このページでは、公式に制作されたが発掘状況が乏しく、ページを設けるほどの情報が出そろっていない吹き替えや、OVAや劇場版のみを吹き替えている言語などについて扱う。 |
非公式の吹替については正しい台詞(ファンダブ)を参照。 |
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ルーマニア語版はルーマニアのAntena1で放送された公式である。 |
ただし、2021年現在52幕と53幕の一部しかインターネット上で確認されておらず、 検証もヒテンミツルギスタイル~比古ver~しか存在しないため、こちらに記載。 |
翻訳はSony版英語準拠。 |
るろうに剣心におけるカタルーニャ語での吹き替えは、アニメ劇場版のみ存在する。(*1) 公式な吹き替えだが、ページを設けるほどの情報量がないためこちらに記載。 |
このカタルーニャ語吹き替えは、2005年4月にTV3という局で放送された。 この本放送以外に再放送などは行われず、今まで未発掘であったが、2021年10月にようやくその発掘に成功。 晴れて検証シリーズ入りを果たす。 |
タイトルは『Kenshin Rèquiem pels patriotes de la restauració(*2)』。翻訳は日本語基準。 |
カタルーニャ語とは、主にスペイン東部のカタルーニャ州で話されている言葉である。 日本でいう「方言」という扱いではなく、州の公用語として定められており、この言語による吹替も数多く行われている。 |
Canal+版の左之助や蒼紫の声優は、別アニメではカタルーニャ語の声優としても活躍している。 中には、スペイン語吹替とカタルーニャ語吹替両方で同じ役を同じ声優が担当する、というアニメもある(デスノートの夜神月や、映画版鬼滅の刃の炭次郎など)。 余談だが、スペインではカタルーニャ語の他にも様々な言語で吹替が行われており、自称方言な言語を含めてスペイン国だけで6言語で吹き替えされることもある(ドラえもん、ケロロ軍曹など)。 |
地理的にフランスに近いこともあって、スペイン語的な要素もフランス語的な要素も存在する。 これらの言語と比較した時の大きな特徴は、母音の数が8つ存在し(スペイン語は5つ)、鼻母音が存在しない(フランス語には存在する)事など。 |
感嘆として用いられる言葉だが、本来"ostres"とは「牡蠣」の意味である。 |
これは、"Hòstias!"という音のよく似た品の悪い感嘆を婉曲的に表現するために生まれた言い回しだという。 |
スペイン語"¡Ostras!"も同じである。 |
参考:こちら(スペイン語サイト)→https://fraseomania.blogspot.com/2018/04/ostras-pedrin.html |
正しい台詞(インドネシア語)にある通り、インドネシア語吹替はSCTV、RCTI、TransTVと計3回行われた。 しかし、上記ページで扱うRCTI版以外はほとんど検証シリーズに登場していないのが現状である。 ここでは、一番最初に吹き替えられたSCTV版について紹介する。 |
タイトルは『Samurai X』、翻訳はSony英語基準となっている。 |
SCTV版の本放送は2000年であり、その後2001年~2012年にかけて多くの局で再放送された。 2021年にようやく57幕の一話分のみが発掘され、検証シリーズ入りを果たした。 公式な吹替だが、現時点ではページを設けるほどの情報量がないためこちらに記載。 RCTI版とよく似た翻訳だが、これはどちらの吹替もSony英語にそこそこ忠実に翻訳したからと思われる。 理由はハッキリしていないが、こちらの吹き替えは全94話の内85話分しか放送されていない模様。(*3) |
キャラクター名に関しては、薫がKoriではなく"Kaori"、宗次郎がSujiroではなく"Sojiro"だったりと、 一部Sony英語とは異なる変更や修正が行われている。 |
Sony英語基準の国では初のノンクレジット版OP映像を輸入/使用しており、代わりにSCTVでの声優や制作陣の名前がクレジットされている。 ED映像に関しては、通常のクレジット有り版を使用しているのだが、どういう訳か57幕では、本来の『It's gonna rain!』ではなく、『HEART OF SWORD ~夜明け前~』ver2に差し替えられている。 |
TransTVでの本放送は2005年の終わり頃であり、2007年に姉妹チャンネルであるTrans7にて再放送された。 こちらの吹き替えについては、一部声優情報などしか判明しておらず多くが謎に包まれている。 映像資料については、Trans7での再放送の直撮り映像が一部出回っている。 |
正しい台詞(フランス語)にある通り、フランス語吹替はStudio Chinkel版、Dub Fiction版の二種類が存在する。 しかし、上記ページで扱うDub Fiction版以外はほとんど検証シリーズに登場していないのが現状である。 ここでは、一番最初に吹き替えられたStudio Chinkel版について紹介する。 |
タイトルは『Kenshin le vagabond』、翻訳はDub Fiction版と全く同じものなっている。 |
2006年に制作されたこの吹き替えだが、どういうわけか8幕までしか吹き替えられていない。 1巻に2話収録の形でDVDとして販売されたのだが、5~8幕が収録されているであろう3巻、4巻については一切の情報が判明しておらず、中古市場はおろか公式の販売ページにも掲載された形跡がない。 5~8幕に関しては販売すらも見送られてしまった可能性があるが、真相は謎である。 |
Dub Fiction版同様に次回予告を吹き替えている。 |
Dub Fiction版では放置されていたタイトルロゴだが、Studio Chinkel版では独自の物に置き換えてられている。 |
ドイツではTVシリーズこそ吹き替えられていないが、 それ以外のOVAや劇場版に関しては、全て公式にドイツ語で吹き替えられている。 |
現時点で検証シリーズに登場しているのは、新京都編のみである。 |
タイトルは『Rurouni Kenshin』、翻訳はどれも日本語を基準にしている。 |
ドイツ語の吹き替えはどれもKazé Deutschlandによって制作されたが、 星霜編のみSPV GmbHによる旧吹き替えが存在する。 こちらのタイトルは『KENSHIN The Chapter of Atonement』となっている。 |
イタリアもドイツ同様、TVシリーズこそ吹き替えられていないが、 それ以外のOVAや劇場版に関しては、公式にイタリア語で吹き替えられている。 しかしドイツと違って、新京都編の吹き替えは存在しない。 |
以前から発掘はされていたものの、検証シリーズ入りを果たしたのは2020年4月と最近になってからであり、現時点では追憶編のみが検証されている。 |
タイトルは、追憶編&アニメ劇場版が『Kenshin Samurai Vagabondo』、星霜編は『Kenshin il Vagabondo』となっている。 |
このようにタイトルが違うのは、追憶編&アニメ劇場版はDynit制作、星霜編はShin Vision制作と、それぞれ別の会社によって吹き替えられたためである。 |