 (アナ星系の模式図) |
 (アナ星系の構造を縮小した図) |
特性 |
総質量 |
1.202 M☉ |
最も遠い惑星 |
惑星マエーッエ |
最も近い恒星 |
タンカール(4.5 光年) |
最も近い入植星系 |
ピマオール星系(16.3 光年) |
恒星数 |
2 |
惑星数 |
11 |
ハビタブルゾーンの範囲 |
0.6~1.0 au(アナA) |
重力圏の範囲 |
10万 au |
年齢 |
約48億年 |
アナ星系とは、
ナレーンテァトー連邦帝国の首都星系であり、アナAおよびその重力で周囲を直接的、あるいは間接的に公転する天体から構成される連星系である。2個の恒星、11個の惑星などからなる。ワルストレギオン(大宇宙文明圏が存在する渦巻銀河)のディスク部分にある「叡智の光河内」に位置している。アナ星系はアナA惑星系とアナB惑星系の二つの惑星系からなる。
アナA惑星系の内側を公転している小型な惑星エンティ、惑星パミウール、
惑星マウサナ、惑星ニャレス、惑星クォールは、おもに岩石からなる地球型惑星(岩石惑星)で、惑星ホペルハウはおもに水素とヘリウムからなる木星型惑星(巨大ガス惑星)、惑星パノサールと惑星カモスールは、メタンやアンモニア、氷などの揮発性物質といった、水素やヘリウムよりも融点の高い物質からなる天王星型惑星(巨大氷惑星)である。
惑星クォールと惑星ホペルハウの間には小惑星帯と呼ばれる岩石や金属などから構成されている小天体が多い領域がある。また、惑星カモスールの外側には氷からなる星系外縁天体が密集している領域がある。
恒星
アナA
見かけの等級 |
-26.7 |
分類 |
K型主系列星 |
物理的性質 |
半径 |
0.88 R☉ |
質量 |
0.92 M☉ |
スペクトル分類 |
K0V |
光度 |
0.46 L☉ |
絶対等級 |
5.9 |
表面温度 |
5286K |
色指数 (B-V) |
0.78 |
色指数 (U-B) |
0.40 |
年齢 |
48億年 |
アナAは、アナ星系の中心となっている恒星で、最も質量の大きな天体であり、中心核で水素がヘリウムに変換する核融合反応を起こしているK型主系列星である。多くのエネルギーを放出しているが、電磁波の中では、可視光を最も多く宇宙空間に放射している。スペクトル型はK0V型で、赤色矮星 (M型主系列星) とG型主系列星の中間のサイズを持つ。
アナAは太陽よりもやや質量が小さく天体中心部での核融合の速度が穏やかなため、寿命は約200億と考えられており、太陽よりも長期間にわたって安定した主系列星段階にとどまり、また太陽のようなG型星と比べて紫外線の放射が弱い。ハビタブルゾーンは0.6~1.0auで、惑星マウサナから見たA星は地球から見た太陽より25%大きく見える。
アナB
見かけの等級 |
-12 |
分類 |
M型主系列星 |
物理的性質 |
半径 |
0.29 R☉ |
質量 |
0.28 M☉ |
スペクトル分類 |
M3.5V |
光度 |
0.01 L☉ |
絶対等級 |
12 |
表面温度 |
3200K |
色指数 (B-V) |
1.57 |
色指数 (U-B) |
1.19 |
年齢 |
48億年 |
アナBは、アナAからおよそ250au離れた位置を楕円形の軌道で公転している伴星で、二番目に質量の大きな天体であり、中心核で水素がヘリウムに変換する核融合反応を起こしているM型主系列星である。多くのエネルギーを放出しているが、電磁波の中では、赤外線を最も多く宇宙空間に放射している。スペクトル型はM3.5V型で、K型主系列星よりもさらに小さい。
アナBは太陽よりも遥かに質量が小さくA星より寿命が遥かに長いものの、ハビタブルゾーンは非常に近い位置にあるため、その中を公転する惑星マロサールは自転と公転が潮汐固定されている。潮汐以外の要因でも、激しい恒星活動による変光・フレアや、赤色矮星のスペクトルが太陽と比べて赤外線側に偏っていることなどの要因により、惑星は厳しい環境となっている。
惑星
アナA内惑星系
惑星エンティ
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.19 au
直径:4,935.2 km
半径:0.387 R⊕
質量:0.053 M⊕
密度:5.45 g/cm3
表面温度:650 K
色:灰色
水星サイズの不毛でもっとも小さい惑星で大気も無く、潮汐ロックにより片方は常に昼、もう片方は常に夜である。夜側では鉄のような卑金属の採掘がさかん。
惑星パミウール
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.37 au
直径:24,619 km
半径:2.13 R⊕
質量:7.05 M⊕
密度:5.85 g/cm3
表面温度:700 K
色:ペールオレンジ
スーパーアースに近い特性を持つ惑星だが、分厚い大気によってかなりの高温となっている。地表は過酷な環境であるためドーム都市すら存在しないが、フローティングシティを上層大気にいくつか浮かべて居住地としている。分厚い雲の下には100℃を大きく超えているにも関わらず高圧のせいで沸騰していない「水の海」があり、実は惑星マウサナよりも多くの水がある。
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.66 au
直径:15,082 km
半径:1.186 R⊕
質量:1.62 M⊕
密度:5.35 g/cm3
表面温度:294 K
色:青
アナAの第三惑星で、
マウサナ人の母星。半径7541kmで、国内の主要惑星では最大。人口120億(1780)。地球と比較して重力がやや強く、大気圧と酸素濃度が高い。7割が海洋で3割が陸地。生命にとって地球よりも理想的な惑星であるが故に、強くて攻撃的な生態系が繁栄し、スーパー台風と共に
マウサナ人を悩ませてきた。現在はナレーンテァトーの首都惑星として、国内では政治的にも経済的にも最も強い力をもつ。ポマヤという惑星マウサナとの相対質量が114分の1の大きな衛星を持つ。ニャレスとは2:3の軌道共鳴の関係にある。
惑星ニャレス
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.85 au
直径:14,543 km
半径:1.14 R⊕
質量:1.42 M⊕
密度:5.19 g/cm3
表面温度:288 K
色:青
アナAの第四惑星。半径7321km。人口20億(1780)。元々は低緯度地域を除いて氷河で覆われた寒冷な惑星で植物もなかったが、テラフォーミングで現在の地球くらいの環境に変化した。ナレーンテァトーではマウサナに次いで重要な惑星であり、人口が2番目に多い。2つの小さな衛星を持つ。マウサナとは2:3の軌道共鳴の関係にある。
惑星クォール
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):1.29 au
直径:9,695 km
半径:0.76 R⊕
質量:0.33 M⊕
密度:4.14 g/cm3
表面温度:200 K
色:白
内惑星系で2番目に小さく、雪と氷で覆われた極寒の惑星。レアメタルが多く埋蔵され鉱山業で栄えているが、居住はドーム都市に限られるため人口は少ない。この惑星の軌道の外側には小惑星帯と呼ばれる岩石や金属などから構成されている小天体が多い領域がある。
アナA外惑星系
惑星ホペルハウ
分類:木星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):4.5 au
直径:140,839 km
半径:0.985 RJ
質量:0.96 MJ
密度:1.33 g/cm3
色:黄土色
第6惑星で、アナ星系で最も大きな惑星である。惑星マウサナの188倍の質量を持ち、主に水素とヘリウム、アンモニアから構成されている。90の衛星を持ち、そのうちの3つは地球型惑星に匹敵する大きさと特性を持ち、ドーム都市が建設されている。中でも最大の衛星リクチナには、地表から10km下には全球的な内部海が存在する。
惑星パノサール
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):8.3 au
直径:91,992 km
半径:0.643 RJ
質量:0.26 MJ
密度:1.27 g/cm3
色:ターコイズブルー
第7惑星で大きな環が特徴的。木星型惑星と天王星型惑星の中間的な特性を持ち、主に水素とヘリウム、メタン、そして氷から構成されている。環は氷と岩石からなり、アナ星系最大の衛星を含む120個の衛星を持つ。また、赤道傾斜角が最も大きいことでも知られる。
惑星カモスール
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):15.7 au
直径:50,262 km
半径:0.352 RJ
質量:0.05 MJ
密度:1.54 g/cm3
色:青
第8惑星で、アナAの惑星の中では一番外側を公転している。アナ星系のガス惑星としては最も密度が高い。主に水素とヘリウム、メタン、そして氷から構成されている。20個の衛星を持つ。この惑星の軌道の外側にはアナA系外縁天体群と呼ばれる氷や岩石などから構成されている小天体が多い領域がある。
アナBの惑星系
惑星サレノレ
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.04 au
直径:55,750 km
半径:0.39 RJ
質量:0.07 MJ
色:青紫
アナBに最も近い惑星で、青紫色のホット・ネプチューン型の惑星である。アナBからは0.04auと非常に近いため高温であり、公転周期が短く、潮汐固定されている。
惑星マロサール
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.18 au
直径:13,521 km
半径:1.06 R⊕
質量:1.04 M⊕
密度:5.30 g/cm3
表面温度:300 K
色:青と白
アナBの第二惑星。半径6760km。人口3億(1780)。赤色矮星アナBの惑星で、潮汐ロックにより昼側は灼熱、夜側は極寒であり、僅かな明暗境界帯にのみ居住が可能である。そのため、黄昏の惑星と呼ばれる。
惑星マエーッエ
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.43 au
直径:6,505 km
半径:0.51 R⊕
質量:0.096 M⊕
密度:3.97 g/cm3
表面温度:200 K
色:白
アナBから3番目に近く、アナ星系の最も外側にある火星サイズの小さな岩石惑星である。
アナ星系の果て
オールトの雲
アナBの軌道(近日点200au、遠日点300au)よりも遥かに外側である1万auからおよそ5万auのあたりまでを球殻状に取り巻いている小天体群であり、1兆個の小天体からなる。
アナ星系の境界
アナAの重力圏はおよそ10万au遠方にまで及んでいるが、オールトの雲の外側には天体はほとんどない。
ナレーンテァトー連邦帝国の定義では主星の重力圏を星系の範囲としている。
近隣の恒星
アナ星系から10光年以内の領域には、いくつかの恒星が存在している。もっとも近い星系外天体は、約3.6光年離れた褐色矮星「HME-3592」である。最も近い恒星は4.5光年離れたG型主系列星「タンカール」、次に近い恒星として、赤色矮星のローアム256(5.3光年)、ラーラミア星(7.2光年)がこれに続く。
アナ星系から最も近い「入植星系(入植済みの惑星がある星系)」は16.3光年離れた
ピマオール星系であり、
ナレーンテァトー連邦帝国が最初に領有した植民星系である。
関連項目
最終更新:2023年09月27日 19:43