戦国鬼討あまでうす
『戦国鬼討あまでうす』(せんごくきとう-)は、かざね氏制作の黒歴史。
「西方より伝来した超技術が戦場を舞い、歴史の裏側で鬼が跋扈する空想戦国時代」を舞台にした架空戦記である。
キャッチコピーは「鬼討つ尼神(あまでうす)」。
「西方より伝来した超技術が戦場を舞い、歴史の裏側で鬼が跋扈する空想戦国時代」を舞台にした架空戦記である。
キャッチコピーは「鬼討つ尼神(あまでうす)」。
1 導入
戦争は変わった。
大量の足軽がぶつかり合う戦場などいまや昔。現代の戦場を彩るのは、西方より伝来せし超技術……からくり仕掛けの巨人「武人鉄甲(ぶじんくろがね)」や、着用者に驚異的な身体能力をもたらす「ゐれき鎧」の類だ。
大名たちは独自にそれらの超技術を輸入し、次々と戦場へと投入していく。
泥沼化した戦争。戦いの螺旋は人々の、ジパングの運命を巻き込み、果てない肥大化を続ける……。
大量の足軽がぶつかり合う戦場などいまや昔。現代の戦場を彩るのは、西方より伝来せし超技術……からくり仕掛けの巨人「武人鉄甲(ぶじんくろがね)」や、着用者に驚異的な身体能力をもたらす「ゐれき鎧」の類だ。
大名たちは独自にそれらの超技術を輸入し、次々と戦場へと投入していく。
泥沼化した戦争。戦いの螺旋は人々の、ジパングの運命を巻き込み、果てない肥大化を続ける……。
「鬼」。
時代の影で蠢く魑魅魍魎たち。彼らもまた、ここジパングの覇権を狙い活動を開始した。
かつて陰陽師たちが命を賭けて封印したはずの彼らが蘇ったことは、ジパングが混沌の時代に突入したことを証明するに相応しい事件だったと言えよう。
ジパングの大名たちにとって、これは頭痛の種であり、同時に好機でもあった。
人外を狩る者。人外の力を求める者。時代は混迷の様相を深めていく。
時代の影で蠢く魑魅魍魎たち。彼らもまた、ここジパングの覇権を狙い活動を開始した。
かつて陰陽師たちが命を賭けて封印したはずの彼らが蘇ったことは、ジパングが混沌の時代に突入したことを証明するに相応しい事件だったと言えよう。
ジパングの大名たちにとって、これは頭痛の種であり、同時に好機でもあった。
人外を狩る者。人外の力を求める者。時代は混迷の様相を深めていく。
力ある者だけが生き残るこの時代。弱き者たちは「王」を求めた。
――覇王を。絶対的な力を持つ、究極の王者を!
――覇王を。絶対的な力を持つ、究極の王者を!
2 登場人物
雄犬(おすいぬ)
巣鴨の国に所属する忍軍・凱忍衆の筆頭を務める青年。
元々は他国で忍として働いていたが、大名のやり口に反感を抱き、脱走。巣鴨の国へと流れ着いた彼は、その実力でもってすぐに筆頭の座に収まった。
凱忍衆筆頭のみに使用を許された切り札武人鉄甲・イェトリの操者。
元々は他国で忍として働いていたが、大名のやり口に反感を抱き、脱走。巣鴨の国へと流れ着いた彼は、その実力でもってすぐに筆頭の座に収まった。
凱忍衆筆頭のみに使用を許された切り札武人鉄甲・イェトリの操者。
小宮山丸(こみやままる)
凱忍衆の忍。次期筆頭として有力視されていたが、雄犬にその座を奪われ発狂。気違いとして巣鴨城の地下に幽閉されている。
のちに織田家にその力を見出される。彼らの手引きのもと巣鴨の国を抜け出した小宮山は、復讐心だけを支えに雄犬の前に立ち塞がり、因縁に決着をつけることとなる。
のちに織田家にその力を見出される。彼らの手引きのもと巣鴨の国を抜け出した小宮山は、復讐心だけを支えに雄犬の前に立ち塞がり、因縁に決着をつけることとなる。
古汰 茶庵(こた・ちゃあん)
古汰家六代目当主。巣鴨の国を治める大名。
実力のある人物は過去に捕らわれずに起用するという考えの持ち主で、雄犬の力を見抜き凱忍衆の筆頭に推薦した。
実力のある人物は過去に捕らわれずに起用するという考えの持ち主で、雄犬の力を見抜き凱忍衆の筆頭に推薦した。
祁答院 宗篤(けどういん・むねあつ)
東北地方の宗教国家を治める大名。
「胸が熱くなるな……」が口癖。
「胸が熱くなるな……」が口癖。
織田 信長(おだ・のぶなが)
魔王。ジパング全土を治めるには絶対的な力が必要と考え、鬼に組した外道。
配下の軍団と共に、全ジパングの国々に対し宣戦布告を行なう。
配下の軍団と共に、全ジパングの国々に対し宣戦布告を行なう。
平賀 源外(ひらが・げんがい)
「エレキテル」を発明する平賀源内の祖先にあたる人物。
西方より伝来した技術をもとに「ゐれき鎧」を開発し、戦場を様変わりさせた張本人。
西方より伝来した技術をもとに「ゐれき鎧」を開発し、戦場を様変わりさせた張本人。
沢木(さわき)
函館の国を治める大名。
若布(わかめ)・四(よん)
それぞれ、函館の国に所属する忍軍・赤忍衆の忍。
ジョン・ルイ
西方の商人。通称「ジョンさん」。
第一部のラストで正体を明かし一同に襲い掛かるも、その場で斬り捨てられた。
第一部のラストで正体を明かし一同に襲い掛かるも、その場で斬り捨てられた。
3 登場架空技術
強化鎧装「ゐれき鎧」
からくり武者「武人鉄甲(ぶじんくろがね)」
4 ジパングの国々
巣鴨
関東地方の小国。人材に恵まれ戦力は豊富だが、基本的に侵略行為は行なわず、防衛行動として戦争を行なう。
のちに「信長討伐同盟軍」の中心となる。
のちに「信長討伐同盟軍」の中心となる。
函館
北海道地方のほぼ全土を占める大国。名物はキタキツネと風俗。
終
織田信長が治めるボス国家。異国の流入を良しとせず、彼らに対抗するためにはジパングが一致団結していなければならないという考えのもとジパング全土を武力で手中に収めようとしている。
果たして、彼の予感は的中することに。
果たして、彼の予感は的中することに。
5 背景世界
- 武人鉄甲は一つの国に一騎いれば上等、というぐらいに貴重な戦力。巣鴨の国は現在三騎の武人鉄甲を有しており、小国としては異例。
- 逆に、ゐれき鎧は「これがないのに戦場に出るとかマジキチ」的なポジション。
- 鬼の存在は一般人にも割と認知されており、天災クラスの厄介ごととして考えられている。
- 物語は三部構成。「第一部・ジパング編」「第二部・世界編」「第三部・魔界編」からなる三部は、「目の前の敵を倒したらもっとデカイ敵が」の繰り返しの構図を取っている。
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