登録日:2023/08/31 Thu 17:29:14
更新日:2025/04/05 Sat 21:23:12
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目が二つついててアンテナはえてりゃ
マスコミがみんなガンダムにしちまうのさ!
バカのひとつおぼえだよ
「いや あれはガンダムだ」
「なぜでしょう」
「私がそう判断したからだ」
ガンダムシリーズといえば、その名の通り「ガンダム」をはじめとした機動兵器「モビルスーツ」達が活躍する
ロボットアニメである。
シリーズとして長い歴史を重ねる中で、作品世界観も単一のものに留まらず、様々な世界で「それぞれの世界の『ガンダム』」が形作られていった。
……そんな経緯の中で、こんな疑問が出てくるのは必然だろう。
──世界観が違うのに、なんで『ガンダム』という同じ名前がいくつも出てくるの?──
『ガンダム』シリーズなのだからガンダムが出なくては始まらない、というメタ的な事情で説明はつくだろうが、そんな身も蓋もない話でファンは納得しないだろう。
なんでもかんでもガンダムの冠さえ付けりゃあ売れると思いおって……!
という訳で、特に
アナザーガンダムにおいては
その世界における「ガンダム」の定義が作品毎に設定され、その定義に沿った機体を「ガンダム」と呼ぶことになっている。
それと同時に、その定義にはガンダムという「特別な名前」が付けられるに値する理由──すなわち
どうして「ガンダム」は強いのか?を説明する役割も含まれていることが多い。
新シリーズが誕生する度、
「この世界のガンダムはどんな存在なのか?」を考察するのはシリーズファンの楽しみのひとつである。
この項目では、作品毎に存在する「ガンダムタイプ」について、その特徴を定義に視点を向けて解説していく。
なお、作品数が膨大なため本項では【映像化した作品が存在する世界観】を取り上げるものとするが、
例外として既存作品のガンダムタイプをデザインモチーフとしている『SDガンダム』『ガンダムビルドシリーズ』については「引用元の定義に則る」ものとして除外する。
ところで。
「【目が2つついててツノが2本生えてりゃみんなガンダム】なんじゃないの?
トミノだって
そう言ってたし」と思ったそこのあなた。
まあぶっちゃけ大体その通りなのだが、近年はそうもいかなくなってきている。
というのも、「あの顔」をしていてもガンダムではなかったり、どう見てもガンダムの顔じゃないのに名前にガンダムを冠していたりする例が増えてきているのだ。
更に
ガンダムって書いてあるのにガンダムじゃないという例すら存在するし……。
もちろん彼らも
その世界観の定義に照らし合わせれば紛うことなき「ガンダム」なので、そのあたりも含めて解説していく。
主な分類
①過去に「ガンダム」という名のMSが存在し、以降はそれにあやかった
現状では宇宙世紀シリーズ各作品と『∀』『AGE』が該当する。
「かつて『ガンダム』という名前の強いMSがいたらしい。今我々が作っているMSも、そのガンダムとやらに負けない活躍をするはずだ」と、
いわば願掛けのような形で「過去存在したガンダム」と同じ名前と姿を持たせた、というケース。
あるいは、新造したMSの容姿がたまたま「ガンダム」に似ていて、それを見た人物が愛称として「ガンダム」と名付ける、というケースも。
特に前者は「強さの理由付け」としてもわかりやすく、
「伝説として語り継がれるほどのMSならさぞ強かったのだろうし、伝説の存在に肖る以上はそれだけの自信・自負が開発陣にはあるはず」ということになるため、
細かく「強い理由」を説明しなくてもいい、という点で便利でもある。
事実、扱いの特殊な『∀』を除けばアナザーで現状唯一の採用例である『AGE』が全体的に「わかりやすさ」を重視した作風となっていることもこのパターンを採用した理由のひとつだろう。
②一定の規格に則って作られたMSを「ガンダム」と呼んでいる
アナザーガンダムでは最も一般的な定義。
同じ技術体系や規格を指して、「この特徴を持った機体をガンダムと呼びますよ」と予め決めておくもの。
分類①が機体の「外観」に着目した分類とするならば、こちらは「技術面」に視点を向けた分類といえ、
上述した「ガンダム顔なのにガンダムじゃない」「どう見てもガンダムには見えないけどガンダム」が発生するパターンである。
複数のガンダムを作品内に登場させる際に便利なパターンで、
普通の技術では敵わないような特殊性をこの規格に組み込むことで「強さの理由付け」にもそのまま繋げることができるため、
「新たなガンダムタイプだ!…ということは、コイツも同じシステムを?」と詳しく説明せずとも視聴者に予想させることで「強キャラ感」を演出できるのだ。
ただ、「ガンダムの『定義』」に関しては明確に定められている一方で「ガンダムという単語の『語源』」には触れられないなんてことが多いため、
「で、結局のところなんで『ガンダム』って名前なの?」と訊かれると答えに窮してしまうことが多いタイプでもある。
実は先述した『AGE』も、「AGEシステムによるフィードバック・それによる自己変化に直接対応している機種」と解釈すればアセム編~キオ編前半あたりまではこっちのパターンでもある。
③世界観設定上「機体名称としてのガンダム」は存在しない
現状では『SEED』シリーズのみが該当。
作中設定としては「ガンダム」という名称が付いたモビルスーツも規格も存在しておらず、劇中でも基本的に「ガンダム」と呼ばれることはない。
……が、
それだとグッズ展開や商標関連で困るので一部登場人物が愛機に付けるニックネームとして「ガンダム」が出てきたり、
「ガンダム」と呼べる何かが存在しており、作中世界の外ではそうした機体を「ガンダム」と呼んでいる。
「結局定義あるじゃねーか」は禁句
というわけで、実質的には分類②の特殊パターンとも解釈できる。
世界観毎の具体例
特に分類②タイプでは作品によってガンダムタイプの定義に幅があり、「広義ではガンダムタイプに含まれる」が「狭義のガンダムタイプには含まれない」機体が度々存在する。
ここでは、作中での一般的な定義のうち最も広義であるものをまず解説し、その後必要に応じて「狭義における『ガンダム』」について紹介する。
分類:①【RX-78-2の伝説的な活躍に肖って製造されたフラッグシップ機、およびRX-78シリーズに似た意匠を有する機体に付けられる愛称】
一年戦争にて「伝説のニュータイプ」こと
アムロ・レイが搭乗し、鬼神の如き活躍で地球連邦軍を勝利に導いた機体「
ガンダム」を始祖とし、
主に地球連邦軍側にて様々な勢力がガンダムタイプを開発・運用した。
そもそもシリーズの原点である『
機動戦士ガンダム』からして「ガンダムという名前の
ロボットが活躍するアニメ」だったのだから、
そこから発展した作品がこのような定義になるのは必然とも言える。
基本的にはその時代における技術の粋を集めた技術実証機やスペシャル機が「ガンダム」として作られる傾向にあるものの、身も蓋もない言い方をすれば名付けた者次第。
そのため実質的には量産機のバリエーション機だったり
ボールにガンダムのお面を付けただけだったりと必ずしも最新鋭機だけの特権というわけでもなかったりする。
一応、作中では
強化人間に
外観がRX-78-2とは似ても似つかない機体をガンダム判定させられる程度には具体的な定義づけができていた様子。
センチネルの頃には「General purpose Utility Non Discontinuity Augmentation Maneuvering weapon System(全領域汎用連続強化型機動兵器機構)」なるバクロニムが設定され、
一部ガンプラのデカールに使われたこともあるが、作中設定ですら後付けと言う微妙さやSEEDシリーズの展開もあり完全に黒歴史となっている。
他シリーズと比較しても、特にその象徴的な一面が強調される事が多く、
友軍はガンダムの登場に士気を高められ、逆に敵軍はガンダムを恐れ戦意を委縮させられてしまうといった、
単機で戦場に大きな影響を与える「ガンダム効果」とでも言うべき力を持つ特別な機体として扱われている。
それ故か連邦軍内ではガンダムタイプのMSは非常に機密性の高い機体とされ、上層部の許可が下りない限り無断でガンダムを開発する事は固く禁じられている。
連邦軍のMSパイロットにとって一種の憧れの的で、乗機がガンダムに似ている(特に頭部)というだけで頼もしさや誇らしさを覚える者も少なくない。
自力でガンダムそっくりの作業機をデッチあげた一般人や緊急時に頭だけガンダムに換装して自分だけの憧れのガンダムに乗った軍人もいる
逆にジオン系軍人にとっては幾度となくジオンに敗北を与えた最大の仇敵であり、怯むどころか執拗に付け狙う者もいる。
宇宙世紀自体が(基本的には)全て同一の世界観であり、代替わりや兵器の更新も普通に行われているため、型落ち・旧式として登場する場合も少数ながらある。
しかしそれでもパイロット(多くは主人公)と人機一体となり、旧式となっても他機とは違う特性を持たされている事も多いため、
時には機体性能の限界を超えた強さすら発揮して強敵を撃破する例も往々にして存在する。
このように「運命じみた何かを宿している」とも受け止められており、
「君もガンダムに選ばれたのだと思いたい。いつもそれは結果的に必然だった。…良くも悪くも、だがな」
「ガンダムには、ふさわしい乗り手が自然と現れる」
「機体の頭部をガンダムのものにした瞬間、不思議な事が起きるんだ」
ガンダムとそのパイロットと共に戦ってきた人物は、多少たりともこのような言葉を残している。
「ガンダム神話」は一年戦争〜『
閃光のハサウェイ』辺りの時代までは熱心に信奉されていたものの、
一年戦争時代の軍人がほぼ現役を退いた『
F91』以降の時代になると「ああ、そういえばそんなMSがあったらしいね」程度の認識にまで印象が薄れていった。
そのためか、これ以降は最初から正式名称に「ガンダム」を付けることは減っていく。
おかげでフォーミュラ系はガンダムか?というややこしい議論が生じる。
また、一企業の
個人が趣味で
新開発したMSをガンダムっぽくしてもお咎め無く、また
約一名を除いてそれが「ガンダム」という事にこだわらなかった事例もある。
一方でその後の戦いを描いた「フォーミュラー戦記0122」では主人公ベルフをはじめクルー達や本来のパイロットらもしっかり「ガンダム」と呼び、
ジェガン等他のMSとは違う機体として少なからず特別扱いされており、「F91」のフロンティアⅣの面々が良くも悪くも偏っていたことを考えると、
派閥や所属部隊などによって「ガンダム」に対する認識に温度差があったのかも知れない。
しかし『F91』より後の時代の『
Vガンダム』ではガンダムタイプは
「反抗のシンボル」と解釈されており、
ヴィクトリーガンダムを見たザンスカール兵が「真のガンダムなら(連邦の支配体制に反抗している)我らの側に立つはずだろうに!」と憤慨したり、
「敵にガンダムがいることを認めると部下の士気に関わる」という理由で
「ガンダム」と呼ぶことを命令で禁じた者まで現れるなど、
「ガンダムという名前にある重み」はまだまだ風化していないことがわかる。
ちなみに、正規にガンダムの名が付けられた機種をたくさん作っていたアナハイム・エレクトロニクス社のMS事業没落と時期的に重なるためか、
「AE社あんまり関係ない機種」にこっちのなんとなく似てるからガンダムってことにしよう!パターンが多い。
…が、流石に時の流れには勝てなかったか、宇宙世紀200年代を舞台とする『
ガイア・ギア』や『
G-SAVIOUR』ではガンダムの名は最早完全に風化してしまったらしく、
劇中どころか文書設定や商品名を含めても「ガンダム」の名を冠するMM・MSは存在しない。
見た目は典型的なガンダム顔である「Gセイバー」の「G」も、「Fセイバー」「Jセイバー」等と同様に単に「
セイバーシリーズMSの開発順に応じたアルファベット」に過ぎない。
ガイア・ギアαはガンダムではないが、ツインアイタイプの顔と言うこともあってか
試作機はRX-78-2に寄せたデザインになっており、
少なくとも設計者はガンダムの存在を覚えていた可能性が示唆されている。
ガイア・ギアαは作中でガンダムと散々戦ってきたシャア自らが機体の命名を行ったことが示唆されている。
なおどうしてRX-78が「ガンダム」という名前になったのかは前述の通り
不明。
第一話の台本においては、
テム・レイから「ガンダムが量産されるようになれば、君のような若者が実戦に出なくとも戦争は終わろう」と言われた
ブライト・ノアが、
「ガンダーX78」のことかと聞き返し、我々の愛称だとテムが答える台詞が書かれているが、最終的にこの台詞には取り消し線が引かれ公式化には至らなかった。
メタ的には「ガンボーイ」と「フリーダム」を組み合わせた造語であるが、宇宙世紀の人間が何を思ってその名前を名付けたかが一切明かされていない。
他のRXシリーズの名前が「ガン
キャノン」「ガン
タンク」と意味のある言葉である事からも、尚更何を思ってガンダムと名付けたかがわからないのである。
一説には脚のふくらはぎのくびれこそが「ダム」であるとされている。
とはいえ「ザク」「グフ」等の敵MSに対抗し、また彼らジオン側の命名基準にある種対応したことで、単なる響き重視でつけられた名前くらいの印象でも良いかもしれないが。
ちなみにゲーム作品で「ガンダムタイプを指定して効果が発生する」処理を行う際には、対象となるか否かの判断をしやすくするためか、
「アナザーガンダム出典の機体も含めて、この宇宙世紀における基準で判定する」か、
「カード名やゲーム内での機体名称に『ガンダム』を含むものを対象とし、設定上めんどくさい機種のみ個別でセーフアウトの判定を付記する」ことにしているケースが多い。
『トライエイジ』のように設定的に間違ってはいないが対象が広すぎるケースもあったが。
分類:②【ガンダムファイト参戦用モビルファイター】
前提として、この世界における「主役」である
モビルファイターは軍用機のモビルスーツとは似て非なる存在であり、
「モビルトレースシステム」というマスタースレイブ方式に近い操縦系統を採用している点で区別される。
そして、4年に1度開催される、コロニー国家間の主導権争いを兼ねた代理戦争「ガンダムファイト」に参戦するための機体として、
各国家が威信を賭けて建造する
モビルファイターが、この世界における「ガンダム」である。
劇中では例外的なアルティメットガンダムも、当初はメンテナンスフリーを目指したガンダムファイト用ガンダムとして造られた。
作中におけるモビルファイターの用途自体がガンダムファイト用以外にほぼ存在していないため、基本的には
「モビルファイター=ガンダム」と考えて差し支えない。
国家の象徴という面の強さから、ガンダムファイト国際条約のいくつかに「国家、ないし代表の保有するガンダム」について触れているものが存在する。
乱暴な例えをすると野球で言うバットやグローブ、フェンシングで言う鎧や剣と言った「競技に使う個人所有の武具、道具」の様な扱いと言っていいだろう。
世界の覇権を手にするために国を挙げて開発するだけあってその性能は折り紙付きで、
基本的にどの国のガンダムも一般的な軍用
量産機程度なら軽く蹴散らせる程度の実力を備えており、
また「それだけの性能を備えたスペシャル機を
ロボットプロレス競技のみに使用する」という状況そのものによって、
各国の軍事予算を圧迫させ、軍拡競争に歯止めを掛ける役割も担っている。
ちなみにいわゆるガンダム顔が多いのは「MFにも服飾や自動車のようにデザインの流行が存在するため」と説明されている。
ガンプラが題材ではない作品としてはぶっちぎりに競技色が強いゆえの設定だろう。
分類:②【ガンダニュウム合金を採用したMS】
「電気的に中性」という特性を持ち、作中における標準的な装甲材であるチタニュウム合金とは比較にならないほど高い破壊係数が特徴の素材「
ガンダニュウム合金」。
もちろん装甲材として用いれば非常識なまでに堅牢な機体に仕上げられるが、武装にも用いることでビームの出力を強化できるなど、
攻守両面を支える万能素材としてのポテンシャルを誇るが、加工が難しく相応に高コストという難点も併せ持っている。
『W』ではこの素材を装甲材などに採用していることが「ガンダム」の条件であり、
この定義に照らし合わせればメリクリウス、ヴァイエイト、ビルゴ系など(小説版のみ
トールギス)もガンダムタイプとなる。
が、狭義においてはこの条件に
【ウイングガンダムゼロおよび同機にルーツを持つ機体】が加わり、
本編ではオペレーション・メテオ実行用に建造された
5機のMSとその改修機及び、
ガンダムエピオンがこれに該当する。
小説版では
「ガンダム」と言う単語自体、史上初のガンダニュウム合金多用MSであるトールギスの開発中の愛称であった。
分類:②【フラッシュシステムを搭載した、地球連邦軍の決戦用MS】
元々は第一次宇宙戦争時に「
フラッシュシステム」を搭載した試験機のMS名が「ガンダム」であり、
この機体に搭乗したパイロットが『X』世界において最初の
ニュータイプに覚醒したことから、同様のシステムを搭載するMSに「ガンダム」の名が冠されたとされる。
ちなみに、この「
フラッシュシステム」とは、ニュータイプのみが使用できる特殊システムであり、
ニュータイプのパイロットが搭乗することで、
ビットモビルスーツの操作やサテライトシステムの起動などが可能になる。
本作は基本的に宇宙世紀シリーズの世界観や設定を踏襲した内容となっており、アナザー系ながら宇宙世紀と共通点が多い作品なのだが、
その「『X』世界におけるファースト・ガンダム」は上述の「
フラッシュシステム」を内蔵した事実上のニュータイプ用MSであるため、
本作においてガンダムタイプは、「RX-78-2の時点で
Ζのバイオセンサー、あるいは
νのサイコミュ相当の機構を持ったハイスペックMS」だったりする。
尤も、『X』の物語は第一次どころか第七次宇宙戦争終結後の15年後の世界で、残るガンダムタイプもその第七次戦争時に開発・生産された機体だけであり、
その多くが旧連邦の手を離れていて、民間の「バルチャー」や傭兵的な「MS乗り」等が「ガンダムを手に入れれば伝説的なMS乗りになれる」とその所在を巡り、争っているが、
そもそもとして、「
フラッシュシステムを搭載した旧連邦軍の決戦用MS」というガンダムの定義自体が広まっていないことに加え、
フラッシュシステムは適性が無ければ扱えない上に、使えたところでビット系の武装がほとんど失われているという現状から、
戦後世界においては、旧連邦の元NT部隊所属者や高官でもなければ、
フラッシュシステムそのものを知らない者が大半であり、
「ガンダム」の名前も、「連邦製の高品質・高性能モビルスーツブランド名の一種」としか見ていない者が多い。
一方、密かに生き残っていた旧連邦の高官達は「政府再建委員会」を組織し、新たに
2機のガンダムを建造。
その後、彼らが樹立した「新地球連邦政府」軍でも、この2機の「ガンダム」を運用している。
この2機は「
搭乗者の問題で作中で
フラッシュシステムを作動・使用する事こそなかった」ものの、
フラッシュシステム自体は搭載されている。
分類:①【黒歴史にたびたび登場する『白い機械人形』】
全てのガンダムシリーズが行き着く先として制作された『∀』の世界において、
「月光蝶」によって文明がリセットされる以前の歴史=
黒歴史とは
過去のガンダム世界の歴史である。
となれば当然「過去のガンダム」も
黒歴史を知る者達によって言い伝えられており、
特に月側の民族であるムーンレィスには「宇宙移民の迫害の象徴」と認識されていた。
そんな中で現れた
∀ガンダムは当初ガンダムの存在を知らなかった地球側によって「ホワイトドール」などと呼ばれていたが、
その姿を見た
コレン・ナンダーが
黒歴史の記憶を刺激され「ガンダム」と呼んだのが同機が作中で初めて「ガンダム」と認識された例である。
しかし当初は
その奇抜すぎるデザインから月側の人間であっても∀をガンダムとするかには賛否分かれていたようで、
ディアナ・ソレルは
「ガンダムにお髭はありますか?ありません!」とハッキリ否定している。
ガンダムDX「えっ」
分類:③【MSの正式名称としての「ガンダム」は存在しない。一部人物が私的に付けた愛称】
作中における設定としては、MSの正式名称に「ガンダム」が付いた機体は存在せず、
例えば主人公機である
ストライクガンダムや
フリーダムガンダムは、作中では単に「ストライク」「フリーダム」とのみ呼称される。
但し、主人公であり両機のパイロットである
キラ・ヤマトは、ストライクの起動時にサブモニターに表示されたOS名の頭文字「G.U.N.D.A.M.」を繋げて「ガンダム」と読んで以降、
ストライクを度々「ガンダム」というあだ名で呼ぶようになった(あくまであだ名の為、「ストライク」と普通に呼ぶシーンもある)他、
後に乗り換えたフリーダムも、ザフト製ながらストライクやその兄弟機である5機の”G”の意匠を色濃く受け継いだビジュアルをしていたため、
初めてフリーダムを見た際にストライクを連想したらしきキラは「ガンダム…?」と呟き、隣にいたラクスに「『ガンダム』の方が強そうでいいですわね」と返されている。
同様に作中でガンダムと呼んだのは
カガリ・ユラ・アスハと
スティング・オークレーのみで、どれほどガンダム呼びが広まっているかは不明。
このような事情があるため、
プラモデルにおける商標といった作品外ではこの経緯に則って、
劇中において
「『GUNDAM』と略すことのできるOSを搭載した機体」の名前に「ガンダム」が付けられる。
なお、『SEED』シリーズではこの「
『GUNDAM』と略すことが出来るOS」は一種類に限らず、
ハード的な技術進歩や機種としての用途に応じて何種類か存在する設定であり、故に開発陣営に関係なく、該当するOS及び機体が存在する。
一部かなり無理のある略し方になっているものもあるが、現実でもままある話……というか現実の方が凄まじい例も少なからずある。
そのため、キラが搭乗したことのないMSであっても、OSが「G.U.N.D.A.M.」であれば「機体名+ガンダム」(「イージス」なら「
イージスガンダム」)となる一方、
「あの顔」をしていても、劇中においてオーブ製故に搭載OSが異なる
M1アストレイ等は、「ガンダム」が付かずに正式名称がそのまま用いられる。
但し、「あの顔」をしているなど見るからにガンダム然とした風貌のMSは設定上の開発した陣営がどこであれ、概ね『GUNDAM』OSが搭載されている設定になっており、
M1アストレイやその派生機・
後継機を除いて、『SEED』シリーズに登場するMSで「ガンダムっぽいのに商標上でも名前に『ガンダム』が付かない」機体はほとんどない。
- General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Synthes System(単方向分散型神経接続による汎用自動演習合成システム)
- Generation Unsubdued Nuclear Drive Assault Module Complex(抑制されていない核駆動を使っている強襲モジュール複合体)
ザフト開発のファーストステージシリーズ、及びその後継のクライン派MSに使用。
ちなみに、製造した陣営も違えばOSが共通というわけでもないのに、こちらもOSの頭文字が「G.U.N.D.A.M.」となっているのは、
鹵獲した4機の“G”を解析して得た情報で『ザフト製ガンダム』を製作した際、ザフトの技術者が遊び心でそう表示させたためだという。
機種:
フリーダム、
ジャスティス、
プロヴィデンス、
ドレッドノート、
ストライクフリーダム、
∞ジャスティス
- Generation Unrestricted Network Drive Assault Module Weaponry(無制限ネットワーク駆動世代の強襲モジュール兵装)
- Gunnery United Nuclear Deuterion Advanced Maneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)
- Gigantic Unilateral Numerous Dominating AMmunition Fortress(巨大制圧火器集約要塞)
- Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation(無人・自立運用展開教導機)
DSSD(深宇宙探査開発機構)の宇宙探査用MS・
スターゲイザーに使用。
- General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Complex(単方向分散型神経接続による汎用自動演習複合体)
コンパス開発の新型MSに使用。
機種:ライジングフリーダム、イモータルジャスティス
一方で、ロウが「頭や顔のデザインがアストレイレッドフレームに似ている機体」をとりあえず「アストレイ」と呼ぶシーンがあるなど、
既知の機体とデザイン等に類似性が見られる機体を関連付けて判断することそのものは存在するようだ。
但しこれは先述したM1アストレイの存在を知って以降はニュアンスが変化しており、「兵器として王道ではない」用途で用いられる機種への称号、といったところになっている。
劇中で、プレア・レヴェリーが搭乗する「プロト・ザフト・ガンダム」こと「ドレッドノート」に自身が製作した新兵装を装備させた際、
巨大なXを背負ったようなシルエットと、「カナードを助けるために乗る」というプレアの意思から、「Xアストレイ」と名付けたのが好例。
つまりロウにとっては本項目の「ガンダムタイプ」に近いニュアンスで「アストレイ(タイプ)」という言い方をしていることになる。
発想元のM1アストレイは普通に兵器として運用されているのは気にしてはいけない。ついでに言うとロウはメカとしてのM1の完成度は高く評価している
分類:②…?【GNドライヴ搭載型MS】
イオリア・シュヘンベルグが基礎理論を提唱した機関「GNドライヴ」。
稼働時に
GN粒子と呼ばれる特殊粒子を生成するこの機関は、GN粒子自体が持つ通信阻害効果に加え、
質量操作による機体制御、装甲表面に散布することで防御力の向上、高濃度圧縮すればビーム兵器として使用可能……と、
機動・攻撃・防御あらゆる面で
私設武装組織 ソレスタルビーイングの所有する機動兵器「ガンダム」の圧倒的な戦闘能力を支え続けた。
イオリアの真の目的などを考慮すると、元々の定義は「GNドライヴ」…正式名称「
Gundam Nucleus DRIVE(以下『太陽炉』)を搭載する機動兵器」。
つまり戦闘機だろうと太陽炉さえ搭載していればガンダムであり、MSになったのは後世の開発の結果である。
更に補完として、「GNドライヴ[
T](『疑似太陽炉』)」や「大型GNコンデンサー(粒子貯蔵タンク)」が開発され、1stシーズン中盤以降に世間に普及した結果、
ガンダムの実質的な定義は「太陽炉またはその代替品を搭載したMS・MA」という形に収まった。
事実、
GN-Xの登場により太陽炉搭載機同士の戦闘が発生するようになった状況を指して「ガンダム同士の戦争」と言及する場面があったり、
劇場版にて
GN-X IVに擬態した
ELSと対峙した
グラハム・エーカーが「相手がガンダムタイプとは…!」と発する場面が確認されている。
加えて
GN-X IVは開発陣が「この機体はもはやガンダムと呼ぶべきだ」と胸を張って発表する程に高性能となっており、
その主張に沿ってか見た目もガンダムに似せている(V字アンテナ、ツインアイ風の顔など)という特徴がある。
いやまあこの人は時系列的な直後に狭義の「『00』のガンダムタイプ」に乗るんだが
ただ、TVシリーズにおいては「ガンダム」は「ソレスタルビーイングが武力介入に使用する機体=
テロ組織のモビルスーツ」という認識が一般的であるため、
地球の各国家群としては、ガンダムの名前はもちろん、それを彷彿とさせる姿を自軍のMSに与えるのは市民感情を考慮しても非常によろしくなかった。
そのため、2ndシーズンで発足した地球連邦は、
GN-X系列に代わる新たな主力機としてガンダムらしい特徴を意図的に覆い隠した
アヘッド系列を開発するなど、
自軍の太陽炉搭載MSの外見・名称から「ガンダムらしさ」をなるべく排除しようとしている描写が見られ、
このあたりの政治的事情がが解決しつつある『劇場版』においても正規軍側の機種には「見るからにガンダムらしいデザイン」は採用されていない。
事実、疑似太陽炉が普及した2ndシーズンにおいても、ガンダムに
トラウマを持つ
ルイス・ハレヴィが初めてその記憶を掘り返されたのは半壊した
ガンダムエクシアを見た時である。
こうした点から、00世界における「狭義の『ガンダム』の定義」としては、
【CBが武力介入用途で所有する太陽炉搭載機、あるいは武力介入仕様機のプロトタイプ】となるか。
…といったように、広義・狭義のいずれを見てもかなり明確に「ガンダムの要件」が定められている世界となっているのだが……
分類:①【伝説上のMS「ガンダム」を模して製造したMS】
MS鍛冶の名門・アスノ家に代々伝わる「救世主ガンダム」の伝説とそれをもとにした絵画が存在しており、
フリット・アスノが最初に開発したMS
ガンダムAGE-1は「
UEを打ち倒す”救世主”」となることを願い、伝説上のガンダムを模して建造されたもの。
ある意味では宇宙世紀の定義に似ている。
その後ガンダムは何度か「代替わり」を経るものの、それらは全て
「アスノ家がAGEシステムを使用して組み上げた地球連邦軍側に属するMS」であった。
しかし時代は流れ、UEことヴェイガンが
ガンダムAGE-3の鹵獲に成功し、そのデータを元に
ガンダムレギルスを建造。
同機は機体のディテールこそ従来のヴェイガン機の特徴を受け継いでいたが、頭部やカラーリングはガンダムらしい意匠で、初の「アスノ家以外が建造したガンダム」となった。
しかし、これは見方を変えれば
「ヴェイガンも"救世主ガンダム”の偶像を求めていた」と考えることができ、
カラーリングがTV版のトリコロールから「火星の赤」に変更されているMOE版のレギルスは、よりその印象が強くなっている。
なお、アスノ家に代々伝わる「伝説の救世主ガンダム」そのものについては、地球とヴェイガンの戦争が完全に終結した後年に、
件の絵画を基に、フリットによって「ザ・ガンダム」という名称で建造再現されている。
但し、絵画から読み取れた情報には不鮮明な部分も多く、その不足分の情報を
ガンダムAGE-1等から補い置き換えているため、
フリットが再現した「ザ・ガンダム」が絵画の救世主ガンダムと完全にイコール
というわけではないらしい。
また、AGE世界に伝わる「伝説の救世主ガンダム」とは、『AGE』の舞台となる「アドバンスド・ジェネレーション」以前の歴史において、
幾度となく繰り返し起こった戦争で活躍した「白いMS」のことであるとされる。
ガンダムを含めたそれらの戦争や兵器のデータはEXA-DBという巨大データベースに封印されたため、軍にも民間にも表向きは残っていないのだが、
アスノ家に伝わるAGEデバイス内にはかつてのデータが残っており、それが元になって生まれたのがAGE-1であるという。
分類:②?【「ヘルメスの薔薇の設計図」のうち「G系統」に属する設計図に沿って製造されたMS】
RC世界の前身である宇宙世紀時代の技術が遺されているという資料が「ヘルメスの薔薇」であり、
そこに記された設計図のうち「G系統」に属する機体は「G系」と称され、同設計図から産み出された機体の中でも特別な位置付けとして認識されている。
「ヘルメスの薔薇」が宇宙世紀の技術であるならば、「G系」の「G」とはすなわちガンダムを指していると考察でき、劇中でも
G-セルフを指して「ガンダム」と呼ぶ場面が存在している。
実際にG系MSはその多くが商品展開時に「ガンダム」の名を与えられている。モノアイ顔で誰がどう見てもガンダムの顔ではない
G-ルシファーも商品展開上では「ガンダム」である。
ガンダム顔かつ型番もG系ながらガンダム名義ではない
カバカーリーも開発コードは「G-IT」。
……が、設定上では
「G系」と「ガンダム」を結びつける記述は存在しておらず、
商品展開上で「ガンダム」が関されているMSも作中設定としては一貫して「ガンダム」を外した名称で存在している。
ジット団の機体に至っては、「G-アイオーン」なら「
ジャイオーン」と言った具合に「ガンダム」を意味する「G-○○」がそのまま発音の中に溶け込んだネーミングがなされており、
ジロッドやジーラッハのような
見た目も名前も全くガンダムに見えないが、ガンダムタイプの定義は何故か満たしているというパターンさえある。
こうした事情から、
上記の分類パターン全てに該当する可能性があるというシリーズでもトップクラスにややこしい事態となっている。
書籍『「G-レコ」で考えた事』に収録された企画骨子によれば、
活性化されたガンマプラズマ磁力を金属組成に封じ込めた、放射線を遮蔽する能力を持つ初期の「ガンマン・マグネット」の進化形として、
当時開発された「ガンダリウム」という複合金属素材の名前から、「ガンダム」という名前が採用されたのかもしれない、
と、宇宙世紀におけるガンダムの名の由来を遡る形で設定することが構想されていた。
ガンダリウム合金はガンダムのルナチタニウムを再現したから付けられた名前だということを思い出したのか、この設定が本編で語られることはなかったが、
「ガンマン・マグネット」の用語は後に『
機動戦士ガンダムF90 FastestFormula』にて登場している。
分類:②【厄祭戦時に製造されたMSフレーム「ガンダム・フレーム」を採用した機体】
作中時間より300年前に勃発した、
モビルアーマーとの人類の存亡を掛けた戦い「厄祭戦」。
その最中に誕生したMSフレームのひとつ「
ガンダム・フレーム」は、
この世界におけるMSの主動力炉「エイハブ・リアクター」を2基並列同期稼働することで規格外の出力を獲得。
機体とパイロットをダイレクトに接続する制御システム「阿頼耶識システム」と共に鬼神の如き活躍を残し厄祭戦を終わらせ、後の統治機構
ギャラルホルンの礎となった。
フレームからしてワンオフモデルに近い存在であるため構造は複雑かつ予備パーツの用意も難しく、作中での主力量産機である
グレイズなどと比べると運用面では明確に劣っている。
だが自慢のパワーは300年経ってなお現行機を凌駕しており、
鉄華団が劇中の躍進劇を見せた背景にはガンダムを3機も入手出来た幸運が要因のひとつであることは疑いようがないだろう。
しかし「エイハブ・リアクターの2基並列同期稼働」は極めて難しいものらしく、戦後は生産性の問題とMAという仮想敵の消失により全く生産されなくる。そして300年という時の中で新規製造のための技術も失われてしまった。
結果としてガンダム・フレームの総生産数は72機と少数に留まり、物語開始時点で残存が確認できているのは僅か26機。
その残った機体もギャラルホルン各家が保管している機体を除けば散り散りになってしまっており、厄祭戦を終えた時のまま太陽系のどこかに埋もれたままだったり、
あらゆる宇宙海賊や民兵団を渡り歩く内に改造を繰り返され原型を留めない姿に変わり果てたりと、数奇な運命を辿った機体も少なくない。
またガンダムフレームは72機という生産数に因んでかすべてが
ソロモン72柱の名を冠している。が、改修等で名称が付け加えられたり、偽装のために別名を付けられていることもある。
この理由からアナザーガンダム作品では珍しい「本編スタート時点で、ガンダムタイプが増えない可能性が高い」世界観となっている。
まず前提として作中世界には「
PMET」という情報元素を用いて機械義肢と人体を神経接続し、
もとの肉体と同じように扱えるようにする身体機能拡張技術「
GUND」というものが存在する。
GUND自体は医療目的が主なのだがこれにMS開発系の企業が目をつけ、GUNDを軍事転用したMS操縦体系「GUNDフォーマット」に発展させようという動きが始まった。
GUNDをMSに適用する……すなわち
MSを人体の延長として、意のままに操れるというメリットに目をつけたのだ。
こうしてGUNDフォーマット採用型MS「
GUND-ARM」が誕生、略して「
ガンダム」と呼ばれるようになった、というのがアド・ステラにおけるガンダムである。
このGUND-ARMはまるで人間そのままのような動きを実現するに留まらず、
空間中に拡散したパーメット元素から情報を受け取り高い空間把握能力を得られる上に、
パーメットを金属加工したドローン兵器「GUNDビット」に従来とは比較にならない機動性を与えることにも成功した。
しかし、18m級の機械巨人をそのまま人体と直接接続することには構造上無理があり、
最新AIでも処理しきれない膨大な情報量の流入(データストーム)により、パイロットの神経をズタボロにして廃人化、最終的に死に至るという重大な欠陥が生まれてしまった。
かくして、『水星』世界におけるガンダムは『死の呪い』と引き換えに絶大な性能をもたらす『魔女のモビルスーツ』という烙印を押され、
「禁忌の技術」と呼ばれ、呪われたMSとして扱われてしまうのだった……。
作中でも「ガンダム」は「
乗り続ければ戦死しなくとも遅からずデータストームで死ぬロクでもないMS」という扱い・認識であり、
強化人士5号は「全力出したら死ぬんだよ、こっちは」とガンダムに乗るリスクについてノレアに語り、
終盤にとある人物がシュバルゼッテでグエルを襲撃した際にも、グエルは相手の身を案じて
「ガンダムなんてもう乗るな…」と言っている。
何故か上記の欠陥がみられない
エアリアルを除けば、ほぼ全てのガンダムが
そういう機体という事なのだろう。
メタ的な観点では「GUND」は魔術にまつわる言葉である「Gandr(ガンド)」の捩りであり、
そして、GUNDが兵器(ARM)になって「ガンド・アーム」、縮めて「ガンダム」……と、「ガンダム」という名称に(メタ・作中両面で)特有の意味付けを行っているのも特徴。
なおこのネーミングは脚本や考証といった言語・設定分野のスタッフではなく、ガンダム・エアリアルなど本作の主役級MSを担当したデザイナー、JNTHED氏の提案によるもの。
ここまでで登場していない、ガンダムタイプかどうか紛らわしい機体
『
機動戦士Ζガンダム』より。
明らかに見た目がガンダムではなく、作中でもガンダム扱いはされていないが開発コード名が「
γガンダム」。
クワトロ大尉自らがガンダムとは名づけたくないので「リック・ディアス」と名づけた、といういわくまである機体だが、
開発コード名が消えたわけではないので「ガンダム」と名づけられた機体であるのは確か。
詳細は
リンク先を参照。
『機動戦士Ζガンダム』より。
リック・ディアスと同様に開発コードが「
δガンダム」の機体。
リック・ディアスより設定がわかりにくく、可変MSとして設計されたのが「デルタガンダム」で、
そのデルタガンダムの可変機構を省略して開発されたのが百式で、デルタガンダムと百式は別もの、という設定もある。
人気が高くバリエーションも多数あるが、どこからどこまでがガンダムなのか、という線引きが少し難しい。
デルタプラスは系列の機体だがやはりガンダムとは名づけられていなかったりするのがややこしい。
ガンダムと名づけられたかどうかは微妙だが、ガンダムタイプとして開発された機体ではある。
続編の『
ΖΖ』だとガンダムチームの一員として認められているので、登場人物からはガンダムと思われているようである。
「Ζ-MSV」「M-MSV」より。名前の通り
Ζガンダムと
ΖΖガンダム、
νガンダムの量産型。
ガンダムの量産機がジムであるとおり、量産型Ζガンダム 量産型ΖΖガンダムは頭部がジム系に近い顔になっている。量産型νガンダムだけガンダム顔である。
ジムはガンダムタイプではないとされている一方、この三種は機体名にガンダムと入っているので、ガンダムと名づけられた機体ということになる。
『
逆襲のシャア』に登場したMS。劇中ではアムロもνガンダムの前に本機に搭乗している。
外見はΖガンダムと似た部分もあるがあまりガンダムっぽくない。
登場人物からもガンダムもどきと見なされていた。更に物語的にもνガンダムの前座という立ち位置。
ただこの機体名は「リファイン・ガンダム・ゼータ」の頭文字であるため、ガンダムと名づけられた機体と言えなくもない。
『
機動戦士ガンダムUC』より。上記リ・ガズィの系統。外見的にはジェガンの系統の量産機。
機体名が「リファイン・ゼータ・ガンダム・エスコート・リーダー」の頭文字という設定があるため、
上記リ・ガズィにならうなら、この機体もガンダムと名付けられていると言えなくもない。
設定的にはガンダムタイプと量産機の両方の特徴を受け継いだ機体。
イメージ的には
ΖIIと
メタスと
ジェガンを混ぜたような機体であり、基本的にはガンダムとは扱われていない。
『
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』より。
機体名がガンダムではなく、原作小説だと見た目はガンダムっぽいがガンダムタイプではないという設定だった。
後に設定が追加され、オデュッセウスガンダムがフライトユニットを装備した状態がペーネロペーとされている。現在はバリバリのガンダムタイプになった。
『機動戦士ガンダム00P』より。
設定的にもネーミング的にも明確にガンダムなのだが…その外見はガンダムどころか
モビルスーツっぽくない。
これはそもそもCB側でも可変機が本当にうまくいくかどうか手探りの頃に、「ほぼ航空機オンリーの試作機」として作ったため。
模型誌の外伝企画に登場、ということで知名度もさほど高くないのだが、
ガンダムビルドファイターズトライに登場した事もある。
初見でこいつの正体がわかった視聴者は一部だけだろう
良くも悪くも見た目がガンダムっぽくないので、ガンダムかガンダムではないかのクイズで引っかけ問題に利用されやすい。
『
ガンダム・センチネル』に登場した
Ζガンダムの量産機。
なに、上に量産型Ζガンダムがいる? やつとは相互不干渉の立場だ
量産機とは思えないほど高性能で、
派生機が多いのが特徴。
機体名にガンダムとはつけられていないものの、型式番号はΖガンダムの直系のものになっている…というか、
Ζプラスが前提の時にはカミーユが乗った方を「プロト・Ζ」…すなわち明確な試作・お試し生産モデル扱いする事すらあった。
そのためか、見た目にもΖガンダムらしさが残っている他、実際製作サイドはガンダムタイプとして製作していた模様。
『ガンダム・センチネル』より。
フルアーマーシステムの実験機で、見た目は完全に
ΖΖガンダム。だが登場人物からハリボテ扱いされており、ΖΖガンダムとは完全に別の機体。
更に機体名もガンダムとは名づけられておらず、特にガンダム扱いはされていない。
『ガンダム・センチネル』より。
「
λガンダム」の上半身と「
ιガンダム」の下半身を組み合わせて設計した量産機。
ιガンダムとは
Sガンダムのことなので、実質的にはSガンダムの量産機。
上記設定を見るとほぼガンダムのように見えるが、ガンダムとジムの関係性と同様に、この機体もガンダムタイプとはみなされない。
『
機動新世紀ガンダムX』より。
『フラッシュシステムを搭載した連邦軍の機体』という条件を満たしてはいるが、機体名はガンダムではなく、作中でもガンダム扱いはされていない。実験機だからだろうか…
頭部にアンテナこそないが、ガンダムタイプの顔をしている。が、機体全体のデザインとしてはあまりガンダムっぽくない。
作中の出番も一話限りで大きな戦果もあげられなかったため、あまり話題にもあがらないという悲しい存在。
だが、後にこの機体系統のガンダムタイプが追加された。詳細は
リンク先を参照。
初出は「
SDガンダム G GENERATION モノアイガンダムズ」。
宇宙世紀作品っぽく見えるがゲームオリジナルなので、他の宇宙世紀作品とはパラレル的な世界の存在。
クワトロの『まるでモノアイガンダムだな』というセリフが象徴するような機体。
外見はほぼガンダムタイプだがモノアイの機体。主役ガンダム=ツインアイの法則が崩れた例外的存在。
機体名はガンダムではないが、作中ではだいたいガンダムとして扱われている。
「モノアイガンダムズ」と言うとおり、兄弟機のデスパーダも同様の扱い。ただデスパーダはシスクードより微妙に扱いが悪く、知名度も低い。
同プロジェクトで開発された
テラ・スオーノがガンダムタイプなのかは微妙なところ。
外伝作品「シルエットフォーミュラ91」に登場したビギナ・ギナの兄弟機。
裏取引によりアナハイムが提供した技術を用いており、V.S.B.Rも搭載されている。
作中では違ったもののガンダムそのものの頭部も用意されていたと言われており、これはイメージ戦略に利用する意図があったとされる。
ガンダム神話の生き証人も世代交代が進みその雷名も徐々に過去の物となりつつあった時代だったが、やはり「分かる人には分かる」ものだったのだろう。
実際には
本物のガンダムを
知る男によって
ガンダム神話の後継者の命脈は引き継がれていたのだが、
子孫であるF91がガンダムとして扱われるようになった経緯と、本機の開発経緯やガンダムの頭部まで用意されていた事とを見比べると
「ガンダムF91になれなかった機体」なのかもしれない。
宇宙世紀だと基本的に『MSの頭部を別の機体に差し替えたとしてもそれは別の機体(頭部側の機体)にはならない』という法則がある。
初代ガンダムの段階でガンダムは頭部を破壊された後も動くことができたため、頭部はそこまで重要ではないという考え方なのかもしれない。
『
機動戦士ガンダムΖΖ』より。
Ζガンダムの頭部が破壊された際に、応急処置として
ザクの頭をつけた姿。
上記のジムヘッドと同様、こちらもΖガンダムのバリエーションとして扱われる。
ゲームオリジナル機体。初出は『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』。
EXAMシステムの実験機達。
1号機は試験の過程で陸ジム→陸ガンへと素体を変更したという設定だが、EXAM入りのジム頭だけはそのまま流用しており、外見上はほぼ青いジム。
登場人物からは「ブルー」と呼ばれてガンダムとは扱われていない。ただ頭部を入れ替えただけという設定や型式番号から、陸戦型ガンダムのバリエーションという立ち位置といえる。
2号機と3号機は全身陸戦型ガンダムがベースとなっており、外見は完全にガンダムタイプになった。
なお1号機は地上専用だったが、2号機と3号機は宇宙でも使用可能になっている。
宇宙でも使えるのならもはや「陸戦型」では無いという気がしないでもないが、その辺りは特に言及されていない。
リメイク版では、2号機と3号機はまったく新しいガンダムタイプだという設定に変更された。
『
0083』より。外見はガンダムに見えず、登場人物からもガンダムとは扱われていない。
設定的には、ガンダム試作4号機「ガーベラ」が開発中止になったので、
ガンダムに見えないよう外装を偽装した上で、裏取引により
シーマに引き渡されたとされる機体。
なので中身はほぼガンダムといっていい。
『
機動戦士ガンダムΖΖ』より。外見はガンダムではないし、登場人物からも特にガンダムとは扱われていない。
設定的には
ガンダムMk-Ⅴが原型となっており、フレームが共通している。胴体部分を見比べるとよく似ている。
ガンダムMk-Ⅴは
サイコガンダムを小型化するという目標で開発された機体であり、
ガンダムの系統の1つであることは間違いないはずだが、ドーベン・ウルフがガンダムだとはみなされていない。
その後、『
ガンダムUC』では、この機体を回収した
AE社が頭部をガンダムヘッドにしたシルヴァ・バレトが登場。
こうなるとほぼガンダムの様に見えるが、それでもガンダムだとはされていない。
更に続編の『
機動戦士ガンダムNT』では
かつて「ガンダム」に乗ったパイロット用にカスタマイズしたシルヴァ・バレト・サプレッサーが登場したが、
ここまでやってもやはりガンダムとは扱われていない。
漫画作品『機動戦士ムーンガンダム』の主役機。
サザビーのプロトタイプであるバルギルに、
サイコガンダムMk-IV G-ドアーズの頭部と、背中にサイコプレートを組み合わせた機体。
上記の例をみてわかるとおり、頭部だけを入れ替えても別の機体にはならないという法則に従うなら、この機体はバルギルのはずである。
よって当初はバルギル(ガンダムヘッド&サイコ・プレート搭載型)と呼ばれていた。
が、G-ドアーズのサイコミュがバルギルのシステムを上書きしてしまった結果、バルギルが乗っ取られたかのような展開となっている。
その後はガンダムのフリをするためにガンダムっぽいカラーに変更され、外見的にはかなりガンダムっぽくなった。
そして実情はともかく、登場人物達からはガンダムと扱われている。
『
機動戦士ガンダム サンダーボルト』より。ジムの頭部をガンダムにしたというそのまんまの機体。
劇中でも味方サイドから「こけおどしのガンダムもどき」扱いをされている。
上記法則に従うなら、この機体も実質的にはジムである。
名前にガンダムが入っているが、製作者側もガンダムとはみなしていないという珍しい機体。
同じく『サンダーボルト』より。漫画オリジナル。
サイコ・ザクMk-Ⅱのフレームに
ガンダムの装甲を取りつけた機体。
本質的にはサイコ・ザクながら、装甲はガンダムの純正品なので外見はほぼガンダム。パイロット側はガンダムを名乗っているが、他の人物からはガンダムとは認められていない。
どちらかというと「にせガンダム」の系統。
- ジムⅡ ラプターブルー隊 エンデ・アベニール中尉機
外伝漫画『
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』より。
訳あって外していた頭部の代わりにレプリカの実習用ガンダムヘッドを急遽取り付けて出撃している。
上記法則に従うなら、この機体も実質的にはジムⅡであるのだが、襲撃を撃退し子供達を救ったその姿はまさしく本物のガンダムであった。
『
機動新世紀ガンダムX』より。
正確には
ビットモビルスーツと呼ばれる無人機で、作中活躍したのは主にGXビットとD.O.M.E.のビットモビルスーツの2種類。
単体で見ると頭部がガンダムタイプではなく、どちらかというとガンダムのニセモノっぽい見た目をしている。
「フラッシュシステムを搭載した地球連邦軍の決戦用MS」という意味では条件を満たしているが、これ単体をガンダムと呼んでいいのかは解釈次第なところ。
扱いはガンダムを親機とする子機であり、ガンダムタイプの装備の一種といった方がよさそうではある。
『
機動戦士ガンダム 水星の魔女』より。どちらも無人のMS型ガンビットで、ガンダムとは名づけられていない。
『「GUNDフォーマット」を搭載したモビルスーツ』というカテゴリには入るが、基本的には上記Gビットと同じ立ち位置の存在。
本質的にはガンダムではないはずだが、
彼とは別のベクトルでガンダム(の一部)になった人達。
- ヒュッケバインシリーズ(スーパーロボット大戦オリジナル)
現在はほぼ否定されているが、「デザインの類似性から
サンライズ非公認のガンダムタイプと見なされたため、
封印作品ならぬ封印機体と扱われている」という
都市伝説がプレイヤーには著名。
外見的にこうなった理由は「カトキ先生がデザインを描いたから」でほぼ説明できる。
追記・修正は過去存在したガンダムにリスペクトを表し、「G系統」の設計図に沿ってガンダム・フレームを採用し、
主機関にはGNドライヴを、制御機構にはモビルトレースシステムとフラッシュシステムとGUNDフォーマットと「G.U.N.D.A.M.」OSを搭載し、
装甲材にはガンダニュウム合金を採用した「ガンダムとは付かない機体」を建造してからお願いします。
- せっさんが定義をややこしくしてるのは草 -- 名無しさん (2023-08-31 17:47:10)
- ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊・プリキュアにも言えることだよな -- 名無しさん (2023-08-31 17:47:44)
- トールギスはチタニュウム合金だぞー。小説版は色々設定が違うから -- 名無しさん (2023-08-31 17:49:39)
- あと当時は何とも思わなかったけどこうやって見ると種世界のガンダムの定義って大分異例なんだな。 -- 名無しさん (2023-08-31 17:52:47)
- せっさんにとってガンダムは救世主だからな。故にスローネの蛮行にガチギレしたわけで -- 名無しさん (2023-08-31 18:14:02)
- seed世界のガンダムの元ネタとなるOSってどんな名称でどういう意味なんだろう? -- 名無しさん (2023-08-31 18:15:24)
- 「『仮面ライダー龍騎』の世界では神崎士郎が作ったものしか仮面ライダーと呼ばれないので、どう見ても仮面ライダーだが別人製のオルタナティブは仮面ライダーではない」ってのを思い出した。 -- 名無しさん (2023-08-31 18:21:43)
- モビルファイターも含まれてるから普通に「ガンダムタイプ」でいいんじゃないかな、タイトル -- 名無しさん (2023-08-31 18:21:44)
- 「あれはガンダムだ」のシリーズで知ったけど見た目も名前もガンダムでも型式番号がRGMならガンダムじゃないというややこしさ -- 名無しさん (2023-08-31 19:24:22)
- >目が二つついててアンテナはえてりゃ、みんなガンダム ドスハード「じゃあ、俺もガンダムだ!」 -- 名無しさん (2023-08-31 19:34:40)
- ダ イ タ ー ン 3 -- 名無しさん (2023-08-31 19:47:27)
- 追記修正の条件がきつすぎる -- 名無しさん (2023-08-31 19:52:41)
- ↑6 ストライクはGeneral Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis System(単方向の分散型神経接続によって自律機動を行う汎用統合性システム)。あともう何種類かある。 -- 名無しさん (2023-08-31 20:02:30)
- ド ス ハ ー ド -- 名無しさん (2023-08-31 21:18:05)
- 「ガンダムにはお髭がありますか!?ありません!」「よしなに」 -- 名無しさん (2023-08-31 22:07:07)
- ヒ ュ ッ ケ バ イ ン -- 名無しさん (2023-08-31 22:22:25)
- 水中型ガンダムはガンダムと冠してるけどガンダムタイプじゃないという宇宙世紀のイレギュラー。技術体系で言うならアクアジムガンダムヘッドという代物。 -- 名無しさん (2023-08-31 22:45:55)
- こうしてみると大元の宇宙世紀が一番定義があやふやなんだよな -- 名無しさん (2023-08-31 23:05:57)
- ↑RX-78とその発展型としてのガンダムと象徴としてのそれとごっちゃになっているからな。 -- 名無しさん (2023-09-01 01:46:53)
- Wや00、AGEだと「意志や精神、概念から形作られ、それらを成しそして示し得る力を持つメカ」な側面もあると思う。エピオンとか特に。 -- 名無しさん (2023-09-01 02:16:38)
- ↑3 メタ的に見てもあやふやだし、作中でもどんどんあやふやになっていってクロボンDUSTでカオスなことになってたな -- 名無しさん (2023-09-01 04:20:59)
- 宇宙世紀のガンダムは言ったもん勝ちみたいなところあるからなぁ。逆に種世界はOSで決まってるからある意味ハッキリしてたり。尤も作中だと正式には名前にガンダムって付かないからまたややこしいんだけど -- 名無しさん (2023-09-01 04:35:02)
- GレコはG系がガンダムと似ても似つかない奴ばっかりな上にG系より強そうな機体も多いのがややこしい要因だわ。イベントだから微妙だけどマスクの乗ったフェネクスもG系になるか。 -- 名無しさん (2023-09-01 07:11:06)
- せっさんの『ガンダム』は『ゴルコンダ』に置き換えて支障ないからなあ。プルトゥエルヴ・コレン・ボッシュ辺りと遭遇しない限りはそれほどややこしくはない(充分ややこしい) -- 名無しさん (2023-09-01 07:38:13)
- 百式は開発段階ではガンダムタイプだけど実機はガンダムじゃなくなった なんてややこしいからなぁ -- 名無しさん (2023-09-01 08:15:38)
- アナハイム「ガンダムの商標権は当社が所有しております。」 -- 名無しさん (2023-09-01 08:48:57)
- G-○○じゃないけどジャイオーンとかカバカーリーもG系なんよな -- 名無しさん (2023-09-01 09:27:09)
- よく「ダブルオーライザーはガンダムを超越した存在だからガンダムではない」と勘違いしてる奴がいるが、正しくは「機体名からガンダムの名称が外された」だけであってガンダムタイプMSであることには変わりないんだよな。 -- 名無しさん (2023-09-01 09:59:10)
- ↑おまけにせっさんの定義的にもバッチリガンダムだしな -- 名無しさん (2023-09-01 11:32:19)
- ここに載ってないけど、大元のRX-78-2はなんでガンダムなの? ガンダリウム合金はガンダムからとられた名前なんだよね? 単なる語感重視? -- 名無しさん (2023-09-01 17:49:23)
- ↑追記 フリーダムガンボーイじゃなくて宇宙世紀内の設定ね -- 名無しさん (2023-09-01 17:51:40)
- ↑ダムの様にジオンの攻撃をせき止めるためだよ(適当) -- 名無しさん (2023-09-01 18:06:59)
- ちなみに、00のレグナントは一応ガンダムの部類には入らないけど仮面の下にガンダムフェイスが隠されていて、ルイスが自分が乗ってる機体が憎んでいたガンダムだと知り発狂するという没プロットがあったそうで。 -- 名無しさん (2023-09-01 18:57:26)
- ↑ ついでに、カバカーリーは元々「G-IT」だったのがアーミィに渡るにあたって別の名前になった、っていう、ガンダムタイプとしては結構珍しいケースよね(リックディアスの「γガンダム」はあくまで初期の開発コード」 -- 名無しさん (2023-09-01 19:18:57)
- ↑マスクが自分の生まれた所の神様(カーリーだから恐らくインド神話のカーリー?)の名前を付けたいって言ってカバカーリーになったんだっけな -- 名無しさん (2023-09-01 20:25:53)
- 映像化作品ではないけど漫画の機動戦史ガンダム武頼の主役機の武頼は昔多くの災難を退けた武人「頑駄無尊」からとって頑駄無武頼と名乗るようになったという、この項目の①の変化パターンだな -- 名無しさん (2023-09-01 21:33:21)
- ↑2 作中設定的にはクンタラの神様カバカーリーの名前。メタ的にはカーバ神殿とカーリーだろうね -- 名無しさん (2023-09-01 21:35:42)
- 陸戦型みたいに特別感ない奴もいるよな -- 名無しさん (2023-09-01 21:53:32)
- リック・ディアスは当初γガンダムと名付けようとしたのをクワトロの提言でリック・ディアスにしたみたいだけど、もしリック・ディアスがγガンダムだったら目が2つでアンテナの付いているガンダム顔じゃない機体にもガンダムと名付けられるようにもなったのだろうか? -- 名無しさん (2023-09-01 22:15:20)
- Ξやアルケーみたいな異形で悪人面機体でも初見でガンダムって認識される辺り、その世界でのガンダムの存在感や影響力のデカさがわかる -- 名無しさん (2023-09-02 06:42:36)
- どこぞの借金王は「どこの世界でもお湯を沸かすのはヤカンを使う。ガンダムもそういうものかも知れねえぜ」と言っていた。つまり強い -- 名無しさん (2023-09-02 07:33:28)
- (レスが切れた…)モビルスーツは自然と「ガンダム」に行き着くのだ、と。 -- 名無しさん (2023-09-02 07:34:37)
- CEは戦間期に非公式カテゴリとしてガンダムタイプが浸透しており、犯人はジャンク屋組合というかロウ・ギュール。レイスタのツラを“ガンダムフェイス“にするサービスが人気 -- 名無しさん (2023-09-02 11:37:16)
- ↑12 ダムはふくらはぎだろJK -- 名無しさん (2023-09-02 12:22:55)
- 反抗の本家を気取るなら最初からベスパガンダム作ればええやん、との疑問に、クロスボーンガンダムに何度も煮え湯を飲まされたカガチが認可しなかったからだという説を読んだことがある -- 名無しさん (2023-09-02 12:57:18)
- 兵器開発はある意味で「合理性」の局地みたいな世界なのにも関わらず、ガンダムという言葉にはどこの作品でもそれを取り巻く人々のプリミティブな「信仰」が関わってくるのが面白い -- 名無しさん (2023-09-02 17:57:11)
- Gに置いては「破壊されたら負け」のガンダムヘッドを備えている、もガンダムの定義の一つだと思われ -- 名無しさん (2023-09-03 13:49:22)
- 宇宙世紀の『ガンダム』は反体制側(主にジオン)にも連邦側(グリプス戦役時)にも多大に辛酸を舐めさせた経緯のせいで、双方から腫れ物扱いされてガンダム神話の風化が速かったんじゃないかなと思う。本当に奥の手のシステムのデストロイモードでしかガンダム顔が出てこない上に正式名称にガンダムが入ってないユニコーンを見てると尚更そう感じる -- 名無しさん (2023-09-03 14:06:05)
- コメ欄。なぜガンダムにV:tMがと一瞬 -- 名無しさん (2023-09-03 15:54:50)
- コズミックイラだとジャンク屋の活動もあって民間レベルでは「アストレイタイプ」って呼び方の方が浸透してそうだ -- 名無しさん (2023-09-03 16:01:46)
- 釣り鐘や魚や風車に変形しようが皆ガンダムという愉快な未来世紀 -- 名無しさん (2023-09-03 22:47:31)
- 性能的にも外観もほぼガンダム。V字型ブレードアンテナだが決定的に違うモノアイのMSという類を見ないシスクード。しかしそれがかっこいい、まぁこれがガンダムの様でガンダムと呼ばれただけの機体だから判断が難しい…タイトルはモノアイガンダムズだからメタ的にはガンダムなんだろうけれども…作中的にはどうなんだろう? -- 名無しさん (2023-09-20 11:40:10)
- ↑1作中的にも立派にガンダムだと思うよ。開発時期はmk2と同期でmk2が純連邦系技術によるガンダムに対してシスクード(兄弟機のデスパーダも)はジオンのニタ研(フラナガン機関)の血が混じった機体だし。ハイザックのコンセプトをガンダムタイプで実践した、っとも取れるしね -- 名無しさん (2023-09-20 14:54:04)
- Gガンのインパクトに隠れがちだけど、G-ルシファーやジロッドやジーラッハすら分類的にはガンダムのGレコも大概フリーダムな気がする -- 名無しさん (2023-09-25 15:37:28)
- 上でも言われてるけど、記事名は「ガンダムタイプ」で良いと思う。そもそもモビルスーツじゃないのもいるわけだし -- 名無しさん (2023-09-30 11:33:04)
- AGEの救世主ガンダムって何やろ -- 名無しさん (2023-12-14 23:08:08)
- 無頼と敏樹ガンダムは? -- 名無しさん (2023-12-22 08:55:45)
- で結局「Gundam Nucleus DRIVE」の「ガンダム」は何処から来てるのよ??? -- 名無しさん (2023-12-22 10:27:59)
- ウイングゼロにルーツを持つって、それなら五博士が造ったヴァイエイト・メリクリウスも該当するんじゃないのかな? -- 名無しさん (2024-03-11 00:24:31)
- 宇宙世紀は「ガンダム」と言う単語に色々意味づけしようと頑張ってたけど結局面倒臭くなって投げた感ある -- 名無しさん (2024-09-15 18:40:18)
- エンデのジム論というか、誰かや何かを守ったり助けるために戦うMSは概ね精神的にはガンダムだと思う。あとはパイロットを居るべき場所まで送り届けることが出来たら百点満点 -- 名無しさん (2024-12-04 20:55:24)
- デュエルブリッツとライトニングバスターはコントロール系をG.U.N.D.A.M.からザクのものに変更してるけど、この場合でもガンダムって扱いでいいの? -- 名無しさん (2024-12-27 10:25:12)
- SEEDにおける『ガンダムという名前』の設定は両澤さんの意向も反映されてそうな気がする。仮面ライダークウガ(劇中世界観に『仮面ライダーという固有名詞』は存在しない)のおかげてSEEDの制作に参加する決心ついたって旨のコメント残してたし。 -- 名無しさん (2025-01-10 09:32:49)
- ①はなんで由来となったMSがガンダムと名付けられたのかという謎が出てくるんだが -- 名無しさん (2025-02-24 12:04:21)
- 個人的にガンダムに見えないけど実はガンダムっていうMSto好き。上でトップクラスにややこしいと書かれてるけど、ジロッドみたいな -- 名無しさん (2025-03-31 18:43:44)
- 途中送信しちまった。MAだけどジロッドみたいなよく見るとガンダムの顔っぽく見えるデザインが好き。後はジャイオーンみたいなMSも好き。 -- 名無しさん (2025-03-31 18:47:01)
最終更新:2025年04月05日 21:23