このページでは主に、ファン製作の吹替(以降ファンダブと呼ぶ)について扱う。 |
OVAや劇場版、令和アニメ版等,公式の吹替については正しい台詞(その他言語)を参照。 |
- |
アラビア語はファンダブのみ存在する。 |
検証シリーズに登場するものは、「X Group Center」というアニメ吹き替えグループにより制作された。 |
正則アラビア語なのか口語アラビア語なのかなどの情報を求む。 |
جدًا(jiddan)をジッダンではなくギッダンのように発音していることから、方治の中の人はエジプト・アラビア語訛りである可能性がある。 |
ニコニコ動画sm3057475にて「itzfurrball」というユーザーにより、 フタエノキワミ、アッー!部分のみ吹き替えられた。 |
正しい台詞やそのアルファベット転写は投稿者コメントにより付けられている。 |
独自色の強い翻訳だが、一部MB英語を参考にしたと思われる翻訳も存在する。 |
ドイツ語はTVシリーズの吹き替えが存在しないが、OVA類は全て公式に吹き替えている。 |
TVシリーズのファンダブも一部存在。ここではそのファンダブについて紹介する。 |
本来南米スペイン語での吹き替えはメキシコで行われることが多いのだが、るろうに剣心TVシリーズはコロンビアで制作されたため、メキシコでの吹き替えは映画版を除けばファンダブでしか見ることができない。 |
検証動画として投稿されているファンダブは、YouTubeにて「armandzb」という投稿者によって制作された59幕、「Ryuzou Dark」という投稿者によって制作された58幕の一部の二つとなっている。 |
韓国語でのファンダブは、Naver Koreaにて「동행」という投稿者によって制作された物のみ存在している。 |
吹き替えられているのは59幕の一部のシーンのみで、翻訳等はTV版の台詞と全く同じ物となっている。 |
CCOとAOCのみに声を当てており、その他のキャラクターは無言か日本語音声のままになっている。(*2) |
英語でのファンダブは、YouTubeを始め多くの動画サイトにて多様に投稿されている。 |
検証動画として投稿されているファンダブは、 YouTubeユーザーである「PrettySammy09」「DragonLordReviews」 Facebook内で活動している吹き替えグループ「Otaku Dragon Studios」など。 |
台湾北京語でのファンダブは「KENNIE 小K」というYouTubeユーザーによって制作された物のみ存在している。 |
この吹き替えは他のファンダブと少々趣向が異なり、 58~60幕を使って作られたMADのようなもので、きちんとした翻訳は為されていない。(*3) |
天剣の宗次郎手描き検証 追加言語Vol.2に「幻のオーディションver」として収録されたものは、 フィリピンの声優Dave Soltura氏がHero TV版吹替のオーディションに使う予定だったと思われるボイスサンプルで、本人によって公開されていた(現在元動画削除済)。コメントによると「オーディションには少し用意するのが遅すぎたので、公開してしまおうと思った」とのこと。 |
MB英語の音声にかぶせる形で吹き替えているが、翻訳はMB英語とも完成版のHero TV版吹替とも異なる模様。 |
ロシア語のファンダブには、SONY英語基準のボイスオーバー吹替が存在する。 |
公式なロシア語吹替においてカットされているシーンを埋めるために制作された模様。 |
したがって「フタエノキワミ、アッー!」検証部分も存在する。 |
次回予告も制作されているが、SONY英語では次回予告は一切翻訳されていないため、固有名詞の変更を除いては日本語準拠となっている。 |
なお、古くから検証シリーズに登場するボイスオーバーロシア語版についてはこちらを参照。 |
以降、Sony英語59幕ではなくロシア語58幕の該当シーンを元にした翻訳が多くなる。(★印をつけたもの) |
「このシーンは58幕のあらすじなんだから同じようなセリフなんじゃないの」と思うかもしれないがそんなことはなく、Sony英語59幕冒頭は前回58幕の該当シーンと全く別の台詞を言っているのである。 したがって翻訳が58幕準拠か59幕準拠かは一目瞭然である。 |
ニコニコ動画sm41027414にて「chaahan to kokan」というユーザーにより、 フタエノキワミ、アッー!部分のみ吹き替えられた。 翻訳は概ねMB版英語に準拠している模様。 |
ウェールズ語とは主にイギリスのウェールズにて話される言語。 英語とは遠い遠い親戚の関係にはあるがそんなに似ておらず、むしろフランスのブルターニュ地方で話されるブルトン語などに近い。 |
ウェールズ語は南部方言と北部方言に大別されるとされている。 南北方言の大きな違いはuをiと同じように発音するか否かであるが、このファンダブではuがiと同じ発音となっているため、南北でいえば南部の発音といえる。 またnawrという南部方言で使われるとされる言葉も登場する(北部ではrŵanというらしい)。 日本国におけるウェールズ語の参考書もこの南部方言を基準としたものが多い。 |
"pen"は「頭」の意味。 |
実は、検証シリーズの空耳でもたびたび出てくる「ペンギン」の「ペン」は、このウェールズ語"pen"が語源なのではないかという説がある。(「ギン」は"gwyn"(白い)、全体で「白い頭」という意味) |
また、この単語はウェールズ語のPケルト語という立ち位置を説明するのにも役立つだろう。 |
ウェールズ語はケルト神話で有名なケルト人と呼ばれる民族の言葉で、ケルト語という言語群の1つである。 現在ではイギリスやアイルランド、フランスの一部に残っているケルト諸語だが、これらはPケルト語とQケルト語の2つに大別することができる。 |
簡単に言えば、「クヮ」のような発音が「パ」に変化したのがPケルト語、「カ」のように比較的維持しているのがQケルト語。 ウェールズ語はPケルト語に属しており、このように「頭」を"pen"(ペン)と呼ぶが、Qケルト語に属するアイルランド語では"ceann"(カーン/カウン/カン)である。これらは共通の発音 *kʷennom に遡ると言われている。 |
ddやllは1つの音として読む。 |
llはスペイン語のllのような見た目ではあるがしかし、発音は無声歯茎側面摩擦音[ɬ]と呼ばれる音である。 この音は、舌の側面(左右奥歯に近い場所)を使って[s]の音を出すようなイメージで調音される音で、 他のメジャー言語だとモンゴル語にあるくらいの珍しい音である。 特徴的な音、というか日本語には異音としてもほぼ出てこないレベルの音なので、「聞き分けられなくもないけど何と形容していいか分からない、微妙な音」と捉えられても不思議ではない。そういう意味ではフランス語やドイツ語のrに近いかもしれない。 そんな音なのでカナ転写方法も人によってさまざまで、このページでは現時点だとサ行で転写しているが、Lと同じようにラ行で転写するとか、「スラ」や「フラ」のような転写方法も見かける。 |
イギリス1長い名前の駅として知られる Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch(*4) はウェールズ語だが、ここにもllが合計5つ登場、そのうち1組が連接してllllとなっている。 |
またウェールズ語の正書法上、"z"の文字は存在しない。 外来語で[z]の発音を取り入れる際は、綴りを"s"にしたうえで[z]として読むことがある。 よって0は綴り上"Sero"となるが発音は"ゼロ"である。 |
ちなみにddの発音は[ð](英語のthisのthと同じ音)であり、[z]ではない。 |