ファサリナ(ガン×ソード)

登録日:2011/02/19(土) 20:27:52
更新日:2023/12/05 Tue 07:34:28
所要時間:約 5 分で読めます





あなたに必要なのは、蜜。猛りや怒りを忘れるような、甘い、あまぁい…み・つ…

ガン×ソード GUN SWORDに登場するキャラクター。
声:倉田雅世

【概要】

長い黒髪と豊満な肉体、そして光のない濁った瞳が特徴の妖艶な美女。
噂の域を出ないが、イベントでスタッフが24歳でバスト103㎝と発言したそうな。*1
ついでに背もかなり高い。本作には身長設定は無いが、ミハエルより背が高く170は確実にある(ように見える)。
本作の女性キャラではトップクラスの人気を誇る、アニメ史上に残りかねないお色気お姉さん。
多くのファンからは「エロの権化」「存在自体が18禁」と褒め言葉で呼ばれている。

カギ爪の男を崇拝する組織の幹部クラスオリジナル7の一人。
メンバーの中ではガドヴェドに次ぐ古株で、劇中最も早く姿を現した。
攻撃的なカロッサにも珍しく好かれており、ミハエル以外のメンバーとガドヴェドが対立しがちなオリジナル7ではショックアブソーバー的な存在を務める。

使用武器はダリアの操作デバイスにもなる流体金属製の三節棍。普段はむっちりとした太股に巻き付けている。
生身での戦闘力は高く、女子トイレでカルメンを一方的に痛めつけ、かつてウーがカギ爪の男に襲いかかった時は一撃で重傷を与えた。

物語の開始前、ラッキー・ザ・ルーレットに囚われたミハエル・ギャレットを迎えに行ったのも実は彼女である(ただし、ラッキーが手荒な手段に出たのは想定外)。
その時点ではミハエルの街に帰る決意は固く、ファサリナも無理強いはしなかったが、カギ爪の男と引き合わせ彼を説得し仲間にする事に成功した。

以降、ミハエルとは姉弟のような関係になるが、やがて

「あなたを大人にしてあげる」

と発言し、ストレートな意味で彼を大人にしてしまう。
いくら深夜帯といっても地上波アニメにおいて限界に挑むベッドシーンを披露し、手練手管を駆使してミハエルをワンダフル・ユニバースさせた。
これには男性視聴者のガン×ソードもウェイクアップ。
それでも飽きたらず、DVDでは裸でミハエルに馬乗りになる姿が追加されている。

スタッフクレジットからすると、一連の場面は谷口監督自ら絵コンテを切った可能性が……。

そんなエロさばかりが着目されるファサリナだが、そのバックボーンは女性として非常に悲惨なものである。
生まれてすぐに娼婦街、しかも金さえ払えばどんなアブノーマルな事も可能という低級店に売り飛ばされた過去を持つ。
時系列や店の性質を考えると、かなり幼い頃から客を取らされていた模様。
両親の存在さえ知らないが、毎年差出人不明の日本人形が届きそれを唯一の宝物にしていた。
新人類特有の神経電気体質によって、彼女を抱いた男は行為中まさに痺れるような快感を感じる為、それがクセになった常連客もついている。
同じ女性であるメリッサや、新人類の女性全てが同様なのかは不明。
その評判は遠くの地方まで知れ渡り、それを聞きつけたカギ爪の男が新人類かどうか確認するため足を運んでスカウトした。

娼婦街以外の世界を知らず、過去に一度足抜けを図るが失敗し、罰として背中に大きな傷をつけられている。
それ以来、全てに諦めてしまい常連客から身請け話があっても「ここ(娼館)が好き」と言って断っていた。

カギ爪の男の勧誘も一旦は断るが、自分の世界だと思っていた娼婦街と大切な日本人形を焼き尽くす大火災を目の当たりにし、改めてカギ爪の男の誘いを承諾。
その後は側近中の側近として彼に心酔していく。
当時は娼婦仲間が産み落とした下働きの少年を弟のように可愛がっており、彼からはほのかな想いを寄せられていた。


いつもお色気全開で戦闘中でも淫らな台詞を連発するが、むしろ貞操観念は強く純粋。
娼婦時代を忌まわしく思っており、自分を「汚れた」と称していた。
レイに売女呼ばわりされた際も静かに怒りを見せている。
実際、劇中で体を許しているのは彼女自身も特別な感情を抱いていたミハエルのみ。
タイミング的には迷いを断ち切らせて完全に籠絡する思惑が重なったにせよ、独断で行動し手間をかけて彼の安全を確保するなどしっかり愛していた。
恐らく、あれが生まれて初めての愛のある性交だったと思われる。

最終決戦でカギ爪の男が死亡し、自暴自棄になって死を望むが、重傷を負ったミハエルを見つけると瞳に光を宿す
彼の元へ駆けつけた直後、落下してきた瓦礫の中に二人で消えていった………。

ただし、明確な死亡描写はない。
何より、宇宙の掃きだめ…惑星エンドレスイリュージョンに生きる人間のタフさしぶとさを我々ファンはよく知っているだろう。

ちなみにあのスパロボKではフラグを立てると
ウェンディ「兄さん、こっちにきて!」
ミハエル「わかった」
ガラガラズシャーン!
ミハエル「も、もう少しあそこにいたら危なかった…」
とかなり適当に落下した瓦礫をスルーした。


スパロボTでもPV1にてガン×ソードの参戦発表と共に当然のようにエロいカットインで登場した。
そのあまりのエロさに原作未見者からはアレンビーの前に出てたエロいお姉さん、誰?」との声が上がった。
ファサリナとアレンビーの間に出てたのに顧みられないザガートは色々泣いてもいい

Tでは終始敵役として登場するが、作品の壁を超えてさまざまなキャラクター達を大胆に誘惑・勧誘していく役どころであり、生身での拉致能力にも磨きをかけている。
これだけにとどまらずバックボーンからの発展で、あの愛の王様とそのヒロインにまでも情念の炎を燃やす展開まで…。
最後の闘いとなる両ルート51話はそんな見どころである。


スパロボ30では「T」の扱いがアンマリだったからかK同様に条件付き加入キャラとなった。
が、別に改心したとかそういうのではなく、カギ爪の男に人生を台無しにされリスタートを決めたミハエルの側にいたかっただけであった。
本作は自軍部隊に子供や学生のパイロットが多いので、カルメン99にとっては存在自体が悩みの種だったらしい。

【搭乗機】

●ダリア・オブ・ウェンズデイ
食虫植物を思わせる姿をしたヨロイで、元々はエンドレスイリュージョンにて反乱を起こした囚人の捕獲に特化した機体だった。
その為、G-ER流体を噴出させてトリモチにしたり、触手にしたり、光学迷彩機能で姿を消したりするなど他のオリジナル7とは異なる特殊な攻撃手段が備わっている。
得物は三節棍で、ポールダンスにしか見えない、なのにできる動きで立ち回りを演ずる。

ダンを翻弄し、ヴォルケインを追い詰めるなどオリジナル7の機体では最も善戦した。
見るからに女性型だが、元からそうだったのか、光学兵器を付加する際にファサリナの象徴として改修されたのかは不明。
元からだとすると、かつて男性が乗っていた時期があったかもしれないというのに…。
なお、この機体が冠する『水曜日』の名は地球(マザー)の神話において『結婚』を意味する。


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最終更新:2023年12月05日 07:34

*1 バストについてはブックレットにも記載されている。