登録日:2025/06/07 Sat 06:51:10
更新日:2025/09/17 Wed 22:25:24
所要時間:約 7 分で読むがいい……
爺さんが開発した闇菓子を使って、グラニュート社会を支配する。
【データ】
身長:205.8cm
体重:82.3kg
特色/力:大剣/絶対防御/火球/高速飛行
演:塚本高史
スーツアクター(怪人態):横山一敏
【概要】
本作の異種族である
グラニュートで、先代社長であった父・ブーシュの死に伴い、ストマック社の現社長の座に就いた
ストマック家の長男にして現当主。
普段は黒いロングコートを着た、しかめっ面をした長身の男の人間態に擬態している。
本来の姿は頭から四本の角を伸ばし、全身各所からも鋭い刃のような突起を生やしたドラゴンのようなグラニュート。
他のグラニュートよりも大型のガヴも特徴で、腹だけでなく胸まで牙をずらりと並べた大口が開いている。
【戦闘能力】
大剣とガヴから吐き出す巨大な火球を武器とする。後述のオートガードを抜きにした素のスペックもかなり高く、
- 一撃ごとに仮面ライダー達を怯ませ、戦闘形態になったボッカと正面から殴り合えるパワー
- ドラゴンボールじみた高速戦闘を可能とするスピード
- オーバーモードの打撃を何発も受け切る耐久力と格闘センス
など全てのスペックが高水準にあるストロングスタイルの強敵。
また本気を出せば背中から翼を展開して高速で空を飛ぶ他、翼から放つ衝撃波を攻撃に利用してゴチゾウを消滅させ、ライダーの変身を強制解除させる事も可能。
絶対防御
ランゴのグラニュートとしての能力。
赤黒いガラスのような見た目のバリアを展開する「オーラシールド展開能力」により、圧倒的防御力を誇るオートガードを発動できる能力。
このオーラシールドはオーバーガヴのオーバースマッシュでも破りきれないほどの堅牢さを誇る上に、外部からの攻撃に対して自動的に展開される性質上、死角からの不意打ちも通用しないという絶対防御の名に恥じない防御性能を発揮する。
武装
【人物像】
家長らしく性格は冷徹かつ厳格な弱肉強食論者。
ストマック家の繁栄とグラニュート界の掌握を野望として掲げ、アクの強い弟妹達の手綱を握るのに腐心している。
任された仕事を果たさない者は家族でも容赦しない主義であり、その采配に情や贔屓の類は一切存在しない。している事は悪だけど経営者としてはかなり真っ当。
腹違いの弟
ショウマと継母みちるを筆頭とする人間のことは闇菓子の材料としか見ておらず、嫌悪と侮蔑を隠そうともしない。
あるいは
「人間と関わったせいで父が狂った」とでも思っているのかもしれない。
というか、ブーシュにみちるとショウマを紹介された際、
グロッタや
ニエルブ共々
「何言ってんだ?親父」と至極真っ当な反応を見せていた。
「力ある者が絶対」であるグラニュート界において、「力無き者」であるショウマがブーシュに庇護されていることに関しては
「お前は生まれてきたのが間違いだったんだ」と断言するほど鬱陶しがっており、ブーシュが逝去した途端二人を殺しにかかった。
第23話でのショウマの回想では比較的優しく対応していたが、その直後に彼の目の前で絆斗の母である早恵を溶解槽に突き落とすよう命令して殺害するという非道な行為をしており、ストマック社と人間の力関係を見せつけていた。
また、肉親に対する情も薄く、
シータの戦死には
「シータが赤ガヴにやられた?」と多少驚きつつも
「先走ったか……馬鹿め」と吐き捨て、残された
ジープの行方も探そうとしなかった。
一応、昔は上辺だけとはいえシータとジープの誕生会には顔を出しただけブーシュよりはマシだが…。
ただしグロッタとニエルブに関しては何処か気軽に喋ったり軽口を叩くなど双子よりはちゃんと家族としての情はあった模様。
一方、ショウマの予想以上の成長速度には「シータとジープが手を焼いたのも分からんではない」と素直に感嘆しつつ危機感も覚えており、新たなバイトを募って対策に乗り出す様子も見せている。
ショウマの強さは認めたものの、それはそれとして双子の職務怠慢は事実なのでクビや勘当は撤回しないのだった。
ご覧の通り、登場当初は威厳あるボスキャラの印象が強かった。
【数々の苦労人ぶり】
- その場のノリで行動しがちでテンションが上がると本来の目的を忘れるグロッタ
- ストマック社にとって都合の悪い相手だろうが節操なく手を組み、場合によっては鞍替えすら躊躇しないニエルブ
- 報連相を全くしない上に勝手な思い込みで行動しては問題を大きくするシータ&ジープ
等々、経営陣というか社会人として問題のあるメンツばかり。
ストマック社の今後を真剣に考えているランゴが却って浮いてしまっている。
何なら4人の中で一番真面目に働いているのが戦闘狂のグロッタであることが彼の苦労人ぶりをよく表していると言えるだろう。
また、ランゴにも問題が無いわけではなく「社長」という立場ゆえに現場や末端の状況まで把握しきれず、自身も目先の実績や結果にばかり目が行きがちな節があった。
これが顕著に表れたのがラーゲ9こと
ラキア・アマルガの件であり、彼の思惑を見抜けないまま重用した結果、闇菓子工場への襲撃とヒトプレス奪還を許した事をグロッタとニエルブからチクチク責められた際はバツが悪そうに呻いていた。
ただこの件については彼なりに反省しているのか、後に副社長になったジープに対して
「目先の利益に囚われていては、会社は長続きしない」と警告とも取れる忠告を贈っている(ジープは一顧だにしなかったが)。
挙げ句、ストーリー上でも一向に戦闘する機会に恵まれず、ショウマ以外とのライダーとの邂逅も無い。
ご覧の通り、敵方のトップでありながら、
仮にも肉親の幹部達からろくに情報を共有して貰えておらず、なんなら現状一番蚊帳の外な姿に
11年前の
メロン兄さんの再来を予想する視聴者もちらほらいた。
強さの観点で「令和の主任」と評されるキャラもいたけど。
そして、出てくる度に視聴者に心配されたり同情されたりする立場になってしまった。
ついでに「またしても何も知らないランゴ兄さん」の愛称(?)も付いた。
この時点でもネタにされていたが、第29話から苦労人ぶりが加速。
ジープの動向を把握しなかったことが、彼を通して大統領ボッカ・ジャルダックに闇菓子事業と人間界の存在及び移動技術を知られるというとんでもない爆弾となって跳ね返ってきてしまう。
しかも、ボッカが人間を資源として利用する事に興味を示した結果、「闇菓子を利用してグラニュート界の政府・富裕層を支配する」という当初の目標は当面は頓挫。
ランゴくん……私はね、その別の世界と「人間」とやらを使った怪しいお菓子に興味があるんだ。
その後も、事あるごとにボッカに脅されながら彼の秘書か何かのように扱き使われ、終いには社長の座を令嬢リゼルに奪われて自身はかつてのシータとジープと同じ仕入れ担当に格下げ。
圧倒的権力を有する大統領親子に諂うしかないという自業自得ながらも哀れな立場になってしまうのだった。
ライダーと戦うよりも先にここまで落ちぶれるボスキャラも前代未聞である。
OPや第29話以降のキービジュアルでは普通にかっこいいものの、でかでかと目立っている分「仕入れ担当」という役職が笑いを誘うとか
【第31話以降の来歴】
ストマック家の没落を避けるべく、仕入れ担当としてヒトプレスの回収に努め続け、第33話では収穫率がガヴ達に妨害される以前の水準まで回復させている。
これにより双子の無能ぶりも際立った
第35話では闇菓子
1000万個の製造というボッカからの無茶ぶりを承諾。
人間側にグラニュートの存在が知られることを承知で、大規模なヒトプレス回収作戦に実行を移す。
その計画は、飛行機やスタジアムなど人間が大勢集まる閉鎖空間で以前採取したラキアの毒素をばら撒き、幸福状態となったところを多数のバイト達がヒトプレスにするというもの。
これにより、質が良いヒトプレスを山ほど集めることができる。
数万人規模の行方不明事件が全国で続出したため、案の定メディアに報道されてショウマ達に気付かれたが、直接戦闘では人間態で3人のライダーを圧倒する。
最高戦力だった
オーバーモードもオーラシールドを破るのが精一杯で、時間切れにより変身解除。
最終的にはブリザードソルベフォームで時間を稼がれて逃げられたが、ストマック家長兄の立場に相応しい実力をショウマ達に見せつけた。
翌日の第36話では凪浜アクアホールで行われる「U・M・A」のライブの観客をヒトプレスにしようとするが、駆け付けたショウマと再び対峙。
兄さん、昨日言ったよな。オレが産まれて来たのは間違いだって。
それが?
子供の頃も同じこと言われた。あの時は、母さんに泣きつくしかなかった……。
でも、今は……間違いで生まれたのでも、そうじゃなくてもオレのことを好きになって、信じてくれる人たちが居る。
オレのことを助けてくれる人たちも居る。持ってた能力を活かすこともできる。美味しいものも食べられる。幸せな時間がある!
ストマック家の……ランゴ兄さんの弟としては、間違いだったのかもしれない。
でも今ここにいるオレは……ショウマは、ここにいられて良かったと思ってる。
……。
だから絶対に守る!オレを、今のオレにしてくれたこの世界を……皆を、絶対に!!
かつて母の陰に隠れながら自分達の顔色を窺ってばかりだった、出来損ないの「弟」。
それが今や数々の出会いと戦いを経て自分に啖呵を切るまでに成長した。そんなショウマの姿に何処か思うところありげな表情をしつつ、しかしそれを言葉に出す事無く再戦に突入。
当初は新形態であるマスターモードに対しては、攻撃力の低下を見抜き優位に立っていたものの、ショウマがマスターモードで移動し攻撃の直前にオーバーモードに切り替えるという戦い方で逆転され始める。
そして、大剣を折られた挙げ句右目を負傷し、最期はマスターブーストの直撃を受けて敗れ去った。
なお、自身の計画がショウマに露呈した原因はジープが直接ショウマに教えたから。
彼にはランゴにショウマを倒させる算段があったが、結果としてランゴの敗北&ヒトプレス化の阻止という形で闇菓子1000万個量産計画は破綻。
ストマック社に大損害を与えてしまった。
つくづく身内に恵まれない人である。
さらにストマック家の柱でもあった彼がいなくなったことでストマック社の経営権は完全にジャルダック家が掌握、ストマック家は完全に崩壊する危機に陥った。
案の定生存しており、第40話のラストシーンにて今際の際にいるグロッタを看取った後、ストマック家を立て直すことを決意するのだった。
なお、人間態では隻眼になっていなかったことから、グラニュート態で負った傷はミミックキーの擬態時には影響しない模様。
以降は基本的にフードを被った姿で顔を隠しつつ、人間界に潜伏してショウマやニエルブの動向を影で探り始める。
第42話では酸賀とニエルブの行方を追う幸果に(偶然にも眼鏡以外酸賀と似た格好だったため)人違いで声をかけられるが、幸果は以前道ですれ違った程度だったためか引っかかるところはありつつも特に気に留めていなかった。
第46話ではショウマと組んでの作戦の為、ニエルブがバイトを帰還させていたのだが、そこでバイトに何が起きたのか詰問した後、そのバイトを惨殺。
それを目撃した幸果がショウマの仲間と知ると、主に社長という職務の在り方を巡って口論の末に絆斗とラキアも登場。
これによって幸果に以前遭遇した男がランゴだと知られると同時に、はぴぱれ一行にも生存を認識されることとなる。
しかし絆斗たちと争うことはせず、ニエルブの企みによってショウマがグラニュート界に戻ったことを告げると、バイトの帰還に使われていた扉を開放し、助けに行くことを促すかのような台詞の末に立ち去った。
そして、第48話で遂にショウマと接触。
ボッカという共通の敵の存在から「闇菓子の廃業と人間界から手を引くこと」というショウマが提示した条件を呑んで彼らと共闘することになる。
その後、リゼルを人質にボッカを誘き寄せることに成功すると、3人の仮面ライダーと共に総攻撃を仕掛ける。
それでもボッカには苦戦するも、土壇場でショウマがアメイジングミフォームに変身したこともあって、辛勝に終わったが…
ストマック家が…ストマック社がようやく俺の手に戻って来た。
あいつの計画も俺のものだ。
そう呟くと、ボッカが遺したベイクマグナムを拾い上げ「人間共。出荷の時間だ。」と催眠を掛けた。
ランゴは最初からボッカの人間界牧場化計画の横取りを狙っており、ショウマの条件を呑む気など毛頭無かったのである。
そして、ボッカを撃破して用済みとなったショウマ達に事実上の宣戦布告をするのだった。
その後、ボッカ戦での傷が深かったのかショウマ達とは交戦せずにグラニュート界に帰還。
後ろ盾を失ってただの小娘に成り下がったリゼルから社長の座を奪い返すと、残されたジープに対して以前とは打って変わって「俺の下に戻って来い。元々俺に認められたかったんだろ?」と復職を打診する。
しかし、ショウマの機転で全ての人間の催眠を解かれ人間界牧場計画は失敗。
さらに、ヴァレンとヴラムに工場を破壊された上、ヒトプレスの在庫を全て奪い返された挙げ句、ストマック社の技術分野を担っていたニエルブは既に死亡しているため、会社の再興は絶望的となった。
当然怒りの矛先は計画を打ち砕いたショウマに向き、彼との決着を付けるべく再び人間界に赴くのだった。
【一族の再興に固執し、本来の幸福の意味を見失った男の結末】
お前を倒してストマック家を再興すると野望を吠えるランゴ。それに対してショウマが返したのは、
という問い。
一瞬意味が分からず聞き返すランゴに、ショウマは「子供の頃から今まで兄さんが楽しそうにしてるのを見た事が無い」と続ける。
人間の幸せと命を奪って、闇菓子を食べたグラニュートを食い物にして、それで兄さんは幸せなの!?
……お前がそれを言うか!?恵まれた家に生まれた筈だった……だが、 爺さんの跡を継いだのはあのボンクラ親父!
手にする筈だった物が、少しずつ零れ落ちて行った!俺が掴む筈だった輝かしい未来……この手で取り戻すしか無いだろう!!
邪魔者は全て排除する……俺の未来はその先にしかない。
その独白を聞いたショウマは、これまで恐ろしく憎いだけだった兄も自分と同じで幸せになろうと藻掻く一人のグラニュートだったと悟る。
しかし弱肉強食の世界で生きて来たランゴは、出来損ないの弟、しかし最後の肉親の同情など今更受け入れる事は出来ず逆上。だがそれは、ショウマの指摘に対し何も反論する事が出来なかった事も意味していた。
グラニュートの俺と、人間の子であるお前。今度こそ、その差を思い知るがいい。
戦うしかないなら負けないよ、兄さん。オレだって手に入れたい幸せがあるんだ!
どこまでも相容れない兄弟の最後の戦いの舞台は、これまで二人が一度も訪れた事が無いであろう遊園地。
衰えを一切見せない圧倒的な力でガヴに襲い掛かるランゴ。初戦では見せなかった黒い翼から放つ衝撃波で、ゴチポッド内のゴチゾウを纏めて消滅させる事でオーバーモード/マスターモードをいきなり攻略してみせる。
しかしそれに怯まぬガヴは今度はブリザードソルベフォームに変身し、反撃。それを皮切りにケーキング、グルキャン、チョコダン、ふわマロ、ザクザクチップス――これまで人間界で得て来た力の数々を以てランゴに食らい付いて行く。
無論それだけで追い詰められるランゴではなかったものの、ガヴの猛攻に剣と翼を失いながら一進一退の攻防を繰り広げる。
戦いは夜まで続き、もはや飛行能力も絶対防御も使えない程に消耗しながら、お互いに策もプライドもない正面からの殴り合いに移行。
手持ちのゴチゾウを使い果たしたガヴに一撃を加え、変身解除まで追い込む。
力が保たなかったようだな……これがグラニュートと人間の違いだ!
勝利を確信するランゴに、息も絶え絶えになりながらも闘志を失わないショウマの反論が飛ぶ。
オレにはたくさんある。ストマック家を離れて、手に入れたものがたくさん!お前には無いものがたくさん!
よろめきながら立ち上がったショウマに気圧されるように一瞬立ちすくむランゴ。
どうする……?二度と人間に関わらないか、それともこの場でオレに倒されるか!
最後の審判も一蹴してランゴは吠える。奇しくもその返答はこれまで見下し搾取し続けたバイト達とそっくりそのまま。
ランゴ自身は恐らく自覚していなかっただろうが、
「闇菓子に囚われて落ちぶれた」という意味では彼もバイト達も何ら変わらない立場だったのだ。
ランゴと同じく大統領を倒してストマック家を守りたいという意思を持っていたニエルブに直接協力せずに、最終的には孤立無援となった弟を助けることなく様子見を貫くという形で実質見捨るという判断を取ったのも
ニエルブの策で有ったショウマ大統領案が通ると
「人間界および闇菓子事業からストマック社が完全に手を引くことになる」、
「ランゴ目線かつグラニュート界の価値観では見下すべき弱者でなければならないショウマとニエルブの二人を自分より立場が上の存在だと認めることになる」という点を内心完全に受け入れられなかったのだと思われる。
そして、これもまた当人は知る由も無いが、仮にここでショウマを倒したとしても
- 絆斗に奪還されたヒトプレスは全て人間界に戻された上に、襲撃に行ったジープは返り討ちに遭い死亡
- 人手不足を補うためか、ストマック社の工場内に集めていたランゴの眷属である大量のエージェント達は、ラキアに倒されおそらく全滅
- グラニュート界へ通じる扉はラキアが全て破壊したため、ストマック社に帰ることが不可能
という状況であり、闇菓子でのし上がる未来はどうあがいても実現不可能だった。
止めを刺すべく握り締めた拳を繰り出すも、手元に残っていた最後のゴチゾウでショウマはポッピングミフォームに再変身。直後に繰り出されたポッピングミフィニッシュの迎撃にも間に合わず直撃。
漆黒の巨躯は爆炎の中に消え、跡に残されたのは無数の白い羽だけ。
兄の亡骸を暫く見つめていたショウマは、一袋のポッピングミを手向けてその場を後にした。自分が人間界で最初に手に入れた希望を、闇菓子のように誰をも不幸にしない幸せの象徴たるお菓子を……。
結局のところ彼の本質は「大層なのは態度だけで、中身は『自分より強い者や優れた者を認められず、受け入れようともしない』ただの自己中心的で我儘な子供」だったのである。
【余談】
名前はエスペラント語で「舌」を意味する「Lango」から。
37話以降のOPではアップになる場面がカットされ、代わりにボッカ・ジャルダックが映されるようになった。
生存確定後もしばらくはその状態が続いたが、ストマック社を取り戻した49話でOPのポジションも取り返している。次話である最終回ではOPは省略されたが。
怪人態のモチーフは父親を殺して財宝を独り占めした
ドラゴン「ファフニール」。
絶対防御の元ネタも、ファフニールの血を浴びたものはありとあらゆる攻撃を防ぐという逸話であろうか。
なおファフニールが独占していた財宝には死に至る呪いが掛かっていたとされ、自身はその呪いの通りに英雄ジークフリートに命を絶たれた。父から奪った財宝=闇菓子及びストマック社の利権として置き換えて考えると、何とも皮肉なチョイスではないだろうか。
現に闇菓子は人間もグラニュートも、
立場に関係なく関わった者全てを不幸にしてしまったのだから。
怪人のラスボスは『
仮面ライダージオウ』のアナザーディケイド以来6年ぶりで令和ライダーでは初。
(リバイスは怪人ボスと共にボスライダーも存在する)
更に言うと、仮面ライダーの要素を持たないラスボスとしては『
仮面ライダードライブ』のシグマサーキュラー以来10年ぶりとなる。
演者の塚本高史氏は、息子が特撮を観ていたこともあって10年前から東映にオファーを出していたらしく、今回ようやく出演することができた。なお「息子はもう大きくなってしまった」と自虐していた
余談だが塚本氏は若手時代の2002年にレギュラー出演したドラマ『木更津キャッツアイ』にて、「出来のいい弟がいるせいで親から割とぞんざいな扱いをされ、名前が難読漢字なのも合わさって周囲からいつも『アニ』と呼ばれる青年」を演じていた。
ネットミームとして、
「何!?●●が▲▲だと!?」という「ランゴ兄さん構文」が存在する。
これは、先述の
「シータが赤ガヴにやられた?」と第21話の
「ラーゲ9が赤ガヴに寝返った?」という台詞が元ネタで、公式Xにもエイプリルフールで使用されたことがある。
だが構文として広まっている上記の形式の台詞は
実は本編中で一度も言ってない台詞だったりする。上記エイプリルフールネタではこの形だったが。
「質の良い項目を増やせ」と言ったはずだが変わらないな。どうなってる?
任されたのなら責任を持て。自分で頭を使え。
それができないのなら、以前のように俺が自分のエージェントに追記・修正させる。
- あれで死んだとは到底思えないが、ラスボスになるとはまだ決まっていない -- 名無しさん (2025-06-07 08:01:38)
- 何?ランゴが赤ガヴにやられた? -- 名無しさん (2025-06-07 09:11:32)
- タグに「ネタキャラ←普通に強キャラ」ってあるけど、ネタにされることと強いことは別に矛盾しないような。 -- 名無しさん (2025-06-07 09:36:11)
- 生きてそうだけど復活する頃にはストマック社は無くなってそう -- 名無しさん (2025-06-07 11:58:15)
- 片眼がアレなので隻眼か特殊な義眼で再登場とか -- 名無しさん (2025-06-07 14:28:17)
- ファフニールか北欧神話で剣を折る側か折られる側になるのは皮肉だね -- 名無しさん (2025-06-07 16:00:33)
- 実は内心では社長という立場にはうんざりしていて人間界で人間狩りとショウマとの決戦が楽しみだったのでは? -- 名無しさん (2025-06-07 16:07:34)
- プライドかなぐりすててショウマへの憎悪で暴れ狂うか、冷徹さは変わらずに執拗に狙ってくるか どちらにせよ最後の最後の最期までショウマの事は絶対認めず、今度は音に遮られることなく「お前が生まれてこなければ良かった!」って言い放ちそう -- 名無しさん (2025-06-07 16:23:18)
- 肉親に対する錠が薄いというより「戦って負けたのなら仕方ない」という戦闘民族的スピリッツではないだろうか -- 名無しさん (2025-06-07 16:41:19)
- ↑錠が薄い×→情が薄い○ -- 名無しさん (2025-06-07 16:42:07)
- リゼルに承認取りに行ったの、「面倒ごとが起きるのほぼ確だけど、火の後始末はジャルダック家さんの方でやってくれるんですよね?」って裏をとりに行った感ある。人間界との戦争(仮)をボッカに丸投げして逃げるつもりだわこの人 -- 名無しさん (2025-06-07 16:45:48)
- デスクワークより現場の方が適性高かったり登場間もない新形態でもおいそれとはいかない強さからも呉島主任味 -- 名無しさん (2025-06-07 16:52:33)
- 片目潰されたのをわざわざ強調するカットがあるあたり、再登場の可能性ありそうなんだよね 本編じゃなくて劇場版やVシネの可能性ありそうだけど -- 名無しさん (2025-06-07 20:39:12)
- この人居なくなった次の話ではもうストマック家がガタガタになってるから一家の大黒柱として必要だったんだな -- 名無しさん (2025-06-08 02:07:22)
- 大統領が失脚、ランゴ兄さんが新大統領に。これでしょ。 -- 名無しさん (2025-06-08 09:50:51)
- ジープのバキバキスティックがボッコボコにされたのを見ると、ランゴ兄さんの強さが際立って笑うしかない。マジでジープ視点だとヤムチャになるなマスターの高速移動… -- 名無しさん (2025-06-08 12:25:25)
- とうとうランゴ兄さんの項目ができてしまった・・・ガヴに倒されてしまったのだろうか?絶対何かが起こる予感・・・多分 -- 名無しさん (2025-06-08 15:08:46)
- ↑3要するに、ガヴのラスボスライダーになると? -- 名無しさん (2025-06-08 21:55:10)
- 再登場するけど、戦わずに、呉島主任みたいに戦後処理やるんじゃないか? -- 名無しさん (2025-06-09 11:25:27)
- ニエルブの改造手術でめちゃくちゃ強いビターガヴになったら熱い -- 名無しさん (2025-06-09 13:03:47)
- 共通点はないけど、「塚本高史の兄役」というと、どうしても『木更津キャッツアイ』の「アニ」が…。 -- 名無しさん (2025-06-11 09:09:19)
- 「何ィ!?俺の項目がアニヲタwikiに立てられただと!?」 -- 名無しさん (2025-06-12 20:16:20)
- ニエルブによってランゴonゴチポッドになったりして -- 名無しさん (2025-06-17 21:51:34)
- 双子への「身内でも贔屓しない」対応も、裏を返せば「たとえ無能でも、真面目に仕事に取り組んでたならば、自力での対処に難航しそうな問題の兆候は迅速に知らせるなりまともに中間管理職らしいことをやろうとしてくれる心がけだけでもあるならば、いい役職はやれんが明らかに果たせないほど責任まで取らせはしないしできないほど難しい仕事も振らない」となってたかもしれないんだろうか…… -- 名無しさん (2025-06-19 19:59:30)
- 時期が時期だけに、同じ弟でもジープがあの有様だから余計複雑な気持ちになったのかも -- 名無しさん (2025-06-19 20:34:38)
- 【速報】生きていた上にショウマに潰されたはずの片目もなんか無事だった -- 名無しさん (2025-06-22 10:08:20)
- ミミックキーってめちゃくちゃ出来の良いキグルミみたいなもんだし怪人態の時は普通に隻眼なのでは -- 名無しさん (2025-06-22 10:31:40)
- やっぱり生きてたか!でももう -- 名無しさん (2025-06-22 11:43:18)
- ランゴ兄さん視点で一番信頼のおけるグロッタ姉さんが死んだ以上、大統領サイドを丸ごと排斥しないとストマック家の復興は無いんだがどう動くのだろうか -- 名無しさん (2025-06-22 12:04:46)
- ラスボス化フラグが立ったか -- 名無しさん (2025-06-22 22:19:52)
- ↑×2ジープがやったみたいにジャルダック家を赤ガヴにぶつけるのが一番手っ取り早い方法だけど、リゼル嬢はともかく大統領本人が人間界に行く理由って今のところ何もないんだよな・・・ -- 名無しさん (2025-06-23 12:15:31)
- 人間体に傷がないのはあくまでも肉襦袢みたいなものだからか -- 名無しさん (2025-06-23 12:18:10)
- ランゴ兄さん、再登場したら「目障りで鬱陶しい」「生まれてくるべきじゃなかった」としか思ってなかったショウマを、少なくとも敵としては認めるんじゃないかなと思っていたけど、あの様子じゃそれは無さそうだな…むしろ、「貴様が生まれたからストマック家が崩壊したんだ!」と、怒りと憎しみを込めてショウマを全否定して来そう -- 名無しさん (2025-06-23 23:03:33)
- ↑×5 大統領が、私たちの健全な製菓会社と乗っ取って麻薬工場にしたんです!って糾弾すればいけるかな? -- 名無しさん (2025-06-25 08:27:01)
- 今のランゴ兄さん的にストマックを立て直す障害の排除としての優先はジャルダックでしょう。ただそのジャルダックを引き込む原因の一つは確実にランゴ兄さん人の行動のせいだからな。そこをどう思ってるだろう? -- 名無しさん (2025-07-05 15:32:57)
- ラストは大統領の椅子に座って「これからが本当の戦いだ…」って呟く -- 名無しさん (2025-07-11 18:53:41)
- まさかの親殺し... -- 名無しさん (2025-07-20 17:12:17)
- ショウマとは正真正銘の他人である事はおろか、存在自体を最初から知りもせぬ世界では・・・ただ背中を支えるだけでやばかった。 -- 名無しさん (2025-07-26 23:09:47)
- 何ぃ、⚪︎⚪︎だとぉ?って台詞は映画でもちゃんと言う模様 -- 名無しさん (2025-07-27 18:43:50)
- 敵を倒した時にバリアで家族を爆風から保護するのがさり気なくていい -- 名無しさん (2025-07-28 07:29:22)
- 映画世界では人間のこと見下してなさそうだけど、あまり人間界にはこなさそう。 -- 名無しさん (2025-08-01 18:28:11)
- ベイクマグナムを持ってったけどまさか…だよな -- 名無しさん (2025-08-17 13:15:31)
- 人間全員ベイクマグナムでコントロール出来ればコソコソ小規模にやる必要もないし、実際ランゴ的にはメリットしかない。わざわざバイト雇って改造する必要もなくなるから人件費も浮くだろうし -- 名無しさん (2025-08-17 13:34:41)
- これだけボロボロになったストマック家を建て直そうと思ったらそりゃあまぁアレが必要だし。赤ガヴとの約束?信じる方が悪いって事で -- 名無しさん (2025-08-17 13:37:16)
- 問題はオバマスやアメイジングへの対抗手段だけど、自身をパワーアップするか変身前に叩くかかな。 -- 名無しさん (2025-08-17 13:51:09)
- ラスボスはやはりあんたか...兄さん -- 名無しさん (2025-08-17 15:30:12)
- (お前の言い分は)わかった、俺の目的はストマック家の再興だ、それが出来るなら手段はどうだっていい(ので現状一番効率が良い闇菓子を使う)って事か -- 名無しさん (2025-08-17 15:47:03)
- 予告で「これでもう俺を倒すしかない」みたいに煽っているから、最終的に自分を倒してみろ、とか思っているんじゃないだろうか。この番組の予告ってミスリード多いから実際どうなるか見ないとわからないけど -- 名無しさん (2025-08-17 16:43:16)
- 予想通りラスボス化 -- 名無しさん (2025-08-17 22:37:58)
- 何気にライダーにならず怪人態のままラスボスになるのって令和初? -- 名無しさん (2025-08-24 11:16:21)
- ↑ギフがいる -- 名無しさん (2025-08-24 18:04:17)
- ランゴ兄さんがラスボスとして特徴的なのは所謂大物然としたラスボスじゃなくて、強いのは確かだけどセコさもある感じというか。その辺りを指して「ランゴ小物じゃん笑」と嫌う人もいる様子 -- 名無しさん (2025-08-24 22:11:26)
- グラニュート自体が超越的な存在とかじゃなくて、あくまで「異世界の人類」だから良くも悪くも小物っぽいというか人間っぽいというか。この辺も近作じゃ割と特徴的な感じ -- 名無しさん (2025-08-24 22:15:20)
- オバマスに一回負けてはいるけど、逆に言えば既に手の内割れてるって事なんだなこれ。そこからどう勝つんだ -- 名無しさん (2025-08-24 22:16:44)
- ソラ「ボクと違って(大統領の力を奪うなりして)進化態にはならなかったんだね」 -- 名無しさん (2025-08-25 00:14:48)
- 辞世の句も無しに逝っちゃったか… -- 名無しさん (2025-08-31 16:45:16)
- ホントにアッサリと逝ったなぁ…… -- 名無しさん (2025-08-31 16:51:46)
- 眩しくて戻らない瞬間(ゾンブ時代のストマック社)をもう誰にも奪わせないために戦ってたのは皮肉。それでも過去に縋り付くランゴと今と未来を守るために戦うショウマで対になってたのは上手い -- 名無しさん (2025-08-31 17:50:09)
- 辞世の句も断末魔の無かったけど、「ストマック家って何?」「闇菓子を作ってグラニュートを陥れて兄さんは幸せだった?」に何も言い返せなかったのが全ての答えかなという気も -- 名無しさん (2025-08-31 20:12:02)
- ファイナルステージで化けて出る?ことを示唆されてるし、そこで再びショウマに怒りをぶつけるか否か気になる -- 名無しさん (2025-08-31 20:44:49)
- 翼生えた姿を強化態と捉えるべきか? -- 名無しさん (2025-08-31 22:11:34)
- ショウマのボッカ特攻のアメイジングミみたいな土壇場で生えたショウマ特攻形態なのかもしれん。飛行能力のないガヴに制空権確保できるしなんかゴチゾウを大量昇天させる風もあるし -- 名無しさん (2025-08-31 22:31:49)
- 結局のところ、(事業という方向性だが)ランゴが闇菓子に作中で一番依存して抜け出せなくなったキャラなのかもしれない -- 名無しさん (2025-09-01 08:55:23)
- 闇菓子なんぞに頼らなくてもストマック社を大きくできることが映画で証明されてしまってるから尚のこと気の毒。 -- 名無しさん (2025-09-01 15:01:05)
- 個人的にはあの翼と超音波?攻撃は本来ボッカ対策だった技だと思う。大統領の特殊技は振動操作によるものみたいだから、音波で対消滅させて隙ができたところを後ろからぐさりがショウマが作戦にならなかった時の戦略だったのかなと -- 名無しさん (2025-09-01 15:05:00)
- ランゴがあっさり倒されたのがやばいなグリオンですらももう少し生き残ってたのに -- 名無しさん (2025-09-01 17:57:06)
- 決着後でランゴが残した羽にグミをそっと置くショウマの姿が寂しい -- 名無しさん (2025-09-01 20:03:20)
- 闇菓子があったからこそあそこまでの野心を抱いたんだろうなって映画だとちゃんとした会社の社長で十分満足してるみたいだったし。てか闇菓子があったおかげで幸せになれたのって多分ゾンブ爺さんくらいだよな・・・ -- 名無しさん (2025-09-01 21:40:04)
- ↑↑最後までストマック5兄妹と分かり合えなかったからこそ、あのシーンか -- 名無しさん (2025-09-01 22:31:07)
- 麻薬を摂取する人間だけではなく、麻薬を売る人間も中毒なんだ(ゴルゴ13からの引用)ストマック家はみんな売る側の闇菓子中毒だったんだよ・・・ -- 名無しさん (2025-09-02 02:45:40)
- ショウマの「どうする?」って問いかけへのランゴの返答がハウンドと似た台詞って言われてて「うわっ」ってなった。あのレベルまで闇菓子に依存して落ちぶれてたって表現だったのか… -- 名無しさん (2025-09-02 06:27:53)
- 「答えは「お前をぶっ倒す」だァ!!」→「お前が俺に倒されるんだぁ!!」 なるほど... -- 名無しさん (2025-09-02 07:14:45)
- 清々しいほどの「悪役」の最期 -- 名無しさん (2025-09-02 11:13:00)
- ファフニールは父親を殺して黄金を独り占めするも、その黄金の呪いに囚われて身を滅ぼした末にジークフリートに倒される。うーむ… -- 名無しさん (2025-09-02 22:03:14)
- 今までお疲れ様兄さん、とりあえずじいさんと親父を同じ地獄で殴っていいぞ! -- 名無しさん (2025-09-02 22:12:48)
- ショウマが兄さん本当に楽しい?って聞いてたが実際闇菓子なんか無い世界だと楽しそうだし家族を助けるのに全力だしな…結局闇菓子はみんな不幸にしただけだった -- 名無しさん (2025-09-03 20:01:10)
- ↑所詮麻薬で本当の幸せを手に入れるなんて出来るわけないってこったな -- 名無しさん (2025-09-04 14:05:12)
- バリア使わなかったことには一言欲しかった -- 名無しさん (2025-09-05 10:58:43)
- オバマスにやられたときに破られて使えなくなったんだと勝手に解釈してた -- 名無しさん (2025-09-06 08:43:05)
- 闇菓子がグラニュートの世界でどう言う理由で犯罪なのか?の納得いく説明とか無かったのが残念!そこら辺はメタフィクションと言う話だったり、あくまで人にとっては悪いだろ!と言う正論しか分からないし! -- 名無しさん (2025-09-08 09:59:26)
- 普通に強力な中毒性のあるものだから、説明がなくても違法扱いになるのはおかしくないと思うけど? -- 名無しさん (2025-09-08 21:00:49)
- 闇菓子欲しさに悪事に平気で手を染めるようになるのは散々描写されてるのに、一体何が分からないのか分からない -- 名無しさん (2025-09-08 21:04:53)
- 「闇菓子のない世界」というそれなりに楽しくやれてそうなIFが明確に存在するのが哀れすぎる。本質的にバイトと変わらない惨めな闇菓子中毒者でしかなかったというね -- 名無しさん (2025-09-10 20:26:02)
- 絶頂のまま死んだっぽい祖父と暗殺こそされたけど身勝手な愛に殉じた父に比べるとどうしても同情的になっちゃうよランゴ兄さん… -- 名無しさん (2025-09-10 20:42:57)
- とはいえストマック社として多くの不幸をばらまいた罪が重すぎたんで、地獄行きはやむ無し -- 名無しさん (2025-09-10 21:00:10)
最終更新:2025年09月17日 22:25