登録日:2012/06/30(土) 19:49:47
更新日:2024/06/25 Tue 01:11:52
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バルチャー(戦後の遺物や機械部品等を発掘し売り捌く集団)などに雇われて戦うフリーのモビルスーツ乗り。
17歳にして伝説の
ガンダムタイプを乗りこなす凄腕の傭兵。
ツンと立った髪型は当時の
イチローがモデルらしい(キャラデザの西村誠芳曰く、「髪型を参考に」とのみ発注されただけで、ガチのモデルではないとのこと)。
名前の由来は「
ウイッス」と挨拶しそうだからという
非常に短絡的な直感的な理由である。
愛機は高機動型の可変MS
ガンダムエアマスター/エアマスターバースト。
とある小さな村の出身で、5人兄妹の長男。
父は既に故人となっており、家族構成は母親ショーラと、妹にオニミム、そのすぐ下に弟のドラッソ、そしてそっくりな二人の妹のコルトル&サエリア、
更に一番下には弟バステル・スーが居たが、ウィッツが15歳の時にコロニー風邪でこの世を去っている。
子供の頃、出稼ぎのために故郷を飛び出し、あるバルチャーの一団に拾われる。
そこのボスはどうやらウィッツを余程気に入ったのか、死に際に形見としてガンダムエアマスターを彼に譲り渡した。以来この機体がウィッツの乗機になる。
また、
フロスト兄弟の
ガンダムを
「ゲテモノガンダム」という言い得て妙な渾名で呼んでいる
1話の時点では既に独立してフリーになっており、
ジャミル・ニート率いる
フリーデンの雇われパイロットとして、
同じく雇われた
ロアビィ・ロイと共に
ティファ・アディールをアルタネイティヴ社から奪取。
更にはフリーデンから彼女を奪い(というか助け出し)逃走した少年
ガロード・ランとも戦闘になる。
しかし、そのガロードとも追っ手を撃退する過程で協力する事となり、最終的にはティファを助け出すと同時にフリーデン専属のモビルスーツ乗りとして雇われ、めでたくクルーの一員となった。
直情的な性格をしており、結構気性が荒っぽい。
それと同時に、荒廃した世界を戦いながら生き延びて来た為か、特に初期には物事に対してもややドライな見方が目立っていた。
「
ニュータイプの救出と保護」というジャミルの目的を聞いた時にも、「ついてけねえ」としてロアビィと共にフリーデンを離脱。
止めに来たガロードに説得された時にも
膝蹴りをかまして黙らせるなど、戦後世界の厳しい状況を表すキャラでもあった。
しかしフリーデンに加入し旅を続ける中で、義理人情に厚く、また仲間意識も強い素の性格が表に出てくる。
当初は「生意気なガキ」としか見ていなかったガロードとも戦いを潜り抜けるうちに強い信頼で結ばれ、ロアビィと共に彼の良き兄貴分的な存在となっていった。
ティファが絡むと真っ赤になったり慌てたりする彼をからかったり、乱暴ながら助言を与える事も。
実戦では戦後世界では貴重な「空戦モビルスーツ」というエアマスターの特性を活かして、空から敵を狙い撃つ。
物語が中盤に入り、敵側の量産型MSにも飛行タイプの機体が次々登場すると、乗機の特性を活かしたヒット&アウェイで、毎回大勢でカトンボのようにフリーデンに群がる敵を撃っては避け、撃っては避けという仕事を確実にこなし、フリーデンチームの切り込み隊長として撃墜数を稼いでいく。
強化機体であるエアマスターバースト登場時には派手に大暴れしたものの、その次の回ではガロードの
の一言で囮にされたりと、意外と人の良い性格のせいでやたら苦労をする羽目に。
一方で、この時にもガロードとの見事なコンビできっちり敵の(変態的な意味でも)エースの1人を撃破しており、腕は間違いなく一流のレベルにあると言える。
総撃墜数でみても正にエースと言えよう。
実際、過去の戦争で操縦が難しく扱いにくいと兵士達に評されたエアマスターの特性を理解しよく乗りこなしており、フリーデンチームの撃墜数ナンバー1は彼である。
ちなみに彼がモビルスーツ乗りを続けているのは、田舎で暮らす家族に楽な暮らしをさせてやりたい為であり、稼いだ金は金塊にして保管している。
15話「天国なんてあるのかな」ではその金塊と共に晴れて故郷に帰還。
安らかなひと時を過ごすが、同時に彼にとっては辛い思い出の残る帰郷となってしまった。
フリーデンクルーのトニヤ・マームとは、物語が進むにつれて次第にいい仲になる。
最終回では彼女を故郷に連れ帰り、金色に輝く小麦畑を見ながら赤面しつつ、
と言いかけるという、主人公顔負けの純愛っぷりを見せてくれた(その直後にKYな誰かさんのおかげで台無しになったが)
また最終決戦前にトニヤに婚約指輪を送るというあからさまな
死亡フラグを立てながらも見事にへし折って生還している。
ちなみに、声優の中井和哉は、声優になって間もなくこの役を引き当てているが、その前はなんと役所の職員をやっていた。
安定した公務員の身分を捨ててすぐ、ガンダムシリーズのレギュラーを射止めた、まさに声優業界屈指のラッキーボーイである。
(勿論中井本人の実力と努力の末に掴み取ったものであるが)
追記・修正は家族の為に金塊数十個を稼いでからお願いします
- それにしても家族は喜ぶだろうね。金塊の次は嫁さん連れて帰るんだから -- 名無しさん (2013-08-11 17:18:58)
- ヴァサーゴとアシュタロンをゲテモノガンダム扱いしている -- 名無しさん (2013-08-16 20:19:26)
- 彼が居なかったら今頃ゲテモノガンダムという言葉はなかった -- 名無しさん (2013-10-20 18:52:15)
- 15羽の故郷回は結構せつない。互いに家族をおもうがゆえに衝突するところなんかが特に -- ステルンクーゲル (2014-08-24 00:00:55)
- 放送短縮なければ15話みたいなサブキャラの掘り下げもう少しやれたかもね -- 名無しさん (2015-03-31 21:29:36)
- 中の人が土方やゾロを演じてたとは知らんかった。この頃から十八番の「ワイルドな男」を演じていたんだね。 -- 名無しさん (2015-03-31 21:36:01)
- 中井さんは最初ガロード役でオーディション受けたらしい。でもウィッツのイライラしたせっかちな演技ってハマリ役だよね。初期→天国編→エスタルド(何も喋るな)→終盤と成長して幸せになってくれて嬉しい。 -- 名無しさん (2016-05-04 09:04:46)
- 見た目、雰囲気、声、性格、扱いがゾロにそっくり -- 名無しさん (2016-10-30 23:37:05)
- この人はウィッツ以降も硬派、キツい、寡黙な剣士タイプが多いよね。一方でロアビィの山崎はロン毛、チャラ男、博識、オカマ、オウム、ドン臭い事務員・・と色んな役を演じ分けてる。天国編の2人を象徴してるではないか。 -- 名無しさん (2017-07-16 15:44:23)
- 逆に硬派な中井キャラと対になった声優で「中井対の回」をやって欲しい。サンジの平田、ロアビィの山崎みたいな。「中井はアニメではキツいけど、私生活は・・」とか -- 名無しさん (2017-11-18 21:43:00)
- というか「船の上」で「ガムシャラなガキっぽい主人公」「硬派なキツい男(中井キャラ)」「女タラシの長身イケメン」の3人が主戦力って戦乱の物語と共通してる。<ガンX・ワンピ -- 名無しさん (2017-11-20 21:58:45)
- ガンソではジャミルに抱き殺される損な役回り。 -- 名無しさん (2021-09-19 05:14:14)
最終更新:2024年06月25日 01:11