登録日:2013/03/13(日)
更新日:2025/04/23 Wed 17:15:16
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沢越 止
Overflow作品の登場人物にして全ての元凶。
「伊能 上」という大富豪の愛人の息子。
時系列的に最初の作品『Snowラディッシュバケーション』時点では医大生で塾講師のバイトをしており、
当時は穏やかな大学生風のルックスだがバイト先の教え子の女生徒を片っ端から食い荒らしまくるなど当時から鬼畜である。
その後の作品では医師兼ファミレスチェーン「ラディッシュ」のオーナーであるが、外見もチンピラそのものであり当然ファミレスのバイト店員も片っ端から食い荒らしている。
母方の叔母である沢越巴と結婚しているが、これは彼女の財産目当て。どうやって実の叔母と結婚出来たのかは不明。
こんな奴の正妻はさすがに苦労も多かったのか、『スノラデ』の時点では清楚なお嬢様だった巴も、『PonPon』時点ではキツい姑になってしまっている。
本命は異母姉の伊能萌葱であり、最初の子作りの相手も萌葱である。
ここで止めておけば「禁じられた恋路」で収まったのだが、その萌葱と最初の娘である伊能神楽と婚約した挙句、神楽が一番、止の子を多く産んでいるという訳の分からなさである。
伊藤誠の母で看護師の
伊藤 萌子と結婚していた時期もあったらしいが別れている。
そしてOverflow作品に登場するキャラのほとんどが
彼の血縁者……というか、逆に彼と関係無い人を探す方が難しい。
例外は『
School Days』ヒロイン(小説版主人公)の
桂言葉と、『
Cross Days』の足利勇気くらいか。
そして、叔母風呂の主人公は高確率で彼の子供(男女問わず)。先述した通り
伊藤誠も彼の実子。
つまるところ、彼は光源氏も真っ青のヤリチンであり、彼と
セックスすると
ほぼ100%の確率で孕む。
そして、その相手のほとんどが彼の血縁者。しかも、その大半が娘。当然のことながら犯罪レベルの年齢。
時には
小●生を孕ませ、出産させて死亡させた事もある。そしてその子が命と引き換えに産んだ子供にまで手を出した。
それを何度も繰り返して、彼は
出産しても死なない体にする薬を投与する事を学習した。
彼には子供や孫は当然、曾孫や玄孫に来孫までいる。
また、自分の娘であろうとも平気で売春させる。
警察にも顔が利くので小さい事は揉み消せるが、さすがにヤバい事だと海外に逃亡する。
他にも失敗や悪事を他人に擦り付ける事もあり、また彼の悪事を助ける仲間すらおり、そのうちの1人が義弟(伊能浅葱の夫)である奈川重蔵。
あまりに子供の数が多過ぎて、名前もまともに全員覚えてはいない。
「誠死ね」「ありえないくらいクズ」「最低野郎が帰ってきた!!」などのキャッチコピーで有名な伊藤誠ですら、その悪いところは「優柔不断」「性的な誘惑に異常に弱い」「自分の言動に極めて無責任」といった所くらいであり、
さらにルートによってはいじめから言葉を救ったりといった面があるため、こいつとは比較にもならない。
というか、下で挙げられている「呪い」に振り回された面が非常に大きいわけで(まあ責任がない訳では無いが)、誰が一番悪いかと言うと……。
彼の血縁者にはある程度共通の特徴を持つ。
- 男性の場合はヤリチンでヘタレ。場に流されやすく、セックスしたヒロインは高確率で孕む負のスパイラル。
- ただし、智正(多少変態ではあるが性行為自体を好まない)と瑤二(幼馴染の森みさお一筋)という例外もいる。
- 女性の場合は止と肉体関係を持つと彼に異常な程執着する。時には止の息子に面影を見出だして関係を持つことも。
- 止のことを知らなくても、彼の血縁者の男性を盲信的に好きになり、ゴタゴタを起こす。時には犯罪に発展することも。
- 男女共通して、血縁者と絡む確率が異常なまでに高い。
これらを総合すると、
沢越 止が産み落とした子は互いを引き寄せあい、お互いの血縁関係を知らないまま
近親相姦の罪を犯してしまう。
まるで
ギリシャ神話の
オイディプスである。
そこで産み落とされた子がまた同じことを繰り返すという悪夢のスパイラル。
もはや呪われた血統である。
以下、彼の血縁者(赤字は主人公及びそれに類する人物)
《親》
《叔母》
《姉妹》
《姪(甥) だけど 子》
- 伊能 神楽(伊能 萌葱の長女で第1子)
- 伊能 歩(伊能 萌葱の長男で第2子)
- 伊能 踊子(伊能 萌葱の次女で第3子。後に西園寺姓)
- 伊能 萌華(伊能 萌葱の三女で第4子)
- 奈川 ゆかり(奈川 浅葱の長女)
《子供》
- 沢越 智正(沢越 巴の息子。つまり従弟でもある)
- 間 瞬(間 初花の長男で第1子)
- 間 時(間 初花の長女で第2子)
- 間 空(間 初花の次男で第3子)
- 二条 若葉(母親は神楽の同級生)
- 戸田 桃里(前述の智正の妻)
- 鷹司 りでる(看護師の鷹司 ありすの娘。姉が2人いる。)
- 緒方 圭(刑事である女性に産ませた息子)
- 柴 進一
- 柴 瑤二
- 伊藤 誠(伊藤 萌子の息子)
- 伊藤 止(誠の妹)
《娘 だけど 孫》
前述の「止が小●生を孕ませ、出産させて死亡させた」とはこの子のこと。
- 伊能 舞(伊能 神楽の次女で第2子。後に清浦姓)
- りん(伊能 神楽の娘で第9子)
- 伊能 理奈(伊能 神楽の娘で第10子)
《孫》
- 伊能 渉(伊能 神楽の息子で第3子。父親は神楽の通っていた大学の校長)
- 西園寺世界(伊能 踊子の娘、父親は間 瞬)
- 二条 葉音(二条 若葉の長女。父親は間 瞬)
- 二条 一葉
- 二条 二葉
(一葉・二葉は共に二条 若葉の娘で双子。父親は間 瞬)
- 二条 三葉
- 二条 四葉
- 二条 四七葉
- 二条 四九葉
- 二条 五十葉
- 二条 五三葉
- 二条 五七葉
(上記7人は二条 若葉の娘。父親は不明)
(美紀と共に父親は伊能 歩)
- 関端 りん(伊能 萌華の娘)
- 喜連川 路夏(父親は間 瞬)
- 足利 いのり(江幡 夏日の娘。父親は間 瞬)
《姪 だけど 孫》
- 奈川 碧(奈川 浅葱の次女)
- 奈川 さくら(奈川 浅葱の三女)
碧・さくらの父親は伊能 歩
《子 だけど 曾孫》
出産時に母親が死亡したため、祖母である神楽に引き取られ、理奈と双子として育てられる。
《孫 だけど 曾孫》
- 伊能 雛子(伊能 神楽の娘で第11子、父親は伊能 渉)
- 清浦 刹那(伊能 舞の娘、父親は間 瞬)
- 関端 小凜(関端 りんの娘。父親は緒方 圭)
《子 だけど 玄孫》
《子 だけど 来孫》
カオスである。
このため、沢越止を起点とする家系図を書くと複雑すぎて、都市部の路線図みたいになる。
また、上記以外にも名前が明かされていない子供達が山ほどいる。
一番恐ろしいのは、これだけの事をしながら嫌われるどころか寧ろ女が更に寄ってくる事。
ぶっちゃけると、叔母風呂ゲーは彼の武勇伝を描いた様なもの。
彼が直接登場しなくとも、惨劇の裏には絶対にコイツの影がある。
だが、一応外道なことを平気でしまくる彼に怒りなどを抱いている人物もいる。
特に息子である瞬は蛇蝎の如く止を嫌悪しており、圭や誠も止のことは嫌っている。
ただし彼らも、全員同じ轍を踏んでしまうルートが存在する。
りでるに至っては「最低です」「鬼畜にも程があります」などと発言している(それでも一部ルートでは完落ちするのだから手に負えない)。
息子たちに関しての関心は薄いが、長男である歩や、バカ息子の空に対してはそれなりに愛着があったらしい。
瞬からは邪険に扱われているが常に飄々とした態度は崩しておらず、それどころか瞬がプレイボーイ化して欲しいとまで思っている。
頭が平安時代なのかこの男は。
ちなみに彼の動向が最後に確認されたのは『School Days』後日談の『Island Days』。間違いなく60は越えているはずだが……。本作では誠とヒロイン達をクルーザー旅行に連れ出すも、海上で別の船に乗った美女を見つけてナンパのために移乗、運転手を欠いたクルーザーは無人島へ流され誠たちは過酷なサバイバル生活を送ることになる……とこれまた大問題を起こしている。
ネット上でフィクション世界のヤリチンとして
光源氏や
城戸光政と並び語られることが多いが、彼はもっとも鬼畜度が高いといえよう。
一応単体作品だけで比べればもっと鬼畜な主人公も数多いのだが、ここまで壮大にやっちゃっているのはエロゲ界広しと言えども多分居ない。
こいつがやったことを許せないという人は追記・修正よろしくお願いします。
最終更新:2025年04月23日 17:15