相沢祐の憂鬱
相沢祐の憂鬱(あいざわゆうのゆううつ)は、かざね氏制作の黒歴史。ジャンルは超ファンタジックSFサスペンス青春学園ストーリー。
「エロゲーが作りたくなった」と一念発起して作った夢と黒歴史の摩天楼である。
相沢祐の憂鬱(あいざわゆうのゆううつ)は、かざね氏制作の黒歴史。ジャンルは超ファンタジックSFサスペンス青春学園ストーリー。
「エロゲーが作りたくなった」と一念発起して作った夢と黒歴史の摩天楼である。
1 登場人物
メインの登場人物
相沢祐
この春から県立ガルデンブルグ高校に入学した高校一年生。
その運命はプレイヤーの選択に委ねられる。
性別については作中で一度しか言及されず、一人称も「僕」とぼかされているが、女である。
その運命はプレイヤーの選択に委ねられる。
性別については作中で一度しか言及されず、一人称も「僕」とぼかされているが、女である。
古畑任三郎子
自称女子高生名探偵。
バランシュタイン前校長
地球外生命体「ファブニル」の存在にいち早く気付き、地球防衛組織FFF-F(テトラーフ)、ガルデンブルグ高校、絶対防衛機人ジークフリートなどを作り上げた偉大な人物。
言動は少々アレ。
言動は少々アレ。
ニーベルンゲン機関
絶対防衛機人ジークフリートに搭載された超AI。賢すぎるがゆえに少々アレ。
未来視の力を持つ。これにより、直近の未来の中で起こりうる無限の確率を見通し、必要な未来図を数学的に算出することが出来る。
本編中では明言されていないが、ニーベルンゲンの能力は未来視をすることまでであり、「無限確率ジャンプ(“跳躍”)」を行ったのは祐自身の能力であった(ただし、ジークフリートによりある程度の補正はされている)。
実は祐の姉である。
未来視の力を持つ。これにより、直近の未来の中で起こりうる無限の確率を見通し、必要な未来図を数学的に算出することが出来る。
本編中では明言されていないが、ニーベルンゲンの能力は未来視をすることまでであり、「無限確率ジャンプ(“跳躍”)」を行ったのは祐自身の能力であった(ただし、ジークフリートによりある程度の補正はされている)。
実は祐の姉である。
ミハエル・ラインフィールド
対ファブニル戦術戦闘機連隊、通称ウィザード隊を束ねる連隊長。同時に、ウォリアー小隊の小隊長を務める。
ゴスロリ少女
長い日本刀を得物とする謎の少女。抜刀術が得意。
その他の登場人物
“ジャイアント”
アメリカに現れた巨大ファブニル。強力なレーザーとそそり立つ二本の牙を武器とする。
ウィザード連隊
対ファブニル戦術戦闘機連隊。
ウォリアー、セージ、プリースト、マジシャン、シーフ、ニンジャ、サムライ、ロードの八小隊から構成される。
世界各国の軍隊の現役兵器よりも遥かに優れた兵器群を運用しているが、ファブニルにはほとんど無力だった。
ウォリアー、セージ、プリースト、マジシャン、シーフ、ニンジャ、サムライ、ロードの八小隊から構成される。
世界各国の軍隊の現役兵器よりも遥かに優れた兵器群を運用しているが、ファブニルにはほとんど無力だった。
胃液を噴射する謎の巨大生物
越前君
乾海
マイケル・スズキ
"燦然たる剣"の異名を持つらしい。
3 架空技術解説
ジークフリート
絶対防衛機人。最強無敵の騎士型ロボット。詳しいスペックは不明。重力を操ることが出来るらしい。
「遠距離射撃戦用半固定砲台兵器」というコンセプトで開発されており、あえて危険を犯すことになる格闘戦はあくまでオマケ程度と考えられている。
「遠距離射撃戦用半固定砲台兵器」というコンセプトで開発されており、あえて危険を犯すことになる格闘戦はあくまでオマケ程度と考えられている。
- 高出力レーザー槍(ハイキャパシティレーザーランス)“ヴォータン”
数百キロの射程を持つレーザー兵器。西洋の騎士というイメージ通り、白銀の突撃槍を象って作られている。
ダイドラゴの武器の名前と被ってることに最近気付いた。
ダイドラゴの武器の名前と被ってることに最近気付いた。
- 大陸間狙撃用超々長距離弾道ライフル
祐がニーベルンゲンの説明を遮ったため、正式名称は不明。
- 超振動ブレード“ボーデン”、“ミューリッツ”
二本一組の騎士剣。細かな振動を発生させることであらゆる物体を断ち切ることが可能。
なお、ドイツのどっかにこういう名前の川があるらしい。
なお、ドイツのどっかにこういう名前の川があるらしい。
- AO-HHGS(アウンティオックス・ホーリーハンドグレネードシューター)
ボウガン状の火器。鏃に取り付けられたプラズマ榴弾は瞬間的に膨大な熱量と光量を発生させるが、大型ファブニル相手には目くらまし程度の効果しか期待できない。
- 無限確率ジャンプ
俗に言うワープ。下記にて別途解説を行う。
- 重力障壁(シュヴァルツシルトフィールド)
要するにバリアだが、かなり燃費が悪い。
ウィザード連隊
ウィザード連隊は全員、秘密裏に開発された最新鋭戦闘機XYZ-1“リルガミン”に搭乗している。
電子戦機だけで構成されたセージ小隊を除けば全機が特殊空戦用の装備で固められており、集団運用によるファブニルの短期攻略を目的とした訓練を行っていた。
なお、リルガミンの搭載兵器は以下。
電子戦機だけで構成されたセージ小隊を除けば全機が特殊空戦用の装備で固められており、集団運用によるファブニルの短期攻略を目的とした訓練を行っていた。
なお、リルガミンの搭載兵器は以下。
- 機銃
通常弾を発射する機銃。小型ファブニルに対しては充分に有効。
- A式撹乱弾(アレクサンドライトチャフ)
細かく砕いた奇鉱アレクサンドライトを散布するチャフ。
- AAM/AFM-3“カシナート”
多弾頭空対空ミサイル。アレキサンドライト合金を埋め込んであり、理論上巨大ファブニルに対しても一定以上の効果を見込めるはずだった。
- FAEB(気化燃料爆弾)“ムラマサ”
爆発範囲内の空気を焼き尽くす、人間同士の戦闘では使用禁止とされている危険な兵器。対ファブニル戦の切り札。
誘導性を持たないため対象に接近してからでないと当てられないが、その威力は半径数十キロにも及ぶ。
誘導性を持たないため対象に接近してからでないと当てられないが、その威力は半径数十キロにも及ぶ。
無限確率ジャンプについて
以下は本編から抜粋したニーベルンゲンによる解説である。
「分かりやすく言い換えるならば、祐様の思っている通り、それはワープの技術です。ただ、発生原理が一般的にワープと呼ばれるようなそれとは根本的に異なっています」
彼女はそこで一旦言葉を区切ると、後は一息に言い放った。
「というのも、無限確率ジャンプとは私の存在理由とも言えるとある機能を――その機能は機密と言うことなので詳しくは話せませんが、ご容赦ください――活用したもので、「事象がそこにある」確率を消失させることで発生する確率時空の渦――例えるならば、まっさらで平らな紙を折り曲げ、たわませた様子を創造してください――の反動を転換することで「事象がそこに存在するはずである」確率を無限大に増幅させ、限りなくゼロに近い確率からたった一つの"結果"を生み出す、という至極単純な基本原理で成り立っているものだからです」
彼女はそこで一旦言葉を区切ると、後は一息に言い放った。
「というのも、無限確率ジャンプとは私の存在理由とも言えるとある機能を――その機能は機密と言うことなので詳しくは話せませんが、ご容赦ください――活用したもので、「事象がそこにある」確率を消失させることで発生する確率時空の渦――例えるならば、まっさらで平らな紙を折り曲げ、たわませた様子を創造してください――の反動を転換することで「事象がそこに存在するはずである」確率を無限大に増幅させ、限りなくゼロに近い確率からたった一つの"結果"を生み出す、という至極単純な基本原理で成り立っているものだからです」
無限に存在する確率時空のうちのどれでもない「虚数空間」を作り出す、というのが無限確率ジャンプの基本原理である。
ニーベルンゲンによる未来視とジークフリートの確率操作の合わせ技によって「現時点で存在する場所にいる確率」をゼロにし、「対象空間にいたはずの確率(=虚数)」を100パーセントにする。そこに祐本人の「時空跳躍」の能力が加わることで、初めて無限確率ジャンプを行うことが可能になるのだ。
なお、「ワープ元のA地点」と「ワープ先のB地点」にいる個体は厳密に言うと同一であって同一でない。無限大の確率から選び取った二つの可能性とはいえ、それを算出するニーベルンゲンの能力にも限界があり、限りなく同一であるA・B地点それぞれの個体にはごく僅かながら記憶の差異などが生まれてしまうとされる。
また、上記のメカニズムから成り立つ関係上、数秒から数分単位に渡って「存在する確率が0パーセント」の空白が生まれてしまう。逆航時差と呼ばれるこれが無限確率ジャンプの最大の危険であり、生命体を載せたジャンプがもたらす結果はまったくの未知数であった。
ニーベルンゲンによる未来視とジークフリートの確率操作の合わせ技によって「現時点で存在する場所にいる確率」をゼロにし、「対象空間にいたはずの確率(=虚数)」を100パーセントにする。そこに祐本人の「時空跳躍」の能力が加わることで、初めて無限確率ジャンプを行うことが可能になるのだ。
なお、「ワープ元のA地点」と「ワープ先のB地点」にいる個体は厳密に言うと同一であって同一でない。無限大の確率から選び取った二つの可能性とはいえ、それを算出するニーベルンゲンの能力にも限界があり、限りなく同一であるA・B地点それぞれの個体にはごく僅かながら記憶の差異などが生まれてしまうとされる。
また、上記のメカニズムから成り立つ関係上、数秒から数分単位に渡って「存在する確率が0パーセント」の空白が生まれてしまう。逆航時差と呼ばれるこれが無限確率ジャンプの最大の危険であり、生命体を載せたジャンプがもたらす結果はまったくの未知数であった。
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