一定時間推進した後爆発するロケット。
ステータス
パラメータ名 |
値 |
ID |
59 |
通称 |
ロケット |
英語名 |
Rocket |
質量 |
0.2 |
空気抵抗 |
0.1 |
回転抵抗 |
0.1 |
HP |
1 |
根元強度 |
- |
頭強度 |
- |
根元曲げ強度 |
- |
頭曲げ強度 |
- |
静止摩擦係数 |
0.25 |
動摩擦係数 |
0.25 |
弾性 |
0 |
オブジェクト間の摩擦処理 |
平均 |
オブジェクト間の衝突処理 |
平均 |
破壊属性 |
燃焼、衝撃 |
一体化(ウッドパネル) |
〇 |
一体化(鉄プレート) |
〇 |
入力キー |
初期値 |
効果 |
発射 |
T |
ロケットを発射する |
設定 |
定義域 |
初期値 |
説明 |
飛行時間 |
0.5秒~10秒 |
1.5秒 |
- |
推力 |
0.5倍~1.5倍 |
1倍 |
- |
爆発の威力 |
0倍~1.5倍 |
1倍 |
- |
基本情報
一定時間推進した後爆発するロケット。カプセル状の当たり判定を持つ。
外観はドラゴンを模しており、かっこいい。
「発射」キーを押すことで、「飛行時間」で設定した時間だけ推進する。
その際の推力は「推力」で設定した大きさである。
「飛行時間」で設定した時間だけ推進した後は爆発する。爆発の挙動は
リモートグレネードを参照のこと。
推進時は火元の部分に小さな延焼判定が存在する。
爆発時の爆風は設定した色になる。
被接続判定は存在するが、接続判定は存在しない。
このため、単にこれを設置しただけではコロコロと転がってしまう。このブロックを単体で飛翔体として使いたい場合は、
グラバーによる保持が必須となる。
この時、グラバーの「離す」キーとこのブロックの「発射」キーを同じキーに設定しておくと良い。
推力について(上級者向け)
前述の通り、このブロックの推力は「推力」で設定した大きさであるが、常にこの大きさが100%出るわけではない。
ロケットには推力リミッターが存在する。静止状態では100%設定した推力が発生するが、上限速度に近づくにつれ推力が落ち、上限速度を超えると推力が発生しない。この為ロケットは、ある程度の速度までしか加速しない。
意識する場面は少ないが、あまり高速域でロケットを点火しても推力装置としては効果が乏しい事は留意したい。
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もっと詳しい解説 |
もっと詳しい解説
具体的にロケットの推力は以下の式で求められる。※太字で書かれた変数はベクトルです。
Fは推力ベクトル[N]、pは「推力」で設定した値、 uはロケットの前向きの単位ベクトル、 vは速度ベクトル[m/s]である。 v0はロケット点火時の速度(初速度)を表している。Vtはロケット前方向に対しての速度を表している。
Vtは0以上、上限速度以下に丸められる。上限速度は点火した直後は ( u・ v0)+52p である。時間経過で減少し、「飛行時間」で設定した時間が経つと最後は52pになる。
なお、点火直後からこの計算通りの推力では無く、10フレーム(fixed update基準)かけて徐々に出力が上がる。しかし計算上は面倒なだけなので無視している。
上記から分かる通り(?)、ロケット前方に対しての速度が上がるにつれ、推力が下がる計算式となっている。また、ロケットの初速が速い場合も、最終的にはVtが52pに丸められる。その為ロケット単体で飛ばした場合、終端速度は52p(m/s)付近になることが分かる。(4倍ロケットの場合748.8km/hであるが、実際は抵抗によりもう少し遅い)
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類似ブロックとの比較
フライングブロックや加熱した
ウォーターキャノンと同じく推進するブロックであるが、時限的な制約がある点が大きく異なる。したがって、このブロックを使用する際は、この点を活用するのが望ましい。
元ネタ考察
前述の通り、このブロックの先端部分はドラゴンの形状を模している。
これはおそらく中華の龍であろう。
明代の火器「火龍出水」は初期の多段式ロケット兵器であり、先端に木彫りの龍が付いている点がこのブロックと共通する。
中国の伝説『花木蘭』に取材したアニメ映画『ムーラン』に登場するロケット兵器はこのブロックと酷似しており、こちらも元ネタと考えられる。このゲームでは壺を割るとルピーが出たり、鎌を持った農夫ガスコインが出てきたりするので、開発スタッフが近年のアニメ・ゲーム文化から取材するという可能性は案外否定できない。
使い方
文字通りマシンから発射するロケットとして使用したり、マシン本体に取り付けて推進補助に使用したりするのが考えられる。
ロケット
ロケット単体を発射したり、ロケットを含む小さいマシンを本体のマシンから発射したりする用途。
後者の場合は
ボムを併用することが多い。
このブロックには接続判定が無いため、前述の通り
グラバーによる保持が必須。
このブロック自体に誘導能力は皆無なため、ロケットに追尾能力を持たせたければ手動で何とかするか、
AUTOMATIONブロックによる制御が必要。
ステージ攻略では複数の目標を破壊(殺害)する用途に適しており、ほとんどのプレイヤーが一度はお世話になるだろう。
ただし、マルチ対戦においては誘導能力の無さが災いしてか、あまり有効な攻撃手段になっているとは言えない。
推進装置
マシン本体に取り付けて推進補助にする用途。
前述の通り、他の推進系ブロックと異なり時限的な制約があるため、所謂追加ブースターのように使用することになるだろう。
推進時間が終わった後はマシン本体から切り離したり、「爆発の威力」を抑えて爆発させたりして処理したい。
なお、
ブレースの終端部分が複数のブロックに接続できる仕様を利用すると、ブレースの終端部分に最大5個のロケットを接続できる。ブロック数を節約したい時に覚えておきたい。
その他
当たり判定がカプセル状であり、全ブロックの中でも有数の細さを持つ。
そのため、車や戦車の車軸に利用されることがある。
カラフルな爆風を利用して、花火や狼煙のように使うこともできるだろう。
ロケットが後ろ向きに動いている時点火すると、推力リミッターが無効化される事がある。
これを利用してロケットの推力を大幅に強化するテクニックがある。
かなり速度が上がるため、武装としても推力としても有用であろう。
→
逆点火ロケット
mod independent
v1.25以前は「推力」を0倍に設定すると内部処理で0割りが発生してゲームがクラッシュするという重大なバグがあった。v1.26で修正された。
関連項目
最終更新:2024年04月07日 11:21