アカギ~闇に降り立った天才~

登録日:2021/02/15 Mon 23:49:00
更新日:2025/02/21 Fri 07:25:15
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『アカギ〜闇に降り立った天才〜』は『近代麻雀』で1992年4月号から2018年3月1日号まで月1連載された。



【概要】
天~天和通りの快男児~』の真の主人公メインキャラであった赤木しげるの人気を受け、若い頃の彼を主人公とした作品。つまり、スピンオフ作品なのだが、本作で更に人気が出たのか、人気キャラの鷲巣が主人公の『ワシズー閻魔の闘牌ー』、本作の登場人物の市川、浦部が敵として登場する『HERO-アカギの遺志を継ぐ男-』等が更なるスピンオフとして連載された。


そしてこの作品を語る上で、やはりというか避けて通れないのはあまりに過剰すぎる心理描写。浦部戦までは割とテンポよく進んでいたのに、鷲巣麻雀が始まってから実に20年以上経っている。正確には最初の1~4回戦はスムーズに進み、5回戦は約2年間と福本先生の悪癖としてはまだ許容できる範囲なのだが、最後の6回戦には約12年もの歳月が費やされている。しかも、あろうことか間には鷲巣が地獄に落ちて鬼や閻魔大王に反乱を起こすというノリが完全に黒沢な地獄編約1年間差し込まれ、鷲巣が復活してからのオーラスも配牌だけで10ヶ月掛かっている。あまりに長すぎるので「アカギが終わったら近代麻雀が休刊になるから連載が終わらないよう編集部諸々から圧力を掛けられているのでは?」という噂まで立ったほど。
鷲巣麻雀が始まってから終わる前に長期連載で知られる『NARUTO‐ナルト‐』が連載され、完結したというのはもはや有名な話。鷲巣が地獄堕ちする前に地獄行きになった読者は何人いるのだろうか。
いったいいつ終わるのやら……と近麻読者からも生暖かい目で見られていたがようやっと鷲巣麻雀編が終わり、遂に2018年2月に完結した
鷲巣「長かった……!!」
アカギ「鷲巣……同感だッ…!!」
のちに、2019年7月よりアカギの正式続編として「闇麻のマミヤ」が連載開始した。

アニメは『闘牌伝説アカギ~闇に舞い降りた天才~』の題で2005年より放送(原典は『アカギ~闇に降り立った天才~』であり、微妙に違う。ややこしい。)。場面は鷲巣麻雀4回戦終了まで。
深夜アニメながら4%前後というそれなりの視聴率を記録した。ナレーションは古谷徹が担当。彼の淡々としたイケボがある牌に触れる時、思わずニヤっとしてしまうことだろう。

【登場人物】

CV:萩原聖人

主人公。初登場時13歳。前述の通り、『天』の登場人物である赤木しげるが、「神域の男」と呼ばれるようになるまでの伝説を築く過程が描かれる。
詳しくは項目参照。

  • 南郷

ガタイのいい中年のオッサン。ただ臆病。
株式の負債や賭博の負けやらで300万の借金を背負い、借金の棒引きを賭けた麻雀で竜崎と対戦していた時、雀荘を訪れたアカギと出会う。
というか、「勝負する者に不可欠な熱とツキと気を持っている気がする」という理由で、役も知らないド素人のアカギに代打ちを頼む等、彼も色々な意味でオカシイのだが、これが人生最大の英断となり、彼の代打ちを引き受けたアカギが竜崎、矢木、市川に勝ったことで、借金漬けから一転、借金帳消し+400万円の大金を得ることとなった。
その後はギャンブルから完全に足を洗ったが、石川さんに頼まれてアカギに会いに行った。
アカギが裏の麻雀界に入るきっかけとなった人物という重要なポジションなのだが、ギャンブルをすっぱり止めた一般人という入り込めない立ち位置になったので、ニセアカギとの対面以降は出番なし。というか、鷲巣麻雀編が長すぎるので入り込む余地も無い。

  • 安岡

通称・セッティングパパ。
刑事にもかかわらず暴力団と密接な繋がりを持つ悪徳刑事。
アカギがやらかしたチキンラン事件ではアカギに目を付けていたが、大金が動いていると見るや、事件そっちのけで一口乗ろうと企む。警察官の仕事しろ
出来る限りリスク回避で利益を得ようとしているが、アカギにとってはそんな考えはクソ食らえであるため、大抵無視されて自分もリスクを背負わされる。
自身の利益の為にアカギを利用しているという面が大きいのだが、一方でアカギをかけがえの無い天才であるとも考えており、丁半の修羅場では命を懸けてアカギを救い、鷲巣麻雀のクライマックスでは「たとえ自分が死のうとも、アカギを生かしたい」と思うほどだった。
鷲巣麻雀ではアカギの下家としてサポートに回る。アカギの意図を読み損ねて足を引っ張ってしまうこともしばしば。というかアカギが抜かれた血の半分は安岡が勝手に余計な事をやらかしたせい。
しかし、要所要所ではアカギに適切な差し込みを行ったり頭ハネで鷲巣の数え役満を妨害するなどちゃんとサポートしており、特に6回戦南3・4局は本当に安岡かと思えない程の鬼ヅモでアカギを援護した。

CV:佐藤雄大

アカギの勤めていた玩具工場の同僚。アカギよりも勤めていた期間は長いようだが、敬語で話している。
先輩の川島に賭け麻雀を強要され、給料をたかられていたが、アカギの代わりに打つ羽目になった賭け麻雀で負けた時、それをアカギのせいにしなかったため、アカギの厚意で給料を取り返して貰えた。
その後、アカギの圧倒的な実力に憧れて付いて行くことになり、浦部戦ではアカギが川田組の代打ちとして打つ条件として打たされた。
仲井に引き止められ、付いて行くことを止める。しかし結果的に150万もの大金を得る事になった。



……のだが、鷲巣麻雀編完結後、手本引き編でまさかの再登場。
雀荘でアルバイトしていたところアカギと再会し、バイトをわざわざ辞めて結局アカギに付いていった。
かつて仲井に言われた事を全く理解していないのか、「暴力団の賭場で勝ち続けられる=殺される危険性が高まる」という事を全く懸念に入れていなかった。
最終回も手本引きの賭場で殺されそうになったにもかかわらず、結局アカギに付いていくなど危機感の欠如は相変わらず。
学習能力のなさにカイジの三好を思い出す人もいたが、あちらのようなクズではない。

  • 川田
CV:川久保潔

川田組の組長。彼にしてみれば、アカギは組に大きな損失を与えた人物なのだが、彼に対して敵意らしきものは全然見せない上、ニセアカギが仕掛けた勝負にオーナーとして200万円ポンと出したり気前がいい。
最初はニセアカギを評価し、川田組の代打ちに据えようとしたが、浦部戦で確率を重視する勝負師としての器の小ささを見抜き、浦部の対戦相手をアカギに変更するという熱い手の平返しを食らわせる。
組を背負う長として当然の判断と言えなくもないが、アニメ版ではそういう事に関する諸々の理由説明が無いため*1、余計組長が薄情者に見える。

  • 石川
CV:福田信昭

アカギ対市川の戦いに立ち会っていた川田組の構成員の一人で、のちの若頭となる。
安岡が連れて来たアカギを本物かどうか判断するよう川田組長から命令を受けた。
アカギはかつて川田組に大きな損失を与えた人物であるが、心のどこかでアカギの打ち筋には感動していたようで、それもあって安岡の連れてきたニセアカギを打ち筋から直観で本物ではないと察して不安を抱き、見かけた本物のアカギに固執する等、ある意味彼もまたアカギに魅せられた人物であるといえよう。
というか、彼が本物のアカギを見つけていなければ川田組はアカギ戦以上の損失を喰う羽目になっていたので、結果的に彼の判断が組を助けたとも言える。

  • 仰木武司
CV:二又一成

山東組傘下、稲田組の若頭。
稲田組は鷲巣と繋がりがある組で、鷲巣の要望に応じて対戦相手となる若者を見つけてきては鷲巣麻雀に連れていく、「生贄探し」のような仕事を請け負っていた。
以前は鷲巣の権力がまさに「絶対的」であった事に加え、鷲巣麻雀で勝てる可能性を持つ者がいなかったため鷲巣の下僕のような扱いを受けていたが、
鷲巣麻雀における殺人が発覚してもみ消しのために財産の大半を失い権力が弱まったこと、アカギという逸材を見つけた事により手のひらを返す。
安岡と共に鷲巣の全財産を奪うべくアカギを彼の対戦相手として送り込む。
登場した辺りは割りと大物っぽい雰囲気を見せており、アカギが鷲巣を殺せるレートへの条件変更を言い出した返しに「お前も負けたら腕一本を失え」と言われ飛び火した時は
動じずに「構いません」と即答する度胸を見せていたが、その後の勝負中にアカギが勝手に無意味なリスクを背負わそうとした際は動揺して罵倒しまくる等本質的には結構小物。
鷲巣麻雀ではアカギの後ろで闘牌を見守っているがアカギとの面識が浅いこともあって、アカギと鷲巣両名の訳の分からない闘牌に一喜一憂しまくっており、
終盤は卒倒したり号泣したりと大忙し。特に仰木のモノローグでの思惑は大体外れて鷲巣に有利な展開になりまくる為、読者からは「もう何も考えるな仰木」「フラグを立てるな仰木」と言われる事もしばしば。
ちなみに、実写ドラマ版の鷲巣麻雀編では赤木しげるのあの墓を訪れるシーンが描かれており、『天』における東西戦後も存命である。


【アカギの敵・対戦相手】

  • 竜崎
CV:中田浩二

川田組のヤクザ。安岡も一目置く熟練者であるが、アカギに言わせると「組の圧力を背景に素人殺ししてきた二流」
借金棒引きを賭けた麻雀で南郷と対局。南郷を圧倒していたが、南郷の代打ちを引き受けたアカギと対局。アカギを素人と侮った結果、徐々に彼の資質を覚醒させてしまう。
押されているのに面子優先で、代打ちの矢木を呼ぶことを提案した子分に暴力を奮う等、ヤクザの性分に違わず粗暴だが、刑事の安岡が同席していたとはいえ、アカギの明らかなイカサマ役満に対して、「やられた方がアホ」としてしぶしぶながら認めたり、割りと潔い面も。
しかし、自分の負けもが馬鹿にならなくなった途端、結局面子を金繰り捨てて矢木を呼んだ。まあ矢木も結局相手にならなかったんだけどね!
原作ではその後、市川戦にも同席している。
事の顛末は不明だが、何らかの責任を負わされた可能性が高い。というか南郷の借金は完全に本人の自業自得であったので、ある意味一番の災難にあった人物といえる。

  • 矢木圭次
CV:高木渉

通称・大宇宙の矢木
川田組の代打ち。導電体質。
当初はアカギを舐めていたが、その打ち筋を見て感嘆すると同時に「矢木に電流走るっ…!」というナレーションとともに初心者故の弱点に気づく等なかなかの洞察力を持つ。
アカギが負けたら指1本切り落とすよう脅しをかけプレッシャーを掛けるも、アカギは全く意に介さず逆に矢木にも同じ条件を要求され呑まされる。アカギにも「人を嵌めることばかり考えてきた人間の痩せた考え」と言い捨てられている。
アニメではカットされたが、「イカサマが発覚したら腕1本切り落とす」というという取り決めを前述の指賭けをする前に吹っ掛けておきながらあからさまなイカサマを使って攻め、他家のアシストや当時初心者のアカギが暗カン後のリーチ可を知らなかった事を利用してアカギに倍満直撃を食らわせるも、逆にアカギからイカサマではない直球の罠による反撃を食らい敗北。
この時点で既に彼の代打ち生命は終わりだったのだが、あろうことかアカギに300万円の倍プッシュで再び戦わされる羽目になり、イカサマなしの純粋な麻雀の実力で負かされるという死体蹴り(オーバーキル)を食らった。アニメ版では、彼が負けた時の絶叫と古谷徹ナレの「終わった」のせいでよりシリアスな笑いを誘う。そのままフェードアウトしたが、一応アカギとの取り決め通りなら指2本落とされたことになる。
ドラマ版では実際に指2本落とされ、市川との対決当日にアカギに復讐を図って返り討ちに遭うというチキンランを仕掛けた不良グループの役割も担った。

  • 市川
CV:田中秀幸

通称・いちかぁたん
老いた盲目の代打ち。長年裏の麻雀界において生き残ってきた達人で、その実力は五指に入るとされている。徹底的な合理主義者であり、徹底的な合理主義者であるが故に合理性の裏をかく事も得意。
視力を失った理由は若い頃にやったロシアンルーレットでの銃の暴発だとのことで、昔は割りとやんちゃだったのかもしれない。
鷲巣戦が異様に長いせいで忘れられがちであるが、鷲巣に出会うまで、アカギが初見で自身の同類の可能性を見いだした人物。しかし、完全な合理性重視の感性から、偽りの無頼であると切り捨てられた。
目が見えないにもかかわらず、「捨て牌を完全に記憶する*2」「自分の積んだ山の牌を完全に記憶する*3」「山の真ん中から牌をすりかえる」といったような、目が見えないとは思えない無茶苦茶なチート技能を持つ上に、アカギもイカサマなしでは彼から満貫以上の直撃は取れなかったため、ファンの間ではアカギの敵で純粋な麻雀の実力は鷲巣を含めても市川が最強ではないか、という意見が多い。アニメ版では田中秀幸氏の渋いボイスも相まって、序盤の敵ながらラスボス感満載(原作とアニメ版での対局時の格好はほぼ同じだが、アニメ版の彼の作画はより達人然とした雰囲気)。
『天』の続編に当たる『HERO』にも登場。アカギが戦った時点で相当な高齢であり、100歳はゆうに越えている計算になるため、偽者ではないかとも思われたが…。
ドラマ版では、鷲巣との交流が描かれ、鷲巣麻雀の狂気のレートを提案した張本人であったことが明かされた。

  • 川島
CV:黒田嵩矢

アカギの勤めるボナンザ玩具工場の先輩。後輩に賭け麻雀を強要し、イカサマで給料を巻き上げていた。
アカギが工場に入ってからの最初の給料日、いつもは治にたかっていたのをアカギにターゲットを変えるも断られ(ちょうどその時南郷が訪ねてきて話が中断されてしまったのもある)、また治を誘う。
他の同僚2人と組んでの典型的な3対1に加え、積み込みやブッコヌキなどのイカサマを駆使して治から巻き上げていたが、3人のうち1人に治と同様の負け役を演じさせる事で一方的にむしっている印象を与えない工夫をしていたためか、治は中々勝てない麻雀を強要される事自体は嫌がっていたものの、イカサマだとは殆ど疑っていなかった。ただしアカギには初見で全てバレていた模様。

遅れて寮に戻ったアカギに、治とやった後の麻雀の手牌と山を利用しての勝負を持ちかけられ、一旦は断るも、アカギがニセアカギとの勝負で得た200万の金を放り出すと目の色を変えて承諾。
とは言え単に金に目がくらんだだけではなく、アカギの提示した勝負方法「治の手牌を王牌からあと2回ツモって上がれるかどうか」が、治の手牌のアガリ牌が既に枯れていてアカギに勝つ目が無いと(仲間が)知っていたためだが、アカギの絶妙な言い回しによる「ツモるとしか言っていない、ツモるとは捨てる牌を選んで手牌を変える権利も含む」に反論できなかった上、治との勝負の最後の局にブッコヌキで川島が山に不要牌を戻していたのを逆手に取られてその牌でツモあがられてしまい、仲間共々手持ちの金と預金通帳まで根こそぎ奪われた。

翌朝、工場を辞めてまたどこかへ行こうとするアカギの前に立ちはだかり、暴力で金を取り戻そうとするも、小細工無しでコテンパンに叩きのめされて逃走。その後は登場していない。



CV:佐藤銀平

通称・ダメギ(しげらない)
安岡がプロデュースしたアカギの偽者。本作屈指の萌えキャラだが、アニメ声優の棒読み演技で更に人気が出た。
詳しくは個別項目参照。

  • 浦部
CV:風間杜夫

藤沢組の代打ち。顔に対して垂直の出っ歯が目印。本家の『天』にもアカギの回想に登場している。
ニセアカギと対戦した時はいかにも弱そうに打っていたが、実際はアカギの見立てでもニセアカギより数段格上の打ち手。
序盤に負けていたのはレートアップを言い出す口実を作るために過ぎない。
屁理屈とも言える巧みな話術でニセアカギと川田組長を策に嵌め、レート連続倍プッシュという特殊ルールを飲ませた後はニセアカギを翻弄。
と言ってもすぐに連勝し出したわけではないのだが、レートを吊り上げるために「浦部もニセアカギも1位でない」結果を意図的に繰り返させ、早く勝負を終わらせたいニセアカギを焦らせる。
賭け金が1600万になった勝負では、ニセアカギに和了られれば負けという状況下でノーテンリーチを掛けて回し打ちさせてアガリを逃させるというブラフをかます等、捨て身の戦法も駆使し、ニセアカギを裏で圧倒した。
調子に乗って3200万までレートを上げたが、代わって入ったアカギに彼の“保留”の麻雀の本質を見抜かれ、7万点のリードをたった2局の直撃でひっくり返され、敗北。別に弱いわけではなかったのだが、相手が悪すぎた。
アカギが予言した通り、オーナーの藤沢組に負けた3200万円の負債を背負わされ、制裁として両手の指を潰された(アニメ版では若干マイルドになり、指の骨を全て折られるのみで済んでいる)。
怒りのままにアカギとの後の再戦を宣言したが、アカギに「今すぐ半荘1回打ち、浦部が勝てば背負った負債を全てアカギが引き受け、負けたら浦部自身の両手首を切り落とす」という条件を提示され、一気に心を折られた。
アカギの言うところによると、「怒りにも損得勘定を絡めるエセの博徒」であり、「いつか(オレを)倒すなんてお前には無理」「本当の勝負など生涯出来ない男」と徹底的に低評価である。
ちなみに鷲巣戦を除き、本作では浦部戦はアカギと浦部両名ともに唯一イカサマなしでの勝負(ノーテンリーチはグレーゾーンではあるが)であり、アカギの純粋な麻雀の実力を示すかませ犬指標ともなっている。
ちなみに浦部の声優を担当した風間杜夫はゲーム版のあの妖怪ご無礼の声優も担当しており、リアル麻雀もかなりお強い人である。


  • 仲井純平

雀荘で勝った金で生計を立てている雀ゴロ。九州弁で話す。
アカギの噂を聞きつけ、全財産を賭けてアカギに勝負を挑む。仲間含め3人で「通し」のイカサマをすれば勝てると踏んでいたが、完全に翻弄された末に敗北。というか、アカギにイカサマを一発で見破られているのに「クレーム付けてこないという事はイカサマには気付いていても「通し」のトリックには気付いてない」どこぞの班長と同じような考えで攻めて反撃を食ったり、アカギが「通し」のトリックを見抜いていることにやっと気付いて仲間とサインを変更してすぐにそのサインを看破されたりと、あんまり良いところが無い。実際アカギも彼のイカサマの腕前自体「せいぜい素人殺しがいいとこ」と言ってるあたり、麻雀の実力自体もアカギが今まで戦ってきた相手に及ぶかどうか怪しい。
アニメ版ではぶっちゃけ戦う理由も殆ど無い上に尺の都合か、治のその後も合わせて彼の出番は丸々カットされた。

CV:津嘉山正種

本作のラスボスにしてヒロイン。裏から戦後の日本を牛耳ってきた闇の帝王。浦部同様、『天』におけるアカギの回想に登場している。
老いから来る死の恐怖から鷲巣麻雀を仕立て、若者の命を奪う事を最高の愉悦とする。
詳しくは彼の項目を参照。






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最終更新:2025年02月21日 07:25

*1 原作では、「1000万を超えるような一発限りの大勝負ではニセアカギの確率計算は無意味」とちゃんと理由を説明している

*2 他のプレイヤーは申告するとはいえ、手出しかツモ切りか判断できないハンディキャップ付き。のちに『HERO』において聴覚で判断できている事は補完された

*3 目が見えないので必然的に積んだ山の牌全てを盲牌していることになる