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棒読み

登録日:2009/06/05 Fri 01:52:53
更新日:2026/07/09 Thu 14:36:14
所要時間:約 10 分で読めます





その名の通り、台本等の文章を声に出して読むに際して、棒の如くほぼ一定の音程・抑揚で読むこと。
読む時に気持ちを込めていなかったり、演技系統の経験が浅かったりすると*1起きる。
ここでは主にアニメや吹き替えで生じる棒読みについて述べる。

●目次

■概要

前述のように本来は「感情をこめずにただ平坦に読むだけ」の意味で聞き取りやすいかどうかは無関係なのだが、現在はこれに加えて声がくぐもっている、声に起伏がない、滑舌が悪い(例:オンドゥル語)、絵は二次元なのに声が三次元(いわゆるアニメ声ではない)で違和感があるなどの時に棒読みと言われがち。
そういった場合は単純に声・台詞が聞き取りづらい他、アニメーションや吹き替えの場合、絵や俳優の豊かな感情表現と声の棒読み具合のミスマッチで内容に集中できなかったりするため、基本的にはネガティブな意味合いで使われる

話題性を確保するために、声優経験があまりない俳優やアイドル、お笑い芸人、スポーツ選手などの有名人を声優に起用するといったことは少なからずあり、その結果主要キャラクターのほとんどが棒読みになってしまうといった(純粋に作品を楽しみたい人からすれば)惨事になりかねない。重要人物に起用した結果、クライマックスが棒読みで台無しということも。
話題性以外にも、「このキャラクターには専業声優の演技がかみ合わない」「違う世界に生きていることを表現したい」「視聴者にかつて演じた役を意識して欲しくない」等の理由からくる意図的な演出として、声優経験の少ない専業俳優・事務所に正式に所属したばかりの新人声優が、主役・レギュラー・重要なゲストにキャスティングされるケースもある。有名どころではジブリ作品で監督を手掛けた宮崎駿・演劇に精通している富野由悠季などが、そういう理由でメインキャラに声優ではなく、俳優・文化人・新人を多く起用していたりする。

また、声優は基本的に声だけで演技するのに対し、俳優は声以外にも表情、身振り手振りなども用いて演技するため、ベテラン俳優でも、その勝手の違いから演技力を発揮できず棒読み気味になってしまうこともある。実際、多くの俳優が本業の声優と共に吹き替えを担当した『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』では、俳優と声優のやり方の違いに戸惑ったキャストが多かったという。舞台をメインに活動している俳優の演技が、ドラマなどでは若干オーバーに映るのと似たようなものだろう。
逆に特撮出身俳優は、動きに合わせてアテレコしていくという収録を1年強続ける*2関係で、声優・俳優どちらでもかなりの演技力を見せる。これに加え「掛け声がメインだから」という理由で『ドラゴンクエストソード』では特撮俳優がメインキャラのCVとして当てられている。

ただしプロの声優であっても、声質とミスマッチなキャラクターを演じたり、専門用語が多い難しいセリフなどを充てられて、結果的に棒読みっぽく聞こえてしまうケースもある。そもそも、映画やドラマ、アニメ、舞台などのエンターテイメントでは「声」も重要な役割を果たしており、実写の洋画吹き替えの場合、棒読みでなくとも俳優本来の声とかけ離れていることが原因で低評価になってしまうこともしばしばある。シリーズ作品の場合、1度芸能人が演じた役柄を続編(あるいは再配信など)では本職の声優が引き継ぐことも多い。
変わった例として、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』のメインキャラ・結木摂の担当声優である徳本恭敏は同作がデビュー作である関係でやや棒読み気味の声となっていたが、起伏の乏しい声が逆にキャラの個性に合致しており彼の声を支持するファンも存在していた(後述する「愛される棒」)。ただし、アニメの長期化で結木の登場頻度が高まる関係で第4期(最終章)に入るタイミングで再びオーディションが開かれ徳松は落選、結木の役を芸歴の長い浪川大輔が担う事になった。

一方、ディズニー作品の吹き替えでは、キャラクターの声のイメージを守る事が徹底されており、引退や逝去、不祥事、子役の声変わりといった特別な事情がない限り、一度担当したら続編などでも基本的に続投させている。そのため、タレント声優が起用されたキャラが僅かでも登場すると、少しの出番のためにわざわざ再起用するのも珍しくない。
『モンスターズ・ユニバーシティ』や『ファインディング・ドリー』、『インクレディブル・ファミリー』といった10数年ぶりの続編でも、前作のキャストを可能な限り再集結させるほど強い拘りを持っているが、2000年代までは現在ほど続投が徹底されておらず、劇場向け長編アニメーションとオリジナルビデオ作品で声優が異なる事がしばしばあった。なお、動画配信サービス「ディズニープラス」での配信限定作品では、芸能人が担当した役柄の殆どがプロ声優に変更されている。
またディズニーの看板キャラクターミッキーマウスの歴代声優は、アメリカでの歴代公式担当5人中4人が演技経験のない一般人で日本でも平成時代の公式吹き替え声優は大学教授だった。これは初代担当が原作者本人で、かつミッキーのパブリックイメージの一つである特徴的な声の再現を優先しているためと思われる。

確かに多くの人に作品を見てもらうためには話題性も重要であり、そのために有名人を起用することも間違いではないのだろうが、棒読み、キャラクター・俳優のイメージに合っていないなどで作品の評判を悪くしてしまえば、話題性以外の面ではマイナスになってしまうだろう。2010年代に入ると吹き替え音源のオフィシャル化などの事情でテレビ放送独自の吹き替え制作が減少していき、劇場公開・ソフト版の吹き替え音源での放送が殆どとなり、その出演者の中に芸能人がいた場合、時にはSNSなどで批判的なコメントが殺到してしまう事も多い。

■演技力の高い非プロ声優たち

もちろん プロ声優でなくとも優れた演技力(あるいはキャラにマッチした声質)を持っている人も少なくなく、本職でない人物が声優を務めることが必ずしもマイナスとなるわけではない

例を挙げれば、『シュレック』の浜田雅功(ダウンタウン)、『アイスエイジ』の太田光(爆笑問題)と『モンスターズ・インク』の田中裕二(爆笑問題)などは評価が高い。特に『アイスエイジ』は配給会社がアニメ映画の公開に消極的になった事で4作目以降が劇場未公開となるが、そんな中でも太田は引き続きシリーズへの出演を果たしている。洋ドラの吹き替えなら『アルフ』の所ジョージも印象深いところ。
ボクシング漫画の金字塔である『あしたのジョー』のアニメ版では、主人公の矢吹丈を『水戸黄門』の助さんでお馴染みあおい輝彦、丹下段平を悪役俳優で知られた藤岡重慶が演じ、テレビシリーズ・劇場版含め2名のみ一貫して同じキャストで通した。
ストレンヂア』でのTOKIOの長瀬智也は初挑戦でありながら、全編通して主人公・名無しの役柄にハマった高い演技力を披露した。
大泉洋レイトン教授茄子のペペ等人格やノリの全く異なる役を演じ分けておりこちらも評価が高い。ただし、レイトン教授については大泉くん曰く「結局日野さん(プロデューサーの日野晃博)が言う英国紳士ってなんだか分からなかったから、完全な棒読みで収録したらOK出た」とぶっちゃけている。
アメリカザリガニの柳原哲也(お笑い芸人)やKis-My-Ft2の宮田俊哉(アイドル)など、専業声優ではないが声優活動も並行して行っている人物もいる。彼らはゲスト扱いではない立場でアニメに出演しており、声優としても一定の評価を得ている。

メインキャラはプロ声優で固めつつ、物語の鍵を握る悪役・重要人物のみ非プロが担当するケースもあり、こちらも高く評価されることが多い。
帰ってきたウルトラマン』の岸田隊員役などで知られる西田健は、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』で公安9課最大の敵、童貞の人合田一人を高い次元で熱演した。
機動警察パトレイバー 2 the Movie』では事件の首謀者の柘植行人を根津甚八が、後藤に接近する謎の男荒川茂樹を竹中直人が好演。特に竹中の演技を気に入った監督の押井守は、『イノセンス』でもキム役に竹中を起用している。
天空の城ラピュタ』で寺田農が演じたムスカの名悪役ぶりも忘れてはいけないだろう。
FINAL FANTASY Ⅳ』でゴルベーザを演じた鹿賀丈史に至っては上手いだけでなく、キャラソンまで歌ってしまっている。

そして忘れてはならないのが、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でラサール石井が演じた両さん
タレントながら他の声優達と肩を並べられるほどに演技力が高く、キャラクター性もある名優だった。ただし最初期はまだ力不足といった感じであり、ラサール本人曰く「初期は視聴者からの苦情は多かった」とのこと。放送が進むにつれて徐々にハマり役となった例ともいえる。
ジャンプ作品原作のアニメは声優に非プロを起用する事も多いが、ほとんどが脇役かゲストであり、『こち亀』のようにレギュラー・準レギュラーの大半が俳優・タレント(森尾由美、林家正蔵、三浦理恵子、小宮孝泰、渡辺哲など)という番組は珍しい。
本作で白鳥麗次を演じた堺雅人は、後にOVA『戦闘妖精雪風』で主人公の深井零を担当。騒がしい金持ちと冷徹な戦闘機パイロットという対照的なキャラを見事に演じ分けている。

遊戯王デュエルモンスターズ』で武藤遊戯を演じた風間俊介も、最初こそ棒読みをネタにされたものの放送を重ねるにつれて目に見える形で演技力が増していき、キャラの成長にあわせて演技面も成長という現象が見られた。
当時の風間氏は演技経験自体がまだ少なかったが、2026年現在では多数の作品に出る人気俳優に大成しているなどポテンシャルもあったのだろう。

ゲーム作品では、『ドラッグオンドラグーン』でピーター(現:池畑慎之介)が演じた赤竜アンヘルも忘れ難い。最初は人間を認めない無機質で傲慢な態度を見せるが、終盤では戦友となったカイム(ピーターの一人二役)のための自己犠牲からくる優しさや、旅路の果てに理不尽を通り越し意味不明な事態に巻き込まれた嘆きを見事に演じた。
この他、『トリック・ロジック』ではデーモン閣下がその力を見せ付けている。

■愛される棒読み

声の演技の世界においては

キャラクターに命を吹き込める事

正義である。
稀に 棒読みながら愛されるキャラがいるのは、それがただの棒ではなく、そのキャラに命を吹き込んでいるという事でもある

そのため、(共演者と比べて)演技力自体は拙くとも熱意は十分に伝わってくるのであれば、あまり批判されることがない。言わば「愛される棒」である。
例えば、『ウルトラマンゼアス』で主人公の朝日勝人を演じた関口雅晴はお笑いコンビ「とんねるず」のマネージャーであり、当然役者としては素人なので棒読みが目立ったが、演技力が拙くとも一生懸命な姿勢が好評を博し、「フレッシュな若手ウルトラマン」というキャラ像と上手くマッチしていた事もあってあまり批判されなかなった。
他にも『KINGDOM HEARTSⅡ』のサイクス役の佐藤銀平はあまり上手な方ではなかったのだが、その抑揚のない喋り方が「心を持たないノーバディ」という設定にとてもマッチしていたためファンからは好評だった。
仮面ライダークウガ』のン・ダグバ・ゼバ役の浦井健治も終盤参加とはいえ棒読みが目立つが、それがかえって「純粋さ」と「不気味さ」を上手く表しており好評。
棒読み自体をギャグにしてしまう場合もあり、『クレヨンしんちゃん』に埼玉西武ライオンズ中村剛也選手が本人役で出演した時は、「棒読みだねー、監督のOK出ないゾ」としんのすけに作中で突っ込まれていた。

フリーの文章読み上げソフト「SofTalk」(通称ゆっくりボイス)は棒読み声でとても有名。そのゆっくりとした喋り方、組み合わせられたゆっくりの絵と相まってかなりの人間がイライラさせられる。
……筈だったのだが、技術が向上したせいか、聞く側に変革が起きたせいか、その独特な声が多数の人に愛されるようになり、某動画サイトでは一大ジャンルを築くに至った。現在では棒読み声に音程を付ける事で歌を歌わせる者も現れている。
Soft Talkの同じ音源であるUTAUのデフォルト(通称デフォ子)もちゃんと歌うことができる*3彼女(?)もまた「愛される棒」の1人(1台?)と言えるだろう。

なお最初は棒読みで不自然だったキャラが段々と自然に感じてきた時は、演者が上達したか、耳が慣れたか、またはその両方かである。しまいには棒読みボイスに魅力を感じてしまい、「 うまい棒 」などと呼ぶこともある。
最悪なのは、演技力は低いわ、やる気は無いわ、見ていて明らかに酷い「愛せない棒」である。

■演出に組み込まれた棒読み

ストライクウィッチーズ』『ぐるみん』のように、演技指導などで「あえて」声優に棒読みで演技させるケースもある。例えばOVA製作当時でも中堅声優として名が売れていた山口勝平が「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』にて主役の「子供の演技」を要求され、わざとTV慣れしてない子役っぽい棒読みにしたなんてケースも。
他にも棒読みが何かの伏線であることも極稀にあるし、そのキャラが(例えば歌劇の舞台上などで)ガチガチに緊張していたり、アンドロイドなどの感情が希薄なキャラであるためにわざと棒読みで演じていることも。時には、わざと声を加工して棒読みにすることもある。

ちなみに、ラノベ漫画等でよく使われる手法として、本心でないことを言った時に「オカネハセカイヘイワノタメニツカイマス」などと全部カタカナで表記することで棒読みを表現するというものがある。大体は直後に「棒読みだぞ!」と突っ込まれる。
非常に稀だが、漫画でも棒読みが発動することがある。目が死んでいたり、あまりにも表情にやる気(精気)が感じられなかったり、セリフと漫画のキャラの表情が合致しなかった時等が主な発生原因だと思われている。よく知られるのは、漫画版『リアル鬼ごっこ』。しかし、上記の全てを満たしていても発動しないときもあるので注意。

■棒読みで有名な作品及びセリフ

ランカ「キミガキミガスキナンダー」
後のゲーム作品で棒読みが改善された結果、逆に違和感を覚える人が多数出現。

「SIFショウゴウ」
指令室を中心に展開されるスクランブルシーン。
オリジナルでは敢えて演技がド素人の本職の自衛隊員を起用。
サウンドリニューアル版ではプロの声優に総入れ替え。
DVDには両方の音源が収録されている。お好みはどちら?

遊戯「サァ、ジョウノウチクンノターンダヨ」
闇遊戯「ミンナ、アリガトウ!オレワモーナニモオソレナイ」
丸1年かけつつ改善され、4年後の最終回付近ともなると完璧に演じ分け出来るようになった。
なお、後のシリーズでも本職でない方が声を当てることがちょこちょこあるのだが、良くも悪くもここまで劇的な変化はない。

  • ロストワールド(フォゴットンワールド)
1P「奴は いたか?」
2P「ああ 今日こそ 息の根を止めてやるぜ!」
カプコン社員がボイスを担当したAC版。
ちなみにPCエンジン版ではプロの声優のボイスに切り替え可能。

ザッキ「たいいー!」(大尉)

キサラ「ジェスター」(上戸彩)
ジェスター「キサラー」
これにかかわらず後述の『二ノ国』を含めたLEVEL5のゲームは話題性優先で芸能人や役者を声優に採用することが多く、棒読みになりやすい。

バーク「アバレルゾー!」
ミーナ「アナタガタガ、ピクシーノナカマダトハゾンジマセンデシタ」
バロア「オレサマノデバンダナ!」
演技の拙いキャラが多い中、特に棒読みな3人。

ティファ「イヤー!」
FF7ACの話。後のFF7Rではかなり改善された。

ヴァン「オイヨイヨ!」
因みに中の人は後に仮面ライダーキバで汚名返上している。
逆にDDFFでは小野賢章があえて棒っぽくヴァンを演じている。

左馬介「ユキヒメーヌメマル-!」
当初は棒読みが目立ったが、シリーズを重ねるにつれ演技力が向上していった。
キャストが一新されたHDリマスター版でも続投。当時の面影を残しつつ、かなり上手になっている。

エゼキエル「オトートノカタキヲトルノデス!」
※PVでの棒読みであり、本編のエゼキエルとは声優が別人と思われる。

コンバット越前「上から来るぞ!気をつけろ!」
※これは演技指導の結果

  • 冒険!イクサー3
イクサー3「くすくす」(キューティー鈴木)

マキナ「人は、畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて屍姫と呼ぶ」

ルイ「ワタシトヴィンセント・ホークノパフォーマンスハ、ヒトアジチガウ!」

アイシャ「アツクナラナイデ!マケルワ!」
※スペシャルエディション以降は平野文が担当し、棒読みではなくなった。
またゲーム「終わらない明日へ」に登場したレナ・イメリアの「ウチュージンハオトナシクウチューヘカエリナサイ」も有名。
ついでにロウ・ギュールも若干棒気味。Gジェネクロスレイズでは担当声優の小野坂昌也もやっとコツを掴んだのか、かなりマシになったが。
同作における3馬鹿のシャニも担当声優の本業は歌手であり棒気味に見えるが、これはあえてそうするような演技指導があったとのこと。薬物強化されていたり性格上もヤバイキャラであったため演技自体も好評だった。

「アクマノシワザヤー」

西木野真姫「ナニソレイミワカンナイ!」

「おれでえもんになっちゃったよー」
「あーー」(棒読みな上に声も小さい)
「わあーーわあーー」(彼女の生首を見つけた時の迫真の演技)

谷村正義「サイッコー↓」
PS3のみ。リマスター版以降は声優変更で聞けなくなった。
堂島大吾「コイヨキリュー」

  • クロヒョウ 龍が如く新章
右京龍也「わーっはっはっ(棒)」

高杉真吾「やべどぉ~!高いんだどごの車ぁ~!!」(エゲ声)

黒崎一誠「ウラギリモノノアカイチト、クツジョクノナミダヲ!」(武蔵)
PS2版「仮面ライダーカブト」では中田譲治が演じており、こっちはかなり好評。
後に「バトライド・ウォーⅡ」で武蔵が再びコーカサスを演じる事になるが…

ナイトハルト「我が名はカール・アウグスト・ナイトハルト、イクゾー」
同作屈指の人気ネタキャラである。

守凪了子「キョウちゃん、いっけぇー!」
花澤香菜の本格的な声優デビューキャラ。当時の演技は現在と大きく異なるが、素朴な味わいのあるよい棒、あの素人っぽさが逆に良かったなど高評価を得た。

ピーチ姫「マリオー、タスケテー」

出木杉くん「にっぽんが、せますぎるんだよ」
近年では慣れたのかかなり改善されている。

アリス「タタカイハヤメテー!」

ウルトラの母「タロー!シッカリー!タロー!」
しかし、回想で出てくる若い頃の方はまあまあ違和感はない。

「ウッセー!アキラメズニキアイイレテ、タオスンダ!」

タスク「ボクハイカナイ。ボクハキミノセワニハナラナイ!」

仮面ライダー朱鬼「バカメ、コレガオニノシゴトダ!」

ジョニー「あいでぃっどのっとひっとはー。いっつのっととぅるー。いっつぶーしっ。あいでぃっどのっとひっとはー。あいでぃっどなぁぁぁぁ…おーはいまーく。」
棒読みな上にアクセントも珍妙。
そもそもセリフ自体が状況と噛み合っておらず違和感しかないことも合わせてよくネタにされる。

アリー「おりばー↑」
男の仲間はマシだが主人公はちょっと、ヒロインはかなりの棒読み。
だからといって全員が棒読みというのではなく、演技の拙い主人公役の多部未華子の横で山口勝平とかがしゃべるから違和感が凄い。
ちなみにココルという少女も棒読みだが、演者の芦田愛菜が当時小学生だったのでそこは仕方ないだろう。

  • スーパーナチュラル
ディーン「かじだーにげろー」
なぜか次長課長の井上聡が演じておりレジェンドクラスに酷い。
もう一人の主人公サムの成宮寛貴も井上ほどじゃないが不評。あまりに不評で第3シーズンからは変更された。

主に劇場版でのゲスト声優がやり玉に挙げられやすい。
特にネタにされるのは『漆黒の追跡者』のDAIGOと『11人目のストライカー』の各種サッカー選手本人。
かと思いきや『純黒の悪夢』の天海祐希などレギュラー陣を食いかねないほど上手な方もいる。
20作目以降はゲスト声優の演技力が格段に上がっており、棒読みはほぼ見かけなくなった……というか、ゲストで起用されるのは俳優・女優に限定され、芸人やタレントは起用されなくなったが、犯人役の場合は本業の声優と比較すると違和感を覚えるファンも少なくない。
他にもゲスト吹き替えに雑誌『ちゃお』の専属モデル(通称:ちゃおガール)や当選した一般の人たちもいるがこちらは仕方がないとはいえほぼ棒である。

真田幸村「準備は順調だ、牙王殿。もうすぐ決行出来るだろう」「す、すまん。言い過ぎた」
お笑い芸人の陣内智則を起用したゲストキャラクター。
これだけなら芸人枠ということもあり「仕方ない」で済ませられるのだが、公開から10年後の2017年にアメトーークで突如として披露され、「クソ大根!」とイジられたことを皮切りにネタとしての知名度が急激に爆発。
それ以降も各バラエティ番組で陣内と仮面ライダーが揃った途端に陣内のクソ大根シーンが晒されるというのが定番になった。なお、再現を求められた時も演技力は向上していなかった。本職じゃないもんね
撮影にあまり余裕がなかったようで、監督からも投げやりな感じでOKを出されたようだ。

  • GOD WARS 〜時をこえて〜
サルタヒコ「ウラシマサマ!」
1人だけ圧倒的な棒読みのせいなのかは定かでないが、公式サイトで声優が非記載*4


■最後に

よほど下手な物は別として、棒読みに聞こえるか否かは主観による所も大きい。
前述の通りネガティブなニュアンスを多分に含む為、余りしつこく話題に出すと顰蹙を買う恐れもあるので注意してほしい。





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最終更新:2026年07月09日 14:36

*1 例えば昭和時代のドラマ『寺内貫太郎一家』では「スケジュールの合う脚本のイメージにぴったりな役者」を探した結果、『ひみつのアッコちゃん』『魔法使いサリー』主題歌を手掛けた作曲家小林亜星に白羽の矢が立つも、小林氏は演技初体験だったためドラマのタイトルキャラ担当ながら棒読み状態だったそうな。

*2 俳優ではなくスーツアクターが演技する場面はもちろんのこと、俳優自身が着ぐるみやマスクを付けて演技していてもそのまま喋ると声がくぐもってしまう、顔出しキャラでも戦闘時等大きな音が響くシーンでは声をまともに入れられない、等の理由から、メインキャストは毎回どこかで吹き替えをするのが通例。

*3 ただしスキルがないとゆっくりと同じ棒読みになってしまうので注意

*4 演じたのはラジオパーソナリティの「えーじ」。公式には未公表だが、本人はブログで宣伝している。