戦力の入手を企むといった、様々な危機に見舞われるも、王子の代わりに国王となった影武者の活躍によって、いずれも退けられている。またこの国では、エルフ、ドワーフ、セントールは基本的に人間に友好的であるが、エルフとドワーフはお互いを好んでいない。
カラザン王国の位置については、イリタリア北東部の、後に旧世界のモーリステシアとなる地域という説と、イリタリア南西部の、後のクール西部となる地域という説が存在するが、公式では後者の説が採用されている可能性が高い。
カラザン城
カラザン王国中央部に建てられている城。意識不明のゴールドホーク王子が宮廷魔術師マリスに匿われており、王子に代わって国王を継いだ影武者によって統治されている。マリス以外で影武者の事実を知っている者は、ダークムーンの魔法薬でブリキ豚に変えられた元ドワーフで影武者の従者オーランド、影武者の武器である意思を持った剣エッジのみである。
消失
『Darkmoon's Curse』に登場。カラザン城の川を挟んだ南東の丘陵地帯に位置する、活気のない村。1年前から村人達の所有物が次々と失われる事件が続いており、村人同士が疑心暗鬼に駆られている。
影長き森
『Darkmoon's Curse』に登場。カラザン城の川を挟んだ東に広がる、不気味な外見の森。「自然の隠者」の異名を持つノームの老魔術師フィンジー・フェックルガムがペットの火の鳥と共に住んでいる。また紳士的な性格の樹人も住んでおり、彼の樹液には飲んだ者の力を高める効果があるが、それ故に悪人から狙われる事もある。
ウェストウォーター
『Darkmoon's Curse』に登場。影長き森の西の谷にある、紫の靄に覆われた村。レディ・ヘレナを指導者とするエルフ達が住んでいる。
イーストウォーター
『Darkmoon's Curse』に登場。影長き森の東の、丘陵地帯の麓に位置する村。悪党の巣窟となっている上に、「獣の宴」の時間になると、骨が剝き出しの人型怪物である髑髏獣が村をうろついて人間を襲う。村の付近のどこかに、骨砕きが住み着いている地下迷宮の入口が隠されているらしい。
大青ネズミの村
『Darkmoon's Curse』に登場。カラザン城の東の、どこかの平原にある村。全ての家が青く塗られており、全ての住人が青いネズミのような人型生物である。住人達はブルーチーズを好み、物知りで友好的だが、会話の際には前後逆に話してしまう癖がある。
吠えるトンネル
『Darkmoon's Curse』に登場。大青ネズミの村の北に位置する、白い岩で隠された洞窟。何年も前にエルフ達から盗まれた、強力な魔法の品物である黄金の手の腕輪が隠されているが、
大火龍や
バンシー、
洞窟トロール、
穴小人の群れと、数々の危険な怪物達が住み着いている。
蛆虫屋敷
『Darkmoon's Curse』に登場。カラザン城の東の、平原を越えた先にある木の茂った丘の中心に建てられている、混沌魔術師ダークムーンの住処。内部は迷路になっており、トカゲ兵の衛兵が警備している。
オールドトリンガム
『The Demon Spider』に登場。カラザン城の南西に位置する村。太った住人ばかりの村であり、家の扉もそれに合わせて横幅が広く作られている。木製の車輪に腹を乗せた状態で走るレースを楽しむ風習がある。
バッドランド
『The Demon Spider』に登場。カラザン城の南に広がる、砂と岩だらけの不毛の地。ラクダ人間のような略奪種族である砂追いが徘徊している他、溶岩獣や有角悲鳴獣、翼ある恐怖といった危険な怪物が住み着いている。また、どこかに全身を虹色に塗った隠者「虹男」が住んでおり、彼は自分に道を尋ねる旅人に謎かけを行い、正解すれば魔法で旅人の望んでいる場所に転送するが、間違えると竜巻を起こして旅人を「永遠の砂漠」へと飛ばしてしまう。
バッドランド南部にある洞窟。大きな魔法の銅板が置かれており、その上には空の壺が乗せられている。銅板の上に砂を乗せてもすぐに吹き払われるが、金貨1枚を乗せると壺が消えて2つの魔法の指輪と忠告の書かれた羊皮紙が現れる。指輪は片方しか持ち出す事を許されず、両方取ろうとすると洞窟が崩れてしまう。
永遠の砂漠
『The Demon Spider』に登場。バッドランド付近のどこかにある、白い砂漠。ここに取り残されて生きて帰った者はいない。
髑髏の谷
『The Demon Spider』の主舞台。バッドランドの南のどこかにある、至る所に髑髏が落ちている谷。谷を進んでいると死神が現れて旅人に2度の謎かけを行い、両方に正解しなければ旅人を「永遠の砂漠」へと追放してしまう。また谷の頂上には、小柄な略奪種族の矮人が住み着いている。
髑髏の谷の端にある、丸岩で塞がれた洞窟。邪悪な魔人蜘蛛である「苦痛の女王」が住んでいる。
髑髏の谷のどこかにある、古の神々の壊れた石像がいくつも建っている神殿の廃墟。地下室が存在し、苦痛の女王が気に入らない相手を閉じ込める牢獄として利用している。
太陽石山
『The Demon Spider』に登場。絶望の地下迷宮の付近にある岩山。宮廷魔術師マリスの26歳の息子である石槌が住んでいる。10年前、マリスがダークムーンの悪事に対処して留守にしている間、息子は研究室にあった壺一杯の魔法薬「粘液石」を飲んで山のように巨大な石の巨人と化してしまい、それ以来この岩山に逃げ込み、自ら「石槌」と名乗って隠れ住んでいる。彼の協力を得るには、ある詩を聞かせて呼び出した上で、彼の心を鎮めなければならないが、その詩及び鎮める方法を知っているのは、太陽石山の秘密を全て知っている苦痛の女王だけである。また石槌は山中の古の岩から活力を得て生きており、山から一日以上離れていると死んでしまう。
地獄犬丘陵
『The Demon Spider』に登場。カラザン城の南のどこかにある丘陵。カラザン軍と、ダークムーンが送り込んだオーク軍の戦場と化している。ダークムーンが倒された後もオーク軍の勢いは止まらず、骸骨男の軍勢と、相手に恐怖を植え付ける「恐怖の泡」を操る闇の祭司達を戦列に加える事で、カラザン軍を追い詰めていたが、宮廷魔術師マリスが連れてきた銀エルフ達と、ゴールドホークの影武者に説得された石槌の加勢によって形勢は逆転し、カラザン軍の勝利に終わった。
魔法の門
『Mudworm Swamp』に登場。カラザン城の北のどこかにある、輝く多色のアーチ門。行きたい場所を念じる事でそこへ行けるが、魔神に似た筋肉質の門番が存在し、通行料として金貨5枚を要求する。無料で通過するには彼を負かすしかない。門番は大地から力を吸い上げており、武器では傷付かないが、地面から引き離せば力を失うので、彼を負かすには素手の格闘戦を行い、持ち上げる事で降参させる必要がある。負けた場合は、通行料が金貨6枚に値上げされる。
泥虫沼
『Mudworm Swamp』の舞台。カラザン城の北に広がる沼。ランジグ男爵なる人物の領土であり、彼の手下である、蛇人間のような沼の乗り手が、騎乗用の大トカゲで沼の陸地を巡回している。また、友好的なヒキガエル人間や、ネズミ人間のような略奪種族の沼ネズミといった、様々な人型種族も住み着いている。悪名高い怪物である大泥虫が生息しているのが名の由来であり、他にも巨大肉食植物である大スライム獣も住み着いている。大スライム獣の花の絞り汁はあらゆる毒を治す効果がある事から、宮廷魔術師マリスが毒に倒れた際に、ゴールドホークの影武者がここを訪れる事になった。
泥虫沼の南端に立っている、モアイ像のような巨石。
泥虫沼南東部にある丘。草原に沼ネズミの巣穴が掘られている。
泥虫沼南西部にある泥沼地帯。硫黄ガスの湧き出る池がいくつも存在し、大きな黒い池には怪物が潜んでいる可能性があるらしい。
泥虫沼のどこかに流れている、墨のように黒くゆっくりと流れる川。骨で作られたようなデザインの古い木製の手漕ぎ舟に乗った、茶色いローブで全身を隠した怪しい雰囲気の船頭がいる。
泥虫沼北部に位置する、沼の上に竹の小屋が集まって構成された村。片目の海賊ピートを指導者とする、13人の海賊が住むならず者の村である。
レイヴンの塔
泥虫沼付近のどこかにある塔。
幽霊界
『Ghost Road』の舞台。カラザン城の西に存在する、幽霊が住む異世界。幽霊や亡者が住んでいるのに加え、カラスの隠者のような風変わりな住人も住んでいる。生者がこの世界に入るには、城の西の草原に隠された、ゴーストワールドを通る「幽霊の道」の入口を通る必要があり、一度入ると、夜明けまでに戻らなければ自分も幽霊になってしまう。邪悪な独裁者であるジェット姫に支配されており、力を取り戻したダークムーンは、彼女と結婚する事で新たな戦力を得ようと企む。ジェットは満月の夜にのみ人間の姿になれる半幽霊であり、満月の夜にダークムーンが彼女と共にカラザンに攻め込んで来るのを阻止するために、ゴールドホークの影武者は結婚前にジェットを「罠の鏡」に封印するべく、この世界に赴く事となった。
幽霊の道
ゴーストワールドの中心を走る道。はるか西にある「虹の橋」を通って、ジェット姫の本拠地である「幽霊の塔」まで続いている。人間界からの入口はカラザンの西の草原に隠されており、周囲と色の違う草の上を数歩進む事で石畳の道が現れる。入口には仮面と黒マントを付けた門番がいるが、招かれざる客が相手でも金貨次第では通してしまう。また道付近のとある森の空き地には、カラスの隠者が住んでいる。道の途中には、生者を恐ろしい叫び声で動けなくさせてから殺害する事で、幽霊の仲間入りをさせる霊体怪物の悲鳴獣が出没する。
グレイメインの家
ゴーストワールドのどこかにある、地元の発明家グレイメイン教授の家。グレイメインはゼンマイ仕掛けの兵士や車輪のついた金属製の豚ロードホッグ等を開発しているが、暴走して周囲に被害をもたらす事もある。また、ダークムーンの依頼で、幽霊の塔のゼンマイ仕掛けの像を作るも、報酬を支払ってもらえなかった事に腹を立てているらしい。
屍鬼領域
ゴーストワールドの西側にある、その名の通り屍鬼の群れが住み着いている朽ち果てた地域。墓石が敷き詰められた道があり、グール達はその先にある墓を守っている。
グールフィールド北部に位置する、人口32人の忘れ去られた村。住人全員がダークムーンの犠牲になって死亡した幽霊であり、生者に話しかけられても泣き叫んだり呻いたりするばかりである。村のどこかに、グールフィールドの墓場へ行く道が隠されている。
石指丘陵
ゴーストワールドのどこかにある、陰鬱な丘陵。
死者の森
ゴーストワールドのどこかにある、影の茂る枝葉の森。
虹の橋
ゴーストワールド西部、幽霊の塔の前に架かっている橋。大鎌と魔法の鎧で武装した幽霊巨人が守っている。
幽霊の塔
ゴーストワールド西部に位置する、ジェット姫の本拠地である塔。ダークムーンとの結婚式が執り行われるのもこの場所であり、たくさんの亡者や怪物が招かれている。
●所在地不明
アグバルの隠れ家
AFF2eシナリオ『アグバルの隠れ家』の舞台。荒野の低い崖の地下に作られた古代の墳墓。様々な怪物達の巣窟と化していたが、そこに山賊団が踏み込み、墳墓内を掌握した。その後、山賊団はとある冒険者との戦いで勝利するも、頭目のアグバル以外はほぼ全滅した。現在ではアグバルが墳墓の支配者となって、墓に住んでいた怪物達を従えている。
ハイバール城
AFF2eシナリオ『犬とゴブリン』及びその続編である和製AFF2eシナリオ『犬とゴブリン、その後』の舞台。衰退の一歩をたどっている城。人口が減り、土地に価値や資源が無いため、城の従者の殆どが去り、城下町の殆どが空き家である。領主ヴィンセン・ハイバール3世は既に遠く離れた土地を購入し、財産の殆どを運び出している。この地の周辺には邪悪なゴブリンの部族が潜んでおり、城の襲撃の機会をうかがっている。城の付近には、幸運と運命の女神シンドラの神殿の廃墟が存在する。
『犬とゴブリン、その後』では、ゴブリン達はかつて先代のハイバール2世と2人の冒険者によって滅ぼされた一族の残党であり、ゴブリンの王子と呪術師に率いられ、復讐を企んでいるという設定になっている。
最後の希望の宿
AFF2eシナリオ『最後の希望の宿』の舞台。かつては冒険者で賑わっていたとされる宿屋。宿屋の主人「微笑みのグルス」とその兄弟、息子は邪悪であり、重傷を負った冒険者が来ると、主人らと彼らの仲間である治療師が、治療と称して冒険者から命と宝を奪っていた。だがある日、瀕死の女呪い師アルフスが主人らの悪意を悟り、死の間際に彼らに呪いを掛け、彼らは永遠に自分達が殺した者達の亡霊に苦しめられる事となった。やがて宿屋は廃墟となり、そこにはまだ奪われた宝が残っていると言われているが、長寿となるも呪いによって狂った殺人者達が待ち伏せしているとも言われている。
不気味な森
AFF2eシナリオ『The Weird Wood』の舞台。どこかの大きな森。千年前、そこには公正な王に統治された王国が存在していたが、彼の双子の息子達は堕落しており、しかも王が後継者を決めないまま他界した事から、双子による王位をめぐる戦争が起こりかけてしまう。そこで、旧世界から来た魔術師の提案により、大きな柳の根元に突き立てられし暗黒の力が込められた2本の剣・呪われし月と審判の歌い手を用いて、双子が決闘を行う事になったが、暗黒の剣は双子を暴走させ、千人の犠牲者を生み出す大虐殺を引き起こし、国は滅亡した。その剣が残されし柳の存在する地域は、現在では霧と闇に包まれ、誰も入っていないとされる。
龍魔導師の隠れ家
AFF2eシナリオ『Dragonmages Retreat』の舞台。「竜王」として知られる古代の大魔導師の隠れ家。とある洞窟がここに通じており、そこには龍操りの杖が存在するとされているが、内部には墓泥棒を抹殺する数々の魔法の罠が仕掛けられている。
ビュードフォードラピッズ村
AFF2eシナリオ『Temple of the Ice God』の舞台。西側の低い丘陵と東側の深い松林の間の、わずかに窪んだ場所に位置している。村を流れる川は幅が広くて流れが速く、村のすぐ下にある滝と、さらに数マイル下流にある滝を流れ落ちている。突然、原因不明の厳しい冬に襲われ、食料不足に陥っている。
フローリン
資料集『タイタン』に名前のみ掲載。田舎の酒場「怒れる棘々獣亭」があるらしい。
鉄の峰
資料集『エンサイクロペディア・アルカナ Vol.1』に名前のみ登場。ドワーフの小王国が存在するとされる峰。邪悪な力を持った武器であるバットアックスを装備した魔人の闘士が、魔王子に命じられてこの小王国の壊滅を狙っていたが、ドワーフに雇われた盗賊によって斧を盗まれて失敗に終わり、自身はこの山の地下トンネルに住む、蛸のような頭部を持つ人型怪物である頭脳殺しに捕らわれたという。アランシアやクールに存在する鉄丘陵との関連は不明。
イクチャン
『奈落の帝王』に名前のみ登場。アランシアの都市国家カラメールに住む貴族の女性ダンヤザードの故郷とされている。
バルソール
『The Keep of the Lich Lord』に名前のみ登場。死霊王モーティス卿の故郷とされている。
サフリカ
『Eye of the Dragon』に名前のみ登場。半人前の悪党シャークルの故郷とされている。
タールフェザー島、ゴーブリミー島、ケストレル島
『深海の悪魔』に名前のみ登場する、位置不明の島。
凍りかけた村
雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『凍てつく村』に登場。どこかの雪の降る地方の盆地にある農村。村の名前は不明。寒暖差を生かし、甘みの強い葡萄を栽培してワインを作っている。とある冬に強烈な冷気に見舞われ、春が近付いても改善しないという異変に見舞われている。村の外れには誇りの神フォーガの神殿があり、そこにいる女司祭エステラが異変について何かを知っているらしい。
ガラドーラ
雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『われらを守るは森の恵み』に登場。どこかの山間の村。周辺は珍しい木材や薬草が数多く存在する。黒エルフである「満月の疵」イングベインが率いるオークやゴブリンの盗賊団に襲撃されてしまう。
パラシアの屋敷
雑誌掲載和製AFF2eミニシナリオ『冒険者の実力検定』に登場。万科全書の異名を持つ女魔術師パラシアの住む屋敷。彼女は色々な冒険者を雇っては、求めている魔導書を探しに行ってもらっている。
【余談】
- TRPGルールブック『スティーブ・ジャクソンのファイティング・ファンタジー』掲載のシナリオ『願いの井戸』『シャグラッドの危険な迷路』は、当初は舞台の所在地が明確にされておらず、一部では旧世界にあるという説があるが、少なくとも現在の公式設定では、どちらもアランシアにあるとされている。
- FFシリーズでは、全ての作品がタイタン世界を舞台としているわけではなく、『さまよえる宇宙船』を始めとするSF系作品や、『フリーウェイの戦士』『サイボーグを倒せ』等の現代・近未来を扱った作品は、基本的にタイタン世界を舞台としていない。
- FFシリーズのファンタジー作品の中にも、タイタン世界を舞台としていない作品は存在し、『死神の首飾り』、雑誌掲載ミニGB『浮遊する都市』とその続編『変幻の国』『In Search of the Lost Land』の舞台はタイタン世界ではない。ちなみに『死神の首飾り』の舞台である「オーブの世界」は、日本では第1巻しか翻訳されなかった『タイガー暗殺拳』(英名『The Way of the Tiger』)シリーズの舞台であり、『死神の首飾り』に登場する赤カマキリ教、盗賊テュチェフと女盗賊カサンドラと幻術師ソームの三人組は『タイガー暗殺拳』シリーズにも登場する。ちなみにテュチェフは『Virtual Reality book』シリーズ第3巻『The Coils of Hate』にも登場しており、カサンドラの存在についても言及されているが、これの舞台はオーブの世界とは別世界である。またオーブの世界の神の中には「時間を司る神」が存在し、一部では前述のロガーンが異世界の旅で発見した「時」と同一の存在ではないかという説がある。『浮遊する都市』の舞台は、ギリシャ神話や北欧神話、中国神話、イヌイット神話、ヨーロッパの民間伝承等を織り交ぜた独自の世界である。またイギリスの雑誌掲載TRPGシナリオ『Beyond the Shadow of a Dream』は、どこかの都市である事以外に明確な舞台が設定されておらず、タイタン世界かどうかも不明。
- 『地獄の館』、雑誌掲載ミニGB『試練の寺院』は現実世界を舞台としているが、タイタン世界を思わせる怪物や品物等がいくらか登場しており、後に発売されている資料集でも、これらをタイタン世界の存在として扱っている例が見られる事から、これらはタイタン世界から現実世界へ持ち込まれたものである可能性が考えられる。
- 『火吹山の魔法使いの伝説』、パズルGB『魂の宝箱と12の呪文』、小説『THE ZAGOR CHRONICLES』4部作の舞台であるアマリリア王国は、タイタン世界ではないが、タイタン世界の住人がアマリリア王国に介入したり、アマリリア王国の冒険者達がタイタン世界に次元転移して冒険したりと、タイタン世界とアマリリア王国が並行世界として存在する事が描写されている。ちなみに『THE ZAGOR CHRONICLES』では、タイタン世界とアマリリア王国では時間の流れが激しく歪んでいるとされ、第3巻『Skullcrag』でタイタン世界で数日間を過ごした冒険者達が、アマリリア王国に帰還した際には65年が経過していた。
- 『Magehunter』はタイタンとは別世界から始まり、主人公である魔導狩人が、次元転移の魔法で脱走した混沌魔導師メンシアスを追ってタイタン世界へ迷い込む事になる。この別世界では、魔導師は悪人ばかりであり、「死衣を着せられると大地に釘付けになる」「魚を食べない」「足跡が101歩毎に猫の足跡になる」等、タイタン世界の魔導師には見られない様々な特徴が存在する。またタイタン世界は魔力が豊富なため、この別世界の魔導師がタイタン世界に入り込むと、その力は3倍に増幅する。
- 『Spectral Stalkers』では、タイタン世界は多次元宇宙に存在する世界の1つとされており、タイタン世界の冒険者である主人公は、別次元から来た生命体マーキュリアルから託された多次元球アレフを用いて、多次元宇宙の全ての砂浜の砂粒よりも多くの本があるとされる「忘却の図書館」や、邪悪な大魔導師グローバスが支配するジグラッド界を始めとする、様々な世界を旅する事になる。これらの並行世界の中には、前述のSF系作品を思わせるようなSF的な世界も複数存在する。
- タイタン世界には恐竜が多数存在しているが、タイタン世界の動物達を生み出した神々が所属する「動物の王宮」には、龍を生み出した竜王キラニラックスや、爬虫類の神であるトカゲの神スシス・チャ、蛇の女神ヴァーミストラ、亀の王アーケロン、角ある大蛇ジアルガ(ヒドラ等の変異型爬虫類の神)は存在するものの、恐竜の神は存在せず、恐竜はタイタン世界で生まれた生物ではない。イリタリア大陸の時代、大陸東岸で次元の門が開き、原始的な別世界から恐竜達が侵入する「無垢なる野蛮人達の衰退」と呼ばれる出来事によって、タイタン世界に恐竜やその進化系の怪物達が生息するようになった。また500年前のアランシアの白骨平原や、AC284年前後のクールの雲高山脈でも、次元の門から恐竜が流れ込む事件が発生している。
さあ、ページをめくりたまえ項目を追記・修正したまえ
- ついつい八幡国を探してしまう -- 名無しさん (2026-05-25 18:55:58)
最終更新:2026年08月19日 16:02