Quantize (クォンタイズ)
Quantize (クォンタイズ)は動的なクオンタイズによりリアルタイムでグルーブ感を変化させるための
Note FXデバイスです。
概要
♪(音符) アイコン (タイミング)
この設定では、ノートがどのタイミングでグリッドに揃えられるかを指定します。
例えば、1/8や1/16といったグリッド間隔を選択することで、ノートがその間隔に基づいて再配置されます。
- リアルタイム性
- Quantizeはリアルタイムで動作するため、入力されたノートが即座に指定したグリッドにスナップされます
☰アイコン (グルーブ)
グローバルな「グルーブ設定」に基づいてノートのタイミングを調整します。
これにより、機械的なクォンタイズではなく、より人間味のあるリズム感を演出できます。
- 応用例
- グルーブを適用することで、ドラムパターンやベースラインなどに微妙なスウィング感を加えることが可能です
Amount (クォンタイズのかかり具合)
このパラメーターは、ノートが元の位置から次のグリッドラインまでどれだけ移動するかを制御します。
- 100%
- 完全に次のグリッドラインにスナップされます(「ロボット的」な正確さ)
- 50%
- ノートは元の位置とグリッドラインの中間地点まで移動します
- 0%
- ノートは元の位置に留まり、クォンタイズ効果は適用されません
Forgiveness (許容範囲)
クォンタイズされない時間範囲を設定します。
この設定により、入力されたノートがどれだけ遅れても(または早くても)クォンタイズされるかどうかが決まります。
- 0%
- すべてのノートが即座に次のグリッドラインにスナップされます
- 100%
- クォンタイズは完全に無効化され、ノートは元の位置に留まります
- 50%
- ノートが次のグリッドラインから半分以上離れている場合のみクォンタイズされます
- 動作例
- Forgivenessを高めると、演奏中の微妙なタイミングずれ(「ヒューマンフィール」)を残しつつ、一部のノートだけがクォンタイズされるようになります
補足情報
- リアルタイム vs オフライン
- Note FX「Quantize」はリアルタイムで動作するため、録音後の静的なクォンタイズ機能とは異なり、演奏中やMIDI信号入力時に即座に適用されます
- クリエイティブな応用
- Arpeggiatorなどの高速なアルペジエーターやNote Repeatsデバイスと組み合わせて、新しいリズムパターンを生成することができます
- ForgivenessとAmountを調整することで、人間味ある演奏と機械的な正確さをバランスよく組み合わせることが可能です
関連ページ
最終更新:2025年05月04日 19:35