近親相姦

登録日:2010/03/26(金) 04:57:01
更新日:2019/10/20 Sun 16:45:16NEW!
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ビリッ



お気に入りのパジャマが少し裂け、ボタンが2つ飛んでいった。

「お兄ちゃん、お願いだから止めて」

薄々だが気付いていた。兄の私を見る目がいつからか変わったことを。
妹を見るものではないことを。

「ダメなんだ……本当の気持ちに気付いたんだ、今ならハッキリと言える。」


「オレはお前が好きだ!!」

気付いていても声に出し、言葉をぶつけられるまでは信じられなかった。信じたくなかった。

「なに言ってるの?ワケわかんないよ、私達兄妹なんだよ?」

兄のことは好き、なんでも出来る自慢のお兄ちゃん。
ただしそれは異性としてではなく、血の繋がった兄として。

「お願い、本当に止めて。お父さんにも言わないから、お願いだから」

大好きな元のお兄ちゃんに戻って。心からの願いは届かない。

「ゴメン、ゴメン……」

謝りながらも、一歩一歩近づいてくる。

「優しくするから。ずっとずっと愛し続けるから」

兄の手が肩に触れる。

「きゃ……」

悲鳴を口づけでさえぎられた。

「むぐ……」

パジャマの中に手が入ってくる。

「ゴメン、ゴメン……」


ガタン

また謝りながら、私をベッドに押し倒した……


頭がボーッとする。
気付くとパジャマは脱がされていた。

「ゴメン、ゴメン……」

兄も下は何も身につけていない。

(まだ謝ってる、変なお兄ちゃん)

兄の下半身がはっきり見えた。

「えへへ、昔一緒にお風呂入ってたよね」

私は何を言っているのだろう?
どうでもいいことを思い出し。
どうでもいいことを口にする。
何もおかしく無いのに、笑いながら。

「あぁ、よく一緒に入ってた」

兄が応える。

「戻れるかな?」

次の瞬間、兄が私に覆い被さる。
それが兄の答え。


そこから先は記憶が曖昧。
覚えているのは泣きながら私の顔を舐めまわし、何度もキスをする兄の顔だけ……





どのくらい経っただろう?

兄はまだ、私の部屋で泣いては泣き止んでを繰り返している。
何度も何度も……


私はベッドから立ち上がり兄に近付く。
下着もはぎ取られ、今はなにも身につけていない。
私に気付いた兄が震えている。

(さっきと逆だね、お兄ちゃん)

心の中で呟き、震える兄を抱きしめる。

「オレは、オレは……」
「お兄ちゃん、大好き」
「えっ?」


「ずっとずっと愛してくれるんでしょ。
それなら、私も一生愛してあげる。
ずっとずっと、一緒だよお兄ちゃん」


私は兄を受け入れることにした。
だって大好きなお兄ちゃんだもの、愛するコトだってできるはず。
兄と見つめ合い、顔を近づける。
今度は私からキスをした。


「お兄ちゃん……」




とか

―――最近、娘が私を屑呼ばわりする。彼氏が出来たかなんだか知らないが
娘が生まれてすぐ女房は他界した。――そんなある日、私は娘に対し芽生えては行けない感情が…。
「娘も女房に似てきたな…。そろそろ…」





こんな感じのやつ。



ここでは血縁関係のある近親者の間柄で性行為を行うことを指す。


  • 父親が娘に手を出す
  • 兄が妹、もしくは弟が姉に手を出す
  • 母親が息子に犯される
  • 姉が弟、もしくは妹が兄と関係を持つ

大体は上記で関係の説明が付く。

現在日本では文化的タブーとされているが、社会的な例外さから近親姦そのものを取り締まる法律は制定されていない。
とはいえ、兄妹同士の結婚は認められていない。具体的には3親等内の親族とは結婚できない。(従兄妹同士なら平気だが……)

海外では、近親姦が重要な意味を持っている地域もあり、文化として根強く残っていることもある。
しかし、やはり多くの国では日本同様、近親姦はタブーとされる。

エロゲにおいても少なくないジャンルだが、本当の血縁関係による性行為を描写したものは多くない。
それはやはり日本文化ではタブーだから、というのがあるのだろう。一時期『義理の姉or妹』というもの以外を探す方が難しかった。

発売前の説明文にはそんな風には書いてないのに、いざ攻略してみると義理だった時の絶望感&失望感は異常である。


なお、近親相姦と一口に言っても、色々な型式が存在する。


  • 兄妹、姉弟型

冒頭に載ってる通りの最もポピュラーな型。基本的には年上のほうが年下を責める形が主流だが、勿論逆のパターンもある。
小悪魔的妹が兄を責めるやつもいい。セクシーな微S姉が弟を誘惑するものも。
姉萌えや妹萌えはジャンルとして確立しているが、その多くは姉や妹がおらず、「姉(妹)的存在」を求めているのだと言われる。

該当するフィクション作品

  • 母子、父娘、父息子型

わりと多いであろう型。
父娘間での近親相姦は父親からの一方的な性的暴行が大半を占める。
理由としては娘が反抗期になり、自分を屑呼ばわりしていたから・精神的に疲弊していた等が多い。
父親に妊娠させられた娘、というシチュは最高に燃える。
たまに娘が父親を襲うときがある。母親が亡くなってすぐの場合、母親は娘に殺されていることが多い。通称:お父さんには私が相応しいの型。

母子での近親相姦は当然ながら、自分が産まれた膣に生殖器を挿入する。この背徳的快楽はこの世のあらゆる性交に勝るらしい。
容姿は当然美人。
が、若くて美人の妻(恋人)そっちのけで醜く老けた実母を求める構図で近親姦の異常性やおぞましさを強調させたパターンもある。

BLでは父と息子モノも存在する。
数としてはかなり少なく、ほぼ専門誌か同人レベルではあるが母娘の百合作品も存在はする。 

該当するフィクション作品



  • 従姉、従兄、従弟、従妹型

法律的にも、血筋的にもおいしい型。
ソフ倫規定改定前のエロゲの妹ものではよく「血縁的には従妹だけどお兄ちゃんと呼んでくるヒロイン」が超定番の一つであった。


  • 祖父孫、祖母孫型

上級者向け型。普通に考えるとあり得ない。二次元だと魔族やらなんやらで年齢に差があるものの見た目的には同じくらいでの絡み等もある。
80歳位の魔族ロリババアが孫に孕まされる…等は燃える。
ファンタジー設定でないものでも、たまにアダルトゲームであったりする。

「祖母を孕ませるとは、お主、ババ専にも程があろうぞ」

「姉さんよりも若いナリして何をいうかこの脱法ロリ」

「主の母が産まれた膣に毎日何度も子種汁を出すのは気持ち良いか?」

「毎日毎日夜這いかけてきて騎乗位で朝まで搾り続けてたくせにー」


  • 叔父姪、伯母甥型

需要は少ないか?親子近親相姦に近いタイプ。
大概独り身。
たまに人妻。
どちらかと言うと官能小説やAV向け。


  • 双子型

兄妹、姉弟型の派生。
間違って2つに分かれてしまった2人が、本来の形に戻るという考え方。
元は同じ1人の人間であるのだから身体の相性は最高と言われる。
ただし一卵性だと性別が同じになる。


該当するフィクション作品
  • つい・ゆり
  • みお&みほ
  • 少女セクト



  • 兄弟、姉妹型

同性愛タイプ。兄弟型はショタが絡む事が多い。
血縁しかも同性という二重の背徳…だが壁は厚いほど萌えるものである。


該当するフィクション作品
  • 死神アリス(コミック百合姫S)


  • 義理の兄妹、姉弟型

厳密には近親相姦ではないが、参考まで。
ソフ倫はこの型でしか認められていなかった。理由としては現実でも婚姻可能だからである。
戦前に多く見られた実例としては、兄夫婦がいるが、兄が戦死し未亡人となった兄嫁(義理姉)が弟と再婚する等。

なお血が繋がっていなくとも一度義理の親子、祖父母関係になった事がある場合は婚姻出来ない。


該当するフィクション作品


ちなみに、古代の日本では母親が違えば腹違いの姉弟、ないし兄妹でも結婚はできた。
古代エジプト王朝では平然と近親婚が行われており、ファラオの配偶者が実のきょうだいということは少なくなかった。
暴君と名高いローマ皇帝ネロも、実母アグリッピナと近親相姦の関係にあったとする歴史書も存在しており、
特に古代文明においては、近親相姦や近親婚はタブーとされていなかったようである。
また、中世の西洋ではスペイン・ハプスブルク家がやいとこ婚や叔父姪婚をしていた。
これは、結婚相手がカトリックかつ同格の家柄でなければならない制約があり、
この条件を満たす家が敵対するブルボン家以外絶えてしまったため。

現在の日本の法律では、3等親以内の婚姻は不可能だが、成人同士であれば罪には問われない。
血縁がなくても、一度親子になった者は婚姻はできない。なので、養子縁組を解消した義理親子や、妻の浮気による所謂「托卵」でできた娘が後に父親と血縁関係がないことが証明されても結婚はできない。

ただし、2017年の強制性交等罪(以前は強姦罪)の改正により、18歳未満の子供に親が手を出した場合は合意の有無関係なく懲役5年以上の実刑に処せられる。
これは実親だけでなく、養親や同居している祖父母も該当する。
本当に所謂恋愛関係にあって相思相愛だとでも言うなら執行猶予がつくかも知れないが、
親子のような完全な上下関係の場合、上記の通り単に相思相愛なのか、
虐待の過程で子供の方が完全に委縮し切って合意を実質強要されている状況にあるのか。
この判別が困難なのと、現実には後者の方が多いと判断されるのが理由。



フィクションでは近親相姦を主眼に置いた作品以外でも、
推理小説やファンタジー小説において尊き血を守る為に近親婚を繰り返してきたという旧家や王家等が出てくるシチュエーションがある。
(それ故病弱であったり、一族特有の能力を持っていたりする)

また、幼い頃からよく一緒に過ごしてきたお隣のお兄さん、お姉さんとやっちゃうシチュエーションも存在するが、これは全く問題ない。
某磯野家のように年が近い叔父・叔母と姪・甥だったりするとアウトだが、血縁関係にないのなら近親相姦には当たらない。
当然三次元でも問題ない。下の方の年齢が18歳未満の場合は性行為をしてしまうと犯罪になるが、そうでないなら単に年の離れたカップルである。

…のだが、二次においてのこのパターンの場合、年下の方が相手を『お兄ちゃん』『姉ちゃん』と呼ぶ事が多く、
幼い頃から兄妹(姉弟)同然に過ごしてきた事も相まって、擬似的な(場合によっては別の)背徳感を得られる為か漫画等ではよく利用される。

三次では、(特に年齢が離れている場合)もし他の人に見られでもしたら思いっきり誤解されるだろう。


近親関係にある男女は関係を知らない場合互いに惹かれやすいとも言われる。
しかし、女性は「体臭」で相手が自分と近しい遺伝子を持っているかを感知し、本能的に避けるようになるという説もある。

二次元ではこれはあまり関係ないが、やはり実際に姉がいると姉モノを、妹がいると妹モノを「理解できない」と遠ざける人は少なくない。
ただ、姉がいる人が妹モノ好きだったり、妹がいる人が姉モノ好きだったりするケースは割と多い。単にないものねだりなのかもしれない。
単純に「妹がいるのに妹モノ好きとか誤解されそうで言えない…」みたいな人もいるだろう。


ちなみに近親同士の子供は身体的異常が出やすいと言われるが、
これは異常を誘発する遺伝子が、劣性遺伝型(対となる遺伝子が揃わないと機能しない遺伝)の場合、機能する確率が上がってしまうというだけの話。
何代も近親交配を続けると異常が出る確率が格段に跳ね上がるが、1,2代程度の話であれば、確率としてはコンマ数%に満たないものであり、
有益な因子同士がかけ合わさって優秀な人材が産まれるなんて事例も、全くの0ではない。

ちなみに、2016年の研究によると、兄妹等で子供が出来た場合と35歳以上で出産した場合のリスクは、比較対象にしたサンプルに対してそれぞれ2.2倍と1.9倍になるという統計データが得られており、この条件だとほぼその差は無い。
また、年齢が高くなるにつれてリスクは上がるが、40歳を境に大幅に上昇する。
具体的には、35歳と40歳以上で出産した場合を比較すると、後者のリスクは前者に比して4~10倍以上。
そのため、上記の比較対象を40歳以上に設定すると、数値が全く違ってくる。
このように、突然変異などのリスクは、むしろ男女共に年齢による部分が大きい。(精子卵子の機能低下が原因)。

良くも悪くも確率の問題なので避けた方が無難ではあるが、上記の高齢出産の為に妊活を頑張る夫婦にも言えることで、
社会通念に対する当人達の覚悟次第だろう。


なお、上記で説明した関係性の兄弟、姉妹以外のほとんどを
沢越止を絡めて説明可能である。そこにしびれるあこがれる


関連項目





「追記・修正は感情的に音読してからお願いね、お兄ちゃん」




「いつもいつも父親である俺を屑呼ばわりしやがって!もう我慢できん!追記・修正してやるーーー!!」

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