このページでは、
Aircraft Build Support modの機能について解説します。ABSは、飛行機をはじめとする多くのマシンを建造する手助けをするツールです。
主にバニラ建造のサポートを目的としており、このmodを使って建造したマシンは日本コミュニティマルチ対戦に頻出する「バニラ環境で再現可能」の条件を満たします。
マルチ環境での動作はサポートしていません。一人でマシンを作る際に利用することを推奨します。
目次
空力中心軸の表示
UIから空力中心軸表示をONにすると、プロペラや
ウイングパネルなどによる空気抵抗の軸をピッチ・ロール・ヨーに分けて表示させることができます。飛行機などの空気抵抗を利用したマシンを作る際は、進行方向に対してピッチとヨーの空力中心軸を重心よりも後ろ側に置くことで安定させることができます。
シミュレーション中にも表示させるオプションがありますが、相応に重くなることに注意してください。
また、プロペラにかかる力を表示させることもできます。
注意:サーフェスの空気抵抗には対応していません。
真の重心の表示
Besiegeで用意されている重心表示機能は正確ではなく、本来当たり判定の中心で重心を計算すべきところをブロックの根元で計算しています。ABSではこの誤差を修正した、より正確な重心を表示させることができます。
なお、
木製パネルや
鉄製プレートの
一体化で多少計算が狂うので、注意してください。
こちらもシミュレーション中に表示させることが可能です。一体化現象を加味すると、シミュレーション中の方がより正確な重心位置を示します。
似通ったブロック同士の交換
プロペラと短プロペラなどの、似通ったブロックをグループ化し、交換できるようにしました。交換可能なブロック群は、以下の通りです。
ショートカット:B
カッコで囲われたブロックはEasyScaleまたはNoBoundsを有効化した場合のみ交換可能です。これらのmodを有効化させた場合、UIに"Building with mods"と表示されるのが目印です。
+
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52番目のブロックとは |
52番目のブロックとは
ブロックIDが52の隠しブロックで、小型プロペラの先端に別のブロックを設置することができるようなブロックです。もちろんこれを用いたマシンはバニラ建造ではありません。ヘリのローターなどに使われることが多いブロックです。
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また、日本コミュニティのマルチ対戦などで使われるmodブロックもグループ化しています。こちらは、システムの都合上Undo/Redoをする際に2回入力すると正常にUndo/Redoできます。
ショートカット:N
- SimpleMachinegun、BattleBullet、BattleBullerVer2、LaserWeaponsのうち、横向きに置く機銃
- 上記4種のうち、縦向きに置く機銃
- BattleMissile、GuidedMissile、LaserWeaponsのミサイルブロック
- GuidedMissile、LaserWeaponsのチャフブロック
- CruiserBlockのブロック
- Ita modのブロック
- CUModのブロック、BoosterAndFuelModのブースターブロック
- E's Tank Cannons Modのブロック(種類により6グループに分類)
これらのmodブロックは、似た機能を持つバニラブロックに置き換えることも可能(機銃なら大砲系など)ですが、こちらは一方通行の交換になるので、例えば大砲からmodブロックへ交換、といったことはできません。
プロペラの回転のショートカット追加
プロペラと短プロペラにカーソルを当てながら特定のキーを押すことで、一定の角度だけ回転させることができます。
短プロペラ |
キー |
回転角度 |
備考 |
G |
22.845° |
水平化 |
Alt+G |
-22.845° |
|
T |
11.4225° |
謎加速最大効率角度、水平化の半分 |
Alt+T |
-11.4225° |
|
プロペラ |
キー |
回転角度 |
備考 |
G |
23.06876° |
水平化 |
Alt+G |
-23.06876° |
|
T |
11.53438° |
謎加速最大効率角度、水平化の半分 |
Alt+T |
-11.53438° |
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短縮化ショートカットの追加
木製ブロック、丸太、木製ポールは、元の長さ-1の位置に別のブロックが存在すると、設置時に1だけ短くなって設置される仕様がありますが、これらのブロックにカーソルを当てながらGキーを押すことで、簡単に短縮化させることができます。この機能は設定ツールからも実行可能です。
リバース機能の追加
ブロックにカーソルを当てながらYキーを押すことで、そのブロックを反対向きにすることができます。
png投影機の追加
レベルエディタオブジェクト(エンティティ)のPrimitives欄に、任意のpngファイルを投影可能なpng投影機を追加します。初めてこのエンティティを生成したときに以下のフォルダが生成されるので、ここにpngファイルを置くことで、ゲームに登場させることができます。三面図などを入れてお使いください。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Besiege\Besiege_Data\Mods\Data\AircraftBuildSupport_a7f2f9ae-e11f-41ff-a5dd-28ab14eaa6a2\PngImages
この時、jpgなどの別拡張子のファイルを置くとエラーが出て正しく表示されないので、注意してください。また、現在windowsのみ対応しています。MacやLinuxの方は、ごめんなさい。
pngファイルを選ぶ欄が表示されない場合
初回設置時など、pngファイルが存在しない場合は欄が表示されません。また、エンティティ設置時にpngファイルの有無を判断するので、エンティティを設置した後にpngファイルを置いた場合は、一度png投影機を消してからUndoするなどして再設置してください。
設定画面に上記のフォルダを開くボタンが出てこない場合、エクスプローラなどから直接フォルダを開いてpngを追加してください。
それでもなお不具合がある場合は、下記リンクからsteamのワークショップページに飛び、報告をお願いします。
ブロックのグループ化
ブロックのグループ化機能を追加します。ブロックの設定画面下部にグループ名のメニューが追加されます。あるグループに属するブロックを移動ツール等で選択した状態でAlt + Bボタンを押すと、そのグループに属するブロックを全て選択できます。
グループ名の変更方法
BlockGroupNameフォルダ(デフォルトで
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\workshop\content\346010\1999253477\AircraftBuildSupport\Resources
)をコピーし、データフォルダ(
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Besiege\Besiege_Data\Mods\Data\AircraftBuildSupport_a7f2f9ae-e11f-41ff-a5dd-28ab14eaa6a2
)にペーストします。ペースト後のフォルダにあるname.xmlを書き換えることで、グループ名称を変更できます。また、グループの数も同様に変更可能です。
その他UIの機能
速度計
多くのmodに搭載されている速度計とほぼ同じものです。スターティングブロックの速さを、km/h、m/s、knot、machの4単位から選んで表示させることができます。
重量表示
マシンの重量を表示します。重量を参照する対戦
レギュレーションに対応する目的で追加しました。
プロペラ枚数表示
マシンに設置されたプロペラと短プロペラの合計枚数を表示します。プロペラの合計枚数を参照するレギュレーションに対応する目的で追加しました。
トランスフォーム表示
カーソル上のブロックのトランスフォーム(位置、姿勢、縮尺)を表示します。
また、角速度も表示します。
ミサイルコスト表示
GuidedMissile modをロードしている場合に限り表示されます。対戦レギュレーションで使われる
ミサイルコスト表に則り、マシンのミサイルコストを表示します。
最終更新:2022年08月14日 00:45