来栖川姫子

登録日: 2011/01/25(火) 22:20:10
更新日:2025/02/26 Wed 10:56:24
所要時間:約 3 分で読めます











主にアニメ版について記述。


乙橘学園に通う高校2年生。
自分に自信が無く引っ込み思案で過剰なまでに臆病な性格だが、優しく穏やかな女の子。美少女なのに容姿は月並みと評される。
学園のアイドルである姫宮千歌音とは、子犬がキッカケとなり密かな親交を築いていった。
要領が悪くドジな上に千歌音と親密なので、何かと周囲の女子学生達から反感を買ってしまう。
実の両親は早くに亡くなり、引き取られた先の義父から虐待されてきた。その時のトラウマが元で髪に触られることに拒絶反応を起こしてしまう。
しいたけが嫌いで、乙羽からはわざとメニューに出されていた。バストは79センチで洗濯板扱い。

16歳の誕生日を迎えた日に、その運命が大きく動き始める。
幼馴染みの大神ソウマが謎の巨大ロボット武夜御鳴神(タケノヤミカズチ)に乗って自らを殺そうと学園を襲撃し、建物の倒壊に巻き込まれてしまう。
傷ついた彼女を見て正気を取り戻した彼は姫子を守るべくシスター・ミヤコが駆るもう一体のロボットと交戦。見事これを撃破した。
その足下で、気絶している間に千歌音にファーストキスを奪われる


ソウマの義兄カズキによって自分が陽の巫女という宿命を知らされ、千歌音からは彼女が月の巫女である事実を知らされ、共にオロチと戦うべく訓練にいそしむ。
ルームメイトの早乙女マコとは親友だが、重傷を負いインターハイに出られなくなった怒りをぶつけられて絶交されてしまう。
大切な人達を傷つけてしまう事実に耐えきれなくなり人知れず村を出て行こうとするが、千歌音に優しく諭され村に残った。
寮が破壊されたのを機に千歌音の邸宅へホームステイをする事へ。しかし、それにより周囲からの風当たりがますます強まり、階段から突き落とされるなど陰湿なイジメが始まってしまった。

そうしている内にソウマから想いを告げられ、彼のおかげで髪に関するトラウマを克服。
彼の実兄ツバサとの激闘を経ていく内に、徐々に二人の距離は縮まっていく。
やがて絆は強まり、ソウマとキスをした………が、何故か涙を流してしまう

それからしばらくし、ソウマとのデートを終え帰宅した際
オロチになったと告げる千歌音に襲われ、無理矢理処女を奪われる

ショックで心神喪失状態に陥るが、真琴と乙羽に励まされて立ち直る。
そして、残されていた月の巫女の装束を着てソウマと共に天群雲剣(アメノムラクモノツルギ)へ搭乗し月へと向かう。









以下ネタバレ







ソウマの支援を受けて月の社に乗り込むが、やはり千歌音とは戦えず防戦一方を強いられる。
が、彼女が地球を滅亡させ遂に激昂。
無我夢中で斬りつけていく内に、貝のペンダントに気を取られた千歌音を思わず刺してしまう。
ショックで自殺しようとするも千歌音自身に制止され、同時に前世の記憶を完全に取り戻し、彼女の真意を理解する。
幸せを願いながら息を引き取ろうとする彼女に、自分に対する想いも嘘かと尋ね、やがてこう答えた。

「私も……千歌音ちゃんが好き」

互いの想いを確かめ合い、二人が乗り込んだ天群雲剣は真の力を解放。
でも戦う前にツバサの協力を得て復活したソウマがヤマタノオロチとの決着を引き受け、彼の配慮で二人だけの束の間の幸せを過ごす。
しかし、それも長くは続かなかった。
千歌音を封印すべく天群雲剣により、無情にも引き裂かれる二人。

姫子「離れたくないよ、千歌音ちゃん! やっぱり嫌だ!!」
千歌音「 姫子! 姫子!  姫子! 私、また 生まれてくる。きっと帰ってくる。だから見つけて…私のこと見つけてね。 きっとよ…姫子! きっと…きっと…」







残酷な運命の果てに




静かな朝、マコに起こされ登校する何の変哲もない日常。
だが、幼馴染みで学園のアイドルでもある大神ソウマに呼び止められ、翌日の誕生日に思わぬ愛の告白を受ける。
しかし……姫子ははっきりと断った。

「私ね…待っている人がいるの」

それが誰かはわからないけど─────。








そして……



どこかの街の交差点。
やや大人びた姫子は、向かい側から歩いてくる一人の女性に涙を流し駆け寄った………。


尚、千歌音やソウマのように生身でも超人的な力を出すことはなかった。










「千歌音ちゃん。私の追記修正、受け取って」

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最終更新:2025年02月26日 10:56