GAC連盟軍
アフリカ大陸全土を領土とする「アフリカ大陸共同体(Great African Community)」を中心に、西オーストラリア共和国、インドネシア共和国から成る連盟国。
物量では圧倒的に先進連合に劣るが、絶大な戦闘力を誇る「魔法使い」を多く有する。
緒戦で連合軍に大勝したものの、開戦時の国内情勢が一枚岩ではなかったため、直後に大規模な反攻作戦を行えなかった。
その結果、先進連合に魔法の研究を進める猶予を与えてしまうこととなり、戦争は泥沼へと突入する。
物量では圧倒的に先進連合に劣るが、絶大な戦闘力を誇る「魔法使い」を多く有する。
緒戦で連合軍に大勝したものの、開戦時の国内情勢が一枚岩ではなかったため、直後に大規模な反攻作戦を行えなかった。
その結果、先進連合に魔法の研究を進める猶予を与えてしまうこととなり、戦争は泥沼へと突入する。
GAC
「最古の凄まじき七人(エルダー・セブンス)」
ルフィード・サルシール
GACの全権を統括する大総統。元GAC軍大将。44歳。魔法使いではあるが、平均をはるかに下回る魔法の才能しか有していない。
前線の武人といったタイプの人間ではなく、後方勤務や事務処理に功績があり大将の地位を獲得していた。
政治的に発言力を持つ立場に台頭すると優れた弁舌家としての才能を発揮し、多くの軍人や政治家を引き込んで急進派筆頭としての足場を固めた。
その中で敵対勢力の暗殺を恐れたルフィードは、エルダー・セブンスをはじめとする優秀な魔法使いを厚遇し、異能者として忌避される傾向にあった魔法使い達に強い支持を得る。
2212年2月3日に起こった和平派内乱では内通者からの情報を得ており、GAC国内の反乱を迅速に鎮圧。
魔法使い達の武力を背景に、内乱と無関係の政敵に対しても無実の罪を着せて排除するという強引な手法で国内の権力を完全に掌握した。
物語の本編では武官として前線に立つシーンは一度も描かれず、本国に留まって大事を処理するだけの役割を持つキャラクターとして登場する。
魔女の釜総力戦で発動したネオユニヴァース「ヤコブの梯子」によって世界から魔法の存在が消滅し、確定的となった敗北に錯乱した部下に銃殺されるという最期を辿った。
魔法使いとして微弱な魔力しか持たないルフィードは「常人からも魔法使いからも仲間と認められていない」という思いに囚われており、己の権力だけを愛す人物である様子が数少ない登場シーンで描かれている。
モデルはアドルフ・ヒトラー。
前線の武人といったタイプの人間ではなく、後方勤務や事務処理に功績があり大将の地位を獲得していた。
政治的に発言力を持つ立場に台頭すると優れた弁舌家としての才能を発揮し、多くの軍人や政治家を引き込んで急進派筆頭としての足場を固めた。
その中で敵対勢力の暗殺を恐れたルフィードは、エルダー・セブンスをはじめとする優秀な魔法使いを厚遇し、異能者として忌避される傾向にあった魔法使い達に強い支持を得る。
2212年2月3日に起こった和平派内乱では内通者からの情報を得ており、GAC国内の反乱を迅速に鎮圧。
魔法使い達の武力を背景に、内乱と無関係の政敵に対しても無実の罪を着せて排除するという強引な手法で国内の権力を完全に掌握した。
物語の本編では武官として前線に立つシーンは一度も描かれず、本国に留まって大事を処理するだけの役割を持つキャラクターとして登場する。
魔女の釜総力戦で発動したネオユニヴァース「ヤコブの梯子」によって世界から魔法の存在が消滅し、確定的となった敗北に錯乱した部下に銃殺されるという最期を辿った。
魔法使いとして微弱な魔力しか持たないルフィードは「常人からも魔法使いからも仲間と認められていない」という思いに囚われており、己の権力だけを愛す人物である様子が数少ない登場シーンで描かれている。
モデルはアドルフ・ヒトラー。
ファキレ・アードン
国内では「紫電」の異名で知られるGACの魔法使い。48歳、初登場・死亡時の階級はともに中将。
GACが魔法使いを主力とした編成を進める以前から軍に所属していた老練な宿将で、高い識見と魔法使いとしての実力を備えており、エルダー・セブンスを初めとする魔法使い達の信頼も厚かった。
第一次スエズ侵攻作戦では司令官に抜擢され、正攻法の用兵で戦いを終始有利に進めていたが、連合軍の皇フィオナ率いる部隊の本陣奇襲にあって壮絶な魔法戦の末に戦死した。
GAC将帥の中では珍しい良識家で、和平派反乱にこそ参加しなかったが戦争そのものには反対の意見を持っていたようであり、和平派反乱後にGAC大総統となったルフィード・サルシールに戦争の展望を問われた際、「今年(2212年)一杯にかけては勝ち続けるであろうが、2年や3年と長引けば我々は必ず破滅する」といった旨の発言を残している。
もちろんモデルは山本五十六。
GACが魔法使いを主力とした編成を進める以前から軍に所属していた老練な宿将で、高い識見と魔法使いとしての実力を備えており、エルダー・セブンスを初めとする魔法使い達の信頼も厚かった。
第一次スエズ侵攻作戦では司令官に抜擢され、正攻法の用兵で戦いを終始有利に進めていたが、連合軍の皇フィオナ率いる部隊の本陣奇襲にあって壮絶な魔法戦の末に戦死した。
GAC将帥の中では珍しい良識家で、和平派反乱にこそ参加しなかったが戦争そのものには反対の意見を持っていたようであり、和平派反乱後にGAC大総統となったルフィード・サルシールに戦争の展望を問われた際、「今年(2212年)一杯にかけては勝ち続けるであろうが、2年や3年と長引けば我々は必ず破滅する」といった旨の発言を残している。
もちろんモデルは山本五十六。
西オーストラリア共和国
ユリア・ダスクオーン
和平派反乱から発展した大規模な内乱を制して国内を統一し、独裁者となったデザン族の魔法使い。25歳。オーストラリア女王を自称した。
「より強い者が弱者を全面的に支配する権利を有する」という魔豪主義を掲げて民衆を弾圧し、20世紀代前半期に台頭した最悪の為政者の一人に数えられる。
彼女が行った政策はともかくとして、連合軍との戦闘においては常に前線に立ち続けたという点で他の専制者とは一線を画する。
自身が特に意識して武器としていたわけではないが、その美貌と陣中で発揮されるカリスマ力で、軍内では極めて高い人気を得ていた。
四大元素のシンプルかつ強力な魔法を得意とし、第二次タルタロス攻防戦において連合軍大魔元帥・覇道誡藍と互角以上に渡りあったことから、魔法使いとしての実力は世界でもトップクラスであったと思われる。
第一次魔導大戦末期に行われたパース市街での戦闘で自軍の10倍以上の戦力に包囲されるという状況の中で、単騎で適合者48名を戦死させるという驚異的なスコアを記録し奮闘するも、疲弊した所を覇道誡藍に討ち取られ戦死した。
いささか独善的ではあったものの、潔癖で正義感の強い好人物であり、軍人としては欠ける所の無い優秀な司令官として十分な実力を兼ね備えた勇者であったが、政治家としての彼女はただひたすらに声だけが大きく、その視野は極端に狭かった。
モデルは呂奉先、ナポレオン・ボナパルトほか。
「より強い者が弱者を全面的に支配する権利を有する」という魔豪主義を掲げて民衆を弾圧し、20世紀代前半期に台頭した最悪の為政者の一人に数えられる。
彼女が行った政策はともかくとして、連合軍との戦闘においては常に前線に立ち続けたという点で他の専制者とは一線を画する。
自身が特に意識して武器としていたわけではないが、その美貌と陣中で発揮されるカリスマ力で、軍内では極めて高い人気を得ていた。
四大元素のシンプルかつ強力な魔法を得意とし、第二次タルタロス攻防戦において連合軍大魔元帥・覇道誡藍と互角以上に渡りあったことから、魔法使いとしての実力は世界でもトップクラスであったと思われる。
第一次魔導大戦末期に行われたパース市街での戦闘で自軍の10倍以上の戦力に包囲されるという状況の中で、単騎で適合者48名を戦死させるという驚異的なスコアを記録し奮闘するも、疲弊した所を覇道誡藍に討ち取られ戦死した。
いささか独善的ではあったものの、潔癖で正義感の強い好人物であり、軍人としては欠ける所の無い優秀な司令官として十分な実力を兼ね備えた勇者であったが、政治家としての彼女はただひたすらに声だけが大きく、その視野は極端に狭かった。
モデルは呂奉先、ナポレオン・ボナパルトほか。