「なかなかの雰囲気だな」
「でしょ?初めて入った時からエルの好みに合いそうと思ってたんだ」
「私の好みがばれていたとはな。さすが商人というべきか」
「相手の好き嫌いぐらいわからなくちゃね。ところで何頼む?」
「果実酒だな」
「いつものね。ボクは蒸留酒かな」
「でしょ?初めて入った時からエルの好みに合いそうと思ってたんだ」
「私の好みがばれていたとはな。さすが商人というべきか」
「相手の好き嫌いぐらいわからなくちゃね。ところで何頼む?」
「果実酒だな」
「いつものね。ボクは蒸留酒かな」
「ところで例の件なんだけど……」
「あれか、受けるよ」
「っ本当かい!?」
「落ち着け。酒がこぼれる」
「ごめんごめん、でもいいのかい?今の立場を放棄することになるしかなり危ない職場だ」
「帝国にいようが危険であることに変わりはないさ。それに立場に関しては君が言えたことかね?」
「ボクは外部協力者だからね。帝国のエルフである君とは違うさ」
「そうだとしても危険であることに違いはないだろう。医者としては許容し難い選択だ」
「ボクにも理想というものがあるのさ。ところで決め手はなんだったんだい?」
「露骨に話を……まあいい、決め手は患者の多様さだ」
「ああ、前も言ってたっけ?患者がエルフばかりでつまらないと」
「よく覚えてるな。言った通りエルニアではエルフ以外を滅多に診られない。いろんな患者を診たい私にとっては実に不便だ。アルカナ団では多くの種族が協力しているのだろう?」
「その通りだね」
「ならば充分協力する理由になる。君の目を信用しているのもあるがね」
「わかったよ。しかし正面から信用してるなんて言われると照れるなぁ」
「商人として大成してるのだから疑う余地はないだろう。君は私の腕を疑うかい?」
「疑ってたなら入団の誘いなんてかけないよ」
「こちらも同じということさ」
「なるほどね。ところで姿はどうするんだい?流石にそのままだと仲間に襲撃されると思うけど」
「まぁローブとかでいいだろう。名前は……適当にドクターで」
「正直呼び間違えそうなんだけど……」
「ならば今から呼び方を変えようか。早い方が慣れるだろ」
「流石に早急じゃないかな……まぁいいか。それじゃあドクターの新しい門出を祝って……改めて乾杯!」
「乾杯」
「あれか、受けるよ」
「っ本当かい!?」
「落ち着け。酒がこぼれる」
「ごめんごめん、でもいいのかい?今の立場を放棄することになるしかなり危ない職場だ」
「帝国にいようが危険であることに変わりはないさ。それに立場に関しては君が言えたことかね?」
「ボクは外部協力者だからね。帝国のエルフである君とは違うさ」
「そうだとしても危険であることに違いはないだろう。医者としては許容し難い選択だ」
「ボクにも理想というものがあるのさ。ところで決め手はなんだったんだい?」
「露骨に話を……まあいい、決め手は患者の多様さだ」
「ああ、前も言ってたっけ?患者がエルフばかりでつまらないと」
「よく覚えてるな。言った通りエルニアではエルフ以外を滅多に診られない。いろんな患者を診たい私にとっては実に不便だ。アルカナ団では多くの種族が協力しているのだろう?」
「その通りだね」
「ならば充分協力する理由になる。君の目を信用しているのもあるがね」
「わかったよ。しかし正面から信用してるなんて言われると照れるなぁ」
「商人として大成してるのだから疑う余地はないだろう。君は私の腕を疑うかい?」
「疑ってたなら入団の誘いなんてかけないよ」
「こちらも同じということさ」
「なるほどね。ところで姿はどうするんだい?流石にそのままだと仲間に襲撃されると思うけど」
「まぁローブとかでいいだろう。名前は……適当にドクターで」
「正直呼び間違えそうなんだけど……」
「ならば今から呼び方を変えようか。早い方が慣れるだろ」
「流石に早急じゃないかな……まぁいいか。それじゃあドクターの新しい門出を祝って……改めて乾杯!」
「乾杯」