登録日:2025/06/03 Tue 16:17:30
更新日:2025/06/06 Fri 18:15:40NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
【データ】
身長:194.0cm
体重:92.1kg
特色/力:伸縮自在の突起/ 怪力
CV:
高木渉
演・スーツアクター:二橋進一
【概要】
第30話で初登場した
ムカデを模した頭部が特徴の
グラニュート。
人間体は整った身なりをした
オールバックの中年男性。
整った身なりから分かる通り、グラニュート界の上流階級に属する豪商であり、大統領一家ジャルダック家のスポンサーを務めている。
政財界に大きな影響力を有し、ボッカとの付き合いも長い様子だが、同時に(「良い協力者」と前置きした上で)
「『自分がこの世界を操っている』と勘違いしている」と彼から疎まれてもいた。
実際、ボッカに対しては「自分の支援無しでは若い反対勢力に取って代わられるのではないか」と豪語し、自社への配慮を促すなど尊大な態度を取っていた。
また、人間を「スパイス」、他のグラニュートは「下民」と見下すなど
貴族らしい傲慢さが垣間見える。
ただし、当初は他の一般的なグラニュートと同様に人間という存在を完全に知らず、人間態のニエルブを見た際には「見たことない生き物」として困惑していたため、人間に関しては見下しているというだけでもなく、純粋に家畜や変な生物としか解釈出来なかった可能性がある。
【戦闘能力】
この手の貴族キャラにしては珍しく、戦闘センスは非常に高い。
戦闘では体側から生えた百足の脚に似た伸縮自在の突起を操る。
また、地面や樹木など手を付いた場所からも自在に出現させることもでき、敵を打ち据える他、直撃させれば仮面ライダーを変身解除にまで追い込む威力を発揮する。
後述するが、
真っ向勝負で初めて仮面ライダーヴラムを変身解除にまで追い込んだ相手でもある。
この突起はビターガヴに変身しても使用可能で、加えて素のパワーもかなりのもの。
さらに、ほぼ初めて使用したビターガヴガブレイドとベイクマグナムも難なく使いこなせるなど、これまで登場したバイト達とは一線を画す実力者である。
また、ビターガヴガブレイドは逆手持ちしつつ刃を向ける独特なフォームで構え、ベイクマグナムは普段はクラッチバックの様に小脇に抱え、撃つ時はC.A.R.システムと呼ばれる両手持ちで放ち、必殺技時には「銃身を下に向けながら保持し、本体の方を動かして発動待機状態にする」と言う独特な扱い方をする。
【来歴】
第30話にてボッカから振舞われた闇菓子を食べた結果、たった一個で虜になってしまい、最終的に
「もう毎日食べないと気が済まない」と語るほどに中毒が悪化。
ボッカから近々闇菓子が手に入らなくなる可能性があることを告げられた際は
「闇菓子のためなら、私はどんな協力も惜しまない!」と一転して下手に出るほどである。
そして、ボッカの指示でニエルブの計画に協力。
彼の手でビターガヴを移植されたことで、酸賀亡き後の新たな
仮面ライダービターガヴとなり、闇菓子の製造を妨害するグラニュートハンターであるショウマ達の抹殺に赴く。
まずは
絆斗に接触すると、人間態のまま彼を圧倒する。
続いて河川敷で食事をしようとした
ラキアと交戦すべくビターガヴに変身。
ぷるゼリーゴチゾウの連絡を受けたショウマが加勢しても戦況は変わらず、ラキアが変身したヴラムに勝利する。
仮面ライダーガヴ ブリザードソルベフォームとの戦いでも互角以上に立ち回り、ゴチゾウが溶けて変身が解除されたショウマ相手には終始優勢だったが、彼が新たな形態である
オーバーモードに変身すると戦況が一変。
碌にダメージを与えられないまま、必殺技の「オーバースマッシュ」によって吹き飛ばされた。
だが、ガヴがオーバーモードのパワーをコントロールできていなかったのが幸いしてなんとか生存。
第34話ではニエルブの再調整を受けると、改良されたベイクマグナムでガヴ達をおびき寄せるべく街中を銃撃するという暴挙に出る。
そして、狙い通り現れたヴァレンとヴラムを再度圧倒する。
その後、ゴチゾウを集め終えたショウマがオーバーモードに変身して参戦したが、パワーがコントロールできていない点を狙い、攻撃を回避しながら勝機を窺う戦術に切り替える。
しかし、ヴァレンとヴラムによって拘束されるとオーバーモードの元に運ばれてしまい、最大にパワーを溜めた「オーバースマッシュ」が直撃し爆散した。
【仮面ライダービターガヴ ブレイクッキーフォーム】
お前もストマック社のアルバイトか。
アルバイト?この私が?なんと見る目のない…
……それは!?
クッキ∼!
クッキー!
BITEクッキー!
ガヴ!ガヴ!ガヴ!
変…身!
ガッハッハッハッハッ…!
ブレイクッキー!ヤミー……!
新たなビターガヴ……!?お前はいったい……!
フッフッフ…!お前如きに教える必要が?
身長:201.5cm
体重:103.6kg
パンチ力:2.7t
キック力:6.6t
ジャンプ力:5.2m(ひと跳び)
走力:8.1秒(100m)
スーツアクター:米岡孝弘
ビターガヴにブレイクッキー
ゴチゾウを食べさせて変身した形態。
頭部は
仮面ライダーベイク ブレイクッキーフォームそのものであり、違いはビターガヴの器官とビターガヴ共通の身体の「ビットバディ」程度。
なお、以前から公開されていたバキバキスティックフォームより先に登場したため、一向に出番がないあちらは益々ネタにされるのだった
なお本来のガヴからビターガヴに移植手術を施されたため、ビターガヴの腹回りは青黒い手術痕が浮かび上がっている。
ベイクとは変身シークエンスの演出が異なっており、
- ベイク→周囲を囲んだオーブンの中で炎を纏いながら、焼き上がったクッキー生地を砕くように変身
- ビターガヴ→パッケージから飛び出したクッキーの破片を竜巻状に纏いながら変身
と、同じブレイクッキーでも全くの別物。
視聴者からは「物を作る技術者の酸賀」と「食べるだけの貴族のマーゲン」のスタンスの違いではないかと予想されていたりも。
最初の戦闘ではビターガヴガブレイドのみを使用していたが、後にニエルブから渡されたベイクマグナムも使用するようになった。
【仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ】
クロマティックX2弾にてブレイクッキーフォームが初登場。
もちろん担当声優は高木渉である。
なんと前弾でボイスのみ実装されていた仮面ライダーベイクより先に実装されており、発表時には驚きの声が多く上がった。
さらに、前々から実装されていたスパーキングミフォーム(ダークショウマ)とは別キャラ扱いかつLRもあるという高待遇。
LRのリーダーアビリティは「チーム全体の防御が大アップする代わりに相手のスピードを+1する」という癖のあるもの。
デメリットを逆手に取って、後攻時に発動するライダーアビリティを持つライダーと組み合わせることが基本戦術となる。
ちなみにクロマティックX2弾のCMでは、絆斗が「マーゲン……てめぇはぜってぇぶっ倒す!」とあたかも因縁があるかのような台詞を発するというちょっとした珍事が起きていた。相手が酸賀なら違和感が無かったんだが
【余談】
スーツの頭部はル・ビートの改造である。
「マーゲン (Magen)」とは
ドイツ語で「胃」を意味する単語である。
劇中ではコメル・アマルガに次いで登場した「闇菓子中毒になる過程が描かれたグラニュート」である。
傲慢な性格とはいえ何も知らずに闇菓子を口にした結果、なりふり構わなくなった末に命を落としてしまったことに関しては、ストマック社の被害者とも言える。
また、マーゲンの暴動は死後も尾を引いており、第36話では「ガヴ達もビターガヴ同様危険な存在ではないか」と仮面ライダーを警戒する声がネット上に散見していた。
担当声優の高木渉氏は人間態の声も吹き替えているが、これは「変身前後で声が異なると混乱しかねない」という制作側の配慮である。
高木氏は『
仮面ライダー電王』の
アルマジロイマジンや『
海賊戦隊ゴーカイジャー』の
ナノナノダのようなスーパー戦隊シリーズのゲスト怪人など東映特撮においてはコミカルな描写が多いキャラクターを演じることが多く、マーゲンのように一貫してシリアスなキャラクターを担当することは珍しい。
また、人間態を演じた二橋氏と声を担当した高木氏の顔つきが似ており、
本編で俳優・声優として活動する
浅沼晋太郎氏が
酸賀研造役で出演し、仮面ライダーに変身していたことや、
高木氏も同時期に大河ドラマに俳優としてゲスト出演しており、人間態が登場した次回予告でも上記の通りに高木氏が吹き替えをしていたこともあり、
高木氏が俳優として出演し、仮面ライダーに変身すると勘違いした視聴者もいた。
その他、マーゲンが初変身した回が放送された日に放送した「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の冒頭で橋渡竜馬氏が演じる岩下が、「ジュウオウイーグル」に変身しており、この日のスーパーヒーロータイムはスーツアクターがヒーローに変身した日になっていたりする。
追記・修正のためなら、私はどんな協力も惜しまない!
- 最初はムカデなのかアノマロカリスなのかと思った -- 名無しさん (2025-06-03 18:09:10)
- ベイクマグナムの扱い方が結構印象に残るのよね -- 名無しさん (2025-06-03 20:24:21)
- しかし政財界の大物を鉄砲玉代わりにしてしまうのは……もっといい利用法はなかったんかな? -- 名無しさん (2025-06-03 20:36:24)
- みんな大好き高木渉 -- 名無しさん (2025-06-03 21:15:59)
- どうもグラニュートは身分が高いほど戦闘力も高くなる傾向がある。眷族を作る能力もストマック家とジャルダック家しか見かけないし。人間の歴史で言うところの「王侯貴族≒戦闘職」みたいなやつで、強力な血統が偉くなるような社会システム? -- 名無しさん (2025-06-03 22:29:37)
- 逆にグラニュートからみると人間界がこちらでいうところのコズミックホラーな世界な感じがする -- 名無しさん (2025-06-03 22:41:42)
- 後援会長がうざくなったから薬漬けにして鉄砲玉にするって… -- 名無しさん (2025-06-03 23:04:04)
- 戦闘IQ高いよねこの貴族さん -- 名無しさん (2025-06-04 00:19:08)
- ランゴ兄さんも「力あるものが絶対だったグラニュートの世界において~」とか言ってたから地位≒戦闘力みたいな感じなんだろう -- 名無しさん (2025-06-04 03:14:50)
- ちなみにマーゲンの初変身回は、同日放送のゴジュウジャーでもゲストキャラ2名の変身シーンがあるが、片方はスーツアクターなので、【同じ日に2つの番組でスーツアクターの人がヒーロー変身した日】だったりする -- 名無しさん (2025-06-04 07:34:03)
- 全身像が気になる -- 名無しさん (2025-06-04 07:52:08)
- スーツアクターはブンブルーの米岡さんだよ -- 名無しさん (2025-06-04 16:42:56)
- 河原に転がってる石を不味いって言ってたけどグラニュートの金持ちはどんな石食べてるんだろう。人間界で言う宝石か? -- 名無しさん (2025-06-04 19:51:07)
- 分かりやすい強さと個性的な戦闘スタイルだけでキャラ付けが施された好例 最初は「誰このおっさん」って言われたのが懐かしく感じる -- 名無しさん (2025-06-04 20:48:24)
- ↑2 でもマズいからって吐き出すことはせずに口に含んだ分はちゃんと食べきってるのよね -- 名無しさん (2025-06-04 22:58:50)
- なんだろニエルブの代わりにビターガヴになったグラニュートって感じ好きだけど -- 名無しさん (2025-06-04 23:13:07)
最終更新:2025年06月06日 18:15