登録日:2026/09/24 (木曜日) 22:47:00
更新日:2026/09/25 Fri 00:51:31NEW!
所要時間:約 15 分で読めます
【概要】
2025年8月9日発売の通常パック第22弾『戦慄のアウターバース』で初登場。
アニメ『
遊戯王ゴーラッシュ!!』のラスボス、
翁丁臼(
オーティス)が使用するカード群。
オーティスは前作『
遊戯王SEVENS』では毎回異なるレジェンドカードの通常モンスターを主軸にしたデッキを、ラストデュエルではダークネス軸の【セブンスロード】デッキを使用していたが、『ゴーラッシュ!!』の戦国時代編で再登場してからは一貫してこの【OTS】デッキを使用している。
モンスターのモチーフはロボット・菌類・剣士などと一貫性が無くバラバラ。
外見上の唯一の共通点として、体のどこかに「OTS」を捩った円形のシンボルを持つ。
歴代遊戯王シリーズのラスボスデッキは
共通した造形やモチーフを持つ事が多く、割と珍しいケース。
テーマ名は「外側」を意味するOuterと「宇宙」を意味するVerseを併せた造語で、恐らく「外宇宙」「別世界」といった意味合いと思われる。
Outerverseなら略称は「OV」じゃないのか?と思われるだろうが、アルファベットをそのまま読むとОTSになるという言葉遊びである。
作中でオーティスは概念に近い存在へと成り果てており、並行世界に複数のオーティスが存在する事が示唆されている事から、外宇宙とは並行世界の事を指しているのかもしれない。
【カードの特徴】
モンスターは種族も属性もバラけており、ステータスも特に目立った共通点は無い。
属性は唯一光属性のみ存在せず、サポート範囲や素材指定からも徹底的に排除されている。
ラッシュデュエルのカード効果はカード名の代わりに種族・属性・攻撃力/守備力を指定する都合上、同じテーマのモンスターはステータスに統一性を持たせる事が半ば常識と化しており、その点において異質なテーマといえる。
代わりに殆どのモンスターが下記の効果を持つ。
【条件】(コスト)
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
(任意の固有効果)
この効果により、OTSモンスターがフィールドのギャラクシー族を参照するサポートカードを共有できる。
また、専用サポートカードにはフィールド・墓地のモンスターの種族・属性が複数存在する事を条件とするカードもあり、【種族変更】をデッキコンセプトとしてデザインされている事が伺える。
なお、種族変更後に適用される固有効果は任意であり、対象不在でも種族変更だけ適用させる事も可能。
そしてOTS最大の特徴が以下の共通効果。
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
この効果により、
全てのOTSモンスターは墓地では同名カードとして扱われ、墓地の《OTS》を参照するサポートカードが実質全てのOTSモンスターを範囲に含む様になる。
以前にもフィールドや墓地で特定のカード名に変化するカードは登場していたが、テーマの共通効果として持っているのは初。
変化先である《OTS》は
カードとしては存在せず、本来何もかもバラバラなモンスター群を一纏めにするためだけに存在するカード名である。
カード名に共通項を与えてサポートカードを共有させるというやり方は
遊戯王OCGの「カテゴリ」システムのそれであり、本来ラッシュデュエルには存在しない概念なのだが、カード名そのものを変更する事で疑似的に再現している。
上記の特性を活かすため、デッキ・手札のカードをコストで墓地へ送ったり、墓地を活用する手段が非常に多いのが特徴。
ちなみに種族をギャラクシー族に変更する効果はアニメでは「ギャラクシーチェンジ」という名称であり、発動後はモンスターの身体が青白く光る演出がなされている。
【所属カード】
メインデッキのモンスター
下級モンスター
守備力800で統一されており、コストとしてデッキトップのカードを墓地へ送る事で発動できる効果を持つ。
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 800/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
自分の墓地に「OTS」がいる場合、さらに相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその攻撃力・守備力をターン終了時まで500ダウンできる。
効果はデッキトップ1枚をコストにギャラクシーチェンジ+単体弱体化。
何気に発動条件として墓地に《OTS》を要求しているので注意。
弱体値は500とまずまずだが、自身の攻撃力が低いためアタッカーにするにはリスクが大きい。
主にアタッカーの戦闘補助か、自身のフュージョン体である《OTSトキシックブロブ》とのコンボが役目となる。
苔むした岩に黄色い体が生えた軟体生物。
粘菌生物の一種「モジホコリ」がモチーフと思われる。
効果モンスター
星2/地属性/植物族/攻1100/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、相手フィールドの裏側表示モンスター1体を選んで確認できる。
自分の墓地に「OTS」が5体以上いる場合、さらに確認したモンスターを破壊できる。
効果はデッキトップ1枚をコストにギャラクシーチェンジ+相手のセットモンスターの確認。
自分の墓地に《OTS》が5体以上存在する場合は確認対象を破壊できる。
アタッカーを破壊できないため劣勢時には役に立たないが、ラッシュデュエルでは適当なモンスターを壁としてセットする事が多く、デュエル後半でも役立つ事がある。
キノコ。よく見ると人体の様なものを苗床としており、非常にグロい絵面になっている。
Bug(虫)Fungus(菌類)という名称から、「冬虫夏草」がモチーフと思われる。
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1300/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
さらにこのターン、「OTSバースト・オブリビオン」を攻撃表示でアドバンス召喚する場合、表側表示のこのカードは2体分のリリースにできる。
このターン、自分はモンスター(ギャラクシー族以外)で攻撃できない。
効果はデッキトップ3枚をコストにギャラクシーチェンジ+ダブルコストモンスター化。
サポート先の《OTSバースト・オブリビオン》は召喚コストと手札コストが重いため、この効果で軽減できればリソースに余裕が出来る。
だがそれ以上に重要なのはコストでデッキトップを3枚墓地に送れる事。
下級モンスターとしては《寄星体デスタクル》等の汎用カードに並ぶ墓地肥やし能力であり、質より量が求められる【OTS】ではそれだけで重要なカードである。
効果発動後に《OTSバースト・オブリビオン》の効果でこのカードを蘇生し、効果を再発動すれば墓地肥やしを一気に加速できる。
高い墓地肥やし能力の代償として、発動後はギャラクシー族でしか攻撃できなくなるデメリットが発生する。
OTSモンスターは効果を発動しなければギャラクシー族になれないため、うっかり効果を発動し忘れて攻撃の機会を逃してしまわない様注意。
見た目は体中から針が飛び出している二足歩行ロボット。
効果モンスター
星4/水属性/雷族/攻1200/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの上からカード2枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送ってモンスター(地属性・水属性・炎属性・風属性)をフュージョン召喚できる。
このターン、自分はモンスター(ギャラクシー族以外)で攻撃できない。
効果はデッキトップ2枚をコストにギャラクシーチェンジ+手札・フィールドを素材にフュージョン召喚。
フィールドのこのカード自体含め、手札のモンスターも素材に使えるため、カード消費の面でフィールドのモンスターしか素材にできない《フュージョン》より取り回しが良い。
切り札たるフュージョンモンスターを呼び出すキーカードであり、それだけに扱いに慎重を要するカードである。
効果発動後にギャラクシー族でしか攻撃できないデメリットは《OTSニードルメイカー》と同様。
和傘と着物で着飾った女性型のモンスター。アニメ未登場のオリジナルカード。
髪で顔が隠れて見えないのが不気味さを漂わせている。
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1000/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を選んで表側守備表示にできる。
効果はデッキトップ1枚をコストにギャラクシーチェンジ+相手の攻撃表示モンスターを守備表示化。
攻撃力は高く守備力が低いモンスターが狙い目。
地味だが特に重いコストもデメリットも無いため汎用性が高く、OTSと全く関係ないデッキでも採用しうる。
その名の通りエジプト神話の冥府神「アヌビス」がモチーフ。
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1200/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】このカードを召喚したターンに、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、自分フィールドの表側表示の効果モンスター(レベル4/ギャラクシー族)2体を選ぶ事ができる。
選んだ場合、このターン、そのモンスターは直接攻撃でき、自分は2回までしか攻撃宣言できない。
効果はデッキトップ1枚をコストにギャラクシーチェンジ+ギャラクシー族下級モンスター2体をダイレクトアタッカーに変化。
他のOTSモンスターと異なり召喚したターンしか使えないため、蘇生等で出した場合は発動できない点に注意。
自身と適当なOTSモンスターを選んでも最低2000ダメージは見込め、火力としては中々。
発動ターンは2回しか攻撃できなくなり、下級モンスターを攻撃表示で残す事になるため、可能な限り発動したターンで決着をつけるのが望ましい。
あと書籍付属カードなので地味に入手が面倒くさい。
緑色の細身のドラゴン。
テーマモンスターとしては珍しく、カード名がモチーフ側ではなくモンスター効果ベース。
上級・最上級モンスター
3体中2体はギャラクシーチェンジのコストがデッキではなく手札コストになっている。
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻1900/守1600
自分の墓地に「OTS」が3体以上いる場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、自分の墓地の「OTSダイバーシティ・スクリーム」1枚を選んで手札に加える事ができる。
効果は手札1枚をコストにギャラクシーチェンジ+《OTSダイバーシティ・スクリーム》のサルベージ。
《OTSダイバーシティ・スクリーム》を採用しなければ手札1枚切って種族を変更するだけなので、セット採用が前提になる。
更にルール効果で墓地に《OTS》が3体以上存在する場合はリリース無しで召喚でき、攻撃力1900を下級モンスターの様に扱える。
かといって積みすぎると墓地を肥やせていない時に事故要因になるので、条件を満たせればラッキー程度の間隔でも問題ないだろう。
ピカソの様な画風の人物。「ビュイギュワッゾ」は作中に登場するベルギャー星人画家の名前。
イラストに描かれているのはユウディアスらしい。
効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2000/守 800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、自分フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその攻撃力をターン終了時まで自分フィールドの表側表示モンスターの属性の種類]×200アップできる。
効果はデッキトップ1枚をコストにギャラクシーチェンジ+フィールドの属性の数に応じた全体強化。
最低200、最大600の強化になり、OTSは属性がバラけているため最大値の条件を満たしやすい。
下級モンスターは攻撃性能があまり高くないため、元々高い攻撃力を持つアタッカーを強化してライフを削るのが主な役割となる。
鎧と大剣を装備した剣士。
怪物然としたモンスターが多いOTSでは珍しい戦士風デザイン。
鳴かぬなら、鳴かせてバーストひとねむり。浮世の夢は、暁の空。
OTSバースト・オブリビオン!!
効果モンスター
星7/炎属性/炎族/攻2500/守2500
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、炎族以外の自分の墓地の「OTS」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は700アップし、相手の罠カードの効果では破壊されない。
効果は手札1枚をコストにギャラクシーチェンジ+墓地のOTSを蘇生。
蘇生先は炎族(=同名カードとそのフュージョン形態)以外には制約は無く、上級モンスターやフュージョンモンスターも蘇生可能。
更に蘇生したモンスターにはそのターン700の攻撃力アップと罠カード効果への破壊耐性が付与され、自身の高ステータスを併せてフィールドの火力を大きく増強できる。
展開と火力の要だが、最上級モンスターなのでなるべく《OTSニードルメイカー》のリリース軽減を狙いたい。
自身のフュージョン体である《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》がフィニッシャーとして強力なモンスターなので、その素材としての価値も高い。
ユウディアスのエースモンスター《ギャラクティカ・オブリビオン》が炎を纏った様な姿のモンスター。ユウディアス曰く「偽りのオブリビオン」。
攻撃力と守備力が一致しており、効果を使用すれば種族も同じになる。
主人公とラスボスのエースモンスターという事で何らかの関係があると思われたが、そのあたりが作中で語られる事は無かった。
マキシマムモンスター
- 破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース
慟哭せよ天使!嗚咽せよ悪魔!桎梏の魔神が楔打ち、顕界宇宙に押し入らん!
破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース!!
マキシマム・効果モンスター
星10/炎属性/機械族/攻2500/守 0
【マキシマムモード:攻3800】
「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]」「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]」と揃えてマキシマム召喚できる。
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】マキシマムモード
【永続効果】相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の攻撃力は3000ダウンする。
自分ターンの間、このカードの種族はギャラクシー族になり、その攻撃は貫通する。
- 破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]
マキシマム・効果モンスター
星10/風属性/天使族/攻2500/守 0
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】マキシマムモード:デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このターン、このカードは効果では破壊されない。
さらに相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその種族をターン終了時まで天使族にできる。
- 破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]
マキシマム・効果モンスター
星10/地属性/悪魔族/攻2500/守 0
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】マキシマムモード
【永続効果】相手ターンの間、このカードの攻撃力は、[相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の数]×3000アップする。
マキシマムモードではギャラクシー族以外の相手モンスターの攻撃力を3000ダウンさせる効果と貫通効果を得る。
元々の攻撃力3800に加えて弱体化値が非常に高く、攻撃力3000以下が相手なら1撃でライフの半分近くを消し飛ばす事が出来る。
更にこの効果は相手ターンでも適用されるため、このカードを戦闘破壊するには攻撃力6800必要になり、余程強化に振り切れたデッキでなければ突破は困難。
ギャラクシー族モンスターには適用されないが、[L]とマキシマム召喚していれば種族を天使族に変更して強引に弱体化させる事が出来る。
更に[R]とマキシマム召喚している場合は相手ターンに相手モンスター1体につき攻撃力を3000上げる効果が付与され、戦闘破壊は実質不可となる。
戦闘においては無敵の一方で、戦闘以外の除去にはほぼ無力。
自分ターンは[L]の効果で効果破壊耐性を付与出来るものの、相手ターンにはあらゆる効果による除去を受けてしまう。
罠カードで守るか、除去される事を前提として返しのターンで再展開できる体制を整えたい所。
また、マキシマム召喚しなければ攻撃力2500のバニラでしかなく、事故要因になりやすいのも難点。
後述する下級マキシマムモンスターを除けば他のOTSモンスターと特段相性の良いカードもなく、単体で手札に来てしまうと手札コストかフュージョン素材程度しか使い道が無い。
明確にこのカードをフィニッシャーに据えるつもりなら、マキシマム召喚のサポートに寄せた専用構築の方が活躍できるだろう。
光り輝く機神の姿をした巨大なモンスター。
カード名の「OTS」の部分が唯一カタカナになっている。
- OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ
マキシマム・効果モンスター
星4/風属性/天使族/攻1000/守 0
手札にいるこのカードのカード名は「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]」になり、
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】このカードがマキシマムモードではない場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のレベル10の「OTS」1体を選んで手札に加える。
その後、このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にできる。
効果はレベル10の《OTS》のサルベージ+ギャラクシーチェンジ。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース》の専用サポートであり、足りないパーツを回収する事でマキシマム召喚に繋げやすくなる。
OTSでは数少ないハンド・アドバンテージを得られるカードのため、手札消費が激しいフュージョン召喚軸にセット採用し、コスト要員として運用する事も考えられる。
他のOTSモンスターと異なりギャラクシーチェンジ効果の方が任意効果になっているため、サルベージ対象がいなければ種族を変更できない点に注意。
また、墓地で《OTS》になる共通効果に加え、手札で《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》として扱うという変わり種の名称変更効果も持つ。
この効果により、手札に本体と[R]があればこのカードを代用パーツとしてマキシマム召喚が可能になる。
マキシマムモード時の効果は無いため、元の[L]が持っていた効果は捨てる事になるが、下級モンスターなので手札で腐りにくいのが利点。
他のOTSマキシマムモンスターは同じ種族のモンスターが非マキシマムのOTSにもいるが、天使族はこのカードと[L]のみ。
《OTSリバースドメイン》の発動条件を満たしやすくなるのは独自の利点と言える。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》に似たオブジェ型のモンスター。
カード名の由来は「エンジェル」+ベルギャー人が本来の姿に戻る際の掛け声「ベルギャーリーヴァ」。
- OTSウィッシュ・オブ・デビルギャー
マキシマム・効果モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻1000/守 0
手札にいるこのカードのカード名は「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]」になり、
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】このカードがマキシマムモードではない場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のレベル10の「OTS」1体を選んで手札に加える。
その後、このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にできる。
種族・属性・名称変化先が異なる事以外は全て《OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ》と同一。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》は相手ターンに攻撃力を上げる効果を持つが、本体の弱体化効果だけで殆ど間に合っているため、こちらを代用パーツとしてマキシマム召喚しても性能に差が生じにくい。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》に似たオブジェ型のモンスター。
カード名の由来は「デビル」+「ベルギャー」。
ちなみに《OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ》共々、手札でカード名をマキシマムモンスターの左右パーツに変更する効果を持つ初のモンスターである。
アニメではこの代用パーツを用いたマキシマム召喚を初披露した際、「メタモルマキシマム召喚」と呼ばれていた。
エクストラデッキのモンスター
現時点で実装されているのは全てフュージョンモンスター。
フュージョンモンスターは共通点として、特定のOTSモンスター+光属性以外のモンスター1(2)体を素材として指定し、コストで墓地の《OTS》をデッキに戻す事で発動する効果を持つ。
フュージョン・効果モンスター
星9/水属性/水族/攻2600/守2300
「OTSアシッドブロブ」+モンスター(光属性以外)
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】自分の墓地の「OTS」2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊できる。
効果は墓地の《OTS》をコストにギャラクシーチェンジ+攻撃力が変化している相手モンスターの破壊。
永続強化を使うデッキは少なくないとはいえ、相手依存では不安定なので基本的に《OTSアシッドブロブ》の攻撃力ダウン効果をトリガーにする事になる。
《OTSアシッドブロブ》のフュージョン体。
全身から紫色のオーラを発しており、禍々しい雰囲気を纏っている。
フュージョン・効果モンスター
星9/地属性/植物族/攻2500/守2000
「OTSバグファンガス」+モンスター(光属性以外)
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】自分の墓地の「OTS」2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
その後、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
効果は墓地の《OTS》をコストにギャラクシーチェンジ+相手の魔法・罠カード破壊。
シンプルにクセが無く優秀な除去効果。
召喚反応罠の場合はこのカード自体に撃たれがちなのが懸念点か。
《OTSバグファンガス》のフュージョン体。
吊るされている人体のサイズから、素材元と比べ遥かに巨大化している事が分かる。
- OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン
澱んだ宿業に忘却を。終わりなき宿業に終止符を!
フュージョン召喚!OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン!!
フュージョン・効果モンスター
星9/炎属性/炎族/攻3500/守2500
「OTSバースト・オブリビオン」+モンスター(光属性以外)×2
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】自分の墓地の「OTS」5体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。
さらにこのターン、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
フュージョン素材に最上級モンスター含む3体のモンスターを指定している、かなり重いモンスター。
《OTSバースト・オブリビオン》は《OTSレインペイル》の効果で手札から素材するのが一般的。
効果は墓地の《OTS》をコストにギャラクシーチェンジ+全体攻撃。
素材相応に効果の発動コストも5体と重く、このカードのフュージョン素材だけでは足りないため、事前に墓地を肥やしておかないと発動は難しい。
発動後は全体攻撃が可能になり、3500という高い攻撃力も相まって相手フィールドを単独で一掃可能な攻撃性能を誇る、フュージョン召喚型【OTS】のフィニッシャー。
複数ターンに跨って効果を発動すると墓地コストがすぐに枯渇するため、召喚後はなるべく短期決戦を狙いたい。
《OTSバースト・オブリビオン》のフュージョン体。
上記2体が素材元を順当に巨大化させたのに対し、腕が6本に増える、下半身が蛇状になる等、ほぼ別物レベルの外見に変化している。
こちらは《ギャラクティカ・オブリビオン》の進化系である《エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン》を意識していると思われ、攻撃力・守備力と効果コストが同じ。
「永遠」を意味する言葉を名前に含んでいる所も一緒だが、あちらがどことなく儚げなニュアンスなのに対し、こちらは「終わりが無い」というネガティブな名称なのが対比を感じさせる。
魔法・罠カード
魔法・罠カードは全て墓地に《OTS》が存在する事を発動条件としている。
通常魔法
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。
その後、その中から「OTS」「OTSデトネーション・フュージョン」をそれぞれ1枚まで選んで手札に加える事ができる。
3枚の墓地肥やしを行い、その中から《OTS》と《OTSデトネーション・フュージョン》をそれぞれ1枚まで手札に加える事ができる通常魔法。
実質的なランダムサーチであり、《OTSデトネーション・フュージョン》を採用していれば1枚分のアドバンテージが見込める。
確実性は低いので、サーチはおまけと見て墓地肥やし手段ぐらいに思うと良い。
宇宙空間で巨大な手がOTSのマークが刻まれた球体を掴もうとしている。
手や袖の色から、描かれている手はオーティスのものと思われる。
通常魔法
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合、手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の「OTS」1体を選んで手札に加える。
この効果でモンスター(レベル7/炎族)を選んだ場合、さらに自分は1枚ドローできる。
手札1枚をコストに墓地の《OTS》をサルベージできる通常魔法。サルベージしたのがレベル7・炎族(=《OTSバースト・オブリビオン》)なら追加で1ドロー。
普通に使えば1枚の損失だが、《OTSバースト・オブリビオン》と並び墓地の任意のOTSを利用できる貴重な手段である。
墓地に既に《OTS》がいる事が条件だが、コストにした《OTSバースト・オブリビオン》をそのまま回収しても1ドローできるため、手札交換カードとして使用するのもいい。
イラストでは《OTSバースト・オブリビオン》の外殻パーツの周りを太陽フレアが迸っている。
フィールド魔法
【条件】このカードは自分の墓地の「OTS」の種族が5種類以上の場合に発動できる。
【効果】このカードがフィールドゾーンに表側表示である限り、
自分ターンの間、自分フィールドの表側表示モンスター(光属性以外/ギャラクシー族)の攻撃力は1500アップし、
相手ターンの間、自分フィールドの表側表示モンスターの種族が3種類の場合、それらのモンスターは効果では破壊されない。
自分ターンに全体強化、相手ターンに効果破壊耐性を付与するフィールド魔法。
発動するには墓地に《OTS》が5体存在し、かつ全て種族が異なる必要があり、フュージョン召喚以上に重い。
メインデッキのモンスターは全て種族が異なるので実質OTSモンスターが5種類いれば
いいのだが、ダブりをカウントできないため大量の墓地肥やしが必要になる。
その代わり効果はシンプルながら強烈の一言で、攻撃力1500アップは全体強化としてはトップクラスであり、下級モンスターですら効果を発動するだけで最上級モンスターに比肩する攻撃力になる。
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》は攻撃力5000で全体攻撃が可能になり、《OTSダイレクトドライバー》が相手モンスターを無視してライフ5000超を削るリーサルウェポンと化すなど、名前通り盤面を一気にひっくり返す爆発力を秘めたカードである。
相手ターンには自分モンスターの種族が全て異なる場合、効果破壊耐性が付与される。
OTSモンスターは相手ターンは元の種族に戻るため効果適用を狙いやすいが、攻撃力も元に戻るため結局は戦闘破壊で突破され、そもそも展開力がそこまで高くない【OTS】ではアタッカーを3体並べる余裕が無い事が多い。
とはいえ、このカードを先に除去するか戦闘破壊を強いる事になるため、あって困る効果ではないのも確か。
湖を炎・雷・森・岩などの属性を表す様なフィールドが囲んでおり、最下部にはビル群がそびえ立っている。
- OTSダイバーシティ・スクリーム
罠カード
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】攻撃してきたモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。
自分フィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合、さらに相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力をターン終了時まで2000ダウンできる。
相手モンスターの攻撃力を弱体化させる攻撃反応型罠。
自分モンスターが1体のみの場合は1000とそれなりだが、2種族以上いれば追加で相手モンスター全員を2000ダウンできる。
追加分を適用できれば攻撃モンスターは攻撃力3000となるためほぼ確実に返り討ちにでき、よほど攻撃力差が無ければそのターンの戦闘破壊はほぼ防げる。
攻撃反応型罠の宿命として、除去に弱いのが難点。
- OTSデトネーション・フュージョン
罠カード
【条件】自分フィールドのモンスターが相手の攻撃または相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の墓地の「OTS」2~3体を選んで手札に加える。
その後、手札のモンスターを素材としてデッキに戻してモンスター(地属性・水属性・炎属性・風属性)を表側攻撃表示でフュージョン召喚できる。
自分モンスターの破壊をトリガーに墓地の《OTS》をサルベージし、更に手札のモンスターを素材にフュージョン召喚を行う効果を持つ。
フュージョン素材はデッキに戻るため、実質墓地フュージョンを行うカードとも言える。
破壊されたのがフュージョンモンスターなら、その素材を回収して同名モンスターをフュージョン召喚できる。
フュージョン召喚するかどうかは任意なので、自分ターンで破壊された場合は追加効果を適用せず、回収したモンスターを召喚するのも良い。
イラストは《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》召喚の瞬間。
【弱点】
とにかく手札消費が荒い。
特にメインデッキのモンスターに顕著だが、墓地肥やしに特化している一方で任意効果がどれも攻勢に寄っており、ドローやサルベージで手札を稼ぐ手段がほぼ皆無。
《OTSバースト・オブリビオン》をはじめとして、主立ったアクションが2枚以上のカードを要求してくるため、常にどの手札を切るか悩まされる事になる。
毎ターンドローやサーチで安定してリソースを稼げるデッキは特に苦手。
また、墓地肥やしが基本ランダムなので、動きが墓地の状況に左右されやすい。
それだけならこのデッキに限った話ではないが、最大の問題は火力の要である《OTSリバース・ドメイン》が墓地に落ちた場合、回収手段がテーマ内に一切存在しない事。
OTSは素の打点が全体的に低いため、短期戦をかけるのが難しくなってしまう。
【相性の良いデッキ・カード】
とにかく墓地肥やしが重要なデッキなので、汎用カードも墓地肥やし効果を持つカードが優先度が高い。
共通効果によりギャラクシー族サポートが相性が良い様に思えるが、フィールドのギャラクシー族を参照するカードはそれほど多くなく、無理なく採用できるものは限られてくる。
デッキトップから3枚墓地肥やしを行える汎用下級モンスターの1枚。
他にも類似効果を持つモンスターはいるが、闇属性・ギャラクシー族という点でOTSとのシナジーが強いのが利点。
デッキトップから3枚墓地肥やしを行える汎用下級モンスターの1枚。
モンスター枠のレジェンドカードでは最有力候補。
デッキトップから3枚墓地肥やしを行える汎用下級モンスターの1枚。
追加で自分のモンスター1体を墓地へ送る事で墓地のユニオンモンスターかフィールド魔法をサルベージできる。
墓地を肥やしつつ墓地の《OTSリバース・ドメイン》を回収できる、噛み合い度で言えば《カードガンナー》以上。
ウルトラレアの汎用カードなのでサイフポイントへのダメージがデカいのが難点。
光属性・ギャラクシー族の上級モンスターで、デッキトップ1枚をコストに墓地の《フュージョン》かフィールド魔法をサルベージできる。
【OTS】に採用する分には《聖王ディアラム》のほぼ下位互換だが、ノーマルカード故に入手が容易なので代用品として採用を検討できる。
《OTSリバース・ドメイン》の強化は受けられないが、それなりの攻撃力はあるので効果使用後もアタッカーとして運用できる。
ギャラクシー族1体をリリースしてアドバンス召喚できるギャラクシー族最上級モンスター。
OTSの共通効果を使えばリリースには困らず、効果も魔法・罠カードの破壊と汎用的。
炎属性・炎族モンスター+雷族もしくは水族モンスターを素材指定する炎族フュージョンモンスター。
ギャラクシーチェンジ前である事が条件だが、《OTSバースト・オブリビオン》と《OTSレインペイル》もしくは《OTSアシッドブロブ》でフュージョン召喚できる。
自モンスターに貫通を付与しながら相手の魔法・罠カードをデッキバウンスする効果を持ち、特に表示形式変更効果を持つ《OTSアヌビスター》と全体攻撃効果を持つ《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》と相性がいい。
そのターンの魔法カード発動を封印する代わりに2枚ドローする通常魔法。
フュージョン召喚をモンスター効果で行う都合上、展開に魔法カードへの依存が低いため、何かと激しい手札消費を補う手段として採用を検討できる。
採用する場合、魔法カードはこのカード+レジェンドカード+《OTSリバース・ドメイン》に絞る事が多い。
空いた枠に罠カードを投入し、相手ターンを耐える事を重視した罠型構築も存在する。
フィールドにギャラクシー族が存在する場合に魔法・罠カードを破壊できる通常魔法。
適当なOTSを召喚して効果を発動すれば条件を満たせるため、露払いに最適。
レベル10モンスターを主軸としたデッキ向けのドローソース。
どちらもOTSマキシマムモンスターと相性が良く、マキシマム召喚軸でデッキの回転を補助できる。
【余談】
OTSが登場した舞台が戦国時代である事に準えてか、作中でマナブはギャラクシーチェンジ効果を、異なるものを一つにする「天下統一」に例えている。
また、サポートカードの1枚である《OTSダイバーシティ・スクリーム》には「多様性の悲鳴」という意味があり、共通効果と合わせて考えると「多様性の否定」「思想の統一」がテーマの根底に少なからずあると思われる。
元々ラッシュデュエル自体がそうした思想により「キュークツ」になってしまったデュエルを嫌って生み出されたものなので、OTSのテーマ性はラッシュデュエルの意義そのものを暗に否定している事になる。
仮にそうだとすれば、ラッシュデュエルを題材としたアニメシリーズの最後の敵としてはまさに相応しいデッキと言えるだろう。
遊戯王関連商品の開発元であるKONAMI社の公式認定店舗が2026年3月19日に「コナミフレンドリーショップ」から「遊戯王カードゲーム オフィシャルトーナメントストア」に名称変更されたが、その公式略称が「OTS」となっている。
元々海外で使われていた名称なのであちらが先なのだが、なんとも奇妙な偶然の一致である。
追記・修正は自分の名前を「OTS」に改名してからお願いします。
最終更新:2026年09月25日 00:51