オーティス

登録日:2021/10/15 Fri 00:20:05
更新日:2025/07/10 Thu 16:22:09
所要時間:約 10 分で読めます




見違えるほど大きな月充ち満ちる時
そのデュエリスト、未知なる道を切り開き

世界の道しるべたるデュエルの王となる


オーティスとは遊戯王SEVENSの登場人物である。初期は名称不明のためホログラムの男と呼ばれていた。
CV.浪川大輔

●目次

■概要

遊戯王SEVENSにおけるキーパーソンとなる男。
出番こそあるものの彼個人に関することはほとんど明らかになっておらず、そもそもこの名前が本名であるかすら不明。
神出鬼没で自由奔放な性格であり、敵味方などもない完全な個人勢力となっている。

彼の目的はただ1つ「デュエルの王たるものを探す」こと。
デュエルがハードなものとなってしまっていたため子どもたちにデュエルを取り戻したい。そのような遊我と同じ望みをもっていた。
オーティス本人は「世が世なら私はデュエルの王となってもおかしくはない」という発言から、野望こそはあるものの何かしら事情があることが推察できる。
そのためゴーハ市のあちこちに出没する移動式遺跡を作っており、デュエルの王にふさわしいかどうか、ホログラム技術を用いて勝負を仕掛けてくる。
……が、認められるためにはデュエルに勝利する、だけでなく新たなロードを切り開く必要がある。
その上それについての説明は上記に示した言い伝えのヒント以外はないため、それに気づけずにただひたすらデュエルをした者
たとえ勝利したとしても不正行為と見なされアカウントBAN処理をされるという性格の悪いシステムとなっている。


■作中の活躍


第一話から登場し遊我たちの前に立ちふさがる。
遺跡を見つけ、遊我を連れてきたのはルークだが実はそれはある人物によって仕組まれたことであった。
遊我はラッシュデュエルという新たなデュエルを開発し勝利。
これにて晴れてデュエルの王に……と思いきや王となる道は自身で探せと消滅してしまった。

次に現れたのは七冥館。それぞれ遺跡の場所を探し当てたロアと遊我の元へとやって来る。
そこでオーティスという名前、さらに遊我とオーティスが過去に出会っており、セブンスロードマジシャンを遊我に託していたことが発覚する*1
そしてセブンスロード・マジシャンはゴーハ社の開発部であったオーティスが開発した公認カードであることが明らかとなる。
ラッシュデュエルの普及が主であるため王の話にはあまり興味がなかった遊我だが、オーティスの目的を聞いた後は
「自身の進むロードの先に王というものがあってもいいかもしれない」と考えを改めた。

そして去り際にオーティスはある言葉を残した。それは「新たな扉を開くための」。
これを実現させたのは西園寺ネイルである。ちなみにオーティス自らネイルの元へ通信を入れているためオーティスは彼のことも認めているようだ。

ネイルになすすべもなく敗北し手詰まりとなった遊我。そんな遊我のためガクトたちはオーティスと出会った遺跡を訪れる。
ネイルに勝つ方法を教えても良いというオーティスだがそれには条件がある。そう言ってオーティスは3つに分裂しデュエルを仕掛けてきた
まあ過去に分裂してダブルス挑んできたキャラもいるので驚くことでもない。
そして何とかデュエルに勝利したガクトたち。その覚悟を受けた。オーティスの解答は……

ルーク「じゃあ教えて貰おうか、あのマキシマムとやらに勝つヒントとやらを!」
  「そのヒントは既にお前たちの中にある」→消滅

……え?
本当にこれだけである。これだけ言ってオーティスは帰ってしまった。
しばらく混乱するガクトたちであったが自身がデュエルに懸けた思い、その覚悟に気が付き、オーティスの言葉の真意を導き出した。

ここまで読むと何となく分かるだろうがオーティスはとにかく言い回しが面倒くさい。
遺跡の伝説のヒントといいこのヒントといい「確かによく考えてみれば分かるかもしれないが……」といった場合が非常に多い。
そのためオーティスに選ばれるものは頭脳派が多くなってくる。ポジティブに捉えれば彼との対話自体が一つの試練ということだが……。


■デュエルの実力について

結論を先に言うと全戦全敗

物語的に試練的ポジションであるため仕方がない。というかSEVENSは基本的に大人の勝率が悪い

使用するデッキは毎試合ごとに変わっているが共通してLEGENDカードが主体となったデッキ
過去に青眼の白龍真紅眼の黒竜デーモンの召喚を用いた。初代厨かよ
またそれに伴い「正統なるバーストブレス」「黒炎弾」といった専用魔法カードも使用した。

LEGENDカードを使いこなす実力があるためその強敵をどう打ち負かすかに話がシフトしやすい事が敗北を重ねる原因である。

■余談


名前の由来は恐らく「海馬瀬人」(瀬人をローマ字に変換しひっくり返すとOTES=オーティスとなる)。
また恰好は正義の味方とかナンバーズハンターとかミラフォ使いそうなハノイの人とか色々言われている。





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最終更新:2025年07月10日 16:22

*1 一応この時ロアもその場にいたのだがオーティスが認識していたかは不明