初心者向け軍事Q&A レーダー


光学誘導って何?

早い話画像認識。照準レーザーが不要なやつです。つまり我らのように目で見て判断。

ただ弱点はあって、雨降ったり曇りだったりするとレーダーより強い影響を受ける。
あと物理的な迷彩の影響も受けやすい。
砲火、フレア、煙幕などで誘導が外れることもあります。


ロックオンってよく聞くけど何よ

長距離を飛ぶミサイルに多いんだけど、司令誘導タイプっていうミサイルがある。
発射プラットフォームが索敵レーダーから目標を決定して追尾レーダーに切り替えた……というのがロックオン。

ロックオンされるとレーダーの周波数やらパターンが替わるのでロックオンされた事がわかります。


レーダーで鳥を捉えることも出来るのか?

しっかり映るぞ。
もちろん反応は小さいけど、群れなんかだと画面に霞がかかる。
ちなみにメーカーは野球ボールも捉えられると豪語したことがあったり


生き物が映らないって本当?

厳密に言うと確かに映りにくいんだけど、現用の軍用レーダーは無視していいレベルです。

なんでかって言うと、生物の過半を構成する水が電磁波を吸収してしまうため。
これは「反射しない」のではなく「吸収する」ので、誤差レベルであっても確実に映りにくくなる。
これは同じ性質を持つ放射線なんかも一緒。
特に人間は構成物に占める水の割合が多い哺乳類なので、素っ裸になればかなり映りにくくなる。
更にデブは脂肪の水分含有量が多いので、理論的には映りにくい。

で、実際のところ軍用レーダーの場合は、実用上としては「映さない」が正しい。
鳥とか雲とか要らん物にまで一々反応させてたら処理能力が飽和してしまう。
だからこういうのを「ノイズ」として無視するように作ってある。
もちろんこれは軍用の話ね。だから気象用とか用途別レーダーがある。
一つ上の件についてはこんな理由で、映せるけど映さないという感じ。軍用は、の話である。

気象用に関しては上にある通り水が電磁波を吸収しちまうんで、実用化は1950年代なんだけど、1990年頃もまだまだ技術が進歩している。一部の人達がやたらめったら「異常気象だー!!」と騒ぐゲリラ豪雨・爆弾低気圧なんかは、実際にはずっとあったんだけど、これを捉えられるレーダーが開発されたのが割と最近って面もあったりする。


ステルス対策はどんなのがあるのか

例えばレーダーの大出力化とか、電波ではなく赤外線で捉えるとか。
あと、現在のステルスはXバンドと言う周波数帯を前提に作られているから、それ以外の周波数を使うのも有効。
日本だとガメラレーダーことJ/FPS-5とか最新鋭早期警戒機E-2Dなんかが有名どころか。
現在配備が進められているレーダーにより、ステルス機に対する探知性能はどんどん改善されてる。


紫外線のはないの?

携行SAMの発射炎を紫外域で感知するミサイル警報システムはある。
ただ紫外線のアクティブなセンサーは無かったと思う。
紫外域は可視域よりも減衰大きい。


艦艇のレーダーとか艦橋と同じ高さにあるけど邪魔でないの?

大丈夫です。意外なことに。

もちろん艦橋が反射する電波は悪影響あるなんてことも……
だからマストに反射防止材を取り付けたりします。


レーダーでダミーとか見分けつくの?

最近のでも無理。熱とか別の要素がついてくると場合によっては話も変わるが、メインの光学系のだと難しい。
実は鉄パイプで作ったレーダーのダミーとかあったりする。

偵察衛星が来る時間が正確だったりすると、その時間特定されたら偽情報掴ませやすい。
だからアメリカのNORADが日本の衛星の軌道を公開してくれちゃって大変なことになった。
やられてるのは日本に限った話ではないのだが……お前同盟国じゃないのか……止めろよPentagon。


レーダーの配置の仕方はどうなってるの?

要所に重点的にというのと、広範囲に点々というのの2パターンが存在する。

日本は要所重点タイプ。とはいえ薄い所もほかと比べては……という感じで結構濃いよ。


レーダーの守り方は?

最近の戦争だとまず真っ先にレーダー潰しに来るけど、だいたいの場合やり過ごすのが一番。

レーダーも家電と同じように電子機器なので当然電源をOFFに出来る。正確には電源は落とさないが、電波は止める。
なので敵が来たらレーダーの稼働を最低限にして、相手が対レーダーミサイル(レーダーの発する電波を探知して誘導されるミサイル)を発射したら電源落として即停止。傍受とか必要だけど。

あとは自らが敵ミサイルの有効射程内に入ったら停止。
でも最近はレーダーの位置を記憶して、電波を止めても飛んでくる。
だから周波数の変調によって、探知しにくいレーダーにしてる。
もちろん相手も電子戦機器を更新して探知能力を上げてくる。
そこで対レーダーミサイルに対する対空ミサイル装備とか、アンテナと制御部分を離してアンテナは見殺しにするとか、複数のアンテナを交互に使用とか色々やってる。

何事も鼬ごっこばかりである。

なおレーダーは装甲化できない。やると電波が遠くまで飛ばなくなるから、レーダーがレーダーしなくなる。
レーダードームは電波透過性の高い強化プラスチック製。主に風雨避け。
防護効果は全く無いわけでもないが、期待は出来ない。
でもむき出しにしてはならないと。

この辺昔から全く解決してないから今後も課題になってる。
ちなみに戦闘機のはセラミックで覆ってある。


つまり被弾するとヤバイと……

陸上兵器であれば、装甲車両の火器管制用光学装置は、7.62mm弾や榴弾片なんかの衝撃に耐えるようにカバーや防弾ガラスで防御されてる。
アクティブ防御装置に使われるマイクロ波レーダーなんかも同じ……と、メーカーは主張してる。

本当にそこまでの耐弾性があるか疑問視されてるけどね。

航空機や艦船となると、本体の被弾の方が問題になるので、センサーに特別な防御方法は施されてない。
とはいえ、常識的な強化はされてますよ?

やり方としては電波を透過出来る丈夫な何かを開発という方向になると思われる。


雲に入った戦闘機はレーダーではどうなるのか

戦闘機のFCSのレーダーは周波数の関係で雲はあまりよく映らない。
それでもはっきり映るような濃密な雲は危険なので避けて飛ぶことになる。
だからあまり考えなくて良い。


海中はどうにもならないの?

一応、海水を透過しやすいELFみたいな波長が長い電磁波はある。
でも水深100メートル程度が限界。
あと波長が10km以上と長いんで、分解能が上げられない。

ただ地中は海水よりは透過しやすいから地中レーダーが実用化されてたりする。
もちろん透過率は空気よりずっと低いけど。


レーダーで森の中の歩兵は発見できるのか?

難しい。
木のようにレーダー波を散乱吸収するものが密生していると、レーダーの機能はかなり低下する。

一応、機載地上監視レーダーの中には植生を通して、その下の車両や兵員を探知できるよう開発されている物もあります。
でも高い。普及してないのよ。
同様に、レーザーでスキャンする機載観察装置もあり、これも植生の下に隠れた車両などを探知する能力があるといわれてるけど開発途上。

基本的に障害物が密集してるとレーダー、可視光、赤外共に困難になる。


探信音とかアクティブとかパッシブとか何なの?

探信音ってのはピコーンって音するやつ。ちなみに探信音は英訳でピンガーでこっちの方が出てくることもある。
演出上よく見るけど、最近のはこんな音させてないらしいけどね。

アクティブ・ソナーはこの探信音で返ってきた反射音で敵艦を見つける。
パッシブ・ソナーは敵艦から発生する音を拾う。

アクティブは相手に位置を知られるしやったのもバレるけど、エンジン停止してジーっとシてても見つけられる。
パッシブはこちらの位置も音出してなければバレないけど、相手も無音だとわからないって感じ。


レーダーにもアクティブとかパッシブとかあるの?

敵のレーダー電波や照準レーザーなどを検知する装置がパッシブで、アクティブに妨害電波などを出して誘導を混乱させるジャマーがある。

ジャマーというのは妨害の。


レーダーで人を狙うとどうなる?

目に入ると失明の可能性あり。
目以外なら特に問題はない。

もちろん危険なくらいな電波はある。でもそういうのが出せるのはちゃんと機体内部を守るシールドがある。
外に出てるとヤバイ。シールドついてないと人に限らず発してる機体も壊れる。


なお、イージス艦のレーダーでも実際どんな影響がでるかどうかというのは具体的には不明な点も多かったりする。
ただ、レーダー作動中は甲板にでるのは禁止されてる。どうなるかわかってないとはいえ念の為。

一昔前は電子レンジ状態になって、甲板に出ていた人間が死ぬとか言われたんだけど、実際人が死ぬほどの出力は出せないというか、出す必要がない。

とりあえず、艦内の乗員や他の電子機器に障害が出ない程度には配慮や遮蔽処置がなされている。

何にせよ、高性能レーダーは高出力だけでなく、高指向性も必要とされるわけで。
もちろんサイドローブも発生するが、これも最小化された上で遮蔽処置も行われる。
電子戦機などではキャノピーにも電磁遮蔽コーティングが施されている。

ただ生き物を殺すってほどではないけど、鋭指向性かつ高出力の高周波で相手の電子機器破壊しちまおうって兵器は結構研究されていて、日本は先行組
今回のウクライナとロシアの戦争でドローンが活躍しまくってるんで、これの対策として急がれている。
特に日本のものは本格的に遮蔽されているはずの戦闘機の電子機器までブチ壊すくらいの能力を目指しているんで、これの場合は下手に人が浴びるとどうなるかって話にはなっている。

あと兵器としてこういうの使う場合は、単位時間あたりの出力が低い原子炉なんて要らない。
可搬電源ならディーゼルエンジンやガスタービンの方がよほど高いからね。
このクラスの原子炉は日本も研究したことあるのよ。AH100形原子力機関車として。
でも最終的に出た結論がEF65形電気機関車程度の性能(3,000hp級)の為に自重が179tになるってんで中止された。
ちなみにEF66形(3990kW≒5,350hp)が100.8tね。
その後になって非電化幹線用に大量生産されたのは1,100ps×2で自重84tのディーゼル機関車DD51形。

日本のレーダーの配備数はどのくらい?

残念ながらここでは答えられない。というより、公開されていないから分からない。
仮に、公開されてたらどうなるかを考えてみよう。

韓国は公開してるけどお国柄日本はやるわけにはいかん。
立地が要所過ぎて狙ってる国もやばくてデカいのよ。
詳しく知りたいなら自衛隊か防衛省に勤めて出世しましょう。


まぁ対砲レーダーだったら陸上自衛隊の特科連隊数と特科群を足して2をかければ近い数字が出る。
特科教導隊や旅団特科隊、混成団特科大隊もそれに加えればさらに近い。

と言った感じで推測する方法が無いわけではない。


探知した航空機や艦船はどのくらいわかるのか

距離とレーダーの種類次第。

例によって近距離特化とか中距離特化とかあるもので。
良いレーダーでかつ噛み合えば機体のおおよそのサイズが分かる。
上手く行くと垂直尾翼の数がわかる。
更にはエンジンのタービンブレードの数までわかる。ここまでわかると機種を予想可能。

艦船であれば、やはり条件が良ければおおよそのサイズとかマストの数とか上部構造の輪郭。
敵の艦載レーダーの搭載数やそれぞれの回転数だってわかる。これで艦種の推定が可能です。

何型かは特定出来るかもだが、何番艦とかまではよほどの特別仕様化してないと無理。


当然だがステルス云々とかあるしそうでなくてもヤラセ条件でないと無理よこんなの。
いい例が有名なソ連のミサイル巡洋戦艦(!?)のキーロフ級のまことしやかに語られる逸話。
当時はまだレーダー反射面積を低減させるという認識が一般的でなかったため、NATOがレーダー反応から20000t級の巡洋戦艦クラスを2000t級フリゲートと誤認したってことも。
今はまあ反射特性が解析されてるので誤認されないだろうが、そういった情報が揃ってない艦はまず判定は難しい。
圧倒的な性能差でもない限りは。

だがこの世界だったら問題なく出来るでしょうね……


何で回転式レーダーを使ってるのか

回転式の方が素子数が少なく済ませられる。とはいえ回転式の方が旧式だったりする。
もちろん同時監視はできなくなるが、問題ない速さでスキャンできていればわざわざ高価で重いものを積まなくても良くなる。

つまり固定式の方が性能が良いけど重いし高い。回転式の三から四倍必要のよ。
回転式だと軽くて安い。
航空機なんかだと軽いの重要。空力問題もあるし。
あと小型艦なんかも。

ただその分同レベルだと固定式の方が高性能。ヨーロッパなんかは最近固定式MFR結構増えてる。
つまり、どう装備させるかで問題があって、場合によっては回転式の方が探知で上回る。

だから回転式の中にフェイズドアレーダーが入ってるのがある。


超低空だとレーダーに映らないというのは本当なのか

本当。反射するものが近いから見つけづらい。

とはいえ近づけば発見される。


じゃあ何で爆撃機は高高度を飛ぶのよ

早いか遅いかだから。

レーダーの被覆域は低空では小さくなる。だからレーダー網には「穴」が空く。
そこを通れば映らないけど戦略的戦術的に重要な地点では「穴」が空かないように考えてレーダーが配置してある。

で、何で高空を侵攻するかっていうと第二次世界大戦頃の戦闘機は1万メートルに上るまでどんなに早くても十分ぐらいかかる。
普通はパイロットの技量が満足していて30分ぐらい、そうじゃない場合1時間位かかる。
+ まあ、レシプロ全盛期の第二次大戦と、電子制御のジェット機時代のベトナム戦争以降を同一視するのはナンセンスなんだけどな。
このあたりヨーロッパ機と日本機はバーターで、ヨーロッパ機はエンジンの性能がいいから上昇率は高いんだけど、そもそも出力重量比が良くないレシプロエンジンだと現代のジェット機のようにエンジンの推力で強引に上昇するってマネはできない。
で、パイロットの技量がよくないと、高々度の薄くなった大気を、高翼面荷重の主翼が掴み残ってあっちゅう間に2,000mくらい落っこちちゃったりする。
他方日本はエンジンの高々度での性能が良くなかったから、スペック上の上昇率は6,000mあたりで一気に悪くなるんだけど、どいつもこいつもアホみたいな低翼面荷重なので、薄くなった大気でもしっかり掴んでくれた。
このあたりはエンジンの性能だけではなく、飛行の必要な操作のほとんどを航空機搭乗員の技量に頼っていた時代という面がある。
そこはやっぱりアメリカさん別格で、高い技術力と量産能力で両立してた。けど、そのアメリカ機でも一式陸攻が2速過給器付の火星二〇系の機体になると、8,000mあたり飛行されると追いつけず、下手こいたやつが6,000m以下に落っこちて低空番長の零戦に遊んでもらうことになるというようなことは意外とあったらしい。
あと念のために言っとくけどMe163は別格な

レーダーで見つけてから離陸迎撃したって間に合わないのよ。
ワイバーンなんかもっと掛かるだろうし(ってかそれ以前に生き物だから6,000mあたりで頭打ちになる)
そもそも現代日本レベルの高空は無理だと思うよグ帝でも。

あらかじめ上空で警戒待機していても、ルートが予想からずれたら敵に追いつけないし。
つまり、墜落する危険がある超低空を通るよりも、敵戦闘機が必死で上ってくるのを横目でみてスルーできる超高空をのんびり進んだ方が安全となる。


ちなみにこれ、今でも通用する理屈だったりする。
そもそも低空で飛ぶ場合、当たり前だが敵の地上からの対空攻撃も普通に届く。
それもミサイルとかじゃなくてテロリストでももってそうな機関砲レベルが。
で、攻撃ということは敵地に侵入しているとのことなので、低空だといくらステルスでも目視や音で速攻発見されて攻撃を受けてしまう。
高空だと高性能なミサイルや迎撃機が必要だし、そもそもレーダーがなければ見つからなかったり。

で、米軍は超低空侵攻戦術を事実上放棄してるという。
今は無人機とか巡航ミサイルとかいろいろあるしね。

ただ最近は、正規軍同士での戦闘でも低空戦術が思いのほか必要な場面があるのが分かってきたので、無視できなくなってくる可能性は高い。
+ これについてはちと補足
もちろん再評価されることになったのは2022年に勃発したウクライナ・ロシア戦争。
野戦防空兵器としてソ連時代に開発された、自走高射機関砲のZSU-23-4『シルカ』や2K22『ツングースカ』、自走近接対空ミサイル9K35『ストレラ10』あたりは、両軍とも持っていたんだけど、初期の電撃戦とそれに対する応戦で両軍ともだいぶ破壊されてしまった。
なのでロシア軍の方は、短射程防空ミサイル9K37『ブーク』のカバー範囲よりも近距離・低高度に防空能力がほとんど存在しない“ギャップ”ができてしまった。
なので、ウクライナ軍のSu-25『シュトルモビク』やMi-24『ハインド』のような低空飛行特化の低速機が侵入して、無誘導のロケット弾発射する事ができるようになったってわけ。
戦闘機の邀撃や長射程の空対空ミサイル対策としては、ウクライナ軍はMiG-29の護衛を付けているんだけど、ロシアの主力であるSu-27系に対する強みが小柄で軽い点にあって、これは低高度でより顕著になる。
一方のウクライナ軍は、2014年の敗北を糧に一丁事あらばどんな旧式兵器でも戦うという気概があったので、この日のためにとすぐ動かせる状態でモスボールしてたZSU-23-4を追加で前線に戻して、さらに西側から『ゲパルト』を始めとする近接防空兵器が入ってきたんで、ロシア軍はおっかなびっくり長射程ミサイルや滑空爆弾でウクライナ軍の防空範囲(長射程対空ミサイルシステムS-300の射程範囲外)から攻撃してる。
ちなみにロシア軍側は高々度進入はなおさら無理よ。アメリカ製のパトリオットは後方の都市からでも余裕でロシア占領域まで届いちゃうし、西側対空兵器の配備で余裕が出た分、それまで都市防空を担当してたS-300がより前線近くで展開できるようになったから。


低空飛行で遠くの見えないのに何で何百キロも遠くがわかる対空レーダー持つ必要あるのよ

実は低空侵攻はすごく燃料食う。あとパイロットの緊張もすごい。
だから遠路遥々ずっと低空侵攻ってのはない。

低空侵攻やステルス性の高い機体、ミサイルを確実に捉えようと思ったら、レーダーには出力やノイズとの分離機能なんかの高い機能が要求される。
ようは高出力があれば良い。

だから遠距離探知を目的としていなくても、結果として数百kmの視程を得てしまうことにもなる。


気球や飛行船だったらずーっと飛んで警戒してられるのではないだろうか

成層圏プラットフォームなどの気球を利用したレーダーシステムは研究されてる。
ただし早期警戒機の代わりをする、できるという話は聞いたことはない。

気球は攻撃に対して脆弱で、通信は妨害されると終わり。早期警戒機にオペレーターが乗ってるのはコレが理由。
代わりになれるほどの能力は難しいと思われる。

係留気球ならイラクやアフガニスタンで使われていますし、メキシコからカリブまでの密輸、密入国監視、そしてキューバへの放送中継にも使われてたりはするけどね。
あと米空軍と連邦税関も使ってたか。


レーダーサイト勤務が島流しとか言われてるの何で?

だって「辺鄙な所=見晴らしがいい=捜索範囲が広い」なんだもの。
それにシーレーンなんかの要所はこういうところにある。

だから自衛隊内での別称は「島流し」と言われる。
その代わり給料は良いのよ? 手当マシマシで。


SPY1レーダーのアンテナはなぜ八角形なのか?

基本は四角でそれ並べてるから。
角の部分はビームの形成にあまり関係ないからカットしてる。



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  • 最近の画像として反応を識別する(画像化ではなく)レーダーなら、ダミーの識別はできるよね - 名無しさん (2023-09-29 22:24:48)
  • 爆撃機が高高度を飛ぶのは積んでる爆弾がjsowみたいな滑空誘導爆弾とかだと低空からだと投下できないからってのもあると思うんだが - 名無しさん (2021-08-15 14:28:37)
  • レーダーの種類についての説明もあった方が良さそうだよね。スコープの種類とかも。 - ドリフ提督 (2020-05-27 14:19:32)
  • そういやレーダーで、よくワイバーンと戦列艦捉えられたな,,,というか、識別出来たよな,,, - ドリフ提督 (2018-05-18 17:17:09)
  • 超低空だとレーダーに映らない理由は地平線の下で物理的に電波が届きにくいとノイズが多くなるの二つあるな。あと地上高度のレーダーに限定した解説かな - 名無しさん (2018-05-03 12:29:10)
  • 電波は距離の二乗で減衰するから、出力四倍で探知距離二倍ぐらい、とか同じ理屈で逆探知の有効距離はレーダーより長くなるとかも初心者向けかな - 名無しさん 2018-02-03 16:39:53
    • あう、それは誤解がありますね。実際は逆二乗で減衰したモノが反射してきて更に逆二乗掛かるんで、アクティブは距離の四乗で減衰するんよ。コレがアクティブレーダーよりレーダ波逆探知装置の方が優位な理由。また、コレある為にステルス機はレーダーの反射を一万分の一に抑えても探知距離は十分の一とか、案外そういうデメリットがあるのを現代兵器は力業で解決してるようなところがある。 - ハインフェッツ (2019-04-17 11:08:03)
  • ちょっと昔にミスって護衛艦からレーダー出力上げて(誤作動で戦闘質力になった?)近くのテレビやラジオが一定時間使えない状態にしたとゆう噂があるくらいだし人間に当たったら想像もしたくない。 - HG.85手榴弾 2018-02-03 14:47:33
    • アマチュア無線局のアンテナ設置で、誤発信で作業員が失明した話は聞いたこと有る - 名無しさん (2023-09-30 02:24:07)

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最終更新:2024年01月10日 05:16