ハマーン・カーン

登録日:2009/06/11(木) 19:24:13
更新日:2020/01/10 Fri 10:05:56
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こんな所で朽ち果てる
己の身を呪うがいい!


機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物。



小惑星要塞アクシズでドズル・ザビの娘ミネバ・ラオ・ザビを指導者に頂くネオ・ジオンの摂政。0067年1月生まれ。
……つまり初登場時はまだ20歳である。
ミネバはまだ幼いためアクシズの実質的指導者となっている。

【人物】

まさに女傑と言える御方であり、その若さに似つかわしくない大胆不敵な性格。
優秀なMSパイロットかつNTであり、ファンネルを多数搭載したキュベレイを手足のように乗りこなす。
アクシズを束ねるだけあって非常にカリスマ性が高く、ZZのマシュマーのように彼女に心酔する人物もいる。
また、高慢と見られるほどプライドが高く他者を寄せ付けないところがあるが、
実際の所は寂しがり屋でありZ時は特に元恋人のシャア・アズナブルとの繋がりを求めていた。それこそ色々と酷いことをされているのに何度も許そうとするぐらい。

ただ本来アクシズ側の勢力だったはずのシャアからはミネバの教育方針の違い等から嫌悪感を抱かれ徹底的に拒絶されたり何だったりされた。
というよりもそもそもシャアはアクシズに居たくなくなったらしく、エゥーゴに入ってからアクシズ側に逡巡する様子はなく、後にアクシズを「忌まわしき記憶」とまで言ってのけるほどである。
そのためかZZにおいてジュドーと知り合った後は彼との繋がりを求めている。
全部が全部ではないが、思想といいZZでの行動といい、根本的な問題は大体シャアの悪影響な気がする。

アクシズという過酷で特異な環境は殊更にカリスマ指導者を求めていたはずであり、責任の重圧も大きかったのではないかと推測される。
しかもアクシズ勢力は故郷を失っている身であり、更にジオン公国やティターンズと比べるとかなり小規模なため、ZZガンダム作中ではサイド3の旧ジオン領を譲渡させる目的でコロニー落としを決行する…などの凶行を行っている。

その性格から怖いもの知らずに思われがちだが、優れたNT能力からかリィナ(妹)が傷つけられた際のジュドーの怒りのプレッシャーには完全に圧倒され、取り乱していた。
彼女も人の子なんです。


髪型はピンク髪のボブヘアーで、昔からミンキーモモに似ていると言われてきた。
目つきの鋭さは似ても似つかないが
ΖΖでは1話だけシャギーの入ったロングヘアーにしている。


Z時代の服装は黒のタイトなワンピースとシンプル。
ΖΖ時代になるとザビ家の紋章をあしらった派手なスーツと特徴的な冠を着用しており、軍の指導者と言うよりは特撮の女ボスのような趣だった。
ジオンの将校はこんな人ばっかりである


MSの操縦技術も高く、滅多にノーマルスーツを着用しない。
シロッコ、レコア、サラを同時に相手にしても全く引けを取らず、ハイメガキャノンフルパワーすら受け止めた。最強NT候補に名を連ねる御方でもある。
アムロ・レイが宇宙に上がっていたらどっちが勝ったのか。

また、シャアカミーユ・ビダンジュドー・アーシタといったNTと惹かれ合ったが、共感することはなかった。
ジュドーとはそうでもなかったが、シャアやカミーユとの溝は特に深かった。
カミーユからはその凄まじいNT能力でずけずけと心に踏み込まれ、胸に秘めた妄想まで覗かれたので凄く激怒した。怒るのは当然過ぎる。


【来歴】

ガンダムエースの漫画『C.D.A. 若き彗星の肖像』の影響か、「少女時代は可憐で純真な性格であった」設定はほぼ公式化しつつある。
通称はにゃ〜ん
家族仲はとても良好。
シャアが居た頃までは顔つきも険しくない。
ただしストーリーが良く言っても癖が強い代物で、外見以外の設定については概ね扱いづらい代物で内容はファンからもスルーされがちだったりする。


父はジオン公国高官マハラジャ・カーン。
妻とは6歳差で、C.D.A.にて姿が判明。

母のレイチェルは0073年に40歳の若さで死去(マハラジャ46歳、ハマーン6歳の時)。
妻の死に傷心したマハラジャを気遣い、デギン公王はザビ家主催の夜会に招待し数人の女性を紹介したりもした。

16歳でドズルの妾(妻子の世話係?)になった8歳上のマレーネは病弱で、1年戦争前に死去。

PCゲームやC.D.A.には4歳下のセラーナが登場。可愛い。
心優しく、ZZ時代後、ゲームにて穏健派外務次官として父の意志を継ぐ。
ゲームで対立することになる人物の若い頃は漫画にも登場する。

ちなみに父はダンディで母や三姉妹は美人である。


元々NT能力が高く、キシリアの要請で0073年に6歳で研究機関に編入された。
その間は噂で有名なシャアの存在が心の支えで、0081年に初めて出会ってからはそれが恋心に変わるが…


0081年頃、14、15歳のこの時は髪型がクェスと似ていた。
憧れの存在だったゼナ・ザビの病死後は、ミネバの世話係をする。
ゼナの死を含め様々なことで精神が不安になった彼女について、ララァはシャアに警鐘を鳴らしていた。
父の病死後、16歳の時に正室であるミネバの摂政に就任。

ちなみに、Ζに登場した侍女のラミアも本作でミネバのお世話をしている。


そして0083年10月、ある真実を聞き性格や瞳の色が豹変、ある事件でシャアとは距離を置く。
ハマーンはその場を去るシャアに背中を向け、静かに涙を流していた…

0086年2月、19歳のハマーンはシャアへの未練を残したまま(事実、シャアには一緒に来るよう誘っていた)、アクシズを地球圏に発進させる。


同誌連載で、劇場版Zの裏側を描いた漫画『機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』では、
初代でドズルの部下だったラコックがカイにハマーンの事を語っている。
ハマーンやマハラジャの姿はC.D.A.版準拠だが、ハマーンの人物像、父やザビ家への感情はやや異なる。

ハマーンには父に「娘」ではなく「軍人」として認められたいという思いがあり、父が描く未来像、「ジオン再興」を願っていた。

しかし、マハラジャがドズルへの忠誠の証に姉を側室に出した事を卑しく思い、ザビ家に怨みを抱くようになり、姉を売った父にも憤りを感じる。

マハラジャ自身も、C.D.A.にて「娘を生け贄にした卑劣な父親」と感じている。
マハラジャはC.D.A.では0083年8月に病死したが、こちらではハマーンの手によるものでは、と示唆されている。

父の死後は16歳でミネバの摂政に就任したが、ハマーンはミネバに少なからず歪んだ感情を抱いているらしい。

ラコックはドズルの心情を察し、ミネバを派閥争いの駒にしないよう嘆願書を出し、地球圏に追放されている。
アクシズにて、ラコックはシャアから「ザビ家への恨みは消えないが復讐に後悔の念が無い訳ではない、
ミネバ様には是が非にでも幸せに育っていただきたい」と聞き、ハマーンにはシャアと同じ不幸を繰り返して欲しくないと思っている。


とはいえ、TV版・劇場版ともにミネバを気遣っており、ミネバの方も特に劇場版ではとても感謝している。

ちなみに、カイレポの単行本のインタビューによると「C.D.A.はTV版、カイレポは新訳版での出来事」とのこと。
また、C.D.A.の続編として『Ζガンダム Define』が連載されており、TV版もしくはDefineに繋がることになる。


0088年2月、クワトロとの戦いに勝利したが、その時の思いは…

「私と共に来い!」
「シャア…私と来てくれれば…」


0089年1月、ジュドーとの戦いで負けを認め、その短い生涯を終えた…
もう少し早く出会えていたなら…

「帰ってきて良かった…強い子に会えて…」



【主な搭乗機】


キュベレイ
ガザC(専用カラー)
アッガイ
エルメス3号機
チャイカ(漫画版Z)
白いリック・ドム(C.D.A.)
シュネー・ヴァイス(上の改修機)



【余談】

暗く寒いアステロイドベルトにいたので夏が好き。
0083(11月)では、宇宙を見て「寒い…ここにあと何年…」と呟いていた。
モウサ内は1年の大半が夏であり、よく宮殿で日光浴をしている。


よく険しい顔つきをしているせいで威圧感があるが、本来は美少女にしてスタイルも抜群で、かなりの巨乳の持ち主。
ZZでは、美しくも悩ましい水着姿を堂々と晒していらっしゃる。
上下青白シマシマビキニを。
ハマーン様が動くたびに熟れに熟れ、大きく実ったアレはもう…


作中では主人公でNTのジュドーをくどきまくっている。
本音を隠さずにズバズバ言いまくるジュドーには安心して自分も本音を隠さない。
そしてそのジュドーに言い寄るもまるで相手にしてもらえず、失意の中で最期を迎えることとなってしまった。
後期OPのサイレント・ヴォイスはそんな道化芝居を演じる彼女の心情を歌っている。
しかし今まで男(というかシャア)に翻弄されていただけに、前向きな上に等身大の自分と向き合ってくれたジュドーのおかげで最後だけは少し満足出来た。


なお、素でナイーブな上に中途半端な知恵や駆け引きを身につけ始めた年頃で、しかもズケズケと心に踏み込んできたカミーユには容赦ゼロだったりする。
特に後者のせいで当然と言えば当然である。


担当声優の榊原女史の好演もあり、カリスマあふれる人物としてファンからの支持は高いが、
富野監督は彼女を「漁夫の利を狙う小物」と語っている。
事実『Z』本編では、エゥーゴと地球連邦が相争う中で、目論み通り、独り勝ちに近い結末を迎えており、漁夫の利という表現は決して間違ってはいない。
それでも彼女の「大物」イメージが崩れないのは、その堂々たるリーダーシップと、卓越したパイロット能力の賜物といえよう。
対抗馬のシャアやシロッコ辺りは、パイロットとしては別だが人格的には何とも言い難い人物ということもある。

ガンダムEXA』では、とある場面で「はにゃーん様」が1コマ登場している。


また、ガンダムビルドファイターズのとある回では彼女にそっくりなモブが登場。
これまたミネバにそっくりなモブとともに穏やかな日を過ごしており、往年のファンにため息をつかせてくれた。

いいぞもっとやれ。


【ゲームでの活躍】

原作での強さを反映してゲームでもかなりの強さを誇る。

スーパーロボット大戦シリーズ
ほとんどの作品で女性キャラ最強のステータスを誇り、おぞましく性能の良いキュベレイを乗りこなし二百メートル級のロボットの亜光速の蹴りをビームサーベルで切り払うなど、プレイヤーを恐怖のどん底へと叩き落とすが、
作品によっては仲間にもなる。その時の嬉しさはかなりのもの。

場合によってはハマーン様無双もできるくらい強い方。

ニルファではラスボスへの説得、会話ありと主役並みの扱い。

Zでは割りと味方に友好的で、ifルートで自軍に加入する。

ハマーン様曰くラクス・クライン「危険な女」とのこと。言えてる。
が、当のハマーン自身もかなり危険な女である。

第3次スーパーロボット大戦Zでは、時獄篇では残念ながらほぼ全編通して敵で、一度だけスポット参戦するのみだが、
続く天獄篇ではなんと歴代スパロボで初めて、それも中盤終わり頃から、完全無条件参戦してくれる。
シャアが期待した自軍部隊を見定める為に決戦を挑んできたり、シャアに対してケジメのタイマンを挑んだりと、今回綺麗なシャアに相当影響されている。あとデレる。
DLCでは地雷原でタップダンスを踊るが如きノノの無邪気さにタジタジになっていたり。

Dではジュドーとの戦いで死亡したと思われていたが、非常に厳しい条件を満たすと、
なんとエンジェル・ハイロゥの中でコールドスリープされている所を発見される。

ちなみにこのコールドスリープされているハマーン様は、ジュドー曰く

「憎しみを生むものを吐き出して、こんな穏やかな顔をしてるじゃないか!」

との事。どんな顔だったのか非常に気になる(アンソロジーでもネタにされた)
一部ではシャアにデレたり、ララァやナナイと修羅場を繰り広げたり、オバ(r呼ばわりされたり。あれでも21、22です


ヒーロー戦記』ではほぼチョイ役…と思ったらエンディングでたこ焼きにドライアイスをぶち込む奇行を見せてくれた。


◇Gジェネ
こちらでもトップクラスのステータスを誇りキュベレイの能力をフルに引き出せる。

ちなみにモノアイガンダムズとDSでは1年戦争期に少女時代のハマーン様が参戦。
自軍の数少ないニュータイプとして活躍される

その後、グリプス戦役に突入するといつものハマーン様が登場されるがルート次第では仲間になって下さる

ここまでは普通だが、仲間になった際に少女時代の顔グラ(当時、14、15歳)に戻るという離れ業を披露なさる(直後の選択次第ではいつものハマーン様に戻られる)
人は、それを、若作r(爆発音

また、ハマーン様が加入していた場合、後々CCAシナリオでシャアを説得できるのだが、その際通常の顔グラの方だとシャア(サザビー)のHPを30%以下にする必要があるのだが、ロリ顔だと50%以下で説得可能になる
シャアェ…


『ガンダム無双』では、きれいなハマーン様となっており、カミーユと意気投合していた。
…シャアとはわかり合えなかったけど。


◇ギレンの野望シリーズ
アクシズの総大将として登場することが多く、パイロット能力も最上位に食い込む最強候補の1人。敵に回った場合は理不尽な強さで自軍の艦船やMSを蹂躙するため、恐怖の対象として扱われる事も。一部シナリオでは、自軍アライメント次第で協力関係になってくれる場合もある。
『野望V』においてはティターンズ及びエゥーゴの決起・開戦前に何故かアクシズが地球圏に戻ってくるため、デラーズ紛争直後にいきなりZZ時代のMSを相手取る事になる。
時系列もデラーズ紛争→第一次ネオ・ジオン抗争→グリプス戦役→第二次ネオ・ジオン抗争とZとZZが完全に逆転する珍現象が起きるため、技術レベルによっては正念場どころか修羅場になる。


なお、某吸血鬼漫画の作者の夢は、マハラジャ・カーンとなって彼女を産む事らしい。
マハラジャ・カーンは父親であって母親ではないのだが。



よくもずけずけと人の中に入る!


追記・修正をお願いします。

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