ルーク・フォン・ファブレ

登録日:2010/11/22 Mon 04:26:31
更新日:2025/04/28 Mon 22:13:11
所要時間俺は、この項目が約 13 分で読めると信じている!


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奪われるだけの過去もない。それでも俺は俺であると決めたんだ

それがお前の言う強さに繋がるなら、俺は負けない!



ルーク・フォン・ファブレ(Luke fone Fabre)とは、ゲーム『テイルズ オブ ジアビス』の主人公である。

プロフィール

年齢:17歳
身長:171cm
体重:68kg
一人称:
武器:
防具:
誕生日:ND2000年・ローレライデーカン・レム・48の日(13月48日 日曜日)
CV:鈴木千尋、広津佑希子(幼少期・ドラマCD)、田村睦心(幼少期・アニメ)

概要

キムラスカ王国公爵であるファブレ家の一人息子。
先端に行くに連れてやや黄色みがかった赤毛を腰あたりまで伸ばし、黒のインナーに白いテイルコートといった服装。
インナーとコートはどちらも半袖、かつ腹部丸出しの作りになっている。
また、髪の毛で確認しづらいがコートの背中部分には謎のキャラクターのマークがあり、ズボンもかなりだぼたぼのゆるい服装。
なお、作中のスキット内ではナタリア「品がない」と評されている。

本編より7年前に、キムラスカの敵であるマルクト帝国によって誘拐された過去を持つ。
救出されたもののショックにより完全な記憶喪失になり、救出直後は赤ん坊同然の状態だった。
以後は徹底的な再教育をされると共に身の安全の為に自宅で軟禁されており、身の回りの世話はメイド使用人に任せられ、屋敷からの外出が許されることはなかった。
公務などにも殆ど携わっていないと思われ、半ば引きこもりニートのような日々を強いられており、外の世界への憧れが非常に強い(ドラマCDなどでは脱走も試みている)。

そんな環境や生来の性格が相まって横柄で自己中心的、かつ世間知らずという典型的なお坊っちゃまに育つ。「うぜー」「たりー」が口癖。
特に、本編序盤~中盤にかけてはルークが駄々を捏ねたり、無知故の失態を犯したりと言ったシーンが目立つ。
しかし、敵の攻撃からチーグルのミュウを庇う、身体の弱い導師イオンをぶっきらぼうながら気遣うなど、
態度こそ普段と変わらないものの、時折彼なりの優しさを見せることもある。
後に判明するのだが、他にも物事を極端にとらえやすい気質でもある。
また、救出されてから時折起こる頭痛と、それに伴う幻聴症状に悩まされている。

剣の師匠であるヴァンから本来一子相伝であるはずのアルバート流剣術を教わっており、彼と剣の修行をすることはルークの唯一の趣味だった(ガイともたまに行う)。
ヴァンのことを師匠(せんせい)と呼んで慕い、彼のことを非常に尊敬している。

本編での活躍

ある日、屋敷を訪れたヴァンと剣の稽古に勤しんでいた時、とある目的の為にキムラスカ王都バチカルのファブレ公爵邸を襲撃したティアからヴァンを守るため剣を交えた瞬間彼女と疑似超振動を起こし、
その影響で見知らぬ土地…よりにもよって敵国マルクト領のタタル渓谷へと二人一緒に飛ばされてしまう。
そしてやむなくティアと共にバチカルに帰ることになるが、それまで屋敷の外に出ることがなかった影響で、
一般的な買い物のシステムが分からず、露店で会計せずに商品の林檎をその場で食べて泥棒騒ぎになったり、
自分よりも社会的地位が高い導師たるイオンと平然とタメ口で話したり*1と、世間知らず故のトラブルを色々やらかしている。
それでも紆余曲折を経て何とか無事にバチカルに戻るものの、帰ってくるなり今度はキムラスカ国王直々に親善大使に任命され、ゆっくりする間もなく再び旅立つこととなった。

こういった世間知らず故の振る舞いや乱暴な態度などもあって、ガイやイオンなどの一部を除いて、仲間たちからはあまり好意的に見られておらず、
例えばアニスは玉の輿に乗るための結婚相手候補としかルークを見ておらず、
ジェイド「(初対面からしばらくは)絶対に好感を持てないと思っていた」と後に語るほど友好的には見ていなかった。

それでも、大きな分岐点となるイベントや時間を重ねるにつれてルークも次第に精神的にも成長していき、
旅にも慣れ、ガイやミュウ、イオン以外のパーティメンバーや旅の仲間とも徐々に打ち解けていく。
この、世間知らずだったルークが成長していくと共に、最初は(全体を見ると)あまり友好的とは言えなかったパーティーが徐々にまとまっていく過程は、
『ジアビス』のストーリーにおける見所のひとつと言えるだろう。

本来は台所に立つような身分ではなく、今迄経験が無かった事もあって料理はかなり苦手。パーティでもナタリアに次いでワースト2位。
ただ、最早料理とは言えない珍品ばかり産み出すナタリアとは異なり、ルークはあくまで経験がないだけであり、
熟練度を最高にすると手慣れた様子で料理し、メンバーからも「とりあえず食える」程度にまで評価が上がる。でも言い方が揃いもそろってアレなので本人は結局スネる。
人並みレベルの料理で文句言われたら流石に「自分で作れ」とキレても許されると思う
しかし、熟練度最大の状態で上記のサブイベントをこなすと母親から息子贔屓抜きで絶賛される。実際は人並み以上にまで作れる才能があるようだ。

また、好き嫌いもかなり多いようで苦手な食材がかなり多い。
エビ等の魚介は好きだがとりあえず野菜やキノコ類はほぼアウト。安物であるブウサギの肉やイケテナイ〇〇(チキンやビーフ)もダメ。
そのため、野菜メインの料理を作りまくっているとルークだけやたらOVLが下がり気味になっていたりすることも。
これに関してはガイ曰く「(ルークは)食に拘りは無いがぜいたく品しか食べてないので舌は肥えている」との事。

パーティの男性陣の中では一番身長が低く(他2人が長身なだけとか言うな)、ナタリアとも数センチしか違わない。
地味にこの事がコンプレックスであり、イジられると「気にしてる事を…!」「いつか伸びるんだよ!」とムキになったり、
ガイとジェイドに両脇から抱えられて宙ぶらりんになったりと、お姉さま大歓喜なシーンがあったりする。





































※以下、『テイルズ オブ ジ アビス』の重大なネタバレが含まれています。

これからゲームを始める人はご注意ください。




































の邪魔をするなレプリカ風情が


正体

ルークの正体は、フォミクリーと呼ばれる複製装置により生み出されたレプリカ
つまり、ルーク・フォン・ファブレ(本編におけるアッシュ)のコピーとして人為的に生成された人造人間である。
フォミクリーによって生み出されたレプリカ人間は、オリジナルとなる人物の外見や音素をコピーして生まれるものの、
精神は完全に別人であり、オリジナルの記憶などは引き継がれない(ただし、体を構成する音素はフォミクリーの性質上第七音素が主体)。
さらに、コピーの精度そのものも不完全のため、オリジナルと比べて体質や能力が必ず劣化した状態で生まれてくる。
この正体を知らなかった者たちには、ルークは誘拐されたショックでそれまでの記憶を失ったのだと誤解されていたが、
実際には救出されたのではなくオリジナルとレプリカが入れ替わったのであり、そのレプリカたるルークは記憶など最初から持っていなかったのである。
当然精神年齢も救出直後は実質0歳であり、物語開始時点の彼は(精神的には)7歳である。

また、オリジナルルークであるアッシュは、音素振動数が第七音素単体の音素振動数と完全に同位であり、彼のレプリカであるルークもそれは同じである。
それゆえに自身の音素と大気中の第七音素を共鳴させることで本来は2人以上必要な超振動を単独で起こす事が出来た*2
かつてのルーク(アッシュ)の誘拐は、オリジナルのルークの力を利用しようと企むヴァンによるもので、
表向きには預言通りに進んでいると勘違いさせるための駒としてレプリカルークを作ってファブレ家に引き渡し、
レプリカには預言に読まれた「ルーク」としての人生を歩ませると共に、オリジナルであるアッシュを味方に引き込んだ。

ちなみに、完全同位体である関係上、ルークはローレライ、アッシュとテレパシーで交信し合うことが可能。
しかしフォンスロットが閉じているため、当初その能力は目覚めておらず、
ローレライやアッシュが交信を試みた結果、その声はルークにも『幻聴』として届き、彼がレプリカ故に頭痛という副作用ももたらしていた。
また、レプリカのルークは、アッシュ、ローレライと違ってその能力をうまくコントロールできない上、アッシュやローレライのテレパシーによって半ば無理矢理身体を操られたこともある*3
ちなみに、超振動を完全に制御することも出来ない*4

そして、自身の計画のためにルークの前では立派な師として振る舞っていたヴァンは、
マルクト・キムラスカ間の親善大使に任命されるも乗り気ではなかったルークに「超振動なら瘴気に冒された鉱山都市アクゼリュスを救うことができる」と吹き込み、
同時に何かしらの功績を立て地位を確立しなければこの後もずっと軟禁生活が続く事も吹き込んで危機感を煽って、
その上で「そこからアクゼリュスを救って英雄となったら自分とダアトに逃げオラクル騎士団として活躍しないか」と提案。
この絶妙な話術にルークはヴァンを信じ、期待に応えようと鉱山都市アクゼリュスへ急ぐ。
この辺りはルークの『英雄』への焦りや心の浮つき、パーティ内の苛立ちがそれぞれモロに出ているため、アビス屈指のギスギスした雰囲気が見られる。
「俺は親善大使なんだぞ!」発言もこの辺り。

そうしてアクゼリュスにたどり着き、言葉巧みに地底にある大地を支える巨大な装置「パッセージリング」に導かれ、ルークは言われた通りに超振動を使用。
結果力が暴走させられ、パッセージリングを木っ端みじんに破壊し、アクゼリュスの崩落を引き起こしてしまう。
※ヴァンはアクゼリュス以前にルークに催眠暗示をかけており、とある言葉をスイッチとして超振動を暴発させた。

ティアの譜歌により、ルークは一命をとりとめたものの、信頼していたヴァンに切り捨てられたことと、
自分を騙したヴァンに利用される形で、自らの力でアクゼリュスを滅ぼしてしまったことにショックを受け、
犯した罪の大きさと上述の精神的なショックから錯乱し、仲間に自分の行いを追及されても滅茶苦茶な自己弁護と責任逃れしか出来なかったことで、
自分を助けてくれたティアをはじめ、ミュウ以外の仲間達に見限られてしまう。
※詳細は該当項目参照されたし。


くそっ!がもっと早くヴァンの企みに気づいていればこんなことにはっ!
おまえもおまえだ!何故深く考えもしないで超振動を使った!?

お、おまえまで俺が悪いって言うのか!

悪いに決まってるだろうが!
ふざけたことを言うな!

俺は悪くねぇっ!俺は悪くねぇっ!

冗談じゃねぇっ!
レプリカ(●●●●)ってのは脳みそまで劣化してるのか!?

レプリカ(●●●●)?そういえば師匠(せんせい)レプリカ(●●●●)って……

おまえ、まだ気づいてなかったのか!
はっ、こいつはお笑い種だな!

な、なんだ……!何なんだよ!

教えてやるよ。『ルーク』


その後、完全同位体であるアッシュにレプリカである事を告げられ自暴自棄になり交戦する。
そして、アッシュとの勝ち負け関係なく一時寝たきりになり意識を共有して世界の状況や事の重大さ、仲間たちの気持ちを思い知ったルークは、
それまでの自分の無知と自らが犯した過ち、受動的なばかりだった生き様を認め、『変わりたい』と強く願うようになる。
しかし、その後もアクゼリュス崩落はルークにとって深刻なトラウマとなり、彼の精神にも強く影響を与えていくこととなる。

変わる為の決意の証明として、気を失った自分を看てくれていたティアの前で髪を自ら切り、贖罪を決意。
断髪直後は仲間の中ですらティア、ガイしか理解者と呼べる人物はいなかったが、
懸命に世界のために動くルークの姿に、ジェイドやアニスをはじめとした他の仲間たちや、周囲の人々も次第に彼を受け入れていく。

しかし、アクゼリュス崩落以降、自分はレプリカだという事実とアクゼリュスのトラウマ*5が彼の人格に影を落とし、
事あるごとに自分を卑下し、自分の命を粗末に扱いがちになる。
ティアやガイはそんなルークの姿を見ていられず、ある時は説得し、ある時は怒り、それを治そうとすることもあった*6

その後、世界に瘴気が満ち溢れ、大量のレプリカたちが各地で発生するという緊急事態が発生し、
事態を解決するためには、そのうちの一部(とはいえ大人数ではある)のレプリカたちと、ルークが犠牲になるしかないと判明した時には、
ルークはそれを承諾し、自ら犠牲となって世界を救うことを決断するも、どん底からの再起を果たしたルークを見ていた仲間たちは彼への好意や敬意からこぞって反対の立場を取った。
それは、ティアやガイ、ナタリアだけでなく、断髪した後に合流してからしばらくは冷ややかな目を向けていたアニスとジェイドも同様で、
アニスはイオンに続いてルークまで消えてしまうのかと涙ながらに彼の自己犠牲を必死に止めようとし、
ジェイドは状況的にはそれが最善手であり、立場上「犠牲になってくれ」と言わざるを得ないと口にしつつ、「友人としては止めたい」と複雑な感情を吐露した。

ルークはそんな仲間たちの言葉に感謝しつつも、それでも世界を救う(瘴気を消す)ためにレプリカたちと一緒に消える(死ぬ)覚悟を決め、
自分の代わりに役目を果たそうとしていたアッシュから強引にローレライの鍵を奪い、計画を開始する。
瘴気を消すために起こした超振動の反動で自らの身体が一瞬消えかけたのを目の当たりにした際には、
心の中で「死にたくない」「自分が何者であろうと、此処で生きていたい」とひとりの人間としての確かな生存本能で絶叫しつつ、計画を続行するが、想定通りには推移しない。
自分がレプリカだからかと思い込むルークだったが、それは無自覚に体内に吸収していた、ローレライから送られた「宝珠」の音素の拡散作用が原因であり、
それを察したアッシュがルークに助力し、結果的に二人で計画を実行したことで世界を覆っていた瘴気は消え去り、ルークも奇跡的な生還を果たした。
自分の生還を心から喜ぶ仲間たちの歓迎を受けたルークは、自分の生まれた意味、ここにいる意味を自問自答しつつ、
オリジナルルークであるアッシュとの関係や、未だ何かを企み、暗躍するヴァンと決着を付けるため、行動を開始する。

これ以降、ルークは「誰かのレプリカであろうと、自分は自分」という確固たる自我を確立し始め、
「レプリカだから」と自らを卑下することがなくなり、アッシュとも正面から向き合い、対等に接しようとし始める。
その変化には時にアッシュでさえ動揺し、「ただの卑屈じゃなくなった分、余計たちが悪い」*7と一人ごちることもあった。
しかし、紆余曲折を経て自らの人生を歩み出した彼の行く先には、そんな彼の決意をあざ笑うような、残酷無比な運命が待ち受けていた…。


俺たちは未来が選べると信じている

私は未来が定められていると知っている
やはり……互いに相容れぬようだな


断髪後は言葉遣いからして人当たりも良くなり、すっかり思慮深くなった。
その様子はまるで別人で、プレイヤーも仲間も第一印象は「誰だコイツ」*8
しかし、イオンは初対面の頃からルークを「優しい人」と評しており、心を許していたことや、
イオン以外の相手にも不器用ながらも度々気遣う素振りを見せてことを鑑みると、こちらが本来の性格なのだろう。
アクゼリュスあたりの問題発言も根本的に焦りに焦っていたからであり、イオンを置き去りにするのもその一度限りである。

一見別人にすら見えるが、その実言動や他人への接し方といった表面的な仕草が変わっただけとも言える。
主にイオンやミュウ、ティアとのやりとりをフェイスチャット込みで見てみると根っこの性格自体は変わっていない事が分かる。

一方で、自分の犯した過ちへの罪の意識と、「誰かの代替品に過ぎない作り物の体」という自身の出生が根強いトラウマになっており、
更生を通り越して自己肯定感まで見失った卑屈な感情も抱いてしまう。
罪を償いたい、人々を救いたいと思う気持ちばかりが先走り仲間たちに諌められることも多々あり、ティアとガイが彼のその気質を嘆くスキットもある。
それ故、自分と対照的に自信に満ち溢れているマルクト皇帝ピオニーに対して苦手意識を抱いている。

ジェイド「アレも陛下が苦手ですから*9
ルーク「俺はアイツと同類かよ…」

また、ジェイドとのとある会話から、序盤敵兵を殺した時からアクゼリュスを経て、
戦いの経験を積み重ねてもずっと『人を殺すこと』への恐怖は持ち続け、悔い続けていることがわかる。
そのトラウマを表わすかのように、没になったサブイベントのうちのひとつには、
「夜な夜な自分が手にかけた者達の怨霊が夢に出てきて恨みつらみを言われ、しかもストーリーが進むにつれてそれが増えてゆく」というプレイヤーもトラウマ必至なモノがあった。

それゆえ『殺し合い』は何より忌み嫌っているが、『勝負』そのものは剣術を趣味にしている事からもかなり好きなようで、
人死にの心配なく存分に剣を振るえる闘技場に赴いた際はあっという間に虜になり、(理由は違えど)アニスとも珍しく意気投合してはしゃいでいた。
その事態を恐れて、屋敷の使用人やメイドは闘技場の存在を頑なに隠し続けていたほど。
また、シリーズ歴代キャラと戦うエキビションマッチの仕掛けの軍事転用を談義するティアやジェイドに、
「あの人は闘技場を盛り上げようとしているだけ。そんなのは俺が許さない」と割と本気で怒っていた。

ちなみに、開始直後はたまたま持っていた練習用の木刀でしばらく戦うことになるが、やろうと思えば例の敵兵と揉み合うイベントも木刀で突入できる。
どういうことかというと、揉み合いの末に甲冑を着込んだ相手を木刀でぶっ刺してしまうのだ。
おあつらえ向きに真剣(カトラス)が宝箱から簡単に手に入るので、普通に進めていればこんなシュールな事態は回避できる…と、思いきや。
過去作木刀を使い続けると取れる称号があったので、こちらでも試した結果木刀で刺してしまった人は案外多いのかも。
これでイノシシ倒したり落石防ぐ光景はよくあるが。

長髪版の性格も短髪版の性格も、それぞれ人気はある。
初回プレイ時は短髪になってからのルークしか受け付けられない人が多いが、一通りプレイすると「長髪ルークも案外悪い奴ではなかったかも」となる人は結構いる。

そんなメンバーからもよく我儘・癇癪と問題視されがちな長髪時代の発言だが、よく聞いてみると案外彼なりに理由も添えていたり(勿論、状況と言い方にさえ気を付ければ、だが)
乱暴な発言をする時は大抵理不尽な嫌味に反発したり、本気で情報を知らなくて置いてきぼりにならざるを得ないだけだったりと、同じ立場なら誰しもこのくらい言いたくなるような場合が大半である。
冒頭でタタル渓谷に飛ばされてしまった際も、同じく序盤の某シスコン兄貴の如くティアを疑ってもおかしくはない状況だが、
フェイスチャットなどでは文句を言いつつも何だかんだティアを気遣っており、騒動に巻き込んだ責任を取って自分を故郷に送り届けると約束はしてくれたが、
ヴァンを襲撃した理由を始め、ほとんど事情や素性は語ろうとしないと、この時点ではかなり怪しい彼女やその言い分を、
「2人しか居ないってのにもめても仕方ない」と受け容れるなど、むしろ思慮深いところも見せている。

また、断髪したルークと仲が改善された後は、仲間たちは度々ルークの過剰な卑屈さを諫める発言をするのだが、
アクゼリュス崩落後に彼らがルークを見放し、突き放した態度を取った*10のもその卑屈さの原因の一つであるため、
そうした背景を考えると、ルークを慮っての発言で、悪気がないのは分かるが、少し腑に落ちないところがあるのは否めない。
また、ルークが大人しくなってから周りの裏事情がポロポロ判明するのでキャラ設定的には経験豊富な筈のメンバーの方が大人げないと突っ込まれることも…。

元々の彼のコンセプトは「非常識な若者が一度痛い目を見てそこから全うに成長していく」とのことだが、
ルークの場合は改心というよりも、その前に理不尽な事故で転落したような人生であり、これでも他人には因果応報(要するにバチ当たり)だからと見放される…という皮肉な一面がある。
また、『非常識』と言っても彼の場合はその一般知識から隔絶された環境での生活を強いられた結果によるもので、奔放に生きてきた上での一般的な身勝手とは根本的に異なるのもプレイヤーの感覚との齟齬の一因となっている。

ちなみに、ルークは知識不足が多くメンバーから時折バカ担当のようにも扱われているが、知る機会に恵まれなかっただけで地頭そのものは決して悪くない
序盤から自分になだれ込む未知の情報や専門用語に対しても大抵は思考停止で聞き流したりはせずちゃんと質問したり、
教えてもらった事はしっかり覚えていて、それが蔑ろにされた時はそれに対して的確に不満を述べている(特に序盤は言い方が荒いので気づかれにくいが)。
記憶力もよく、序盤にティアから教わったプラネットストームの原理を中盤にしっかり思い返している。
それ以上に本作のシナリオの羅針盤の役割を果たす「あらすじ」はルークの日記という設定で綴られているのだが、
作中の複雑な設定や人物関係を分かりやすくまとめており、とても剣術の稽古以外からっきしな脳筋とは思えない内容である。長期間プレイしていなかったプレイヤーも安心である。
まぁプレイヤーへの指針というメタ機能でわけわかんねー!うぜー、なんかよくわかんないけどどーでもいいや、とかで片付けられても問題だが。
こうなった要因として、剣術以外にも教育はもちろん受けていたが、実質自分の体だけポイと与えられて言葉や歩き方さえまるで知らない状態からのスタートであり、
それ故に勉強以外にも覚えることが山積みで、七年経っても覚え足りないものがあったためであり、別に勉強をさぼっていたわけではないらしい*11
ちなみに自分たちの足元の大地が浮いていること、魔界、パッセージリングの存在などはローレライ教団の極一部の者&魔界出身者しか知らない最高機密であり*12
文句無しに文武両道な王女のナタリアでも知りようがなかったほどの極秘事項である。
当然ルークも知らなかった訳だが、流石にそのレベルを馬鹿にされるのは勘弁して欲しいところか。

なお、理由は不明だが、3DS版のファミ通攻略本はPS2版の攻略本から一部加筆されているのだが、
長髪ルークの言動について、ゲーム本編の描写を拡大解釈、或いは歪曲してまで非常識な人間であることを強調しているような節がある。
一例を挙げるなら、馬車と遭遇した際の「お前いいもの持ってんな、これで靴が汚れなくて済むわ」というルークの発言を、
「なんでもやってもらう事が当たり前な彼にとってはティアが宝石を差し出すのはされて当然の世話であり、ティアの形見の品を靴以下に見下してティアに守られつつ帰路を目指す(要約)*13*14」等と書かれたりと、
筆者がまるで悪意をもってルークの言動を捉えているかのような内容になっている。

戦闘面

高いHPと攻撃、防御で、主人公らしい前衛戦士。移動速度もガイには劣るが上位。
属性攻撃が多く、FOFが使いやすくなる終盤でその真価を発揮する。恐らくサンライトチャンバーの効果を最も強く感じられるであろうキャラ。
クリティカル率を上げる「鋭招来」にHP回復効果を付与すれば疑似集気法みたいな事も出来る(流石に回復量や拘束時間などで使い勝手は劣るが)し、
サンライトチャンバーを使えば魔王絶炎煌で炎の無色FOF→剛招来でセルフ火力ブーストも可能。
ガイと違ってコンボが縛られにくいのも利点。
また、通常攻撃の奇数発を下入力で行うと蹴りを交えた2段Hitになる特性があり、Hit数もそうだが敵を長く拘束出来る。

意外かもしれないが、歴代主人公の序盤で使う剣技の多くを習得しない珍しいタイプ(そのポジションはガイが担う)。シリーズお馴染み魔神剣ポジの技は覚えるが魔神「拳」で、ガイの魔神剣と微妙に性質も異なる。

シナリオの都合上、前半は秘奥義が使えないので注意が必要*15

PS2版ではぶっ壊れ装備のローレライの宝珠*16を残すことが出来るバグがあり、
純粋な前衛としてはガイに劣るもののこの一点が凄まじいアドバンテージとなっていた。
北米版以降はこのバグは修正されてしまったが、第一秘奥義に追加秘奥義としてイオン召喚という技が存在しており、
秘奥義の扱いづらさ(第一は範囲が狭い、第二は単純に出すのが面倒)が少し改善されている。

番外作品

マイソロ1は長髪で登場。
アビス最初の疑似超振動でティアと共に飛ばされてきており、帰る方法を模索している。
金持ちなのでルーティに狙われたり、実践不足をクラトスに指摘されたり。

マイソロ2では短髪。その為、ティアやガイ等、同じ作品から参戦したメンバーとは仲が良い。
アッシュとの固有イベントがある等優遇されてるが、戦闘ではもっさり感がいなめない。

マイソロ3では長髪。『2』と同じくアッシュの双子の兄で王位第一継承者。ヴァンとアッシュと共に修業に出ていた。
TOA本編のような込み入った事情がないが、やっぱり自己中。ガイやフレンにわがままを言うのは日常茶飯事。
ユーリ達アウトロー組からはそれを呆れられ、からかわれることもあるが、我侭が通らないとわかると素直に引き下がるので、決定的に仲違いすることはない。

また、主人公が倒れた時に「国から医者を呼ぶ!」と無茶を言ったり、アッシュが好きなのに自分と婚約しているナタリアを気遣ったりと、優しい面もある。
歴代メンバーには割とあっさり内面の優しさ、素直さなどを見抜かれていて、結構友達は多い方。
一応友達の中ではディセンダーがガイいわく『お気に入り』らしい。

アッシュが自分の弟ということで不自由をしていることを内心では気にしており、方法こそアレだったりするが、彼が本音を出せるように心を砕くこともある。
しかしアッシュは意地もあってそんなルークをにべもなく拒絶ばかりしているため、仲が改善されるまでは至らず、喧嘩が絶えない。

主な発言

長髪時

「ミソくれよ」

「あーっ!!もーウッゼーんだよ!このブタザルが!!」

「俺はファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするならお前をクビにするよう申し入れるぞ!」

「俺は親善大使なんだぞ!俺が行くと言ったら行くんだよ!」

「(俺……人を殺した!?)」

「……決心したんだ。みんなに迷惑はかけられないし、ちゃんと俺も責任を背負う。」

「手段を選んじゃいられないんだ…」(人間の敵と戦う度にこの台詞を言う)

「か、勘違いすんなよ。おめーをかばったんじゃなくて、イオンをかばっただけなんだからな!」


短髪時

「……すぐには上手くいかないかも知れない、間違えるかもしれない。でも俺……変わるから」

「アクゼリュスのこと…謝って済むならいくらでも謝る。俺が死んでアクゼリュスが復活するなら…ちっと怖いけど…死ぬ」

「生きる事に意味なんてないんだ」

「みんな、俺に命をください!俺も…俺も消えるから!」

「死にたくない死にたくない死にたくない!
俺は…俺はここにいたい!誰の為でもない…俺は生きていたいんだよっ!」

「奪われる過去も無い…それでも、俺は俺であると決めたんだ!
それがお前の言う強さに繋がるなら、俺は負けない!」

「預言預言預言!馬鹿の一つ覚えみたいに!
そんなものがなんだって言うんだ!
そんなものが無くたって、人は生きていける!」

「師匠…ありがとうございました!」

「お前があんなメロンになれるわけ無いだろ!」

ルーク:「俺たちの武器は!地位と!」
ジェイド:「謀略と」
アニス:「だ・ま・し・討・ち☆」
ガイ:「……最低だ……」

余談

スタッフいわく『嫌われるように作った』らしいが、最後までプレイしたプレイヤーからの評価は悪くなく、好きな主人公に挙げる人も少なくない。
なので、本編未プレイ・未クリアでルークが嫌いだという人は、とりあえず最後までプレイしてみよう。
嫌うのはそれからでも遅くない。

なお、2周目以降、断髪した後に手に入るコスチューム称号をつけるとルークの髪が短くなる為、色んな人からツッコミが入る。
カツラとか。





俺は…Wiki籠りは自分達の追記・修正でこの項目を盛り上げていけると信じている!

私は、この項目が愚かな編集者の手で荒れ果てる運命であると知っている
……やはり、相容れぬようだな




この項目が面白かったら……\馬鹿なっ!/


























































どうして……ここに?


ここからなら、ホドを見渡せる

それに、約束してたからな


エンディングのラストで登場した『』が、ルークなのかアッシュなのかについては明言されていない*17

制作者インタビューでアッシュと発言されたりもしたが、公式攻略本においてプロデューサーが、
「エンディングを作った時点ではきっちりと決めてあったが、その後"どちらとも取れるように"しました」と発言している為、"決まっていない"もしくは"一切の詳細が不明"と見るのが正しい模様。

実際ゲームでは、どちらにも生存する根拠が存在する。
そもそもこの現象はそもそも実証されていない上に、ルーク・アッシュは対ではなく、ローレライを加えた三角関係であるため、通常の現象の推察がそのまま当て嵌まるのか?という疑問も存在する*18
なお、完全同位体は通常のレプリカと違い一体しか作成出来ないため、必然と完全同位体=対の関係となる。

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最終更新:2025年04月28日 22:13

*1 そもそも最初は導師イオンの存在自体知らず、更に生活環境ゆえ導師の世間における重要性も実感していなかった故と思われ、イオン本人もむしろ導師相手だからと畏まらず対等に接するルークに喜んでいたので事なきを得た

*2 必然、第七音素の集合体であるローレライとも同じ音素振動数である

*3 アッシュからの干渉に関してはディストに無理やりフォンスロットを開かれたときに一方通行に調整された可能性もある

*4 ティアとの訓練で多少は制御能力は向上したが、結局終盤のあるイベントまで完全制御は不可能だった

*5 仮にルークが処罰を望んでも…というより各陣営に自らの罪を打ち明けているのだがどこも茶を濁すしかない事情があり結局お流れになり、ルークは自らの罪悪の落とし所を完全に失い罪の意識を一人で抱え続けることになっていた。

*6 尤も彼らの説得の大半はどこか的外れだったり辛辣すぎる物言いだったり、時には『いやそこは察しろよ』と無茶振りをかましたり、これでは伝わるものも伝わらないやり方ばかりだったが…

*7 例えばこれ以前は、ルークとアッシュのどちらかが生き残るべきかという議論になると、「オリジナルであるアッシュが生き残るべき」と暗にレプリカである自分を卑下するような主張をしていたが、この頃には「レプリカである自分は能力が劣化しているため、仮に一人だけ生き残るならば、より能力が安定しているオリジナルのアッシュの方であるべき」等、客観的な理由や正論を基に主張するようになっており、とある理由で「ルーク(レプリカ)が生き残るべき」と考えているアッシュが反論に窮することもあった。

*8 断髪直後に素直に「ありがとう」と感謝した彼を見て幼馴染のガイすら「ルークがありがとうだって…!?」と目を丸くしていた

*9 尤も、「アレ」は単に自分の親友(と思い込んでいる)であるジェイドに常日頃付きまとい、自分の事もからかってきたりするのを鬱陶しがっているだけだが。

*10 崩落直後のルークの発言を受けてそうしてしまうのは分かるが、アクゼリュスを崩落させるようヴァンが仕向けたことを知らず、全てルークの意思だと思っている節があり、故にこの時の自分たちの態度は当然のものだと考えている様子。

*11 17歳は外見年齢の為実質7歳、現実世界で考えると6歳からな教育も即受け直し、と考えても13歳相当、それも王族として必要な教育や基礎知識を優先してと考えると一般常識や専門用語は疎かになるのも不思議ではない。朗読ドラマCDでは勉強をサボっていた事もあったようだが。

*12 ただし、過去や立場上、パーティメンバーの大半は知っていたと推測される。

*13 この時ルークは率先して「屋敷に着いたら馬車代を払う」と言ったものの、先払いだと言われたため、仕方なしにティアが形見を差し出した、という流れのため、ティアから馬車代を提供されるのが当たり前と思っていたどころか、彼女の分も支払うつもりであった。「ティアに守られつつ」という点についても、これまでの魔物との戦いでもティアに任せっきりにするのではなく、自身も前線に立って戦っているので誤りである。「靴が汚れなくて済む」というのも、言い方は悪いが「彼女が宝石を提供してくれたことで馬車に乗れることに対する感謝の言葉」あるいは単純に「馬車に乗れることへの感想」とする方が自然で、「ティアの宝石を自分の靴以下に見下している表れ」と取るのは穿ちすぎだろう。

*14 そもそもこの時点ではルークはティアのヴァン襲撃に巻き込まれた、いわば被害者の立場であり、「ルークを屋敷に無事送り届ける」というティアの宣言も加味すれば、彼女から物品などを提供されることに抵抗感を示さないのは当たり前と言えば当たり前であり、これを「されて当然の世話」と表現するのは、ルークの印象を悪くするための恣意的な表現と捉えられても仕方ない。

*15 ただし、北米版と3DS移植版では新規カットインが書き下ろされ、長髪ルークでも秘奥義が使用可能になっている

*16 『戦闘中5秒ごとにHPとTPが最大値の10%分自動回復する』という本作どころか歴代シリーズ全体で見てもトップクラスに優秀な特殊効果を持つ

*17 声のトーンや髪色ではアッシュ、目つきに利き腕ではルークと二人の特徴が混在している

*18 つまり異例過ぎてよくわからんという事