ハイラス

はいらす

グラ・バルカス帝国の皇族。「罪深き王国パガンダ」に登場。
帝国が第二文明圏に接触を行った際の穏健派筆頭の皇族。自ら「特別顧問」として交渉を担当。

五大列強の一角レイフォル保護国筆頭のパガンダ王国と接触した際にパガンダ外交長である王族ドグラス文明圏外国として、グラ・バルカス帝国に侮蔑的な対応を繰り返した挙句、膨大な賄賂を要求してきたことに呆れて、

「礼を失する数々の言動、目に余る……貴国らは外交相手を粗雑に扱う程度の品格しか持ち合わせておらんのか」と苦言を呈したため、激怒したドグラスに処刑されてしまう。

彼の処刑により帝国内の穏健派は気勢を失い、強硬派がグラ・バルカス国会を占める事になった。*1

人柄は帝国の穏健派の中でも特に温和な性格だった模様*2。しかし、「我が帝国がこうして下手に出ているというのに」との発言もあるため、大国の皇族としての高いプライドを持っていると思われる*3
なお自国と同じ機械文明かつ温和で話の分かるムーではなく、終始レイフォルとの交渉にこだわっていた理由は不明。(短期間でロデニウス大陸にも諜報員を派遣しているのだから諜報員を通してムーの存在も知っていたはずだが)*4

一方で帝国の転移前の所業や公式が穏健派の真意をはぐらかした点から実際の真意は不明な所がある。*5

本編で彼の死は余り語られることがなく、グラルークスの回想と書籍版でダラスが軽く触れた以降は触れられていない。

帝王グラルークスとの関係は不明。ただし、彼の処刑はグラルークスの逆鱗に触れたとの事。
関連項目
登場人物グラ・バルカス帝国グラルークス

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過去のコメント
  • 書籍小説だと侮蔑にキレた様に思われたが、罪深き王国パガンダでは侮蔑の数々に呆れて苦言するといった流れになっていたからより気の毒。迂闊な発言だったとは思うけど - 名無しさん (2018-07-28 10:22:10)
    • どうせ碌な文明も無いと見下してる相手に空母一隻買える金塊要求するとか、実際には婉曲ですらないお断りだよな…それを真に受けた上で下手に出ようというのがそもそも擦れ違いだったんでは? - ハインフェッツ (2019-08-04 21:49:42)
      • だとしても公式の会談で賄賂要求は外交官以前の問題だろう…やはり腐敗していたんだろうよ。 - 名無しさん (2019-09-09 20:36:30)
  • 皇太子の件を考えるとフルネームがグラ・ハイラスかもね - 名無しさん (2018-10-10 11:28:30)
  • ハイスラァッ!! - 名無しさん (2019-03-05 20:34:47)
  • 後々明らかになったグ帝の転移前の所業とかを考えると穏健派が力を持つとは思えないし目的の不明確さといい舞台装置感が強い。 - 名無しさん (2025-01-05 10:15:54)
  • 皇族ってことは少なくとも公爵位にはある方だよなぁ。処刑が皇帝の逆鱗に触れたってことは同年齢で学友、その後も長く友人関係だったとかか? - 名無しさん (2025-01-21 21:02:09)

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〔最終更新日:2025年10月07日〕

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最終更新:2025年10月07日 17:40

*1 ただユグドでの強硬政策を考えると強硬派と2分するほどの勢力だったかは怪しい所がある。

*2 ドグラスの傲慢な対応にも相手を刺激しないように謝罪を入れつつ対応するなど、思慮深さと温厚な性格を窺わせている

*3 本会談でのグラ・バルカス帝国の温和な挨拶から始まった一連の対応は前世界ユグドの国々が見れば、「さぞや驚愕しただろう」とされているため、元々グラ・バルカスは強硬的な外交姿勢が基本だったと思われる。実際にその後の展開ではユクドで艦隊を使って植民地を弾圧していたことが明らかになっている。

*4 レイフォルとムーは同じ大陸にあるためムーの存在を知らなかったとは考えにくい。

*5 不平等条約で国力を奪う可能性を示唆している。