路線データ
富津線 Futtsu Line | |
---|---|
営業距離 (営業キロ) |
29.7km |
管轄 | 千葉総合本部(全線) |
軌間 | 1067mm |
駅数 | 13 駅(起終点含む) |
路線記号 | FT |
平均駅間距離 | 2.48km |
複線区間 | 木更津駅 – 小山野駅間・上総相川駅 – 奥竹岡駅間 (残る区間は線増対応) |
電化区間 | 全線(直流1500V) |
閉塞方式 | 自動閉塞方式 |
保安装置 | ATS-G |
運賃区分 | 近郊線 |
路線図 |
概要
木更津市内と富津市浜金谷地区とを結ぶ路線で、「ドリームネットワーク」に属している。1998年10月24日の開業当初から「木長線の延長線上」という位置付けであるが、2012年現在のダイヤは千葉本線と一体化している。
全線にわたってJR内房線と併走するが、富津線は山間部を経由する。
終点の浜金谷駅で東京湾横断線と接続する。レールは東京湾横断線と繋がっており、一体的に運用されている。このほか、上総相川駅〜浜金谷駅間は、一部の亀山線の気動車が乗り入れる。
2010年7月3日のダイヤ改正から安房急行電鉄(以下、安房急)館富線と相互乗入れ運転を開始した。
全線にわたってJR内房線と併走するが、富津線は山間部を経由する。
終点の浜金谷駅で東京湾横断線と接続する。レールは東京湾横断線と繋がっており、一体的に運用されている。このほか、上総相川駅〜浜金谷駅間は、一部の亀山線の気動車が乗り入れる。
2010年7月3日のダイヤ改正から安房急行電鉄(以下、安房急)館富線と相互乗入れ運転を開始した。
運行形態
有料特急は「
なのはな号
」・「
はまゆう号
」の2列車が運行している。かつては「
なぎさ号
」も運行していたが、2020年現在は廃止されている。有料特急以外の列車種別は
安房路特快
・
安房路快速
・
普通
の3種別がある。このほか、千葉本線の列車が木更津駅から君津駅まで乗り入れる。
- ダイヤは各駅に停車する列車が40分間隔となるように組まれている。このため、安房路快速は富津線内を快速運転するタイプと各駅に停車するタイプの2タイプが存在する。
- 2010年7月3日のダイヤ改正から、特急と一部の普通を除く全列車がワンマン運転となった。ただし、車内では運賃収受を行わない(都市型ワンマン運転)。また、千葉本線からの直通列車と13系はツーマン運転である。
- 早朝と夜間に27系の送り込みを兼ねた列車が、木長線から乗り入れる。
特急「なのはな」(Limited Express NANOHANA)
特急「はまゆう」(Limited Express HAMAYŪ)
東京湾を横断して房総半島と三浦半島を結ぶ特急列車。2012年3月17日のダイヤ改正で運転区間を拡大の上、快速列車から格上げして運転開始。
詳細は 特急はまゆうの項目 を参照。
詳細は 特急はまゆうの項目 を参照。
安房路特快(Awaji Special Rapid)・安房路快速(Awaji Rapid)
安房急行直通の快速列車。
詳細は
安房路ライナー
の項目を参照。
普通(Local)
車両
現在使用している車両
主に電車を使用。2022年2月現在は木更津車両センター(千キサ)所属の6系(安房路ライナー)・13系・23系、九十九里車両センター(千クリ)所属の27系、安房急行所有の1500系を使用。




6系(安房路ライナー)・安房急行1800系:主に安房急行直通列車に使用。富津線内完結の普通列車にも使用している。




6系(安房路ライナー)・安房急行1800系:主に安房急行直通列車に使用。富津線内完結の普通列車にも使用している。
13系:千葉本線用の車で、ワンマン運転非対応の5両編成であるため、朝夕の通勤時間帯の千葉本線直通列車に使用している。

27系:主に富津線内完結の普通列車と木長線直通列車に使用。2010年7月から2014年3月までは安房急行所有の1500系(当時の形式名は15系)と共に安房急行直通列車にも使用していた。2021年、cdxが発表した旧型車置き換え計画の対象となっており、何らかの車に置き換わる予定である。
かつて使用していた車両

安房急行電鉄1500系:もとcdx27系で当初は「15系」であった。2010年7月から2014年3月までcdx – 安房急行電鉄直通列車に使用していたが、2ドア車ゆえに増加する利用者を捌き切ることが出来なくなり、2014年3月までに同社所有の1800系(旧cdx6系)に置き換えられた。その後も富津線内の普通列車に使用していたが、2020年3月のダイヤ改正前日に運転を終了した。
ラインカラー
ラインカラーは長らく■マリンブルーであったが、2009年9月に新たに■黄金色が制定され、同年11月1日から使用開始した。
歴史
- 1998年10月24日 – 開業。
- 2010年07月03日 – 安房急行電鉄館富線と相互乗入れ運転を開始。
- 2010年12月19日 – 【複線化】君津駅 – 小山野駅間・上総相川駅 – 奥竹岡駅間。ただし、ダイヤは現状のまま。
- 2011年03月12日 – 部分複線化に伴い、ダイヤを大幅に見直し。安房急行電鉄直通列車を大幅に増便。
- 2011年12月10日 – 【運転形態変更】安房急行電鉄直通列車を富津線 – 千葉本線主体の運行に変更。
- 2013年03月16日 – 【列車種別変更】安房急行直通列車の種別を「直通特快」「直通快速」からそれぞれ「安房路特快」「安房路快速」に変更。
- 2018年03月17日 – 【駅改称】北みなと駅(浅間山運動公園前) → 北みなと・浅間山運動公園前駅。
- 2020年03月14日 – 駅番号を振り直し。千葉本線からの続番となった。
駅一覧・接続路線
- 2020年03月14日改正
- 全駅千葉県に所在、千葉総合本部管轄
- ●は停車、○は一部停車、|は通過駅、‖は経由せず
富津線 | |||||||||||
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駅間 キロ |
営業 キロ |
駅番号 | 駅名 | 普通 | 区間 快速 |
快速 | 特別 快速 |
安房路 快速 |
安房路 特快 |
接続路線・備考 | 所在地 |
千葉駅 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
| | | | | | | | | | | | | | |||||
- | 0.0 | FT33 | 木更津駅 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
CA
千葉本線(快速乗り入れ)・
KN
木長線(一部乗り入れ)・ 東日本旅客鉄道:内房線・久留里線 |
木更津市 |
1.5 | 1.5 | FT34 | 桜井新町駅 | ● | ○ | | | | | ○ | | | ||
2.8 | 4.3 | FT35 | 畑沢駅 | ● | ○ | | | | | ○ | | | ||
2.0 | 6.3 | FT36 | 君津駅 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:内房線 | 君津市 |
2.3 | 8.6 | FT37 | 貞元駅 | ● | ○ | | | |||||
2.7 | 11.3 | FT38 | 小山野駅 | ● | ○ | | | |||||
2.7 | 14.0 | FT39 | 岩富駅 | ● | ○ | | | 富津市 | ||||
2.0 | 16.0 | FT40 | 宝竜寺駅 | ● | ○ | | | |||||
3.1 | 19.1 | FT41 | 北みなと・浅間山運動公園前駅 | ● | ○ | | | |||||
1.8 | 20.9 | FT42 | 更和駅 | ● | ● | ● | |||||
2.2 | 23.1 | FT43 | 上総相川駅 | ● | ● | ● | KY 亀山線(一部乗り入れ) | ||||
2.0 | 25.1 | FT44 | 奥竹岡駅 | ○ | ○ | | | |||||
4.6 | 29.7 | FT45 | 浜金谷駅 | ● | ● | ● |
MF
東京湾横断線 東日本旅客鉄道:内房線 安房急行電鉄:館富線 |
||||
| | | | | | |||||||||
館山北条駅 | ● | ● | |||||||||
| | | | | | |||||||||
相の浜駅 | ● | ● | |||||||||
| | | | | | |||||||||
安房急白浜駅 | ● | ● | |||||||||
駅間 キロ |
営業 キロ |
駅番号 | 駅名 | 普通 | 区間 快速 |
快速 | 特別 快速 |
安房路 快速 |
安房路 特快 |
接続路線・備考 | 所在地 |
今後の予定
cdxは2021年、1990年代に製造された車両を順次置き換えることを発表。2022年2月現在富津線内で運用している車両の中では6系電車(安房路ライナー)と27系電車が該当。6系1000・1100番台は印西牧の原総合車両センター(印マキ)から転籍した300番台改造車に置き換え予定。27系は2022年4月時点ではどの車に置き換えるか発表されていないが、こちらも6系300番台、または17系電車に置き換わることが予想される。