1 「ノアの箱舟」
新世界連合特別編成軍第二特務戦闘部隊(月面殴り込み艦隊)ストライカー
第二次月蝕戦争下において圧倒的劣勢に立たされた新世界連合側は、箱舟計画により生み出されたテロメア・ドライブを中心とした特務戦闘部隊を結成、大規模な反抗作戦に打って出た。
当時の最強最新鋭の機体であるエーデルヴァイスを配備されたストライカーは幾つか結成された特務部隊の中でも最も重要な役割を担っており、結果として月面のアルマリオン帝国本国に討ち入ることに成功、戦争を終結へと導いた。
鳴り物入りで運用されたストライカーだが、エーデルヴァイスの他には新世界連合産の通常戦力しか有していなかった(ただし、母艦シド・ビシャスには高出力エーテル砲の搭載などの独自改造が施されていた)。つまり、実質エーデルヴァイスだけが頼りだったにも関わらず、数々の戦場で獅子奮迅の活躍をしてきたその活躍はまさに英雄と呼ばれるに相応しいものである。
特に、アルマリオン最終防衛宙域「アルファIII」の戦闘では「一つの戦場でのキルスコア」でいまだ塗り替えられることの無い108機(部隊合計の記録だが、エーデルヴァイス単機で9割を稼いでいる)という記録を打ち立てたことが後の世にも語り継がれている。
余談になるが、「特務戦闘部隊」と銘打たれていても、彼らはあくまで「技術試験部隊」(文字通り「ノアの箱舟」お抱えの新機体試験運用隊)の延長としての性格が強い。
当時の最強最新鋭の機体であるエーデルヴァイスを配備されたストライカーは幾つか結成された特務部隊の中でも最も重要な役割を担っており、結果として月面のアルマリオン帝国本国に討ち入ることに成功、戦争を終結へと導いた。
鳴り物入りで運用されたストライカーだが、エーデルヴァイスの他には新世界連合産の通常戦力しか有していなかった(ただし、母艦シド・ビシャスには高出力エーテル砲の搭載などの独自改造が施されていた)。つまり、実質エーデルヴァイスだけが頼りだったにも関わらず、数々の戦場で獅子奮迅の活躍をしてきたその活躍はまさに英雄と呼ばれるに相応しいものである。
特に、アルマリオン最終防衛宙域「アルファIII」の戦闘では「一つの戦場でのキルスコア」でいまだ塗り替えられることの無い108機(部隊合計の記録だが、エーデルヴァイス単機で9割を稼いでいる)という記録を打ち立てたことが後の世にも語り継がれている。
余談になるが、「特務戦闘部隊」と銘打たれていても、彼らはあくまで「技術試験部隊」(文字通り「ノアの箱舟」お抱えの新機体試験運用隊)の延長としての性格が強い。
サイオン・エンデ
戦死した父の任務を継いでエーデルヴァイスのパイロットになった少年。父親譲りのセンスに加え、生まれ持っての眼の良さを兼ね備えており、アルマリオン帝国との戦いとその後のニューロフォビア戦(ライトニング作戦)で戦略的に大きな役割を担った。
同作戦の成功により軍部では「英雄」の二つ名で呼ばれるようになるが、その後の消息は不明。一説では、軍を辞め民間の旅行会社へと転職したとの噂も。
『エーデルヴァイス』本編開始時の階級は少尉。
同作戦の成功により軍部では「英雄」の二つ名で呼ばれるようになるが、その後の消息は不明。一説では、軍を辞め民間の旅行会社へと転職したとの噂も。
『エーデルヴァイス』本編開始時の階級は少尉。
クリマール・エンデ
エーデルヴァイスの初代テストパイロット。アルマリオン帝国の奇襲により戦死。「剛神」の二つ名を持つ優秀なパイロットだった。最終階級は中佐(戦死後准将に処された)。
技術試験部隊フォックスハウル
箱舟計画の新型機NX-8ベルセルクの運用、およびスーパーノヴァ作戦遂行のために結成された試験部隊。
超巨大ニューロフォビア「ガンダルヴァ」と刺し違え全滅したが、同部隊が遺した戦闘データは後の新世界連合のテロメア・ドライブ開発に大きなフィードバックをもたらした。
超巨大ニューロフォビア「ガンダルヴァ」と刺し違え全滅したが、同部隊が遺した戦闘データは後の新世界連合のテロメア・ドライブ開発に大きなフィードバックをもたらした。
技術試験部隊ウルフノーツ
箱舟計画の新型機NX-11の運用、およびアルマリオン帝国残党部隊「正十字」の追撃任務に命ぜられた試験部隊。元々軍部のエースが引き抜かれる形で結成されることの多い技術試験部隊の中でも特にトップエースの集まりとして知られており、正十字隊、およびその影に暗躍する勢力相手に素晴らしい戦果を挙げた。
しかし、箱舟計画の機密情報に触れてしまったことから全員が処分されるという末路を辿ることになる。
しかし、箱舟計画の機密情報に触れてしまったことから全員が処分されるという末路を辿ることになる。
アラン・ルドウィク
元新世界連合軍のエースパイロット。その腕を買われ、「ノアの箱舟」の技術試験部隊に転属された。
技術試験部隊バーズテイル
箱舟計画の新型機NX-12の運用、およびラグナロク作戦遂行のために結成された試験部隊。
隊長=プレイヤーは「バーズテイル1」とだけ呼ばれ、本名や経歴は一切不詳。
隊長=プレイヤーは「バーズテイル1」とだけ呼ばれ、本名や経歴は一切不詳。
2 新世界連合・銀河連邦(地球勢力)
前提として、新世界連合軍、および銀河連邦軍(作中の時代では陸海空という軍隊の区分けは存在しない。統合地球軍と宇宙方面軍に分かれる)は大きく分けて七つの師団から形成されている。その内訳は「第一:南北アメリカ方面、第二:ヨーロッパ方面、第三:アフリカ方面、第四:ロシア方面、第五:西アジア方面、第六:東アジア方面、第七:オーストラリア方面」となっており、その中で更に第~戦闘部隊という単位で運用されることになる。
新世界連合統合地球軍第六師団第十二戦闘部隊天魔(テンマ)
日本で最も優秀とされる戦闘部隊。隊長は日本人の相沢祐太郎(あいざわ・ゆうたろう)大佐。
日本方面軍の慣習として、プロパガンダや技術アピールなどのために一部の例外を除いて部隊には常に最新鋭の日本産テロメア・ドライブ(TEN-JINシリーズ)が与えられることになっているが、祐太郎は特別なカスタマイズを施したTEN-JIN1(覇天)に搭乗し続けている。これにはTENJIN-1SSの形式番号が割り振られており、覇天改、もしくは「ハンター」と呼ばれている。
日本方面軍の慣習として、プロパガンダや技術アピールなどのために一部の例外を除いて部隊には常に最新鋭の日本産テロメア・ドライブ(TEN-JINシリーズ)が与えられることになっているが、祐太郎は特別なカスタマイズを施したTEN-JIN1(覇天)に搭乗し続けている。これにはTENJIN-1SSの形式番号が割り振られており、覇天改、もしくは「ハンター」と呼ばれている。
相沢祐太郎
天魔隊隊長を務める青年。若くして連合軍最高の栄誉と言われる黒歴十字勲章を授与されていることからも分かるとおり、この時代最高のエースの一人としてよく知られている。
「ノアの箱舟」からの引き抜き要請も再三に渡り行われてきたが、破格の待遇を示されても彼の意思は変わらず、ニューロフォビア撃退戦で部下を守りその命を落とすまで生涯を統合地球軍の一員として過ごした。
「ノアの箱舟」からの引き抜き要請も再三に渡り行われてきたが、破格の待遇を示されても彼の意思は変わらず、ニューロフォビア撃退戦で部下を守りその命を落とすまで生涯を統合地球軍の一員として過ごした。
新世界連合統合地球軍第一師団第六戦闘部隊ザナドゥ
隊長はジャック・バルカン中佐。稲妻のペイントが特徴的な8機のF-203FSで編成されており、スーパークルーズ性能を活かした一撃離脱の電撃戦を得意とした。
超音速飛行を行なう際の勝手の違いからとかく事故率が高く、「アローブレイク計画の失敗作」とまで言われたF-203FSを実戦レベルで運用してみせたのは彼らが初めてで、同機の再評価と共に後年「バルカン戦法」の名称で戦技教本にも記載されることになる。
対ニューロフォビア戦のみならず対人戦でも猛威を振るったこの戦法を買われ、銀河連邦発足とほぼ同時にウェルギリウス社の専属テスト部隊として引き抜かれる。のちの人類武装戦線のテロにも荷担したが、その後の消息は不明。
部隊名の由来は日本ファルコム制作のPCゲーム(なお、第一師団所属の戦闘部隊は全てこの由来に沿う)。
超音速飛行を行なう際の勝手の違いからとかく事故率が高く、「アローブレイク計画の失敗作」とまで言われたF-203FSを実戦レベルで運用してみせたのは彼らが初めてで、同機の再評価と共に後年「バルカン戦法」の名称で戦技教本にも記載されることになる。
対ニューロフォビア戦のみならず対人戦でも猛威を振るったこの戦法を買われ、銀河連邦発足とほぼ同時にウェルギリウス社の専属テスト部隊として引き抜かれる。のちの人類武装戦線のテロにも荷担したが、その後の消息は不明。
部隊名の由来は日本ファルコム制作のPCゲーム(なお、第一師団所属の戦闘部隊は全てこの由来に沿う)。
ジャック・バルカン
酒と戦闘機を愛し、何より部下を大事にする「理想の戦隊長ランキング第2位」の男(銀河連邦軍パイロット名鑑2106年度版より)。
ウェルギリウス社に引き抜かれてからもザナドゥ隊の面々を一人も死なすことなく任務を全うしていたが、ラグナロク作戦の最中に隊員諸共歴史の表舞台から姿を消した。
外伝『Etherbound I』において、主人公アングリフの危機を幾度も救うオイシイ役どころで初登場。『Ether-weiss V -OPERATION:RAGNAROK-』』ではゲーム中盤の強敵としてプレイヤーの前に立ち塞がる。
ウェルギリウス社に引き抜かれてからもザナドゥ隊の面々を一人も死なすことなく任務を全うしていたが、ラグナロク作戦の最中に隊員諸共歴史の表舞台から姿を消した。
外伝『Etherbound I』において、主人公アングリフの危機を幾度も救うオイシイ役どころで初登場。『Ether-weiss V -OPERATION:RAGNAROK-』』ではゲーム中盤の強敵としてプレイヤーの前に立ち塞がる。
新世界連合統合地球軍第一師団第十二戦闘部隊ドラゴンスレイヤー
隊長はカルロス・アンファンス少佐。竜と剣の紋章が描かれた4機のF-202[Sword]で編成されている。
NX-8の実証データを色濃く反映した接近戦重視機体であるF-202の発展系、更に尖ったチューニングを施したF-202[Sword]を運用していることから分かるとおり、操縦技術・練度共に一級のパイロットが揃った部隊として知られる。その分戦死率も高いことで有名だが、欠員が出る度命知らずの民間ドライバーの引き抜きを積極的に行なっていることから「死にたがりの集まり」と揶揄されることも。
NX-8の実証データを色濃く反映した接近戦重視機体であるF-202の発展系、更に尖ったチューニングを施したF-202[Sword]を運用していることから分かるとおり、操縦技術・練度共に一級のパイロットが揃った部隊として知られる。その分戦死率も高いことで有名だが、欠員が出る度命知らずの民間ドライバーの引き抜きを積極的に行なっていることから「死にたがりの集まり」と揶揄されることも。
カルロス・アンファンス
連合軍内で腕利きのパイロットとして羨望の眼差しを受けるトップエースの一人だが、あまりにも部下を死なせまくることから昇格と降格を繰り返した結果、現在は少佐の座に収まっている。
主人公のライバル部隊として『Etherbound I』に登場。新世界連合を脱退後、テロ組織「グラナダ」に加担し、戦闘の中で壮絶な最期を遂げる。
主人公のライバル部隊として『Etherbound I』に登場。新世界連合を脱退後、テロ組織「グラナダ」に加担し、戦闘の中で壮絶な最期を遂げる。
新世界連合統合地球軍第一師団第三十四戦闘部隊ソーサリアン
隊長はケヴィン・オライオン中佐。星空の文様が描かれた4機のF-201で編成されている(後にF-205に乗り換える)。
上官とのウマが合わずに捨駒としての扱いを受けることが多い彼らソーサリアン隊は、それだけに多くの死線を潜ってきたベテラン戦闘部隊である。卓越したケヴィンの指揮能力は第一師団の中でも有数のもので、彼なくしてソーサリアン隊の存続はなかったと言われている……が、同時に、ケヴィンの上下意識のなさ故に隊がぞんざいに扱われているという面もあり、彼の軍人としての総合評価は低めに収まっている。
上官とのウマが合わずに捨駒としての扱いを受けることが多い彼らソーサリアン隊は、それだけに多くの死線を潜ってきたベテラン戦闘部隊である。卓越したケヴィンの指揮能力は第一師団の中でも有数のもので、彼なくしてソーサリアン隊の存続はなかったと言われている……が、同時に、ケヴィンの上下意識のなさ故に隊がぞんざいに扱われているという面もあり、彼の軍人としての総合評価は低めに収まっている。
ケヴィン・オライオン
ソーサリアン隊隊長。階級は中佐。斜に構えてはいるが、実際には感情表現が下手なだけらしい。部下からの信頼は厚く、部隊内の結束は堅い。
ニューロフォビアとの決戦で瀕死の重傷を負い、指揮権をアングリフに委ねる。入隊当初は頼りなかったアングリフの成長をその目に焼きつけ、死亡。
ニューロフォビアとの決戦で瀕死の重傷を負い、指揮権をアングリフに委ねる。入隊当初は頼りなかったアングリフの成長をその目に焼きつけ、死亡。
アングリフ・ウィーラー
『Etherbound I』の主人公。物語開始当初は予備人員としてソーサリアン隊に配属されていたが、前任の四番機が戦死してから入れ替えの形で正式入隊。
周囲からは一歩劣る操縦技術を持ち前の動体視力とセンスで補い、毎度ズタボロになりながらも数々の戦場を渡り歩いていく。
最終的にはケヴィンからソーサリアン隊の指揮権を継ぎ、二代目隊長として『Etherbound IV』に再登場。上官への態度までケヴィンから引き継いでしまったらしく、いつも通り捨て駒としてエバーグリーン作戦に参加していた。
最終的な乗機はXF-205で、超高コストゆえ非常に限られた数しか配備されなかったこの機体を運用していたことからも分かるように、その実力を認められてはいたようだ。
周囲からは一歩劣る操縦技術を持ち前の動体視力とセンスで補い、毎度ズタボロになりながらも数々の戦場を渡り歩いていく。
最終的にはケヴィンからソーサリアン隊の指揮権を継ぎ、二代目隊長として『Etherbound IV』に再登場。上官への態度までケヴィンから引き継いでしまったらしく、いつも通り捨て駒としてエバーグリーン作戦に参加していた。
最終的な乗機はXF-205で、超高コストゆえ非常に限られた数しか配備されなかったこの機体を運用していたことからも分かるように、その実力を認められてはいたようだ。
新世界連合統合地球軍第一師団第五十六戦闘部隊イース
隊長はベロボーグ・イーサン・ハインスキー大尉。女神をモチーフにしたエンブレムが描かれた四機のXF-300で編成された外人部隊。
激化するニューロフォビア戦線における慢性的な戦力不足により立ち上がった、民間人のテロメア・ドライブ乗りを積極的に起用した多国籍傭兵部隊の編成計画。イース隊はその栄えある第一号で、その所属こそアメリカ方面軍(第一師団)となってはいるが状況に応じて宇宙などでも戦闘を行う。
XF-300は既存の第七世代戦闘機に空間制圧能力を搭載した「第七半世代戦闘機」のテストベッドで、その開発経緯の裏には「ノアの箱舟」と統合地球軍の確執が見え隠れする。
外伝『Etherbound II』で物語の中心となる部隊である。続編『Etherbound III』にも登場、対ニューロフォビア戦闘の経験を活かし『III』主人公の良きアドバイザーとして活躍した。
のちに銀河連邦統合地球軍第一師団第三特殊戦闘部隊付けとなる。
激化するニューロフォビア戦線における慢性的な戦力不足により立ち上がった、民間人のテロメア・ドライブ乗りを積極的に起用した多国籍傭兵部隊の編成計画。イース隊はその栄えある第一号で、その所属こそアメリカ方面軍(第一師団)となってはいるが状況に応じて宇宙などでも戦闘を行う。
XF-300は既存の第七世代戦闘機に空間制圧能力を搭載した「第七半世代戦闘機」のテストベッドで、その開発経緯の裏には「ノアの箱舟」と統合地球軍の確執が見え隠れする。
外伝『Etherbound II』で物語の中心となる部隊である。続編『Etherbound III』にも登場、対ニューロフォビア戦闘の経験を活かし『III』主人公の良きアドバイザーとして活躍した。
のちに銀河連邦統合地球軍第一師団第三特殊戦闘部隊付けとなる。
ベロボーグ・イーサン・ハインスキー
イース隊隊長。元ジャンク屋で、月面都市ルブラン・マージュの闘機場ではチャンピオンとしてその名を馳せていた。
面倒見のいい性格で、若さゆえにぶつかり合いがちな隊の面々を父親的な視点で見守り、育てていく。
『Etherbound II』の中盤、太陽系踏破計画の旗艦「タローマティ」にニューロフォビアが寄生した虚無生命体との交戦の際、これに特攻し戦死。
面倒見のいい性格で、若さゆえにぶつかり合いがちな隊の面々を父親的な視点で見守り、育てていく。
『Etherbound II』の中盤、太陽系踏破計画の旗艦「タローマティ」にニューロフォビアが寄生した虚無生命体との交戦の際、これに特攻し戦死。
ユリウス・キサラギ・スヴェンクルス
イース隊二番機。ベロボーグの死後、戦闘への恐怖症を患い部隊を抜け出すも、のちに彼の遺言に従い隊長の座を引き継ぐ。
元々はテロメア・ドライブを用いたレース競技「ハイ・チューブ」のスター選手であり、地球軍に引き抜かれてからもすぐに優秀なパイロットとして頭角を現した。
直情的な性格なのが欠点で、しばしば自らの力を過信してしまう癖がある。しかし、前隊長の死とその克服を経てからは精神的に大きな成長が見られた。
元々はテロメア・ドライブを用いたレース競技「ハイ・チューブ」のスター選手であり、地球軍に引き抜かれてからもすぐに優秀なパイロットとして頭角を現した。
直情的な性格なのが欠点で、しばしば自らの力を過信してしまう癖がある。しかし、前隊長の死とその克服を経てからは精神的に大きな成長が見られた。
アルナイヤ・クイン
イース隊三番機。女性。劇中の愛称は「アルン」。読書からは「ナイアルヨ」「あるあ……ねーよwwwさん」等と呼ばれることが多い。
若くしてハイ・チューブの女性チャンプに輝くほどの操縦テクニックを持っており、同じくハイ・チューブ経由で引き抜かれた経歴を持つユリウスには強い対抗心を剥き出しにする(同時に、彼のことを高く評価してもいる)。
戦いを通じて次第にユリウスに惹かれるようになり、彼の隊脱走後は軍部にそのことが知られぬよう手を尽くした。ユリウス帰還後の新生イース隊では二番機を勤め、その名を地球軍中に轟かせた。
退役後、ユリウスと結ばれる。
若くしてハイ・チューブの女性チャンプに輝くほどの操縦テクニックを持っており、同じくハイ・チューブ経由で引き抜かれた経歴を持つユリウスには強い対抗心を剥き出しにする(同時に、彼のことを高く評価してもいる)。
戦いを通じて次第にユリウスに惹かれるようになり、彼の隊脱走後は軍部にそのことが知られぬよう手を尽くした。ユリウス帰還後の新生イース隊では二番機を勤め、その名を地球軍中に轟かせた。
退役後、ユリウスと結ばれる。
キース・ハウンゼン
脇役。解説役。親友役。などなど、便利な役どころのキャラ。
アルンに惚れていたが最終的には身を引き、ユリウスとアルンの結婚式の際には仲人役を買って出た。いい奴。
アルンに惚れていたが最終的には身を引き、ユリウスとアルンの結婚式の際には仲人役を買って出た。いい奴。
銀河連邦統合地球軍第四師団第四戦闘部隊ヘルツォーク
隊長はミハエル・グラズノフ大佐。六機のF-201(のちにXF-300)で編成されており、隊長機のみ射撃戦に特化したカスタマイズが施されている(乗換えを経て、ノスフェラトゥ→ノスフェラトゥ改へと名前を変える)。
密かに地球へと侵入し繁殖を続けるニューロフォビアを狩り立てるための専門部隊で、同じ戦場に立った部隊が必ず壊滅することから「吸血部隊」の仇名でも知られる(実際には味方殺しのように言われる所以は無く、過酷なニューロフォビア戦線を生き残るだけの腕をもつ部隊が第四師団では彼らに少ないことが原因である)。
『Etherbound III』で物語の中心となる部隊。ロシアの厳しい環境下、極限状態での対ニューロフォビア戦は隊員たちの精神を確実に蝕んでいく。彼らが迎える結末とは……。
密かに地球へと侵入し繁殖を続けるニューロフォビアを狩り立てるための専門部隊で、同じ戦場に立った部隊が必ず壊滅することから「吸血部隊」の仇名でも知られる(実際には味方殺しのように言われる所以は無く、過酷なニューロフォビア戦線を生き残るだけの腕をもつ部隊が第四師団では彼らに少ないことが原因である)。
『Etherbound III』で物語の中心となる部隊。ロシアの厳しい環境下、極限状態での対ニューロフォビア戦は隊員たちの精神を確実に蝕んでいく。彼らが迎える結末とは……。
ミハエル・グラズノフ
新世界連合統合地球軍第一師団第一軍楽隊テンペスト
隊長はタリカン・ハーヴィー大佐。六機のF-202JFで編成されたパフォーマンス部隊である(この時代の軍楽隊はテロメア・ドライブを用いた民間向けのパフォーマンス任務を総合的に任されている)。
テロメア・ドライブで曲芸飛行をやらせれば右に出るものはいないと言われる熟練の部隊で、「テロメア・ドライブは戦争の道具ではない」という新世界連合にとって命題とも言える認識を体現するかのような華やかさでもって、民衆から絶大なる人気を得ている。
部隊名の由来は1981年にATARI社から発売されたシューティングゲーム(軍楽隊の部隊名は全て音楽に関係したビデオゲームに由来する)。
テロメア・ドライブで曲芸飛行をやらせれば右に出るものはいないと言われる熟練の部隊で、「テロメア・ドライブは戦争の道具ではない」という新世界連合にとって命題とも言える認識を体現するかのような華やかさでもって、民衆から絶大なる人気を得ている。
部隊名の由来は1981年にATARI社から発売されたシューティングゲーム(軍楽隊の部隊名は全て音楽に関係したビデオゲームに由来する)。
タリカン・ハーヴィー
元々は「斬鉄」の二つ名を持つエースパイロットとして戦場の空を飛んでいたが、とある武装テロ組織との戦闘中、年端も行かぬ子供が操縦するテロメア・ドライブと交戦、これを撃墜。特攻仕様のテロメア・ドライブを止めることは彼でなくとも不可能だったとは言え、戦うことの意味を考え直すために除隊までも考えるほどに思い悩んだ。
結果として彼が選んだ道は、「軍楽隊への転向」だった。銃を向け合う方法以外でも、人類の未来のため戦うことが出来る……そのことを証明するために。
外伝『Etherbound II』に登場し、主人公ユリウスが軽度のシェルショックに陥り部隊を離れた際、彼を諭す役割を担う。
「俺だって同じだ。俺たちはちょっとばかし、臆病なだけなのさ」「それでも俺は、テロメア・ドライブに乗りたい。人類のために、何より自分のために」
結果として彼が選んだ道は、「軍楽隊への転向」だった。銃を向け合う方法以外でも、人類の未来のため戦うことが出来る……そのことを証明するために。
外伝『Etherbound II』に登場し、主人公ユリウスが軽度のシェルショックに陥り部隊を離れた際、彼を諭す役割を担う。
「俺だって同じだ。俺たちはちょっとばかし、臆病なだけなのさ」「それでも俺は、テロメア・ドライブに乗りたい。人類のために、何より自分のために」
3 アルマリオン帝国、アルマリオン共和国
アルマリオン帝国残党部隊正十字
部隊名は正式な名称ではなく、自称に近い。
4 反政府組織
イクリプス第一戦闘隊ヒュペリオン
月面テロを引き起こしたイクリプスは、所有する500機のテロメア・ドライブを中心として部隊を大きく六つに分けた。
第一戦闘隊ヒュペリオンはイクリプスの本拠地である月面都市ルブラン・マージュ防衛を主目的とした最終決戦部隊で、月面テロの首謀者フェヴナン・ヴァネットが率いるイクリプス最強の戦闘隊である。
フェヴナン・ヴァネットの駆る専用カスタム機ミストレスをはじめ、通常運用が困難な巨大決戦兵器など、強大な戦力を多数有する。
第一戦闘隊ヒュペリオンはイクリプスの本拠地である月面都市ルブラン・マージュ防衛を主目的とした最終決戦部隊で、月面テロの首謀者フェヴナン・ヴァネットが率いるイクリプス最強の戦闘隊である。
フェヴナン・ヴァネットの駆る専用カスタム機ミストレスをはじめ、通常運用が困難な巨大決戦兵器など、強大な戦力を多数有する。
フェヴナン・ヴァネット
元は新世界連合軍の一員として月面を守備していた部隊の一員。アステリアンとして生を受けたことが密かなコンプレックスとなっており、そのコンプレックスが彼を凶行に駆り立てた。
SF作品を愛読しており、テロメア・ドライブを用いた大反逆作戦という誰もが考えつつも実践しなかった行為の成功を絶対のものと確信していた。
SF作品を愛読しており、テロメア・ドライブを用いた大反逆作戦という誰もが考えつつも実践しなかった行為の成功を絶対のものと確信していた。
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