このページでは、惑星マウサナの著名な動物・植物について列挙する。



マウサナ人


ヒムー(マウサナミズベネコ)

マウサナミズベネコ(ヒムー)は現存種ではマウサナ人に最も近縁な種であり、マウサナ人の先祖がどのような動物であったのかを推測することが出来る。

700万年前、現在生息している動物の中で最もマウサナ人に近縁な種「ヒムー」の祖先とマウサナ人の祖先が種分化したとされている。
ヒムーというのはコミャーソ族に属するネコに似た体長1m前後の動物であるが、昼行性であり血縁者による群れで狩りをする。
主に自分より小さな獲物を襲うことが多いが、より大きな獲物を襲うこともまれにある。
食性はマウサナ人に似ており、雑食性であり果物も食べ、川で魚も捕る。農民の畑に侵入して、芋を掘り返したり野菜を食い荒らしたり、家畜を襲ったりする害獣として知られており、農民には迷惑な存在である。
ヒムーは、手先が器用であるため、屋内に侵入して荒らすことができるという。
個体数は減少するどころかむしろ増えている。都市部に住み着き、残飯を漁る個体群が現れたからである。

マウサナミズベネコはあまり強い捕食者ではなく、惑星マウサナの陸上生態系では頂点からワンランク下の2次消費者であり、レキッアのような最強格の捕食者に捕食されることも多い。
そのような捕食者からの自衛手段は群れるか逃げるかであり、マウサナ人の祖先もそれと似たような境遇だったと考えられている。

ポー(マウサナゾウ)

長い鼻、大きな耳が特徴の、ゾウに非常によく似た惑星マウサナ固有の動物。大きさはアジアゾウとほぼ同じ。マウサナ人とは「心が通じる」といわれ、慣らしやすいうえに、アジアゾウよりも繁殖の難易度が低かったため家畜化に成功し、惑星マウサナにおいては運搬用、乗用、軍用(戦象)、競技用などに広く使われた。
中でも戦象として用いられる品種は表皮が非常に硬く、弓矢や槍などの攻撃が通用しないほどの防御力を有しているため、マウサナ人には不可能もしくは著しく困難な、攻・防・走を兼ね備えた能力を同時に実現することができる戦争の主役であった。

プイ(マウサナオオネズミ)

プイは、地球におけるモルモットに似た家畜であるが、サイズはモルモットよりも大きい。飼育が容易で、繁殖力が強く成長が速いプイは、現在でも食肉用として野菜くずなどを与えて台所の周りなどで飼育されている。
味はウサギや鶏のもも肉に似ているといわれる。かつては祝い事の際のみに供されるご馳走だったが、現在では日常的に食べられる。

メクォー

メクォーは飛べない大型の鳥類の家畜で、成体は頭頂までの高さが約3.5m、体重は300㎏ほどになる。首は長く、地球の動物ではジャイアントモアが最もよく似ている。長い2本の足があり、走るときにも背中を曲げないので、乗用に用いることができる。
マウサナの文明では馬にあたり、社会性が強く性格も温厚な草食動物である。運搬用、農耕、乗用、軍用、競技用などに使われる。基本的に1人乗りで、マウサナ人に加えて30kg程度(計90kg)の荷物の運搬が可能である。

ッオジョサ

大虫類(節足動物の一種)のうち肉食で頂点捕食者の地位にある種の総称。
大きさは数メートルになる巨大さで、知能は低いが視界に入った動物を全て捕食しようとする。
本体の動きは鈍重だが、素早く動く長い触手を持ち、これによって獲物を捕獲する。
マウサナ人にとって危険な捕食者だが後述のレキッアと比べて対処しやすく、武器を持つ集団で10人程度なら勝てるため、相対的な脅威度はレキッアより低い。

レキッア(マウサナトラ)

アドーヌ下綱に属する哺乳類のうち、肉食で頂点捕食者の地位にあり集団で狩りを行う種の総称で、虎のような外見をしている。
アドーヌ下綱にはマウサナ人も属しており比較的知能の高い種が多いが、レキッアはアドーヌ下綱の種の中でも特に知能が高く、地球のカラスに匹敵する。
レキッアと呼ばれる種は複数あるが、いずれも体長は2メートルほどでジャングルに生息し、家族単位の群れを構成して狩りをする。
対処しやすいッオジョサに対してレキッアの対処はマウサナ人には困難で、集団で襲いかかってくるためマウサナ人10人程度では全滅してしまう。
厄介な点としてレキッアは知能が高いため、鳴き声を使い分けて狩りにおいて統制を取って獲物を追い込むので、ただ逃げるだけではかえって不利になる。
また火を恐れないため、ジャングルを出てマウサナ人の集落を襲うことも多く、効果的な銃火器の発明まで、太古の昔よりマウサナ人を悩ませてきた。
ここでマウサナ人が取った戦略は、手足が欠損しても再生する能力や、高い繁殖力によって「襲われてもすぐに回復する」という種としての打たれ強さであった。

ミャペ(マウサナイネ)

▲山岳地帯に保存されたミャペの水田
マウサナ人の主食となる穀物。浮稲のような性質を持つものと、水稲のような性質を持つものに分かれる。形態や生態、栽培の方法は稲とよく似ている。ミャペは惑星マウサナの多年草で、惑星マウサナ文明を代表する穀物であり、広く栽培され生産量はぶっちぎりのトップである。基本的には水田で栽培するため永久連作が可能。収穫後しばらくすると再生して再び収穫出来るようになるため、水さえ十分にあれば三期作が可能である。
そのままでは消化できないため脱穀・籾摺・精白後に炊いたり煮たりして食べるが、粘りがなくモソモソした舌触りなので、副食材と混ぜ合わせて調理したり汁物に混ぜたりして食べるのが一般的。精白しなければビタミン、ミネラル・食物繊維、タンパク質などを豊富に含んでいるため、それだけでマウサナ人にとって十分な栄養を含む完全食であるが、食味の観点から現在では精白して食べることが一般的である。


グーカナの木

▲グーカナの木(イメージ画像)
熱帯~亜熱帯地域を優占する惑星マウサナ最強の樹という異名を持つ。実際はグーカナという種はなく、類似した生態の数種の総称である。
1年で高さ30~35mの成木となり、惑星マウサナの二大大陸の熱帯雨林の高木層を単独で占領し、深く根を張るので台風に強く、常緑樹であるために防風林としての機能も果たした。またグーカナの生葉・生木は他の樹木と比較した場合に燃え難いこともあり、隣家火災の際には延焼を防止する目的も持ち合わせていた。
木材としての材質は非常に堅い。また粘りがあり強度も高く耐久性に優れ、病害虫にも強く、乾燥させれば反りにくい。その特性から古来より建材や家具、道具に使われる。ただし、乾燥と加工に手間がかかるという難点がある。
グーカナの実はリンゴと類似した外見であるが、やや大きい。果肉の部分はデンプン質で、熟す前に収穫すると主食となり、熟すと糖化が進んでフルーツになる。グーカナの実はマウサナ人の歴史においてミャペに次いで重要な食料であるほか、グーカナの木自体も建築材、木具材、防風林として極めて重要な樹木であった。

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最終更新:2023年10月15日 21:20