トランスフォーマー クロスアームズ
『トランスフォーマー クロスアームズ』はかざね氏制作の黒歴史。全24話のテレビアニメシリーズである。
内容にトランスフォーマー初期シリーズ(G1)への意趣返し的な要素が多く含まれているのが特徴。制作発表時、かざね氏の(「今回のコンセプトは?」という質問に対しての)「お前らこういうのが好きなんだろブハハwwwwwみたいな作品です」という発言が爆発炎上し、旧来のファンからは大きく不評を買った。[要出典]
内容にトランスフォーマー初期シリーズ(G1)への意趣返し的な要素が多く含まれているのが特徴。制作発表時、かざね氏の(「今回のコンセプトは?」という質問に対しての)「お前らこういうのが好きなんだろブハハwwwwwみたいな作品です」という発言が爆発炎上し、旧来のファンからは大きく不評を買った。[要出典]
1 ストーリー
「大いなる光」の伝説。
かつて、宇宙を一つにすると讃えられた「大いなる光」、その名もマトリクス。
光が失われて久しい現代ではそんな絵空事を信じる者もごく僅かとなり、今やその欠片だけが残されるばかりであった。
かつて、宇宙を一つにすると讃えられた「大いなる光」、その名もマトリクス。
光が失われて久しい現代ではそんな絵空事を信じる者もごく僅かとなり、今やその欠片だけが残されるばかりであった。
マトリクスへ通ずるとされる鉤状の物体、マトリクス・キー。「大いなる光」の欠片とされるこの物体が突如として光を放ち始めたのは、つい最近のことだ。
セイバートロン星の長老は確信した。地球に眠るマトリクスにキーが呼応したのだと。そして、今こそ本当に宇宙が一つになる時が訪れたのだと。
直ちに部隊が編成され、マトリクスの捜索準備が進められていく。だが、肝心のマトリクス・キーに問題が発生した。不思議な力により、光を放ち続けるキーに誰も触れることが出来ないのだ。
そんな折、調査に当たっていた学者の一人が不注意からキーに近づき過ぎてしまい……手に触れたキーは、そのまま彼の体へと吸い込まれていった。
偶然か、はたまた運命か。マトリクス・キーは如何なる高名な勇者よりも、一人の学者を持ち主として選び取ったのである。
セイバートロン星の長老は確信した。地球に眠るマトリクスにキーが呼応したのだと。そして、今こそ本当に宇宙が一つになる時が訪れたのだと。
直ちに部隊が編成され、マトリクスの捜索準備が進められていく。だが、肝心のマトリクス・キーに問題が発生した。不思議な力により、光を放ち続けるキーに誰も触れることが出来ないのだ。
そんな折、調査に当たっていた学者の一人が不注意からキーに近づき過ぎてしまい……手に触れたキーは、そのまま彼の体へと吸い込まれていった。
偶然か、はたまた運命か。マトリクス・キーは如何なる高名な勇者よりも、一人の学者を持ち主として選び取ったのである。
こうして選ばれた司令官・ゼノンコンボイを中心とした部隊は「チーム・マトリクス」と名付けられ、マトリクスを持ち帰るという大任を受けて旅立っていった。
数々の思惑を乗せ、光はただ一点を指し示す。
光が向かう遥か先には一つの星が浮かんでいた。青く豊かな惑星……名を、地球と言った。
数々の思惑を乗せ、光はただ一点を指し示す。
光が向かう遥か先には一つの星が浮かんでいた。青く豊かな惑星……名を、地球と言った。
2 設定解説
- 基本設定
wikipediaでトランスフォーマーシリーズの項目を読もう!
- 独自設定
この時代のトランスフォーマーはビークル(乗り物)の他、武器にトランスフォームする力を得ている。
「トランスアーム」と呼ばれるこのモードは、トランスフォーマーの身体全体が武器(腕や肩などのパーツまで含めた形態となることが多い)へと変形し、他のトランスフォーマーと合体(クロスアームズ)することで運用される。
これはG1メガトロンが拳銃へトランスフォームし武器になったことのオマージュであり、本作における重要なファクターの一つでもある。
「トランスアーム」と呼ばれるこのモードは、トランスフォーマーの身体全体が武器(腕や肩などのパーツまで含めた形態となることが多い)へと変形し、他のトランスフォーマーと合体(クロスアームズ)することで運用される。
これはG1メガトロンが拳銃へトランスフォームし武器になったことのオマージュであり、本作における重要なファクターの一つでもある。
サイバトロン側の戦士が海外のビークルに変形するのに対し、元々日本に隠れ住んでいたデストロン戦士が殆どであるという設定から、本作のデストロンは日本製のビークルに変形する者が多い。
3 登場するトランスフォーマー
サイバトロン
マトリクスを求め、セイバートロン星からやってきたトランスフォーマー。
セイバートロン星で長く続いた戦乱の世を生き残った、平和を愛する戦士たちである。
セイバートロン星で長く続いた戦乱の世を生き残った、平和を愛する戦士たちである。
ゼノンコンボイ
役職は賢人司令官。モンスタートラック(フォード・ビッグフット)、大型キャノン砲にトランスフォームする。チーム・マトリクスのリーダーに選ばれる以前はセイバートロン星で学者として日々を過ごしていた。
ひょんなことからマトリクス・キーに触れ、チーム・マトリクスのリーダーとして地球へ降り立つ。自らの運命や周囲との軋轢に苦しむ中でも役目を投げ出すことは決してなく、責任感の強さを見せた。
「思考回路が焼けても思考し続ける」と称されるほどに無類の研究好き。いざ迎えた実戦においても知識に頼りすぎる面があり、柔軟性の欠如から司令官失格とまで言われたことも。本人も当初は「選ばれたくて選ばれた司令官の座ではない」と言って憚らなかったが、幾多の激戦を経験するうち司令官としての自覚を強く持つようになり、名実共にマトリクスの主に相応しい器へと成長していった。
学者という過去の割に単体での戦闘能力は高い(本人曰く「研究の成果」)。本人が射撃を得意とするため、弱点を補うという観点から近接武器へと変形するアイアンハイドとのクロスアームズの機会が多かったが、物語中盤からは近衛騎士として地球に到着したマグマロディマス&ストームマグナスとの「オーバークロスアームズ(トランスアームを武器としてだけでなく全身の装甲としても纏う、クロスアームズの強化版)」を主体として戦う。
ひょんなことからマトリクス・キーに触れ、チーム・マトリクスのリーダーとして地球へ降り立つ。自らの運命や周囲との軋轢に苦しむ中でも役目を投げ出すことは決してなく、責任感の強さを見せた。
「思考回路が焼けても思考し続ける」と称されるほどに無類の研究好き。いざ迎えた実戦においても知識に頼りすぎる面があり、柔軟性の欠如から司令官失格とまで言われたことも。本人も当初は「選ばれたくて選ばれた司令官の座ではない」と言って憚らなかったが、幾多の激戦を経験するうち司令官としての自覚を強く持つようになり、名実共にマトリクスの主に相応しい器へと成長していった。
学者という過去の割に単体での戦闘能力は高い(本人曰く「研究の成果」)。本人が射撃を得意とするため、弱点を補うという観点から近接武器へと変形するアイアンハイドとのクロスアームズの機会が多かったが、物語中盤からは近衛騎士として地球に到着したマグマロディマス&ストームマグナスとの「オーバークロスアームズ(トランスアームを武器としてだけでなく全身の装甲としても纏う、クロスアームズの強化版)」を主体として戦う。
ファイヤーゼノンコンボイ
マグマロディマスとのオーバークロスアームズにより誕生する、ゼノンコンボイの突撃戦闘モード。
チェーンソー状の近接武器「デモリッシュアグニ」と両肩の火炎放射器、多数の爆発物が武装として追加され、「敵陣中央で無双するコンボイ司令官」は本作屈指の名バトルシーンとしてニコニコ動画で多数のコメントを付けられていた。
が、使われ方としては割とかませな印象が強いと言う恵まれているんだか不遇なんだかよく分からない形態。
この合体を通じ、ゼノンコンボイはマグマロディマスから「度胸」を学んだ。
チェーンソー状の近接武器「デモリッシュアグニ」と両肩の火炎放射器、多数の爆発物が武装として追加され、「敵陣中央で無双するコンボイ司令官」は本作屈指の名バトルシーンとしてニコニコ動画で多数のコメントを付けられていた。
が、使われ方としては割とかませな印象が強いと言う恵まれているんだか不遇なんだかよく分からない形態。
この合体を通じ、ゼノンコンボイはマグマロディマスから「度胸」を学んだ。
ウィンドゼノンコンボイ
ストームマグナスとのオーバークロスアームズにより誕生する、ゼノンコンボイの機動戦闘モード。
合体により装着した翼により飛行も可能だが、視聴者には「移動用モード」としての印象を強く残した微妙合体。
この合体を通じ、ゼノンコンボイはストームマグナスから「勇気」を学んだ。
合体により装着した翼により飛行も可能だが、視聴者には「移動用モード」としての印象を強く残した微妙合体。
この合体を通じ、ゼノンコンボイはストームマグナスから「勇気」を学んだ。
トリニティゼノンコンボイ
役職は全能司令官。ゼノンコンボイ・マグマロディマス・ストームマグナスら三体のアルティメットオーバークロスアームズにより誕生する、ゼノンコンボイの究極戦闘モード。
最強無比の究極合体であるとされているが、劇中で二回だけ行ったこの合体の両方が超強敵を相手にしたものであったため、苦戦している印象ばかりが強い。
最強無比の究極合体であるとされているが、劇中で二回だけ行ったこの合体の両方が超強敵を相手にしたものであったため、苦戦している印象ばかりが強い。
マグマロディマス
役職は爆炎近衛騎士。特殊救助工作車、チェーンソーにトランスフォームする。熱いハートを持った軍人で、セイバートロン星では海兵隊の部隊長を務めていた。
近衛騎士としてゼノンコンボイの護衛を命じられて地球に降り立ったものの、当初は司令官としてあまりに頼りない彼を見下すような発言が目立った(ゼノンコンボイがただの学者に過ぎなかったというのもあるし、マトリクス・キーに触れることが出来なかったことを引きずっていたというのも大きな理由である)。
が、地球での戦いを通じてゼノンコンボイを司令官として、また一人の友人として認めるようになり、最終的にはいがみ合う間柄だった兄のストームマグナスとも心を一つにして究極合体に成功した。
元となったキャラクターはG1シリーズにおいてのコンボイの次の司令官「ホットロディマス(ロディマスコンボイ)」。
近衛騎士としてゼノンコンボイの護衛を命じられて地球に降り立ったものの、当初は司令官としてあまりに頼りない彼を見下すような発言が目立った(ゼノンコンボイがただの学者に過ぎなかったというのもあるし、マトリクス・キーに触れることが出来なかったことを引きずっていたというのも大きな理由である)。
が、地球での戦いを通じてゼノンコンボイを司令官として、また一人の友人として認めるようになり、最終的にはいがみ合う間柄だった兄のストームマグナスとも心を一つにして究極合体に成功した。
元となったキャラクターはG1シリーズにおいてのコンボイの次の司令官「ホットロディマス(ロディマスコンボイ)」。
ストームマグナス
役職は烈風近衛騎士。大型化学消防車、ケミカルライフルにトランスフォームする。マグマロディマスの兄であり、同じく軍人。戦闘教官を務めており、厳格だが信頼のおける人柄から多くの兵士に慕われていた。
いつ如何なるときも冷静沈着だが、いざと言う場面では誰よりも勇気ある立ち振る舞いにて共に戦場に立つ者を奮起させる。
ゼノンコンボイを守るという使命を受けてマグマロディマスと共に地球へやって来たが、やはり当初はコンボイのことを軽く見ていた(性格上、態度に出すことは無かったが)。戦いの中で司令官としての自覚をしていくゼノンコンボイを横で見守るうち、やがて彼を認め、ストームマグナスは真の意味で近衛騎士となったのだった。
元となったキャラクターはG1シリーズの人気キャラ、ウルトラマグナス。司令官として充分な器を持っていたにも関わらず、マトリクスに選ばれず司令官になれなかった不遇の人。劇中では「ロディマスのヒヨッコ野郎はどこだ!? ぶっ殺してやる!!」と叫んでいたことも。
いつ如何なるときも冷静沈着だが、いざと言う場面では誰よりも勇気ある立ち振る舞いにて共に戦場に立つ者を奮起させる。
ゼノンコンボイを守るという使命を受けてマグマロディマスと共に地球へやって来たが、やはり当初はコンボイのことを軽く見ていた(性格上、態度に出すことは無かったが)。戦いの中で司令官としての自覚をしていくゼノンコンボイを横で見守るうち、やがて彼を認め、ストームマグナスは真の意味で近衛騎士となったのだった。
元となったキャラクターはG1シリーズの人気キャラ、ウルトラマグナス。司令官として充分な器を持っていたにも関わらず、マトリクスに選ばれず司令官になれなかった不遇の人。劇中では「ロディマスのヒヨッコ野郎はどこだ!? ぶっ殺してやる!!」と叫んでいたことも。
メテオサンダー
役職は合体灼雷騎士。マグマロディマスとストームマグナスのオーバークロスアームズにより誕生する合体戦士。
非常に高い戦闘能力を誇るが、二人の息がさっぱり合わないこともありそれを活かしきれない場面も多い。
非常に高い戦闘能力を誇るが、二人の息がさっぱり合わないこともありそれを活かしきれない場面も多い。
アイアンハイド
役職は武装護衛官。ゼノンコンボイのボディガード兼副官として地球に降り立ち、経験不足のコンボイに代わり度々チーム・マトリクスの指揮を取った。GM・ハマーH1、長剣にトランスフォームする。
剣へトランスアームすることもからも分かる通り、剣術の腕は相当なもの。射撃を得意とするが近接戦闘に不安の残るゼノンコンボイを補佐する形でクロスアームズする機会が多く、マグマロディマスとストームマグナスの登場後は若干影が薄れたものの要所要所でいぶし銀の活躍を見せた。
寡黙で頑固な武人タイプで、メガトロンとは同じような性格同士通じるものがあるのか、主役であるはずのゼノンコンボイ以上にライバル的な存在として幾度にも渡り相対した。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。同名での登場頻度は多く、実写映画版でも実質的なナンバー2として兵器管理を担当していた(副官のジャズは第一作でちゃっちゃと死んだ)。
剣へトランスアームすることもからも分かる通り、剣術の腕は相当なもの。射撃を得意とするが近接戦闘に不安の残るゼノンコンボイを補佐する形でクロスアームズする機会が多く、マグマロディマスとストームマグナスの登場後は若干影が薄れたものの要所要所でいぶし銀の活躍を見せた。
寡黙で頑固な武人タイプで、メガトロンとは同じような性格同士通じるものがあるのか、主役であるはずのゼノンコンボイ以上にライバル的な存在として幾度にも渡り相対した。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。同名での登場頻度は多く、実写映画版でも実質的なナンバー2として兵器管理を担当していた(副官のジャズは第一作でちゃっちゃと死んだ)。
ゲインゲージ
役職は斥候。ランボルギーニ・ディアブロ、ボウガンにトランスフォームする。
軍人としての腕は確かで、危険な斥候としての任にも怖じることなく飛び込んでいく。少々自信過剰なところもあるが、それは自分の仕事に誇りを持っているがゆえである。
セイバートロン星での軍隊経験が長く、その経験を通じての恩も多いストームマグナスを尊敬してやまないため、一学者に過ぎないゼノンコンボイが司令官に選ばれたことを不服に思っていた。
コンボイの人柄に触れるうちに仲間意識が芽生えていったが、物語中盤における第三勢力・マトリクションとの初戦闘時、サイクロナスの攻撃によりあえなく命を落とした。
軍人としての腕は確かで、危険な斥候としての任にも怖じることなく飛び込んでいく。少々自信過剰なところもあるが、それは自分の仕事に誇りを持っているがゆえである。
セイバートロン星での軍隊経験が長く、その経験を通じての恩も多いストームマグナスを尊敬してやまないため、一学者に過ぎないゼノンコンボイが司令官に選ばれたことを不服に思っていた。
コンボイの人柄に触れるうちに仲間意識が芽生えていったが、物語中盤における第三勢力・マトリクションとの初戦闘時、サイクロナスの攻撃によりあえなく命を落とした。
デストロン
本作のデストロン軍団は物語開始の五十年程前に一足早くマトリクスの存在を感知し、セイバートロン星を脱出して地球に潜伏していた。
それまでに続いていた争いはデストロンの逃亡という形で終止符が打たれたかに見えていたが、実際にはサイバトロンが後手後手に回っていたのだ。
それまでに続いていた争いはデストロンの逃亡という形で終止符が打たれたかに見えていたが、実際にはサイバトロンが後手後手に回っていたのだ。
メガトロン
役職は大頭領。日産・スカイラインクロスオーバー、日本刀にトランスフォームする。
セイバートロン星での戦乱末期、とあるきっかけからマトリクス・キーに選ばれ、「大いなる光」が地球に眠ることを知る。「宇宙を一つにする」というマトリクスの伝説を信じたメガトロンは、長く続く戦いに終止符を打つため全面降伏を装い宇宙へ逃亡、のちに地球へと降った。
現代地球においては日本の極道組織「巨神会」を影から操り、マトリクスを探している。第二次大戦の時代から自らの軍団と共に日本に潜伏しているが、「時が来るまでは表舞台に姿を表さない」という考えのもと人間に積極的に力を貸すことはない。
侍のような見た目のロボット形態からも分かる通り、武人という例えがしっくり来る人物。その性格は厳格かつ公平で、到底悪の首領とは思えぬ様子を見せる。トランスフォーマーサイズの巨大な茶室で正座をする姿が度々劇中に登場し、放送中に発売された玩具でも「正座ができること」を最重視された。
二刀流の達人で、同じく剣術士であるアイアンハイドと幾度も剣を交えた。互いに武人であるからこそ通じ合う何かがあったようで、最終的にはサイバトロンとデストロンという立場の垣根を超えて分かり合うに至る。最終話においてトリニティゼノンコンボイに敗れたのち、最後の一騎打ちにてアイアンハイドに介錯を頼んだ。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。破壊大帝として数多くのシリーズで大ボスを務めたが、大体の場合「これぞ悪役」といった典型的な性格で、暴力性こそクローズアップされても非道な性格であることは少ない。
セイバートロン星での戦乱末期、とあるきっかけからマトリクス・キーに選ばれ、「大いなる光」が地球に眠ることを知る。「宇宙を一つにする」というマトリクスの伝説を信じたメガトロンは、長く続く戦いに終止符を打つため全面降伏を装い宇宙へ逃亡、のちに地球へと降った。
現代地球においては日本の極道組織「巨神会」を影から操り、マトリクスを探している。第二次大戦の時代から自らの軍団と共に日本に潜伏しているが、「時が来るまでは表舞台に姿を表さない」という考えのもと人間に積極的に力を貸すことはない。
侍のような見た目のロボット形態からも分かる通り、武人という例えがしっくり来る人物。その性格は厳格かつ公平で、到底悪の首領とは思えぬ様子を見せる。トランスフォーマーサイズの巨大な茶室で正座をする姿が度々劇中に登場し、放送中に発売された玩具でも「正座ができること」を最重視された。
二刀流の達人で、同じく剣術士であるアイアンハイドと幾度も剣を交えた。互いに武人であるからこそ通じ合う何かがあったようで、最終的にはサイバトロンとデストロンという立場の垣根を超えて分かり合うに至る。最終話においてトリニティゼノンコンボイに敗れたのち、最後の一騎打ちにてアイアンハイドに介錯を頼んだ。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。破壊大帝として数多くのシリーズで大ボスを務めたが、大体の場合「これぞ悪役」といった典型的な性格で、暴力性こそクローズアップされても非道な性格であることは少ない。
スタースクリーム
役職は忍者参謀。光岡・オロチ、二連装キャノンにトランスフォームする。トランスアーム時にはメガトロンの肩部に装着され、彼が不得意とする射撃をサポートする機会が多かった。
部下のスカイワープ、サンダークラッカーと共にメガトロン直属の特殊部隊として諜報などの工作活動に従事。メガトロンには従順な素振りを見せるが、実際の性格は残忍かつ狡猾で、武人として度が過ぎるメガトロンに密かに業を煮やしている。彼を蹴落とし、デストロンのニューリーダーとしてマトリクスを独り占めする野望を秘める。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。
部下のスカイワープ、サンダークラッカーと共にメガトロン直属の特殊部隊として諜報などの工作活動に従事。メガトロンには従順な素振りを見せるが、実際の性格は残忍かつ狡猾で、武人として度が過ぎるメガトロンに密かに業を煮やしている。彼を蹴落とし、デストロンのニューリーダーとしてマトリクスを独り占めする野望を秘める。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。
スカイワープ
役職は疾風忍者。スタースクリームと同じく、光岡・オロチにトランスフォームする。トランスアーム後の姿は劇中に登場しなかったため不明。
G1の同名キャラと同じく瞬間移動を得意とし、忍者という役割には最も適任な人材。その腕前は確かなもので、サイバトロンの秘密基地に侵入し、幾人もの戦士を暗殺してみせた。
スタースクリームを出し抜きマトリクスを奪い取ろうと画策していたが、全てを見抜いていたスタースクリームの手で破壊された。
G1の同名キャラと同じく瞬間移動を得意とし、忍者という役割には最も適任な人材。その腕前は確かなもので、サイバトロンの秘密基地に侵入し、幾人もの戦士を暗殺してみせた。
スタースクリームを出し抜きマトリクスを奪い取ろうと画策していたが、全てを見抜いていたスタースクリームの手で破壊された。
サンダークラッカー
役職は迅雷忍者。彼もまた光岡・オロチにトランスフォームする。
スタースクリーム・スカイワープ・サンダークラッカーの三人はG1においても航空部隊ジェットロンに所属し、セットで行動する機会が多かった。また、トランスフォームするのも三人同じ戦闘機・F-15だった。
スタースクリーム・スカイワープ・サンダークラッカーの三人はG1においても航空部隊ジェットロンに所属し、セットで行動する機会が多かった。また、トランスフォームするのも三人同じ戦闘機・F-15だった。
ランページ
役職は突撃兵。ミキサー車日産ディーゼル・ビッグサム、ガトリング砲にトランスフォームする。
乱暴な性格で、戦闘狂。「暴れ足りない」という理由から、日本に潜伏していたデストロン軍団より脱退し世界中で事件を起こして回っていたが(正体不明のテロ組織の反抗として一面を飾ったことも一度や二度ではない)、サイバトロン戦士の地球到来と全面戦闘の開始、それに伴うトランスフォーマーの正体露見に伴いデストロンへと帰還した。
知能が低いわけでは決してなく、必要とあれば効率的かつ冷酷な策を立ててみせる。だが、何も考えずに前線へ突っ込むことこそが彼にとっては至上の喜びであるため、策士としての顔を見せることはほとんど無い。
乱暴な性格で、戦闘狂。「暴れ足りない」という理由から、日本に潜伏していたデストロン軍団より脱退し世界中で事件を起こして回っていたが(正体不明のテロ組織の反抗として一面を飾ったことも一度や二度ではない)、サイバトロン戦士の地球到来と全面戦闘の開始、それに伴うトランスフォーマーの正体露見に伴いデストロンへと帰還した。
知能が低いわけでは決してなく、必要とあれば効率的かつ冷酷な策を立ててみせる。だが、何も考えずに前線へ突っ込むことこそが彼にとっては至上の喜びであるため、策士としての顔を見せることはほとんど無い。
マトリクション
サイバトロンにもデストロンにも属さない第三勢力。
地球にやって来たタイミングはデストロンと同じ五十年ほど前だが、別の思惑からデストロンから離反。太平洋沖に隠された秘密基地において虎視眈々とチャンスを伺っており、物語中盤よりマトリクス争奪戦に参加する。
全員がコンセプトカー(市販を目的としない試作車)にトランスフォームするのが特徴。
地球にやって来たタイミングはデストロンと同じ五十年ほど前だが、別の思惑からデストロンから離反。太平洋沖に隠された秘密基地において虎視眈々とチャンスを伺っており、物語中盤よりマトリクス争奪戦に参加する。
全員がコンセプトカー(市販を目的としない試作車)にトランスフォームするのが特徴。
ショックウェーブ
役職は光波軍団長。マツダ・元就、波動砲にトランスフォームする。
かつてはメガトロンの副官としてセイバートロン星の戦乱に参加していたが、理想とする世が異なることから袂を分かつ。マトリクスを探して地球に降り立った時点で自らに賛同する戦士や腹心たちと共に離反し、太平洋沖に秘密基地を築き身を潜めた。
衝撃波を自在に操り、受けた攻撃から放たれる「波」を操作することで無効化するなど、戦闘面でも優れた才を誇る。その力を驕り過ぎる性格をメガトロンにたしなめられることも多く、デストロン離反以前から反りが合わなかったらしい。
元々はメガトロンがマトリクスを手に入れたところで漁夫の利を得ようとしていたが、ゼノンコンボイらサイバトロン戦士もが地球にやってきたことからプランを変更。戦闘に介入し、両者の戦力を削ろうとした。
最終局面において、マトリクスを強奪しオメガ・ウェーブへとパワーアップする。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。デザインモチーフは実写映画版第三作「ダークサイド・ムーン」のもの。
かつてはメガトロンの副官としてセイバートロン星の戦乱に参加していたが、理想とする世が異なることから袂を分かつ。マトリクスを探して地球に降り立った時点で自らに賛同する戦士や腹心たちと共に離反し、太平洋沖に秘密基地を築き身を潜めた。
衝撃波を自在に操り、受けた攻撃から放たれる「波」を操作することで無効化するなど、戦闘面でも優れた才を誇る。その力を驕り過ぎる性格をメガトロンにたしなめられることも多く、デストロン離反以前から反りが合わなかったらしい。
元々はメガトロンがマトリクスを手に入れたところで漁夫の利を得ようとしていたが、ゼノンコンボイらサイバトロン戦士もが地球にやってきたことからプランを変更。戦闘に介入し、両者の戦力を削ろうとした。
最終局面において、マトリクスを強奪しオメガ・ウェーブへとパワーアップする。
元となったキャラクターはG1の同名キャラ。デザインモチーフは実写映画版第三作「ダークサイド・ムーン」のもの。
オメガ・ウェーブ
マトリクスを手にしたショックウェーブがパワーアップした姿。
超強力衝撃波キャノン「デスウェーブマトリクサー」でトリニティゼノンコンボイを圧倒したが、メガトロンとの決死の協力攻撃の前に敗れ去る。
超強力衝撃波キャノン「デスウェーブマトリクサー」でトリニティゼノンコンボイを圧倒したが、メガトロンとの決死の協力攻撃の前に敗れ去る。
ソニックビート
役職は音速師団長。ジャガー・C-X75、四枚刃の曲剣(ブレードビュート)にトランスフォームする。
スキャンしたビークルの特徴通り、速度に絶対の自信を持ったマトリクション戦士。サディスティックな性格であり、圧倒的な速度と手数でもって敵を翻弄し、じわじわと嬲り殺すことに至上の喜びを覚えるという。
トランスアームするブレードビュートは自らの武器でもあり、そのトリッキーな剣術を見切ることは困難を極める。
スキャンしたビークルの特徴通り、速度に絶対の自信を持ったマトリクション戦士。サディスティックな性格であり、圧倒的な速度と手数でもって敵を翻弄し、じわじわと嬲り殺すことに至上の喜びを覚えるという。
トランスアームするブレードビュートは自らの武器でもあり、そのトリッキーな剣術を見切ることは困難を極める。
シルバーボルト
役職は警戒師団長。スズキ・G-ストライダー、スナイパーライフルにトランスフォームする。
「マトリクションの存在を隠蔽する」、「マトリクスの在り処を探る」、「マトリクション内部の裏切り者を見張る」といった諜報・自警活動の殆どを一手に担うやり手で、射撃、特に狙撃の腕前はマトリクション一。身体は小さくとも彼に一目置くものは多い。
「マトリクションの存在を隠蔽する」、「マトリクスの在り処を探る」、「マトリクション内部の裏切り者を見張る」といった諜報・自警活動の殆どを一手に担うやり手で、射撃、特に狙撃の腕前はマトリクション一。身体は小さくとも彼に一目置くものは多い。
サイクロナス
役職は防衛師団長。グラマン・X-29にトランスフォームする。トランスアームにより他のトランスフォーマーの翼となり、飛行能力を付与することも可能。
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