@イグニスター/Ai(遊戯王OCG)

登録日:2019/10/19 (土) 13:33:32
更新日:2025/04/21 Mon 23:18:24
所要時間:約 20 分で読めます





みんな、俺は覚悟を決めた。



(アット)イグニスター」および「Ai」とは、遊戯王OCGに登場するカテゴリである。
アニメ『遊戯王VRAINS』では主人公の相棒にしてラスボスとなった闇のイグニス「Ai」が使用する。
OCGには2019年10月12日発売の「IGNITION ASSAULT」にて登場したが、なんと一度に19枚もの関連カードが収録されている
その「IGNITION ASSAULT」では《ライトドラゴン@イグニスター》が表紙を飾り、商品ポスターではAiとライトドラゴン……だけでなく他の5体を含め6属性の@イグニスターたちが勢揃いしている。
パック名の「イグニッション」も「イグニス」を意識したものと思われ、まさに同パックの主役として扱われていた。
更に「ALLIANCE INSIGHT」でも多数の新規が登場し再びパックの表紙を飾った。
オマケにCMでは「AI」から文字が出現して「ALLIANCE INSIGHT」になると言う演出まで貰える好待遇を受けていた。




【概要】


サイバース族モンスター「@イグニスター」とそのサポートカードである「Ai」で構築されたカテゴリである。

コンセプトを一言でいえば、超展開特化デッキ
下級を次々と展開して、1ターンで大型の特殊召喚モンスターの連続召喚に繋げていくのが基本的な戦術となる。
その大型モンスターが各召喚法にバラけているのも特徴であり、VRAINお馴染みのLモンスターは勿論の事、融合・儀式・シンクロ・エクシーズとアニメ未登場のペンデュラムを除き多岐にわたる。
似たようなコンセプトの某ブラック企業が「さらなる大型を呼ぶための大型モンスター」としての役割が強いのに対して、こちらは「明確に役割が分かれている大型モンスターを使い分ける」趣が強い。
更に「攻撃力2300のサイバース族」を参照にするカードが多いのも特徴。

また、相棒が使うコードトーカーは殴り合いに特化しているが、@イグニスター達は効果除去などの搦め手に長けている。

  • @イグニスター
前述の通り、属するモンスターは全てサイバース族で統一されている。
下級モンスターのカード名は「自身の属性を連想させるオノマトペ+@イグニスター」、
特殊召喚モンスターは全て攻撃力2300かつカード名が「自身の属性の英単語+固有名詞+@イグニスター」となっており、遊戯王OCGでは比較的珍しい『カテゴリ名が後半に付いているカテゴリ』である。
各属性のモンスターはそれぞれ消えていったイグニス達をイメージして作られたものである模様。
「ALLIANCE INSIGHT」で登場した@イグニスター達は遊作の使用モンスターをモチーフにしたためかこれらの法則から外れている。

  • Ai
@イグニスターをサポートする魔法・罠カード群。
全てのカードのイラストに、Aiのイグニス時の姿が描かれている。
カード名は「Ai(あい)」にかけた言葉遊びで、ここでも自分と遊作に付けられた名前が大層お気に入りだったことがうかがえる。

【モンスター一覧】


闇属性


  • ドヨン@イグニスター
効果モンスター
星4/闇属性/サイバース族/攻 400/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「@イグニスター」モンスター1体対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードがサイバース族リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Ai」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

闇属性の下級@イグニスター。
効果はサルベージに特化しており、場に出たら「@イグニスター」を、L素材になった時に「Ai」を墓地から回収する。

《ヒヤリ@イグニスター》や《ドシン@イグニスター》を回収して即座に特殊召喚したり、効果発動後にL素材にすることで《イグニスターAiランド》の発動条件を満たすなど応用例は幅広い。
魔法罠だと《Aiドリング・ボーン》を回収することによって、再びこのカードを蘇生する何て事もできる。


  • ドンヨリボー@イグニスター
効果モンスター
星1/闇属性/サイバース族/攻 300/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「@イグニスター」モンスターが攻撃されたダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
(2):「@イグニスター」モンスターまたは「Ai」魔法・罠カードの、相手にダメージを与える効果が発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
その効果で相手に与えるダメージは倍になる。

もう1つの闇属性@イグニスター。見た目は顔面に雲がかかった《リンクリボー》。
手札誘発の戦闘ダメージ無効化、墓地除外によるカテゴリカードの効果ダメージ倍化効果を持つ。
ただし、現状後者は《ファイアフェニックス@イグニスター》にしか対応しない点は注意(《Ai打ち》は効果処理の都合上該当していないため)。

《ドヨン@イグニスター》もこのカードも元になっている擬音がネガティブなイメージのものだが、
劇中に曰く「仲間を失ったAiの悲しみを表している」との事。


  • ダンマリ@イグニスター
効果モンスター
星6/闇属性/サイバース族/攻2300/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
(2):自分フィールドにリンク6モンスターが存在する場合、フィールド・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

3種類目にしてOCGオリジナルの闇属性@イグニスター。Aiの捕食形態がモチーフ。
@イグニスターが行う戦闘を無効にしつつ特殊召喚する効果と、自分の場にリンク6がいればフリーチェーンで場か墓地の自身を除外して相手のカード1枚無効化を持つ。
後者の効果も併せて実質的な《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の専属サポート。
戦闘破壊に対する耐性のない《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を相手モンスターの攻撃から守り、
モンスター効果無効化で耐性を消して《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の破壊効果を通すと言う設計。
勿論、単純な防御カードとしても使えるが上級モンスターなので手札事故には要注意。

こちらも《ドヨン@イグニスター》と《ドンヨリボー@イグニスター》同様ネガティブなイメージの言葉が使われている。
効果も含めてAiがPlaymakerからよく言われていた「黙れ」がモチーフと思われる。


  • ウィザード@イグニスター
効果モンスター
星4/闇属性/サイバース族/攻1800/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合、
自分の墓地のサイバース族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと手札のこのカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):フィールド・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。

「ALLIANCE INSIGHT」で追加されたOCGオリジナルの闇属性@イグニスターその1。
EXデッキから特殊召喚されたサイバース族がいる時に、手札の自身と墓地の闇属性サイバースを守備表示で特殊召喚、場か墓地から自身を除外して相手モンスターの表示形式を変更する効果を持つ。
条件はやや厳しいものの、一度に2体もモンスターを展開できるため展開をさらに伸ばすことが出来る。
このカードをサーチできる後述の《バックアップ@イグニスター》とは非常に相性が良く、あちらをリンク素材などで墓地に送った後このカードを特殊召喚しつつ蘇生できる。

モチーフとなったモンスターは「「完璧な手札だ」」で有名な回でフィニッシャーを飾った《サイバース・ウィザード》。
モチーフ元から表示形式変更効果を受け継いでいる。自身をコストにする様になった上に守備貫通はなくなったものの、攻撃制限がなくなったのでこちらの方が使い勝手は上。


  • バックアップ@イグニスター
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/サイバース族/攻1200/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「バックアップ@イグニスター」以外のサイバース族・闇属性モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。

「ALLIANCE INSIGHT」で追加されたOCGオリジナルの闇属性@イグニスターその2。
EXデッキから特殊召喚されたサイバース族がいる時に手札の自身を特殊召喚する効果と、召喚・特殊召喚時に同名以外の闇属性サイバース族をサーチする効果を持つ。
上記の《ウィザード@イグニスター》をサーチすれば自身をリンク素材にした後すぐに蘇生できるため、あっという間にリンク値が3まで伸びる。
しかも自身がレベル3チューナーなのでシンクロ召喚も視野に入るため柔軟な対応ができる。

モチーフとなったモンスターは《バックアップ・セクレタリー》。@イグニスター化に合わせて光属性から闇属性になっている。あと太もももムッチムチに強化されてる
モチーフ元より特殊召喚の条件が厳しくなったが、代わりにサーチ効果が追加されている。チューナーになったのでシンクロ召喚と言う選択肢が増えたのも大きい。


  • クリクリンク@イグニスター
効果モンスター
星1/闇属性/サイバース族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、自分フィールドの「@イグニスター」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):EXデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在し、
自分フィールドのサイバース族モンスターを対象とする効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その効果を無効にする。

「ALLIANCE INSIGHT」で追加されたOCGオリジナルの闇属性@イグニスターその3。
場の@イグニスターをリリースする事で手札か墓地の自身をフリーチェーンで特殊召喚する効果と、EXデッキから特殊召喚されたサイバース族がいる時に自身をリリースする事で自分のサイバース族を対象とする効果を無効にする効果を持つ。
@イグニスターが除去や無効化による妨害を受けた時にサクリファイス・エスケープする事が可能になるため、展開の安定性を高める事が出来る。場に出た後も条件付きではあるが《無限泡影》の様な妨害カードを止める事が出来るので無駄がない。
ただし、自身の効果で特殊召喚した場合は除外デメリットが付くため、回収手段がない限りは使い切りになってしまう点には注意。

モチーフとなったモンスターは《リンクリボー》。名前の由来は彼がよく発していた鳴き声が由来だろう。
特定のモンスターをリリースして特殊召喚、自身をリリースして効果発動、とモチーフ元の効果を上手くアレンジしているが、あちらにはなかった除外デメリットが付属している。


  • ダークインファント@イグニスター
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 500
◤ ▲ ◥
  ▶
◣ ▼ ◢
リンクモンスター以外の「@イグニスター」モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「イグニスターAiランド」1枚を手札に加える。
(2):元々の攻撃力が2300のサイバース族モンスターが効果を発動した時に発動できる。
このカードの位置を、このカードのリンク先となる自分のメインモンスターゾーンに移動する。
その後、このカードの属性をターン終了時まで任意の属性に変更できる。

OCGオリジナルのリンク1モンスター。《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の幼体の様な姿をしている。

L召喚時に@イグニスターデッキの潤滑油たる《イグニスターAiランド》のサーチが可能。
特に@イグニスターをサーチできる《アチチ@イグニスター》との相性が抜群で、《アチチ@イグニスター》からこのカードをL召喚すればすぐさまサーチした@イグニスターを展開出来る。
また既に場に《イグニスターAiランド》があっても、破壊された場合の2の矢として構えたり《Ai-コンタクト》の効果でデッキに戻しつつドローに変換したり出来るのでまず腐る事がない。
後半の効果は元々の攻撃力が2300のLモンスターの効果発動時に自身を自身のリンク先に動かしつつ属性を変更できる効果。
一見するとややこしいが要は
  1. 《ダークナイト@イグニスター》の左下にL召喚
  2. 《ダークナイト@イグニスター》の(1)の効果発動、チェーンして《ダークインファント@イグニスター》の(2)の効果発動
  3. 《ダークインファント@イグニスター》を左にずらし、《ダークナイト@イグニスター》のリンク先に下級@イグニスターを3体蘇生
  4. 《ダークナイト@イグニスター》と併せて4体素材で攻撃力4000の《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》をL召喚
と言う設計。《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の素材として3種類の属性が揃わないのなら《ダークインファント@イグニスター》を移動させる際に属性を変えればクリアしやすくなる。大体の場合被りが発生しない神属性が宣言される為一連の流れを神ステップと呼ぶデュエリストもいるとかいないとか…
《イグニスターAiランド》サーチで初動を安定させ、折を見て切り札たる《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》降臨させてフィニッシュをアシストする、@イグニスターデッキの安定度を大会環境クラスまで引き上げた立役者。


  • ダークナイト@イグニスター
暗影開闢!世界に散らばりし闇世の英知!踊れ!舞え!
狂瀾怒濤にて我が手に集い覇気覚醒の力となり深淵の…
長いっす!>
………限界突破!
リンク召喚!現れろリンク3!《ダークナイト@イグニスター》!

リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼ ◢
カード名が異なるモンスター3体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の墓地からレベル4以下の「@イグニスター」モンスターを可能な限りこのカードのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
自分の墓地からサイバース族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

闇属性&リンク担当の暗黒騎士にして@イグニスターデッキの展開の要。
自身のリンク先にモンスターが特殊召喚された場合と、自身が戦闘破壊した場合に発動する2種類の吊り上げ効果を持っている。
素材にモンスター3種類を指定しているが、潤沢な展開効果を持つ@イグニスターならば3体並べるのは容易い。
前者の吊り上げ効果は下級「@イグニスター」を最大2体まで特殊召喚でき、言うまでもなく更なる展開に繋げられる。
発動トリガーも《イグニスターAiランド》《Aiドリング・ボーン》《ヒヤリ@イグニスター》《ドシン@イグニスター》等々沢山ある。

黒い騎士風の姿で、どこか《デコード・トーカー》に似ている。
アニメ3期OPでも両者が対峙しており、ライバルとして意識された模様。

Playmaker戦でも両者は激突し、ラストデュエルに相応しい盛り上がりとなった。
なお、アニメでは同じ攻撃力の相手との戦闘では破壊されない効果があり、リンク素材指定も異なる。

暗影開闢!世界に散らばりし闇夜の英知!我が手に集い覇気覚醒の力となれ!
リンク召喚!現れろ、リンク3!《ダークナイト@イグニスター》!

前述の召喚口上がとてつもなく長く、途中でロボッピに切られたので、後に上記の短縮版が作られた。


  • ジ・アライバル・サイバース@イグニスター
6つの輝き、今一つとなり!超絶!豪快!悶絶!エレガント!スーパー!
……ひぃ ふぅ みぃ よぉ…一つ足りないなぁ…えっと…ウルトラスーパー!これで6つ!
見ろ!ボーマンのプログラムを発展させて、俺が創りあげた究極の奥の手!

現れろ、リンク6!

《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》!

リンク・効果モンスター
リンク6/闇属性/サイバース族/攻 0
◀   ▶
◣ ▼ ◢
属性が異なるモンスター3体以上
(1):「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×1000になる。
(3):このカードは他のカードの効果を受けない。
(4):1ターンに1度、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードのリンク先となる自分フィールドに「@イグニスタートークン」(サイバース族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

『遊戯王VRAINS』でのラスボスモンスターにして@イグニスターデッキにおけるAiの切り札であり、初のリンク6モンスター。
同名カードが1枚しか存在できないルール効果、リンク素材にしたモンスターの数に応じて自身の元々の攻撃力を上昇させる永続効果、他のカードの効果を受けない完全耐性、
自身以外のモンスターをノーコストで1体破壊し、代わりにリンク先に@イグニスタートークンを特殊召喚する起動効果を持つ。
最低3000打点は確保されており、(4)の破壊+トークン生成能力によって相手モンスターを破壊しつつトークンを増やすことで2体分のアドを稼げる。
破壊効果は自分のモンスターも対象にできるため、能動的に自分のモンスターを破壊するなど臨機応変に動ける。
生成したトークンはリンク素材に用いて更なる展開の加速を押し進めてくれるなど、切り札らしい強力な性能を有している。

アニメではラスボスらしく6つの効果を持っていたが流石にOCG化に際して大幅にオミットされた。
名前を直訳すれば「サイバース族の到達点」だろうか。


  • アコード・トーカー@イグニスター
協心戮力!
未知なる風と一つとなりて世界を繋ぐ未来を描け!
現れろ!リンク5!《アコード・トーカー@イグニスター》!

リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/サイバース族/攻2300
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼ ◢
効果モンスター3体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
自分の墓地から攻撃力2300のサイバース族モンスターを可能な限り、
このカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚し、
このカードの攻撃力をその数×500アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):相手がカードの効果を発動した時、
このカードのリンク先の自分のLモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし除外する。

「ALLIANCE INSIGHT」で追加されたOCGオリジナルの闇属性@イグニスターその4。「@イグニスター」であり「コード・トーカー」でもあるモンスター。
リンク召喚時に墓地から攻撃力2300のサイバースをリンク先に可能な限り特殊召喚して自身の攻撃力をその数×500上げる効果と、リンク先のリンクモンスターをリリースする事で相手が発動したカードの効果を無効にして除外する効果を持つ。

最大3体まで蘇生できる上、リンクモンスターを蘇生した場合はそのままカウンター効果のコストになるので無駄がない。リンク先のモンスターが減っても上昇した攻撃力は下がらないのも地味にありがたい。
展開効果を持つ《ダークナイト@イグニスター》や《トランスコード・トーカー》を経由して展開すればリリースコストになれる蘇生対象を用意できる。特に《トランスコード・トーカー》の場合は真下に蘇生して相互リンクすれば攻撃力アップ&対象耐性付与がされるため非常に相性が良い。
「コード・トーカー」でもあるので《マイクロ・コーダー》などの手札からリンク素材にできるモンスターを使う事も可能。特に《マイクロ・コーダー》の場合は「コード・トーカー」専用カウンター罠の《サイバネット・コンフリクト》をサーチできるため更に盤石な盤面を作れる。
ただし、蘇生効果を使用した後は特殊召喚が出来なくなるため、さらなるリンク展開はできなくなるので要注意。

《ダークナイト@イグニスター》と遊作のエースである《デコード・トーカー》が合体した様な見た目のモンスター。また、鎧の一部には遊作とAiの最終決戦で登場した《アクセスコード・トーカー》の意匠が見られる。
「アコード=調和」と言う名前とリンク4の《アクセスコード・トーカー》(遊作)とリンク6の《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》(Ai)の中間であるリンク5と言うステータス、蘇生効果を使うとこれ以上展開できない=リンク6になれないと言う効果から「イグニスが人類へ歩み寄り、共存の道を選んだ」遊作とAiのIFの象徴と言うデザインが推察される。
先述の召喚口上は遊戯王OCGタイムズにて披露された物で、「協心戮力」の部分をAi役の櫻井孝宏氏が、「未知なる風と〜未来を描け」までを遊作役の石毛翔弥氏が担当し、それ以降を2人が同時に読み上げる形で披露された。「協心戮力(きょうしんりくりょく)」には「心をひとつにして力を合わせること」と言う意味がある。
遊戯王OCGタイムズでは攻撃名と(1)の効果名も披露されており、それぞれ「アコード・コンクルージョン」と「アコード・インテグレーション」。「コンクルージョン」には「結論・結果・結末」などの意味があり、「コード・トーカー」シリーズの共通点である「攻撃名に終わりを意味する単語が入る」特徴もしっかり抑えている。
《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》と言い、最近のデザイナーは視聴者の知らないアニメの続きを見ている疑惑がある


風属性


  • ブルル@イグニスター
チューナー・効果モンスター
星3/風属性/サイバース族/攻 600/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「@イグニスター」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードがサイバース族SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合、「ブルル@イグニスター」以外の自分の墓地の、
そのS召喚の素材としたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

風属性担当の「@イグニスター」かつ唯一のチューナー。
場に出ると「@イグニスター」を墓地に送り、サイバースシンクロの素材になったときに自身以外の素材を吊り上げる効果を持つ。
サイバース族・風属性チューナーということで《サイバース・ウィキッド》のサーチ効果に対応しており、展開に組み込みやすいのが嬉しい所。

まず(1)の墓地肥やし効果だが、基本的には展開の途中で《ダンマリ@イグニスター》を墓地に送る事で妨害札を増やす為に用いられることが多い。
後述の《ウィンドペガサス@イグニスター》も含め、安定して2妨害を構えられる先攻展開の要とも言えるカード。
(2)は釣り上げ効果で、シンクロ後も更なる後続モンスターの展開に繋げることが可能。
特殊召喚時に効果を無効にしないので、(1)の効果で予め墓地に送って置いた@イグニスターを《スプラッシュ・メイジ》で蘇生、S召喚後《ブルル@イグニスター》の効果でもう一度蘇生し特殊召喚時の効果を発動…なんて展開ルートを構築する事もできる。


  • ウィンドペガサス@イグニスター
闇路をさまよいし混沌!蒼穹を駆ける疾風が道ひらく!
シンクロ召喚!現れろレベル7!《ウィンドペガサス@イグニスター》!

今度は無難に纏めてきたっす!>
いちいちうるせぇ…

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/サイバース族/攻2300/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「@イグニスター」モンスターの数まで、相手フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
(2):このカードがフィールド・墓地に存在する状態で、このカード以外の自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、このカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。

風属性&シンクロ担当の天馬。
場の@イグニスター数を参照する魔法・罠除去効果と、
自分以外の破壊に反応するデッキバウンス効果を持つ。

魔法・罠除去効果は自身も参照するため、最低1枚分の対象を取らない除去が保証される扱いやすい効果である。
ただし、特殊召喚モンスターの常として伏せ除去は展開前に行っておきたいというジレンマがあるため過信は禁物。
バウンス効果の方は、この手の効果にしては珍しくフィールド・墓地のいずれでも対応できる。
除去以外の用途でそこまで維持に固執するタイプのカードではない為、(1)の効果を使ったら心おきなく各種素材に用いることもできる。
同じレベル7の《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》の儀式召喚のコストにしたり、後述のようにライトニングの洗脳《ピカリ@イグニスター》でレベル4にしてエクシーズするなんて芸当も可能。

また、素材指定がないため除去効果を持った汎用シンクロとしての側面もある。
特に、風属性縛りの多いWWスピードロイドにとっては高レベルシンクロの中継点としてうってつけ。
(2)の効果はEXデッキから直接墓地に送られても使えるため、《轟雷帝ザボルグ》やドラグマで採用されることも。

魔法・罠除去効果は、魔法・罠に干渉する効果をよく使用していたウィンディの「ストームライダー」をイメージしたものか。


光属性

  • ピカリ@イグニスター
効果モンスター
星4/光属性/サイバース族/攻1200/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「Ai」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルをターン終了時まで4にする。

光属性の下級@イグニスター。
場に出たら「Ai」をサーチし、またイグニスターをレベル4に変動させる効果を持つ。
デッキのキーカードである《イグニスターAiランド》をサーチできる主要下級モンスター。
さらに《めぐり-Ai-》《ダークインファント@イグニスター》の登場後は、このカード一枚からでも《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》に繋ぐことが容易に可能となった。
これらのカードが手札に握れている場合でも、各種蘇生札など優秀なサーチ先を持つため腐ることはほとんどないだろう。
レベル調節効果も《ライトドラゴン@イグニスター》のX召喚補助は勿論の事、シンクロや儀式にも応用が利く。
主に手札から展開した《ヒヤリ@イグニスター》や《ドシン@イグニスター》が対象になるが、効果を使い終わった《ウィンドペガサス@イグニスター》をレベル4にしてエクシーズ召喚に繋げる芸当も可能。

「フィールド魔法からの展開」はライトニングの「アルマートス・レギオー」を、OCGで追加されたレベル変動効果はウィンディへの仕打ちを彷彿とさせる。


  • ライトドラゴン@イグニスター
怪力乱神、驚天動地!その力、今こそ久遠の慟哭から目覚めよ!
エクシーズ召喚!来い!ランク4、《ライトドラゴン@イグニスター》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイバース族/攻2300/守1500
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの「@イグニスター」モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。
(2):このカード以外の自分のサイバース族モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
自分の墓地からリンクモンスター1体を選んで特殊召喚する。
(3):自分フィールドのモンスターが効果で破壊される場合、代わりのこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

光属性&エクシーズ担当の竜。
場の@イグニスター数を参照するモンスター除去効果と、味方サイバースの戦闘ダメージに反応する釣り上げ効果、X素材を自身のモンスターの破壊の身代わりに出来る効果を持つ。
モンスター除去効果は《ウィンドペガサス@イグニスター》同様に最低一枚除去が保証された対象を取らない破壊。
制約も表側表示限定のみと幅広い相手の除去が可能である。
釣り上げ効果はLモンスター限定なものの、
一切のデメリットが無い為、追撃やリンクマーカー拡張、効果の再利用など応用が効く。
身代わり効果は自身以外のモンスターを守る事が出来るのが心強い。
この手のカードのお約束として、破壊以外の除去にはなすすべもないが。

魔境である汎用ランク4エクシーズ界隈に「対象を取らないモンスター除去」「味方も守れる破壊耐性」「(限定的ながら)釣り上げ効果」
の3つを武器に殴りこんできた期待のルーキー。


ちなみに、「IGNITION ASSAULT」では《ダークナイト@イグニスター》ではなく何故かこいつがパッケージ看板をかっさらっていった。

( ◇ ◇ )<汎用性が高いから当然だろう?流石私。


炎属性


  • アチチ@イグニスター
効果モンスター
星2/炎属性/サイバース族/攻 800/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「アチチ@イグニスター」以外のレベル4以下の「@イグニスター」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分のサイバース族モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その自分のモンスターを破壊する。

炎属性の下級@イグニスター。
場に出ると下級「@イグニスター」をサーチし、自身のサイバースの戦闘時にそれを破壊する効果を持つ。

《ヒヤリ@イグニスター》か《ドシン@イグニスター》をサーチして展開したり、効果発動後にリンク素材にすることで《イグニスターAiランド》の発動条件を満たすなど《ドヨン@イグニスター》と似た活用ができる。
特に《ダークインファント@イグニスター》との相性が抜群で《イグニスターAiランド》と特殊召喚先を同時に用意出来る。
効果破壊の方は事実上《ファイアフェニックス@イグニスター》専用サポートで、そこまで活用はできない。

アニメでは(2)の効果しかもっていなかったが、あまりにも使い道が限定されているのと《ファイアフェニックス@イグニスター》の効果が変わったせいで余計使い道が半減&裁定がややこしくなるからか、サーチ効果を貰ったようだ。


  • ファイアフェニックス@イグニスター
気炎万丈!炎の大河から蘇りし魂、灼熱となりてここに燃え上がれ!
リンク召喚!現れろ、リンク3! 《ファイアフェニックス@イグニスター》

リンク・効果モンスター
リンク3/炎属性/サイバース族/攻2300
◤ ▲ ◥
◀   ▶
サイバース族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが攻撃するダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力分のダメージを相手に与え、その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。
(3):リンク召喚したこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。

炎属性&リンク担当の不死鳥。
戦闘ダメージの代わりにこのカードの攻撃力分のバーンを発生させる効果、
効果破壊されたら相手モンスターを道連れする効果、
L召喚されていた場合次のターンに自己再生する効果を持つ。

バーン効果は実質的に戦闘ダメージを直接攻撃に変換する効果で、
相手の攻撃力に関係なく2300ダメージを与えるためトドメの一撃に有用である。
かといって効果破壊で除去したら、自分のモンスターを道連れにされた上、
1度限りだが自己再生までしてしまう非常にしぶといモンスター。
《アチチ@イグニスター》や《ドンヨリボー@イグニスター》に《Ai打ち》などカテゴリ内でシナジーのあるカードも多い。
素材指定も緩く、サイバース族デッキの汎用枠として採用できる。

しかし破壊以外の除去には弱く、制圧・突破両方の面でそこまで突出していると言えないため、最近は《デコード・トーカー・ヒートソウル》に炎属性枠を取られがちだったり…。

蘇生効果は不霊夢&Soulburnerの「サラマングレイト」を意識したものかもしれない。実際、あちらとの相性もいいし。
ちなみに、向こうにはリンク4のフェニックスがいる。不霊夢のイメージが不死鳥なのだろうか。

地属性

  • ドシン@イグニスター
効果モンスター
星1/地属性/サイバース族/攻 100/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「@イグニスター」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分の墓地のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをEXデッキに戻し、デッキから「Aiラブ融合」1枚を手札に加える。

地属性担当、「重い物がドスンと落ちてくる」からか。
特殊召喚効果と、《Aiラブ融合》サーチ効果を持つ。

地属性担当の「@イグニスター」。
手札からの特殊召喚と、サイバースリンクをコストにした融合魔法のサーチ効果を持つ。

説明不要のゲイル展開効果を持つ低レベルのモンスター。
《Aiラブ融合》のサーチ効果は、このカードが展開している=自然にあちらの追加効果のを満たしている&墓地のLモンスターの回収も兼ねるためこれまた有用。


  • グッサリ@イグニスター
効果モンスター
星8/地属性/サイバース族/攻 3000/守 3000
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンクモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分のリンクモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):自分のリンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのお互いのモンスターの攻撃力は3000になる。

地属性担当その2。「物が深く突き刺さっている事」を表した「ぐっさり(ぐさり)」からか。
名前と大きな槍を構えた見た目の通り、Lモンスターの戦闘破壊時に手札から特殊召喚と、自身のLモンスターの戦闘勝利時に直火焼き、自分のLモンスターがモンスターと戦闘する攻撃宣言時に墓地から除外して互いの攻撃力を3000にする、と攻撃的な効果を持つ。
最上級モンスターなだけあって3000と言う高い攻守を持ち、特殊召喚の際に破壊されたのが自分のLモンスターでも相手のでも問わないため、追撃・防御どちらにも使いやすい。
直火焼きはそのままでも有用だが《Ai打ち》と併用すると相手モンスターの攻撃力の2倍のダメージが入る。ただし、(1)の効果のトリガーになった戦闘では発動しないので注意。
互いの攻撃力3000化は戦闘破壊耐性持ち、もしくは適当な低リンクモンスター辺りで相手の高打点モンスターを無理矢理突破したいが、このカードを墓地に落とすのが一苦労。《ブルル@イグニスター》で落としつつ適当なリンク1を出すのが無難か。


  • ガッチリ@イグニスター
効果モンスター
星8/地属性/サイバース族/攻 0/守 3000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族の効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果を無効にし、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドのサイバース族モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その自分の表側表示モンスターは相手ターン終了時まで相手の効果を受けない。

地属性担当その3。こちらは「しっかり組み合って隙間がない」様子を表す「がっちり(がっしり)」からか。
自分のサイバース族の効果を無効にして特殊召喚、自分のサイバースに1ターンに1度の効果破壊耐性付与、自身が墓地に送られたらそのターン中味方1体を相手の効果から守る、と言う効果を持っており、「グッサリ」と対照的にこちらは防御寄り。
特殊召喚には自分のサイバース族のモンスター効果を無効にしなければならないが、墓地発動もしくは既に効果を使い終わったサイバースを選べば実質ノーコストになる。特にこのカードをサーチ・サルベージできる《アチチ@イグニスター》《ヒヤリ@イグニスター》《ドヨン@イグニスター》は狙い目。
(2)と(3)はどちらも有用だが、場に残す必要がある(2)と場から離す必要のある(3)は併用出来ず、守れる範囲も異なるので状況に応じて選択したい。


  • アースゴーレム@イグニスター
謳え大地よ!破滅の巨人の誕生を祝福せよ!
融合召喚!《アースゴーレム@イグニスター》

融合・効果モンスター
星7/地属性/サイバース族/攻2300/守2000
サイバース族モンスター+リンクモンスター
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功したターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。
(2):EXデッキから特殊召喚されたモンスターをこのカードが攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は元々の攻撃力分アップする。
(3):このカードが戦闘で破壊された時、「アースゴーレム@イグニスター」以外の自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

地属性&融合担当の巨人。
融合したターンのダメージを無くす効果とExゾーンの相手限定で攻撃力を2倍にする効果、戦闘破壊されたらサイバースを釣り上げる効果を持つ。

融合素材はサイバース+リンクとかなり緩く、
《Aiラブ融合》の追加効果で容易に相手モンスターを吸い込める。
Exゾーンの相手に実質4600打点で殴りかかれるので、殴りによる突破能力は高い。
相手ターンには火力アップ効果は適用されないが、戦闘破壊されても釣り上げ効果があるためアフターケアも万全。
一方で、ダメージを無効にする効果は相手ターンにこのカードを融合する手段が《超融合》ぐらいしかないため微妙。
自分ターンに敢えて自爆特攻して釣り上げる……という手段を取れなくもないが。

ゴーレム」という名称はアースの【Gゴーレム】からとったものか。
アースを喪う切っ掛けを作った鬼塚とのデュエルでは、
鬼塚がこのカード名に思いっきり動揺していた。


水属性

  • ヒヤリ@イグニスター
効果モンスター
星1/水属性/サイバース族/攻 300/守 400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「@イグニスター」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカード以外の自分フィールドのサイバース族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからレベル5以上の「@イグニスター」モンスター1体を手札に加え、このカードのレベルをターン終了時まで4にする。
この効果を発動するためにリンクモンスターをリリースした場合、さらにデッキから「Aiの儀式」1枚を手札に加える事ができる。

水属性担当の「@イグニスター」。
手札からの特殊召喚と、場のサイバースをリリースしてレベル変動&上級「@イグニスター」のサーチ、リンクをコストにした場合の追加で儀式魔法をサーチする効果を持つ。

《ドシン@イグニスター》と同じ展開効果を持つ、展開の要となる下級モンスターその2。
サーチ効果の方はレベルの上昇と併せ《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》のサポートを意識したものだが、
現在では専ら《ガッチリ@イグニスター》をサーチして更なる展開に繋げつつランク4(主にダランベルシアン)になる動きが主流となっている。
リリースするLモンスターは《リンク・ディサイプル》《リングリボー》《ダークインファント@イグニスター》といったリンク1を用意するのが効率がいいだろう。


  • ウォーターリヴァイアサン@イグニスター
降臨せよ、溟渤に潜みし水神の竜!
儀式召喚!《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》

儀式・効果モンスター
星7/水属性/サイバース族/攻2300/守2000
「Aiの儀式」により降臨。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの攻撃力2300以下のモンスターを全て持ち主の手札に戻す。
(2):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地のリンクモンスターを全てEXデッキに戻し、対象のモンスターの攻撃力を0にする。
(3):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ半分になる。

水属性&儀式担当の水竜。
儀式召喚成功時に限定的なバウンス効果、
墓地のLモンスターをコストにした攻撃力ダウン効果、
自身の戦闘する相手の攻撃力を半減させる効果を持つ。

バウンス効果は対象を取らない全体除去だが、有効なのは攻撃力2300以下の相手と範囲が微妙。
中型モンスターのExリンクや低攻撃力の群れには《ライトドラゴン@イグニスター》以上に有効だが、一方で大型モンスターにはイマイチ刺さらない。
相手モンスターの攻撃力を0にする効果のコストは墓地の全Lモンスター回収と豪快で、有利にも不利にも働く。
Lモンスターの再利用がしやすくなるが、蘇生対象を減らしてしまう事と同義のため撃つタイミングには注意したい。
一方で、戦闘相手の攻撃力半減はかなり使いやすい。
実質4600打点のこのカードの戦闘破壊には火力アップかこのカードの効果に耐性を持つカードを持ってこなければならないため、《アースゴーレム@イグニスター》同様殴りによる突破能力は高い。
単騎でもそれなりに強いが、他の@イグニスター同様他のカードと並べて使用する事で真価を発揮するタイプ。

《ヒヤリ@イグニスター》の特性上、儀式魔法共々ピン挿しでも最低限機能するが、それでも手札事故が怖い為、
このカードを採用するかどうかは人によって分かれる。
でも、Aiの気持ちを考えると使ってあげたくなる気もする。



【Ai】

魔法カード

  • イグニスターAiランド
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。
手札からレベル4以下の「@イグニスター」モンスター1体を特殊召喚する。
このターン自分は、元々の属性が同じモンスターを「イグニスターAiランド」の効果で特殊召喚できず、サイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「@イグニスター」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。

@イグニスターの理想郷たるフィールド魔法。
手札からの下級モンスター展開効果と、墓地からの再セット効果を持つ。

特殊召喚効果はメインモンスターゾーンががら空きかつ《サイバネット・コーデック》と同じ1属性につき1体のみという制限こそあるもののターン1制限がない。

例えば、手札に《ピカリ@イグニスター》と《ドシン@イグニスター》(or《ヒヤリ@イグニスター》)を握っていた場合、

《ピカリ@イグニスター》召喚《イグニスターAiランド》サーチ
→《リングリボー》L召喚
→《イグニスターAiランド》効果で《ドヨン@イグニスター》特殊召喚
→《ドヨン@イグニスター》で《ピカリ@イグニスター》サルベージ
→《ドシン@イグニスター》SS
→《ダークナイト@イグニスター》L召喚
→《イグニスターAiランド》効果で《ピカリ@イグニスター》特殊召喚
→《ダークナイト@イグニスター》効果で《ドヨン@イグニスター》《ドシン@イグニスター》蘇生
→《ファイアフェニックス@イグニスター》L召喚

と手札消費をある程度カバーしつつブン回すことが可能。
言うまでもなく、@イグニスターの最重要カードである。

特にこのカードをサーチ出来る《ダークインファント@イグニスター》が登場した事で、

《アチチ@イグニスター》召喚《ピカリ@イグニスター》サーチ
→《ダークインファント@イグニスター》L召喚《イグニスターAiランド》サーチ
→《イグニスターAiランド》効果で《ピカリ@イグニスター》特殊召喚《Aiドリング・ボーン》サーチ
→《Aiドリング・ボーン》で《アチチ@イグニスター》蘇生
→《ファイアフェニックス@イグニスター》L召喚

と《アチチ@イグニスター》1枚から《ファイアフェニックス@イグニスター》まで立つ様になった。
《ブルル@イグニスター》のサーチが可能な《サイバース・ウィキッド》や墓地のサイバースを吊り上げる《スプラッシュ・メイジ》まで組み込むと平気でリンク5〜6まで立つ様になる。

アニメにおいても、《ピカリ@イグニスター》からのサーチ→大量展開の流れが確立されておりキーカードとしてマークされていた。


  • Ai打ち
俺が一方的にぶん殴る。それが俺のAi打ちだ!

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分と相手のモンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、その相手モンスターの攻撃力と同じになり、
そのダメージステップ終了時にその戦闘で破壊されたモンスターのコントローラーはその元々の攻撃力分のダメージを受ける。
(2):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。


自分と相手の攻撃力を同じにし、バーンダメージを与えられる。
名前の通り相打ちに持ち込む効果だが、(2)の効果で@イグニスターならば戦闘破壊を回避でき、一方的にダメージを与えられる。

アニメにおいてもAiの主要魔法カードとして随所で活躍。
Playmakerとのラストデュエルでもこのカードが重要な役割を果たした。
なお、アニメの《ダークナイト@イグニスター》の破壊耐性はOCGにおいてこちらに移った形になっている。


  • Aiドリング・ボーン
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):モンスター同士が戦闘を行う攻撃宣言時、
墓地のこのカードと手札1枚を除外し、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
「Aiドリング・ボーン」以外の「Ai」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

@イグニスターの蘇生と、Aiのサルベージ効果を持つ。
除外にも対応しており、《Ai打ち》の再利用もできる。


  • Aiの儀式
儀式魔法
サイバース族の儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドの「@イグニスター」モンスターをリリースし、手札からサイバース族の儀式モンスター1体を儀式召喚する。
発動時に自分フィールドに「@イグニスター」モンスターが存在する場合、自分の墓地の「@イグニスター」モンスターもリリースの代わりに除外する事ができる。

サイバース族専用の儀式魔法。
《アースゴーレム@イグニスター》か《ウィンドペガサス@イグニスター》が墓地に存在すれば、
それ1枚で《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》か《サイバース・マジシャン》が儀式召喚できる。


  • Aiラブ融合
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、サイバース族の融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
自分の「@イグニスター」モンスターを融合素材とする場合、相手フィールドのLモンスターも1体まで融合素材とする事ができる。

サイバース族専用の融合カード。
@イグニスターを素材にすれば、もう片方は相手モンスターを素材にできる。
《アースゴーレム@イグニスター》召喚がメインだが、《クロック・ワイバーン》を絡ませることで、
高攻撃力の《サイバース・クロック・ドラゴン》も呼び出せる。


  • Ai-コンタクト
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のフィールドゾーンに「イグニスターAiランド」が存在する場合、手札の「イグニスターAiランド」1枚を相手に見せて発動できる。
見せたカードをデッキの一番下に戻し、自分はデッキから3枚ドローする。

引き込んでしまった2枚目の《イグニスターAiランド》をデッキボトムに戻して3枚ドロー。
ドロー枚数は破格だが、いくらキーカードとは言え場と手札に特定のカードが揃う必要があるため手札事故リスクも抜群に大きい。
《ダークインファント@イグニスター》で引き込みやすくなったものの、過信は禁物なので入れるのであればピン挿しが基本。


  • ユウ-Ai-
永続魔法
(1):元々の攻撃力が2300のサイバース族モンスターが特殊召喚された場合、
その属性によって以下の効果から1つを選択して発動できる。
「ユウ-Ai-」の以下の効果は1つの属性につき1ターンに1度しか選択できない。
●地・水:フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで半分にする。
●風・光:フィールドの表側表示のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。
●炎・闇:自分フィールドに「@イグニスタートークン」(サイバース族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

元々の攻撃力が2300のサイバースが特殊召喚されたらその属性に応じた効果を発動する永続魔法。
地・水は弱体化。攻撃時のみ4600打点になる《アースゴーレム@イグニスター》なら更なる戦闘ダメージが、《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》なら実質的に攻撃力4600全バウンスとなるので高相性。
風・光は無効化。破壊効果を持つ《ライトドラゴン@イグニスター》《ウィンドペガサス@イグニスター》が共に耐性持ちを破壊できる様になるのは非常に心強い。
炎・闇はトークン生成。《ファイアフェニックス@イグニスター》とは噛み合わないが展開効果を持つ《ダークナイト@イグニスター》とはかなりのシナジーを誇る。《ダークインファント@イグニスター》を間に挟めば《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》まで立つ。

なお、@イグニスターを参照しないため、「攻撃力2300かつ多属性のサイバース」という特徴が共通するコード・トーカーでも効果をフル活用できる
イラストも《デコード・トーカー》と《リンクリボー》に乗ったAiが並ぶという劇中で見られたような図であり、カード名は「遊作とAi」にも掛けられていると思われる。


  • めぐり-Ai-
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札・EXデッキの攻撃力2300のサイバース族モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性を持つ「@イグニスター」モンスター1体をデッキから手札に加える。
発動後、このターン中に自分がこの効果で見せたモンスターまたはその同名モンスターの特殊召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は2300ダメージを受ける。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族以外のモンスターの効果を発動できない。

手札かEXから攻撃力2300のサイバースを公開し、属性が同じ@イグニスターをサーチ。
発動ターン中に見せたモンスター及びその同名モンスターを特殊召喚しなければ2300ダメージを受ける上にターン終了までサイバースしか出せなくなるが、
重要なカードである《アチチ@イグニスター》《ピカリ@イグニスター》のサーチが可能であり、サイバース縛りも@イグニスターなら普通に無視出来るレベルなので重要なサーチ札となる。


  • キ-Ai-
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドの攻撃力2300以上の「@イグニスター」モンスターが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
(3):このカードが除外された場合に発動できる。
このターン、自分の攻撃力2300以上の「@イグニスター」モンスターは戦闘では破壊されない。

@イグニスターの蘇生と攻撃力2300以上の@イグニスターに破壊耐性を付与。

《Aiドリング・ボーン》と比べると特殊召喚制限がない分展開の自由度は高いが通常魔法なのでバトルフェイズの追撃などには使えないので一長一短。
どちらも名称ターン1制限持ちなので両方採用してみるのもアリか。
(2)を発動すれば(3)も連動して発動するので大型@イグニスターの場持ちが良くなる。先に戦闘破壊を狙われると(2)も(3)も発動出来ないが、そちらは《Ai打ち》でカバー出来る。


  • 繋がり-Ai-
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札のサイバース族モンスター1体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターの属性によって以下の効果を適用する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
●闇:見せたモンスターを特殊召喚し、
デッキから闇属性以外でレベル4以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
●闇以外:見せたモンスターをデッキに戻し、
戻したモンスターとは属性が異なる「@イグニスター」モンスター1体をデッキから手札に加える。

手札のサイバースを見せ、それが闇属性なら見せた特殊召喚しつつ闇属性以外の下級サイバースをサーチ、闇属性以外なら見せたカードをデッキに戻しつつ見せたカードと違う属性の@イグニスターをサーチする。

闇属性を見せた時のサーチの範囲が非常に広く、闇属性以外の@イグニスターは勿論、《斬機サーキュラー》の様な@イグニスター以外の強力な初動カードにアクセス出来るのが非常に便利。《バックアップ@イグニスター》を見せたなら特殊召喚しつつサーチし、更に闇属性サイバースを追加でサーチ、と凄まじいアドバンテージを稼げる。
闇属性以外を見せた場合でも、初動の《アチチ@イグニスター》や《ピカリ@イグニスター》、展開を伸ばす《ドシン@イグニスター》や《ヒヤリ@イグニスター》、地属性以外見せたなら耐性付与が出来る《ガッチリ@イグニスター》などにアクセス出来るため展開の安定性が高まる。

イラストは《イグニスターAiランド》で6属性のイグニスが勢揃いした集合写真風。
Ai以外のイグニスは対立の果てに全滅しているため、「こうあって欲しかった」と言うAiの願望だろうか。


罠カード

  • Aiシャドー
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
自分フィールドの「@イグニスター」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターの攻撃力は800アップし、攻撃可能な相手モンスターは対象のモンスターに攻撃しなければならない。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。

@イグニスターの強化及び攻撃誘導効果と、フィールドから離れた時のドロー効果を持つ。
《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》や《ダークナイト@イグニスター》の効果の補助に使える。
カード名と効果がどことなく、初代遊戯王孔雀舞が使用した「誘惑のシャドウ」(原作効果)を彷彿とさせる。


  • Ai-Q
永続罠
自分フィールドに「@イグニスター」モンスターが存在する場合にこのカードを発動できる。
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのリンクモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかリンク召喚できない。

維持コストとしてLモンスターのリリースを要求するが、お互いにL召喚を1ターン1度に制限する永続罠。
L召喚を主軸とするデッキを機能停止に追い込めるほどのメタ性能を誇るが、維持コストが重い上に@イグニスターもL召喚の比重が大きいので自分の首を絞めることになるので発動タイミングには気をつけたい。


  • 果たし-Ai-
永続罠
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのカードの数×100ダウンする。
(2):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(3):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘で破壊された時、そのモンスター以外の自分の墓地の攻撃力2300のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

相手の弱体化・@イグニスターの攻撃時に相手の攻撃反応罠などの封印・@イグニスターの戦闘破壊時にそれ以外の攻撃力2300のサイバースを蘇生させる永続罠。
@イグニスターの戦闘補助として有用であるが、《Ai打ち》との相性は最悪*1なので併用は避けたい。
(3)の効果は(1)の効果と噛み合ってないので、下級@イグニスターの自爆特攻をトリガーにしたい。


  • Ai-SHOW
通常罠
(1):EXモンスターゾーンに自分のリンク3以上の「@イグニスター」モンスターが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃力の合計が、その攻撃モンスターの攻撃力以下になるように、リンクモンスター以外の攻撃力2300のサイバース族モンスターをEXデッキから任意の数だけ選んで特殊召喚する。
その後、バトルフェイズを終了する。

リンク3以上の@イグニスターがEXモンスターゾーンに居ることを条件に相手の攻撃をトリガーにバトルフェイズを終了させながらリンク以外の攻撃力2300のサイバースをEXから展開。

相手の攻撃依存な上に基本は1体しか展開出来ず、対象モンスターの中には特殊召喚時に発動する効果を持つものが居ないので専ら《ダークナイト@イグニスター》のリンク先に出して蘇生を誘発させて更に展開し、次のターンの反撃の準備をしたい所。


  • Ai-ボウ
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの元々の攻撃力が2300のサイバース族モンスターの数だけ、
相手フィールドの表側表示カードを対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の除外状態のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

元々の攻撃力2300のサイバースの数だけ相手の場の表側カードの無効化と墓地から除外して除外状態のサイバースを帰還。

《アコード・トーカー@イグニスター》と併用すれば複数枚の無効化は難しくなく、あちらのカウンター効果と合わせて盤石な妨害盤面を築ける。元々の攻撃力が2300であれば良いので《アコード・トーカー@イグニスター》の様に攻撃力が上昇したモンスターも参照出来る。
ただし、相手の場の表側カードを必ず「元々の攻撃力2300のサイバースの数」選ぶ必要があるので相手の場の表側カードの枚数の方が少ない間は発動できない点には要注意。

除外ゾーンからの帰還も除外デメリット持ちがそこそこいるサイバースにとってはありがたく、特に自身をリリースして効果を発動する《クリクリンク@イグニスター》に取っては貴重な使い回し手段となる。


【その他】

  • リングリボー
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼
レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が罠カードを発動した時、このカードをリリースして発動できる。
その効果を無効にし除外する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの「@イグニスター」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

リンクリボー》に似たLモンスター。
罠無効効果と、@イグニスターをリリースしての自己再生効果を持つ。
(1)は立たせておくだけで罠への対策になる。だがカウンター罠は防げない。
(2)はサクリファイス・エスケープにも使える。

当たり前だが「クリボー」カードではないのでサポートは受けられない。


  • ファイアウォール・S(セイバー)・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/サイバース族/攻2300/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合、自分の墓地・除外状態のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):自分フィールドの他のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルをそのモンスターと同じにする。
(3):このカードがL素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「Ai」魔法カード1枚を手札に加える。

シンクロモンスターとなった《ファイアウォール・ドラゴン》。他の『ALLIANCE INSIGHT』組と同様に闇属性になったためか体色が暗い紫に染まっている。
シンクロ召喚時に墓地・除外状態のサイバースを回収する効果と、
自身のレベルを他のサイバースに合わせる効果、
リンク素材になった場合に「Ai」魔法カードをサーチする効果を持つ。

特に@イグニスター的に重要なのは3つ目の「Ai」魔法のサーチ効果であり、しかもリンク素材にすると言う緩い条件て起動するため非常に便利。
シンクロ召喚時の効果でサイバースを手札に加えられるため、《繋がりーAiー》で公開するカードも確保できるのもありがたい。
レベルを合わせてエクシーズ召喚をサポートする効果もあるが、エクシーズ素材になってしまうと出し直さない限りは「Ai」魔法サーチが使えなくなってしまうため優先度は低め。


  • コード・イグナイター
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/サイバース族/攻2300/守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
デッキからサイバース族の儀式モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(3):このカードがL素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「Ai」罠カード1枚を手札に加える。

「コード・トーカー」シリーズのサポーターである「コード・○○○」シリーズがエクシーズモンスター化。

エクシーズ召喚時にサイバース族の儀式モンスターをサーチする効果と、
エクシーズ素材を取り除いて儀式召喚する効果、
リンク素材になった場合に「Ai」罠カードをサーチする効果を持つ。

「Ai」罠カードはクセの強い物が多いが、それらを状況に応じてサーチできるのは悪くない。
また、別途リリース元が必要になるが単体でサイバース族儀式モンスターを展開できるのはありがたく、@イグニスター的には出しにくかった《ウォータードラゴン@イグニスター》を使うハードルが下がったのは大きい。
また、《ファイアウォール・S・ドラゴン》とは非常に相性が良く、
このカードで《サイバース・セイジ》をサーチし儀式召喚
→《サイバース・セイジ》の効果で墓地のサイバースを素材に《サイバース・ディセーブルム》を融合召喚
→《サイバース・セイジ》と《サイバース・ディセーブルム》で《ファイアウォール・S・ドラゴン》をシンクロ召喚。《ファイアウォール・S・ドラゴン》の効果で融合素材として除外されたサイバースを回収
→このカードと《ファイアウォール・S・ドラゴン》を素材に含めてリンク召喚。このカードで「Ai」罠カードを、《ファイアウォール・S・ドラゴン》で「Ai」魔法カードをサーチ
と墓地にサイバースの儀式・融合・シンクロ・エクシーズを用意して《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》などに繋げやすく出来る。


【相性の良いカード】

  • サイバネット・マイニング
手札1枚コストでレベル4以下のサイバース族をサーチするサイバースカテゴリー必須カード。
これにより《アチチ@イグニスター》《ピカリ@イグニスター》《めぐり-Ai-》と合わせて初動札12枚という安定した展開を可能にしている。

  • 斬機サーキュラー
説明不要なサイバースの最強初動。
デッキスロットこそそれなりに使うものの、《斬機シグマ》を落として特殊召喚から、《斬機方程式》をサーチして更に展開を伸ばしたり《斬機超階乗》で相手ターンに《塊斬機ラプラシアン》をぶつけて妨害したりと多彩な動きができる。
そしてなにより《サイバース・ウィキッド》から《ブルル@イグニスター》をサーチできる事から【@イグニスター】の初動にもなる。


【相性の良いEXモンスター】


リンク1
  • リンク・デコーダー
レベル4以下のサイバース族モンスター1体で出せる、《デコード・トーカー》版《ダークインファント@イグニスター》みたいな奴。攻撃力2300以上のLモンスターの素材にすると、墓地からSSして再び素材として使えるので、誘発貫通や最大展開の出力向上に繋がる。
採用する場合《ライトドラゴン@イグニスター》との2択になる事が多いので、出力の高さを取るか、小回りのききやすさを取るかで適宜入れ替えよう。

リンク2

  • サイバース・ウィキッド
戦闘・効果破壊耐性持ち、リンク先に効果破壊耐性付与、リンク先にSSされたら墓地のサイバース族を除外しサイバース族チューナーをサーチする。
重要なのはサーチ効果で、《ブルル@イグニスター》をサーチできるため他のサーチカードを温存することができる。展開の中継ぎとして必須カード。

  • スプラッシュ・メイジ
墓地のサイバース族を効果を無効にし守備表示で蘇生。その後デメリットとしてSSをサイバース族限定にする。
高リンクモンスターへの展開役その1。貴重な水属性であるため、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》のための属性調整として非常に便利。


リンク3

  • トランスコード・トーカー
自身と相互リンクしてるモンスターに攻撃力500UPと効果対象耐性付与と自身以外の墓地のLモンスターをリンク先に蘇生。その後デメリットとしてSSをサイバース族限定にする。
高リンクモンスターへの展開役その2。攻撃力2300の地属性であるため《めぐり-Ai-》に対応している。

  • デコード・トーカー・ヒートソウル
攻撃力をリンク先のモンスターの数×500UPと1000LP払い1枚ドローし、その際にLPが2000以下の場合自身を除外してEXデッキから自身以外のリンク3以下のサイバース族モンスターをSS。
単純な強化・ドロー効果と発動条件が厳しめな展開効果を持つPlaymakerとSoulburnerの友情カード。
このカードも攻撃力2300の炎属性であるため《トランスコード・トーカー》と一緒に本家の代わりに採用されやすい。アースと不霊夢涙目。


リンク4

Playmakerのかつてのエースモンスターにして元禁止カード
エラッタで名称ターン1制限と手札からのSSがサイバース族限定にはなったが、依然としてサイバース族サポートとして活躍できる。
主に墓地の「@イグニスター」を回収してSSする展開補助としての出番が多いが、余裕があれば《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の後ろにSSし相手の妨害として機能する。

Playmakerの最後のエースモンスター。
攻撃力をリンク素材にしたLモンスター1体のマーカー×1000UPと墓地のLモンスターを除外し相手フィールドのカードを選んで破壊する。
汎用枠として様々なデッキに採用されているが、このデッキは本家【コード・トーカー】並みに相性が良く、

  • 《アップデートジャマー》を無理なく採用できるため効果で相手の場を一掃し、攻撃力4300で2回攻撃
  • 《ガッチリ@イグニスター》を素材にして完全耐性付与
  • 《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を素材にして攻撃力8300*2

と言ったことが出来る。
しかも《アップデートジャマー》+《ガッチリ@イグニスター》+《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》で丁度出せるため、ちょっとした工夫で攻撃力8300で2回攻撃可能な完全耐性持ちというバケモノが誕生する。


リンク5

  • ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード
イグニスの力を束ねて作り出したファイアウォール・ドラゴンの進化体。
墓地のサイバース族の種類(融合・儀式・シンクロ・エクシーズ)の数だけ自身にカウンターを載せ、カウンターの数×2500攻撃力を上げられる。相手がモンスター効果を使った際にカウンターを取り除いてそれを無効にする効果もあり、それが攻撃宣言後からダメージステップ前だったなら続けて攻撃する事も可能。
無理なくサイバースの融合・儀式・シンクロ・エクシーズを採用できる【@イグニスター】なら攻撃力13000のフルパワーで降臨させる事も夢じゃなく、よく使われる《ウィンドペガサス@イグニスター》や《ライトドラゴン@イグニスター》だけでも攻撃力8000を叩き出せるため非常に心強い。


  • ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト
《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》の必殺技バージョン
相手のバトルフェイズ中のカード効果を封印しつつ、デッキ・EXからサイバースを墓地に落としてその属性を自身に追加しつつ攻撃力を2500上げ、自身の属性の数だけモンスターに攻撃出来る。
単独でも攻撃力5500のモンスターとして扱える上、《ダンマリ@イグニスター》を落として《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》達のサポートやEXデッキのサイバースを落として本家《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》のサポートなども出来る。


リンク6

  • ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ
OCGオリジナルにして2体目のリンク6モンスター。色々な点で《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を意識している*3ファイアウォールの進化体。
互いのターンに場と墓地のサイバース族の種類(融合・儀式・シンクロ・エクシーズ)の数だけ相手の場・墓地のカードをバウンスしつつ、自身の攻撃力をその数×500アップする効果と、リンク先のモンスターが戦闘破壊されたり墓地に送られたら自分の墓地からサイバースを蘇生させる効果を持つ。
《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》とは違い耐性もなく打点も低めではあるが、こちらはバウンスで妨害が可能。
また、効果モンスター3体以上と《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》より素材指定が緩く比較的簡単に出せるため、上手く展開出来れば《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》と並べる事も可能であり、打点で《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を突破しようとする相手モンスターをバウンスして守る事も可能。
勿論リンク6であるため《ダンマリ@イグニスター》のサポートにも対応しているため、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》が出せない時の妥協点としても扱える。


エクシーズモンスター

  • 塊斬機ダランベルシアン
斬機のエクシーズモンスターの1体。ランク4であり召喚時素材を2·3·4つまで取り除くことで、それぞれ「斬機」カード・レベル4以下のモンスター・魔法・罠をサーチする効果を持つ。
【斬機】では主に「斬機」カードのサーチともう1つの効果であるSS効果を使うのだが、【@イグニスター】では素材を4つ取り除いた場合の魔法・罠のサーチに使う事もある。用途は後述。
同じサイバース族でアドバンテージの塊である《斬機サーキュラー》等を出張させるのもいいだろう。


融合モンスター
  • サイバース・ディセーブルム
サイバース族+サイバース族の融合・儀式・シンクロ・エクシーズ・リンクの2体で出せる融合モンスター。
手札からサイバースを展開しつつ自身のレベルそのモンスターに合わせる効果と、リンク4以上のサイバースがいる時に場・墓地から除外して相手の魔法・罠の発動を無効にする効果を持つ。
特に後半の効果は《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》とは相性が良く、リンク5のあちらの効果でEXから直接墓地に落とす事で相手の魔法・罠への妨害を構えられるため融合ギミックを入れなくとも採用できるのがポイント。


【解説・運用法】

豊富なサーチカードで「@イグニスター」を集め、《イグニスターAiランド》を使って連続L召喚をしていく。
先攻では《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》、後攻や先攻2ターン目は《アクセスコード・トーカー》を中心に展開し、1ターンキルを狙っていく。

L召喚を中心に他の召喚法を絡めたソリティアデッキのため運用難易度は高めだが、初動札の多さと展開ルートは途中までほぼ一本道であるため、ソリティアデッキの中では比較的簡単で安定した展開が持ち味。
メインデッキの必須枠も少なく、手札誘発やメタカードを採用しやすいのも強み。

エースの《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》は完全効果耐性を持ち、かつ最大6000打点で戦闘破壊も難しいためデッキによっては突破不可能となる。


【弱点・注意点】

特殊召喚を多用するため《増殖するG》や《原始生命態ニビル》、SSメタのカードに非常に弱い。
墓地利用も多いため《マクロコスモス》等も苦手。サーチが豊富なため《灰流うらら》にはある程度抗えるが、《ドロール&ロックバード》を使われると途端に止まってしまう。

《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》は完全効果耐性ではあるが、戦闘破壊耐性はないため最大6000以上の攻撃力を出せるモンスターであれば突破可能。
ルール上のリリースや素材にはできるため「壊獣」等は天敵。



この「壊獣」等の対策として採用されるのが上記の《塊斬機ダランベルシアン》、そしてその効果でサーチする魔法・罠がお互いのSSを封じる《虚無空間》のカードである。
レベル4を4体並べるのは難しいと思われるが、《ドヨン@イグニスター》と《ピカリ@イグニスター》《ヒヤリ@イグニスター》の効果を駆使すれば実現可能。
更に《虚無空間》を伏せつつ攻撃力3000の《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を並べて、墓地に《ウィンドペガサス@イグニスター》(と余裕があれば《ダンマリ@イグニスター》)を貯めるルートが手札2枚から確立されている。
《斬機サーキュラー》の登場後は更にルートが安定する事となり、誘発を喰らっても《虚無空間》以外は揃えられる事となった。

そのデッキ回りすぎだろ…

また、このタイプの場合ほぼ全ての下級@イグニスターを総動員する事やPlaymakerのカードも多く使う事、《虚無空間》を剥がすのが基本的に《ドヨン@イグニスター》で回収した「2回目の《めぐり-Ai-》」な事、風属性が光属性に洗脳される場合が多い事等アニメファンからすると妙にエモい流れになると一部で評判だったり。

《イグニスターAiランド》を自分以外誰もいない虚無の空間とか言った奴は表出ろこの野郎!
ただし、《虚無空間》が禁止カードとなってしまったため現在は再びこの弱点が浮上している。

…その結果、完全効果耐性はあっても相手を妨害する事が出来ない《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》への信頼度が下がり、代わりにバウンスで妨害出来るシンギュラリティがエースポジションを務め、同じくバウンスを持つファイアウォールでバウンスの二段構えに加えて《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》が《ダンマリ@イグニスター》や《サイバース・ディセーブルム》を落としてサポートすると言うファイアウォール一族による妨害盤面が基本になると言う、@イグニスター的には複雑だがアニメファン的にはエモい絵面が出来上がる事となった。


【余談】

上記の通りレギュラーパック「IGNITION ASSAULT」にはこのカテゴリのカードが19枚も収録されているが、1人のアニメキャラクターの使用したカードがここまで大量に収録されるのは極めて異例である。
また、アニメVRAINSのキャラクターの使用カテゴリがOCG化されるのも実に1年ぶりである。



なんかもう…それでもいいかなって思っちまった、どうせ俺には追記、修正できなかったから…

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最終更新:2025年04月21日 23:18

*1 「果たし-Ai-」発動中に「Ai打ち」を発動すると、魔法・罠ゾーンにある「Ai打ち」を含めた枚数分の「果たし-Ai-」による弱体化を受けた相手モンスターの攻撃力をコピー→コピー後、「Ai打ち」は墓地に行ってしまい自分の場のカード枚数が減って相手の攻撃力が100上昇→他にカードがなければそのまま戦闘、100差で自分のモンスターが破壊され100ダメージを受ける、と言う処理になる。

*2 アクセスコードが出せる最高攻撃力であり、リンク6モンスターである《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を素材にすれば実現可能

*3 リンクマーカーの向きが上下逆、「サイバース(イグニス)の到達点」のアライバルに対して「人工知能が人間を越える転換点」を意味するシンギュラリティ、攻撃名がアライバルとダークフルードの物を組み合わせた「ウルティマ・テンペスト」など。