Loud Split

Loud Split


Loud Splitは、音の「音量(ラウドネス)」に基づいて信号を3つの要素(静かな部分・中間の部分・大きい部分)に分割し、それぞれを独立してコントロール・加工できるSpectralデバイスです。


概要

主な特徴
音量で分割
  • 音声信号を「Quiet(静かな部分)」「Mid(中間の部分)」「Loud(大きい部分)」の3つに自動で分離します
各要素を個別に処理
  • 各分割要素ごとにボリュームやパン、さらにはエフェクトの適用が可能
  • たとえば静かな部分だけリバーブをかけたり、大きい部分をミュートして残響成分だけ活かす、といったサウンドデザインができます
ダイナミクス系の新しいアプローチ
  • 従来のコンプレッサーやリミッターと異なり、分割した各音量帯域を独立してコントロールできるため、より繊細で大胆なダイナミクス調整や音響処理が可能です
ミックスやサウンドデザインに最適
  • パーカッシブな素材のアタック感だけを除去したり、静かな成分を強調するなど、ミキシングやクリエイティブな音作りに幅広く活用できます
直感的な操作性
    • 音量帯域のしきい値(Threshold)や分割範囲を視覚的にコントロールでき、各帯域に独立したエフェクトチェーンを組み込めます
他のSplitデバイスとの違い
  • Loud Splitは「音量」で分割
    • → 静かな音・中間・大きな音の3要素
  • Freq Splitは「周波数帯域」で分割
  • Transient Splitは「アタック成分と持続音」で分割
  • Harmonic Splitは「倍音成分」で分割
活用例
  • 静かな部分だけを抽出して空間系エフェクトをかける
  • 大きい部分だけをミュートして残響やノイズ成分を強調
  • 各帯域ごとに異なるエフェクトや処理を施し、新しい質感を作る

関連ページ

最終更新:2025年05月07日 23:14