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Arpeggiatorのステップ数を増やす方法

ArpeggiatorのStep数の最大は「16」ですが、ParSeq-8モジュレータを使うことでステップ数を増やす方法について書きます。
ただしモジュレーションを駆使するため、やや直感的でなくなります


ParSeq-8を使ってステップ数を増やす方法 (最大128 stepsまで可能)

Arpeggiator単体は最大16ステップ
例えば以下のフレーズ (8小節/128ステップ) を登録したいと思っても、Arpeggiatorはステップ数が「16」なので足りません。
ParSeq-8の設定
そこで、ParSeq-8を使って以下のように設定します。
  1. 1, 2小節目は同じフレーズなので無効化しておきます。(※これはわかりやすくするための設定で無効化しなくても問題ありません)
  2. TRIGGER MODEを "Note Restart" にします。これは、MIDI鍵盤を押したときに最初から演奏する設定です
  3. TIME BASE を "bar" にします。これは 1つのステップを "1小節" にするための設定です
ParSeq-8でモジュレーションをする
ここがやや直感的ではないのですが、元のフレーズからの相対的なピッチの移動をモジュレーションで動かします。
例えば、3小節目のフレーズはベースラインのPitchが「-2」移動しています。

そのため、3ステップ目のモジュレーションとしては、ベースラインのPitchを「-2」ずつ動かします。
モジュレーションの入力Tips
マウス操作で整数値に合わせるには [SHIFT] を押しながらドラッグ操作で値の微調整ができます。
また、インスペクタにはモジュレーションの数値が表示されるので、ここからダブルクリックで編集モードにして数値入力することもできます。

あとはこの作業を繰り返していくのですが、モジュレーションはコピー&ペーストが可能なので、これで同じモジュレーションはコピーしていくと少し楽です。


作成したプリセット
作成した Arpeggiatorのプリセットを添付してきます。
ARP - Trance Minor [i-VII-VI-VII].bwpreset

おまけとして、以下の項で Steps でうまくいかなかったものを ParSeq-8に置き換えたものを添付しておきます。
ARP - Trance Minor [i-VI-VII-i].bwpreset




以下の項の方法は非推奨ですが、念のため残しておきます。




Stepsを使う非推奨の方法

Stepsだと、ステップ数を増やすときにSelect-4を組み合わせて使うのですが、
環境によって処理が間に合わないことがあるため非推奨です。

ステップ数を 32 step に増やす方法

32 step に増やす手順
例えば以下のような2小節にまたがるフレーズをステップ入力したくても、Arpeggiatorをそのまま使うだけでは入力できません。

というのもArpeggiatorのステップ数が最大「16」であるためです。

ステップ数を拡張するにはStepsモジュレータを追加。

Stepsは以下のように設定します。
  1. ステップ数を "2 steps"
  2. 1ステップ目は "0%"
  3. 2ステップ目は "100%"
  4. Time Baseを "bar"
  5. Trigger Modeを "Note Restart"

これは、1小節目は何もせずに、2ステップ目でモジュレーションをかけるための設定です。
また、Trigger Modeを "Note Restart" にしているのは、MIDI鍵盤で確認しやすくするためです。

あとは Stepsのモジュレーションで、ピッチをずらすようにすればOKです。

32 step に増やしたプリセット
32 step に増やしたArpeggiatorのプリセットを添付しておきます。
LD - PsyLead [32 steps].bwpreset

ステップ数を 64 step に拡張する方法

64 steps に増やす手順
Stepsから直接ピッチをモジュレーションすると、2パターンしか登録できないので 32 stepが限界です。

例えばシーケンスのパターンが以下のように「3パターン以上」になるとStepsだけでは実現できません。

そこで、間に Select-4を挟むことで、ステップ数を4倍に増やせます。(正確には5倍)

まずはSelect-4モジュレータを追加。

Select-4は以下のように、4つの分岐スイッチを持ったモジュレーターです。

正確には「無効状態」を持っているので 5段階 の切り替えが可能です。

そしてStepsに戻って以下のように設定します。
  • ステップ数を "4 steps" に設定
  • step 1, 3は 0%
  • step 2 は 25%
  • step 3 は 50%
なおステップの値はヒントパネルに数値が表示されるので、この値を見ながら調整します。

そうしたらSelect-4で 100% (25%) のモジュレーションマッピングを設定。

200% (50%) のマッピングも行います。

Gateの指定も必要だと少し大変ですが根気よく設定していきます。
64 steps に増やしたプリセット
64 stepsに増やしたArpeggiatorのプリセットを添付しておきます。
LD - PsyLead [64 steps].bwpreset

検証中:処理が間に合わないことがある
以下のパターンであれば「5つ」に収まるので何とかなると試していたところ、StepsSelect-4を組み合わせるとモジュレーションの処理が間に合わないことがありました。

作業環境にも依存するかもしれませんが、下記のように「モジュレーションマッピングの受付状態」に遅延が発生しやすい印象です。

そのため、確認するにはESCキーでいったん解除した状態にすると良いかもしれません。

検証用に Arpeggiatorのプリセットを添付しておきます。
LD - Trance Minor [i - VI - VII - i].bwpreset

上記プリセットでは、Select-4の切り替わり部分 (2小節目など) が少し怪しい動きをすることがあります。

念のため MIDI録音をしてみましたが、小節の頭で Select-4の切り替えの遅延が発生しているのか、Pitchのモジュレーションが適用されていないノートが発生しました。

ステップ数を 64 steps より多くする方法

64 steps までは StepsSelect-4で実現できるのですが、これ以上はSelect-4を複数使用する必要があります。

Mathあたりを使って、乗算と減算を組み合わせて何とかできないかなと思ったのですが、どうも処理が間に合わずモジュレーションが正常に適用されないことがありました。
そのため、標準のモジュレーションでは難しいかもしれませんので、これ以上はNote Gridを使って実装することになるのかなと思います。

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最終更新:2026年04月13日 08:33