道具紹介2 表明処理から原型完成まで

ファンド造形では段階によって、使う道具が違ってきます。ファンド造形での表面処理から原型完成までに使うであろう道具について。「道具紹介1 表面処理まで」と一部、記述が重複しているかもしれません。


なぜ、ここの記述が遅れたのかですが、未だに試行錯誤している段階だからです。もしかしたら、内容が後で変わっているかもしれません。現時点での私のやり方が記述されていますのでご了承ください。
まず、ファンドのフィギュア造形でどの段階まで表面を仕上げて、次の段階の表面処理に移行するかですが(ラッカーバテやサフを吹きつけるかということ)今の私が考えるところでは、サフ等を吹き付ける前にやれるところまで徹底してファンドの表面を仕上るべきだと考えます。そして1000番のサフを吹き付けてた後、簡単に耐水ペーパー(800番、1000番)で処理できるようにすべき、あるいは耐水パーパーは使わなくてもいいかもと思っています。

何故なら、荒い状態の表面にサフ等を吹き付けても結局、何度も表面の傷にパテを盛るといったことを繰り返してしまうので、それならファンドで傷を埋める作業を徹底するのも同じだろうという結論に達しました。
また、現時点での私の作業では、表面処理の最後に耐水ペーパーで表面を仕上るのですが、ファンドの欠点でもある「水に溶ける」という性質もあり、1000番のサフ吹き後にあまり激しく耐水ペーパーを使う事がないような段階まで表面を仕上るべきと考えます。サフを吹いた後に800番、1000番の耐水ペーパーで表面が荒れ過ぎていて使えないのでもっと荒い番号の耐水ペーパー(例えば600番)を使うのであれば、400番~600番の紙やすりやスポンジやすりを使用した方がいいと思います。

フィギュアを作り初めて、次の作業に急いで進みたい気持ちというのは十分わかりますが、結局は「急がば回れ」という事になると思います。(でも、最初の時にはどんどん進んで行き、問題があったらご自身で考えるというのも当然ありだと思っています。)


クリップライト
まずは表面の状態を詳しく見るために目の前にスタンドを持ってくることをお勧めします。ライトの真下に造形したパーツを持ってくることによって、表面の傷やデコボコに影が付くことで、より良く見えると思います。私の場合はパソコンデスクの様な机を使用しており、プリンター置き場がデスク上部にあるのでそこにクリップライトをつけています。下記のライトは上部のスペースがあまり取られず、また、ライトのカバー部が回転することによって目に直接、光源があたらないという利点があります。

ヤザワ 電球形蛍光灯コンパクトクリップライト クローム CFK12CH
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タミヤパテ
最初に塗布するラッカー系のパテ。チュ―ブから出したのを直接使ってはダメです。うすめ液を使用して塗っていきます。私の場合ですが、ある程度うすめて、大きめな平筆などで塗っていきます。*1この段階では、均一に塗る必要は感じません。あくまで、グレーの色をつけて造形の形状の歪みなどを発見していきます。しばらく置いておくと中身が固まってしまうので、固まったらチューブを破って薄め液を入れたビンに入れて置いておきます。
タミヤパテ (ベーシックタイプ)
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うすめ液
表面処理以降では、かなり大量に使うので「特大」をおすすめします。
Mr.うすめ液 (特大) T104 【HTRC 3】
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サーフェイーサー、サフ
こちらは500番のサーフェイーサーですね。ぶっちゃけ、うすめ液で薄めたタミヤパテとどう違うのか謎です。タミヤパテを使わず、いきなりこれを塗ってもいい気がします。*2塗装時に段差がができるような塗り方は駄目です。
クレオス・Mr.サーフェサー 500 溶きパテ
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サーフェイーサー、サフ
こちらは1000番のサーフェイーサーです。最後のサフになりますので、コンプレッサーによる吹きつけが望ましいと思います。
Mr.サーフェイサー1000(ビン入り)
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ホワイトパテ
正式名称は「Mr.ホワイトパテ」といいます。タミヤのは使用したことがないのでわかりません。何の気なしに購入したこのパテですが、結構使えます。このパテの特徴はかなりマイルドな感じで速乾性があると思います。小さな傷などにかなり威力を発揮すると思います。塗料皿うすめ液を少しだけ入れておき、この中に出して使用します。
Mr.ホワイトパテ
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Mr.グルーアプリケーター
上記のホワイトパテを塗布する時に使用します。画像でいうと3本あるうちの真ん中の先端にアールがついたのが特に使えます。この先端部分が薄いため作成中のフィギュアに密着してパテを塗ることが出来、ホワイトパテのマイルド感もあってかなり薄く濡れる様になると思います。それ以外にも先端が尖ったのは本来の使用目的である瞬間接着剤のちょん付けが出来るので、この段階で折れてしまった造形物に使用するのもいいでしょう。また、複製時の粘土埋めでも力を発揮します。かなりお勧めできますが、耐性に少し問題があります。
Mr.グルー・アプリケーター (接着剤用塗布棒) GT57
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以下、暇な時に記述していきます。
最終更新:2012年02月13日 03:25
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*1 この前にコンプレッサーや筆で造形の表面や溝についた汚れや削りカスを取ります

*2 もちろんうすめ液で薄めてから使用ということです