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雪代縁 - (2010/07/26 (月) 12:42:39) の1つ前との変更点
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#image(enishi.jpg,title=明治時代とは思えないファッション)
&size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「さぁ 人誅の始まりだ――」}}}}
和月伸宏の漫画『るろうに剣心』に登場するキャラクター。「ゆきしろ えにし」と読む。
剣心の妻である雪代巴の弟であり、[[剣心>緋村剣心]]からは義弟にあたる。
//なんで綾波?
コミック版における最終エピソード「人誅編」及びOVA「星霜編」の最後の敵である。
OVA「追憶編」にも子供のころの姿が描かれている。
CVは[[佐々>浦飯幽助]][[木>島鉄雄]][[望>K9999]]。
姉の婚約者が抜刀斎([[剣心>緋村剣心]]の別名)に殺されたため、復讐のために姉共々剣心に近づいたのが始まりである。
だが、姉の巴は共に暮らす内に剣心に対する敵愾心をなくしてしまった(縁はほとんど一緒にいなかった)。
さらに、不本意とはいえ剣心が巴を殺してしまったのを目撃したため、完全に決別。上海へと渡った。
そこで武力と経済力を身につけ、ついには上海マフィアの頭目にまで上り詰めた。
そして11年後、日本に戻ってきて剣心に対する復讐を始める。これが「人誅編」の始まりである。
一時は当時の剣心の恋人である薫を[[殺したように見せかけて>シン(北斗の拳)]]剣心を抜け殻のようになるまで追いつめるが、
仲間の助力や決意によって立ち直ったことにより状況が一転、最終的には仲間と共にやってきた剣心と戦い、破れることとなった。
後に巴の本心を知り、今度は彼が抜け殻のようになってしまう。
それでも最後の一線が失われていないため、立ち直る可能性はある。
白髪なのは姉が殺される現場を目撃した[[ショックによるもの>ドラえもん]]で本来は黒髪。
性格は重度の[[シス>レミー]][[コン>リオン・マグナス]]であり、思いこみも激しい。
//ルルーシュは妹なので微妙に違うと思う。
さらに目的が「剣心をできるだけ苦しめること」だったためか、行動も非常に陰湿だった。
「復讐鬼」をイメージして描かれているので当然か。
作者曰く、「[[志々雄真実]]がアッパー系なら、こっちはダウナー系」とのこと。
また、趣味が「[[死んだ姉との会話>リーゼロッテ・アッヒェンバッハ]]」というどうしようもなさである。
おまけに妄想の姉が笑わなくなっただけで取り乱し、最終的にはこれが原因で敗れた。
人誅だの断罪だの偉そうな事を言いつつ、異国で身寄りのない自分を新しい家族として迎えてくれた
親切な一家を「幸せそうなのがムカつく」と惨殺するなど、新時代のために人に憎まれるのを承知の上で刀を振るった抜刀斎などよりよっぽど外道である。
剣心への復讐においても「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行っており、剣心を精神的に追い詰めるためだけに、
剣心がわずかにしか接触したことのない人間までも平気で襲って重傷を負わせた。というか、漫画でなければ普通に死んでる。
そのためか、ファンからの評判はあまり芳しくない。
人誅の集大成として、薫を剣心の前で無残になぶり殺したくて仕方なかったのだが、姉が死ぬ場面を見た時のトラウマのせいで、
若い女を殺すことができなくなった。そのため、本当に薫を殺すのでなく、殺したように見せかけるという妥協手段を取らざるを得なかった。
その妥協手段は、&bold(){薫と[[瓜二つの人形>シン(北斗の拳)]]に刀を刺して死体に見せかける}というあまりにトンデモなものだった。
ちなみに皮膚などの生体部分は死体を寄せ集めて作ったらしい。
しかし、これを作中で名医とされる人物ですら見破れず、「縁のような性格なら剣心の目の前でなぶり殺すはず」と推理した[[四乃森蒼紫]]の指示で墓を暴き、
解剖した結果初めて判明したのだから、明治の技術恐るべしとしか言いようがない。
ただOVA版では、服装と戦闘スタイルから大陸に渡ったという設定はあると思われるが、
そこから人誅に至るまでの詳しい経緯は描かれていない。
その為、仲間達も登場せず外道な面よりも、たった一人で復讐を果たそうとする被害者という面が強調されており、
原作よりも同情の余地を残すキャラクターになっている。
(…まぁ、非アニメ的な演出のOVA版で、仲間の[[八ツ目無名異>ベノム]]や[[夷腕坊参號機>エヴァンゲリオン初号機]]を出されても困るのだが。
&del(){……え?八ツ目は追憶編でこっそり出てた?聞こえんなぁ?})
#image(shisukonotouto.jpg,height=275,width=450,title=ヤンデレの義弟に迫られて眠れないけんちゃん)
戦闘スタイルは、日本刀の技に大陸風の体術をミックスした「倭刀術」(ただし若干我流)を使用する。
刀の背を蹴って加速させたり、地面に立てた刀を足場にして高く跳躍したりと独特の技を多く持つ。
特に、重心移動による「疾空刀勢」は、''リアル空中ダッシュ''というぶっ飛んだ技であった。
最大の大技「虎伏絶刀勢」は、相性問題や精神状態の差こそあれ一回は[[剣心>緋村剣心]]最大の奥義を破るほどであった。
また、15年間昼も夜も剣心を恨み続けた結果、「狂経脈」と呼ばれる異常に発達した神経節を持つ。
この狂経脈が最大に機能すると、感覚や条件反射が通常より遙かにエンハンスされた状態になり、
飛天御剣流ですらその動きに先読みしきれない。
もっとも、痛みなども増幅してしまうのだが、常時「精神が肉体を凌駕している」状態なため痛みのペナルティはない。
ただし感覚が強化されているため、一旦感覚が狂うと大変なことになる。
…が、剣心によって平衡感覚を狂わされた時は&bold(){[[狂った方の三半規管を引きちぎる>ピッコロ]]}という強引極まりない方法で無効化しようとした。[[・・・・すごい漢だ。]]
もっとも、それでも平衡感覚はある程度狂ったままだった。(しかし、それでも海を叩き割ったりしていた。ほんと[[なんなんだアンタ]])
//斎藤の「攻撃力は落ちそうではない」は「これ以上」という前置きが付いていたので、攻撃力そのものは落ちたはず
実力は非常に高く、二度に渡る戦いで[[剣心>緋村剣心]]の主立った攻め手を全て封殺したほど。
しかし最終的な能力を[[志々雄真実]]や[[瀬田宗次郎]]、[[四乃森蒼紫]]などとの詳細な比較がされていないため、
どれくらいの強さなのかがわかりにくかったり&color(red){*1}、手下もなんだかんだで小物ばかりである。
#region(縁の手下)
-暗器を専門に使う変態快楽殺人者
-時代を先取りしすぎたファッションに身を固めた、頭のかわいそうな脳筋
-どう見ても間違った方向にばかり肉体改造しまくった化物
-根は悪いヤツじゃないんだけど、完璧トチ狂ってて銃火器を乱射し一般人を巻き込みまくる隻腕巨人
-指1本につき200kgの荷重を支え、かつ10分の1mm単位の精密動作を必要とする人形を操る人形師。こいつだけは頭脳も実力も割とましなんだけど、覆面が取れてからがどうもヘタレっぽ。
-まるっきりガキだと、速攻で駄目出しを受けてる組織ナンバー2。実際に戦闘するのはこいつの手下4名だが、どいつもこいつも享楽に溺れてるだけの小物だと駄目出しされてて、いいとこなし。
#endregion
こういった点も、彼の不人気に拍車をかけているのかもしれない。
作者自身、単行本での「人誅編」のキャラクター紹介は上手く描ききれなかった自分の力量を悔いる発言が多く、
[[武装錬金>津村斗貴子]]では[[雪代姉弟のリボーンにあたるキャラ>プラトニックツインズ]]が登場している。
もっとも、リボーンキャラである早坂秋水はリボーン元の縁のどうしようもなさを省みると、
シスコンなのと悲惨な過去から姉共々[[人間をやめようとし>DIO]]、一時は狂気じみた一面を見せた事を除けば、
あり得ないほどまともかつ常識人な好青年だったが。&del(){影の薄さがネタにされてしまってたけど}。
&size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「貴様は咎人!もがけ!苦しめ!後悔しろ!姉さんの幸せを奪ったことを!」}}}}
***MUGENでは
[[トカティキ氏>ハルカ]]によって制作された雪代縁が存在する。
全部手書きで制作されており、独特のモーションを持った技もきっちり再現されている。
「狂経脈」も使用可能であり、相手の距離によってダメージが変動する仕様である。
もっとも、完全手書き故か、若干中間モーションが不足気味なのが欠点といえば欠点である。
また、放っておくと勝手に「姉さん…」とつぶやき始める。何というシスコン。
&nicovideo(sm738532)
&size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「人を殺めた罪は「死」という罰によってのみ償われる!だが死人に罰を下すすべはない!だから愛する者が代わりにそれを執行する!」}}}}
**出場大会
[[ 刀 トーナメント]]
&color(red){*1}:色々と彼の性能についてフォローしておくと、
[[志々雄>志々雄真実]]がどのような技かの検討を付けつつも結局破れなかった天翔龍閃の2撃目を、
(技の相性があるとはいえ)1撃目を1度見ただけの状態から破ってみせたり(尤も、これでも紙一重で、1撃目を見てなかったら相打ちだったらしい)、
//縁は剣心VS外印で天翔龍閃を見ている
「回避不可能技」である九頭龍閃を2度目には完全に受け止め、3度目には発動前にぶん殴ってみせたり、
(それ以前も、[[宗次郎>瀬田宗次郎]]が回避しているが、彼は縮地2歩前で避けており、受け止めてはいない)
狂経脈発動時に[[宗次郎>瀬田宗次郎]]の縮地より速い動きを見せたり(感情が乗っている状態の縮地は剣心も対応出来たが、狂経脈には対応出来なかった)、
[[二重の極み>キワミ]]並に原理が物理的におかしい疾空刀勢でリアルに空を飛んでみたり、
そもそも龍鳴閃なしでは剣心も勝てなかったり…
(左之助・蒼紫・斎藤もスピードで負けるので縁に勝てるかは怪しい面がある。作中の人物でガチでまともに戦えそうなのは志々雄か[[真の>真・豪鬼]][[比古>シャア専用ズゴック]][[清十郎>サザビー]]辺りか)
まあ要するに彼も彼で''ばっちり凄まじい奴''である。
ちなみに、[[左之助>キワミ]]と斎藤の見立てでは実力は志々雄>縁(狂経脈使用前でモロ手抜き時)だった。