ちびキャラのメーティア(オリジナル) |
生年月日 |
1728年2月1日 |
出生地 |
メロー ドーティア |
出身校 |
ドーティオ州立高校 |
職業 |
会社員、 遺伝子実験被検体 |
休日の過ごし方 |
観光、買い物、二度寝 |
関連人物 |
メニーファ ニャーライヤタール14世 ドロアール12世 |
メーティア・コッリ(Maitia Quolli)はメロー人の一般人女性。会社員。ドーティオ州の小さな旅行代理店に勤めていた。
ある日、旅行割引券目当てで遺伝子実験の被検体に応募したところ当選し、自分のクローンが大量に作られてしまったことで有名になった人物。
生涯
生い立ち
ドーティオ州の州都ドーティアの一般的なメロー人家庭の一人娘として生まれる。
特に変わったことはなく普通に高校を卒業した。
社会人時代
普通に旅行代理店に勤めていた。
当時はマーカス内戦時だったため、仕事が全然来ず、非常に退屈であった。
被検体として
1752年のある日、旅行割引券目当てで遺伝子実験の被検体に応募したところ当選。
国立フリア細胞遺伝子研究所で被検体になるための各種検査を受け、合格。
この時
メロア自由連邦政府は
ヒューヴル王国の依頼を受けてサクラ観光客クローンを製造しようとしていた。その実験台になったのがメーティアであった。
メーティアの遺伝子情報を抽出し、彼女の外見そのままに大量のクローンが製造された。しかし、その事実は彼女には知らされず、旅行割引券をもらってウキウキのメーティアはそのまま帰っていった。
クローンの存在が発覚
1755年、たまたま店に来た人が自分と瓜二つだったことに驚いたメーティアは彼女と連絡を取り、一緒に食事に行った。
二人は実は生き別れた双子だったのではないかと思いドーティオ州立養育病院に相談したところ、遺伝子が全く同じであることから一卵性双生児だとされた。
しかし養育病院では新生児の管理で取り違えが起こってしまうことは大問題であり、事実確認のため院長が政府に連絡。結局、取り違えの証拠は出ず、政府からもそれらしい回答は得られなかった。
政府はオリジナル遺伝子を持つ人物がクローンと出会ってしまったことを知ると、隠蔽工作を検討した。だが、一市民であるメーティオの人権を侵害することに繋がるため中止した。
しかし、その後一人、もう一人とメーティオと瓜二つの女性が見つかり(彼女は旅行好きだったためメロア各地を旅していたことで旅先でクローンに出会ってしまう可能性を広げた)、クローン人間である可能性が高まった。
さすがに怪しんだメーティアは彼女たちに記憶について質問したところ、彼女たちはメーティアと同じ記憶を持っており、その上でメーティア自身しか知らないようなことも知っていたため大変驚いた。
これはメロア政府が作製したクローンが社会に出た際に怪しまれないように、培養ポッドに関する記憶を全て消しそこにメーティアから採取した記憶を上書きしたためであった。
また、それぞれのクローンには「自分がクローンである」という記憶も残さなかったため、メーティアと出会った全てのクローンがオリジナルの彼女と共になぜ自分たちが複数存在するのかについて考え、意見を出し合ったが、結論は出なかった。
メニーファとの取引
さすがにもう隠しきれなくなった政府は彼女の家を訪問。元連邦大統領の
メニーファ自らが事情を説明した。
そして以下の取引を提示した。
- ヒューヴル政府公認の観光地レビューサイト運営会社の社員になってクローンと共に各地のレビューを書いて回る仕事をする
- 承諾した場合
- 「ミナイラパン観光社」の社員になる
- 好意的なレビューしか書けないが、年中ヒューヴル旅行できる
- 会社からも謝礼金と給料がもらえるし、加えて5年間はメロア政府とヒューヴル政府から追加の謝礼金がもらえる
- 身の安全はメロア政府が責任を持って保障する
- 拒否した場合
- 政治犯としてこの場で身柄を拘束される
- ヒューヴルまで連行され、ヒューヴル政府に身柄を引き渡し、政治犯収容のため流刑島であるマニマール島に島流しされる
- マニマール島では常に監視され、様々な国民の権利を剥奪される
流刑とか剥奪とか言われてショックを受けたメーティアは首を何度も縦に振ってミナイラパン観光社の社員になることを選んだ。
また、両親のための別荘をヒューヴルのケンポルタール島に建ててもらった。
クローンの存在を知った反応
メーティアはクローンに対してそこまで恐怖心を抱かなかった。
彼女はあらゆる観光地へ旅行に行きたいと考えており、しかしながら一般人である自分はたくさん行きたい場所があるのにその全てに訪れるのは不可能だと考え、半ば諦めていた。そのため、自分のクローンがそういったことをしてくれることをむしろ歓迎していた節さえある。
クローンは感覚こそ共有できないものの、ものの見方は自分とほとんど同一であり、クローンたちもまたミナイラパン観光社でレビューを書くことになったため、自分とほぼ同じ感性でそのレビューを見ることができてお得だと思っている。
もしかすると、この暢気さを見越してメロア政府は彼女のクローンを作ったのではないかと言われるほどである。
人物
特に何か優れた能力があるというわけではない一般的なメロー人女性。
趣味は旅行。
遺伝子採取前の心理テストでは「メロー人女性としては楽観的な傾向があり、真に受けやすい性格。暢気なところがあり、パニック耐性が高い」と評価された。
実家暮らし。両親を大事にしており、他愛も無い会話をよくしている。スポーツにはあまり興味はなく、美容やエステの話題を好む。映画を観るとすぐに泣く。
クローンの仕様
クローンは全く同一の遺伝情報を持っている。そのため、性別や血液型等は基本的に(クローンの培養段階で変異がなければ)一致し、顔形もよく似ている。一般にクローンの身体能力や学力の類似性は高い。さらに成長に従って遺伝的規則性の強い因子の発現量が増大するため、クローン間の類似度が上昇する傾向がある。
- クローン間で同じ要素
- 遺伝情報
- 性別(変異がなければ)
- 血液型(変異がなければ)
- クローン間で異なる要素
- 食物アレルギー
- 大脳皮質の形状
- 病気への抵抗力
- 静脈の形状
- ほくろ・あざの位置
- 虹彩
- メラニン色素の量
- 寿命
また、クローンには稀に利き手が逆のもの、つむじが逆巻きの個体が存在している。さらにごく稀に全臓器の位置が反転している個体がいる。
オリジナルの見分け方
記憶も同じクローンが大量に作製されたため、一時期オリジナルのメーティアが「実は自分もクローンなのではないか?」という疑念に駆られた。
しかし、培養ポッドの生育記録に存在しない個体が一人だけおり、それがオリジナルのメーティアである。
ここまでせずとも、指紋認証ですぐに判明する。
また、ほくろの位置が首の後ろに一つ、乳房の谷間に一つ、背中に二つ、右手の甲に一つ、右のふとももに一つある個体はオリジナルしかいない。
関連項目
最終更新:2023年02月06日 02:28