デューラン自由共和国 - アルカナアリアwiki

共和国同盟西部に存在する構成国。
隣接国家は北東から東にかけてチザルピーナ革命共和国とヴェネト共和国、西部国境はリトゥーネ王領。
アルルメイヤ山脈に国土の少なくない土地が包括された、内陸の国でもある。

「デューラン」とはかつてここに住んでいたデューラーン族の意味であり、エルニア時代には「エルニア女帝○○の征服したデューラーン族の都市」と呼ばれていた。だが、エルニア時代の名は何らかの理由で失伝している。(メタ:アヴェントゥラ・デューランノールムという名前。失伝理由はそのままアヴェントゥラの名前が消されたから)

首都でもあるデューラン市は都市圏の規模においてトリア・フローレンシア経済圏、ヴェネト市域に次ぐ規模の都市圏を形成している。
デューラン市は共和国同盟屈指の内陸の工業地帯としても栄えており、近隣市街やアルルメイヤ山脈で掘られた鉱山資源の加工を行っている。

歴史

このあたりの歴史については些か不明な点も多い。
しかし、エルニア帝国時代以前はデューラーン族を中心とする幾つかの部族が定住していたようである。
そこをエルニア帝国が征服、中心であった場所にデューランノールムという都市を建てる。
デューランノールムは比較的安定した都市であり、長らく栄えたもののアルカナ団の時代になると一変。
何を思ったのかデューラーンノールム市はアルカナ団に対してもエルニア帝国に対しても現地民は大規模な抵抗を行い、結果として一度都市が壊滅する。

その後デューラーン族(正確にはデューラーン族がエルニアと同化した民族)の国家が出来るも、再び神聖イルニクス帝国成立過程において征服、デューラーン族は「北イルニア市民」として同化される。

そこからは長らく安定していたものの、花達の革命においてデューラン市は中立宣言を行う。行ったが、正直なところこれが不味かった。
シカニ公爵が革命側への好意的中立、ヴェネト侯爵とフローレンシア伯が革命側により追放、タウラス伯の裏切りといった状況が重なっていたこともあり、ワルド側はデューラン市に進駐。
これに驚いたデューラン市の警備隊はワルド側に攻撃を行った結果、デューラン市はなしくずし的に革命側とされ、遂にはワルド軍によって陥落させられる。
そうして都市機能にダメージを受けたところに革命側がデューラン市に進軍、この際の小競り合いでまたデューラン市はダメージを受けた。

現在のデューラン自由共和国の「自由」とは、判断の過ちにより自らの自由を侵されまいという考えによるものである。
また、花達の革命における戦災はある程度癒えてきたものの。現在の工業生産と革命直前の工業生産を比較しても、革命直前の工業生産には未だに届いていない。