神奏機功ファム・ファネリア解説 - 黒歴史編纂室＠黒歴史晒し用トピ保管庫（黒歴史wiki）

神奏機功ファム・ファネリア

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神奏機功ファム・ファネリア（しんそうきこう-）は日本の黒歴史ロボット作品。制作はかざね氏。

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1 ストーリー

1-1 あらすじ

西暦2010年。反クルムベクトル律相対性理論の実証実験中、巨大なワームホールが首都の中心に発生。東京は渦に巻き込まれ、消失した。
2800キロ四方にわたる広大な暗黒地帯。事態が収まったとき、そこに現れたのは東京の地ではなく、未知の世界だった。

西暦2012年。「シュバルツ・クライシス」から二年が経過した現在、かつての東京はいまや商業・科学・軍事の全てにおいて重要な地となっている。
現れた異世界には、友好的な異世界人が居を構えていたのだ。
謎の異世界人の襲来を疑う我々地球人だったが、その実彼らは完全な被害者だったといえる。
状況も分からぬまま飛ばされた異世界。そこで生きていくには、彼らとしても地球人との交流が必要不可欠だったのだ。
高度な文明を持つ異世界ウェンティラとの接触は、地球に大きな時代のうねりをもたらした。

神装機（コフィンドライブ）。マシン・テクノロジーの分野で地球の100年先を行くと言われるウェンティラにおいて、人々の生活を支える巨大な人型機械の総称である。
平和利用のために作られた神奏機だったが、地球人の目にそれは格好の政財としてしか映らなかった……。

『神奏！ファム・ファネリア！』

1-2 本編

１）王都奪還編
ウェンティラ人の急進派と地球人の野心家たちが手を組み、セレストス王国を乗っ取った。
ウェンティラ人は現在の地球の技術からするとオーバーテクノロジーの塊である神装機を用い、武力によって地球に居場所を作り出そうとしていたのだ。
「このままでは、故郷を失った我々は地球に併合されることになるだろう。今でこそ彼ら地球人と対等な関係を築いているが、十年、二十年先はどうだ？ 我々は所詮異邦人。いつかは家畜として扱われる日が来る」
彼らは確かに独善的な思想家ではあったが、無為なエゴイズムによってこのテロを引き起こしたのではなかった。彼らなりの望郷の念を、ただ急ぎすぎたあまりこういった形で現さざるを得なかっただけなのだ。
「セレストスの一国家としての独立承認」……少なくとも、テロ勃発当初のウェンティラ人テロリストのほとんどはこの理想を最終目的として動いていたことは間違いない。
しかし、それに付けこんだ地球人テロリストの意図は別にあった。神装機のテクノロジーを利用すれば、地球の支配など容易い……。彼らにとって、ウェンティラ人もまた己の願望を叶えるための道具に過ぎなかった。

戦禍に巻き込まれた地球人の少年・来須彼方は死に物狂いで王都の地下に逃げ込み、一機の神装機と、それに乗れと迫る少女に出会う。
生き残るため、家族の仇を取るため。彼方は天才的な「神奏」で神装機を起動させ、初搭乗にして量産型神装機（カリオン）を三機撃破してみせた。
驚愕と得心が入り混じった表情を浮かべる少女。その才能を見抜いてはいても、まさか地球人の少年がここまでの力を見せ付けるとは思ってもいなかったのだ。

＃
「……決まりね。今この瞬間から、貴方はファネリアの奏者になった。私はエルミナ。ご存知だとは思うけど、この国の王女よ。でも今はそんな肩書き関係ない。調律師として、この子の、そして貴方のパートナーとなることを宣言します」
「は……、はい？」
王女は少年の間の抜けた返事に呆れ顔を浮かべると、間髪いれずに彼の頬を張ってみせた。
ぱちん。瓦礫の街に、乾いた音がやけに大きく響いた。
「レディにこんな台詞をもう一度言わせる気？ それとも、地球人の男の子って、少々頭のめぐりが悪いのかしら？」
（ウェンティラ人の女の子って、少々気性が荒いのかしら、ね）
彼方は内心そう愚痴りつつ、言えばはたかれるだろうな、と考え、分かったとだけ返事をした。
＃

彼方にとって、それからエルミナにとってもまた、全てが変わった日。この日より、多くの者の宿命を巻き込んだ運命の舞台が開演したのだった。

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2 登場人物

2-1 地球

2-2 ウェンティラ

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3 神装機

「神奏機功ファム・ファネリアの登場機体」の項を参照。

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4 他の出演作品

• 『超黒歴史大戦エグゼリオン・ユニヴァース』における『神奏機功ファム・ファネリア』

主人公来須 彼方らが神装機ファム・ファネリアと共に味方組織AAAの一員として登場している。

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