登録日:2009/07/31 Fri 23:58:17
更新日:2025/05/03 Sat 21:02:18NEW!
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『魔法騎士(マジックナイト)レイアース』は、CLAMPによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ。 およびその主人公をマスターとする魔神の名前。
■概要
1993年から1996年まで『なかよし』にて連載され、一章3巻、二章3巻の計6巻が発売されている。
1994年から1995年までアニメも放送され、こちらも一章・二章の構成になっているが、引き伸ばしのため、
数々の寄り道やオリジナル展開が用意されており、特に終盤の展開は原作者監修によるアニメ独自のものとなっている。
また、第二章はCLAMPメンバーの大川七瀬が全編脚本を書いている。
1997年にはOVA
『レイアース』も発売されたが、漫画・アニメの内容と全く違った内容となっている。
三人は最初から顔見知りであり、魔神に乗る際はもれなく全員アニメの様に防具を纏うどころか元の学生服も着ず、
生まれたままの姿になり、尚且つダメージがダイレクトに伝わる設定なので流血描写もかなり生々しい。
裸とリョナを同時に楽しめる
漫画・アニメ版で舞台となる世界は剣や魔法やロボットといったファンタジー的なもの。ストーリーまでファンタジーかどうかはry
ただし、OVA版の舞台は東京となっている。
CLAMP曰く、「少女漫画でロボットものが出るなんて無かったから自分たちで初となろう」という意図があったとのこと。
なお、この作品に登場する人物やアイテムなどの名前は、自動車の車名やメーカー名など、自動車関連から取られている。
(※ただし、タイトルのレイアースだけはオリジナル)
このせいで(?)ファンの間では「レイアースで名前の出た車種は高確率でカタログから消える」という「レイアースの呪い」なるものが囁かれている。
3期OPに花びらが流れるシーンがあるが、なんと全部セル画である。
セル枚数は6000枚!アニメ2話分に相当する枚数である。
CLAMPやスタッフは化け物か!?
OP
1st『ゆずれない願い』Vo.田村直美
2nd『キライになれない』Vo.中村あゆみ
3rd『光と影を抱きしめたまま』Vo.田村直美
ED
1st『明日への勇気』Vo.吉成圭子
2nd『ら・ら・ば・い ~優しく抱かせて~』Vo.本田美奈子
3rd『いつか輝く』Vo.吉成圭子
これら主題歌全ての歌詞の中に“光”、“海”、“風”が入っている。
『ゆずれない願い』は田村直美氏によって紅白歌合戦でも歌われた。
長らく
スーパーロボット大戦シリーズの出演が熱望されてきた作品であったが、中々参戦の機会には恵まれなかった。
しかし2019年3月20日発売の『
スーパーロボット大戦T』にて堂々初参戦を果たした。
そして発表と同じ日に、セフィーロ(を製造していた会社)の柱が消えることになった。呪いは健在である。
異世界系ロボットアニメの先駆けとして名高い『
聖戦士ダンバイン』との絡みが多い。
2021年10月28日発売の次作『
スーパーロボット大戦30』にも継続参戦。
『T』では出番のなかったチゼータ&ファーレンの人物も登場する他、10年代の異世界転生系ロボットアニメである『
ナイツ&マジック』とのクロスオーバーが豊富。
なお、両作においては設定上は1部の頃からのストーリー展開となるが、装備している防具や剣は2部のデザインとなっている。
連載開始の
30年後
の2023年にX(旧Twitter)で公式アカウントが作られた。再作成とかではなくこれが初の公式アカウントである。そして翌年2024年の7月、何と
新作アニメの制作が決定。
ラムちゃんとか
キン肉マン、
ベルばらといい令和の世に20世紀のアニメを復活させるブームなのだろうか…?
■一章主要登場人物
獅堂光
CV.椎名へきる
主人公。
中学2年生で家族構成は母親と兄3人、そして犬の閃光(ひかり)。なお、父親は健在なのだが、剣術修業のため家を出ている。
兄ばかりな家族構成ということで性格は元気で活発な
ボーイッシュタイプ。
家に道場がある影響で剣道が得意。学校でも剣道部に所属している。
兄3人から溺愛され、学校でも年齢以下に見られる体型から人気者。
ただし胸はそこそこ
本人はその体型がコンプレックスであるのだが…
イメージカラーは赤で魔法のタイプは火。
契約した「魔神」は炎の狼『レイアース』。
ランティスに好意を抱いている。
OVA版では、2年前に
北海道から引っ越してきた。
海と風とは同じ学校の生徒であり、体操部に所属し、キャプテンも務める。
セガサターン版ではカルディナとの説得に失敗したりラファーガの最期を看取りながら号泣するなど多くの悲劇に見舞われる。
龍咲海
CV.吉田古奈美(現.吉田小南美)
中学2年生で家族構成は両親のみで一人っ子。
そんな両親がいつもラブラブなので困っている。
見た目はモデル体型の美人
(しかし胸は三人の中だと小さめ)なのだが、口を開くとハッキリ物を言う、言葉の端々がキツい、わがままであると
お嬢様チックな性格をしている上、怒りっぽい一面を持つ。
実際にお嬢様なのでお嬢様御用達の学校に通っており、学校ではフェンシング部に所属。
マスコットキャラクターのモコナとのやり取りはもはや漫才レベル。
イメージカラーは青で魔法のタイプは水。
契約した「魔神」は水龍『セレス』。
後半のバトルコスチュームがハイレグレオタードとなんかエロい。
アニメ版ではクレフに好意を抱いていて、原作は「つき合いを考えている異性はいない」とのこと。
OVA版ではテニス部に所属しており、中学卒業後は金沢の高校に通うことになる。
セガサターン版ではアルシオーネの消滅に涙を流す。
鳳凰寺風
CV.笠原弘子
中学2年生で家族構成は両親と姉一人。
メガネ担当で、外見は
この人に似てる。だが、2部で魔神に乗る際の防具を身に纏った時は眼鏡を外して、戦闘を行っている。
性格は大人しく誰に対しても物腰柔らかに接する心優しい性格。
見た目通りに頭がよく、有名進学校に通っている。
胸は三人の中では大きいと思われる
地頭の良さから腹芸、化かし合いを得意とする一面もあり、腹黒キャラと受け取られたりする。
それでも中に芯が一本通ってるようで、我はしっかりしている。
名門の女子高に通っており、弓道部に所属。でも途中から入手した専用武装は(他2人と合わせるためか)大剣となっている。
イメージカラーは緑で魔法のタイプは風。
契約した「魔神」は巨鳥『ウィンダム』。
フェリオに好意を抱いていて、魔法騎士3人の中で一番早く相思相愛になった。
OVA版では音楽部に所属しており、卒業後は外国に留学。
セガサターン版ではエスクード製の弓矢の武器を使用している。
導師クレフ
CV.
佐々木望
見た目は10歳くらいであるが、実際は745歳(公式)。
光たちの導き手であったが、初っ端から離ればなれにさせられてしまう。
しかし、その後もモコナを通じて魔法騎士をサポートし続けた。
プレセア
CV.篠原恵美
セフィーロ最高位の創師。
スタイル抜群の美人だが、少々サディスティック。
光達に伝説の鉱物エスクードから武器を製造した。
原作では最後まで生存しているが、アニメ版ではアスコットの襲撃に遭い死亡してしまう。
その後第二章で双子の妹であるシエラが登場する。
フェリオ
CV.山崎たくみ
沈黙の森で出会った少年。
アルシオーネ戦で「これは私たちの戦い」と風が言い切り、援護を拒んだことがきっかけで彼女に惚れ、その後恋仲になった。
原作ではその後出番は無かったが、アニメ版では出番が増え、風との仲が深まった。
実はエメロード姫の弟で、殆ど剣の修行と昼寝にかまけていて「王子」としての職務を全うしていなかった。
エメロード姫
CV.
緒方恵美
セフィーロの『柱』である姫。
神官ザガートにさらわれる。
そして彼女が光たちをセフィーロに召喚したことで物語は始まる。
なお、担当声優は
少年役、
イケメン役、
男装の麗人役で有名なため、お姫様役のオファーが来たときはマネージャーも耳を疑ったという。
神官ザガート
CV.
小杉十郎太
エメロード姫をさらった張本人。
初っ端でクレフを石にしたり、城の剣闘士をボコボコにしたりとやりたい放題の悪人に見える。
魔法騎士に対して刺客を送り続ける。
アルシオーネ
CV.天野由梨
ザガート一味の魔操師。
光達の最初の刺客として登場。
原作では沈黙の森の戦いの後、ザガートによって消滅されるが、アニメ版では何度も光達に襲撃するが失敗する。
そして第二章ではザガートを失った悲しみをデボネアに付き入れられデボネアの配下になった。
最後は海と風にデボネアの居場所を教え消滅してしまう。
アスコット
CV.
高山みなみ
ザガート一味の召喚師。
セレス復活を妨害する為に襲撃。
あらゆる魔獣を召喚出来る。
海と交戦してから好意を抱いていて、その思いから第二章では身長をかなり伸びてる。
セガサターン版ではカルディナの説得に失敗し半狂乱になった彼女を攻撃から光達を庇い、致命傷を負い、カルディナに看取られて死亡してしまう。
カルディナ
CV.永島由子
ザガート一味の幻惑師。
ウィンダム復活の邪魔をする少女。
光と海を魅了する方法で風を惑わす。
第二章ではチゼータの出身であることが判明しラファーガとは恋仲。
セガサターン版では自らの手で殺害したアスコットの最期を看取った後、狂ったように笑ったかと思うと激怒し、光達に報復をするが、敗北。
最後はイノーバによって消去される。
ラファーガ
CV.岸野幸正
エメロード姫を護衛する剣闘師で親衛隊長。
ザガートの手によって洗脳されてしまう。
炎の神殿で光と戦い圧倒するが、光の剣を掴んだことで剣から発した炎を浴びて洗脳が解ける。
イノーバ
CV.
置鮎龍太郎
アニメオリジナルキャラクター。
ザガートの副官でその正体はかつてザガートがエメロード姫に贈った精獣でザガートの力で人間になった
最後の刺客として光達の前に現れ本来の姿である精獣となって襲いかかるが、フェリオの協力を得て撃破される。
セガサターン版では用無しになったカルディナ、ラファーガを殺害し光(と一部のプレイヤー)の怒りを向けられる。
モコナ
CV.白鳥由里
白くてふわふわした謎の生命体。
「ぷう」としかしゃべらない。
クレフとの通信機になったり、テントや食料品を出したりと、魔法騎士の冒険をサポートする。
…実は原作版では
とんでもない秘密を抱えていたことが二期終盤で判明しており、その時見せた「白い翼を生やすモコナ」を偶然見た異世界の魔術師2人によって生み出されたのが、
『
ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』・『
xxxHOLiC』の「モコナ=モドキ」(白モコナ=ソエルと黒モコナ=ラーグ)である。
ちなみに作者の一人も「もこな」といい、恐らく名前の由来はそこからと思われる。
伝説の魔神
炎神レイアース(CV.
田中秀幸)、海神セレス(CV.
玄田哲章)、空神ウインダム(CV.
大塚明夫)の3体。
魔法騎士の力になる存在。
普段は動物の姿をしているが、その正体は巨大
ロボット。
魔神が魔法騎士に試練を与えそれを認めた時に力を貸す。
因みに原作版とアニメ版では魔神のデザインが若干変わっている。
更に言うと、原作は「とある存在」の下僕である。
合体魔神レイアース
3体の魔神が一つになった姿。
容姿はレイアースをメインで主翼は
ウインダムの羽、副翼はセレスの翼と尾が付いている。
必殺魔法は「閃光の螺旋」。
原作とアニメ一章では最後に登場。
原作二章は「ある場所」から脱出する為、アニメ二章は最終決戦で登場し原作には無い戦闘描写が描かれた。
スパロボではこの時の技が「閃光の剣」として再現されている。
後変身シーンも毎回映るので素っ裸も毎回晒す
■一章ストーリー
獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風は違う学校ながらも同じ日、同じ時に東京タワーに社会科見学に来ていた。
彼女たちが偶然出会った途端に異世界・セフィーロに召喚され、導師クレフの導きのもとセフィーロを救う旅に出る。
■二章ストーリー
「魔法騎士」の真実は残酷なものであった。
魔法騎士とは、「柱」がセフィーロに害をなす存在になったとき、それを殺して止めるために召喚される存在…いわば役に立たなくなった柱を始末するための(柱にとっては自決をほう助させうための)始末屋的な存在だったのである。
「柱」として、セフィーロ全てを平等に愛さねばならなかったエメロード姫であったが、ザガートに恋愛の情を抱いてしまった。
理性では特定の誰かを愛してはならないとわかっていながら、心のどこかで「ザガートさえ幸せなら」と考えてしまう。
セフィーロはそんな彼女の内心に呼応して崩壊を始めていた。
これ以上自分が生きていては、世界全てが滅びてしまう。そう判断したエメロード姫は、自分を殺してもらうために光たちを召喚したのだった。「この世界を助けて」に込められた行間が難読すぎる
セフィーロに生きる者は、世界そのものである「柱」に危害を加えることができない。これは柱自身であっても適用されるため、自決も不可能。だからセフィーロのシステムに影響を受けない外部世界の人間の力が必要だったのだ。
激闘の末、ザガートを討たれた憎しみから復讐鬼となってしまったエメロード姫を倒した光たち。
三人の手によって柱の枷から解き放たれたエメロード姫は、感謝の言葉と共に愛するザガートの下へと旅立った。
しかし、何も知らぬ間に世界の主たるエメロード姫とその想い人を殺める結果となったことで、3人は心に深い傷を負ってしまう。
こんな悲しい結末しかなかったのか?
現実世界には戻ってきたものの、彼女たちの心は晴れなかった。
そして悲劇から数か月後、彼女たちはまた東京タワーに集まる。
自らの意志で、そしてもう後悔をしないために再びセフィーロにやってくる。
しかし、『柱』を失ったことで人々の不安と恐怖が蔓延したため、セフィーロは崩壊の一途を辿り始めていた。
また、『柱』システムを掌握するためにオートザム、チゼータ、ファーレンの三ヶ国がセフィーロに侵攻し、領土問題へと発展する。
繰り返される戦闘の中、光にそっくりな少女・ノヴァや謎の人物・デボネアの出現により、セフィーロを襲う危機は新たな局面を迎えることとなった。
■二章主要登場人物
ランティス
CV.
小杉十郎太
ザガートの弟。
兄のザガートを慕っていた。
無口ではあるが決して冷たいということではない。
魔導師になれる魔力と剣闘士クラスの剣術を会得する、セフィーロにただ一人の魔法剣士。
最近までオートザムにいたが…
スパロボでは同シリーズオリジナルの魔神「ランティス」に搭乗し、魔法騎士と共に戦う。
性能的にはっきり言うと主人公3人よりかなり強い
イーグル・ビジョン
CV.緒方恵美
侵攻国の一つ、オートザムの軍艦NSXの最高司令官(コマンダー)であり最強のファイター。
愛機は高速機動型ファイターメカ・FTO。背中のウイングで飛行し、両腕部のバルカン砲や右腕部のビームソードで三魔神と渡り合う。
実力は魔法騎士3人を相手に対等なほど。
性格は大人しく、どこか抜けているところがあるが、戦闘になると一変、冷酷な戦士と化す。
病気持ちであり、アニメ・漫画によって結末が違ってくるキャラクターの一人である。
アスカ
CV:西村ちなみ
侵攻国の一つ、ファーレンの第一皇女。
ワガママな性格だが、術で巨大な幻を生み出して攻撃するなどその戦闘能力は高い。
『スパロボ30』では原作で使った幻術「巨大サンユン」のパイロット扱いで参戦を果たした。
タトラ
CV:
井上喜久子
侵攻国の一つ、チゼータの王女。
あらあらうふふな女性だが、有事には毅然とした女性。チゼータ王室に伝わる精霊を使役して戦う。
タータ
CV:
久川綾
タトラの妹。
男勝りで喧嘩っ早いが姉には頭が上がらない。姉同様精霊を使役して戦うが、本人の武術もなかなか強い。
ノヴァ
CV.伊藤美紀
自身を光と名乗る光瓜二つの少女。
しかし性格は無邪気かつ残忍で、遊びと称しながら光の大切な物を奪おうとしている。
闇の魔神「レガリア」を操る。
レガリアの戦闘力は三魔神以上で、ノヴァと同様に光剣を武器に戦う。
また、
ビット状の浮遊物体や両腕部からの極太ビームも強力。
その正体は、エメロード姫を殺してしまった光のトラウマが実体化して生まれた、いわばドッペルゲンガー的存在………なんだけど、ぶっちゃけ似ていない
アニメオリジナルのキャラクターであるが、間違っても
イクサーシリーズのキャラではない。
デボネア
CV.高畑淳子
ノヴァがお母様と慕う裏セフィーロ(闇の世界)の支配者。
強大にして邪悪な存在であり、自らセフィーロの柱になりて世界を支配せんと目論む。
その正体はセフィーロの柱が消えたことで生じた、人々の恐怖と絶望が実体化した存在。早い話がゴッドマーズのズール様の簡易版
実体の無い精神体かと思われたが実はノヴァの魔神レガリアがデボネアの本体であり、最終決戦でレガリアに帰還し正体を表した。
ノヴァと同じくアニメオリジナルのキャラクターだったが、後の『ツバサ』3巻で彼女に容姿の似たキャラクターが登場している。間違ってもイクサーシリーズの
ラスボスではない。
『スパロボT』では高畑さんが久々に演じることになった。
●余談
ちなみに光達3人の
修学旅行先は上海で、行動班の中に「さくら」という名の少女がいるが、
彼女は『
カードキャプターさくら』の主人公「
さくら」の別世界の同一人物にあたることが『ツバサ』最終巻で判明した。
CLAMPナイスサプライズ!!
また『ツバサ』では他にも、メインとなる男性3人が2巻にて「魔神」(獣形態)似の「巧断」を一時的に得ており、
それぞれ小狼(レイアース。6巻で入手する武器が炎の剣)・黒鋼(セレス。剣の達人で技名に龍が入る)・ファイ(ウィンダム。見た目飄々とした魔術師)と本作の主役トリオと対応するものになっていた。
その他にも「桜都国・桜花国編」に本作のキャラクターが登場している他、終盤には三魔神の融合形態(合体魔神レイアース)を模した鬼児が登場している。
冒頭でアニメ版に関して「オリジナル展開が用意されている」「後半と第二部はCLAMPの大川七瀬が脚本を書いている」と書いてあるが、これにも実は少々の余談がある。
登場人物紹介のプレセアの項で書いた通り、彼女は原作では最後まで生存するにも関わらずアニメでは死亡するのだが、これがどうも脚本家の独断であったようなのだ。
大川はアニメ監督である平野俊弘との対談でこの展開を「辛かった」と語っており、平野の方もまた「最後まで反対した」「私の力不足」と返しているため、制作側でひと悶着あった事がうかがえる。
他にも大川は少なからずの不満をアニメに抱いていたようで、第一部後半から脚本に参加、終盤からはシリーズ構成も交代した。
だが同対談で「お話を頂いた時、最初は全てお任せするつもりだった」とも述べており、このアニメ制作への参加はイレギュラーであった事を示唆している。
また、平野が「原作者に相談しないと駄目なレベルになってしまった」とも言っている事から、大川からの介入かアニメサイドからの要請かは不明。
特にシリーズ構成交代については第一部の全20話中19話目からと言うクライマックスでの交代であり、なにやら裏事情があった事をうかがわせる。
降板したまるおは2年後に『
地獄先生ぬ~べ~』の脚本を2本だけ担当したが、その後は業界から姿を消している(本作との関連性は不明だが)。
本作はCLAMP初のTVアニメ化作品であるが、こうした事情もあってか、後のアニメ化作品では積極的に制作に参加するようになり、シリーズ構成と脚本に大川氏が担当することになった。
追記・編集はセフィーロに召喚されてからお願いします。
- 原作改変ものの二次創作が出るなら、三人娘の誰か(あるいは新規追加キャラ)に転生して、原作の悲劇を回避する、って話を希望したいな。 -- 名無しさん (2021-11-05 14:42:40)
- ただ、2期のあの結末は、1期のあの悲劇あってこそ、それを受けて悩んで考えた結果だからなぁ……。難しいところだ。 -- 名無しさん (2021-11-05 14:46:04)
- 声優に詳しく無いとエメロード姫とイーグルの声優が同じだと絶対に気付けないよね…というか詳しくても気付くの難しい -- 名無しさん (2021-11-05 15:43:45)
- 思うに、創造主たるモコナにはきっと、柱を(生きたまま)交代させる権限もある(でも何等かの理由でおいそれとできない?)から、モコナに直談判して、柱をエメロード姫と交代して、「柱システムをなくす!」としちゃえばショートカットできるんじゃね?と思った。 -- 名無しさん (2021-11-13 12:03:30)
- ネタバレは文を下方に下げるだけじゃなくてちゃんとプラグインで隠せよ。でないと意味がない。 -- 名無しさん (2021-12-06 14:47:56)
- ↑10 いくらセフィーロが心の力ですべてを決める世界と言っても、さすがに人の心まで自由にできるわけじゃないのでは?仮にそうだとしたらアルシオーネだって簡単にザガートを我が物にできたはずだし、「心の力で全てを決めること」それ自体が世界の脅威になるだろ。 -- 名無しさん (2021-12-06 14:55:14)
- エメロード姫は最初島津冴子が演じる予定じゃなかったの? -- 名無しさん (2021-12-15 04:32:48)
- 本編終了後、モコナが侑子さんと出会ったらしいけどその辺の話とかやる予定ないんかな -- 名無しさん (2021-12-15 07:42:52)
- サターン版は当時何とも思わずやっていたが、改めて見ると原作で生きている筈のキャラまで死んじゃうから結構鬱ゲーだよね… -- 名無しさん (2022-05-30 10:12:45)
- CLANP作品だと一番好き。 -- 名無しさん (2022-07-07 18:33:17)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-09-19 21:57:27)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-09-20 22:27:46)
- いつ観ても光は美しい -- 名無しさん (2023-01-22 18:22:46)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2023-02-18 13:37:47
- 風ちゃんのエスクードの武器は、大剣じゃなくて弓矢にした方が良かった気がする -- (名無しさん) 2023-05-22 17:25:54
- このアニメの為に勇者シリーズから主力アニメーターを引き抜かれたサンライズが、まさか10年後にその原作者とコラボする事になろうとは誰も思わなかっただろう。 -- (名無しさん) 2024-04-19 20:29:07
- 第一部のラストが「風の盆恋歌」とダブるように見えたのは俺だけ? -- (名無しさん) 2024-05-19 05:53:19
- 漫画もアニメも好きな作品 -- (名無しさん) 2024-06-19 06:53:53
- 【速報】再アニメ化決定!!!俺達の青春が帰って来たァ! -- (名無しさん) 2024-07-02 12:17:25
- 今の技術ならエンジェリックレイヤーのヒカルと互換性があるレイアースの商品作れるじゃないスか? -- (名無しさん) 2024-07-02 12:44:09
- そもそも、なんで柱システムなんて導入したんだろう?世界を維持するなんて安定性を求められるのに、その根幹が何よりも安定感がない心にするだなんて、魔法騎士なんてシステムを用意しているところからしていずれ破綻することは最初から分かっていたのでは?せめて、複数人数で柱を担当するとかもっと簡単に交代できるようにするとかすればよかったのに。 -- (名無しさん) 2024-07-04 06:27:23
- レイアースは平成アニメでは? -- (名無しさん) 2024-07-04 08:23:27
- ダイの大冒険やキン肉マンみたいな良い感じのリメイクになりますように。 -- (名無しさん) 2024-07-04 21:39:37
- エメロード姫の声はコーネリア皇女殿下がいいな。 -- (名無しさん) 2024-07-06 00:51:31
- 3魔人は全員TF。スターセイバー、初代コンボイ、ロックダウン。 -- (名無しさん) 2024-07-06 00:54:46
- 今風にリブートするなら光達はスマホやSNSとか普通にやってるのだろうか。舞台は93年だっただけに -- (名無しさん) 2024-07-06 20:38:47
- ↑6単純に実験だったんじゃない?いろんな世界を作って、どのシステムが一番うまくいくか試していたんだと思う。 -- (名無しさん) 2024-07-06 20:48:53
- ↑仮にそうだとしたら、この形が選ばれたセフィーロは災難としか言いようがないな。 -- (名無しさん) 2024-07-19 12:16:31
- ↑8 その謎に関しては原作では言及されてる(原作とアニメはパラレルみたいなもんだが)。原作では、実はモコナは地球とセフィーロとその隣国を含むすべての世界の創造主で、最初に作った地球が争いに満ち満ちてしまったことに失望してセフィーロを作った。それでも柱システムや隣国の存在という、不安定をもたらすシステムをわざわざ用意したのは、人間自身が自分自身の心を持って世界に良き変革をもたらせるとどこかで信じていたからじゃないかと示唆されている。 -- (名無しさん) 2024-10-17 16:29:10
- ↑その辺分かりにくいせいか山本弘が納得いかないって言ってたな。 柱システムで誰かが犠牲になるならまだしも解決は余所任せでよその人が否定したらあっさり廃止(そして滅びるわけでもなく存続)とか、考えてみりゃかなり理不尽だし。 -- (名無しさん) 2025-04-03 16:31:30
最終更新:2025年05月03日 21:02