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PolymerでFMリードを作る方法



手順

Polymerの起動と初期設定
Polymerを起動したら以下のように設定します。
  1. オシレーターを "Bite" に変更
  2. Low passを無効
  3. Subオシレーターを無効
  4. High passを無効
Biteオシレーターの設定
Biteオシレーターを以下のように設定します。
  • Osc B Pitch Offset: 12.00 st
  • Osc A Level: 0%
  • Osc B Level: 100%
  • Pitch Offset: -12.00 st (1オクターブ下)
この設定により、xFM を動かすと FM っぽい派手な音が出ます。(D1あたりの音程)

このままでも良い音ですが、Osc Aを "Saw"、Osc Bを "Ramped Pluse" にするとさらに良い音になります。

"xFM" を「80 st」あたりに設定して、オシレーターはいったん完成です。
今回のFMリードでの適切な音域
今回の FMリードの音域は "C1〜C3" あたりで使用すると良い感じの音となります。

フィルター設定
最初に無効化したローパスフィルターを有効化します。
そしてフィルターモードは「Sallen-Key」、Cutoff Modulationの値を「0%」にします。

フィルターの設定と、アンプエンベロープを以下のように設定します。
カテゴリ 項目 説明
Filter Center Frequency 6kHz バンドパスを動かして音の変化が作れますが、ひとまずこの値
Filter Mode BP 8P
Resonance 75% 高めのレゾナンス
アンプ エンベロープ Pluck 動画ではゲートエフェクトでフレーズを作っていましたが、
ここではMIDIで作るために、Pluckとしました
A 1ms 0msでも良さそうですが、少し柔らかくしたかったのでこの値
D 4sec 音を目立たせたい場合は27secまで増やします
R 30ms 0msにすると鋭くリズミカルな音になります
この設定により、Center Frequency の値を "1.5kHz" から "15kHz" あたりの範囲で動かすと良い感じのFMリードとなります。
サチュレーションをかける
Filter+を FXスロット に追加して以下のように設定します
  • Low passフィルターを無効化
  • Heatウェーブシェイパーを +19.0dB
  • "Wet Gain" を -8.0dB
"Wet Gain" を下げるのは、サチュレーションで上がった dB値を下げるためです。
サチュレーション適用前 サチュレーション適用後
バンドパスで削った部分がサチュレーションにより補強されました。
Randomモジュール
最後にRandomモジュールで、Center frequency をランダムで少し動かすようにして完成です。

作成したプリセット

作成したプリセットを添付しておきます。
FM Lead 1.bwpreset

プロジェクトファイルも添付しておきます。
FM Lead Test.bwproject

参考

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最終更新:2025年04月27日 15:22