ロアビィ・ロイ(ガンダムX)

登録日:2012/10/10(水) 18:42:16
更新日:2024/11/10 Sun 20:26:49
所要時間:約 5 分で読めます





ロアビィ・ロイとは、『機動新世紀ガンダムX』の登場人物
年齢:18歳
CV:山崎たくみ


主人公側であるバルチャー艦フリーデンに雇われているフリーのバルチャーとして登場する。
ガンダムレオパルドを操る凄腕のパイロットであり、ガンダムXの陸戦弾幕担当。

天涯孤独の身の上ながら確かな技量とガンダムの性能で逞しく生きており、フリーデンのムードメーカーでもある
ノンポリ思考が強く、政治的・思想的なものからは極力身を引く傾向にある

長髪の優男な外見に似合わぬ泥臭い砲撃戦を得意とし、対多数戦を強いられやすいフリーデンに敵を近付けない防衛戦の要として活躍した

同じく雇われバルチャーであるウィッツ・スーとは陸戦と空戦、互いの欠点を補うことが出来るためよくツーショットで共闘している
ガンダムレオパルドがガンダムエアマスターに掴まり空を飛ぶ、なんて場面もあった
海中戦仕様になって大暴れする、スキーを履いて雪原を駆け抜けるなど、レオパルドの拡張性の高さに惑わされずどのような戦場でも的確に活躍する技量も持ち合わせている
キッド無理やり拡張してるのは言うまでもない


前述の思想的なものを嫌う性格からニュータイプの保護を掲げるジャミル・ニートを遠ざけ、フリーデンから離れるが
後ろ髪引かれる想いから「アフターサービス」として舞い戻り、後にウィッツと共にフリーデンと長期専属契約を交わす。
その際船内に自費で娯楽室を作るなどイケメンパワーを発揮し、更にはフリーデン副官のサラ・タイレルへの想いを見せ始めるのであった





長身、イケメン、気遣いも出来るロアビィは、勿論物凄くモテる。チッ
フリーのバルチャーとして幅広く飛び回っているせいか、あちこちにガールフレンドがいてロアビィを迎えてくれる。ケッ
ゆえにガンダムXにおいてロアビィは女性とのエピソードも数多く、その結末は悲しくもドラマティックなものが大半である


そんなロアビィ、「アフターケア」と称しては薔薇の花を携え、度々口説いたガールフレンド達に会いに行っている。

しかもどうやら女の子ごとに自分のキャラクターを変えている節がある。コイツ……出来る!

そんな彼にも作中本命と呼ぶ女性がいた。
名前や姿は出なかったものの、ガンダムレオパルドの元・所有者だった女性である(賭けに買って譲ってもらったらしいが……)

ウィッツと共に休暇をもらって回っていった「アフターケア」の最後の〆として、ロアビィは彼女の下を訪れた。
……しかし、そこには御世辞にも立派とはいえない小さな墓が一つ、寂しく立てられていただけ。
彼女はコロニー風邪(コロニー落としの影響で発生した流行り病)で亡くなっていたのだ。

「本命のお前が死んでいるなんて。出来の悪いメロドラマじゃないんだからさ。
…ほんと、冗談キツいぜ…」

ロアビィが彼女を「帰る場所」と漏らしたこと、戦後世界において最強クラスのMSであるガンダムレオパルドを賭け程度で譲っていることから、
浅くない関係であること、彼女が自身の結末を知っていたのかも知れないことがうかがえはしないだろうか


ガンダムXの戦後世界の厳しさや侘びしさを表した一つのエピソードであり、この話のタイトルにもなった

「天国なんてあるのかな」
は、ロアビィの台詞の中でもかなりの名台詞として知られている
(ロアビィの台詞で唯一のサブタイトル採用)

また、このエピソードの後からこれまであまり干渉しなかったガロードとティファの恋路を全力でサポートしており、彼の後悔と優しさを垣間見れる場面と言える。

  • 二度目の別れ


中盤にさしかかり、フリーデンがエスタルドと新連邦の紛争に巻き込まれると、前述のノンポリ主義のこともあり再びフリーデンから離れることになる
しかし迷いもあったのか、レオパルドをフリーデンに置いたまま、偶然知り合ったユリナという女性(通称きれいなカテジナさん)の下にしばらく身を寄せる

だが彼女もまたエスタルドの未来を憂うレジスタンスであり、その争いのうねりの中でユリナは狙撃され落命
彼女の最期の言葉に自らの迷いと、それに立ち向かうことを教えて貰ったロアビィはフリーデンに戻り、不死身の殺人マシーンことミルラ・ドライドの操る鉄壁の重MS・ガブルを迎撃


零距離からレオパルドの全火器をありったけ叩き込み、ガンダム三機ですら傷一つ付かなかったガブルの超装甲を自身が大破しながらも打ち砕くその戦いぶりはまさに阿修羅を凌駕している

それでもその有り様はユリナの死の悲しみを振り払おうとしているようでもあり、雄々しくも哀しいロアビィ屈指の名シーンといえる


「なぁめんじゃねえええええ!!!」

その後ガンダムレオパルドはキッドの手により楽しく改造されました

この後しばらくはレオパルドが無茶な戦闘の影響で修理中だった為出撃できず、周囲に当たり散らしている。
上述のガブル戦等、一見してクールな雰囲気に見えるが以外と感情的になりやすいタイプである。
見た目に反して意外とドライな一面があるウィッツとは対照的なキャラだったりする。


  • 以降〜終盤


ロアビィは新しく改造されたガンダムレオパルドデストロイをいたく気に入っており

「それじゃあ名前の通り、デストロイといきますか!」

と、以降の闘いを一層激しい弾幕を放つ愛機と共に駆け抜けた
サラ・タイレルへのアプローチも強くなり、物語も佳境に入るとガロードとティファがイッチャイチャイッチャイチャしまくる中、大人のロマンスを演じていた
まだ成人すらしてないけどな!!

……結局、最後の激戦を制した後ジャミルがサラの想いに応えたことにより失恋
その後失恋組として意気投合したのかエニル・エルと一緒に行動しており、すっかり相棒となったウィッツの故郷に現れている


  • 余談


フリーデンに娯楽室を作った際、会費を取ると明言していたのだが

  • サラにジャミルへの話をつける代わりに女性は会費免除

「商談成立!」

  • ビリヤードで負けてしまった為、テクス医師も会費免除

「こぉの悪徳医師め!」

  • イチャイチャしながら現れたガロードとティファを見て、15歳以下はタダに決める


「あーあ、ただの奴ばっかり!」


……まあ、フリーデンクルーが纏まってからの話だからか、ロアビィも仕方がないと笑いながらではあった。
結局フリーデンが特攻して無くなってしまったものと思われるが、ロアビィの仲間思いの面と気の良さを知ることが出来る、ささやかながらガンダムXを語る上で欠かせないエピソードであろう(というかロアビィに限らず、『ガンダムX』はこのようなほのぼのとした描写が多い)。



「冗談きついな、お前。本命の項目が荒らされているなんて、出来の悪いWikipediaじゃないんだから…ホントに…冗談きついな」

「追記・修正なんてあるのかな……こんなWikiに」



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最終更新:2024年11月10日 20:26