正統教会連合(エクレシア・リソナ)
この世界を牛耳る巨大宗教連合組織。大聖王国ディルレ・ファナとその国教会である神聖護王教会を中心として様々な国家と国教会らが名を連ねており、「正教連に在らざるは人に在らず」の風潮が極自然に人々の意識に芽生えているほどの勢力を持つ。
神聖護王教会
異端審問殲騎団(ランツェリッター・オルデン)
正教連お抱えの精鋭特務騎士団。立場としては神聖護王教会の直属にあたる。
異端者に対して一片の慈悲も持たぬ戦鬼の群れ。その勇名と悪名は大陸中に轟いており、正教連の指図一つで殺戮を繰り返す彼らは猟犬(ハウンドドック)の名でも呼ばれる。
十三名の騎士が欠員の無いよう常に配備されている。現在、物語に登場している騎士は以下の通り。
異端者に対して一片の慈悲も持たぬ戦鬼の群れ。その勇名と悪名は大陸中に轟いており、正教連の指図一つで殺戮を繰り返す彼らは猟犬(ハウンドドック)の名でも呼ばれる。
十三名の騎士が欠員の無いよう常に配備されている。現在、物語に登場している騎士は以下の通り。
赤騎士(ブルートヤッケ)
真紅の審問騎士、ヘレーネ・ヴェロッキオ・フォン・ヴラドシュタイン。「セイレーン」の異名を持つ。涙もろいところがある。
黒騎士(ナハトイェーガー)
断罪の黒騎士、エクエルド・マフィロー。殲騎団のリーダー。感情をあまり表に出さない。魔鉄鎖ドラウプニルを自在に操る。
金騎士(ゴルトアンシュトース)
征伐の金騎士、ヘリオドール・オライオン。「獅子王妃」の異名を持つ、殲騎団の千両役者。魔力の込められた鎧を着込み、常人を遥かに超える膂力でもって対集団戦闘最強を誇る。
大聖王国ディルレ・ファナ
聖王セル・セタが治める西方最大勢力の大国。国教会として神聖護王教会を設立し、正統教会連合を結成した中心国家。
正教連結成当初は加盟国の一つであるシルファラントに勢力面で劣っていたが、「戦争」と「万魔行」という時代を代表する二大事件により疲弊したシルファラントの間隙を突く形で台頭(セル・セタが行なった大規模な悪魔狩り作戦「大反撃」がその差を決定的にした)。今では世界一の大国家としてその名を轟かせている。
かつては穏健派の賢王として知られたセル・セタだが、今は直属の家臣にすら打ち明けぬ秘密を抱えているという噂もある。
正教連結成当初は加盟国の一つであるシルファラントに勢力面で劣っていたが、「戦争」と「万魔行」という時代を代表する二大事件により疲弊したシルファラントの間隙を突く形で台頭(セル・セタが行なった大規模な悪魔狩り作戦「大反撃」がその差を決定的にした)。今では世界一の大国家としてその名を轟かせている。
かつては穏健派の賢王として知られたセル・セタだが、今は直属の家臣にすら打ち明けぬ秘密を抱えているという噂もある。
重聖帝国シルファラント
正教連結成時の中心国家の一つ。正教連の熱心な出資者の一角であり、当初から積極的に宗教をビジネスとして捉える節が強かった。結果としてその貪欲さが身を滅ぼすことになったが……。
時の帝王グランカールは正教連が掲げる統一信仰主義(ネビリズム)に心酔しており、近隣諸王と共に正教連非加盟国家との国境を封鎖しての改宗要求という強硬策を取ったことから「戦争」の引き金を引いてしまった。
グランカールらは戦犯として裁かれ、シルファラントは表舞台から姿を消した。しかし、その裏ではとある目的のために暗躍を続けているという。
時の帝王グランカールは正教連が掲げる統一信仰主義(ネビリズム)に心酔しており、近隣諸王と共に正教連非加盟国家との国境を封鎖しての改宗要求という強硬策を取ったことから「戦争」の引き金を引いてしまった。
グランカールらは戦犯として裁かれ、シルファラントは表舞台から姿を消した。しかし、その裏ではとある目的のために暗躍を続けているという。
シュッツヴェルグ王国
正教連に加入しない「異端」の勢力の中でも特に優れた武力を有する国として知られていたが、「戦争」の最中にその立場を変え、正教連の傘下に収まった。この時神衡騎士団団長のヴェルローズ・ロンブローゾおよび王家の者と正教連の間で何らかの裏取引があったとされるが、詳細は不明。
のちに、クイーンズブレイドに参加することを決めたヴェルローズの手により王家の者が全員殺害される。圧制を強いていた王国上層部が一気に空洞となったことを受け、一斉に立ち上がった民衆の手でシュッツヴェルグはその歴史に幕を引いた。
のちに、クイーンズブレイドに参加することを決めたヴェルローズの手により王家の者が全員殺害される。圧制を強いていた王国上層部が一気に空洞となったことを受け、一斉に立ち上がった民衆の手でシュッツヴェルグはその歴史に幕を引いた。
神衡騎士団
かつてヴェルローズ・ロンブローゾが団長を、バロル・シェンディニットが副団長を務めた騎士団。
異端審問殲騎団の面々とも互角にやりあうだけの力があったが、国境付近の村落で起きた防衛戦の最中に副団長以下数十名が戦死。そのまま解散した(実際にはこの時バロルは死んでいなかったが)。
異端審問殲騎団の面々とも互角にやりあうだけの力があったが、国境付近の村落で起きた防衛戦の最中に副団長以下数十名が戦死。そのまま解散した(実際にはこの時バロルは死んでいなかったが)。
自由国家カヴァル
貿易業が盛んな一大商業国家。「ビッグマネー・ビッグトラブル」の呼び名でも知られ、才のあるものなら誰でも成功するが、その分危険も大きい。それゆえ、用心棒や傭兵といったものがかなりの規模でビジネスとして成立している。
正教連には加盟していない「異端」の国だが、その実正教連とは利害が対立しないよう上手く立ち回っているため、正教連としても表立って手を出し辛い状況にある(極秘裏に送り込んだ刺客は王室守護騎士団の前にことごとく敗れ去っている)。
正教連には加盟していない「異端」の国だが、その実正教連とは利害が対立しないよう上手く立ち回っているため、正教連としても表立って手を出し辛い状況にある(極秘裏に送り込んだ刺客は王室守護騎士団の前にことごとく敗れ去っている)。
王室守護騎士団(バッケンローダー)
ヴェノメナン・ソサエティ
終末思想の色濃い宗教集団で、独自の神話(ソラヴォール神話)に基づいた教義により間もなく三万年に一度の裁きの時が訪れると説いている。
彼らの協議によると、人間界の均衡が崩れたために裁きの時が訪れるとされている。その裁きを防ぐには、埋葬聖処女(パニッシュ・メイデン)の名を受けた神の戦士が災厄の元を断たなければならないという。そして、災厄の元とは、人間の本来の姿から外れた凶暴なる獣……「戦う女」を指す。すなわち、神に許されし戦女が、神の怒りに触れし戦女を討つことだけが裁きを止める方法だというのだ。
彼らの協議によると、人間界の均衡が崩れたために裁きの時が訪れるとされている。その裁きを防ぐには、埋葬聖処女(パニッシュ・メイデン)の名を受けた神の戦士が災厄の元を断たなければならないという。そして、災厄の元とは、人間の本来の姿から外れた凶暴なる獣……「戦う女」を指す。すなわち、神に許されし戦女が、神の怒りに触れし戦女を討つことだけが裁きを止める方法だというのだ。
砂塵群国スジャラート
南方に位置する、医学と傭兵業が盛んな砂漠の国。中規模な集落が寄り集まって国家を形成しており、「群国」と呼ばれる。
「砂喰い」とはスジャラートの民への最大級の侮蔑の言葉。何を食ってるのか分からない、転じて得体の知れない奴という意味を持つ。
「砂喰い」とはスジャラートの民への最大級の侮蔑の言葉。何を食ってるのか分からない、転じて得体の知れない奴という意味を持つ。
才の国、香蘭
芸術や学問の分野で著名な人物を多く輩出してきた東方の国。「才の国」はその人材を羨まれての敬称というだけでなく、「災の国」……悪魔の潜む国、という意味合いも込められていた。
平和主義の国家であったはずだが、ある時突然周辺国家に侵略戦争を仕掛け、逆に滅ぼされてしまった。
平和主義の国家であったはずだが、ある時突然周辺国家に侵略戦争を仕掛け、逆に滅ぼされてしまった。
シャドウキングダム
夜の王国。
鋼鉄山
森の一族
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